JPH0693541A - ストッキング及びソックス等を製造する丸編機 - Google Patents

ストッキング及びソックス等を製造する丸編機

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JPH0693541A
JPH0693541A JP3133814A JP13381491A JPH0693541A JP H0693541 A JPH0693541 A JP H0693541A JP 3133814 A JP3133814 A JP 3133814A JP 13381491 A JP13381491 A JP 13381491A JP H0693541 A JPH0693541 A JP H0693541A
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JP
Japan
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needle
cam
cylinder
knitting machine
circular knitting
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JP3133814A
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English (en)
Inventor
Angelo Ghia
ギア アンジェロ
Giovanni Vignoni
ヴィニョーニ ジョヴァンニ
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IRMAC SpA
Original Assignee
IRMAC SpA
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Publication date
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/20Circular knitting machines with independently-movable needles with provision for narrowing or widening; with reciprocatory action, e.g. for knitting of flat portions
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/42Circular knitting machines with independently-movable needles specially adapted for producing goods of particular configuration
    • D04B9/46Circular knitting machines with independently-movable needles specially adapted for producing goods of particular configuration stockings, or portions thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B9/00Circular knitting machines with independently-movable needles
    • D04B9/42Circular knitting machines with independently-movable needles specially adapted for producing goods of particular configuration
    • D04B9/46Circular knitting machines with independently-movable needles specially adapted for producing goods of particular configuration stockings, or portions thereof
    • D04B9/56Circular knitting machines with independently-movable needles specially adapted for producing goods of particular configuration stockings, or portions thereof heel or toe portions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 横方向ピッカ及び中央ピッカの代わりに、ピ
ッカに生じるような故障や問題がない、針選択システム
と組み合わせたカムのような機械部材を用いて、従来技
術と全く同様にしてストッキング又はソックスの踵及び
爪先を形成できるようにすることである。 【構成】 本発明の丸編機は、踵及び爪先の形成中に目
減らし及び目増やしを行う丸編機のフィードに2つの針
選択アクチュエータを関連させ、前記フィードのほぼ反
対側の領域にロワリングカムを設け、針シリンダが反時
計回り方向及び時計回り方向の回転運動を行う間、針を
高位置の作業トラックまで下降させるように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、ストッキング及びソッ
クス等を製造する丸編機に関する。
【従来の技術】本願明細書において使用する「丸編機」
という用語は、婦人用のストッキングや紳士用のソック
ス等を製造できるあらゆる形式、すなわち、単シリンダ
又は多シリンダ形式又は1つ以上のフィード(ヤーンフ
ィード及びループ形成点(loopformation
point))の形式の丸編機をいう。しかしなが
ら、簡単化のため、以下の説明は、専ら、単シリンダ形
の丸編機について行うものとする。当業者には良く知ら
れており、従って、詳細な説明は必要ないが、単シリン
ダ形丸編機は固定フレームを有しており、該固定フレー
ム内にはいわゆる針シリンダ(ニードルシリンダ)がそ
の軸線の回りで回転できるように適当に支持されてい
る。また、単シリンダ形丸編機は、べら針(latch
needles、ジャックを含むこともある)及びセ
レクタエレメントが挿入されるアキシャルペリフェラル
トリックを有している。針シリンダの上部にはシンカリ
ングが固定されており、該シンカリングの半径方向溝に
