JPWO2021172236A5 - - Google Patents

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本開示の他の局面に係る電解コンデンサの製造方法は、表面に多孔質部を有する陽極体、前記多孔質部の少なくとも一部の表面に形成された誘電体層、および、前記誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部を有するコンデンサ素子を複数備えた素子積層体を備える電解コンデンサの製造方法であって、前記素子積層体が前記積層の方向に垂直な面上に複数配列された素子集合体を得る工程と、前記素子集合体を個別化する工程と、前記素子積層体の前記陽極体の端部を第1の外部電極と電気的に接続し、前記陰極部の端部を第2の外部電極と電気的に接続する工程と、を有し、前記素子集合体を得る工程は、(i)表面に前記多孔質部が形成された陽極箔を準備する工程と、(ii)前記陽極箔の表面に前記誘電体層を形成する工程と、(iii)前記陽極箔に、第1の開口を形成する工程と、(iv)前記陽極箔の第1領域に固体電解質層を形成する工程と、(v)前記第1領域と一部が対向する第2領域を有する形状に加工された陰極箔を準備する工程と、(vi)前記陽極箔および前記陰極箔を交互に積層する工程と、を有し、前記陽極箔の前記第1領域、および、前記陰極箔の前記第2領域の配置パターンは、第1方向および前記第1方向に交差する第2方向の少なくともいずれか一方の方向において単位パターンが周期的に繰り返される周期パターンを有し、前記第1領域の前記単位パターンは、前記第1方向において中央に位置する領域A、および、前記領域Aから前記第1方向に延びる領域Aを含み、前記第2領域の前記単位パターンは、前記陽極箔の前記領域Aに対応する領域A、および、前記領域Aから前記第2方向に延びる領域Aを含む。
第1のコンデンサ素子は、また、第4端面Aが外装体から露出して、第4の外部電極(陰極電極)と電気的に接続していてもよい。すなわち、第2端部は、互いに対向する主面の両面で外部電極(陰極電極)と接続されるものであってもよい。この場合、第2の外部電極と第の外部電極とは、互いに対向する主面の両面に、離間して設けられ得る。この場合、離間した複数の外部電極により陰極端子が構成されることにより、ESLを一層低減できる。
特に、第1のコンデンサ素子と第2のコンデンサ素子とが交互に積層されている場合、素子積層体内に生じる磁束が効果的に減少し得る。よって、ESLが効果的に低減され得る。第1のコンデンサ素子の数と第2コンデンサ素子の数は同数であってもよい。第1のコンデンサ素子の数と第2コンデンサ素子の数が同数であると、第1のコンデンサ素子の陽極体に流れる電流により生じる磁界と第2のコンデンサ素子の陽極体に流れる電流により生じる磁界とが過不足なく打ち消し合い、素子積層体内に生じる磁束が減少する。よって、ESLを低減させやすい。
特に、第1のコンデンサ素子と第3のコンデンサ素子とが交互に積層されている場合、素子積層体内に生じる磁束が効果的に減少し得る。よって、ESLが効果的に低減され得る。第1のコンデンサ素子の数と第3コンデンサ素子の数は同数であってもよい。第1のコンデンサ素子の数と第コンデンサ素子の数が同数であると、第1のコンデンサ素子の陰極部に流れる電流により生じる磁界と第3のコンデンサ素子の陰極部に流れる電流により生じる磁界とが過不足なく打ち消し合い、素子積層体内に生じる磁束が減少する。よって、ESLを低減させやすい。
図1Aおよび図1Bに示すように、電解コンデンサ100は、陽極体である陽極箔10Aと、固体電解質層7と、陰極箔20Aとを備える。陽極箔10Aおよび陰極箔20Aは、固体電解質層7を挟んで交互に積層されている。陰極部を構成する固体電解質層7、および、互いに対向する固体電解質層7に挟まれた陽極箔10Aにより、一つのコンデンサ素子40(第1のコンデンサ素子)が構成されている。電解コンデンサ100は、陰極箔20Aを介し、陽極箔10Aおよび固体電解質層7が複数積層されていることにより、複数のコンデンサ素子40を備えた素子積層体を備える。図1Aおよび図1Bの例では、4つの陽極箔10Aおよび4つの陰極箔20Aを有し、互いに対向する陽極箔の片面および陰極部(陰極箔)の片面により1つのコンデンサ素子が形成されるため、7つのコンデンサ素子が形成される。素子積層体は、基板24に支持されている。基板は、例えば、絶縁基板であり、外部電極50A、50Cと外部電極50B、50Dとの間を電気的に分離できるのであれば、金属基板あるいは配線パターンが施されたプリント基板であってもよい。素子積層体の最下面に位置する固体電解質層と基板24との間に、陰極箔が配置されていてもよい。
(電解コンデンサの製造方法)
