• 明 細 害 靴 下 編 機 の ピ ツ カ 一 装 置 技 術 分 野
本発明 は、 靴下の踵や爪先を プ レ ー ン編み又 は ジ ャ カ ー ド編み等 に よ り 編成す る 際に用 い ら れ る 、 靴下編機の ピ ッ カ ー装置 に係 り 、 特 に針上げ ピ ッ カ ー及び針下 げ ピ ッ カ ー を含む ピ ッ カ ー 装置 に関す る 。
背 景 技 術
一般に靴下 は、 脚部、 踵部、 足甲部及び爪先部の順に 編成 さ れ る 。 そ し て、 踵部や爪先は ゴァ · ラ イ ン に沿 つ て編 目 の増減を し て編成 し て い る 。 従来、 靴下の踵部や 爪先部の編成は、 針上げ ピ ッ カ ー及び針下げ ピ ッ カ ー を 有す る ピ ッ カ ー 装置で行われ る 。 脚部及び足甲部の編成 は、 編機 シ リ ン ダを連続的に 回転 さ せて行われ る が、 踵 部 と 爪先部の編成時 に は、 編機 シ リ ン ダ は周知の よ う に 正逆往復回動 に切換え ら れ る 。 そ し て、 踵部 ま た は爪先 部の編成に 際 し て は、 最初 は編 目 の数が漸次減少 さ せ ら れ、 次いで再び編 目 の数が漸次增加 さ せ ら れ る 。 こ の よ う な編 目 減 ら し は、 針上げ ピ ッ カ ー に よ り 編針のバ ッ ト を押上げて編針をセ ン タ ー カ ム の上方の非編成 レ ベルへ 移動 さ せ る こ と に よ り 行われ、 ま た編 目 増や し は、 針下 げ ピ ッ カ ー に よ り 非編成 レ ベル に あ る 編針を編成 レ ベル
に 下 げ る こ と に よ り 行わ れ る 。 こ れ ら の 針上 げ及 び針下 げ ピ ッ カ ー は 、 編機 シ リ ン ダの 正回転 お よ び逆 回転 の度 毎 に 、 回転方 向 に 関 し て最 も 前 に 位置す る 編針 の バ ッ 卜 に 当接 し て、 編針 を上昇又 は下降 さ せ る 。 針上 げ ピ ツ カ 一 は左右 1 対設 け ら れて お り 、 両針上 げ ピ ッ カ ー は連結 部材 に よ り 連結 さ れて い て上下 に 関 し て逆方 向 に 連動す る よ う に な っ て い る 。 ま た 、 針上 げ ピ ッ カ ー を針バ ッ 卜 を支持 し て上昇 さ せ る に は 、 針上 げ ピ ッ カ ー に 作用 す る 板状 ピ ツ カ 一 カ ム が用 い ら れ る 。 針下 げ ピ ッ カ ー の 場 合 も 同様で 、 針下 げ ピ ッ カ ー に 作用 す る 他 の ピ ッ カ ー カ ム が用 い ら れ る 。 こ の よ う な ピ ツ カ 一 装置 は 、 特公昭 3 1 一 8 9 3 3 号公報 に 記載 さ れて い る 。
し 力、 し な 力 ら 、 上述 し た 針上 げ ピ ッ カ ー 及 び針下 げ ピ ッ カ ー を も つ ピ ッ カ ー 装置 は 、 靴下編機の 高速化 に 伴 つ て、 編機 シ リ ン ダ 一 の 編成動作 の 反復の頻度が高 く な る と 、 高速運転 に 伴 っ て針上 げ ピ ッ カ ー が ス テ ッ チ カ ム 上 力、 ら セ ン タ ー カ ム 上 に 針バ ッ ト を上昇 さ せ る 際、 左右針 上げ ピ ッ カ ー を連結す る 連結板 と 各 々 の連結 ピ ン と の 間 で摩耗が生 じ 、 こ れ等構成部品 の 摩耗 に よ っ て編成動作 が不安定 に な っ て 、 誤動作が発生 し 、 信頼性 に 問題が生 じ 、 装置 全体が構造複雑 に な っ て組立調整 や保守点検が 面倒 に な る 。
従来の針上 げ ピ ッ カ ー 及 び針下 げ ピ ッ カ ー の 問題点を 通常 の 平編又 は 夕 ッ ク 編 の場合 に つ い て 以上 に 述べ た 。
と こ ろ で 、 柄編成の場台 に は、 柄の多様化の た め に 、 ジ ャ ガー ド柄編成用 と し て 1 口 と 2 口 の地糸給糸 口 (糸 フ ィ 一 ダ) に加え て、 モ チ ー フ 柄編成用 と し て 1 Π 乃至 4 口 の給糸 口 を設け る こ と がで き る 。 4 口 の柄糸 フ ィ ー ダ を設け る 場合 に は 4 色柄が得 ら れ る 。
例え ば、 ジ ャ カ ー ド柄編成で は、 柄の横幅が狭い こ と に よ り 、 夫 々 の柄糸 につ い て編成 コ ー ス を と る 編針群の 横幅が針下げ ピ ッ カ ー の先端横幅 よ り 狭い場合特 に 問題 が生 じ な いが、 編成 コ ー ス を と る 編針群の横幅、 即 ち 非 編成 コ ー ス を と る 編針の欠落部の横幅が針下げ ピ ッ カ ー の先端横幅よ り 広い場合 に は、 編針の欠落部で針下げ ピ ッ カ ー の先端が、 低い非作用 位置か ら レ べ リ ン グ カ ム 直 下の高い位置 に上力《 り 、 こ の た め柄編成を行 っ て は な ら な い編針が針下げ ピ ッ カ ー先端 に 当接 し て非編成 レべル か ら編成 レ ベ ルへ下げ ら れ、 足甲側の ジ ャ カ ー ド柄編成 を乱す原因 と な る と 共に踵部の編成が成 り 立た な く な る 本発明 は上述の 問題点を解消 し よ う と す る も の であ つ て、 そ の主 目 的 は、 針上げ ピ ツ カ 一 お よ び針下げ ピ ツ カ 一を連結す る 部分の摩耗や誤動作を防止す る こ と がで き 構成が比較的簡単な靴下編機の ピ ッ 力 一 装置を得 る こ と に あ る 。
本発明 の他の 目 的 は、 ジ ャ カ ー ド柄編成時に非編成 コ 一ス の編針の欠落部の横幅が針下げ ピ ッ カ ー の先端横幅 よ り 広い場合で も 、 柄編成の乱れが生 じ る こ と がな い と
共 に 踵部 を 問題 な く 編成可能 と し た 靴下編機 の ピ ッ カ ー 装置 を得 る こ と に
明 の 開 示
本発 明 に よ る 靴下編核 に お け る ヒ ッ カ ー 装置 は 、 ノく ッ ト を も つ 多 数 の 編針 を上下 に 移勤可能 に 支持す る 編機 シ リ ン ダ と 、 編機 シ リ ン ダの 外側 の 機枠 と 、 枠 に 支持 さ れた セ ン タ 一カ ム 及 び そ の両 側 に あ る 1 対 の第 1 及び第
2 の ス テ ツ チ カ ム と 、 機枠 に 支持 さ れ た レ べ リ ン グ カ ム と を備 え る 靴下編 m お け る ピ ッ 力 一装置で あ っ て 、 針 上 げ ピ ッ 力 一 機構 と 針下 げ ピ ッ 力 一機構 と を俯え 、 針上 げ ピ ッ カ ー 機構 は 、 前 δ己 ¾ ス テ ッ チ カ ム の上 に 位置す る 先端部 と 編機 シ リ ン ダか ら ί& い側 に 位置す る 尾端部 と を有す る 第 1 の レ バ一状針上 げ ピ ッ 力 第 1 の 針上 げ ピ ッ カ ー を 、 垂直軸線及 び水平軸線 の周 り に 回動可能 に 該 ヒ ッ カ 一 の 中 間部分で支持す る 尿 1 の支承手段 と 、 前記第 2 ス ァ ツ チ 力 ム の上 に 位置す る 先端部 と 編機 シ リ ン ダカ、 ら 遠 い側 に 位置す る 端部 と を有す る 第 2 の レ バ — 状針上 げ ピ ッ 力 、 第 2 の 針上 げ ピ ッ 力一を、 垂直 軸線及 び水平 $由線の周 り に 回動可能 に 該 ヒ ッ カ ー の 中 間 部分で支持す る 第 2 の 支承手段 と 方向 に 回転す る 編 機 シ リ ン ダの 編成 レ ぺ ル に あ Ό 棚針 の ハ ツ 卜 が、 第 1 針 上 げ ピ ッ 力 一 の 先端部 に 当 し そ れを第 2 針上 げ ピ ッ 力 一 の 先端部へ近付 く 方向 へ 位 さ せ て 、 第 1 針上 げ ピ ッ カ ー が前記垂直軸線 の 周 り に 回動 さ せ ら れ た 時 に 、 第 1