は、編地の形成時に針(ニードル)と協働するシンカが
支持されている。針シリンダは、該針シリンダのそれぞ
れのぺリフェラルトリック内でべら針(ジャックを含む
こともある)の上下運動を生じさせる一連のカムで形成
されたいわゆるカムボックスを備えたスカートで囲まれ
ている。単シリンダ形丸編機はまた、各フィード、すな
わちヤーンフィード及びループ形成点に設けられた或る
数のヤーンガイドを有している。また、単シリンダ形丸
編機には、ストッキング又はソックスを形成する或る段
階で、針シリンダを一方向に連続回転させるか反対方向
に往復運動させ、かつ、カムボックスの或る運動カム、
ヤーンガイド及び作動時に固定位置を占めることがない
機械部品を制御する適当な機構が設けられている。形成
された編地に模様を入れる選択システムが設けられた現
在の編機においては、セレクタエレメントが針と関連し
ており、かつ、電磁石装置の形態をなすいわゆるアクチ
ュエータが設けられている。このアクチュエータは、中
央電子プログラミングユニットから発生される電気パル
スにより付勢されると、セレクタエレメントに対し選択
的に作用して、それぞれの針及び/又はジャックのバッ
ト(butts)が、カムボックスのカムと干渉し又は
干渉しないようにする。本発明は、従来全体として知ら
れている前述の形式の丸編機に関するものであり、特
に、ストッキング又はソックスの踵又は爪先の形成中に
作動する装置又は機械エレメント及び部材の群に関す
る。ストッキング又はソックスの踵又は爪先の形成中
は、シリンダの全針のうちの半数(1/2)のみが作動
するに過ぎない。シリンダ(針シリンダ)は、往復回転
運動、すなわち、一方向に360°回転した後、逆方向
に360°回転するように駆動される。これらの工程
(段階)中に、針のうちの必要な半数を非作動状態にす
るには、全針の半数に長いバットを設け、他の半数に短
いバットを設ける。また、カムボックスには適当なカム
が設けられており、これらのカムは、連続回転運動下で
最後のシリンダの回転中に、全針の半数のみに作用して
これらの半数の針を作動しないように制御される。例え
ば、これらのカムは長バット針(long−butt
needles)のみに作用して短バット針(shor
t−butt needles)には作用しないように
構成し、長バット針が編目(ステッチ)形成カムとは干
渉しなくなり、従って、非作動状態になるレベルまで全
ての長バット針を持ち上げ、最後に形成されたループを
長バット針のシャフト上に保持できるようにする。シリ
ンダの連続回転運動とは、通常、シリンダの回りでの反
時計回り方向の回転運動であることに留意されたい。ス
トッキング又はソックスの踵及び爪先を形成する場合、
針シリンダは、先ず時計回り方向に回転され、その後反
時計回り方向に回転される。これにより、「目減らし工
程(narrowing stage)」として知られ
ている工程の後に、「目減らし−目増やし工程(nar
rowing and widening stag
e)」として知られた工程が続けられる。目減らし工程
においては、シリンダの各時計回り方向及び反時計回り
方向の回転の間に、作動状態に維持されている針の半数
のうちの1本の左針(left needle)及び1
本の右針(rightneedle)が非作動状態にさ
れる。すなわち、既に非作動状態にされている針のレベ
ル、この場合には、長バット針のレベルまで持ち上げら
れる)。本願明細書で使用する「左針」という用語は、
作動状態に維持されている針、すなわち、現に考慮して
いる編機の場合には、短バット針の中心線から90°左
方向(すなわち時計回り方向)に位置するシリンダの周
方向領域内にある短バット針をいい、一方、「右針」と
いう用語は、前記中心線から反対方向に90°延びた領
域内にある短バット針をいう。目減らし工程は、短バッ
ト針の全数の約1/3のみ、すなわち、短バット針の中
心線から左方向に30°の位置と右方向に30°の位置
との間の領域内にある短バット針が作動状態に維持され
ている間、続けられる。この時点で目減らし−目増やし
工程が開始される。この目減らし−目増やし工程におい
ては、シリンダの各時計回り方向及び反時計回り方向の
回転の間、1本の短バット針が再び非作動状態にされ、
2本の短バット針が作動状態に戻される。この目減らし
−目増やし工程は、全ての短バット針が作動状態に戻さ
れるまで続けられる。次に、針シリンダは連続回転に戻
り、長バット針が作動状態に戻される。従来技術におい
ては、ストッキング及びソックスの踵及び爪先の形成に
包含される2つの工程中に短バット針を非作動状態にす
るのに、及び、非作動状態にされた針を作動状態に戻す
のに、カムボックスのカムと関連しておりかつピッカ
(pickers)として知られている特殊な部材を使
用している。これらの部材は、左右のノックオーバカム
に関連している2本の横方向の目減らしピッカ、すなわ
ち1本の左ピッカ及び1本の右ピッカと、中央の目増や
しピッカとで構成されている。これらのピッカは非常に
デリケートな運動をする部材であって、磨耗を受け易く
かつしばしば故障する。また、踵及び爪先の形成中に高
速作動できないことに加え、しばしば針が破損する。丸
編機でストッキング及びソックスの踵及び爪先を形成す
る場合に、これらのピッカを省略しようとする従来の試
みは成功していない。その理由は、ピッカを使用しない
で、ピッカを用いた場合と全く同様に、ストッキング又
はソックスの踵及び爪先の編地を形成することは全く不
可能だからである。中央ピッカを用いないで目増やしを
行うこと、すなわち、孔を形成することなくして正しい
編地を形成できるようにするため、前述のように、前に
非作動状態にされている針を作動状態に戻すことは特に
困難であることが判明している(従来技術においては、
この段階で、中央ピッカ及び2つの横方向ピッカが作動
状態にある)。
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする技術的課題は、概略的にいえば、ストッキ
ング及びソックス等を製造する丸編機において、横方向
ピッカ及び中央ピッカの代わりに、ピッカに生じるよう
な故障や問題がない、選択システムと組み合わせた適当
なカムのような他の機械部材を用いて、従来技術と全く
同様にしてストッキング又はソックスの踵及び爪先を形
成できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、次のような構成、すなわち、踵及び爪先の形成中
に目減らし及び目増やしを行う丸編機のフィードに、2
つの選択アクチュエータが関連しており、これらの選択
