JPWO2021108755A5 - - Google Patents
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Description
本明細書で引用される特許出願及び公開物を含む全ての参考文献は、それぞれ個々の公開物または特許もしくは特許出願の全体が、全ての目的のために、参照により援用されることが具体的かつ個別に示される場合と同様に、全ての目的のために、その全体が参照により本明細書に援用される。本発明は、当業者には明らかなように、その主旨及び範囲から逸脱することなく多くの変更及び変形を行うことができる。本明細書に記載される具体的な実施形態は、例示としてのみ提供され、本発明は、添付する特許請求の範囲によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する全ての均等物の範囲も含まれる。
本発明の様々な実施形態を以下に示す。
1.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域またはそのβ-ジストログリカン結合部分であり、CTは、ジストロフィンのC末端領域またはα1-シントロフィン結合部位もしくはジストロブレビン結合部位を含むC末端領域の部分である、前記核酸組成物。
2.(1)配列番号1、79もしくは91のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、または治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードするそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号20、81もしくは100の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸配列は、治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、上記1に記載の核酸組成物。
3.(1)前記CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号35の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィン及び/またはジストロブレビンへの結合を増加させるか、前記CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号70の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィン及び/またはジストロブレビンへの結合を増加させるか、最小CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号80の核酸配列、またはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖からなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィンへの結合を増加させるか、あるいは、(2)前記CTドメインをコードする核酸が、配列番号16もしくは83アミノ酸配列をコードするか、または配列番号84のアミノ酸配列を含む、上記1または2に記載の核酸組成物。
4.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列の5’末端に連結されたイントロン(I)を含む核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、前記核酸組成物。
5.(1)配列番号2のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号21の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸は、治療上機能的なジストロフィンをコードする、上記4に記載の核酸組成物。
6.(1)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号34もしくは69の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CRドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンタンパク質と比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のβ-ジストログリカンへの結合を増加させるか、(2)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号100もしくは109の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CRドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンタンパク質と比べて、前記マイクロジストロフィンのβ-ジストログリカンへの結合を増加させるか;あるいは、(2)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号15もしくは90のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなるCRドメインをコードする、上記1~5のいずれか1項に記載の核酸組成物。
7.ABDをコードする核酸配列が、配列番号22もしくは57、または配列番号22もしくは57に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H1をコードする核酸配列が、配列番号24もしくは59、または配列番号24もしくは59に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R1をコードする核酸配列が、配列番号26もしくは61、または配列番号26もしくは61に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R2をコードする核酸配列が、配列番号27もしくは62、または配列番号27もしくは62に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R3をコードする核酸配列が、配列番号29もしくは64、または配列番号29もしくは64に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H2をコードする核酸配列が、配列番号38、または配列番号38に対して少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H3をコードする核酸配列が、配列番号30もしくは65、または配列番号30もしくは65に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