本実施形態に係る電解コンデンサの製造方法は、表面に多孔質部を有する陽極体、多孔質部の少なくとも一部の表面に形成された誘電体層、および、誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部を有するコンデンサ素子を複数備えた素子積層体を備える電解コンデンサの製造方法であって、製造方法は、複数の素子積層体が積層方向に垂直な面上に配列された素子集合体を得る工程と、素子集合体を複数の素子積層体に個別化する工程と、素子積層体の陽極体の端部を第1の外部電極と電気的に接続し、素子積層体の陰極部の端部を第2の外部電極と電気的に接続する工程と、を有する。
素子集合体を得る工程は、例えば、下記の工程(i)~(vi)を有する:
(i)表面に多孔質部が形成された陽極箔を準備する工程、
(ii)陽極箔の表面に誘電体層を形成する工程、
(iii)陽箔に、第1の開口を形成する工程、
(iv)陽極箔の第1領域に固体電解質層を形成する工程、
(v)第1領域と一部が対向する第2領域を有する形状に加工された陰極箔を準備する工程、および、
(vi)陽極箔および陰極箔を交互に積層する工程。
陽極箔の第1領域、および、陰極箔の第2領域の配置パターンは、第1方向および第1方向に交差する第2方向の少なくともいずれか一方の方向において単位パターンが周期的に繰り返される周期パターンを有し得る。第1領域の前記単位パターンは、第1方向において中央に位置する領域A、および、領域Aから第1方向に延びる領域Aを含み得る。第2領域の単位パターンは、陽極箔の領域Aに対応する領域A、および、領域Aから第2方向に延びる領域Aを含み得る。
素子集合体を得る工程)
工程(i)
まず、表面に多孔質部が形成された陽極箔を準備する。陽極箔は、弁作用金属、弁作用金属を含む合金、および弁作用金属を含む化合物(金属間化合物など)などを含むことができる。これらの材料は一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて使用できる。弁作用金属としては、アルミニウム、タンタル、ニオブ、チタンなどを用いることができる。陽極箔は、弁作用金属、弁作用金属を含む合金、または弁作用金属を含む化合物の箔であってもよく、弁作用金属、弁作用金属を含む合金、または弁作用金属を含む化合物の多孔質焼結体(焼結箔)であってもよい。
例えば、絶縁膜(レジスト)8を形成後、絶縁膜(レジスト)8が形成されない領域(第1領域13A)に固体電解質層7を形成する。第1領域13Aは、例えば、図Bに示すように、パターン11Aにおいて中央に位置する領域Aと、領域Aから第1方向(X方向)に延びる領域Aを含む。第1領域は、また、領域Aから領域Aと反対側を第1方向に延びる領域Aを含み得る。
工程(iv)において、陽極箔10Aの両面に形成された固体電解質層7同士が、陽極箔10Aの端面に形成された固体電解質層7および/または導電性接着層23を介して電気的に接続しているのであれば、陽極箔10Aと陰極箔20Aとを交互に重ねて素子集合体を得る際に、少なくとも1つの陰極箔20Aの積層を省略してもよい。
(素子集合体を個別化する工程)
続いて、素子集合体を積層方向に垂直な面に沿って切断し、個別化された素子積層体を得る。素子集合体を個別化する工程は、例えば、下記の工程(vii)~(viii)を有する:
(vii)素子集合体の陽極箔の第1の開口、および陰極箔の前記第2領域以外の領域を外装体で埋める工程、
(viii)素子集合体を、第1領域を跨がず且つ第2方向に平行なカットラインで切断し、外装体の第1主面において陽極箔の端面を露出させる工程、および、
(ix)素子集合体を、領域Aを跨ぐ第1方向に平行なカットラインで切断し、外装体の第2主面において陰極箔の端面を露出させる工程。
工程(vii)
まず、素子集合体を基板上に載置する。その後、素子集合体の陽極箔の第1の開口12A、および陰極箔の第2領域22A以外の領域を、外装体30で埋める。外装体30は、例えば、硬化性樹脂組成物の硬化物を含むことが好ましく、熱可塑性樹脂もしくはそれを含む組成物を含んでもよい。
図7Bに示すように、第2の開口14Bが、陽極パターン11Dに配置されている。第2の開口14Aは、陽極パターン11Dにおいても、陽極パターン11Cと同様、領域Aを挟んで領域Aと反対側の第1領域13A外の領域、または、領域Aを挟んで領域Aと反対側の第1領域13A外の領域を第2方向に延びている。ただし、第2の開口14Bは、陽極箔10Dにおいて、陽極箔10Cにおいて第2の開口14Aが形成された領域に対応する領域には形成されず、且つ、陽極箔10Cにおいて第2の開口14Aが形成されていない領域に対応する領域に形成されている。
