WO1995018008A1 - Appareil servant a la fabrication d'une feuille de materiau d'amortissement comprenant des coussins d'air gonflables produits a la chaîne - Google Patents

Description

- - 膨張可能なユアバッ グを連設した緩衝材シー ト の製造装置 技 |Φ了 or野

本発明は膨張可能なヱ アバ ッ グからなる緩衝材 シー ト の製造方法に関する も の である。 背景技術

本発明者は、 これまで自封式弁を有する空気吹き込みチ ュ ーブを貫通させた、 個々 に仕切 られているエ アバッ グからなる緩衝材シー ト を開発 して きた （例えば 、 実願平 1 — 1 2 0 2 8 8号、 特願平 2 - 2 7 0 1 1 5 号、 特願平 2 - 4 1 0 5 7 7 号な ど） 。 これら従前の緩衝材シー ト は、 いずれも 自封式弁を備えた空気吹 き込みチ ュ ーブを先に製作し、 これをヱアバ ツ グの外袋形成用の 2 枚の広幅フ ィ ル ム の間に挟んで縦及び横方向に ヒ ー ト シールする こ と によ り製造していた。 すなわち吹き込みチ ューブの製造工程と 、 外袋製造工程との連続しなぃ少な く と も二段階の工程を経て製造されていた。 特に、 特願平 2 — 2 7 0 1 1 5 号及び 同 2 — 4 1 0 5 7 7 号に係る緩衝材シー ト は、 まず 2 枚の細幅フ ィ ル ム を台わせ てその両側縁を ヒ ー ト シ ー ル によ り封じ、 そ の際、 側緣の一方には非溶着部を自 封式弁と して残し、 又はそれに加えて内部にも多重的に自封式弁を ヒ ー ト シ ー ル によ り形成して吹き込みチュ ーブを単独に形成し、 ついで別の工程で外袋用の広 幅フ ィ ル ム の間に前記の吹き込みチ ュ ーブを挟んで縦横に ヒ ー ト シ ー ルを施すこ と によ り製造されていた。

吹き込みチ ュ ーブの製造には、 2 巻のロ ールか ら 2 枚のフ ィ ル ム を引 き出 して 広げ、 ヒ ー ト シ ー ルを行な ってチ ューブを形成するための ラ イ ンが必要であ り 、 相当な作業ス ペ ー ス を要する こ と に加え、 次工程に備えるため出来上がったチ ュ ーブを再びロー ル に巻き取る作業と、 これを一時蓄積 して置 く ス ペ ー ス を必要と する。 外袋の製造は、 同様に 2 巻のロールから 2 枚の外袋用フ ィ ル ムを繰り 出 し て広げる と共に、 上記のよ う に先に形成されている吹き込みチ ュー ブを引 き 出 し て 2 枚の外袋用フ ィ ル ム の間に挿入して同時に進行さ せ、 外袋用フ ィ ル ム の上か ら縦縁沿いに及び横断的に ヒ — ト シー ルをするので、 これまた広い作業ス ペ ー ス が必要であ る と共に、 吹き込みチ ューブの製造工程と の間で重複したス ペ ー ス の 占有、 重複 した余分な作業を行な っている という効率の悪さがあ る。

発明の開示

従っ て本発明は、 上記のよ う な緩衝材シー 卜 の製造における過剰な作業ス ぺー スを節約し、 重複した作業を排除する こ とを課題と してな された も ので 、 一段の 連続工程で従前と同等以上に高性能の膨張可能な自封式緩衝材 シー ト の製造装置 を提供 しょ う とする ものであ る。

また、 本発明は、 吹き込みチュ ーブが好適にポ リ エ チ レ ン フ ィ ル ム か ら作られ る場合、 余分な資材や手間を要さず、 む し ろ工程も資材も減ら して、 その熱収縮 の幣を解消する こ とを課題と してなされた ものであ る。

