JPWO2021048931A1 - 化粧品容器 - Google Patents

化粧品容器 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2021048931A1
JPWO2021048931A1 JP2021545014A JP2021545014A JPWO2021048931A1 JP WO2021048931 A1 JPWO2021048931 A1 JP WO2021048931A1 JP 2021545014 A JP2021545014 A JP 2021545014A JP 2021545014 A JP2021545014 A JP 2021545014A JP WO2021048931 A1 JPWO2021048931 A1 JP WO2021048931A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
cosmetic container
thin
container
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021545014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7051170B2 (ja
Inventor
宏紀 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMG Co Ltd
Original Assignee
AMG Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMG Co Ltd filed Critical AMG Co Ltd
Publication of JPWO2021048931A1 publication Critical patent/JPWO2021048931A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7051170B2 publication Critical patent/JP7051170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D40/00Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D43/00Lids or covers for rigid or semi-rigid containers
    • B65D43/02Removable lids or covers
    • B65D43/08Removable lids or covers having a peripheral flange fitting over the rim of the container

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

本発明は、閉鎖ステップにおいて、使用者が効果的かつ快適に使用できる化粧品容器を提供するものである。本発明の化粧品容器1は、容器本体10と蓋60が係合してスティック状化粧品を格納する化粧品容器であって、容器本体の上部には、スティック状化粧品が貫通可能な孔を有する上方に向かって凸状の肩部40が配置されており、肩部の外周面には、蓋の内周面に形成された複数の凹部と脱着可能に係合する複数の凸部が形成されており、蓋の外周壁は、上下方向における下方の所定範囲であって、下端部を含む部分が、その他の部分の厚さよりも薄い肉薄部として構成されており、薄肉部の内周面に凹部が形成されており、薄肉部の下端部の外側部及び内側部は曲面として構成されている。

Description

本発明は化粧品容器に関する。
使用者が効果的かつ快適に、容器を操作することができることが、化粧品容器にとって重要である。
棒状の口紅の出し入れに関する技術は多数提案されており、例えば、特許文献1において、口紅が折れることを防止できる口紅容器が提案されている。
特開2019−97817号公報
ところで、使用者が化粧品容器を使用した後には、容器本体を容器の蓋で閉鎖するステップ(以下、「閉鎖ステップ」という。)が必要になる。ところが、従来、閉鎖ステップに着目した技術の提案は、存在しないか、不十分である。
本発明は、上記を踏まえて、閉鎖ステップにおいて、使用者が効果的かつ快適に使用できる化粧品容器を提供するものである。