針上げ ピ ッ カ ー の尾端部を漸次下降 さ せ る よ う に 該尾端 部 に係合 し 、 そ れに よ つ て第 1 針上げ ピ ッ カ ー の先端部 を そ れに 当接す る 編針 と 共 に セ ン タ ー カ ム上方へ変位 さ せ る 第 1 の傾斜案内手段 と 、 第 1 針上げ ピ ッ カ ー の先端 部を下降 さ せよ う と す る カ を該 ピ ッ カ ー に及ぼす第 】 の 弾性手段 と 、 他方向 に 回転す る 編機 シ リ ン ダの編成 レ べ ノレ に あ る 編針のバ ッ 卜 が、 第 2 針上げ ピ ッ カ ー の先端部 に 当接 し て そ れを第 1 針上げ ピ ッ カ ー の先端部へ近付 く 方向へ変位 さ せて、 第 2 針上げ ピ ッ カ ー が前記垂直铀線 周 り に 回動 さ せ ら れた時 に 、 第 2 針上げ ピ ッ カ ー の尾端 部を漸次下降 さ せ る よ う に該尾端部 に係合 し 、 そ れに よ つ て、 第 2 の針上げ ピ ッ カ ー の先端部を そ れに 当接す る 編針 と 共に セ ン タ ー カ ム上方へ変位 さ せ る 第 2 の傾斜案 内手段 と 、 第 2 針上げ ピ ッ カ ー の先端部を下降 さ せよ う と す る カを該 ピ ッ カ ー に及ぼす第 2 の弾性手段 と 、 第 1 針上げ ピ ッ カ ー と 第 2 針上げ ピ ッ カ ー を、 前記垂直軸線 周 り で は同 じ方向 に かつ前記水平軸線周 り で は逆方向 に 回動す る よ う に連動 さ せ る 揺動連絡手段 と を有 し てお り 前記針下げ ピ ッ カ ー機構 は、 前記 レ べ リ ン グカ ム の直下 に 位置す る 先端部を有 し 、 編機 シ リ ン ダか ら遠い尾端部 で水平軸 に よ り 上下に 回動 自 在 に支持 さ れ る 針下げ ピ ッ カ ー と 、 針下げ ピ ッ カ ー を そ の 中立位置力、 ら 水平方向 に 回動可能 に な る よ う に そ の尾端部で支持す る 手段 と 、 針 下げ ピ ッ カ ー がそ の 中立位置か ら 水平方向 に 回動す る 程
そ れ を下方へ変 位 さ せ る よ う に 針下 げ ピ ッ 力 一 に 作用 す る カ ム ガイ ド手段 と 、 針下げ ピ ツ カ 一 に 、 そ の先端部が 非編成 レ ベ ル の編針の バ ッ ト に よ る 当接を受け る 回動位 置 と 、 そ の先端部が非編成 レ ベルの編針のバ ッ ト に よ る 当接を受け な い 回動位置 と を選択的 に と ら せ る よ う に 、 前記水平軸の 回動位置を ロ ッ ク す る 手段 と 、 針下げ ピ ッ 力 一 を レ ペ リ ン グカ ム へ向か う 方向へ付勢す る 弾性手段 と を有 し て い る 。
図 面 の 簡 な 説 明
図 1 は、 本発明 に よ る 靴下編機の ピ ツ カ 一 装置の一部 を垂直断面で示す側面図であ る 。
図 2 は、 図 1 の平面図であ る 。
図 3 は、 図 1 及び図 2 に示 さ れ る 針上げ ピ ッ カ ー機構 の斜視図であ る 。
図 4 は、 図 1 及び図 2 に示 さ れ る 針下げ ピ ツ カ 一機構 の斜視図で あ る 。
図 5 は、 針下げ ピ ッ カ ー機構の一部断面側面図であ る 図 6 は、 針下げ ピ ツ カ 一機構の 図 5 と は異な る 状態に お け る一部断面側面図であ る 。
図 7 は、 種 々 の カ ム及び給糸 口 の配置を示す展開図で め O
図 8 は、 編針のバ ッ 卜 の状態を示す平面図であ る 。 図 9 は、 編針のバ ッ 卜 の異な る 状態を示す平面図で あ o
図 1 0 は、 靴下の種 々 の部分の 説明 図であ る 。
図 1 1 は、 セ ン 夕 一 カ ム及び ス テ ッ チ カ ム と 針上げ ピ ッ 'カ ー の関係を示す説明 図で あ る 。
図 1 2 は、 レ ベ リ ン グカ ム と 針下げ ピ ッ カ ー の関係を 示す説明 図で あ る 。
図 1 3 は、 靴下編機の種 々 の カ ム 、 針バ ッ ト 及び針下 げ ピ ッ カ ー の関係を示す変形実施例の展開図で あ る 。
図 1 4 は、 図 1 3 の変形実施例の平面図であ る 。
図 1 5 は、 図 1 3 と 同様で は あ る が異な る 作動状態を 示す展開図で あ る 。
図 1 6 は、 図 1 5 の平面図であ る 。
図 1 7 は、 図 1 3 と 同様で は あ る が異な る 作動状態を 示す展開図であ る。
図 1 8 は、 図 1 7 の平面図で あ る 。
発明 を実施す る た め の最良 の形態 以下、 本発明 の実施例を図面を参照 し て説明す る 。 針上げ ピ ッ カ ー機構
図 1 に お い て、 符号 1 は、 靴下編機の編機 シ リ ン ダを 示 し 、 こ の編機 シ リ ン ダ は、 周 知の よ う に垂直軸線 ま わ り で連続回転 ま た は往復回動可能 と な っ て い る 。 編機 シ リ ン ダ 1 は、 そ の外周面 に多数の縱方向針溝を有 し 、 針 溝内 に は編針 2 が上下 に摺動 自 在 に挿入 さ れて い る 。 編 針 2 は、 短バ ッ ト 2 a を有す る 編針 と 、 長 さ の異な る 他
の バ ッ ト (長バ ッ ト ) 2 b ( 図 8 ) を有す る 編針 と か ら 構成 さ れて い る 。 バ ッ 卜 2 a を も つ 編針 2 は 、 後述 の よ う に 靴下 の 踵部及 び爪先部 を編成す る の に 用 い ら れる 。
編機 シ リ ン ダ 1 の上部 に は 、 シ ン カ ー べ ッ ド 3 が設 け ら れて い る 。 こ の シ ン カ ー べ ッ ド 3 に は 、 周 知 の シ ン 力 一 4 が設 け ら れて お り 、 シ ン カ ー 4 は 、 シ ン カ ー キ ヤ ッ プ 5 に 設 け ら れた シ ン カ ー カ ム 6 に よ り 編機 シ リ ン ダ 1 の 半径方向 に 措動 自 在 に な っ て い る 。 シ ン カ ー カ ム 6 は 靴下の 編成の た め に 編針 2 の 昇降動作 と 同期 し て シ ン 力 一 4 を作動す る 。