過剰なス ペー ス の節約のため、 本発明は吹き込みチ ブの形成と これを挟む 外袋 （個々 のヱ ァバ ッ グ） の形成とを同時連続した一体一連の ラ イ ンで行な う。 すなわち、 吹き込みチ ュ ーブ形成用の 2枚のフ ィ ムをそれぞれの ロールか ら引 き出す と同時に、 外袋 （エアバッ グ） 用フ ィ ルム 2枚をそれぞれの ロ ールか ら引 き 出 し、 チ ューブ用フ ィ ル ム の上下に位置固定の非溶着シー ト を介 して重ね、 チ ュ 一ブ用フ ィ ル ム と エアバッ グ用フ ィ ル ムを同時に進行させつつ、 第 1 金型によ つ てエ アバッ グ用フ ィ ル ム の上からチ ュ ーブ用フ イ ル ム の ヒー ト シ 一 を行な つ て自封式弁を備えた吹き込みチ ュ ーブを形成し、 続く 第 2 金型でエ アバ ッ グの両 側縦緣を ヒ ー ト シールする こ とによ り両側縁の閉 じた扁平筒体とする と共に、 こ の筒体の一側縁の中に吹き込みチ ューブの一側縁を挟んで同時に封着させ、 続く 第 3 金型で筒状ヱアバッ グの上か ら横断ヒー ト シ ー ルを好適に 2 本ずつ所定間隔 で形成 し、 こ う して個々 に仕切られた、 そ して中に空気吹き込みチ ュ ー ブが端か ら端まで貫通している多数連設ヱアバッ グを一段の工程で製造する ものであ る。 本発明の装置によれば、 吹き込みチ ューブはでき上がっ た時すでに外袋の中に 接合されてい'るから、 チ ューブだけを巻き取って回収 した り収納する余分な作業 は完全に省略される と共に、 そのよ う な作業のための ス ペ ー ス 、 収納のためのス ペース はま った く 不要と な り 、 さ らに、 吹き込みチ ュ ーブを外袋用 フ ィ ルムへ供 給する手間は最初にフ ィ ル ム と して供袷する一度だけでよいか ら、 重複 した作業 はな く な る。

本発明の装置は、 吹き込みチ ュ ー ブの製造と、 これを挟んで封着する連設エア バ ッ グの製造と を一連一体の製造ラ イ ン で連結して行な う から、 作業ス ペー ス の 節約、 作業工程の簡略化、 生産の効率化、 及びコ ス ト 低減化に寄与する こ とがで き る

また本発明の装置においては、 自封式弁形成時に非溶着性シー ト を吹き込みチ ュ 一 ブ と エ ア バ ッ グ フ ィ ルム と の間に挟むので、 非溶着 シ ー ト が熱緩和 シー ト の 働き も して吹き込みチ ューブの熱収縮が防止され寸法精度の高い緩衝材 シ一 ト を 製造でき る し、 非溶着性シー ト本来の作用効果と して、 自封式弁形成用の第 1 金 型でのエアバッ グフ ィ ル ム内面と吹き込みチューブ外面と の熱溶着を防止するた め に必要であ っ た非溶着性の印刷ィ ン ク を、 ヱアバッ グ フ ィ ル ム内面又は吹き込 みチュ ーブ外面に塗布する必要がな く 、 従ってこれら内外面を印刷ィ ン ク の付着 性を良 く するため に研磨によ る粗面加工も必要がな く な り 、 そ の分だけヱアバッ グフ ィ ル ムない し吹き込みチ ューブの強度を犠牲に しな く て もすむ。