第一の発明は、容器本体と蓋が係合してスティック状化粧品を格納する化粧品容器であって、容器本体の上部には、前記スティック状化粧品が貫通可能な孔を有する上方に向かって凸状の肩部が配置されており、前記肩部の外周面には、前記蓋の内周面に形成された複数の凹部と脱着可能に係合する複数の凸部が形成されており、前記蓋の周壁は、下端部を含む所定部分が、前記所定部分と上方に連続する部分の厚さよりも薄い肉薄部として構成されており、前記薄肉部の内周面に前記凹部が形成されており、前記薄肉部の下端部の外側部及び内側部は外側に凸の曲面として構成されている、化粧品容器である。
第一の発明の構成によれば、肩部に形成された凸部と蓋の内周面に形成された凹部が係合することによって、容器本体と蓋が脱着可能に係合する。このとき、凹部が形成されている蓋の周壁が外側に弾性変形し、凸部が凹部と係合すると、弾性変形が回復する。ここで、凹部は蓋の薄肉部の内周面に形成されているから、蓋の周壁の全体が一様に弾性変形するのではなく、主として薄肉部が弾性変形する。蓋全体としては相対的に周壁を有することで強度が確保され、弾性変形する部分が主として薄肉部に限定されることによって、凹部と凸部の係合が強固に確保される。さらに、薄肉部の下端部の内側部が曲面として構成されているから、肩部に接したときに、凹部と凸部の位置が一致しなくても、内側部の曲面が肩部の表面を滑ることによって位置が修正される。さらに、薄肉部の下端部の外側部及び内側部が曲面として構成されているから、下端部が容器本体の上端部と接する面積は、曲面として構成されていない場合よりも小さい。このため、下端部が上端部と接したときに発生する音波の強度は、下端部が曲面として構成されていない場合よりも小さい。また、下端部が上端部と接したときに生じる振動波は、蓋の周壁全体に直ちに直接的には伝わらず、薄肉部の下端部以外の部分に伝わり、その後、薄肉部以外の周壁に伝わり、その間に減衰する。これにより、閉鎖ステップにおいて、使用者が効果的かつ快適に化粧品容器を使用できる。
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記肩部の上面と前記外周面の間の面は外側に凸の曲面として構成されている、化粧品容器である。
第二の発明の構成によれば、蓋の薄肉部の下端部が肩部と接触する場合に、蓋の内側部の曲面と肩部の曲面が接するから、凹部と凸部の位置が一致しなくても、互いに滑りやすい。これにより、位置が修正される効果が一層大きくなり、肩部は薄肉部に円滑に挿入され、凸部と凹部が係合する。
第三の発明は、第二の発明の構成において、前記薄肉部は複数の壁部で構成されており、前記壁部の厚さは、前記容器本体の軸方向と垂直な方向において、前記壁部の中央部に向かうほど薄く構成されており、前記凹部は、前記中央部を含む領域に形成されている、化粧品容器である。
第三の発明の構成によれば、薄肉部を構成する面は、中央部ほど薄く、弾性変形しやすい。そして、凹部は中央部を含む領域に形成されているから、肩部の凸部と効果的に係合することができる。
第四の発明は、第三の発明の構成において、前記蓋は透明の材料で形成されており、前記蓋の内周面は天井面と一体に形成されて下方に開口した空間の境界を画しており、前記天井面は、前記軸方向と垂直な方向に対して所定の傾斜を有する傾斜面として構成されており、前記蓋の上面は、下方に凸の凹面として構成されている、化粧品容器である。
第四の発明の構成によれば、蓋は透明の材料で形成されており、天井面は、軸方向と垂直な方向に対して所定の傾斜を有する傾斜面として構成されているから、蓋の外側を上方から見ると、天井面は透過して見える。これに対して、蓋の外側を斜め上方から見ると、天井面が鏡面として機能し、外部の像を映す。そして、蓋の上面は下方に凸の凹面として構成されているから、使用者が、鏡面として見える天井面を目印として、蓋の上面の中央近傍に指を置くと、指によって蓋を下方に押圧する力は、化粧品容器の軸方向に作用する。これにより、効果的に肩部の凸部と薄肉部の凹部が係合する。
第五の発明は、第四の発明の構成において、前記容器本体の上端部は、前記容器本体の外周に沿って突起した突起周端部として構成されており、前記突起周端部の上端部の外側は外側に凸の曲面として構成されている、化粧品容器である。
第五の発明の構成によれば、突起周端部の外側の曲面と、薄肉部の外側部の曲面の効果により、化粧品容器から蓋を外すときに、蓋に対して水平方向の成分を有する力を作用させたときに、曲面同士が接しつつ、蓋と容器本体が相対的に傾斜しやすいから、蓋と容器本体の係合が効果的に解除される。
本発明にかかる化粧品容器によれば、閉鎖ステップにおいて、使用者が効果的かつ快適に使用できる。
