JPWO2021050649A5 - - Google Patents
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本開示を明確な理解のために実例および実施例として一部の詳細に関して記載しているが、説明および実施例は本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本明細書において引用されている全ての特許および科学文献の開示は明白にその全体が参照により組み入れられる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法であって、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、方法。
(項目2)
眼内血管新生疾患を有する前記個体の前記眼の網膜液が低減される、項目1に記載の方法。
(項目3)
眼内血管新生疾患を有する個体の眼の網膜液を低減させるための方法であって、rAAV粒子の単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、方法。
(項目4)
前記個体が、抗VEGF剤の少なくとも1つの処置をrAAV粒子の前記単位用量を投与する約12週間前に受けた、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記個体の前記1つの眼の網膜液の量または存在が、抗VEGF剤による以前の処置に対して不応性である、項目3または項目4に記載の方法。
(項目6)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、項目4または項目5に記載の方法。
(項目7)
前記1つの眼の前記網膜液が少なくとも約60%低減される、項目2~6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記1つの眼の前記網膜液が、前記rAAVの前記個体への投与前の前記個体の前記1つの眼の網膜液のレベルと比較して約80%低減される、項目2~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記網膜液が、網膜下液(SRF)または網膜内液(IRF)である、項目2~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)またはそれ未満である、項目3~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法であって、
(a)抗VEGF剤を前記個体の1つの眼に投与するステップと、
(b)前記抗VEGF剤の投与後に、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与するステップとを含み、
前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
(i)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
(ii)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質
を含む、方法。
(項目12)
前記抗VEGF剤の投与の約1週間後または約7日後にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与することを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
1日目に前記抗VEGF剤を前記個体の前記1つの眼に投与し、8日目にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与することを含む、項目11または項目12に記載の方法。
(項目14)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトを含む、項目11~13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記アフリベルセプトを約2mgの用量で硝子体内注射によって投与する、項目14に記載の方法。
(項目16)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 10 ~約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 10 ~約2×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 ~約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 または約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目18に記載の方法。
(項目20)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目19に記載の方法。
(項目21)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目19に記載の方法。
(項目22)
前記個体が、反対側の眼に眼内血管新生疾患の1つまたは複数の症状を有する、項目1~21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
rAAV粒子の単位用量を前記個体の前記反対側の眼に投与するステップをさらに含む、項目1~22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの最大約2週間後である、項目23に記載の方法。
(項目25)
(a)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与する前記ステップと同じ日である;または
(b)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの約1日後から約14日後の間である、
項目24に記載の方法。
(項目26)
前記個体の前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記個体の前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量と同じであるか、またはより少ないベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、項目24または項目25に記載の方法。
(項目27)
rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの少なくとも約2週間後である、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記個体の前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記個体の前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量より多くのベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目1~28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記ポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列を含む、項目1~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記ポリペプチドが、配列番号41のアミノ酸配列を含む、項目1~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記ポリペプチドがアフリベルセプトである、項目1~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記核酸が、第1のエンハンサー領域、プロモーター領域、5’UTR領域、第2のエンハンサー領域、およびポリアデニル化部位をさらに含む、項目1~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記核酸が5’から3’の順に:
(a)第1のエンハンサー領域;
(b)プロモーター領域;
(c)5’UTR領域;
(d)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(e)第2のエンハンサー領域;および
(f)ポリアデニル化部位;
を含み、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する、項目1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記第1のエンハンサー領域が、配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、項目33または項目34に記載の方法。
(項目36)
前記プロモーター領域が、配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、項目33~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