R24をコードする核酸配列が、配列番号32もしくは67、または配列番号32もしくは67に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H4をコードする核酸配列が、配列番号33もしくは68、または配列番号33もしくは68に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、CRをコードする核酸配列が、配列番号34、69、100もしくは109、または配列番号34、69、100もしくは109に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、CTをコードする核酸配列が、存在する場合、配列番号35、70もしくは80、または配列番号35、70もしくは80に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、任意選択により、I核酸配列が、マイクロジストロフィンをコードする核酸配列の5’末端に連結された、配列番号41の核酸配列、または配列番号41に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列である、上記1~6のいずれかに記載の核酸組成物。
8.ABDをコードする核酸配列が配列番号22もしくは57からなり、H1をコードする核酸配列が配列番号24もしくは59からなり、R1をコードする核酸配列が配列番号26もしくは61からなり、R2をコードする核酸配列が配列番号27もしくは62からなり、R3をコードする核酸配列が配列番号29もしくは64からなり、H2をコードする核酸配列が配列番号38からなり、H3をコードする核酸配列が配列番号30もしくは65からなり、H4をコードする核酸配列が配列番号33もしくは68からなり、R24をコードする核酸配列が配列番号32もしくは67からなり、CRをコードする核酸配列が配列番号34、69、100もしくは109からなり、Iは、配列番号41からなり、及び/またはCTをコードする核酸配列が配列番号35、70もしくは80からなる、上記1~7のいずれかに記載の核酸組成物。
9.前記マイクロジストロフィンタンパク質が、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-L1-H1-L2-R1-R2-L3-R3-H3-L4-R24-H4-CR-CTもしくはABD-L1-H1-L2-R1-R2-L3-R3-H3-L4-R24-H4-CRに配置されているジストロフィン配列を含むか、またはそれらからなり、ここで、L1、L2、L3、及びL4は、リンカーである、上記1~8のいずれかに記載の核酸組成物。
10.L1をコードする核酸配列が、配列番号23もしくは58を含むか、またはそれらからなり、L2をコードする核酸配列が、配列番号25もしくは60を含むか、またはそれらからなり、L3をコードする核酸配列が、配列番号28もしくは63を含むか、またはそれらからなり、L4をコードする核酸配列が、配列番号31、36、37、66、71もしくは72を含むか、またはそれらからなる、上記1~9のいずれかに記載の核酸組成物。
11.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R16は、ジストロフィンのスペクトリン16領域であり、R17は、ジストロフィンのスペクトリン17領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、前記核酸組成物。
12.前記CRドメインのC末端の終端にα1-シントロフィン結合部位及び/またはジストロブレビン結合部位を含むCTドメインをコードするヌクレオチド配列を更に含む、上記11に記載の核酸組成物。
13.(1)配列番号92もしくは93のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号102もしくは103の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸は、治療上機能的なジストロフィンをコードする、上記11または12に記載の核酸組成物。
14.前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列の5’末端に連結されたイントロン(I)を更に含み、任意選択により、Iは、前記マイクロジストロフィンコード配列の5’側に位置する、ヒト免疫グロビン重鎖可変領域(VH)4イントロン(VH4)またはSV40イントロンまたはキメライントロンである、上記1~3または6~13のいずれかに記載の核酸組成物。
15.前記核酸が、前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列に作動可能に連結された、筋肉及び/またはCNS組織における発現を促進する転写調節エレメントを含む核酸ベクターである、上記1~14のいずれかに記載の核酸組成物。
16.前記プロモーターが、SPc5-12またはその転写活性部分である、上記15に記載の核酸組成物。
17.前記核酸が、5’から3’へ、(i)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;(ii)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CRに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;(iii)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CR-CTに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;または(iv)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITRを含む、AAVベクターヌクレオチド配列を含み、前記AAV ITRは、任意選択により、AAV2 ITRである、上記1~16のいずれかに記載の核酸組成物。
18.前記ヌクレオチド配列がコドン最適化及び/またはCpG配列除去されている、上記1~17のいずれかに記載の核酸組成物。
19.配列番号53、54、55、56、82、104、105、または106の核酸配列を含む、上記1~18のいずれかに記載の核酸組成物。
20.上記1~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む発現カセットを含む、rAAV粒子。
21.前記カプシドタンパク質が、配列番号77(AAV8カプシド)に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するか、配列番号77のアミノ酸配列を有するか、配列番号78(AAV9カプシド)に対して少なくとも95%であるアミノ酸配列を有するか、または配列番号78のアミノ酸配列を有する、上記20に記載のrAAV粒子。