アクチュエータは、シリンダ(針シリンダ)の回転方向
に関して前記フィードの前及び後に配置されていて、往
復回転運動下で前記シリンダの回転中に、個々の針を、
カムを介して高位置の非作動トラックまで選択的に持ち
上げ、前記フィードのほぼ反対側の領域にはロワリング
カムが設けられており、該ロワリングカムは、前記シリ
ンダが反時計回り方向及び時計回り方向の回転運動を行
う間、前記高位置のトラックの非作動状態にある針に作
用して、該針を高位置の作業トラックまで下降させるよ
うに構成したストッキング及びソックス等を製造する丸
編機により解決される。前記ロワリングカムは、通常
は、丸編機の前記フィードから約180°の位置に配置
するのであるが、150〜210°の間の領域内に配置
することができる。このロワリングカムは、主として、
目減らし−目増やし工程の間、すなわち、前の目減らし
工程の間に非作動状態にされている針が作動状態に戻さ
れる工程の間に使用されるが、目減らし工程中に作動状
態におくこともできる。最初の場合、すなわち、目減ら
し−目増やし工程中にのみロワリングカムを使用する場
合には、カムは、非作動位置から作動位置に及びこの逆
に移動できるように制御できなければならず、一方、第
2の場合には、カムを作動位置に固定しておくこともで
きる。針選択システムが、高位置で非作動状態に配置さ
れた針を下降させることができない場合に、従来の丸編
機の中央ピッカ又は目増やしピッカを、本発明により実
際に提供されるロワリングカムに取り替えることができ
る。本発明のロワリングカムは、シリンダの交互の各回
転時に、高位置において非作動状態にあるこれらの針を
高位置の作業トラック内に下降させることができ、次
に、針選択システムは、所望数の針を所望通りに高位置
の非作動位置に戻すことができる。本発明によれば、ス
トッキング又はソックスの踵及び爪先を、全ての短バッ
ト針を低位置の非作動状態にしておき、長バットを備え
た針の半数で形成するか、或いは、短バットを備えた針
の半数で形成することもできる。後者の場合には、可動
のレイジングカムを、前記ロワリングカムの左側又は右
側と関連させて、ストッキング又はソックスの踵及び爪
先の形成中に、長バット針を高位置の非作動位置に移動
させる。前述のように、針選択システムはストッキング
又はソックスの踵及び爪先の形成に使用される。この針
選択システムは、各針と関連しているセレクタエレメン
トと、該セレクタエレメントと協働する電磁アクチュエ
ータとを有しており、既に知られている。セレクタエレ
メントは、既知の技術で種々に構成できる。より詳しく
は、各セレクタエレメントは、一方の側部がアクチュエ
ータと協働し、他方の側部がそれぞれの針に直接作用す
るように構成した単一部品で作ることができる。しかし
ながら、セレクタエレメントは、一方の部品がアクチュ
エータと協働し、他方の部品が直接又はジャックを介し
て、それぞれの針に作用するように構成した1つ以上の
部品で作ることもできる。本発明の目的を達成する上で
は、介在ジャックが設けられた又は設けられていない単
一部品又は多部品から成るセレクタエレメントを使用す
ることができる。後述の実施例において、可能性のある
2つのセレクタエレメントの構造を参照されたい。電磁
アクチュエータもまた既知のものであり、種々の構成に
することができる。従って、電磁アクチュエータについ
ては、概略的に説明することにする。
【実施例】本発明の構造的及び作動的特徴をより明瞭に
するため、添付図面に関連して本発明の実施例を詳細に
説明する。図面には、丸編機の構成部品のうち、本発明
を理解する上で重要な部品のみを示してあるが、図示し
ない残余の部品は当業者に良く知られている伝統的な公
知構造のものである。第1図〜第3図に示すように、こ
の実施例における単シリンダ形丸編機は、番号10で概
略的に示す針シリンダを有している。この針シリンダ1
0はフレーム(図示せず)内で軸線11の回りで回転で
きるように取り付けられていて、矢印12で示す方向
(反時計回り方向すなわち外方)に連続回転するか、軸
線11の回りで矢印12の方向に1回転し、次に矢印1
3で示す方向(時計回り方向すなわち戻り方向)に1回
転するというように往復運動する。第3図の実施例にお
いては、針15、ジャック16及びセレクタエレメント
が、針シリンダ10のペリフェラルトリック14内で頂
部から下向きに収納されている。各針15には長い又は
短いバット15aが設けられており、各ジャック16に
はバット16aが設けられている。この実施例の場合に
は、各セレクタエレメントが、それぞれのジャック16
に作用するように設計されたバット17aを備えたばね
部分17と、番号18で示す箇所で枢着されておりかつ
ばね18cにより保持された部分18とを有しており、
該部分18には、後述の電磁アクチュエータと協働する
複数の歯が設けられている。図示の実施例の場合、丸編
機には、1つのヤーンフィード及びループ形成点(フィ
ード)が設けられているだけであり、相対ヤーンガイド
(relativeyarn guides)19が第
2図に概略的に示されている。既知の方法で幾つかのフ
ィードを設けることもできるが、図示のフィードは、ス
トッキング又はソックスの踵及び爪先を形成するための
ものである。第2図に示すカムボックスのスカートは編
機のフレームに固定されており、ここに考慮しているフ
ィードにとって既知の方法で、上方の中央カム20と、
左方のノックオーバカム21と、右方のノックオーバカ
ム22とを備えている。上方の中央カム20の左方及び
右方には、それぞれ、左方のレイジングカム23及び右
方のレイジングカム24が設けられている。また、リン
グ25には部分的に挿入される左方のレイジングカム2
7及び右方のレイジングカム26が設けられており、こ
れらのレイジングカム26、27は、挿入時に、長バッ
ト針のみに対して作用し、短バット針がリング25に沿
って通過できるようにする。この時点までに説明した全
てのカムは、針15のバット15aに対して作用するよ
うに設計されている。フィードから約180°隔てた箇
所において、カムボックスは、左方のフランク28a及
び右方のフランク28bを備えたロワリングカム28を
有している。このロワリングカム28は、上方の中央カ
ム20のレベルより上方のトラック100まで上昇され
た針を、ノックオーバカム21、22と干渉している高
位置の作業トラック101まで下降させるためのもので
ある。従って、ロワリングカム28は、針15のバット
15aにも作用する。ジャック16のバット16aに対
して作用できるようにするため、カムボックスは左方の