図 2 及 び図 7 に 示 さ れ る よ う に 、 編機 シ リ ン ダ 1 の 外 側 の 機 枠 7 に は 、 セ ン タ ー カ ム 8 及 び右 ス テ ッ チ カ ム 9 a 、 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b が支持 さ れて お り 、 こ の 左右 ス テ ッ チ カ ム 9 a 、 9 b の近傍で、 機枠 7 上 に は、 一対 の ブ ラ ケ ッ ト 1 0 力《設 け ら れて い る 。 又、 図 2 に 示 さ れ る よ う に 、 こ の両ブ ラ ケ ッ ト 1 0 に は 、 垂直軸 1 1 力《 そ れ ぞれ回動可能 に 支承 さ れて お り 、 各垂直軸 1 1 の 中程 に は 、 図 3 に 示す よ う に 、 各管軸 1 2 がー体的 に 形成 さ れて い る 。 さ ら に 、 各垂直軸 1 1 の 上部 に は、 ベル ク ラ ン ク 状 を な す各揺動槓杆 1 3 、 1 4 が蚰着 さ れて お り 、 こ の各揺動槓杆 1 3、 1 4 の各腕杆 1 3 a 、 1 4 a に は 各垂下片 1 3 a l 、 1 4 a l が形成 さ れて い る 。 さ ら に 又、 上記機枠 7 と 一体 の 機台 7 a ( 図 1 及 び図 2 ) に は 揺動連絡 レ バ ー 1 6 の 中央部が縦支軸 1 5 で揺動可能 に
枢着 さ れ て お り 、 こ の 揺動 連 絡 レ バ ー 1 6 の 自 由 端部 1 6 a 、 1 6 b (図 2 ) は各垂下片 1 3 a i 、 1 4 a 1 と 連動す る よ う に そ れ に 当接 し て い る 。 又、 図 3 に示す よ う に 、 各管軸 1 2 の 中程 に は、 上下方向長孔 1 2 a が 穿設 さ れてお り 、 こ の長孔 1 2 a 内で各管 由 1 2 に は 、 レバー状を な す右側の筇 1 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 と 左側の 第 2 針上げ ピ ッ カ ー 1 8 が水平方向 ピ ン 1 9 で上下方向 へ揺動可能に 枢着 さ れて い る 。
針上げ ピ ツ カ 一 ;! 7 、 1 8 は、 そ の先端部、 すな わ ち 編機 シ リ ン ダ 1 に近い端力く ピ ッ カ ー端部 1 7 a 、 1 8 a と し て形成 さ れ、 先端部 1 7 a 、 1 8 a の互い に相反す る 側面 に は、 後述の よ う に編針のバ ッ ト 2 a の 当接を受 けて該バ ッ 卜 を支承す る 周知の 凹段部が形成 さ れて い る 先端部 1 7 a 、 1 8 a は、 通常、 図 2 お よ び図 3 に示す よ う に 、 それぞれ、 右の第 1 ス テ ッ チ カ ム 9 a 及び左の 第 2 ス テ ッ チ カ ム 9 b の近 ί旁上方 に あ っ て、 両 ス テ ッ チ カ ム 9 a 、 9 b の上縁中央部の 凹部内 に沈降可能 と な つ て い る 。 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 、 1 8 は、 編機 シ リ ン ダ 1 力、 ら遠い側に そ れぞれ尾端部 1 7 b 、 1 8 b を有 し て い る 。 前記揺動桿杆 1 3 、 1 4 は、 そ れぞれ、 腕杆 1 3 b 1 4 b を 有 し 、 前記尾端 部 1 7 b 、 1 8 b と 揺動桿杆 1 3、 1 4 の先端 と は、 弓 I張 り コ イ ルばね 1 9 a 、 1 9 b に よ っ て連結 さ れて い る 。 こ の 引 張 り コ イ ル ばね 1 9 a に よ り 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 、 1 8 は そ の尾端部 1 7 b
1 8 b が上向 き の力 を受 け て い る の で、 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 、 1 8 は図 3 で見て時計方向 の 回動力 を常 に受け て お り 、 し た力く つ て そ の ピ ッ カ ー端.部 1 7 a 、 1 8 b は、 右ス テ ッ チ カ ム 9 a お よ び左 ス テ ッ チ カ ム 9 b の上緣凹 部内へ入 り 込 も う と す る 力 を受 け て い る 。 又、 前記尾端 部 1 7 b 、 1 8 b を係合 さ せ る 傾斜案内 ス ロ ッ ト 2 〇 a 2 0 b を も つ板部材が固定的 に設け ら れ る 。 傾斜案内 ス ロ ッ ト 2 0 a 、 2 〇 b は、 図 3 力、 ら ゎ力、 る よ う に 、 互い に近接す る 方向へ向か っ て高 く な る よ う に傾斜 し て い る よ っ て、 例え ば、 図 3 に お い て 、 編針 2 の バ ッ ト 2 a が ピ ッ カ ー端部 1 7 a を右方か ら 左方へ向か っ て押す と 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 は垂直 $由 1 1 ま わ り で時計方向 に 回 動 さ せ ら れ、 尾端部 1 7 b は傾斜案内 ス ロ ッ ト 2 0 a 内 で低い方へ案内 さ れて下降す る 。 し たが っ て、 ピ ッ カ ー 端部 1 7 a は上昇 し て、 セ ン タ ー カ ム 8 の上方へ向力、 う こ と に る 。
以上に説明 し た機構 は針上げ ピ ッ カ ー機構 A を構成す る
図 7 の展開図 に お い て、 F i 及び F 2 は、 編成に用 い る給糸 口 を示す。 一方、 こ れ ら の ジ ャ ガ ー ド柄編成用給 糸 口 F 1 及び F 2 に加え て、 モ チ ー フ 柄編成用 と し て 1 口 乃至 4 口 の抦糸給糸 口 F 3 、 F 4 、 F 5 、 F 6 力く設 け ら れて い る 。
針下げ ピ ッ カ ー機構
図 1 及 び図 2 に示すよ う に 、 編機 シ リ ン ダ 1 に関 し て 針上げ ピ ッ カ ー 機構 A の 直径方向反対側に針下げ ピ ッ 力 一機構 B が設け ら れて い る 。 以下、 針下げ ピ ッ カ ー 機構 B に っ き 説明す る 。
前記セ ン タ 一 カ ム 8 に編機 シ リ ン ダ直径に対向す る よ う に レ ペ リ ン グカ ム 2 1 力《設け ら れて い る 。 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 は、 図 7 に も 示 さ れて お り 、 図 1 に示すよ う に 一対の カ ム ガイ ド部材 2 1 a と 共に 、 機枠 7 上の支持部 材 2 2 に 固定 さ れて い る 。 カ ム ガイ ド部材 2 1 a は そ の 下側に 、 左側傾斜カ ム 部 2 1 a 1 お よ び右側傾斜カ ム部 2 1 a 2 を有 し て い る 。 図 4 及び図 6 に示すよ う に、 こ の支持部材 2 2 に は、 水平軸 2 3 が回動可能に支承 さ れ て い る 。 又、 こ の水平軸 2 3 の 中程 に は、 止め軸 2 4 が 抜 け 出 な い よ う に 垂 直 に 植設 さ れて お り 、 こ の止 め軸 2 4 の上部に は、 小径部 2 4 a と 大径部 2 4 b が形成 さ れ て い る 。 さ ら に 、 上記水 平軸 2 3 の 中程 に は 、 長孔 2 3 a が水平 に穿設 さ れてお り 、 こ の長孔 2 3 a 内 の止 め軸 2 4 の部分で、 ロ ッ ド状針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 の基部 が水平方向 に 回動 自 在 に支持 さ れて い る 。 さ ら に又、 こ の針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の両側 に 位置す る よ う に 、 上記水 平軸 2 3 の下部 に は、 一対の 引 寄せ レ バー 2 6 a 、 2 6 が、 それ ら の 間 に張渡 し た 引 張 コ イ ルばね 2 7 の弾力 で上記針下げ ピ ッ カ ー 2 5 を中立位置 に復帰 さ せ う る よ
