JP4802518B2 - 立体袋とその製造方法及び装置 - Google Patents

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本発明は、立体袋とその製造方法及び装置に関する。
従来、袋を立体的に形成するには、袋の前後壁を構成するシート間にマチ(襠)片を挿入したり、袋本体を作る素材シートを折り返してマチを形成したりしている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平1−14103号公報
従来の立体袋はマチ片を別途用意してシート間に挿入したり、シートを折り返してマチを形成したりするので、袋の部品点数を多く必要とし、袋の構造も複雑化し、高価となる。また、製造工程も煩雑になり、製造装置も専用機が必要になる。
従って、本発明は上記問題点を解決する立体袋とその製造方法及び装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、前後壁シート(6,7)が重ね合わされ、この前後壁シート(6,7)の三辺が閉じられた扁平な袋体(1a,1b,1c,1d)が膨らんだ状態に置かれることで、袋体(1a,1b,1c,1d)の両側と底に夫々縦マチ(襠)部(8,9)と底マチ部(10)が形成され、縦マチ部(8,9)と底マチ部(10)との略三角形の交差箇所(12,13)がシールされ、このシールされた交差箇所(12,13)がシール線(12a,13a)を残して切除されることにより底マチ部が略矩形とされ、マチ部が形成されることなく重なり合った前後壁シートの残りの一辺が上記袋体の開口部とされ、この一辺にジッパー(2)が取り付けられ袋体(1a,1b,1c,1d)の底マチ部の四隅から袋体の胴の途中へと上方向に伸びる癖折線(14)が前後壁シート(6,7)に形成された立体袋(1)を採用する。
また、請求項2に係る発明は、前後壁シートの連続体を重ね、袋体の開口部とするべき一辺に平行に走行させながら、上記前後壁シートの連続体の間にジッパーの連続体を上記一辺に平行に挿入して前後壁シートの上記開口部に対応する箇所に熱プレスする工程と、上記ジッパーを熱プレスした後に上記前後壁シート内に形成されるべき上記袋体の底辺及び左右辺を熱プレスする工程と、上記袋体(1a,1d)の底辺から袋体の胴の中途へと上方向に伸びる癖折線(14)を前後壁シート(6,7)に形成する癖折線形成工程と、上記前後壁シートの連続体とジッパーの連続体とを切断して三辺が閉じられ一辺の開口部にジッパー(2)が取り付けられた扁平な袋体を形成する工程とからなる袋体の製袋工程と上記扁平な袋体(1a,1d)を、開口部から膨らませて袋体(1a,1d)の両側と底に夫々縦マチ(襠)部(8,9)と底マチ部(10)を形成するマチ形成工程と、膨らんだ袋体(1a,1d)における縦マチ部(8,9)と底マチ部(10)との略三角形の交差箇所(12,13)をシールするシール工程と、シールされた交差箇所(12,13)をシール線(12a,13a)が残るように切除する切除工程とからなる袋体から立体袋を得る工程とを包含してなる立体袋の製造方法を採用する。
また、請求項3に係る発明は、前後壁シートの連続体を重ね、袋体の開口部とされるべき一辺に平行に走行させながら、上記前後壁シートの連続体の間にガイド板と共に挿入されるジッパーの連続体をガイド板によって上記一辺に平行に案内しつつ、前後壁シートの上記開口部に対応する箇所に熱プレスするジッパー取付手段と、上記ジッパーが取り付けられた前後壁シート内に形成されるべき上記袋体の底辺及び左右辺を熱プレスする手段と、上記袋体の底辺から袋体の胴の中途へと上方向に伸びる癖折線を前後壁シートにプレス成形する癖折線形成手段と、上記前後壁シートの連続体とジッパーの連続体とを切断して三辺が閉じられ一辺の開口部にジッパーが取り付けられた扁平な袋体とする切断手段とを有する袋体の製袋装置と上記扁平な袋体(1a,1d)を開口部から膨らませて袋体(1a,1d)の両側と底に夫々縦マチ部(8,9)と底マチ部(10)を形成するマチ形成手段(44)と、膨らんだ袋体(1a,1d)における縦マチ部(8,9)と底マチ部(10)との略三角形の交差箇所(12,13)をシールするシール手段(42)と、シールされた交差箇所(12,13)をシール線(12a,13a)が残るように切除する切除手段(43)とを有する袋体から立体袋を得る装置とを包含してなる立体袋の製造装置を採用する。