ポリペプチドをコードする前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目34~36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記ポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、項目34~37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記ポリペプチドが、配列番号41のアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、項目34~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
前記ポリペプチドがアフリベルセプトである、項目34~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記5’UTR領域が、5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含む、項目33~40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記第2のエンハンサー領域が、配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含む、項目33~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記ポリアデニル化部位が、配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位を含む、項目33~42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記核酸が、(a)配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む第1のエンハンサー領域;(b)配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含むプロモーター領域;(c)5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含む5’UTR領域;(d)配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含む第2のエンハンサー領域;ならびに(e)配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位をさらに含む、項目1~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記核酸が、配列番号39の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目1~44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
前記AAV2カプシドタンパク質が、前記カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含み、前記アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、項目1~45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含む、項目1~47のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
前記rAAV粒子が、配列番号38のアミノ酸配列または配列番号38と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むGHループを含むAAV2 VP1カプシドタンパク質を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
rAAV粒子の前記単位用量の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与が硝子体内投与による、項目1~49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
rAAV粒子の前記単位用量が医薬製剤中にある、項目1~50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記医薬製剤が、前記rAAV粒子、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウムおよび界面活性剤を含む、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記医薬製剤が、約150~約200mM塩化ナトリウム、約1~約10mMリン酸二水素ナトリウム、約1~約10mMリン酸水素ナトリウム、約0.0005%(重量/体積)~約0.005%(重量/体積)ポロキサマー188、および約6×10 13 ~約6×10 10 ベクターゲノム(vg)/mL(vg/mL)の前記rAAV粒子を含み、前記医薬製剤が約7.0~約7.5のpHを有する、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約2×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目56)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 11 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目57)
rAAV粒子の前記単位用量が、前記1つの眼および/または前記反対側の眼に約25μL~約250μLの体積で投与される、項目1~56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が約100μLの体積を含む、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が約30μLの体積を含む、項目57に記載の方法。
(項目60)
前記個体が、抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けた、項目1~59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記個体が、前記rAAV粒子の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前に前記1つの眼および/または前記反対側の眼への抗VEGF剤の注射を1回または2回受けた、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記個体が、抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けていない、項目1~3または7~59のいずれか一項に記載の方法。
(項目63)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、項目60~62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記眼内血管新生疾患が、滲出性加齢黄斑変性(AMD)、網膜血管新生、脈絡膜血管新生、糖尿病網膜症、増殖性糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、糖尿病網膜虚血、虚血性網膜症、糖尿病網膜浮腫、またはそれらのいずれかの組合せである、項目1~63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
rAAV粒子の前記単位用量がステロイド処置と組み合わせて投与される、項目1~10または16~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記ステロイド処置がコルチコステロイド処置である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記ステロイド処置が全身性のステロイド処置である、項目65または項目66に記載の方法。
(項目68)
前記ステロイド処置が経口ステロイド処置である、項目65~67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
前記ステロイド処置がプレドニゾン処置である、項目65~68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
前記ステロイド処置が局所ステロイド処置である、項目65または項目66に記載の方法。
(項目71)
前記ステロイド処置がジフルプレドネート処置である、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記ステロイドが、rAAV粒子の前記単位用量の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前、投与の間、および/または投与後に投与される、項目65~71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