う に ピ ン 3 7 a 、 3 7 b で枢着 さ れて い る 。 な お 、 3 7 b は 図で は見 え な い 。 し た 力《 つ て 、 針下 げ ピ ツ カ 一 2 5 の ピ ッ カ ー 先端 2 5 a は 、 通常、 中立位置 に 保持 さ れて レ ペ リ ン グ カ ム 2 1 の 下側 の 凹部 内 を通 る よ う に な る 。
上記支持部材 2 2 の背部 に は 、 上下一対 の 取付 ブ ラ ケ ッ 卜 2 8 a 、 2 8 b 力《固着 さ れて お り 、 取付 ブ ラ ケ ッ ト 2 8 a に は 、 例 え ば 、 電 磁 石 の よ う な ァ ク チ ユ エ一 夕 2 9 が支持 さ れて お り 、 こ の ァ ク チ ユエ 一 夕 2 9 の上位 に 位置 し て前記取付 ブ ラ ケ ッ 卜 2 8 a に は 、 図 6 に 示す よ う に 、 吸着作動片 2 9 a が支鈾 3 ◦ ま わ り で上下 に 揺 動可能 に 枢着 さ れて い る 。 さ ら に 、 こ の 吸着作動片 2 9 a に は、 作動片 3 1 が一体 的 に 設 け ら れて お り 、 こ の 作 動片 3 1 の 自 由 端部 3 1 a は上記小径部 2 4 a と 大径部 2 4 b に 交互 に 当接可能 に 延設 さ れて い る 。 さ ら に 又、 上記取付 ブ ラ ケ ッ ト 2 8 b の端部 に は 、 調整螺杆 3 2 が 吸着作動片 2 9 a の浮上位置 を規制す る よ う に 調整可能 に 螺装 さ れて お り 、 上記取付 ブ ラ ケ ッ ト 2 8 b と 上記止 め軸 2 4 と は 引 張 コ ィ ノレ ばね 3 3 で連結 さ れて い る 。 又 上記取付 ブ ラ ケ ッ ト 2 8 a と 作動片 3 1 と は 引 張 コ イ ル ばね 3 4 で連結 さ れて お り 、 上記ァ ク チ ユエ 一 夕 2 9 に は 、 編成 プ ロ グ ラ ム を格納 し た 編成制御装置 3 5 が コ 一 ド 3 6 で接続 さ れて い る 。
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以下、 以上 に 述べ た ピ ッ カ ー 装置 の 作用 を説明 す る 。
図 l ◦ に 示す よ う に 、 一般的 に 、 靴下 は脚部 5 0 、 m 部 5 1 、 足甲 部 5 2 及び爪先 5 3 の順に編成 さ れ る 。 そ し て、 踵部 5 1 や爪先 5 3 は、 ゴァ ラ イ ン 5 4 a , 5 4 b に 沿 っ て編 目 の増減を行 う こ と に よ り 編成 さ れ る 。 脚 部 5 0 や足甲 部 5 2 の編成を行 う に は、 編機 シ リ ン ダ : I は正回転で一方向 に の み連続的 に 回転 さ せ ら れ る 。 と こ ろ が、 踵部 5 1 と 爪先 5 3 の編成をす る 時 に は、 編機 シ リ ン ダ 1 は公知の よ う に正逆往 回動 さ せ ら れ る 。
針上 げ ピ ッ カ ー 機構の作用
踵部や爪先部の編成をす る た め に は、 バ ッ ト 2 a を も つ編針が用 い ら れ る 。 編針 シ リ ン ダ 1 が正逆往復回勤を 開示す る と 、 ま ず、 編針 シ リ ン ダ 1 の正転に よ っ て、 図 3 に お いて編針 2 のバ ッ ト 2 a が右側の針上げ ピ ッ カ ー 1 7 の ピ ッ カ ー端部 1 7 a を コ ィ ノレ ばね 1 9 a の弾力 に 抗 し て左方へ移動 さ せ る 。 こ の時、 バ ッ ト 2 a は先端部 1 7 a の右側の 凹段部 に係合 し て い る 。 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 は こ れに よ っ て垂直軸 1 1 ま わ り で上方か ら み て時 計方向 に 回動 さ せ ら れ る 。 こ れ に よ り 、 針上げ ピ ッ カ ー 1 7 の尾端部 1 7 b は傾斜案内 ス ロ ッ ト 2 ◦ a に沿 っ て 下降 さ せ ら れ る 。 よ っ て、 ピ ッ カ ー端部 1 7 a は逆 に上 昇 さ せ ら れつつ セ ン タ ー カ ム 8 の上方へ回動す る こ と に な る 。 こ の時、 コ イ ルばね 1 9 a を介 し て揺動捍杆 1 3 も 垂直軸 1 1 ま わ り で時計方向へ回動 さ せ ら れ る 。
以上 に述べた針上げ ピ ッ カ ー 1 7 の作用 は、 図 1 1 に
3
示す通 り で あ る 。 針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 は最初右 ス テ ッ チ カ ム 9 a の 凹所 9 a 1 内 に あ る 力く、 バ ッ 卜 2 a に 当接 し て そ れを支承 し た 状態で、 セ ン タ ー カ ム 8 の 上 の 非編成 ラ イ ン 上 に バ ッ ト 2 a を移動 さ せ る 。 こ れ に よ つ て 、 こ の バ ッ ト 2 a を も つ 1 本の編針 2 は編 目 の 形成 に 関与 し な い こ と に な り 、 編 目 が一つ 減 る こ と に な る 。
一方、 前述 の よ う に 、 揺勤桿杆 1 3 が時計方向 に 回勤 す る こ と に よ っ て 、 そ の 腕杆 1 3 a は 、 揺動連絡 レ バ ー 1 6 を 図 3 の 矢 印方向 、 即 ち 反時計方 向 に 支軸 1 5 ま わ り で回動 さ せ る 。 こ れ に よ つ て 、 左側 の揺動桿杆 1 4 が 時計方向 に 回動 さ せ ら れ、 こ の 回動 は コ イ ル ばね 1 9 a を介 し て左側針上 げ ピ ッ カ ー 1 8 に 伝達 さ れ る 。 こ の た め 、 そ の 尾端部 1 8 b は傾斜案 内 ス ロ ッ 卜 2 0 b の 高 い 方へ押 さ れて上昇す る 。 よ っ て、 針上 げ ピ ッ カ ー 1 8 は 垂直軸 1 1 ま わ り で時計方向 に 回動 し つ つ 、 ピ ッ カ ー 端 部 1 8 a は下降 し 、 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b の 凹所 9 b 1 内 に 入 り 込 む こ と に な る 。
以上 に 述べ た と 同様 な 作用 は 、 図 3 に お い て 、 編針 2 の バ ッ ト 2 a が左方か に 右方へ変位 し て 、 針上 げ ピ ッ 力 — 1 8 の 先端部 1 8 a に 当接 し た 場合 に も 得 ら れ る 。 そ の動作 は 図 1 1 の 左半分 に 示 さ れて い る 。
