JPWO2023190645A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. Ｓｉを１．６～５．０ｍａｓｓ％含有するスラブを加熱し、熱間圧延して得た電磁鋼板用の熱延鋼帯を、上流側から加熱帯、均熱帯及び冷却帯の順に配設してなる連続焼鈍設備を用いて焼鈍する方法において、
   前記スラブ加熱におけるスラブの長さ方向の温度分布情報、又は熱間圧延における鋼帯長さ方向の温度分布情報から、前記焼鈍設備における鋼帯長さ方向の目標焼鈍温度を決定し、前記焼鈍設備における鋼帯の加熱条件を設定することを特徴とする熱延鋼帯の焼鈍方法。
2. 前記焼鈍設備における鋼帯の加熱条件は、
   前記均熱帯の上流側に急速加熱装置を配置し、かつ、前記急速加熱装置の上流側に板厚計を配置し、
   前記板厚計で測定した鋼帯の厚みと焼鈍中の鋼帯の通板速度とにより下記式（１）で定義されるＬＳＤの値から、前記目標焼鈍温度を達成するよう急速加熱装置の鋼帯加熱温度を設定することを特徴とする請求項１に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。
   記
   ＬＳＤ＝ｔ×ＬＳ ・・・（１）
   ここで、ｔは鋼帯の厚み（ｍｍ）、ＬＳは鋼帯の通板速度（ｍ／ｍｉｎ）である。
3. 前記スラブ加熱時のスキッド位置情報を用いて前記焼鈍設備における鋼帯長さ方向の目標焼鈍温度を決定することを特徴とする請求項２に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。
4. 前記スラブ加熱時のスキッド位置情報に加えて、スラブ加熱時の在炉時間を用いて前記焼鈍における鋼帯長さ方向の目標焼鈍温度を設定することを特徴とする請求項３に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。
5. 前記急速加熱装置より下流側の炉温情報をフィードバックして前記急速加熱装置の鋼帯加熱温度を設定することを特徴とする請求項２から４に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。
6. 前記スラブ加熱時のスキッド位置情報を用いて前記焼鈍設備における鋼帯長さ方向の目標焼鈍温度を決定することを特徴とする請求項１に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。
7. 前記スラブ加熱時のスキッド位置情報に加えて、スラブ加熱時の在炉時間を用いて前記焼鈍における鋼帯長さ方向の目標焼鈍温度を設定することを特徴とする請求項６に記載の熱延鋼帯の焼鈍方法。