前記ステロイド処置が局所ステロイド処置であり、前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与から最大約4週間、最大約6週間、または最大約8週間の毎日ステロイド処置である、項目70~72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記局所ステロイド処置が、約1週目に局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、約2週目に局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、約3週目に局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、および約4週目に局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与から開始し投与後である、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後約3週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含む、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与の約1週間前に開始する、項目73に記載の方法。
(項目77)
局所ステロイド処置を施行するステップをさらに含む、項目11~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記局所ステロイド処置がジフルプレドネート処置である、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングは前記抗VEGF剤の投与から開始して投与後である、項目77または項目78に記載の方法。
(項目80)
前記局所ステロイドが、0.05%ジフルプレドネートの約1μg~約3μg用量を含む、項目71~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記局所ステロイドが、0.05%ジフルプレドネートの約2.5μg用量を含む、項目71~80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の維持または減少をもたらす、項目1~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の減少をもたらす、項目82に記載の方法。
(項目84)
網膜厚の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して少なくとも約10%である、項目83に記載の方法。
(項目85)
網膜厚が、中心領域網膜厚(CST)または中心窩網膜厚(CRT)である、項目82~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の維持または減少をもたらす、項目1~85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の減少をもたらす、項目86に記載の方法。
(項目88)
黄斑体積の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して少なくとも約10%である、項目87に記載の方法。
(項目89)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の維持または改善をもたらす、項目1~88のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の改善をもたらす、項目89に記載の方法。
(項目91)
視力が、最高矯正視力(BCVA)である、項目89または項目90に記載の方法。
(項目92)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約50%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記複数内の個体の少なくとも約50%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約56週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目92に記載の方法。
(項目94)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約67%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記複数内の個体の少なくとも約67%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約60週間、少なくとも約64週間、または少なくとも約66週間にわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目94に記載の方法。
(項目96)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約78%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
前記複数内の個体の少なくとも約78%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目96に記載の方法。
(項目98)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の100%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目99)
前記複数内の個体の100%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約64週間、少なくとも約68週間、少なくとも約72週間、少なくとも約76週間、少なくとも約80週間、少なくとも約84週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目98に記載の方法。
(項目100)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の年間の抗VEGF注射率と比較して少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約87%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約99%、または100%の年間の抗VEGF注射率の低下をもたらす、項目1~99のいずれか一項に記載の方法。
(項目101)
前記眼内血管新生疾患が滲出性加齢黄斑変性(AMD)である、項目1~10、16~76、または80~100のいずれか一項に記載の方法。
(項目102)
前記眼内血管新生疾患が糖尿病黄斑浮腫(DME)である、項目1~3、11~64、77~83、85~87、または89~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目103)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、糖尿病網膜症重症度尺度(DRSS)の2段階または3段階の改善をもたらす、項目102に記載の方法。
(項目104)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法における使用のための、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量であって、前記方法が、前記単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量。
(項目105)
眼内血管新生疾患を有する個体の眼の網膜液を低減させるための方法における使用のための、rAAV粒子の単位用量であって、前記方法が、前記単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、rAAV粒子の単位用量。
(項目106)
前記方法が、前記単位用量の投与前に抗VEGF剤を前記個体の前記1つの眼に投与するステップをさらに含む、項目104または項目105に記載の使用のための単位用量。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法であって、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、方法。
(項目2)
眼内血管新生疾患を有する前記個体の前記眼の網膜液が低減される、項目1に記載の方法。
(項目3)
眼内血管新生疾患を有する個体の眼の網膜液を低減させるための方法であって、rAAV粒子の単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、方法。
(項目4)
前記個体が、抗VEGF剤の少なくとも1つの処置をrAAV粒子の前記単位用量を投与する約12週間前に受けた、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記個体の前記1つの眼の網膜液の量または存在が、抗VEGF剤による以前の処置に対して不応性である、項目3または項目4に記載の方法。