本発明の実施形態にかかる化粧品容器の概略斜視図である。 蓋を外した状態における化粧品容器の概略斜視図である。 容器本体を示す概略斜視図である。 容器本体の軸方向の概略断面図である。 容器本体の水平方向(軸方向と垂直な方向)の概略断面図である。 螺旋体の概略斜視図である。 螺旋体の軸方向の概略断面図である。 スリーブの概略斜視図である。 スリーブの軸方向の概略断面図である。 内部容器の概略斜視図である。 内部容器の概略正面図である。 内部容器の概略側面図である。 肩部の概略斜視図である。 肩部の概略平面図である。 肩部の軸方向の概略断面図である。 蓋の概略斜視図である。 蓋の下方から視た概略斜視図である。 蓋の軸方向の概略断面図である。 蓋の概略底面図である。 ラバーリングの概略斜視図である。 ラバーリングの概略平面図である。 ラバーリングのDD線概略断面図である。 化粧品容器の組み立て工程を示す概略図である。 化粧品容器の組み立て工程を示す概略図である。 化粧品容器の組み立て工程を示す概略図である。 蓋が容器本体に係合するときの状態を示す概略図である。 蓋と容器本体が係合するときの双方の水平方向の角度を示す概念図である。 蓋と容器本体が係合するときの双方の水平方向の角度を示す概念図である。 蓋が容器本体から外されるときの状態を示す概略図である。 蓋が容器本体から外されるときの状態を示す概略図である。 蓋が容器本体から外されるときの状態を示す概略図である。
以下、図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、化粧品容器1は、容器本体10、螺旋体20、肩部40、スリーブ50、及び蓋60を有する。スリーブ50の内側には、上下方向に移動可能な状態で配置される内部容器30(図10乃至図12参照)が配置される。本明細書において、化粧品容器1の長手方向を「軸方向」、あるいは、「上下方向」と呼ぶ。長手方向と垂直な方向を「水平方向」と呼ぶ。「内側に凸」というときは凹部を意味し、「内側に凸の曲面」あるいは「内側に向かって凸の曲面」は曲面としての凹面を意味する。これに対して、「外側に凸の曲面」あるいは「外側に向かって凸の曲面」というときは曲面としての凸面を意味する。容器本体10に固定される肩部40と蓋60が係合してスティック状化粧品を格納する化粧品容器1が構成される。スティック状化粧品は、例えば、口紅である。なお、スティック状化粧品の図示は省略する。
スリーブ50は金属で構成される。金属は、例えば、アルミニウムである。後述のラバーリング80(図20参照)は、ゴムで構成される。ゴムは、例えば、天然ゴムである。化粧品容器1の他の部材は、樹脂で構成される。容器本体10及び蓋60は、透明材料で形成される。透明材料は、例えば、透明度の高い樹脂材料、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。このため、容器本体10及び蓋60は、全体として透明である。
図3及び図4に示すように、容器本体10は、本体部12を有する。本体部12は、全体として略直方体に形成され、内部には、略円柱状の空間S1が形成されている。空間S1は、上方に開口した空間である。図4に示すように、本体部12の上端部近傍には、環状凹部12aが形成されている。
図3乃至図5に示すように、本体部12の上端部は、本体部12の外周に沿って突起した形状に構成され、突起周端部14を形成している。突起周端部14の内側は、凹部16となっている。突起周端部14の外側は外側に向かって凸の曲面として構成されている。すなわち、突起周端部14は、平面14aと曲面14bとで構成される。突起周端部14全体の厚さd1に対して、曲面14bが形成されていることによって、平面14aの部分の厚さは、厚さd1よりも薄い厚さd2となっている。
図6及び図7に示すように、螺旋体20は環状の壁部22を有し、壁部22の外側には、外側に向かって凸状の環状突起22aが形成されている。環状突起22aは、容器本体10の環状凹部12aと係合する。螺旋体20の壁部22の内側には螺旋状の螺子部22bが形成されている。螺旋体20の内側は貫通孔S2となっている。
図8及び図9に示すように、スリーブ50は、環状の壁部52を有する。壁部52の外面には、外側に向かって凸状の環状突起部52a、内側に向かって凸状の環状凹部52b、及び軸方向に延びる切欠部52cが形成されている。壁部52の内側は、貫通孔S3となっている。
図10乃至図12に示すように、内部容器30は、環状の壁部32を有し、壁部32の外周面から外側に突出する態様において、雄螺子部34が形成されている。壁部32の内側は、貫通孔S4となっている。壁部32の内周面には、環状の突起が形成されており(図示せず)、スティック状化粧品を固定することができるように構成されている。