図面の簡単な説明

図 1 は本発明の第 1 実施例の緩衝材シー ト製造装置の概略側面図。

図 2 は第 1 金型位置での各フ ィ ルム と非溶着シー ト の斜視図。

図 3 は図 2 の平面図。

図 4 はエ ア バ ッ グの成形開始か ら終了までを示すフ ィ ル ム の平面図。

図 5 は印刷ィ ン ク の塗布パ タ ー ンを示すフ ィ ル ム の平面図。

図 6 は膨張途中のエ アバッ グの断面図。

図 7 は膨張完了後のエ アバ ッ グの断面図。

図 8 は膨張 したユ ア バ ッ グの斜視図。

図 9 は本発明の第 2 実施例の緩衝材 シー ト製造装置の概略側面図。

図 1 0 は二倍幅の外袋フ ィ ル ムを用い、 エアバ ッ グ完成後に中間で分割可能に - - したエ アバッ グの平面図。

図 1 1 は二倍幅の外袋フ ィ ル ムを 2 つの フ ィ ル ム に分割する方法を示す概略斜 視図。 発明を実施するための最良の形態

本発明装置の好適実施例を図面に基づき説明する。 図 1 は、 本発明装置の概要 を示す側面図である。 上下に配置 した一対のロー ル 1 及びロー ル 2 から、 吹き込 みチ ュ ーブ形成用の細幅フ ィ ル ム f 1 と f 2 がそれぞれ水平に引 き 出される。 好 適に これら フ ィ ル ム f 1 、 ί 2 は ヒ ー ト シ ー ル温度が比較的低いポ リ エ チ レ ン製 である。 両フ イ ル ム f 1 、 f 2 はガイ ドロ 一ラ 5 で互いの両側縁を引 き揃え られ 、 1 枚に重な って進行する。 ロ ー ル 1 の上方にある ロ ー ル 3 と 、 ロ ー ル 2 の下方 にある ロー ル 4 力 らは、 エアバッ グ （外袋） 形成用の広幅フ ィ ル ム F 1 と F 2 が それぞれ引 き出される。 好適にこ れら フ ィ ル ム F l , F 2 は ヒ ー ト シ ー ル温度が 比較的高いナ イ ロ ン と ポ リ エ チ レ ン の ラ ミ ネ ー ト フ イ ル ム であ る。 フ イ ノレ ム f 1 、 f 2 、 F l 、 F 2 の材料にはポ リ エ チ レ ンテ レ フ タ レー ト （ P E T ) やポ リ プ ロ ピ レ ン （ P P ) な どの他の材料を採用する こ と も可能である。 一方の広幅フ ィ ル ム F 1 は水平に直接引 き出され、 他方の広幅フ ィ ル ム F 2 はガイ ドロ ー ラ 9 を 経由 して水平に弓 Iき出されている。 広幅フ ィ ル ム F l , F 2 の一側縁は、 これら フ ィ ル ム F l , F 2 間にある チ ュ ーブ用フ イ ノレ ム f l 、 f 2 の 一側縁に揃え られ る。 これら フ イ ノレ ム F l 、 F 2、 f l 、 ί 2 は図では少し離 して示 してあるが、 ガイ ド ロ ー ラ 9 以後は 4 枚のフ ィ ル ム が 1 つに重な って図 1 で左方へ進行する。 フ ィ ル ム の進行方向前方に、 第 1 〜第 3 作業ス テ 一 シ ョ ン S 1 〜 S 3 が順番に 配設さ れてい る。 第 1 作業ス テ一 シ ョ ン S 1 は吹き込みチ ュ ー ブに自封式弁を ヒ ― ト シ ー ル形成 し、 第 2 作業ス テ 一 シ ョ ン S 2 はヱ アバッ グの両側緣を縦方向に ヒ ー ト シ ー ル し 、 第 3 作業ス テ ー シ ョ ン S 3 はエ アバ ッ グを横断方向に所定間隔 で ヒ ー ト シー.ルする ものであ る。

詳 し く は、 第 1 作業ス テ 一 シ ョ ン S 1 には、 チ ューブ用フ ィ ル ム f 1 、 f 2 に - - 自封式弁を形成する ための第 1 ヒ ー ト シー ル装置 ⁶ が配置されて い る。 第 1 ヒ ー ト シ 一 ル装置 6 の上方部材 6 a の下面には、 吹き込みチ ュ ーブに形成すべき 自封 式弁の所定パタ ー ンを有する第 1 金型 6 c が取付け られ、 上方部材 6 a が下方受 け部材 6 b に対 し間欠的に上下作動されて、 エアバッ グ用フ ィ ル ム F 1 の上から チ ューブフ ィ ル ム f 1 、 f 2 に所定ノ、。夕一 ン の ヒ 一 ト シ一ノレを形成する よ う に構 成されている。 自封式弁の所定パター ンは、 詳し く は互いに平行を成す複数本の 凸条パタ ー ンであ っ て、 各凸条には位置を違えて通気部形成用の切欠き が形成さ れてい る。 これによ り 、 チ ュ ーブフ ィ ルム ί 1 、 f 2 間に蛇行 した空気通路が形 成される。