(項目6)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、項目4または項目5に記載の方法。
(項目7)
前記1つの眼の前記網膜液が少なくとも約60%低減される、項目2~6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記1つの眼の前記網膜液が、前記rAAVの前記個体への投与前の前記個体の前記1つの眼の網膜液のレベルと比較して約80%低減される、項目2~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記網膜液が、網膜下液(SRF)または網膜内液(IRF)である、項目2~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)またはそれ未満である、項目3~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法であって、
(a)抗VEGF剤を前記個体の1つの眼に投与するステップと、
(b)前記抗VEGF剤の投与後に、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与するステップとを含み、
前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
(i)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
(ii)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質
を含む、方法。
(項目12)
前記抗VEGF剤の投与の約1週間後または約7日後にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与することを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
1日目に前記抗VEGF剤を前記個体の前記1つの眼に投与し、8日目にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与することを含む、項目11または項目12に記載の方法。
(項目14)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトを含む、項目11~13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
前記アフリベルセプトを約2mgの用量で硝子体内注射によって投与する、項目14に記載の方法。
(項目16)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 10 ~約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 10 ~約2×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 ~約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目1~16のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 または約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目18に記載の方法。
(項目20)
rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目19に記載の方法。
(項目21)
rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 11 ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、項目19に記載の方法。
(項目22)
前記個体が、反対側の眼に眼内血管新生疾患の1つまたは複数の症状を有する、項目1~21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
rAAV粒子の単位用量を前記個体の前記反対側の眼に投与するステップをさらに含む、項目1~22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの最大約2週間後である、項目23に記載の方法。
(項目25)
(a)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与する前記ステップと同じ日である;または
(b)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの約1日後から約14日後の間である、
項目24に記載の方法。
(項目26)
前記個体の前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記個体の前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量と同じであるか、またはより少ないベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、項目24または項目25に記載の方法。
(項目27)
rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの少なくとも約2週間後である、項目23に記載の方法。
(項目28)
前記個体の前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記個体の前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量より多くのベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目1~28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記ポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列を含む、項目1~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記ポリペプチドが、配列番号41のアミノ酸配列を含む、項目1~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記ポリペプチドがアフリベルセプトである、項目1~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記核酸が、第1のエンハンサー領域、プロモーター領域、5’UTR領域、第2のエンハンサー領域、およびポリアデニル化部位をさらに含む、項目1~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記核酸が5’から3’の順に:
(a)第1のエンハンサー領域;
(b)プロモーター領域;
(c)5’UTR領域;
(d)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(e)第2のエンハンサー領域;および
(f)ポリアデニル化部位;
を含み、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する、項目1~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記第1のエンハンサー領域が、配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、項目33または項目34に記載の方法。
(項目36)
前記プロモーター領域が、配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、項目33~35のいずれか一項に記載の方法。
(項目37)
ポリペプチドをコードする前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目34~36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
前記ポリペプチドが、配列番号35のアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、項目34~37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記ポリペプチドが、配列番号41のアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、項目34~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