レイジングカム29及び右方のレイジングカム31を有
している。最後に、セレクタエレメントのばね部分17
のバット17aにも作用できるようにするため、左方の
レイジングカム34及び右方のレイジングカム35が設
けられている。これらのレイジングカム34、35は、
セレクタエレメントのばね部分17のバット17aが針
シリンダ10から突出しているとき、すなわち、前記ば
ね部分17が、これを保持するシリンダの相対トリック
に対して弾性的に押圧されていないときにのみ、ばね部
分17に対して作用する。所望の針を選択するには、2
つの電磁アクチュエータ、すなわち左方の電磁アクチユ
エータ32及び右方の電磁アクチュエータ33がフィー
ドに連結されている。各アクチユエータには、セレクタ
エレメントの部分18に設けられた歯18aの数に等し
い或る数のレバー32aのようなレバーが既知の方法で
設けられている。各レバー32aは、それぞれの電磁石
が付勢されると、当該レバー32aの電磁石が付勢され
ていないときにレバー32aが占める位置である傾斜し
た非作動位置から、半径方向の作動位置へと移動され
る。シリンダの回転中に、セレクタエレメント(このセ
レクタエレメントの部分18には、レバー32aのレベ
ルに歯18aが設けられている)が通ると、レバー32
aは、該レバー32aが相対部分17をシリンダトリッ
ク(第3図参照)内に押し付けることにより、前記部分
18を枢着点18bの回りで揺動させ、これにより、部
分17のバット17aをレイジングカム34、35の作
動範囲外に移動させる。この結果、このセレクタエレメ
ントの部分17は上昇されなくなる。これとは逆に、ア
クチュエータのレバーが非作動の休止位置にあるときに
は、前記レバーのレベルに歯18aを備えているセレク
タエレメントの部分18が押し付けられることはなく、
相対ばね部分17はそのバットがシリンダから突出した
状態に保たれ、この結果、レイジングカム34、35が
セレクタエレメントの前記部分17を上昇できるように
なる。これらのセレクタエレメント及び電磁アクチュエ
ータの作動は知られており、従ってこれ以上の説明は不
要である。アクチュエータの電磁石の付勢及び除勢を行
う電気パルスは、プログラマを備えた中央電子ユニット
(図示せず)から発生される。考慮しているフィードの
ヤーンガイド19がある0°、すなわち360°の位置
の垂直線からスタートして、第2図には、90°、18
0°及び270°における他の垂直線により、カムボッ
クスを分割した4つのセクタが示されている。明瞭に図
示するため、種々のカムの寸法及び位置は完全な尺度で
表されてはいない。しかしながら、第1図の概略平面図
においては、針シリンダ10の周囲における種々のカム
の配置は、寸法及び尺度がより正確に示されている。カ
ムボックスには更に別のカム(図示せず)を設けること
ができることに留意すベきである。しかしながら、スト
ッキング又はソックスの踵及び爪先の形成中の編機の作
動の説明において、それらのカムに言及する必要はな
い。第1図において、短バット針15を含む針シリンダ
10の180°の周方向領域が半円36で示されてい
る。一方、半円37は、長バット針15を含む針シリン
ダ10の180°の周方向領域を示すものである。第1
図には、針シリンダ10が次のような角度位置にあると
ころ、すなわち、長バット針15を含む周方向領域37
の中心線38がフィードに対向するロワリングカム28
の正面にあるところが示されている。これらの長バット
針のうち、中心線38から時計回り方向(左方向)に向
かう90°の周方向領域内の長バット針を、以下、便宜
上「左針」と呼び、中心線38から反時計回り方向(右
方向)に向かう90°の周方向領域内の長バット針を
「右針」と呼ぶことにする。丸編機の前述のエレメント
を使用して、ストッキング又はソックスの踵又は爪先は
次のようにして形成される。針シリンダ10の連続回転
運動が終了したとき、すなわち、ストッキング又はソッ
クスの脚(leg)又は足(foot)の形成後、カム
20、21、22、23、24が未だそれらの作動位置
に移動していない場合には、それらの作動位置に移動さ
れる。レイジングカム26、27は部分的に挿入され、
長バット針に対してのみ作用するようになっており、短
バット針は、低位置の非作動トラック内に残されて放棄
される。レイジングカム29、31も挿入されてジャッ
ク16に作用し、レイジングカム34、35も挿入され
て、既に説明したアクチュエータにより選択されたセレ
クタエレメントに作用する。電磁アクチュエータ32、
33が作動され、すなわち、中央電子ユニットからの信
号により、全ての電磁アクチュエータのレバー32aが
付勢される。これらの条件下で針シリンダ10を往復回
転運動させれば、目減らし工程を開始することができ
る。この往復運動により、最初に、針シリンダ10が時
計回り方向すなわち戻り方向(矢印13の方向)に回転
し始める。カム27は、短バット針が上昇されることな
く通過することを可能にするが、全ての長バット針はカ
ム21上に持ち上げられる。これにより、長バット針
は、上方の中央カム20に向かって、長バット針のルー
プ形成状態に持ち上げられ、ここから、長バット針が下
降されて右方のノックオーバカム22に到達する。その
後、作動したこれらの長バット針は、右方のレイジング
カム26により、低位置の作業トラック102上に持ち
上げられる。往復運動下で針シリンダ10がこの最初の
回転を行う間、最初の左針を非作動状態にすることによ
り、作動する長バット針による最初の目減らし作業が行
われる。これを達成するため、この針に対するセレクタ
エレメントの部分18の歯18aに相当するアクチュエ
ータ32のレバー32aの作動が解除され、これによ
り、ばね部分17がレイジングカム34により持ち上げ
られ、それぞれのジャック16がレイジングカム29と
干渉するようになる(第2図の破線を参照)。これによ
り、セレクタ16及びそれぞれの針15が持ち上げられ
てレイジングカム23と干渉するようになる。次に、こ
のレイジングカム23は、最初の左方の長バット針を、
該長バット針が中央カム20の上方のトラック100ま
で上昇し従って作動しなくなるレベルまで移動させる。
しかしながら、往復運動下での針シリンダのこの最初の
回転(戻り回転)の終時にかけて、電磁アクチュエータ
32により非作動状態にされた前記左針は、ロワリング
カム28の左方のフランク28aに当たり、高位置の作
業トラック101上に戻される。針シリンダ10が往復
運動下で、矢印12で示すような反時計回り方向すなわ
ち外方ヘの回転である第2回目の回転を行う間、長バッ