図13乃至図15に示すように、肩部40は、全体として、上方に向かって凸状に形成されている。肩部40は、外周部44を有する。外周部44は、4つの外周面44aを有する。外周面44aの各面には、凸部44bが形成されている。凸部44bの角は、外側に向かって凸の曲面として形成されている。外周部44の下部には、拡大部42が一体として形成されている。外周部44の内側は、貫通孔S5となっている。貫通孔S5は、スティック状化粧品が貫通可能な孔である。外周面44aと上面44cの間の面は外側に向かって凸の曲面44dとして構成されている。肩部40は、容器本体10の上部に配置される(図1及び図2参照)。
図16に示すように、蓋60は、本体部62を有する。蓋60は全体が透明の材料で形成されている。本体部62は、本体上部62b及び周壁62cから構成される。本体上部62bの上面62aは、下に凸の凹面として構成されている。周壁62cにおいて、下端部を含む所定部分は、その部分と上方に連続する部分の厚さよりも薄い薄肉部64として構成されている。
蓋60には、上方が閉じ、下方が開口した略円柱状の空間S6(図17乃至図19参照)が形成されている。空間S6の境界は、内面66によって画される。内面66は、天井面66aと内周面66bが一体に形成されて構成される。天井面66aは、水平方向に対して所定の傾斜θ1(図18参照)を有する傾斜面として構成されている。傾斜θ1は、例えば、30度である。図16に示すように、蓋60を矢印Z1方向(上方)から視るときには、天井面66aは、光を透過するから、内部が視認可能である。これに対して、天井面66aを斜め上方である矢印Z2方向から視るときには、天井面66aの上記構造によって、内部が視認不可能な鏡面として機能し、外部の状態を映す。すなわち、天井面66aは、外側から視る方向によって、使用者の視覚に映る態様が異なる。
薄肉部64の内周面に、凹部64aが形成されている。凹部64aは、上述の肩部40の凸部44bと脱着可能に係合する。凹部64aは、凸部44bを格納することができるように、凸部44bの外部形状よりも所定の程度だけ、大きな形状に構成されている。また、凹部64aの角は内側に向かって凸の曲面として形成されている。例えば、凸部44bが、幅3ミリメートル(mm)、長さ1ミリメートルであれば、凹部64aは、幅5ミリメートル、長さ1.5ミリメートルである。
図18に示すように、周壁62cの厚さd3よりも、薄肉部64の厚さd4は小さい。薄肉部64は、下端部を含む所定部分である部分62caに対応する。また、薄肉部64の下端部の外側部62ba及び内側部62bcは外側に向かって凸の曲面として形成されている。これにより、平坦部62bbの厚さd5は、薄肉部64の厚さd4よりも薄い。このように、周壁62cについて、3つの厚さd3、d4及びd5が形成されている。
図19に示すように、薄肉部64は、それぞれ凹部64aが形成されている4つの壁部が一体となって形成されており、各壁部は、水平方向における中央部に向かうほど薄く構成されている。凹部64aは中央部を含む領域に形成されている。各壁部の中央部の厚さw2は、最も厚い部分の厚さw1よりも薄い。これにより、凹部64aが、肩部40の凸部44bと係合するときに、外側方向、すなわち、矢印A1乃至A4に示す方向に弾性変形し易くなっている。
図20乃至図21に示すように、ラバーリング80は、所定の直径を有する環状の部材である。ラバーリング80は、スリーブ50の壁部52に形成された環状凹部52b(図9参照)に配置され、スリーブ50の回転に適度の抵抗となる。以下、ラバーリング80については、図示を省略する。
図23乃至図25を参照して、化粧品容器1の組み立て工程の概要を説明する。図23に示すように、容器本体10の内側に螺旋体20が固定される。内部容器30は、上下移動可能な状態でスリーブ50の内側に配置される。この状態において、スリーブ50が螺旋体20の内側に、軸方向の位置が固定された状態において回転可能な状態で固定される。ここで、内部容器30の雄螺子部34は、スリーブ50の切欠部52cから外部に突出しており、螺旋体20の螺子部22bと回転可能な状態で係合する。
図24に示すように、容器本体10の凹部16(図23参照)に肩部40の拡大部42が係合して固定される。スリーブ50と容器本体10が相対的に回転すると、スリーブ50は軸方向の位置が固定されているが、スリーブ50に配置された内部容器30も回転する。内部容器30は、スリーブ50内において軸方向の移動が自由であり、雄螺子部34が螺旋体20の螺子部22bと回転可能な状態で係合しているため、矢印Zに示すように、スリーブ50と容器本体10の相対的な回転の方向に応じて、上下に移動する。内部容器30にはスティック状化粧品(図示せず)が固定されているから、これにより、スティック状化粧品を出し入れすることができる。