請求項1に係る発明によれば、扁平な袋体(1a,1b,1c,1d)を立体化して容量を大きくすることができ、また、袋体(1a,1b,1c,1d)を自立させることができる。
また、請求項1に係る発明によれば、袋体(1a,1b,1c,1d)の底マチの四隅から袋体の胴の途中へと上方向に伸びる癖折線(14)が前後壁シート(6,7)に形成された立体袋(1)であるから、袋体(1a,1b,1c,1d)の自立性を高めることができる。
また、請求項1に係る発明によれば、袋体(1a,1b,1c,1d)の開放された一辺にジッパー(2)が取り付けられた立体袋(1)であるから、袋体(1a,1b,1c,1d)に再封性を与え、内容物(11)の小出し使用を可能にすることができる。また、袋体(1a,1b,1c,1d)の底部が立体的であるのに対し開口部がジッパー(2)によって腰を与えられ広口となるので、内容物(11)を取り出しやすくすることができる。
請求項2に係る発明によれば、袋(1a)を立体化してその容量を大きくすることができ、また、袋体(1a)の自立を可能にすることができる。また、従来のようなマチ片をシート間に挿入するがごとき操作を必要とせず、単に扁平な袋体(1a)を基にして作ることができるので、立体袋(1)を簡易かつ低廉に製造することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、袋(1a)の底部から上方向に伸びる癖折線(14)を前後壁シート(6,7)に形成する癖折線形成工程を包含する立体袋の製造方法であるから、自立性に優れた立体袋(1)を製造することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、袋(1a)が扁平なときに癖折線(14)を入れることができ、立体袋の製造工程が簡易化される。
また、請求項2に係る発明によれば、袋体(1a)の開放された一辺にジッパー(2)を取り付けるジッパー取付工程を包含する立体袋の製造方法であるから、再封可能な立体袋(1)を製造することができる。
請求項3に係る発明によれば、立体袋(1)を簡易に製造することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、袋(1a)の底部から袋体の胴の途中へと上方向に伸びる癖折線(14)を前後壁シート(6,7)に形成する癖折線形成手段(27)を包含する立体袋の製造装置であるから、自立性に優れた立体袋(1)を製造することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、癖折線形成手段(27)が袋体(1a)の製袋装置内に組み込まれた立体袋の製造装置であるから、袋体(1a)が扁平なときに癖折線(14)を入れることができ、自立性に優れた立体袋(1)を簡易に製造することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に示す立体袋1は、図2(A)に示す扁平な袋体1aに対し後述する各種処理を施すことにより形成される。
図2(A)に示すように、扁平な袋体1aは、樹脂フィルム等からなる前後壁シート6,7の左右辺と底辺の三辺をヒートシールすることにより形成され、開口部となる天辺にはジッパー2がヒートシールにより取り付けられている。符号3,4は左右辺の縦シール部を示し、符号5は底辺の底シール部を示す。天辺は開放しておくこともできる。ジッパー2は公知の構造であるから、詳細な説明は省略するが、図5に示すように、樹脂フィルムでできた二条のテープ2a,2bの対向面上に凸条2cと凹条2dをそれぞれ形成し、凸条2cを凹条2d内に係脱自在に嵌め込んでなるものである。
図1に示すように、この立体袋1は上記扁平な図2(A)の袋体1aを膨らませることにより得られ、その両側と底に夫々縦マチ(襠)部8,9と底マチ部10を備える。両縦マチ部8,9と両縦マチ部8,9間の前後壁とが、この立体袋1の胴を形成し、底マチ部10がこの立体袋1の底壁を形成する。このように、扁平な袋体1aが立体化されることにより、袋の容量の増大化が図られる。図中符号11は内容物を示す。また、上述したように、袋体1aの開口部にジッパー2を設けた場合は、袋体1aの底部が立体的であるのに対し開口部がジッパー2によって腰を与えられ広口となるので、内容物11を取り出しやすくなる。
上記扁平な袋体1aを膨らませることにより、図8(B)に示すように、立体袋1の底部の両側から縦マチ部8,9と底マチ部10との略三角形に折り畳まれた交差箇所12,13が突出するが、この交差箇所12,13がヒートシール等によりシールされる。また、このシールされた略三角形の交差箇所12,13がシール線12a,13aを残すように切除される。