22.治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
23.細胞に導入遺伝子を送達する方法であって、前記細胞を上記20または21に記載のrAAV粒子と接触させることを含み、前記細胞は、前記ベクターと接触する、前記方法。
24.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行うための医薬組成物であって、治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子を含み、任意選択により、前記rAAV粒子は、前記対象の循環、筋肉組織、またはCNSへの投与のために製剤化される、前記医薬組成物。
25.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行う方法であって、
治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子を含む医薬組成物を前記対象に投与することを含み、前記投与は、前記対象の筋肉またはCNSに前記マイクロジストロフィンタンパク質の送達をもたらす、前記方法。
26.前記ジストロフィノパチーが、DMD、BMD、X連鎖性拡張型心筋症であるか、または前記対象が、女性のDMDもしくはBMDキャリアである、上記24または25に記載の医薬組成物または方法。
27.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域であり、CTは、α1-シントロフィン結合部位またはジストロブレビン結合部位を含むジストロフィンのC末端領域の少なくとも一部である、マイクロジストロフィンタンパク質。
28.配列番号1、79、もしくは91のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなる、上記27に記載のマイクロジストロフィンタンパク質
29.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R16は、ジストロフィンのスペクトリン16領域であり、R17は、ジストロフィンのスペクトリン17領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、マイクロジストロフィンタンパク質。
30.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、CTは、α1-シントロフィン結合部位またはジストロブレビン結合部位を含むジストロフィンのC末端領域の少なくとも一部である、上記29に記載のマイクロジストロフィンタンパク質。
31.配列番号92もしくは93のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなる、上記29または30に記載のマイクロジストロフィンタンパク質。
32.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行う方法であって、前記ヒト対象の循環、筋肉組織及び/または脳脊髄液に、治療上有効な量の上記27~31のいずれかに記載のマイクロジストロフィンタンパク質を送達することを含む、前記方法。
33.ヒト対象におけるジストロフィノパチーの治療のための医薬組成物であって、前記ヒト対象の循環、筋肉組織及び/または脳脊髄液への送達のために製剤化された、治療上有効な量の上記27~31のいずれかに記載のマイクロジストロフィンタンパク質を含む、前記医薬組成物。
34.組み換えAAVを生産する方法であって、
(a)宿主細胞を培養することであって、前記宿主細胞は、
(i)cis発現カセットを含む人工ゲノムであって、前記cis発現カセットは、上記17~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む、前記人工ゲノム、
(ii)AAV ITRを欠くtrans発現カセットであって、培養中の前記宿主細胞においてAAV rep及びカプシドタンパク質の発現を駆動し、トランスで前記rep及びcapタンパク質を供給する発現制御エレメントに作動可能に連結された前記AAV rep及びカプシドタンパク質をコードする、前記trans発現カセット、
(iii)前記AAVカプシドタンパク質による前記人工ゲノムの複製及びパッケージングを可能にする十分なアデノウイルスヘルパー機能を含有する、
前記培養することと、
(b)前記人工ゲノムがカプシドで内包された組み換えAAVを前記細胞培養物から回収することと
を含む、前記方法。
35.a.cis発現カセットを含む人工ゲノムであって、前記cis発現カセットは、上記17~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む、前記人工ゲノム、
b.AAV ITRを欠くtrans発現カセットであって、培養中の前記宿主細胞においてAAV rep及びカプシドタンパク質の発現を駆動し、トランスで前記rep及びcapタンパク質を供給する発現制御エレメントに作動可能に連結された前記AAV rep及びカプシドタンパク質をコードする、前記trans発現カセット、ならびに
c.前記AAVカプシドタンパク質による前記人工ゲノムの複製及びパッケージングを可能にする十分なアデノウイルスヘルパー機能
を含む、宿主細胞。
本発明の様々な実施形態を以下に示す。
1.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域またはそのβ-ジストログリカン結合部分であり、CTは、ジストロフィンのC末端領域またはα1-シントロフィン結合部位もしくはジストロブレビン結合部位を含むC末端領域の部分である、前記核酸組成物。
2.(1)配列番号1、79もしくは91のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、または治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードするそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号20、81もしくは100の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸配列は、治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、上記1に記載の核酸組成物。