前記ポリペプチドがアフリベルセプトである、項目34~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記5’UTR領域が、5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含む、項目33~40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記第2のエンハンサー領域が、配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含む、項目33~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記ポリアデニル化部位が、配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位を含む、項目33~42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
前記核酸が、(a)配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む第1のエンハンサー領域;(b)配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含むプロモーター領域;(c)5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含む5’UTR領域;(d)配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含む第2のエンハンサー領域;ならびに(e)配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位をさらに含む、項目1~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
前記核酸が、配列番号39の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、項目1~44のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
前記AAV2カプシドタンパク質が、前記カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含み、前記アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、項目1~45のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含む、項目1~47のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
前記rAAV粒子が、配列番号38のアミノ酸配列または配列番号38と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むGHループを含むAAV2 VP1カプシドタンパク質を含む、項目1~46のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
rAAV粒子の前記単位用量の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与が硝子体内投与による、項目1~49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
rAAV粒子の前記単位用量が医薬製剤中にある、項目1~50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記医薬製剤が、前記rAAV粒子、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウムおよび界面活性剤を含む、項目51に記載の方法。
(項目53)
前記医薬製剤が、約150~約200mM塩化ナトリウム、約1~約10mMリン酸二水素ナトリウム、約1~約10mMリン酸水素ナトリウム、約0.0005%(重量/体積)~約0.005%(重量/体積)ポロキサマー188、および約6×10 13 ~約6×10 10 ベクターゲノム(vg)/mL(vg/mL)の前記rAAV粒子を含み、前記医薬製剤が約7.0~約7.5のpHを有する、項目52に記載の方法。
(項目54)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約2×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目56)
前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 11 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、項目53に記載の方法。
(項目57)
rAAV粒子の前記単位用量が、前記1つの眼および/または前記反対側の眼に約25μL~約250μLの体積で投与される、項目1~56のいずれか一項に記載の方法。
(項目58)
前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が約100μLの体積を含む、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が約30μLの体積を含む、項目57に記載の方法。
(項目60)
前記個体が、抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けた、項目1~59のいずれか一項に記載の方法。
(項目61)
前記個体が、前記rAAV粒子の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前に前記1つの眼および/または前記反対側の眼への抗VEGF剤の注射を1回または2回受けた、項目60に記載の方法。
(項目62)
前記個体が、抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けていない、項目1~3または7~59のいずれか一項に記載の方法。
(項目63)
前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、項目60~62のいずれか一項に記載の方法。
(項目64)
前記眼内血管新生疾患が、滲出性加齢黄斑変性(AMD)、網膜血管新生、脈絡膜血管新生、糖尿病網膜症、増殖性糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、糖尿病網膜虚血、虚血性網膜症、糖尿病網膜浮腫、またはそれらのいずれかの組合せである、項目1~63のいずれか一項に記載の方法。
(項目65)
rAAV粒子の前記単位用量がステロイド処置と組み合わせて投与される、項目1~10または16~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目66)
前記ステロイド処置がコルチコステロイド処置である、項目65に記載の方法。
(項目67)
前記ステロイド処置が全身性のステロイド処置である、項目65または項目66に記載の方法。
(項目68)
前記ステロイド処置が経口ステロイド処置である、項目65~67のいずれか一項に記載の方法。
(項目69)
前記ステロイド処置がプレドニゾン処置である、項目65~68のいずれか一項に記載の方法。
(項目70)
前記ステロイド処置が局所ステロイド処置である、項目65または項目66に記載の方法。
(項目71)
前記ステロイド処置がジフルプレドネート処置である、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記ステロイドが、rAAV粒子の前記単位用量の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前、投与の間、および/または投与後に投与される、項目65~71のいずれか一項に記載の方法。
(項目73)
前記ステロイド処置が局所ステロイド処置であり、前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与から最大約4週間、最大約6週間、または最大約8週間の毎日ステロイド処置である、項目70~72のいずれか一項に記載の方法。
(項目74)
前記局所ステロイド処置が、約1週目に局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、約2週目に局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、約3週目に局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、および約4週目に局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与から開始し投与後である、項目73に記載の方法。
(項目75)
前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後約3週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含む、項目73に記載の方法。
(項目76)
前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与の約1週間前に開始する、項目73に記載の方法。
(項目77)
局所ステロイド処置を施行するステップをさらに含む、項目11~64のいずれか一項に記載の方法。
(項目78)
前記局所ステロイド処置がジフルプレドネート処置である、項目77に記載の方法。
(項目79)