上方部材 6 a と下方受け部材 6 b との間であっ て、 吹き込みチ ュ ーブ用フ ィ ル ム ί 1 と外袋用フ ィ ル ム F 1 との間、 及び吹き込みチ ュ ー ブ用フ ィ ル ム ί 2 と外 袋用フ ィ ル ム F 2 との間には、 それぞれ非溶着性シ ー ト Τ 1 , Τ 2 が固定的に配 設されている。 これら非溶着性シー ト T l , Τ 2 は好ま し く は薄いテ フ ロ ン シー 卜 であ っ て、 少な く と も フ ィ ル ム f 1 , f 2 の幅を有 し、 長さ は上方部材 6 a 又 は下方受け部材 6 b の長さを有する。 そ して非溶着性シー ト T l , T 2 の上流側 端部が水平バー 1 0 にて支持され、 下流側端部はフ ィ ル ム ί 1 , f 2 , F 1 , F 2 の流れに任せて自由にされている。

第 2 作業ス テー シ ョ ン S 2 には、 エ アバ ッ グの両側縁を ヒ ー ト シールする ため の第 2 ヒ ー ト シ 一ル装匱 7 が配設されている。 こ の第 2 ヒ ー ト シ 一 ル装置 7 は上 下動可能な上方部材 7 a と下方受け部材 7 b とか ら成り 、 上方部材 7 a の下面に エ アバ ッ グ両側縁を ヒ一 ト シ ー ルする平行な 2本の凸条を有す る第 2 金型 7 じ が 取付け られてい る。

第 3 作業ス テ ー シ ョ ン S 3 には、 エアバッ グを横断方向に所定間隔で ヒ ー ト シ ー ルするための第 3 ヒ ー ト シ ー ル装置 8 が配設されている。 こ の第 3 ヒ ー ト シー ル装置 8 は上下動可能な上方部材 8 a と下方受け部材 8 b とか ら成り 、 上方部材 8 a の下面にヱアバ ッ グを横断方向に ヒ 一 ト シー ルする 1 本の凸条を有する第 3 金型 8 c が取付け られている。

ロ ー ル 1 , 2 と ロ ー ル 5 と の間には、 フ ィ ルム ί 1 又は ί 2 の内面に非溶着性 - - 塗料を塗布する塗布装置 （図示せず） が配設されている。 こ の塗布装置は第 3 作 業ス テ ー シ ョ ン S 3 においてエ ア バ ッ グを横断ヒ ー 卜 シー ルす る際に吹き込みチ ュ 一ブ 1 6 の主幹路 2 8 まで閉塞される のを防止するための も ので、 図 5 に細長 い斜線領域で示すよ う に、 エ アチ ュ ー ブの長手方向に連铳的に塗布する よ う に構 成されている。 非溶着性塗料ない しイ ン ク と しては、 例えばワ ニ ス やペ イ ン ト な どが好適であ り 、 これら塗料は乾燥した時に平滑面を呈するので、 後に主幹路 2 8 に空気を吹き込む時の抵抗が少な く なっ て好ま しい。

次に第 1 〜第 3 作業ス テ ー シ ョ ン S 1 〜 S 3 で の処理内容を順を追っ て説明す る。 図 4 は、 4枚のフ ィ ル ム f l , f 2 , F 1 , F 2 が各作業ス テ ー シ ョ ン S I 、 S 2 、 S 3 で受ける処理と、 それによ つて形成される各 ヒ ー ト シ ー ルを一連の フ イ ル ム上に表わ した ものである。 図の右端に吹き込みチ ューブ用フ ィ ル ム f 1 と f 2 が明示のためエアバッ グ用フ ィ ソレ ム F 1 か ら少し突出 して描かれている。 これら フ イ ノレ ム ί 1 、 f 2 の上に重ね られたエアバッ グ用フ ィ ル ム F 1 の上力 iら ス テ 一 シ ョ ン S 1 で所要の自封式弁のパタ ー ン力； ヒ ー ト シ ー ル成形される。 こ の パター ン の—例は、 図 3 を参照して説明する と、 まず、 引 き揃え られた一側縁の 反対緣に所定長さの通気部 （間欠部） が形成された不連続の第 1 シ ー ル 2 0 を含 み、 これによ り非溶着部すなわち第 1 自封式弁 2 1 が残される。 それよ り 内側に 第 2 シ ー ル 2 2 が同 じ く 非溶着部である第 2 自封式弁 2 3 を残して形成され、 さ ら に第 3 シ ー ル 2 4 が第 3 自封式弁 2 5 を残して形成され、 第 4 シ ー ル 2 6 が第 4 自封式弁 2 7 を残 して形成される。 4 つ の自封式弁 2 1 , 2 3 , 2 5 , 2 7 は 互いに重な らないよ う に、 すなわち主幹路 2 8 と な る領域から第 1 自封式弁 2 1 へ至る経路が迷路状となるよ う に形成する こ とが、 後に膨張させた時の自封作用 を強め る ので好適である。 また、 第 1 シ ー ル 2 0 以外の シ ー ルは図示の例では第 2 〜第 4 シ ー ル 2 2 、 2 4 、 2 6 の 3 条を示してあるが、 これに限定される もの でな く 、 必要に応じ 1 条又は 2 条でも よい し、 或いは 4条又はそれ以上の シ ー ル を形成する こ と もで き る。