陽極箔10Cまたは10Dを用いる場合、素子集合体の個別化は、第2の開口14Aおよび/または14Bが形成された領域を跨ぐように、素子集合体を第2方向に平行なカットラインで切断することによって行われ得る(工程(viii))。この場合、第2の開口14Aまたは14Bが形成された領域側では、陽極箔の端面は外装体から露出しない。よって、外装体の第1主面または第3の主面のいずれか一方の面のみに、陽極箔の端面が露出し、外部電極との電気的接続がされる。
コンデンサ素子40Aとコンデンサ素子40Cは、陰極箔に流れる電流の向きが第2方向(Y方向)において逆となる。このため、第1のコンデンサ素子40Aに流れる電流により生じる磁界と、第3のコンデンサ素子40Cに流れる電流により生じる磁界とが第2方向において打ち消し合い、電解コンデンサ102に生じる磁束が減少する。結果、ESLが低減する。

Claims (30)

  1. 複数のコンデンサ素子を備えた素子積層体と、
    前記素子積層体を封止する外装体と、
    第1の外部電極と、
    第2の外部電極と、を備え、
    前記複数のコンデンサ素子のそれぞれは、
    表面に多孔質部を有する陽極体と、
    前記多孔質部の少なくとも一部の表面に形成された誘電体層と、
    前記誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部と、を有し、
    前記外装体は、第1主面と、前記第1主面と交差する第2主面と、前記第1主面の反対側の第3主面と、前記第2主面の反対側の第4主面と、を有し、
    前記複数のコンデンサ素子のうち、少なくとも一つの第1のコンデンサ素子は、前記陽極体の端部の端面が少なくとも前記第1主面において前記外装体から露出して、前記第1の外部電極と電気的に接続しているとともに、前記陰極部の端部の端面が少なくとも前記第2主面において前記外装体から露出して、前記第2の外部電極と電気的に接続している、電解コンデンサ。
  2. 前記第1のコンデンサ素子において、前記第2主面において前記外装体から露出する前記陰極部の端面は、前記第3主面よりも前記第1主面に近い位置にある、請求項1に記載の電解コンデンサ。
  3. 前記陽極体の前記端部は、第1方向において互いに対向する一対の第1端部を含み、
    前記陰極部の前記端部は、前記第1方向と交差する第2方向において互いに対向する一対の第2端部を含み、
    前記第1のコンデンサ素子は、前記一対の第1端部の一方の端面である第1端面Aが前記第1主面において前記外装体から露出して、前記第1の外部電極と電気的に接続しているとともに、前記一対の第2端部の一方の端面である第2端面Aが前記第2主面において前記外装体から露出して、前記第2の外部電極と電気的に接続している、請求項1または2に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記第1のコンデンサ素子の前記一対の第1端部の他方の端面である第3端面Aが、前記第3主面において前記外装体から露出して、第3の外部電極と電気的に接続している、請求項3に記載の電解コンデンサ。
  5. 前記複数のコンデンサ素子は、少なくとも一つの第2のコンデンサ素子をさらに有し、
    前記第1のコンデンサ素子の前記一対の第1端部の他方の端面である第3端面Aが前記第3主面において前記外装体から露出せず、
    前記第2のコンデンサ素子において、前記一対の第1端部の一方の端面である第1端面Bが前記第1主面において前記外装体から露出せず、且つ、前記一対の第1端部の他方の端面である第3端面Bが前記第3主面において前記外装体から露出しており、
    前記素子積層体において、前記第1のコンデンサ素子と前記第2のコンデンサ素子とが交互に積層され、
    前記第2のコンデンサ素子の前記第3端面Bは第3の外部電極と電気的に接続している、請求項3に記載の電解コンデンサ。
  6. 前記第1のコンデンサ素子の前記一対の第2端部の他方の端面である第4端面Aが、前記第4主面において前記外装体から露出して、第4の外部電極と電気的に接続している、請求項3~5のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  7. 前記複数のコンデンサ素子は、少なくとも一つの第3のコンデンサ素子をさらに有し、
    前記第1のコンデンサ素子の前記一対の第2端部の他方の端面である第4端面Aが前記第4主面において前記外装体から露出せず、
    前記第3のコンデンサ素子において、前記一対の第2端部の一方の端面である第2端面Cが前記第2主面において前記外装体から露出せず、且つ、前記一対の第2端部の他方の端面である第4端面Cが前記第4主面において前記外装体から露出しており、
    前記素子積層体において、前記第1のコンデンサ素子と前記第3のコンデンサ素子とが交互に積層され、