前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングは前記抗VEGF剤の投与から開始して投与後である、項目77または項目78に記載の方法。
(項目80)
前記局所ステロイドが、0.05%ジフルプレドネートの約1μg~約3μg用量を含む、項目71~79のいずれか一項に記載の方法。
(項目81)
前記局所ステロイドが、0.05%ジフルプレドネートの約2.5μg用量を含む、項目71~80のいずれか一項に記載の方法。
(項目82)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の維持または減少をもたらす、項目1~81のいずれか一項に記載の方法。
(項目83)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の減少をもたらす、項目82に記載の方法。
(項目84)
網膜厚の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して少なくとも約10%である、項目83に記載の方法。
(項目85)
網膜厚が、中心領域網膜厚(CST)または中心窩網膜厚(CRT)である、項目82~84のいずれか一項に記載の方法。
(項目86)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の維持または減少をもたらす、項目1~85のいずれか一項に記載の方法。
(項目87)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の減少をもたらす、項目86に記載の方法。
(項目88)
黄斑体積の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して少なくとも約10%である、項目87に記載の方法。
(項目89)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の維持または改善をもたらす、項目1~88のいずれか一項に記載の方法。
(項目90)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の改善をもたらす、項目89に記載の方法。
(項目91)
視力が、最高矯正視力(BCVA)である、項目89または項目90に記載の方法。
(項目92)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約50%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目93)
前記複数内の個体の少なくとも約50%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約56週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目92に記載の方法。
(項目94)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約67%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目95)
前記複数内の個体の少なくとも約67%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約60週間、少なくとも約64週間、または少なくとも約66週間にわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目94に記載の方法。
(項目96)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の少なくとも約78%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目97)
前記複数内の個体の少なくとも約78%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目96に記載の方法。
(項目98)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、前記複数内の個体の100%が抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目1~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目99)
前記複数内の個体の100%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約64週間、少なくとも約68週間、少なくとも約72週間、少なくとも約76週間、少なくとも約80週間、少なくとも約84週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、項目98に記載の方法。
(項目100)
複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の年間の抗VEGF注射率と比較して少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約87%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約99%、または100%の年間の抗VEGF注射率の低下をもたらす、項目1~99のいずれか一項に記載の方法。
(項目101)
前記眼内血管新生疾患が滲出性加齢黄斑変性(AMD)である、項目1~10、16~76、または80~100のいずれか一項に記載の方法。
(項目102)
前記眼内血管新生疾患が糖尿病黄斑浮腫(DME)である、項目1~3、11~64、77~83、85~87、または89~91のいずれか一項に記載の方法。
(項目103)
rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、糖尿病網膜症重症度尺度(DRSS)の2段階または3段階の改善をもたらす、項目102に記載の方法。
(項目104)
個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法における使用のための、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量であって、前記方法が、前記単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子の約6×10 11 ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量。
(項目105)
眼内血管新生疾患を有する個体の眼の網膜液を低減させるための方法における使用のための、rAAV粒子の単位用量であって、前記方法が、前記単位用量を前記個体の1つの眼に投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)を両端に有する核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質を含む、rAAV粒子の単位用量。
(項目106)
前記方法が、前記単位用量の投与前に抗VEGF剤を前記個体の前記1つの眼に投与するステップをさらに含む、項目104または項目105に記載の使用のための単位用量。
Claims (15)
- 組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)粒子を含む、個体における眼内血管新生疾患を処置するための方法における使用のための組成物であって、前記方法が、rAAV粒子の約6×1011ベクターゲノム(vg)またはそれ未満の単位用量で前記組成物を前記個体の1つの眼に硝子体内投与により投与するステップを含み、前記個体がヒトであり、前記rAAV粒子が、
a)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードし、AAV2末端逆位配列(ITR)が隣接している核酸、および
b)カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含むAAV2カプシドタンパク質であって、アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、AAV2カプシドタンパク質
を含み、前記方法が、ステロイド処置を前記個体に投与するステップをさらに含む、組成物。 - 眼内血管新生疾患を有する前記個体の前記眼の網膜液が低減され、必要に応じて、
(a)前記個体が、抗VEGF剤の少なくとも1つの処置をrAAV粒子の前記単位用量を投与する約12週間前に受けた、および/または前記個体の前記1つの眼の網膜液の量または存在が、抗VEGF剤による以前の処置に対して不応性であり、必要に応じて、前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、
(b)前記1つの眼の前記網膜液が少なくとも約60%低減される、
(c)前記1つの眼の前記網膜液が、前記rAAV粒子の前記個体への投与前の前記個体の前記1つの眼の網膜液のレベルと比較して約80%低減される、ならびに/あるいは
(d)前記網膜液が、網膜下液(SRF)または網膜内液(IRF)である、
請求項1に記載の組成物。 - 前記方法が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前に、抗VEGF剤を前記個体の1つの眼に投与するステップをさらに含み、必要に応じて、