なお、 図示の例では第 1 シ ー ル 2 0 の反対側すなわち外袋用フ ィ ル ム F 1 と引 き揃え られてい る一側縁には、 第 1 作業ス テー シ ョ ン S 1 で側縁シールを形成し ない ものと して示 してあるが、 場合によ り 金型部材 6 c に金型 7 c の ヒ ー ト シ 一 ルパタ ー ンを重ね、 第 1 作業ス テ — シ ョ ン s 1 において第 ² 作業ス テ ー シ ョ ン S

2 の作業内容を同時に行な う こ と も可能である。 この場合第 2 作業ス テ 一 シ ョ ン S 2 を廃止できて工程が短縮化される。

第 2 作業ス テ 一 シ ョ ン S 2 で は 、 両側縁に第 1 縦ヒ ー ト シ ー ル 3 1 と第 2 縦ヒ 一 ト シ 一 ル 3 2 が形成される。 こ れに よ り エアノ、 - ッ グ用フ ィ ル ム F 1 、 F 2 は筒 状に閉 じ られる と共に、 第 1 縦 ヒ ー ト シ ー ル 3 1 の中に吹き込みチ ューブ 1 6 の 一側縁を挟み込み封着する。 吹き込みチュ ーブ 1 6 は、 主幹路 2 8 以外に、 迷路 状の部分も長さ方向に連通しているが、 基本的形状は こ こ で出来上がる。 すなわ ち エアバッ グ （外袋） の一部形成 （縦 ヒー ト シ ー ル） と同時に吹き込みチュ ーブ

1 6 が出来上がる のであ り、 作業工程や作業量の節約のほか、 作業ス ペー ス が大 幅に省約される。

第 3 作業ス テ 一 シ ョ ンでは、 一体化された筒状エアバッ グ F 1 、 F 2 と吹き込 みチ ュ ーブ 1 6 に所定間隔 L ごと に橫 ヒ一 ト シ一 ル 3 3 、 3 4 が形成される。 横 ヒ ー ト シ ー ル形成の熱と圧は、 チ ューブ用フ イ ル ム ί 1 、 f 2 の内部に も及んで 、 チ ューブ用フ ィ ルムは前記のよ う に予め非溶着処理 3 8 を してあ る主幹路 2 8 以外では互いに溶着 して閉じ る。 従っ て、 形成された個々 のエ アバ ッ グ 1 5 は、 吹き込みチ ューブ 1 6 の主幹路 2 8 が多数エアバッ グ 1 5 を貫通して開通 してい る以外は、 エアバッ グ 1 5 の中でも吹き込みチュ ーブ 1 6 の中でも個々 に仕切ら れ隔離される。 これは主幹路 2 8 から吹き込まれる空気を個々 のエ アバ ッ グ 1 5 に集中的に充塡させるのに有益であ り 、 ま た膨ら ませた個々 のエ アバッ グ 1 5 の いずれかが破れたよ う な場合でも、 他のエ アバッ グ 1 5 か らの連鎖的な空気の漏 出を防止するために必要でもあ る。