3.(1)前記CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号35の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィン及び/またはジストロブレビンへの結合を増加させるか、前記CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号70の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィン及び/またはジストロブレビンへの結合を増加させるか、最小CTドメインをコードする核酸配列が、配列番号80の核酸配列、またはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖からなり、前記CTドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンと比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のα1-シントロフィンへの結合を増加させるか、あるいは、(2)前記CTドメインをコードする核酸が、配列番号16もしくは83アミノ酸配列をコードするか、または配列番号84のアミノ酸配列を含む、上記1または2に記載の核酸組成物。
4.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列の5’末端に連結されたイントロン(I)を含む核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、前記核酸組成物。
5.(1)配列番号2のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号21の核酸配列、もしくはそれに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸は、治療上機能的なジストロフィンをコードする、上記4に記載の核酸組成物。
6.(1)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号34もしくは69の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CRドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンタンパク質と比べて、前記マイクロジストロフィンタンパク質のβ-ジストログリカンへの結合を増加させるか、(2)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号100もしくは109の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記CRドメイン配列を欠く参照マイクロジストロフィンタンパク質と比べて、前記マイクロジストロフィンのβ-ジストログリカンへの結合を増加させるか;あるいは、(2)前記CRドメインをコードする核酸配列が、配列番号15もしくは90のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなるCRドメインをコードする、上記1~5のいずれか1項に記載の核酸組成物。
7.ABDをコードする核酸配列が、配列番号22もしくは57、または配列番号22もしくは57に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H1をコードする核酸配列が、配列番号24もしくは59、または配列番号24もしくは59に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R1をコードする核酸配列が、配列番号26もしくは61、または配列番号26もしくは61に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R2をコードする核酸配列が、配列番号27もしくは62、または配列番号27もしくは62に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R3をコードする核酸配列が、配列番号29もしくは64、または配列番号29もしくは64に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H2をコードする核酸配列が、配列番号38、または配列番号38に対して少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H3をコードする核酸配列が、配列番号30もしくは65、または配列番号30もしくは65に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、R24をコードする核酸配列が、配列番号32もしくは67、または配列番号32もしくは67に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、H4をコードする核酸配列が、配列番号33もしくは68、または配列番号33もしくは68に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、CRをコードする核酸配列が、配列番号34、69、100もしくは109、または配列番号34、69、100もしくは109に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、CTをコードする核酸配列が、存在する場合、配列番号35、70もしくは80、または配列番号35、70もしくは80に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列からなり、任意選択により、I核酸配列が、マイクロジストロフィンをコードする核酸配列の5’末端に連結された、配列番号41の核酸配列、または配列番号41に対して少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%もしくは少なくとも99%の同一性を有する配列である、上記1~6のいずれかに記載の核酸組成物。
8.ABDをコードする核酸配列が配列番号22もしくは57からなり、H1をコードする核酸配列が配列番号24もしくは59からなり、R1をコードする核酸配列が配列番号26もしくは61からなり、R2をコードする核酸配列が配列番号27もしくは62からなり、R3をコードする核酸配列が配列番号29もしくは64からなり、H2をコードする核酸配列が配列番号38からなり、H3をコードする核酸配列が配列番号30もしくは65からなり、H4をコードする核酸配列が配列番号33もしくは68からなり、R24をコードする核酸配列が配列番号32もしくは67からなり、CRをコードする核酸配列が配列番号34、69、100もしくは109からなり、Iは、配列番号41からなり、及び/またはCTをコードする核酸配列が配列番号35、70もしくは80からなる、上記1~7のいずれかに記載の核酸組成物。
9.前記マイクロジストロフィンタンパク質が、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-L1-H1-L2-R1-R2-L3-R3-H3-L4-R24-H4-CR-CTもしくはABD-L1-H1-L2-R1-R2-L3-R3-H3-L4-R24-H4-CRに配置されているジストロフィン配列を含むか、またはそれらからなり、ここで、L1、L2、L3、及びL4は、リンカーである、上記1~8のいずれかに記載の核酸組成物。