ト針は低位置の作業トラック102に到達して右方のノ
ックオーバカム22に出会う。この右方のノックオーバ
カム22は、長バット針を中央カム20に向けてループ
形成点まで持ち上げ、次に、長バット針は、中央カム2
0により下降されて左方のノックオーバカム21に到達
する。仕事をしたこれらの針は、次に、左方のレイジン
グカム27によって低位置の作業トラック102まで持
ち上げられる。しかしながら、往復運動下で針シリンダ
10がこの第2回目の回転を行う間、第2の長バット針
を非作動状態にしておく必要がある。この間、第1の右
針及び第1の左針(該左針は、前の往復(戻り)回転運
動の間は作動しなかったが、この前の回転運動の終時に
は、ロワリングカム28によって高位置の作業トラック
101まで移動されている)も非作動状態になっていな
くてはならない。これは、右方の電磁アクチュエータ3
3によりそれぞれのレバーを非作動状態にし、相対セレ
クタエレメントの部分17を右方のレイジングカム35
上に持ち上げて、それぞれのジャック16を右方のレイ
ジングカム31と干渉させることにより達成される。こ
のようにして、第1の右針及び第1の左針は、中央カム
20の上方のトラック100まで上昇して作動できなく
なるレベルまで、右方のレイジングカム24により持ち
上げられる。往復運動下でのこの第2回目の回転(外方
ヘの回転)の終時にかけて、既に非作動状態になってい
る第1の右針はロワリングカム28の右方のフランク2
8bに出会い、該フランク28bにより高位置の作業ト
ラック101まで戻される。一方、第1の左針は、もは
やロワリングカム28に当たっておらず、中央カム20
の上方のトラック100内で高い位置に維持されてい
る。ここで、矢印13で示すように時計回り方向の戻り
回転運動である第3回目の往復回転運動が起こる。この
回転中、第3の長バット針は非作動状態に、すなわち第
2の左針になっていなくてはならない。前述のように、
前の第2の往復回転運動の終時には、第1の左針は高位
置のトラック100内で非作動状態に維持されており、
一方、第1の右針は高位置の作業トラック101に移送
されている。従って、この第3回目の回転運動中に、第
2の左針は非作動状態になくてはならず、第1の右針は
再び非作動状態にされる。この目的のためには、既に述
べた方法で、電磁アクチュエータ32のそれぞれの除勢
されたレバー32aを使用する。しかしながら、往復運
動下での針シリンダ10のこの第3回目の回転(戻り)
運動の終時にかけて、この回転運動中は作動していない
第1及び第2の左針は、再びロワリングカム28の左方
のフランク28aと出会い、高位置の作業トラック10
1に戻される。一方、第1の右針は、もはやロワリング
カム28に当たっておらず、中央カム20の上方のトラ
ック100内で高い位置に維持される。往復運動下で針
シリンダ10が、再び外方への回転運動となる次の第4
回目の回転を行う間、第4の長バット針は非作動状態、
すなわち第2の右針になっていなくてはならず、一方、
他の残余の長バット針はループ形成状態に維持される。
前の第3回目の回転運動の終時に、作動していなかった
最初の2つの左針は高位置の作業トラック101へと移
送され、一方、最初の右針(この右針も作動していなか
った)は中央カム20の上方の高位置トラック100内
に維持される。従って、この第4回目の回転を行う間、
前記最初の2つの左針は再び非作動状態になっていなく
てはならず、第2の右針もまた、右方の電磁アクチュエ
ータ33の相対的に除勢されたレバーを用いて、非作動
状態にしなければならない。この回転の終時において
は、最初の2つの左針のみならず最初の2つの右針も作
動していない状態にあり、この終時にかけて、最初の2
つの右針はロワリングカム28と出会って、高位置の作
業トラック101へと移動される。一方、最初の2つの
左針はもはやロワリングカム28に当たってはおらず、
中央カム20の上方のトラック100内に維持されてい
る。戻り回転運動である第5回目の往復運動の間、電磁
アクチュエータ32の除勢されたレバー32aは、第3
の左針を非作動状態にし、かつ、第4回目の回転運動の
終時において高位置の作業トラック101内に維持され
ていた最初の2つの右針を再び非作動状態にする。従っ
て、この第5回目の回転運動中に5つの長バット針が作
動することはなく、第5回目の回転運動の終時におい
て、最初の3つの左針は高位置の作業トラック101内
にあり、かつ最初の2つの右針は中央カム20の上方の
トラック100内で非作動状態にある。以上から、往復
運動下での針シリンダ10の各連続回転の間、別の長バ
ット針が非作動状態になって作動することがなく、この
ため、1回転中に作動しない長バット針の全数は、目減
らし工程(段階)の開始時からの針シリンダ10の往復
回転運動の回数に等しいことが明瞭に理解されよう。し
かしながら、針シリンダ10の各時計回り方向、すなわ
ち戻り方向の回転運動の終時には、この回転運動中に作
動しなかった左針が、ロワリングカム28によって高位
置の作業トラック101に戻され、この回転運動中に作
動しなかった右針のみが高位置のトラック100内で非
作動状態に維持される。一方、針シリンダ10の各反時
計回り方向、すなわち外方への回転運動の終時には、こ
の回転運動中に作動しなかった右針が、ロワリングカム
28によって高位置の作業トラック101に戻され、こ
の回転運動中に作動しなかった左針のみが高位置のトラ
ック100内で非作動状態に維持される。長バット針に
よる目減らし工程は、長バット針の約1/3程度が作動
状態、すなわち、長バット針が、針シリンダ10の、第
1図において番号37で示す180°の周方向領域の中
心線38の回りの中央部分内にある状態に留まるまで、
針シリンダ10の次の往直回転運動中に上記方法で続行
される。目減らし工程は、針シリンダ10の時計回り方
向、すなわち戻り方向の回転運動と共に終了し、この回
転運動中に作動していない左針は、ロワリングカム28
により高位置の作業トラック101に戻され、この回転
運動中に作動していない右針は高位置のトラック100
内で非作動状態に留められる。目減らし工程は戻り回転
と共に開始し、針シリンダ10の戻り回転と共に終了す
るので、目減らし工程の最後の回転中に作動していない
長バット針の全数は奇数であり、作動していないこれら
の長バット針の中には、右針の数より1つ大きい左針が
ある。次に、針シリンダ10の反時計回り方向、すなわ
ち外方への回転運動と共に目減らし−目増やし工程が開
始される。考慮している工程のこの最初の回転運動中
に、電磁アクチュエータ39はそのレバーと共に作動