    前記第3のコンデンサ素子の前記第4端面Cは第4の外部電極と電気的に接続している、請求項3または4に記載の電解コンデンサ。
  8. 前記陽極体は、前記第2方向に窪んだ凹部を有する、請求項3~7のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  9. 前記陽極体の前記凹部から、前一対の第2端部が突出するように延在している、請求項8に記載の電解コンデンサ。
  10. 前記第1のコンデンサ素子は、前記陰極部の前記端部の前記第2主面における端面である第2端面Aが前記外装体から露出して、前記第2の外部電極と電気的に接続しているとともに、前記陰極部の前記端部の前記第4主面における端面である第4端面Aが前記外装体から露出して、前記第2の外部電極と電気的に接続している、請求項1~3のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  11. 前記陽極体の前記端部が前記外装体の前記第3主面から露出せず、前記陰極部の前記端部の前記第3主面における端面である第3端面Aが前記外装体から露出して、前記第3端面Aが第3の外部電極と電気的に接続している、請求項1~3および10のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  12. 前記陽極体の前記端部および前記陰極部の前記端部のいずれも、前記外装体の前記第3主面から露出していない、請求項1~3および10のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  13. 前記電解コンデンサの底面の前記第2の外部電極よりも前記第3主面側を覆うように、第3の外部電極が配置されている、請求項12に記載の電解コンデンサ。
  14. 前記陰極部は、前記誘電体層の少なくとも一部を覆う固体電解質層を有し、
    前記複数のコンデンサ素子の少なくとも1つにおいて、前記陰極部は前記固体電解質層の少なくとも一部を覆う陰極箔をさらに有し、前記陰極箔の一部が前記固体電解質層を覆うとともに、前記固体電解質層を覆わない前記陰極箔の残部が、前記陰極部の前記端部を構成する、請求項1~13のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  15. 前記陰極箔は、焼結箔、蒸着箔、または、塗工箔である、請求項14に記載の電解コンデンサ。
  16. 前記焼結箔、前記蒸着箔または前記塗工箔は、金属箔の表面が導電膜で被覆されている、請求項15に記載の電解コンデンサ。
  17. 前記導電膜は、Ti、TiC、TiO、C(カーボン)膜からなる群より選択される少なくとも1つである、請求項16に記載の電解コンデンサ。
  18. 前記第1主面と前記第3主面との間の離間距離は、前記第2主面と前記第4主面との間の離間距離よりも短い、請求項1~17のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  19. 前記第1主面と前記第3主面との間の離間距離は、前記第2主面と前記第4主面との間の離間距離よりも長い、請求項1~17のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  20. 前記第1の外部電極および前記第2の外部電極の少なくとも一方は、前記第1主面または前記第2主面に沿って離間して配置された複数の電極部分を含む、請求項1~19のいずれか1項に記載の電解コンデンサ。
  21. 表面に多孔質部を有する陽極体、前記多孔質部の少なくとも一部の表面に形成された誘電体層、および、前記誘電体層の少なくとも一部を覆う陰極部を有するコンデンサ素子を複数備えた素子積層体を備える電解コンデンサの製造方法であって、
    複数の前記素子積層体が積層方向に垂直な面上に配列された素子集合体を得る工程と、
    前記素子集合体を前記複数の前記素子積層体に個別化する工程と、
    前記素子積層体の前記陽極体の端部を第1の外部電極と電気的に接続し、前記素子積層体の前記陰極部の端部を第2の外部電極と電気的に接続する工程と、を有し、
    前記素子集合体を得る工程は、
    (i)表面に前記多孔質部が形成された陽極箔を準備する工程と、
    (ii)前記陽極箔の表面に前記誘電体層を形成する工程と、
    (iii)前記陽極箔に、第1の開口を形成する工程と、
    (iv)前記陽極箔の第1領域に固体電解質層を形成する工程と、
    (v)前記第1領域と一部が対向する第2領域を有する形状に加工された陰極箔を準備
    する工程と、
    (vi)前記陽極箔および前記陰極箔を交互に積層する工程と、を有し、