また、図1に示すように、縦マチ部8,9を他の箇所から区画するように必要に応じて癖折線14が前後壁シート6,7上に形成される。癖折線14は底マチ部10の四隅から袋の胴上を上方向に伸びる。図示例では癖折線14が胴の途中で止まっている。また、底マチ部10の四隅に対応する箇所のみならず他の箇所にも付加することも可能である。このように癖折線14が前後壁シート6,7に形成されたことから、袋体1aの立体化が促進され、立体袋1としての自立性が高められ、内容物11を含んだ状態で起立状態を保持しやすくなる。癖折線14は加熱バーを前後壁シート6,7に押し付けたり、型材でプレスしたり、前後壁シート6,7を癖折りしたりすることにより形成することができる。
この立体袋1の製袋後、ジッパー2が開けられ開口部から内容物11が充填され、ジッパー2に沿った前後壁シート6,7の上縁がヒートシールされる。これにより、立体袋1が密封され、販売等に付される。消費者は立体袋1を開封し、ジッパー2を開いて内容物11を取り出すことができ、その後ジッパー2を閉じることにより立体袋1を再度密封することができる。
次に、上記構成の立体袋の製造方法及び装置について説明する。
最初に立体袋1の元となる扁平な袋体1aを製造する方法及び装置について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、前後壁シート6,7の各巻取りロール6a,7aから各シートの連続体がガイドローラ15に案内されつつ繰り出され、引出ローラ8により上下に重ね合わされて一方向に連続的に送られる。重ね合わされた前後壁シート6,7は複数本のガイドローラ16,17とガイドローラ16,17間に設けられるダンサーローラ18とにより下流側に送り出される。ダンサーローラ18は上下に揺動運動することにより重なった前後壁シート6,7を袋体1aの幅分を一ピッチとして一ピッチずつ間欠的に送り出す。前後壁シート6,7は袋体1aを二列で作りうる幅分で送られる。
間欠送りされる前後壁シート6,7の流れ方向には、ジッパー装着部19、第一の中間駆動ローラ20、底辺熱プレス部21、底辺冷却部22、ジッパーポイント熱プレス部23、第二の中間駆動ローラ24、左右辺熱プレス部25、左右辺冷却部26、癖折線刻設部27、カッター28、第三の中間駆動ローラ29、断裁部30が順に又は重なるように設置される。
第一ないし第三の中間駆動ローラ20,24,29は、前後壁シート6,7の流れ方向に所定の間隔で配置され、同じ周速度で間欠回転し、上下に重なった前後壁シート6,7を一ピッチずつ一方向に搬送する。
ジッパー装着部19は、ジッパー2の連続体を夫々巻き取ったリール2eと、リール2eから繰り出されるジッパー2を前後壁シート6,7の走行方向に案内するガイド板31と、ジッパー2を前後壁シート6,7に溶着するジッパー取付用プレス盤32a,32bと、ジッパー取付用プレス盤32a,32bによる加熱部分を冷却するジッパー冷却盤33a,33bとを具備する。
ガイド板31は、前後壁シート6,7の間に挟まれる表面が平滑な板材であり、図4に示すように、この板材の上流側に二つのジッパー導入孔31aが形成され、各ジッパー導入孔31aから下流側の端縁に向って案内溝31bが伸びている。ジッパー2は各リール2eから繰り出され、前後壁シート6,7の両側縁から両シート6,7間に挿入された後各導入孔31aから各案内溝31bへと挿入され、図5に示すように、各案内溝31bの両縁がジッパー2の二条のテープ2a,2b間に差し込まれることでガイド板31に保持される。
ジッパー取付用プレス盤32a,32bは、図3に示すように、ガイド板31の各案内溝31b上に配置され、図5に示すように、前後壁シート6,7を上下から挟むように対向配置される。各ジッパー取付用プレス盤32a,32bの内部には電気ヒータ34が埋設される。上下のジッパー取付用プレス盤32a,32bは前後壁シート6,7が停止する都度、ガイド板31の表裏に対して移動し、ジッパー2のテープ2a,2bを前後壁シート6,7に熱プレスする。これにより、二条のテープ2a,2bはテープ2a,2b同士が溶着することなく上下の前後壁シート6,7に溶着する。
なお、この実施の形態ではジッパー取付用プレス盤32a,32bは二ピッチ分の長さに形成され、このためジッパー2のテープ2a,2bは前後壁シート6,7に二度ずつ溶着される。
