JPWO2023008205A5 - 燃料タンク - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野
[0001]
本発明は、燃料タンクに関する。
背景技術
[0002]
自動車の燃料タンク等のブロー成形品にバルブ等の構成部品を内蔵部品として取り付ける方法が知られている。例えば特許文献1には、頭部、首部および肩部を備えた内蔵部品を内蔵した燃料タンクの製造方法が記載されている。この燃料タンクの製造方法では、タンク本体成形時にパリソンの外側から空気を送り込むことによってパリソンを首部に沿って賦形させ、内蔵部品をタンク本体に固定している。
先行技術文献
特許文献
[0003]
特許文献1:国際公開第2018/225413号公報
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004]
燃料タンク内の圧力が増大してタンク本体が正圧変形したとき、首部付近のタンク本体の壁部が破断するおそれがある。
[0005]
そこで本発明は、タンク本体の壁部の破損を防ぐことができる燃料タンクを提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0006]
前記課題を解決するために本発明は、頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、前記頭部には、前記頭部の端面側に開口する肉抜き部が複数形成されており、前記ヒューズ形状部は、前記頭部の径方向の外側において肉抜き部に連続して形成されていることを特徴とする。
また、本発明は、頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、前記頭部から前記首部に連通し、前記頭部の端面側に開口する肉抜き部が複数形成されており、前記ヒューズ形状部は、前記首部の径方向の外側において肉抜き部に連続して形成されていることを特徴とする。
【0002】
[0007]
本発明によれば、ヒューズ形状部を有することで、所定の正圧が作用した際に、内蔵部品を頭部と首部との境界付近で破断させることができる。これにより、破断された部位をタンク本体の壁部に残し、それ以外の部分をタンク本体の壁部から切り離せる為、タンク本体の壁部の損傷を防ぐことができる。また、本発明によれば、肉抜き部を利用してヒューズ形状部を容易に形成することができる。
[0008]
また、本発明は、頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、前記頭部は、前記ヒューズ形状部となる底部と、当該底部から立ち上がる側壁と、を備え、前記底部が周方向に亘って一定の厚さになっていることを特徴とする。
また、本発明は、頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、前記首部は、前記ヒューズ形状部となる側壁を備え、当該側壁が周方向に亘って一定の厚さになっていることを特徴とする。
[0009]
本発明によれば、ヒューズ形状部を有することで、所定の正圧が作用した際に、内蔵部品を頭部と首部との境界付近で破断させることができる。これにより、破断された部位をタンク本体の壁部に残し、それ以外の部分をタンク本体の壁部から切り離せる為、タンク本体の壁部の損傷を防ぐことができる。
発明の効果
[0010]
本発明によれば、タンク本体の壁部の破損を防ぐことができる。
図面の簡単な説明
[0011]
[図1]本発明の実施形態に係る燃料タンクの概略断面図である。
[図2]内蔵部品の外観斜視図である。
[図3]内蔵部品の正面図である。
[図4]内蔵部品の平面図である。
[図5]内蔵部品の拡大断面図である。
[図6A]内蔵部品が燃料タンクに固定された状態の一断面の拡大断面図である。
[図6B]内蔵部品が燃料タンクに固定された状態の他端面の拡大断面図である。
[図7]燃料タンク製造装置の概略縦断面図である。
[図8]成形時において内蔵部品の端部周りにおけるパリソンの転写状況を説明するための図である。
【0011】
1A内に所定の正圧が作用すると、頭部6dの周囲に延在するタンク本体Taの壁部が、頭部6d側に向けて捲り上げられるような力が作用する(図12の太矢印参照)。これにより、例えば、タンク本体Taの壁部のうち、頭部6d付近が破断部Q1で破断するおそれがある。
[0049]
これに対し、図13に示すように、本実施形態では、底部14(ヒューズ形状部)を有することで、内蔵部品6を頭部6dの破断部Q2で破断させることができる。これにより、破断された頭部6dをタンク本体Taの壁部に残し、それ以外の部分をタンク本体Taの壁部から切り離せる為、タンク本体Taの壁部の損傷を防ぐことができる。
[0050]