(a)前記方法が、前記抗VEGF剤の投与の約1週間後または約7日後にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与するステップを含む、
(b)前記方法が、1日目に前記抗VEGF剤を前記個体の前記1つの眼に投与し、8日目にrAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼に投与するステップを含む、ならびに/あるいは
(c)前記抗VEGF剤がアフリベルセプトを含み、必要に応じて、前記アフリベルセプトが約2mgの用量で硝子体内注射によって投与される、
請求項1に記載の組成物。 - (a)rAAV粒子の前記単位用量が、約6×1010~約6×1011ベクターゲノム/眼(vg/眼)である、または
(b)rAAV粒子の前記単位用量が、約6×10 10 ~約2×10 11 vg/眼または約2×10 11 ~約6×10 11 vg/眼であり、
必要に応じて、rAAV粒子の前記単位用量が、約2×10 11 または約6×10 11 vg/眼である、請求項1~3のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)前記個体が、反対側の眼に眼内血管新生疾患の1つまたは複数の症状を有する、ならびに/あるいは
(b)前記方法が、rAAV粒子の単位用量を前記個体の前記反対側の眼に硝子体内投与により投与するステップをさらに含み、必要に応じて、
i)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの最大約2週間後であり、必要に応じて、(1)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与する前記ステップと同じ日であるか、またはrAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの約1日後から約14日後の間である、および/または(2)前記個体の前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量と同じであるか、またはより少ないベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、あるいは
ii)rAAV粒子の前記単位用量を前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量を前記1つの眼に投与するステップの少なくとも約2週間後であり、必要に応じて、前記反対側の眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量が、前記1つの眼に投与されたrAAV粒子の前記単位用量より多くのベクターゲノム/眼(vg/眼)を含む、
請求項1~4のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、
(b)前記ポリペプチドが、配列番号35または配列番号41のアミノ酸配列を含む、あるいは
(c)前記ポリペプチドがアフリベルセプトである、
請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記核酸が、第1のエンハンサー領域、プロモーター領域、5’UTR領域、第2のエンハンサー領域、およびポリアデニル化部位をさらに含み、必要に応じて、
前記第1のエンハンサー領域が、配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含み、
前記プロモーター領域が、配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含み、
前記5’UTR領域が、5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含み、
前記第2のエンハンサー領域が、配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含み、
前記ポリアデニル化部位が、配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位を含む、
請求項1~6のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記核酸が5’から3’の順に:
(a)第1のエンハンサー領域;
(b)プロモーター領域;
(c)5’UTR領域;
(d)配列番号35のアミノ酸配列と少なくとも約95%の同一性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする核酸;
(e)第2のエンハンサー領域;および
(f)ポリアデニル化部位;
を含み、AAV2末端逆位配列(ITR)が隣接しており、必要に応じて、
前記第1のエンハンサー領域が、配列番号22の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、
前記プロモーター領域が、配列番号23の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むCMV配列を含む、
ポリペプチドをコードする前記核酸が、配列番号40の核酸配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、
前記ポリペプチドが、配列番号35または配列番号41のアミノ酸配列またはそれと少なくとも95%の同一性を有する配列を含む、
前記5’UTR領域が、5’から3’の順に、配列番号24の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むTPL配列、および配列番号25の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むeMLP配列を含む、
前記第2のエンハンサー領域が、配列番号26の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む全長のEES配列を含む、ならびに/あるいは
前記ポリアデニル化部位が、配列番号27の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含むHGHポリアデニル化部位を含む、
請求項1~5のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)前記核酸が、配列番号39の配列またはそれと少なくとも85%の同一性を有する配列を含む、
(b)前記AAV2カプシドタンパク質が、前記カプシドタンパク質の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含み、前記アミノ酸残基ナンバリングがAAV2 VP1カプシドタンパク質に対応する、
(c)前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LGETTRP(配列番号14)を含む、
(d)前記AAV2カプシドタンパク質が、配列番号13の配列を含むAAV2 VP1の587位と588位の間に挿入されたアミノ酸配列LALGETTRPA(配列番号1)を含む、ならびに/あるいは
(e)前記rAAV粒子が、配列番号38のアミノ酸配列または配列番号38と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むGHループを含むAAV2 VP1カプシドタンパク質を含む、
請求項1~8のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)rAAV粒子の前記単位用量が医薬製剤中にあり、必要に応じて、前記医薬製剤が、前記rAAV粒子、塩化ナトリウム、リン酸ナトリウムおよび界面活性剤を含み、さらに必要に応じて、前記医薬製剤が、約150~約200mM塩化ナトリウム、約1~約10mMリン酸二水素ナトリウム、約1~約10mMリン酸水素ナトリウム、約0.0005%(重量/体積)~約0.005%(重量/体積)ポロキサマー188、および約6×10 13 ~約6×10 10 ベクターゲノム(vg)/mL(vg/mL)の前記rAAV粒子を含み、前記医薬製剤が約7.0~約7.5のpHを有し、必要に応じて、
i)前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、または
ii)前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約2×10 12 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、または
iii)前記医薬製剤が、約180mM塩化ナトリウム、約5mMリン酸二水素ナトリウム、約5mMリン酸水素ナトリウム、約6×10 11 vg/mLの前記rAAV粒子、および約0.001%(重量/体積)ポロキサマー188を含み、前記医薬製剤が約7.3のpHを有する、
(b)前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が、約25μL~約250μLの体積であり、必要に応じて、前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与されるrAAV粒子の前記単位用量が約100μLまたは約30μLの体積を含む、