横 ヒ ー ト シ ー ル 3 3 , 3 4 は所定間隔 L ごとに 1 本でも よいが、 多数連設エア バ ッ グの個々 を後に切り離して使用する こ とがあ る ので、 一対の シ ー ル 3 3 、 3 4 と し、 両シ ー ル 3 3 , 3 4 間につな ぎ部分 4 0 を残 してお く のがよい。 なおェ アバッ グ 1 5 の長さ L は用途に応じて任意に定める こ とがで き る。

図 6 と図 7 は、 本発明の方法によ り製造されたヱ アバッ グに空気を吹き込む時 一一 の作用と、 吹き込み後の自封作用を説明する略示的断面図であ る。 吹き込みチ ュ ーブ 1 6 の一端からエア コ ンプレ ッ サ などによ り 空気を吹き込むと 、 図 7 に示す よ う に主幹路 2 8 が膨らみ、 自封式弁 2 7 を拡開 して空気を送 り込むので迷路状 の通路を膨らま せて次々 に自封式弁 2 5 , 2 3 を開き、 第 1 シ ー ル 2 0 の自封式 弁 2 1 か ら エアバッ グ 1 5 内へ空気 a が流入する。 なお、 図 6 では便宜的に自封 式弁 2 7 , 2 5 , 2 3 , 2 1 が直列をな している よ う に描いてあるが、 実際は図 3 、 図 4 に示すよ う に非直列に並んでいる。

エアバッ グ 1 5 が所要程度に膨らんだと こ ろで吹き込み圧を止める と 、 図 7 に 示すよ う にエアバッ グ 1 5 内の空気圧 A によ り吹き込みチ ューブ 1 6 は押 し潰さ れ、 自封式弁 2 1 , 2 3 , 2 5 , 2 7 も、 それらの間の迷路もそ して主幹路 2 8 も平らに潰れてエアパッ グ 1 5 からの空気の漏出を遮断する。

図 8 は空気を吹き込まれ独立的に膨張を維持している数個のヱ アバッ グ 1 5 の 外観を示す。 個々 のエアバッ グ 1 5 は、 膨張後は吹き込みチ ュ ーブ 1 6 の自封作 用によ り主幹路 2 8 も閉 じ られる力 ら、 縦シ一 ル 3 1 , 3 2 と横シ ー ル 3 3 , 3 4 とで仕切られたそれぞれ独立の膨張体と なる。 従っ て、 例えば緩衝材と して容 器内の物品の空隙に挿置 した時、 どれか 1 個が破れる よ う な こ とがあ っ て も、 他 の膨張ヱ ァバッ グ 1 5 は影響を受ける こ と な く独立に膨張を維持し得る。 通常本 発明の緩衝材シー には扁平のま 、物品と容器との間の空隙などへ挿入され、 それ か ら空気を吹き込んで膨張させるのが便利であるが、 その場合でも各個のエアバ- ッ グ 1 5 の独立性が有利に働 く 。 すなわち、 空隙の大きい所に位置する エアバッ グは大き く 膨らみ、 小さ い所に位置するエ アバッ グは小さ く 膨らみ、 いわば空隙 の大き さ に応じて独立にそれぞれの限度ま で膨張 し、 その膨張を維持する こ とが で き る。

同様に、 膨らんで連接 している エアバッ グ 1 5 どう しの間のつな ぎ部分 4 0 を 例えば図 8 で線 C のよ う に切断したと して も、 その両側のヱアバッ グは何ら影響 を受ける こ とな く 膨らんだま ま にでき る。

以上、 本発明の一実施例につき説明 したが、 本発明は前記実施例に限定さ る こ と な く 種々 の変形が可能であ って、 例えば図 9 に示すよ う にエアバ ッ グ用のフ ィ - - ル ム F l , F 2 を第 1 作業ス テ ー シ ョ ン S I を通さずに、 3 つのガイ ド ロー ラ 4 2 , 4 3 , 4 4 に巻き掛けて第 2 作業ス テ ー シ ョ ン S 2 の ヒ ー ト シ ー ル装置 7 に 直接導入する よ う に して も よ い。 こ の場台は第 1 作業ス テー シ ョ ン S 1 での外袋 フ イ ル ム F 1 , F 2 と吹き込みチ ュ ーブ 1 6 との溶着防止対策であ る非溶着性シ ー ト T l ， T 2 を廃止する こ とができ る。