し、目減らし工程の最後の戻り回転運動中には、前述の
ように、作動していない右針の数は、作動していない左
針の数より1つ小さく、この欠失した右針(missi
ng rightneedle)は電磁アクチュエータ
33の相対レバーを除勢することにより非作動状態にさ
れる。また、この外方への回転の間、電磁アクチュエー
タ33の相対的な除勢レバーを再び使用して、前の戻り
回転運動の終時に高位置の作業トラック101に戻され
ている左針を非作動状態にすることもできる。しかしな
がら、目減らし−目増やし工程のこの最初の回転中に、
作動すべき長バット針の全数は1だけ増加されるので、
非作動状態にすべき左針の全数は、前の戻り回転運動の
終時に高位置の作業トラック101に移送されている左
針の数よりも2つだけ少なくしなければならない。従っ
て、目減らし−目増やし工程の最初の外方回転運動の終
時には、目減らし工程の最後の戻り回転運動時よりも2
本多い左針と1本少ない針とが作動することになり、こ
の状況は、作動していない全ての左針が高位置のトラッ
ク100内で非作動状態にある場合と同じである。一
方、作動していない全ての右針は、ロワリングカム28
により高位置の作業トラック101に戻される。考慮し
ている工程の針シリンダの第2の回転運動(時計回り方
向すなわち戻り回転運動)の間、電磁アクチュエータ3
2が作動し、対応する除勢されたレバー32aにより、
前の回転運動中に作動しなかった左針の数より1つ多い
左針を非作動状態にする。一方、高位置の作業トラック
101に戻されていない右針のうちの、2つを除く全て
の右針が再び非作動状態にされる。従って、考慮してい
る工程のこの第2回目の回転運動中に2本の長バット
針、すなわち1本の左針と1本の右針が作動する。この
工程は、全ての長バット針が作動状態に戻されるまで、
針シリンダ10の連続往復回転運動と共に続けられる。
その後、編機は、針シリンダ10の連続的な反時計回り
方向の回転作動に戻り、ストッキング又はソックスの踵
又は爪先の形成が完了する。目減らし−目増やし工程に
おいて、針シリンダ10の各反時計回り方向すなわち外
方への回転中は、1本の右針が非作動状態にありかつ2
本の左針が作動状態にあり、一方、各時計回り方向すな
わち戻り回転中には、1本の左針が非作動状態にありか
つ2本の右針が作動状態にあることは明らかである。こ
のようにして、完全な編地の形成が得られる。これは、
本発明によれば、従来のピッカを用いることなく、特
に、中央のピッカすなわち目増やしピッカを使用するこ
となく達成される。これは、針シリンダ10の各往復回
転運動の終時における目減らし−目増やし工程中に、非
作動状態の針の群(反対方向への次の回転運動中に、こ
の群のうちの2本の針を作動しなければならない)が、
特別なロワリングカム28によって既に高位置の作業ト
ラック101に戻されており、従って、より少数の針を
非作動状態にすることにより、次の回転運動中に作動さ
せるべき針の数の増大を達成できるという事実によるも
のである。換言すれば、このような方法で作動させるこ
とにより、各往復回転運動中に2本の針を戻して作動さ
せるのに、従来のピッカのような特殊な部材を必要とす
ることがないということである。また、この目的のた
め、中央ピッカに代わるものとして本発明により提供さ
れるロワリングカム28は、目減らし−目増やし工程中
にのみ重要であり、先行の目減らしのみの工程において
は重要でないことも明らかである。従って、本発明を変
更することにより、実質的にヤーンフィード及びループ
形成点(フィード)に対向して配置されたこのロワリン
グカム28を、ストッキング又はソックスの踵及び爪先
を形成する最初の目減らしのみの工程中には作動しない
ようにし、第2の目減らし−目増やし工程中にのみ作動
するようにしてもよい。以上説明した実施例において
は、選択システムのセレクタエレメントの各々が2つの
部分からなり、これらの部分の1つと相対針との間にジ
ャックが挿入されている。別の実施例として、1つの部
分のみからなるセレクタエレメントを使用することもで
きる。そのような実施例が第4図に示されており、第4
図においてセレクタエレメントが番号117で示されて
いる。このセレクタエレメント117にはバット117
aが設けられている。このバット117aは、第3図の
セレクタエレメントのばね部分17のバット17aに相
当するものである。また、このバット117aには、量
初に考察したセレクタエレメントの部分18の歯18a
に相当する歯117bが設けられている。また、セレク
タエレメント117は、第3図のセレクタエレメントの
ジャック16のバット16aに相当するバット117c
を備えている。この実施例においては、このバット11
7cは、セレクタエレメント117として設けられてい
るのではなく、相対針15に対して直接作用する。この
実施例の作動は、既に説明した実施例の作動と同一であ
る。セレクタエレメント117のバット117aはカム
(レイジングカム)34、35と協働するように配置さ
れており、それらの歯117bはアクチュエータ(電磁
アクチュエータ)32、33のレバーと協働するように
配置されており、かつ、それらのバット117cはカム
ボックスのカム(レイジングカム)29、31と協働す
るように配置されている。更に別の実施例(この実施例
は図示しないけれども、第3図の実施例と同様なもので
ある)として、セレクタエレメントの各々を2つの部
分、すなわち、1つの部分はアクチュエータ32、33
と協働し、他の部分はジャックを介することなくしてそ
れぞれの針に直接作用するようになっている2つの部分
で構成することができる。セレクタエレメントの、上記
ジャックを介することなく針に直接作用するようにした
部分には、第4図のバット117aのようなバットを設
けてカム34、35と協働できるようにし、また、第4
図のバット117cのようなバットを設けてカム29、
31と協働できるようにする。更に、セレクタエレメン
トの最初の部分(アクチュエータ32、33と協働する
部分)には、第4図の歯117bのような歯を設けてア
クチュエータ32、33のレバーと協働できるようにす
る。これ迄は、ストッキング又はソックスの踵及び爪先
を長バット針で形成し、短バット針は使用せずかつ作動
もしない場合について考察してきた。しかしながら、既
に説明した装置に或る可動レイジングカム及び可能なら
ばロワリングカムを付加することにより、構造的又は作
動的に変えることなく、短バット針を使用し、長バット
針を使用しないで、踵及び爪先を形成することができ
る。このような装置の例を、第5図を参照して説明す
る。この第5図は第2図に相当するものであり、既に説