10.L1をコードする核酸配列が、配列番号23もしくは58を含むか、またはそれらからなり、L2をコードする核酸配列が、配列番号25もしくは60を含むか、またはそれらからなり、L3をコードする核酸配列が、配列番号28もしくは63を含むか、またはそれらからなり、L4をコードする核酸配列が、配列番号31、36、37、66、71もしくは72を含むか、またはそれらからなる、上記1~9のいずれかに記載の核酸組成物。
11.マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R16は、ジストロフィンのスペクトリン16領域であり、R17は、ジストロフィンのスペクトリン17領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、前記核酸組成物。
12.前記CRドメインのC末端の終端にα1-シントロフィン結合部位及び/またはジストロブレビン結合部位を含むCTドメインをコードするヌクレオチド配列を更に含む、上記11に記載の核酸組成物。
13.(1)配列番号92もしくは93のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、またはそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号102もしくは103の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%、95%もしくは98%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸は、治療上機能的なジストロフィンをコードする、上記11または12に記載の核酸組成物。
14.前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列の5’末端に連結されたイントロン(I)を更に含み、任意選択により、Iは、前記マイクロジストロフィンコード配列の5’側に位置する、ヒト免疫グロビン重鎖可変領域(VH)4イントロン(VH4)またはSV40イントロンまたはキメライントロンである、上記1~3または6~13のいずれかに記載の核酸組成物。
15.前記核酸が、前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列に作動可能に連結された、筋肉及び/またはCNS組織における発現を促進する転写調節エレメントを含む核酸ベクターである、上記1~14のいずれかに記載の核酸組成物。
16.前記プロモーターが、SPc5-12またはその転写活性部分である、上記15に記載の核酸組成物。
17.前記核酸が、5’から3’へ、(i)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;(ii)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CRに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;(iii)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CR-CTに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITR;または(iv)AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITRを含む、AAVベクターヌクレオチド配列を含み、前記AAV ITRは、任意選択により、AAV2 ITRである、上記1~16のいずれかに記載の核酸組成物。
18.前記ヌクレオチド配列がコドン最適化及び/またはCpG配列除去されている、上記1~17のいずれかに記載の核酸組成物。
19.配列番号53、54、55、56、82、104、105、または106の核酸配列を含む、上記1~18のいずれかに記載の核酸組成物。
20.上記1~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む発現カセットを含む、rAAV粒子。
21.前記カプシドタンパク質が、配列番号77(AAV8カプシド)に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するか、配列番号77のアミノ酸配列を有するか、配列番号78(AAV9カプシド)に対して少なくとも95%であるアミノ酸配列を有するか、または配列番号78のアミノ酸配列を有する、上記20に記載のrAAV粒子。
22.治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
23.細胞に導入遺伝子を送達する方法であって、前記細胞を上記20または21に記載のrAAV粒子と接触させることを含み、前記細胞は、前記ベクターと接触する、前記方法。
24.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行うための医薬組成物であって、治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子を含み、任意選択により、前記rAAV粒子は、前記対象の循環、筋肉組織、またはCNSへの投与のために製剤化される、前記医薬組成物。
25.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行う方法であって、
治療上有効な量の上記20または21に記載のrAAV粒子を含む医薬組成物を前記対象に投与することを含み、前記投与は、前記対象の筋肉またはCNSに前記マイクロジストロフィンタンパク質の送達をもたらす、前記方法。
26.前記ジストロフィノパチーが、DMD、BMD、X連鎖性拡張型心筋症であるか、または前記対象が、女性のDMDもしくはBMDキャリアである、上記24または25に記載の医薬組成物または方法。
27.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域であり、CTは、α1-シントロフィン結合部位またはジストロブレビン結合部位を含むジストロフィンのC末端領域の少なくとも一部である、マイクロジストロフィンタンパク質。
28.配列番号1、79、もしくは91のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなる、上記27に記載のマイクロジストロフィンタンパク質
29.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CRに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R16は、ジストロフィンのスペクトリン16領域であり、R17は、ジストロフィンのスペクトリン17領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域である、マイクロジストロフィンタンパク質。