ま た、 自封式弁は前述 した第 1 金型 6 c がーつでは一種類しか形成できないが 、 切り欠きのない連続した複数本の加熱用凸条を有する第 1 金型 （図示せず） を 汎用的に使用する一方、 図 5 のよ う に、 細幅フ ィ ル ム ί 1 又は f 2 の一方の内面 におけ る前記凸条の当接部位と対応する位置に、 凸条当接部位を横断する よ う に 、 所用箇所に非溶着性塗料 4 5 を塗布する よ う に して もよい。 こ の場合、 第 1 金 型は変更せずに、 非溶着性塗料 4 5 の塗布パター ンを変更する だけで異なる位置 に異な る大き さ の自封式弁を形成する こ とができ 、 ヱ アバッ グの型式変更を低コ ス 卜 で実現でき る。

また図 1 0 に示すよ う に、 やや広めの外袋フ ィ ル ム F l ， F 2 を使用する と共 に、 吹き込みチ ュ ーブ 1 6 を外袋フ イ ル ム F l , F 2 の中間に配置 し、 吹き込み チ ュー ブ 1 6 の中心部に沿っ て ヒ ー ト シー ル し 、 こ の ヒ ー ト シ ー ル の両側に平行 ヒ ー ト シー ルで複数の自封式弁を形成する こ と も可能であ る。 ヒ ー ト シ ー ル 4 7 の中心部 4 8 は第 3 作業ス テ 一 シ ョ ン S 3 の後で必要に応 じて力 ッ タ ー等で切断 する。 こ れによ り エアバッ グ 1 5 の生産量を倍増する こ と がで き る し、 エアバッ グのサイ ズ品種も増やせる。 外袋フ ィ ルム F l , F 2 の中に配置する吹き込みチ ュ 一ブ 1 6 は図 1 0 のよ う に 1 本でも よいが、 2 本以上とする こ と も可能であ り 、 その場台は生産効率が 3 倍ない しそれ以上とな る。 またサイ ズ品種も それだけ 拡大する。

また図 1 ない し図 9 では外袋フ ィ ル ム F 1 , F 2 を巻回 した 2本のロ ー ル 3 , ⁴ を使用 したが、 図 1 1 に示すよ う に これら ロール ³ , 4 を 1 本の さ らに広幅の 広幅ロ ー ル 5 0 に置き換え、 こ の 口 一 ノレ 5 0 から繰り 出す広幅フ ィ ル ム F 3 (幅 半分の一方に区別のため横断線 Xを入れている。 ） を ト ラ イ ア ングルフ レ ー ム 5 1 を経由させた後、 ト ラ イ ア ン グル フ レ ー ム 5 2 , 5 3 の中間のカ ツ タ 5 8 (位 置のみ示し詳細は図示せず。 ） でその中間部をカ ツ ト して外袋フ ィ ル ム F 1 と F 2 に分割し、 これら外袋フ ィ ル ム F 1 , F 2 をさ らに複数のガイ ド ロ ー ル 5 4 ~ 5 7 に巻き掛けて第 1 作業ス テー シ ョ ン S 1 に供袷する こ と も可能であ る。 この 構成は細幅フ ィ ル ム に も同様に適用可能である。 従っ て特許請求の範囲の紬幅フ ィ ルム供給手段ない し広幅フ ィ ル ム供袷手段は こ の よ う に広義に解される べ き で ある。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 個々 に仕切 られ、 内部を吹き込みチ ューブが貫通 している、 膨張可能で平時 は扁平な、 多数：!：ァバッ グを連設 して成る緩衝材 シー ト を製造する装置であ って

( a ) 吹き込みチ ューブ形成用の 2 枚の細幅フ イ ル ムを互いの両側縁を引 き揃 えた状態で供給する細幅フ ィ ル ム供給手段と、

( b ) 前記細幅フ ィ ル ム の上下両面にヱアバッ グ用フ ィ ル ム を そ の一側緣を細 幅フ ィ ル ム の一側緣に揃えて供給する広幅フ イ ル ム供給手段と、

( c ) 前記細幅フ イ ル ム及び広幅フ イ ル ム の供給通路に沿っ て上流側から順次 配設された、

( i ) 前記吹き込みチ ュ ーブに、 多数のエアバッ グを連続的に貫通する吹き 込み用の主幹路と、 該主幹路と各エアバッ グ内部との間に位置する 自封式弁とを ヒ — ト シー ルにて形成する第 1 金型と、