こ の よ う し て 、 編針 シ リ ン ダ 1 の 正逆往復 回動 の 勤作 は上記針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 、 1 8 を交互 に 昇降 さ せ る 。 即 ち 、 図 8 及 び図 9 に 示 さ れ る よ う に 、 針上 げ ピ ツ カ 一
1 7 、 1 8 は編機 シ リ ン ダ 1 の 正逆往復 回動 に 伴 っ て 各 針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 ま た は 1 8 でバ ッ ト 2 a を も つ 針 2 を左右交互 に セ ン タ ー カ ム 8 の 上 に 乗せ て こ れ ら の針 2 の編成範囲 を範囲 L 1 か ら 範囲 L 2 に '减少 さ せ る 。
以上 に 説明 し た よ う に 、 針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 , 1 8 は コ イ ル ば ね 1 9 a の 力 に よ っ て 、 常 に 先端部 1 7 a , 1 8 a が下方へ変位す る 方向 の 力 を与 え ら れて い る 。 そ し て 、 針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 , 1 8 の 尾端部 1 7 b , 1 8 b は 、 傾斜案 内 ス ロ ッ ト 2 0 a , 2 0 b に 沿 っ て常 に 拘 朿 さ れ た 運動 をす る よ う に な っ て い る 。 し た 力く つ て 、 編 機の 高速運転時 に も 、 安定 し た 動作が得 ら れ る 。 又、 摇 動桿杆 1 3 , 1 4 と 揺動連絡 レ バ ー 1 6 に よ る 連結動作 は 、 ピ ン に よ り 連結 さ れ る リ ン ク 機構 に 比 し 摩耗が少 な い o
上述の よ う に し て 、 図 8 の 状態力、 ら 図 9 の状態 に ま で 編 目 減 ら し を行 っ た 後 は 、 逆 に 編 目 増や し を行 う 必要が あ る 。 こ れ は 、 前述の 針下 げ ピ ツ カ 一 機構 B に よ っ て行 わ れ る 。
針下 げ ピ ッ 力 一 機構 の 作用
踵部 や爪先の編成 の た め に 、 編針 シ リ ン ダ 1 を正逆往 復回動 さ せつ つ 、 非編成 レ ベ ル の 編針 2 の バ ッ ト 2 a を レ ベ ル リ ン グ · カ ム 2 1 の 下 側 の 凹所 力、 ら げ ピ ッ カ ー 2 5 で下 げて 目 増 や し を行 う 。 す な わ ち 、 図 6 の状態 に お い て 、 柄編成 プ ロ グ ラ ム を格納 し た 編成制御装置 3 5
力、 ら の 信号でァ ク チ ユ エ 一 夕 2 9 を励磁す る と 、 図 5 に 示す よ う に 、 ァ ク チ ユ エ 一 タ 2 9 が吸着作動片 2 9 a を 吸着す る 。 こ れ に よ り 、 そ れ と 一体の作動片 3 1 が支軸 3 0 の周 り に コ イ ルばね 3 4 の弾力 に抗 し て回動 し て止 め 軸 2 4 の 大 径部 2 4 b 力、 ら 外れ る 。 よ っ て 、 止 め軸 2 4 は水平軸 2 3 の周 り に コ イ ルばね 3 3 の弾力で反時 計方向 に 回動す る 。 そ し て、 作動片 3 1 の 自 由端部 3 1 a は止 め軸 2 4 の小径部 2 4 a に 当接す る と 同時 に 、 針 下げ ピ ッ カ ー 2 5 は水平位置を と る よ う に 回動す る 。 し か し て、 編機 シ リ ン ダ 1 が正逆往復回動を開始 し て い る た め、 こ の編機 シ リ ン ダ 1 の正回動で は、 2 本の編針 2 のノく ッ ト 2 a 力《 ピ ッ カ ー 2 5 に 当接 し て そ れを図 4 で左 方向へ押動す る 。 こ れ に よ り 、 針下げ ピ ッ カ ー 2 5 が 力 ム ガ イ ド部材 2 1 a の左方向へ向か っ て下降す る 傾斜力 ム 部 2 1 a 1 へ当接 し て コ イ ルばね 3 3 の弾力 に抗 し て 強制的 に斜め左下方へ押下 さ れ る 。 そ し て、 針下げ ピ ッ 力 一 2 5 と 水平軸 2 3 は一体的 に 回動す る 力、 ら 、 こ の水 平軸 2 3 と 一体の止め軸 2 4 も共 に 同 じ 方向へ回動 し て 図 6 の位置を と る 。 こ れに よ り 、 後続のバ ッ ト 2 a は針 上げ ピ ツ カ 一 2 5 に 当接せずに通過す る 。
こ の状態で、 編針 2 の長バ ッ ト 2 b (図 8 及び図 9 ) の配列が通過 し た時点で編成制御装置 3 5 か ら の信号で ァ ク チ ユ エ 一 タ 2 9 の励磁が解除 さ れ る 。 す る と 、 吸着 作動片 2 9 a の吸着 も 解除 さ れ る 。 こ の と き 、 上記作動
6
片 3 1 の 自 由端部 3 1 a は図 6 の よ う に大径部 2 4 b に 係止 さ れて い る 力、 ら 、 上記 ピ ッ カ ー 2 5 a は斜め右下方 へ傾 い て い る 。 し 力、 し 、 上記両 引 寄せ レ バ ー 2 6 a 、 2 6 b 力 コ イ ルばね 2 7 の弾力で針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 を 水平方向 に 回動 し て、 こ の針下げ ピ ッ カ ー 2 5 を中立位 置 に復帰 さ せて上記 レペ リ ン グカ ム 2 1 の 下方に 待機 さ せ る (図 7 参照) 。
以上 に 述べ た よ う に 、 針 下 げ ピ ッ カ ー 2 5 へバ ッ 卜 2 a が当接 し て針下げ ピ ッ カ ー 2 5 が下降 さ せ ら れ る 作 用 は、 図 1 2 の左半分 に示 さ れて い る 。 針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の側部 に は、 針下げ ピ ッ カ ー 1 7 の場合 と 同様 に 凹 段部があ り 、 こ の 凹段部 に は図 1 2 に示すよ う に 2 つ の バ ッ ト 2 a が支承 さ れ、 こ れに よ つ て 2 本の編針 2 が非 編成 レ ベル力、 ら編成 レ ベルへ戻 さ れ る こ と に な る 。
編機 シ リ ン ダ 1 が逆方向 に 回動 し た時の作用 も上述の 作用 と 同様で、 針下げ ピ ッ カ ー 2 5 は図 4 に お い て右側 へ向か っ てバ ッ ト 2 a に よ り 押圧 さ れ、 カ ム ガイ ド部材 2 1 a の右側の傾斜カ ム 部 2 1 a 2 に よ り 案内 さ れて下 降す る 。 そ の運動 は図 1 2 の右半分 に示 さ れ る 通 り であ る 。 こ れに よ つ て、 1 回 に 2 本の編針 2 が編成 レ ベルへ 下げ ら れ る 。 こ の場合 に も 、 コ イ ルばね 2 7 は、 針下げ ピ ツ カ 一 2 5 を 中立位 置 に 復帰 さ せ て レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 の下方で待機 さ せ る 。
長バ ッ 卜 2 b は、 踵部や爪先部の編成 に関与 し な い た