30.アミノ末端からカルボキシ末端へABD-H1-R1-R2-R16-R17-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインを含むか、またはそれからなり、ここで、CTは、α1-シントロフィン結合部位またはジストロブレビン結合部位を含むジストロフィンのC末端領域の少なくとも一部である、上記29に記載のマイクロジストロフィンタンパク質。
31.配列番号92もしくは93のアミノ酸配列を含むか、またはそれらからなる、上記29または30に記載のマイクロジストロフィンタンパク質。
32.ジストロフィノパチーを治療することを、それを必要とするヒト対象において行う方法であって、前記ヒト対象の循環、筋肉組織及び/または脳脊髄液に、治療上有効な量の上記27~31のいずれかに記載のマイクロジストロフィンタンパク質を送達することを含む、前記方法。
33.ヒト対象におけるジストロフィノパチーの治療のための医薬組成物であって、前記ヒト対象の循環、筋肉組織及び/または脳脊髄液への送達のために製剤化された、治療上有効な量の上記27~31のいずれかに記載のマイクロジストロフィンタンパク質を含む、前記医薬組成物。
34.組み換えAAVを生産する方法であって、
(a)宿主細胞を培養することであって、前記宿主細胞は、
(i)cis発現カセットを含む人工ゲノムであって、前記cis発現カセットは、上記17~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む、前記人工ゲノム、
(ii)AAV ITRを欠くtrans発現カセットであって、培養中の前記宿主細胞においてAAV rep及びカプシドタンパク質の発現を駆動し、トランスで前記rep及びcapタンパク質を供給する発現制御エレメントに作動可能に連結された前記AAV rep及びカプシドタンパク質をコードする、前記trans発現カセット、
(iii)前記AAVカプシドタンパク質による前記人工ゲノムの複製及びパッケージングを可能にする十分なアデノウイルスヘルパー機能を含有する、
前記培養することと、
(b)前記人工ゲノムがカプシドで内包された組み換えAAVを前記細胞培養物から回収することと
を含む、前記方法。
35.a.cis発現カセットを含む人工ゲノムであって、前記cis発現カセットは、上記17~19のいずれかに記載の核酸組成物を含む、前記人工ゲノム、
b.AAV ITRを欠くtrans発現カセットであって、培養中の前記宿主細胞においてAAV rep及びカプシドタンパク質の発現を駆動し、トランスで前記rep及びcapタンパク質を供給する発現制御エレメントに作動可能に連結された前記AAV rep及びカプシドタンパク質をコードする、前記trans発現カセット、ならびに
c.前記AAVカプシドタンパク質による前記人工ゲノムの複製及びパッケージングを可能にする十分なアデノウイルスヘルパー機能
を含む、宿主細胞。
Claims (22)
- マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列を含む、核酸組成物であって、前記マイクロジストロフィンタンパク質は、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィンドメインからなり、ここで、ABDは、ジストロフィンのアクチン結合ドメインであり、H1は、ジストロフィンのヒンジ1領域であり、R1は、ジストロフィンのスペクトリン1領域であり、R2は、ジストロフィンのスペクトリン2領域であり、R3は、ジストロフィンのスペクトリン3領域であり、H3は、ジストロフィンのヒンジ3領域であり、R24は、ジストロフィンのスペクトリン24領域であり、H4は、ジストロフィンのヒンジ4領域であり、CRは、ジストロフィンのシステインリッチ領域またはそのβ-ジストログリカン結合部分であり、CTは、ジストロフィンのC末端領域またはα1-シントロフィン結合部位もしくはジストロブレビン結合部位を含むその部分である、前記核酸組成物。
- 前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列が、(1)配列番号3のアミノ酸配列を有するABDをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(2)配列番号5のアミノ酸配列を有するH1ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(3)配列番号7のアミノ酸配列を有するR1ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(4)配列番号8のアミノ酸配列を有するR2ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(5)配列番号10のアミノ酸配列を有するR3ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(6)配列番号11のアミノ酸配列を有するH3ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(7)配列番号13のアミノ酸配列を有するR24ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(8)配列番号14のアミノ酸配列を有するH4ドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、(9)配列番号15もしくは90のアミノ酸配列を有するCRドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含む、および(10)配列番号16もしくは83のアミノ酸配列を有するCTドメインをコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含み、前記核酸配列は、治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、請求項1に記載の核酸組成物。
- ABDをコードする核酸配列が配列番号22もしくは57からなり、H1をコードする核酸配列が配列番号24もしくは59からなり、R1をコードする核酸配列が配列番号26もしくは61からなり、R2をコードする核酸配列が配列番号27もしくは62からなり、R3をコードする核酸配列が配列番号29もしくは64からなり、H2をコードする核酸配列が配列番号38からなり、H3をコードする核酸配列が配列番号30もしくは65からなり、H4をコードする核酸配列が配列番号33もしくは68からなり、R24をコードする核酸配列が配列番号32もしくは67からなり、CRをコードする核酸配列が配列番号34、69、100もしくは109からなり、Iは、配列番号41からなり、及び/またはCTをコードする核酸配列が配列番号35、70もしくは80からなる、請求項1に記載の核酸組成物。