明した部品と同じ部品については、第5図においても同
じ番号で示してある。第5図に示すように、カムボック
ス内、すなわち、ロワリングカム28のフランク28
a、28bの側部には、更に4つの可動レイジングカム
及びロワリングカムが設けられている。より詳細に説明
すると、ロワリングカム28のフランク28aの側部に
は、互いに間隔を隔てて配置された2つのレイジングカ
ム41、42が設けられており、これらのうちの一方の
レイジングカム42は、低位置の作業トラック102よ
り低い位置からスタートし、他方のレイジングカム41
は高位置の作業トラック101より低い位置からスター
トする。一方、カム28のフランク28bの側部には更
に別の2つのカム40、43が設けられており、第1の
カムはレイジングカムであり、第2のカムはロワリング
カムである。カム40も、高位置の作業トラック101
より低い位置からスタートする。これらの4つのカム4
0〜43は、針シリンダが連続的に反時計回り方向(矢
印12の方向)に回転する間、すなわち、ストッキング
又はソックスの脚及び足の部分を形成する間、非作動位
置にある。針シリンダの連続反時計回り方向の運動、す
なわち外方への運動の最後の回転の間、ストッキング又
はソックスの踵又は爪先の形成開始前、すなわち長バッ
ト針がフィードに到達する前に、レイジングカム42は
部分的に、レイジングカム42が長バット針に対しての
み作用する或る位置に入り、短バット針がレイジングカ
ム42を軽く触れて通り得るようにする。従って、レイ
ジングカム42により、長バット針のみが作動位置か
ら、中央カム20より上方のトラック100内へと上方
に移動される。連続外方運動下にあるとき、すなわち、
全ての長バット針が非作動位置に移動されたときで、針
シリンダのこの最後の回転運動の終時において、レイジ
ングカム42はその非作動位置に戻される。一方、ロワ
リングカム40、41は、長バットに対してのみ作用す
る位置の中に部分的に入り、短バットがこれらのロワリ
ングカム40、41に軽く触れて通り得るようにする。
注目すべきは、これらの2つのレイジングカム40、4
1は、レイジングカム42と同様に、中央カム20の上
緑部のレベルで上方への運動を終え、長バット針をトラ
ック100に移動させて作動しないようにすることであ
る。この段階で、針シリンダ10の往復回転運動と共
に、ストッキング又はソックスの踵又は爪先の形成が始
まる。この手順の目減らし工程、及び目減らし−目増や
し工程は、既に説明した方法と同じ方法で実行される。
しかしながら、この場合には、ストッキング又はソック
スの踵又は爪先が短バット針で形成される点で異なって
いる。この手順の全体を通じて、長バットを備えた針の
半分が非作動状態にある。これは2つのレイジングカム
40、41により達成される。これらの2つのレイジン
グカム40、41のうちの第1のカム40は、針シリン
ダ10の時計回り方向運動すなわち戻り回転運動(矢印
13の方向の運動)の間に、長バット針を上方に移動さ
せて作動しないようにし、一方、第2のカム41は、針
シリンダ10の反時計回り方向すなわち外方(矢印12
で示す方向)への回転運動の間に、長バット針を上方に
移動させて作動しないようにする。レイジングカム4
0、41のいずれも、短バット針には作用しない。今説
明したバージョン(仕様)においては、半数(1/2)
の針、すなわち、ストッキング又はソックスの踵又は爪
先の形成に関与しない長バット針は、レイジングカム4
0、41により、中央カム20の上方のトラック100
内に移動されて作動しなくなる。一方、この手順に関与
しない針の半数が短バット針である最初に脱明したバー
ジョンにおいては、短バット針は、短バットに作用しな
いカム26、27により低位置の非作動状態に維持され
る。ストッキング又はソックスの踵又は爪先の形成の終
時、すなわち、時計回り方向すなわち外方の連続運動下
での針シリンダの最初の回転の開始時には、2つのレイ
ジングカム40、41がそれらの非作動位置に移動され
る。一方、ロワリングカム43は通常の作動に入り、ス
トッキング又はソックスの踵又は爪先の形成中に非作動
状態にあった全ての長バット針を移動させる。次に、ロ
ワリングカム43は、その非作動位置に戻されて、針シ
リンダ10の通常の連続回転運動が再始動し、全てのそ
の針が作動される。全ての長バット針を通常の作動に戻
すのに、ロワリングカム43のような特殊なロワリング
カムを使用する代わりに、この目的で、ロワリングカム
28を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による針シリンダの概略平面図であり、
ストッキング又はソックスの踵及び爪先の形成に関与す
るカム及びアクチュエータの位置を示すものである。
【図2】カムを備えたカムボックスのスカートの展開図
であり、アクチュエータの位置を概略的に示すものであ
る。
【図3】第2図のIII−III線に沿う縦断面図であ
り、カムボックスのカムを取り外した針シリンダの右半
部を示すものである。
【図4】第3図と同様の断面図であり、別のセレクタエ
レメントを備えた針シリンダの右半部を示すものであ
る。
【図5】第2図と同様な展開図であり、カムボックスの
スカートの別の実施例を示すものである。
【符号の説明】
10 針シリンダ 14 ペリフェラルトリック 15 針 15a バット 16 ジャック 16a バット 17 ばね部分 17a バット 18 部分 18a 歯 18b 枢着点 20 中央カム 21 左方のノックオーバカム 22 右方のノックオーバカム 23 左方のレイジングカム 24 右方のレイジングカム 25 リング 26 右方のレイジングカム 27 左方のレイジングカム 28 ロワリングカム 28a 左方のフランク 28b 右方のフランク 29 左方のレイジングカム 31 右方のレイジングカム 32 左方の電磁アクチュエータ 32a レバー 33 右方の電磁アクチュエータ 34 左方のレイジングカム 35 右方のレイジングカム 40、41、42、43 レイジングカム 100 トラック 101 高位置の作業トラック 102 低位置の作業トラック 107 セレクタエレメント 117a バット 117b 歯 117c バット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッキング及びソックス等を製造する
    丸編機であって、一軸線の回りで連続回転運動又は往復
    回転運動できかつペリフェラルアキシャルトリックを収
    容している少なくとも1つのシリンダを有しており、該