め 、 ス テ ッ チ · カ ム 9 a 、 9 b ( 図 7 ) の 下端 レ ベ ル の フ ロ 一 卜 · コ ー ス F C の 低 レ ベ ル に 移動 さ れ、 一方、 バ ッ ト 2 a はニ ッ 卜 ♦ コ ー ス K C で、 編機 シ リ ン ダ一 1 の 正逆往復運動 に よ り 韪部 や 爪先部 を編成す る 。 前記針上 げ作用 に 関連 し て述べ た よ う に し て非編成 レ ベ ルの セ ン 夕 一 ♦ カ ム 8 上 に 上 げ ら れ た編針 2 の バ ッ ト 2 a は、 上 述の よ う に し て レ ベ リ ン グ · カ ム 2 1 の 下側凹所 内 に あ る 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 に よ り 下 げ ら れ て編 目 増 や し 作用 が な さ れ る 。 即 ち 、 編針 シ リ ン ダ ー の E逆往復冋動 に 伴 っ て 、 非 編 成 レ ベ ル の セ ン タ ー ♦ カ ム 8 上 の バ ッ 卜
2 a は針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 の先端 2 5 a に よ っ て 2 本ず っ ニ ッ ト · コ ー ス K C へ と 下 げ ら れ る 。
本発明で は 、 針下 げ ピ ツ カ 一 2 5 力《バ ッ ト 2 a の始め の 2 本をニ ッ ト · コ ー ス K C へ下 げて後 、 残 り の バ ッ ト 2 a が針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 の先端 2 5 a 上面を通過 し 、 次 い でバ ッ 卜 2 b 群が通過す る 。 こ の 間 に 、 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 が上昇 し て レ ベ ル リ ン グ · カ ム 2 1 の 下側凹所 内 へ戻 っ て し ま い 、 次 の 下 げ て は な ら な い バ ッ 卜 2 a を 下 げ て し ま う こ と を防止 し な け れば な ら な い 。 こ の た め に は、 バ ッ ト 2 b が針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 の 位置 を通過す る 間で、 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 でバ ッ 卜 2 a を下 げ た 後、 編成制御装置 3 5 か ら の 信号で ァ ク チ ユ エ 一 夕 2 9 を励 磁状態か ら 非励磁状態 に 切 り 替 え る 。 こ れ に よ り 、 作動 片 3 1 の 自 由 端部 3 a が止 め軸 2 4 の 大径部 2 4 b に
係合 し 、 針下げ ピ ツ カ 一 2 5 の先端 2 5 a を、 図 6 に 示 す よ う に 、 バ ッ ト 2 a が当接 し な い非作用状態の位置 に 保持す る 。
次に 、 針下げ ピ ッ カ ー 2 5 を元の 作用位置、 即 ち 、 図 5 の位置へ戻す に は、 編成制御装置 3 5 か ら の信号でァ ク チ ユ エ 一 夕 2 9 を励磁 し 、 吸着作動片 2 9 a を コ イ ル ばね 3 4 の力 に杭 し て吸着す る 。 こ れに よ つ て、 作動片 3 1 の 自 由端 3 1 a は止 め 由 2 4 の大径部 2 4 b 力、 ら 小 径部 2 4 a へ当接す る よ う に移動 し 、 水平軸 2 3 、 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 は図 5 の状態 に戻 り 、 次の針下げ作用 に 備え る 。
こ の よ う に 、 編針 シ リ ン ダ 1 の正逆往復回動の動作を 反復継続 し て レ ペ リ ン グカ ム 2 】 の下側凹部か ら針下げ ピ ッ カ ー 2 5 を下降 さ せて、 そ れに よ り 2 本づっバ ッ ト 2 a を下げて、 図 9 に示 さ れ る バ ッ ト 2 a を も つ針 2 の 編成範囲 L 2 か ら 図 8 に示 さ れ る 編成範囲 L 1 に増大 し 踵部や爪先部の編成をす る 。
本発明で は、 ジ ャ ガー ド柄編成を行 う と き 、 針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の先端幅 t (図 7 ) を超 え る バ ッ ト 欠落部の 幅 T が非編成 レ ベ ル N K C (図 7 参照) を通 る と き に も 柄出 し プ ロ グラ ム に よ り 編成 は確実 に実施可能であ る 。
靴下の脚部及び足甲部を例え ば 2 色 ジ ャ カ ー ド柄編成 す る と き 、 第 1 色の糸 と 第 2 色の糸 は別 々 の給糸 口 か ら 供給 さ れ る 。 そ し て、 図 7 に示す よ う に 、 第 1 色の糸の
編成を行 う 編針 2 b 1 は第 2 色の糸 の編成時 に は非編成 コ ー ス N K C に あ り 、 逆に第 2 色の糸 の編成を行 う 編針 2 b 2 は第 1 色の糸 の編成時 に は フ ロ ー 卜 コ ー ス F C に あ る 。 こ れ ら の編針 は、 編成時 に はニ ッ ト コ ー ス K C (図 7 ) を と る 。 バ ッ ト 2 b を も つ編針 に非編成 コ ー ス N K C を と ら せ る 力、 フ ロ ー 卜 コ ー ス F C を と ら せ る 力、 は 公知の よ う に選針装置 に よ っ て決め ら れ る 。 何本の編針 が非編成 コ ー ス N K C を と る かに よ っ て フ ロ ー ト コ ー ス F C の編針幅 T 、 即 ち 非編成 コ ー ス のバ ッ ト 欠落部の幅 が興な る 。 脚部か ら 踵部へ編成作業が移 る と 、 編機 シ リ ン ダ一 の半周 のバ ッ ト 2 b を も つ針 (足甲部側編成用 ) は フ ロ ー ト コ ー ス F C を と り 、 残 る 半周 のバ ッ ト 2 a を も つ針で踵部の編成が行われ る 。 こ の 間、 バ ッ
ト 2 a を も つ針群は、 既述の よ う に 、 編 目 減 ら し の た め に そ の両端部の針か ら 漸次非編成 レ ベルへ上げ ら れ、 次 いで編 目增や し の た め に漸次編成 レ ベルへ下げ ら れ る 。
ジ ャ ガー ド柄編成時に 、 柄の横幅が大 き い こ と に よ り フ ロ ー ト コ 一 ス F C を と る 編針群バ ッ 卜 の横幅 T が踵部 側で前記針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の先端 2 5 a の横幅 t よ り 広い場合 に は、 従来の ピ ッ カ ー 装置で は、 非編成 コ ー ス N K C を通 る 編針群のバ ッ 卜 が針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の上 面を さ す り な が ら通過す る 時、 下降 し た非作用位置 に あ る べ き 針下げ ピ ッ カ ー が そ の幅 t よ り 広い幅 T の バ ッ ト 欠落部内へ向か っ て レ ベ リ ン グカ ム 2 1 直下の作用 位置