ジッパー冷却盤33a,33bは、ジッパー取付用プレス盤32a,32bと略同様なブロック体であるが、内部には電気ヒータ34に代えて冷却水の通路(図示せず)が形成される。上下のジッパー冷却盤33a,33bは前後壁シート6,7が停止する都度、ガイド板31の表裏に対して移動し、ジッパー取付用プレス盤32a,32bにより加熱されたジッパー2を冷却する。
ジッパー2を取り付けられた前後壁シート6,7は、図3に示すように、第一の中間駆動ローラ20によって底辺熱プレス部21へと搬送される。底辺熱プレス部21は前後壁シート6,7の流れ方向に沿って伸びるプレス盤35a,35bを備える。このプレス盤35a,35bも、前後壁シート6,7を上下から挟むように対向配置され、各々にはジッパー取付用プレス盤32a,32bと同様に内部に電気ヒータが埋設される。この上下のプレス盤35a,35bが前後壁シート6,7が停止する都度、前後壁シート6,7を上下から挟み込み、袋体1aの底辺に相当する箇所を溶着する。
底辺冷却部22は、ジッパー冷却盤33a,33bと略同様な構造の冷却盤36a,36bを備える。冷却盤36a,36bは底辺熱プレス部21に連続するように配置され、前後壁シート6,7を上下から挟むように配置される。上下の冷却盤36a,36bは前後壁シート6,7が停止する都度、前後壁シート6,7を挟むように接触し、底辺熱プレス部21のプレス盤35a,35bにより加熱された箇所を冷却する。
また、図3に示すように、底辺熱プレス部21のプレス盤35a,35bと平行にジッパーポイント熱プレス部23が配置される。ジッパーポイント熱プレス部23も、前後壁シート6,7を上下から挟むように対向配置されるプレス盤37a,37bを備え、各々にはジッパー取付用プレス盤32a,32bと同様に内部に電気ヒータが埋設される。この上下のプレス盤37a,37bには、各袋体1aにおけるジッパー2の両端に対応する箇所をポイント状にシールするための突起(図示せず)が形成される。図6中二点鎖線の四角形で示す箇所38がこのポイントシール部であり、プレス盤37a,37bの突起はこの図6に示す箇所に対応する形状に形成される。ジッパーポイント熱プレス部23のプレス盤37a,37bも前後壁シート6,7が停止する都度、前後壁シート6,7を上下から挟み込み、袋体1aのジッパー2の両端に対応する箇所を溶着する。このプレス盤37a,37bは確実にシールするため二ピッチにわたって設けられる。このジッパーポイント熱プレス部23による加熱圧着により、ジッパー2の両端は凸条2cと凹条2dが押し潰され、テープ2a,2b同士が溶着される。
ジッパー2の両端が接着され、底シール部5に対応する箇所がシールされた前後壁シート6,7は、図3に示すように、第二の中間駆動ローラ24によって左右辺熱プレス部25へと搬送される。左右辺熱プレス部25は前後壁シート6,7の流れ方向に対し直交する方向に伸びるプレス盤39a,39bを備える。このプレス盤39a,39bも、前後壁シート6,7を上下から挟むように対向配置され、各々には底辺熱プレス部21のプレス盤35a,35bと同様に内部に電気ヒータが埋設される。この上下のプレス盤39a,39bが前後壁シート6,7が停止する都度、前後壁シート6,7を上下から挟み込み、図6に示すように袋体1aの隣り合う縦シール部3,4に相当する箇所を溶着する。
また、左右辺熱プレス部25の下流側には、図3に示すように、左右辺冷却部26が配置される。左右辺冷却部26は底辺冷却部22の冷却盤と略同様な構造の冷却盤40a,40bを備える。冷却盤40a,40bは左右辺熱プレス部25の下流側に配置され、前後壁シート6,7を上下から挟むように配置される。上下の冷却盤40a,40bは前後壁シート6,7が停止する都度、前後壁シート6,7に対して接触し、左右辺熱プレス部25のプレス盤39a,39bにより加熱された箇所を冷却する。
左右辺冷却部26の下流側には、図1に示す癖折線14を前後壁シート6,7に形成するための癖折線刻設部27が図3に示すように設けられる。癖折線刻設部27は前後壁シート6,7を上下から挟む加圧盤41a,41bを備え、加圧盤41a,41bには図6に示すような癖折線14を前後壁シート6,7にプレス成形する凹凸部(図示せず)が形成される。
癖折線刻設部27の下流側には、図3に示すように、カッター28が設けられる。前後壁シート6,7は第三の中間駆動ローラ29により一方向に送られながら、カッター28により図6中二点鎖線で示す切り離し線で左右二条に切り離される。