- 前記マイクロジストロフィンタンパク質が、アミノ末端からカルボキシ末端へ:ABD-L1-H1-L2-R1-R2-L3-R3-H3-L4-R24-H4-CR-CTに配置されているジストロフィン配列を含むか、またはそれらからなり、ここで、L1、L2、L3、及びL4は、リンカーである、請求項1に記載の核酸組成物。
- L1リンカーをコードする核酸配列が、配列番号4をコードする核酸配列を含むか、またはそれらからなり、L2リンカーをコードする核酸配列が、配列番号6をコードする核酸配列を含むか、またはそれらからなり、L3リンカーをコードする核酸配列が、配列番号9をコードする核酸配列を含むか、またはそれらからなり、L4リンカーをコードする核酸配列が、配列番号12、17、18、89もしくは110をコードする核酸配列を含むか、またはそれらからなる、請求項4に記載の核酸組成物。
- L4リンカーが、配列番号12のL4リンカーをコードする核酸配列を含む、請求項5に記載の核酸組成物。
- (1)配列番号1、79もしくは91のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはそれらに対して少なくとも90%同一である核酸配列、または治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードするそれらの逆相補鎖を含むか、あるいは、(2)配列番号20、81もしくは100の核酸配列、もしくはそれらに対して少なくとも90%同一である核酸配列、もしくはそれらの逆相補鎖を含むか、またはそれらからなり、前記核酸配列は、治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、請求項1に記載の核酸組成物。
- 前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列が、(1)配列番号1、79、もしくは91のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列、またはその逆相補鎖を含み、前記核酸配列が治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、または(2)配列番号20、81もしくは100の核酸配列、またはその逆相補鎖を含むかもしくはそれからなり、前記核酸配列が治療上機能的なマイクロジストロフィンタンパク質をコードする、請求項7に記載の核酸組成物。
- 前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列の5’末端に連結されたイントロン(I)を更に含み、任意選択により、Iは、前記マイクロジストロフィンコード配列の5’側に位置する、ヒト免疫グロビン重鎖可変領域(VH)4イントロン(VH4)またはSV40イントロンまたはキメライントロンである、請求項1に記載の核酸組成物。
- 前記核酸が、前記マイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列に作動可能に連結された、筋肉及び/またはCNS組織における発現を促進する転写調節エレメントを含む核酸ベクターである、請求項1に記載の核酸組成物。
- 前記プロモーターが、SPc5-12またはその転写活性部分である、請求項10に記載の核酸組成物。
- 前記核酸が、5’から3’へ、AAV ITR-転写調節エレメント-N末端からC末端へABD-H1-R1-R2-R3-H3-R24-H4-CR-CTに配置されているマイクロジストロフィンドメインをコードする核酸配列-ポリアデニル化配列-AAV ITRを含む、AAVベクターヌクレオチド配列を含み、前記AAV ITRは、任意選択により、AAV2 ITRである、請求項1に記載の核酸組成物。
- 前記ヌクレオチド配列がコドン最適化及び/またはCpG配列除去されている、請求項1に記載の核酸組成物。
- 配列番号1のアミノ酸配列を有するマイクロジストロフィンタンパク質をコードする核酸配列に作動可能に連結された転写調節エレメントを含む核酸配列を含む、請求項1に記載の核酸組成物。
- 請求項1に記載の核酸組成物を含む発現カセットを含む、rAAV粒子。
- 前記カプシドタンパク質が、配列番号77(AAV8カプシド)に対して少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を有するか、配列番号77のアミノ酸配列を有するか、配列番号78(AAV9カプシド)に対して少なくとも95%であるアミノ酸配列を有するか、または配列番号78のアミノ酸配列を有する、請求項15に記載のrAAV粒子。
- 治療上有効な量の請求項15または16に記載のrAAV粒子と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
- 細胞に導入遺伝子を送達する方法であって、前記細胞を請求項15または16に記載のrAAV粒子と接触させることを含み、前記細胞は、前記ベクターと接触する、前記方法。
- それを必要とするヒト対象における、ジストロフィノパチーの治療における使用のための医薬組成物であって、治療上有効な量の請求項15または16に記載のrAAV粒子を含み、任意選択により、前記rAAV粒子は、前記対象の循環、筋肉組織、またはCNSへの投与のために製剤化される、前記医薬組成物。
- 前記ジストロフィノパチーが、DMD、BMD、X連鎖性拡張型心筋症であるか、または前記対象が、女性のDMDもしくはBMDキャリアである、請求項19に記載の使用のための医薬組成物。
- 組み換えAAVを生産する方法であって、
(a)宿主細胞を培養することであって、前記宿主細胞は、
(i)cis発現カセットを含む人工ゲノムであって、前記cis発現カセットは、請求項12に記載の核酸組成物を含む、前記人工ゲノム、
(ii)AAV ITRを欠くtrans発現カセットであって、培養中の前記宿主細胞においてAAV rep及びカプシドタンパク質の発現を駆動し、トランスで前記rep及びcapタンパク質を供給する発現制御エレメントに作動可能に連結された前記AAV rep及びカプシドタンパク質をコードする、前記trans発現カセット、
(iii)前記AAVカプシドタンパク質による前記人工ゲノムの複製及びパッケージングを可能にする十分なアデノウイルスヘルパー機能を含有する、
前記培養することと、
(b)前記人工ゲノムがカプシドで内包された組み換えAAVを前記細胞培養物から回収することと
を含む、前記方法。 - cis発現カセットを含むプラスミドであって、前記cis発現カセットは、請求項12に記載の核酸組成物を含む、前記プラスミドを含む、宿主細胞。
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