へ上昇 し 、 非編成 コ ー ス N K C に あ る 編針群の一部 に 作 用 し て、 それを下げて し ま い 、 正常な踵部編成が行われ な い の み な ら ず、 編成すべ き 柄が乱れ る 。
と こ ろ が、 本発明で用 い ら れ る 針下げ ピ ッ カ ー 機構で は、 ァ ク チ ユ エ ー タ 2 9 が針下げ ピ ッ カ ー 2 5 を非作用 位置 に確実 に保持す る の で 、 非編成 コ ー ス K C の編針群 の一部が針下げ ピ ッ カ ー 2 5 の作用 を受けニ ッ ト コ ー ス K C へ下げ ら れて柄を乱す こ と がな い。
変形実施例
以上に説明 し た針下 げ ピ ッ カ ー機構の場合 に も 、 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 は コ イ ルばね 3 3 , 2 7 の作用 を受けつ つ 運動す る の で 、 高速運転 を し て も 、 針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 は リ バ ゥ ン ド に よ り ジ ャ ン プす る こ と 力《 な く 、 安定 し た動作が得 ら れ る 。
既に述べた よ う に 、 靴下の踵部お よ び爪先の編成に入 る 前は、 編機 シ リ ン ダは連続的 に正回転 し て編成動作を し て い る。 そ し て、 踵部お よ び爪先部の編成時 に の み編 成 シ リ ン ダは正逆往復回転を行い 、 編 目 減 ら し お よ び編 目 増や し を行 う 。 編 目 増や し は、 前述の よ う に針下げ ピ ッ カ ー に よ り 2 本の バ ッ ト を同時 に変位 レ ベルへ下げ る こ と に よ り 行われ る 。 と こ ろ で、 こ の よ う に編針バ ッ ト を編成 レベルへ下げた後 は、 針下げ ピ ッ カ ー はバ ッ 卜 が すべて通過 し 終 っ た後でな ければ、 レ ベ リ ン グカ ム の下 側の 凹所内の 出発位置へ戻 る こ と がで き な い。 針下げ ピ
2
ッ カ 一 は 、 レ ベ リ ン グ カ ム の 凹所 内 の 出 発位置 に な け れ ば、 編機 シ リ ン ダの次の逆回転時 に移動 し て く る 端部の バ ッ 卜 に よ る 当接 に よ り そ れを編成 レ ベルへ下げる 作用 を架す こ と がで き ず、 し たが っ てすべてのバ ッ 卜 が通過 し 終 る ま で針下げ ピ ッ カ ー は下降位置で待機 し てい な け ればな ら な い。 こ の待機時間を短 く す る に は、 編機 シ リ ン ダの往復回転を速 く す る こ と が必要に な る 。
と こ ろ で、 靴下編機は、 編機 シ リ ン ダの 回転角速度が 約 1 回転 ( 3 6 0 。 ) を基準 と し た往復回動の動作を反 復継続 し て靴下の踵部や爪先部の編成動作を し て い る 関 係上、 高速化に よ り 編機 シ リ ン ダの 回転角加速度に よ る 慣性力が大 き く な る ばか り で な く 、 編機の高速化に靴下 の踵部や爪先部の編成動作が追随で き な く な り 、 編針の 折損事故や カ ム機構の摩耗、 糸 テ ン シ ョ ン の過大化が生 じ 、 さ ら に 、 各構成部品が摩擦熱に よ り 摩耗 し て編成動 作が不安定に な り 製品の品質が損われ る 等の 問題が生 じ 0
こ の よ う な 問題を解決で き る 変形実施例を次 に説明す る o
さ き に説明 し た本発明 の実施例で は、 図 2 に示す よ う に、 針上げ ピ ツ カ 一機構 A と 針下げ ピ ッ カ ー機構 B は編 機 シ リ ン ダ 1 の 直径方向 に対向す る 位置 に設 け ら れて い る 。 こ れ に対 し 、 変形実施例で は 、 図 1 4 に略示す る よ う に 、 針上げ ピ ッ カ ー機構 A か ら 約 9 0 ° 離れた角度位
置 に 2 つ の 針下 げ ピ ッ カ ー 機構 B , Β が配 置 さ れて い る 各針下 げ ピ ッ カ ー 機構 Β は 、 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 a ま た は 2 1 b お よ び針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 a ま た は 2 5 b を有 し て い る 。 図 1 4 に 示す よ う に 、 編機 シ リ ン ダ 1 の 外周 に は 、 糸道装置 6 0 、 針上げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 a お よ び 針 下 げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 b 力 配 置 さ れ て い る 。 な お 、 6 5 は基準個所 (靴下 の 踵の 中 心 に 担 当す る 位置) を示 し て い る 。
図 1 3 は種 々 の カ ム の ¾開 図 を示 し て い る 。 こ の 図 に お い て、 セ ン タ ー カ ム 8 の 左右両側 に は 、 右 ス テ ッ チ 力 ム 9 a と 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b と が配設 さ れて お り 、 右 ス テ ツ チ カ ム 9 a と 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b の 各凹部 に は 、 周 知 の 右針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 a と 左針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 b が入 り う る よ う に な っ て い る 。 さ ら に 、 右 ス テ ッ チ カ ム 9 a と 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b の 下位 に は 、 右 ク ッ シ ョ ン 力 ム 6 8 a と 左 ク ッ シ ョ ン カ ム 6 8 b と 力 配設 さ れて お り 右 ク ッ シ ョ ン カ ム 6 8 a と 左 ク ッ シ ョ ン カ ム 6 8 b の 近 傍 に は 、 右 サ イ ド カ ム 6 9 a と 左 サ イ ド カ ム 6 9 b と が 配設 さ れて い る 。 さ ら に 又、 上記セ ン タ ー カ ム 8 に 対 し て約 9 0 ° (約 1 Z 4 周 程度) 位相 をず ら し て 、 右 レ べ リ ン グ カ ム 2 1 a と 左 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 b と が配設 さ れて お り 、 こ の右 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 a と 左 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 b の 各下側凹所 に は、 右針下 げ ピ ツ カ 一 2 5 a と 左針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 b が設 け ら れて い る 。 又、 上記