カッター28で切り離された前後壁シート6,7は、図3に示すように、第三の中間駆動ローラ29により断裁部30へと送られ、断裁部の切断刃30a,30bにより各袋体1aに切断される。
このように、前後壁シート6,7が重ね合わされ、この前後壁シート6,7の三辺が閉じられることにより形成された扁平な袋体1aは、例えばロボット(図示せず)により次の製造工程に受け渡され立体袋1に加工される。
扁平な袋体1aを立体袋1に加工する方法及び装置は図7及び図8(A)〜(F)に示される。
この加工装置は、図7及び図8(A)〜(F)に示すように、上記工程で作られた扁平な袋体1aを膨らませて袋体1aの両側と底に夫々縦マチ部8,9と底マチ部10を形成するマチ形成部と、膨らんだ袋体1aにおける縦マチ部8,9と底マチ部10との略三角形の交差箇所12,13をシールするシール機42と、シールされた交差箇所12,13をシール線12a,13aが残るように切除する切除機43とを備える。
マチ形成部は、一方向に拡縮可能なマンドレル44を備える。マンドレル44は平行に起立する二本の柱状片45,46を有し、各柱状片45,46が支持台47,48上に固定される。一方の支持台48は定位置に固定され、他方の支持台47はアクチュエータであるピストン・シリンダ装置49に連結され、ピストン・シリンダ装置49の伸縮動作により一方の支持台48に対して接近又は離反可能である。両柱状片45,46の対向面と反対側には立体袋1の縦マチ部8,9に対応する縦マチ形成面45a,46aが設けられ、上端には立体袋1の底マチ部10に対応する底マチ形成面45b,46bが設けられる。
マチ形成部であるマンドレル44等は多数組用意され、直線走行路又は環状走行路上を間欠走行するように配置される。直線走行路又は環状走行路上には例えば図8(A)〜(F)に対応して六つのステーションが設けられ、マチ形成部が各ステーションで停止する都度図8(A)〜(F)に夫々示す加工が袋体1aに対して行われる。
図8(A)のステーションでは、ロボット等により扁平な袋体1aの開口部が拡げられマンドレル44に被せられる。このときマンドレル44は縮状態すなわち両柱状45,46片が接近した状態にある。袋体1aは、その左右の縦シール部4,3が柱状片45,46の縦マチ形成面45a,46aに対向し、底シール部5が柱状片45,46の底マチ形成面45b,46bに対向するように被せられる。
図8(B)のステーションでは、ピストン・シリンダ装置49の縮動作により、マンドレル44における一方の柱状片47が他方の柱状片48から所定距離だけ離反する。これにより、袋体1aが膨らみ、各柱状片45,46の縦マチ形成面45a,46aと底マチ形成面45b,46bが袋体1aの内面に当り、袋体1aの両側と底に夫々縦マチ(襠)部8,9と底マチ部10が形成される。
図8(C)のステーションでは、シール機42の熱プレス盤42a,42bが、膨らんだ袋体1aにおける縦マチ部8,9と底マチ部10との略三角形の交差箇所12,13をヒートシールする。熱プレス盤42a,42bは左右の交差箇所12,13を上下から挟むことが出来るように左右に一対ずつ設けられる。各熱プレス盤42a,42bは、図3に示した袋体1aの各シール部3,4,5をシールするプレス盤35a,35b等と同様に内部に電気ヒータを有する。
図8(D)のステーションでは、シールされたシール線12a,13aが残るように切除機43が切除する。切除機43は左右の交差箇所12,13に対し配置され、それぞれ交差箇所12,13を下から支える受け台43aと受け台43aに対して接離する切断刃43bとを備える。
図8(E)のステーションでは、ピストン・シリンダ装置49の伸動作により、マンドレル44における一方の柱状片45が他方の柱状片46に接近して図8(A)に示す元の位置に戻り、マンドレル44が再び縮状態になる。これにより、左右両側と底に夫々縦マチ(襠)部8,9と底マチ部10を備えた立体袋1が完成する。
この立体袋1は図8(E)のステーションで図示しないロボット等によりマンドレル44から取り外され、扁平に折り畳まれて出荷される。或いは、折り畳まれることなく、内容物11を開口部から充填された後、ジッパー2で封をされ、更にジッパー2より上側の上辺がヒートシールされた後に出荷される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく適宜変更可能であり、例えば上記実施の形態では図2(A)に示した三方シール型の袋体1aを用いて立体袋1を形成したが、同図(B)に示す二方シール型の袋体1b、同図(C)に示すようなインフレーション法により得た筒状シートの底をヒートシールしてなる底シール型の袋体1c、同図(D)に示す二方シール型の袋体1dを用いて立体袋を形成することも可能である。また、図3、図8に示した各工程は適宜順序を変更することが可能であり、適宜追加、変更することも可能である。