また、頭部6dには、頭部6dの端面側に開口する肉抜き部6kが複数形成されており、底部14(ヒューズ形状部)は、頭部6dの径方向の外側において第三肉抜き部6k3に連続して形成されている。これにより、第三肉抜き部6k3を利用して底部14の厚さを調整することで、ヒューズ形状部を容易に形成することができる。
[0051]
また、本実施形態によれば、内蔵部品6の頭部6dにキャップ部材6eを備えることにより、成形時にパリソンSが肉抜き部6k内へ入り込むことを防ぐことができる。そのため、パリソンSの厚さのばらつきを抑制するとともに、バリア層が破断又は損傷するのを防ぐことができる。
[0052]
また、肩部6bには、高さ方向に貫通する連通部(図示省略)が形成されているので、隙間6j内の空気を連通部6mから肉抜き部6k内へと流し、肉抜き部6k内の空気を当該連通部(図示省略)からタンク本体Taの内部へ排出することができる。これにより、空気抜きを確実に行うことができ、首部6cの周りにパリソンを確実に賦形することができる。
[0053]
[変形例]
次に、本発明の変形例に係る燃料タンク1Bについて説明する。変形例では、ヒューズ形状部の位置が上記した実施形態と異なるため、相違点を中心に説明する。
[0054]
変形例では、第二肉抜き部6k2に連続する第二側壁12に「ヒューズ
【0012】
形状部」を設定している。つまり、第二側壁12の壁厚を小さく(薄く)することで、燃料タンク1Bに所定の正圧が作用した際に、第二側壁12の破断部Q3で破断するようになっている。つまり、首部6cが破断するように形成されている。この場合も、第二側壁12の壁厚は、周方向に亘って一定になっている。このように、「ヒューズ形状部」を首部6c(第二側壁12)に設けてもよい。これにより、上記した実施形態と略同等の効果を得ることができる。
[0055]
以上本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、「ヒューズ形状部」は、頭部6d内及び首部6c内の少なくとも一方において、頭部6dと首部6cとの境界部付近で破断させることができれば他の部位に設けてもよい。「ヒューズ形状部」は、底部14及び第二側壁12の両方に設けてもよいし、第三側壁13に設けてもよい。また、本実施形態では、パリソンの外側からの正圧(ブロー成形)によって、パリソンを首部に回り込ませて内蔵部品を固定させたが、他の成形方法で成形してもよい。また、キャップ部材6eは省略してもよい。
符号の説明
[0056]
6 内蔵部品
6a 胴部
6b 肩部
6c 首部
6d 頭部
6e キャップ部材
6k 肉抜き部
11 第一側壁
12 第二側壁
13 第三側壁
14 底部(ヒューズ形状部)

Claims (4)

  1. 頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、
    前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、
    前記頭部には、前記頭部の端面側に開口する肉抜き部が複数形成されており、
    前記ヒューズ形状部は、前記頭部の径方向の外側において肉抜き部に連続して形成されていることを特徴とする燃料タンク。
  2. 頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、
    前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、
    前記頭部から前記首部に連通し、前記頭部の端面側に開口する肉抜き部が複数形成されており、
    前記ヒューズ形状部は、前記首部の径方向の外側において肉抜き部に連続して形成されていることを特徴とする燃料タンク。
  3. 頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、
    前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、
    前記頭部は、前記ヒューズ形状部となる底部と、当該底部から立ち上がる側壁と、を備え、前記底部が周方向に亘って一定の厚さになっていることを特徴とする燃料タンク。
  4. 頭部、首部及び肩部を有する内蔵部品を有し、タンク本体成形時にパリソンを前記頭部、前記首部及び前記肩部に賦形することで前記内蔵部品をタンク本体に固定させた燃料タンクであって、
    前記頭部及び前記首部の少なくとも一方において、前記頭部と前記首部との境界部付近で破断させるためのヒューズ形状部を有し、
    前記首部は、前記ヒューズ形状部となる側壁を備え、当該側壁が周方向に亘って一定の厚さになっていることを特徴とする燃料タンク。
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