各 レ べ リ ン グ カ ム 2 1 a 、 2 1 b に 対 し て約 9 0 。 (約 ュ / 4 周 程 度 ) 位 相 を ず ら し て 、 針上 げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 a と 針下 げ ス ィ ッ チ カ ム 6 】 b が編針 シ リ ン ダ ;! の 半径方向 に 進退可能 に 設 け ら れて い る 。 針下 げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 b は長 バ ッ ト 2 a を も つ針 を ϋ ( 爪先) の 編成 の 終 り に 非編成 ラ イ ン 6 2 力、 ら 編成 ラ イ ン 6 3 へ引 き 下 げ る よ う に 進退可能 に 設 け ら れ て お り 、 上記 セ ン タ ー 力 厶 8 の上位 に は 、 前記糸道装 置 6 ◦ が設 け ら れて い る 。
以下、 こ の変形実施例 の 作用 に つ い て説明す る 。
針上 げ ピ ッ カ ー に よ る 目 減 ら し 編成
な お 、 針上 げ ピ ッ カ ー に よ る 目 '减 ら し 編成 は次の よ う に 行 わ れ る 。
す な わ ち 、 図 1 3 及 び図 1 4 に お い て、 踵 (爪先) の 編成 に 入 る 前 は 、 編針 シ リ ン ダ 1 は正回転 (反時計針方 向 ) に 回転 し て お り 、 通常 の 編成動作を し て い る 。 つ ま り 、 短バ ッ ト 針 2 a と 長バ ッ 卜 針 2 b と は 、 右サ イ ド カ ム 6 9 a 力、 ら 右 ス テ ッ チ カ ム 9 a で ク リ ヤ ー さ れ、 さ ら に 、 セ ン タ ー カ ム 8 力、 ら 左 ス テ ッ チ カ ム 9 b で糸道装置 6 0 か ら 供給 さ れ る 編成糸 を も っ て編成作業 を行い 、 し か る 後、 左サ イ ド カ ム 6 9 b よ り タ ッ ク ラ イ ン へ戻 る よ う に し て 、 こ れ ら の動作 を反復継続 し て編成作業を し て い る 。 こ の と き 、 針上 げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 a と 針下 げ ス ィ ツ チ カ ム 6 1 b は共 に 不作動位置 に 退避 し て い る 。
踵 (爪先) 部 の編成 に 入 る と き は 、 上記針上 げ ス イ ツ
チ カ ム 6 1 a を編針 シ リ ン ダ 】 の幸由心方向 に 向 っ て進 出 さ せ、 こ の針上げ ス ィ ッ チ カ ム 6 1 a は長バ ッ ト 針 2 b の みを踵 (爪先) の編成の始め に編成 ラ イ ン 6 3 か ら 非 編成 ラ イ ン 6 2 へ引 き 上げ る 作用 を行 う 。
従 っ て、 編成 ラ イ ン 6 3 に残 る 半周 に亘 る 短バ ッ 卜 針 2 a が踵 (爪先) の編成をす る 。 こ の と き 、 上記右針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 a 、 左針下げ ピ ツ カ 一 2 5 b は、 共 に非 編成 ラ イ ン 6 2 の上記長バ ッ 卜 針 2 b を邪魔 し な い よ う に 、 右 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 a と 左 レ ベ リ ン グ カ ム 2 1 b の各下側凹所か ら 下方の不作用 位 ^へ押 し 下 げ ら れて い 次に 、 編針 シ リ ン ダ 1 が逆回転 し て時計針方向へ回転 を開始す る こ と に よ り 、 踵 (爪先) の編成終了す る ま で 編針 シ リ ン ダ 1 は正回転 と 逆回転を交互に行 う 。 こ の逆 回 転 の と き 、 上記編成 ラ イ ン 6 2 の 最初 の短バ ッ ト 針 2 b は 左針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 b に よ っ て非編成 ラ イ ン 6 2 へ移行 さ れ る 。
次 に 、 編針 シ リ ン ダ 1 が正 回 転 の場 合、 編成 ラ イ ン 6 3 の短バ ッ ト 針 2 a の最初の一本 目 の針を今度は右針 上げ ピ ッ カ ー 1 7 a に よ っ て非編成 ラ イ ン 6 2 へ移行 さ せ る 。
編針 シ リ ン ダ 1 が正逆回転を反復継続 し て繰 り 返す こ と に よ り 、 右針上げ ピ ッ カ ー 1 7 a と 左針上げ ピ ツ カ 一 1 7 b に よ り 編成ラ イ ン 6 3 の短バ ッ 卜 針 2 a を左右交
互 に 非編成 ラ イ ン 6 2 (長バ ッ ト 針 2 b の ラ イ ン ) へ移 行 し な 力《 ら 徐 々 に 編 目 を減 ら し て行 き 、 所定 の 編 み幅 ま で編成す る 。
従 っ て 、 非編成 ラ イ ン 6 2 へ は 、 長バ ッ 卜 針 2 b の 配 列 と 、 そ の両側 に 短バ ッ ト 針 2 a が所定 の 針数で配列 さ れ た状態 に な る 。
こ の よ う に し て、 右針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 a と 左針上 げ ピ ッ カ ー 1 7 b に よ り 編み £j 減 ら し が行 わ れ る 。
針下 げ ピ ッ カ ー に よ る 目 增 や し 編成
図 1 3 及 び図 1 4 に 示 さ れ る よ う に 、 編針 シ リ ン ダ 1 が逆 回転を し て時計方向 へ回転 し 、 非編成 ラ イ ン 6 2 へ 移行 さ れ た 短バ ッ 卜 針 2 a の最初針 を右針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 a と 左針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 b に よ っ て 2 本ずつ編成 ラ イ ン 6 3 へ下 げ る 。 こ の と き 、 右針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 a は 、 前述 し た よ う に 、 右側へ約 1 ノ 4 周 程度 だ け 位相 をず ら し て配置 し て い る た め 、 編針 シ リ ン ダ 1 の左方 向 へ回転角 速度 は 、 従来 の約 1 4 周 に 対応す る 程度 に 低 '减す る こ と がで き る 。 同様 に 、 左針下 げ ピ ッ カ ー 2 5 b は 、 左側へ約 1 4 周 程度だ け 位相 を ず ら し て配置 し て い る た め 、 編針 シ リ ン ダ 1 の 右方向 へ回転角 速度 は 、 從 来 の 約 1 4 周 に 対応す る 程度 に 低 '减す る こ と がで き る ( 図 1 7 及 び図 1 8 ) 。
産業上 の 利用 可能性
本発明 は、 ソ ッ ク ス 、 ス ト ッ キ ン グ等すベて の靴下類 に お け る 編 目 の 漸減及 び漸増 の た め に 用 い る こ と がで き る