JPWO2021247476A5

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Publication number: JPWO2021247476A5
Application number: JP2022573726A
Authority: JP
Publication date: 2024-05-22

Claims

アデノ随伴ウイルス（ＡＡＶ）粒子を精製するための方法であって、前記方法は、
（ａ）ＡＡＶ粒子を含む上清を、クロマチン－ＤＮＡヌクレアーゼを含む組成物と接触させることと、
（ｂ）前記ＡＡＶ粒子を精製することと、を含む、方法。
精製することは、遠心分離、クロマトグラフィー、濾過、又はそれらの組み合わせを含む、請求項１に記載の方法。
遠心分離は、密度勾配遠心分離、超遠心分離、又はそれらの組み合わせを含む、請求項２に記載の方法。
クロマトグラフィーは、アフィニティークロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、又はそれらの組み合わせを含む、請求項２に記載の方法。
ＡＡＶ粒子を含む前記上清を、固体支持体と共に、前記ＡＡＶ粒子に結合するのに十分な時間にわたりインキュベートすることを更に含む、請求項４に記載の方法。
前記固体支持体を洗浄することを更に含む、請求項５に記載の方法。
前記洗浄することは、高ｐＨ緩衝液を含む、請求項６に記載の方法。
前記高ｐＨ緩衝液は、ｐＨ９．０とｐＨ１１の間である、請求項７に記載の方法。
ステップ（ａ）の前記組成物は、ベンゾナーゼ（Benzonase、登録商標）を更に含む、請求項１に記載の方法。
前記インキュベーションは、約１０分間～約１時間である、請求項１に記載の方法。
前記クロマチン－ＤＮＡヌクレアーゼは、小球菌ヌクレアーゼ（ＭＮａｓｅ）である、請求項１に記載の方法。
前記ＡＡＶ粒子は、低ｐＨ緩衝液を使用して、前記固体支持体から溶出される、請求項５に記載の方法。
前記低ｐＨ緩衝液は、約ｐＨ３．０未満である、請求項１２に記載の方法。
前記精製されたＡＡＶ粒子は、ＭＮａｓｅ非接触で精製したＡＡＶ粒子と比較した場合、宿主細胞ＤＮＡを実質的に含まない、請求項１１に記載の方法。
前記宿主細胞ＤＮＡの濃度は、２ｎｇ／ｍＬ未満である、請求項１４に記載の方法。
前記精製されたＡＡＶ粒子は、ＭＮａｓｅ非接触で精製したＡＡＶ粒子と比較した場合に、増加したウイルス力価を有する、請求項１１に記載の方法。
前記ウイルス力価は、機能的力価を含む、請求項１６に記載の方法。
前記精製されたＡＡＶ粒子は、動的光散乱（ＤＬＳ）によって測定される場合、凝集温度（Ｔａｇｇ）の約１０℃未満以内の融解温度（Ｔｍ）を有する、請求項１１に記載の方法。
前記精製されたＡＡＶ粒子は、約５０％超の完全なカプシド対空のカプシドの比を含む、請求項４に記載の方法。