(c)前記個体が、
i)抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けており、必要に応じて、前記個体が、前記rAAV粒子の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前に前記1つの眼および/または前記反対側の眼への抗VEGF剤の注射を1回または2回受けた、あるいは
ii)抗VEGF剤による前記眼内血管新生疾患の以前の処置を受けておらず、
必要に応じて、前記抗VEGF剤がアフリベルセプトである、ならびに/あるいは
(d)前記眼内血管新生疾患が、滲出性加齢黄斑変性(AMD)、網膜血管新生、脈絡膜血管新生、糖尿病網膜症、増殖性糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、糖尿病黄斑浮腫、糖尿病網膜虚血、虚血性網膜症、糖尿病網膜浮腫、またはそれらのいずれかの組合せである、
請求項1~9のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)前記ステロイド処置が、眼科用ステロイド処置を含み、必要に応じて、前記眼科用ステロイド処置が、局所ステロイド処置、眼周囲のステロイド処置、硝子体内ステロイド処置、および/または脈絡膜上ステロイド処置を含む、
(b)前記ステロイド処置がコルチコステロイド処置である、
(c)前記ステロイド処置が全身性のステロイド処置である、
(d)前記ステロイド処置が経口ステロイド処置である、
(e)前記ステロイド処置がプレドニゾン処置である、および/または
(f)前記ステロイド処置が局所ステロイド処置であり、
必要に応じて、
(i)前記ステロイド処置がジフルプレドネート処置を含み、さらに必要に応じて、前記ジフルプレドネート処置が、0.05%ジフルプレドネートの約1μg~約3μg用量または約2.5μg用量を含む、ならびに/あるいは
(ii)前記ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の前記1つの眼および/または前記反対側の眼への投与前、投与の間、および/または投与後に投与される、
請求項1~10のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記ステロイド処置が局所ステロイド処置であり、前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与から最大約4週間、最大約6週間、または最大約8週間の毎日ステロイド処置であり、必要に応じて、
(a)前記局所ステロイド処置が、約1週目に局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、約2週目に局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、約3週目に局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、および約4週目に局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与から開始し投与後である、
(b)前記局所ステロイド処置が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後約3週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含む、あるいは
(c)前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングはrAAV粒子の前記単位用量の投与の約1週間前に開始する、
請求項11に記載の組成物。 - 前記ステロイド処置が、局所ステロイド処置であり、
必要に応じて、前記局所ステロイド処置が、約4週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約4回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約3回の投与、その後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約2回の投与、およびその後の約1週間にわたる局所ステロイドの1日当たり約1回の投与を含み、タイミングは前記抗VEGF剤の投与から開始して投与後であり、
必要に応じて、前記局所ステロイド処置が、ジフルプレドネート処置を含み、さらに必要に応じて、前記ジフルプレドネート処置が、0.05%ジフルプレドネートの約1μg~約3μg用量または約2.5μg用量を含む、
請求項3~10のいずれか一項に記載の組成物。 - (a)rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、
(i)rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の維持または減少をもたらし、必要に応じて、
1)rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して網膜厚の減少をもたらす、
2)網膜厚の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の網膜厚と比較して少なくとも約10%である、および/または
3)網膜厚が、中心領域網膜厚(CST)または中心窩網膜厚(CRT)である、
(ii)rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の維持または減少をもたらし、必要に応じて、
1)rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して黄斑体積の減少をもたらす、および/または
2)黄斑体積の前記減少が、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の黄斑体積と比較して少なくとも約10%である、ならびに/あるいは
(iii)rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の維持または改善をもたらし、必要に応じて、
1)rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、rAAV粒子の前記単位用量の投与前の視力と比較して視力の改善をもたらす、および/または
2)視力が、最高矯正視力(BCVA)である、ならびに/あるいは
(b)複数の個体の1つの眼および/または反対側の眼へのrAAV粒子の前記単位用量の投与の結果、
(i)前記複数内の個体の少なくとも約50%が抗VEGFレスキュー処置を必要とせず、必要に応じて、前記複数内の個体の少なくとも約50%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約56週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、
前記複数内の個体の少なくとも約67%が抗VEGFレスキュー処置を必要とせず、必要に応じて、前記複数内の個体の少なくとも約67%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、少なくとも約52週間、少なくとも約60週間、少なくとも約64週間、または少なくとも約66週間にわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、
前記複数内の個体の少なくとも約78%が抗VEGFレスキュー処置を必要とせず、必要に応じて、前記複数内の個体の少なくとも約78%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約20週間、少なくとも約36週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、または
前記複数内の個体の100%が抗VEGFレスキュー処置を必要とせず、必要に応じて、前記複数内の個体の100%が、rAAV粒子の前記単位用量の投与後、少なくとも約64週間、少なくとも約68週間、少なくとも約72週間、少なくとも約76週間、少なくとも約80週間、少なくとも約84週間、またはそれよりも長くにわたって抗VEGFレスキュー処置を必要としない、ならびに/あるいは
(ii)rAAV粒子の前記単位用量の投与前の年間の抗VEGF注射率と比較して少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約87%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約99%、または100%の年間の抗VEGF注射率の低下をもたらす、
請求項1~13のいずれか一項に記載の組成物。 - 前記眼内血管新生疾患が
(a)滲出性加齢黄斑変性(AMD)である、または
(b)糖尿病黄斑浮腫(DME)であり、必要に応じて、rAAV粒子の前記単位用量を前記個体の前記1つの眼および/または前記反対側の眼に投与する前記ステップが、糖尿病網膜症重症度尺度(DRSS)の2段階または3段階の改善をもたらす、
請求項1~14のいずれか一項に記載の組成物。
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