( i i ) エアバッ グの両側緣を、 縦方向に ヒ ー ト シー ルする第 2 金型と、 ( i i i ) エアバッ グを横断方向に所定間隔でヒ ー ト シー ルする第 3 金型と、 ( d ) 前記第 1 金型位置において細幅フ ィ ルム と広幅フ ィ ル ム と の間に挿入さ れた非溶着性シー ト と 、

( e ) 前記細幅フ ィ ル ム供袷手段と第 1 金型との間に配設され、 細幅フ ィイ ノレレ ム の少な く と も一方の主幹路に対応する内表面に、 前記第 3 金型によ る ヒ ー 卜 プレ ス によ っ て主幹路が閉塞されないよ う に非溶着性塗料を塗布する手段と を具備備 し た こ と を特徴とする、 膨張可能な多数ヱァバッ グを連設して成る緩衝材 シー ト を 製造する装置。

2 . 個々 に仕切られ、 内部を吹き込みチュ ーブが貫通 している、 膨張可能で平時 は扁平な、 多数ヱァバ ッ グを連設して成る緩衝材シー ト を製造する装置であ って

( a ) 吹き込みチ ューブ形成用の 2 枚の細幅フ イ ル ムを互いの両側縁を引 き揃 えた状態で供給する細幅フ ィ ル ム供給手段と、 ( b ) 前記細幅フ ィ ル ム の上下両面にエアバッ グ用フ ィ ル ム を そ の一側縁を細 幅フ ィ ル ムの一側縁に揃えて供袷する広幅フ イ ル ム供給手段と、

( c ) 前記広幅フ ィ ル ムが合流する前の前記細幅フ ィ ル ム の供袷通路の途中に 配設され、

( i )前記細幅フ ィ ル ム で構成される吹き込みチ ュ ーブに、 多数のエ アバ ッ グ を貫通する吹き込み用の連続した主幹路と、 該主幹路と各エ アバッ グ内部と の間 に位置する 自封式弁とを ヒ ー ト シ ー ル にて形成する第 1 金型と、

前記紬幅フ ィ ル ム及び広幅フ ィ ル ム が合流して供袷される通路に沿っ て上流側 か ら順次配設された、

( i i ) エ ア バ ッ グの両側縁を、 縦方向に ヒ ー ト シ ー ルする第 2 金型、 及び ( i i i )エ アバ ッ グを横断方向に所定間隔で ヒ 一 ト シー ルする第 3 金型と 、 ( d ) 前記細幅フ ィ ル ム供給手段と第 1 金型との間に配設され、 細幅フ ィ ル ム の少な く と も一方の主幹路に対応する内表面に、 前記第 3 金型によ る ヒ ー ト プ レ ス によ っ て主幹路が閉塞されないよ う に非溶着性塗料を塗布する手段とを具備 し た こ と を特徴とする 、 膨張可能な多数ヱアバッ グを連設して成る緩衝材シー ト を 製造する装置。

3 . 前記蛇行状の自封式弁を、 不連続通気部を有する互いに平行な複数本の ヒ ー ト シー ル ⁰ター ンで構成し、 該ヒ一 ト シー ル 、'タ ー ンは、

互いに平行でそれぞれが連続した複数本の加熱用凸条を有する第 1 金型と、 前記細幅フ ィ ル ム の一方の内面における前記凸条の当接部位と対応する位置に

、 前記凸条当接部位を横断する よ う に非溶着性塗料を塗布する手段とで形成する よ う に した請求項 1 又は 2 に記載の緩衝材 シ一 ト を製造する装置。

4 . 前記非溶着性シー ト がテ フ 口 ン で構成されて成る請求項 1 記載の緩衝材シ一 ト を製造する装置。

5 . 前記吹き込みチ ューブ形成用フ ィ ル ムはポ リ エ チ レ ン製で、 ヱ ァ バ ッ グ形成 用フ ィ ルム はナ イ ロ ン と ポ リ エ チ レ ン の ラ ミ ネ 一 ト フ イ ル ム製であ る請求項 1 に 記載の装置。