    シリンダの各々には少なくとも1つの針及びセレクタエ
    レメントが挿入されており、周方向のシリンダトリック
    の半分には長バット針が収容されており、他の半分には
    短バット針が収容されており、針及びセレクタエレメン
    トに作用するように配置された一連のカムを備えたスカ
    ートと、ヤーンガイドを備えた少なくとも1つのヤーン
    フィード及びループ形成点と、針の選択を目的として前
    記セレクタエレメントに作用するように配置された電磁
    アクチュエータとを更に有しているストッキング及びソ
    ックス等を製造する丸編機において、前記少なくとも1
    つのヤーンフィード及びループ形成点には2つの選択ア
    クチュエータ(32、33)が関連しており、これらの
    選択アクチュエータ(32、33)は、前記シリンダ
    (10)の回転方向に関して前記ヤーンフィード及びル
    ープ形成点の前及び後に配置されていて、往復回転運動
    下で前記シリンダ(10)の回転中に、個々の針(1
    5)を、カム(34、35、29、31、23、24)
    を介して高位置の非作動トラック(100)まで選択的
    に持ち上げ、前記ヤーンフィード及びループ形成点のほ
    ぼ反対側の領域にはロワリングカム(28)が設けられ
    ており、該ロワリングカム(28)は、前記シリンダ
    (10)が反時計回り方向及び時計回り方向の回転運動
    を行う間、前記高位置のトラック(100)の非作動状
    態にある針(15)に作用して、該針(15)を高位置
    の作業トラック(101)まで下降させることを特徴と
    するストッキング及びソックス等を製造する丸編機。
  2. 【請求項2】 前記ロワリングカム(28)が、前記ヤ
    ーンフィード及びループ形成点から150〜210°の
    間の領域内に配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載の丸編機。
  3. 【請求項3】 前記ロワリングカム(28)が、指令に
    より、作動位置から非作動位置、及び逆に非作動位置か
    ら作動位置に移動できることを特徴とする請求項1に記
    載の丸編機。
  4. 【請求項4】 前記選択アクチュエータと協働する第1
    部分と直接的又はジャック(16)を介して相対針に作
    用する第2部分(17)とを備えた各セレクタエレメン
    トを使用しており、前記選択アクチュエータ(32、3
    3)には、前記セレクタエレメントの前記第2部分(1
    7)用及び場合によってはジャック(16)用のカム
    (34、29;35、31)が関連しており、前記針
    (15)用のカム(23、24)を有しており、該カム
    (23、24)が、前記シリンダ(10)が反時計回り
    方向及び時計回り方向に運動する間、前記セレクタエレ
    メントの前記第2部分(17)、ジャック(16)及び
    選択された針(15)を持ち上げ、前記針(15)を高
    位置のトラック(100)内に移動させて作動しないよ
    うにすることを特徴とする請求項1に記載の丸編機。
  5. 【請求項5】 前記相対針に直接作用する単一部分から
    なる各セレクタエレメント(117)を使用しており、
    各セレクタエレメント(117)には、前記レイジング
    カム(34、29;35、31)と協働できるように異
    なる高さに配置された2つのバット(117a、117
    c)と、前記選択アクチュエータ(32、33)と協働
    する歯(117b)とが設けられており、前記レイジン
    グカム(23、24)が、前記選択された針(15)
    を、前記トラック(100)まで持ち上げて作動しない
    ようにすることを特徴とする請求項1に記載の丸編機。
  6. 【請求項6】 前記シリンダ(10)の回転方向に関し
    て前記ヤーンフィード及びループ形成点の前及び後に
    は、前記長バット針(15)のみに作用するように部分
    的に挿入することができるカム(26、27)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の丸編機。
  7. 【請求項7】 前記ロワリングカム(28)のフランク
    (28a、28b)の側部には補完カムが設けられてお
    り、すなわち、前記シリンダ(10)の反時計回り方向
    の運動方向に対面するフランク(28a)の側部には、
    互いに間隔を隔てた2つのレイジングカム(41、4
    2)が設けられており、これらのレイジングカム(4
    1、42)の上部は高位置の非作動トラック(100)
    のレベルに終端しており、前記レイジングカム(41、
    42)のうちの一方のカム(42)は低位置の作業トラ
    ック(102)より低い位置からスタートし、他方のカ
    ム(41)は高位置の作業トラック(101)より低い
    位置からスタートし、前記シリンダ(10)の時計回り
    方向の運動方向に対面する前記ロワリングカム(28)
    のフランク(28b)の側部には、レイジングカム(4
    0)が設けられており、該レイジングカム(40)も、
    高位置の非作動トラック(100)のレベルに終端して
    おりかつ前記高位置の作業トラック(101)より低い
    位置からスタートし、前記補完カム(40、41、4
    2)が、指令に基づいて、非作動位置から、長バット針
    (15)に対してのみ作用する部分的な作用位置まで個
    々に移動できることを特徴とする請求項1に記載の丸編
    機。
  8. 【請求項8】 前記シリンダ(10)の時計回り方向の
    運動方向に対面する前記ロワリングカム(28)のフラ
    ンク(28b)の側部には、ロワリングカム(43)も
    設けられており、該ロワリングカム(43)は、前記高
    位置の非作動トラック(100)からスタートし、かつ
    指令に基づいて、非作動位置から、長バット針(15)
    に対して作用する部分的な作用位置まで個々に移動でき
    ることを特徴とする請求項7に記載の丸編機。
JP3133814A 1990-03-30 1991-03-29 ストッキング及びソックス等を製造する丸編機 Pending JPH0693541A (ja)

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