本発明に係る立体袋の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す立体袋の素材となる各種袋体の斜視図であり、(A)は三方シール型袋体、(B)は二方シール型袋体、(C)は底シール型袋体、(D)は他の二方シール型袋体をそれぞれ示す。 図2(A)に示す袋体の製袋方法及び装置の一例を示す斜視図である。 ジッパーのガイド板を示す斜視図である。 図3の製袋装置において図4中V−V線方向に見た断面図である。 図3中VI部の部分切欠図である。 図2(A)に示す袋体から立体袋を得る装置の一例を示す斜視図である。 図2(A)に示す袋体から立体袋を得る方法の各工程を示す斜視図である。
1…立体袋
1a,1b,1c,1d…袋体
2…ジッパー
6,7…前後壁シート
8,9…縦マチ部
10…底マチ部
12,13…交差箇所
12a,13a…シール線
14…癖折線
19…ジッパー装着部
27…癖折線刻設部
42…シール機
43…切除機
44…マンドレル

Claims (3)

  1. 前後壁シートが重ね合わされ、この前後壁シートの三辺が閉じられた扁平な袋体が膨らんだ状態に置かれることで、袋体の両側と底に夫々縦マチ部と底マチ部が形成され、縦マチ部と底マチ部との略三角形の交差箇所がシールされ、このシールされた交差箇所がシール線を残して切除されることにより底マチ部が略矩形とされ、マチ部が形成されることなく重なり合った前後壁シートの残りの一辺が上記袋体の開口部とされ、この一辺にジッパーが取り付けられ、袋体の底マチ部の四隅から袋体の胴の途中へと上方向に伸びる癖折線が前後壁シートに形成されたことを特徴とする立体袋。
  2. 前後壁シートの連続体を重ね、袋体の開口部とするべき一辺に平行に走行させながら、 上記前後壁シートの連続体の間にジッパーの連続体を上記一辺に平行に挿入して前後壁シートの上記開口部に対応する箇所に熱プレスする工程と、
    上記前後壁シート内に形成されるべき上記袋体の底辺及び左右辺を熱プレスする工程と、
    上記袋体の底辺から袋体の胴の中途へと上方向に伸びる癖折線を前後壁シートにプレス成形する癖折線形成工程と、
    上記前後壁シートの連続体とジッパーの連続体とを切断して三辺が閉じられ一辺の開口部にジッパーが取り付けられた扁平な袋体を形成する工程とからなる袋体の製袋工程と
    上記扁平な袋体を、開口部から膨らませて袋体の両側と底に夫々縦マチ(襠)部と底マチ部を形成するマチ形成工程と、
    膨らんだ袋体における縦マチ部と底マチ部との略三角形の交差箇所をシールするシール工程と、
    シールされた交差箇所をシール線が残るように切除する切除工程とからなる袋体から立体袋を得る工程と
    を包含してなることを特徴とする立体袋の製造方法。
  3. 前後壁シートの連続体を重ね、袋体の開口部とされるべき一辺に平行に走行させながら、上記前後壁シートの連続体の間にガイド板と共に挿入されるジッパーの連続体をガイド板によって上記一辺に平行に案内しつつ、前後壁シートの上記開口部に対応する箇所に熱プレスするジッパー取付手段と、
    上記ジッパーが取り付けられた前後壁シート内に形成されるべき上記袋体の底辺及び左右辺を熱プレスする手段と、
    上記袋体の底辺から袋体の胴の中途へと上方向に伸びる癖折線を前後壁シートにプレス成形する癖折線形成手段と、
    上記前後壁シートの連続体とジッパーの連続体とを切断して三辺が閉じられ一辺の開口部にジッパーが取り付けられた扁平な袋体とする切断手段とを有する袋体の製袋装置と
    上記扁平な袋体を開口部から膨らませて袋体の両側と底に夫々縦マチ部と底マチ部を形成するマチ形成手段と、
    膨らんだ袋体における縦マチ部と底マチ部との略三角形の交差箇所をシールするシール手段と、
    シールされた交差箇所をシール線が残るように切除する切除手段とを有する袋体から立体袋を得る装置と
    を包含してなることを特徴とする立体袋の製造装置。
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