    前記陽極箔の前記第1領域、および、前記陰極箔の前記第2領域の配置パターンは、第1方向および前記第1方向に交差する第2方向の少なくともいずれか一方の方向において単位パターンが周期的に繰り返される周期パターンを有し、
    前記第1領域の前記単位パターンは、前記第1方向において中央に位置する領域A、および、前記領域Aから前記第1方向に延びる領域Aを含み、
    前記第2領域の前記単位パターンは、前記陽極箔の前記領域Aに対応する領域A、および、前記領域Aから前記第2方向に延びる領域Aを含む、電解コンデンサの製造方法。
  22. 前記工程(iii)の後、前記工程(iv)の前に、前記第1の開口において露出した前記陽極箔の端面に絶縁層を形成する工程をさらに有する、請求項21に記載の電解コンデンサの製造方法。
  23. 前記第2領域の前記単位パターンは、前記領域Aから前記第1方向に延びる領域Aを含み、
    前記領域Aの少なくとも一部が、前記陽極箔の前記領域A 重なる、請求項21または22に記載の電解コンデンサの製造方法。
  24. 前記第1領域の前記単位パターンは、前記領域Aから前記領域Aと反対側を前記第1方向に延びる領域Aを含む、請求項21~23のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
  25. 前記第1領域の前記単位パターンは、前記第1の開口の縁に沿った形状を有し、前記第2方向に窪んだ凹部を有する、請求項24に記載の電解コンデンサの製造方法。
  26. 前記素子集合体を得る工程は、
    前記第2方向に延びる第2の開口を、第1のパターンで形成し、第1の陽極箔を得る工程と、
    前記第2の開口を、前記第1のパターンと異なる第2のパターンで形成し、第2の陽極箔を得る工程と、をさらに有し、
    前記第2の開口は、前記第1のパターンにおいて、前記第1領域外であって、前記領域Aを挟んで前記領域Aと反対側の領域、または、前記第1領域外であって、前記領域Aを挟んで前記領域Aと反対側の領に形成されており
    前記第2の開口は、前記第2のパターンにおいて、前記第1のパターンにおいて前記第2の開口が形成されていない領域に対応する領域であって、前記第1領域外であり、前記領域Aを挟んで前記領域Aと反対側の領域、または、前記第1のパターンにおいて前記第2の開口が形成されていない領域に対応する領域であって、前記第1領域外であり、前記領域Aを挟んで前記領域Aと反対側の領に形成されており
    前記工程(vi)において、前記第1の陽極箔、前記陰極箔、前記第2の陽極箔、および、前記陰極箔の順で積層する、請求項24または25に記載の電解コンデンサの製造方法。
  27. 前記領域Aが前記領域Aから前記第2方向の一方の方向に延びる第1の陰極箔を得る工程と、
    前記領域Aが前記領域Aから前記第2方向の他方の方向に延びる第2の陰極箔を得る工程と、をさらに有し、
    前記工程(vi)において、前記陽極箔、前記第1の陰極箔、前記陽極箔、および、前記第2の陰極箔の順で積層する、請求項21~26のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
  28. 前記第1の陰極箔は、前記領域Aから前記第2方向の前記他方の方向に延びる領域Aを有さないか、または、前記領域Aの前記領域Aから前記第2方向の前記他方の方向への延在距離は、前記領域Aの前記領域Aから前記第2方向の前記一方の方向への延在距離よりも短く、
    前記第2の陰極箔は、前記領域Aから前記第2方向の前記一方の方向に延びる領域Aを有さないか、または、前記領域Aの前記領域Aから前記第2方向の前記一方の方向への延在距離は、前記領域Aの前記領域Aから前記第2方向の前記他方の方向への延在距離よりも短い、請求項27に記載の電解コンデンサの製造方法。
  29. 前記第2領域は、前記領域Aから前記領域Aの延びる方向と反対方向に延びる領域Aを含む、請求項21~28のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
  30. 前記素子集合体を前記個別化する工程は、
    (vii)前記素子集合体の前記陽極箔の前記第1の開口、および前記陰極箔の前記第2
    領域以外の領域を外装体で埋める工程と、
    (viii)前記素子集合体を、前記第1領域を跨がず且つ前記第2方向に平行なカットラインで切断し、前記外装体の第1主面において前記陽極箔の端面を露出させる工程と、
    (ix)前記素子集合体を、前記領域Aを跨ぐ前記第1方向に平行なカットラインで切断し、前記外装体の第2主面において前記陰極箔の端面を露出させる工程と、を有する、請求項21~29のいずれか1項に記載の電解コンデンサの製造方法。
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