図25に示すように、蓋60の凹部64aと肩部40の凸部44bとが係合することによって、蓋60と容器本体10は脱着可能に固定される。
図26に示すように、蓋60を容器本体10に嵌めるときに、例えば、使用者は手100で化粧品容器1を把持し、矢印Z2方向から蓋60を視認する。この場合、天井部66aは鏡面として機能するから、使用者は、化粧品容器1の水平方向における中央部を認識することができる。そして、蓋60の上面62aは下に凸の凹面として形成されているから、使用者が、化粧品容器の水平方向における中央部を認識したうえで、指を上面62aに当てて下方に押圧すると、力は矢印Z1方向に示す軸方向に作用する。これにより、効率的に蓋60の凹部64aと肩部40の凸部44bとを係合させることができる。
図27及び図28は、蓋60の底部と肩部40を上方から視た概念図である。肩部40は点線で示している。肩部40の外周部44と、薄肉部64の内周面は、円以外の形状であって、略相似形状に形成されている。図27は、肩部40の外周部44と、薄肉部64の内周面の略相似形状が一致する角度に配置されており、この角度において、蓋60と肩部40が接すると、この角度は維持され、蓋60の凹部64aと肩部40の凸部44bが係合する。これに対して、図28に示すように、肩部40の外周部44と、薄肉部64の内周面の略相似形状が不一致である角度に配置された状態において、蓋60と肩部40が接近した場合には、肩部40の曲面44dと曲面として形成されている薄肉部64の内側部62bcが接することによって、蓋60と肩部40は相対的に滑りつつ回転し、略相似形状が一致する状態に至り、やはり、蓋60の凹部64aと肩部40の凸部44bが係合する。肩部40の曲面44dと薄肉部64の内側部62bcがそれぞれ曲面として当接するので、滑りやすい。そのため、効果的に略相似形状が一致する状態に至る。
図29乃至図31は、化粧品容器1から蓋60を外すときの状態の一例を示す。図29に示すように、化粧品容器1から蓋60を外すときに、例えば、矢印Z3に示す方向から手100の親指で力をかけるとすると、図30に示すように、蓋60は容器本体10に対して傾斜し、図31に示すように、蓋60と容器本体10の係合が解除される。矢印Z3方向に示す力は、水平方向の成分を有する力の一例である。突起周端部14の外側の曲面と、薄肉部64の外側部の曲面の効果により、化粧品容器1から蓋60を外すときに、蓋60に対して水平方向の成分を有する力を作用させたときに、曲面同士が接しつつ、蓋60と容器本体10が相対的に傾斜し、蓋60と容器本体10の係合が容易に解除される。
なお、本発明の化粧品容器は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
1 化粧品容器
10 容器本体
20 螺旋体
30 内部容器
40 肩部材
50 スリーブ
60 蓋
80 ラバーリング

Claims (5)

  1. 容器本体と蓋が係合してスティック状化粧品を格納する化粧品容器であって、
    容器本体の上部には、前記スティック状化粧品が貫通可能な孔を有する上方に向かって凸状の肩部が配置されており、
    前記肩部の外周面には、前記蓋の内周面に形成された複数の凹部と脱着可能に係合する複数の凸部が形成されており、
    前記蓋の周壁は、下端部を含む所定部分が、前記所定部分と上方に連続する部分の厚さよりも薄い肉薄部として構成されており、
    前記薄肉部の内周面に前記凹部が形成されており、
    前記薄肉部の下端部の外側部及び内側部は外側に凸の曲面として構成されている、
    化粧品容器。
  2. 前記肩部の上面と前記外周面の間の面は外側に凸の曲面として構成されている、
    請求項1に記載の化粧品容器。
  3. 前記薄肉部は複数の壁部で構成されており、前記壁部の厚さは、前記容器本体の軸方向と垂直な方向において、前記壁部の中央部に向かうほど薄く構成されており、
    前記凹部は、前記中央部を含む領域に形成されている、
    請求項2に記載の化粧品容器。
  4. 前記蓋は透明の材料で形成されており、
    前記蓋の内周面は天井面と一体に形成されて下方に開口した空間の境界を画しており、
    前記天井面は、前記軸方向と垂直な方向に対して所定の傾斜を有する傾斜面として構成されており、
    前記蓋の上面は、下方に凸の凹面として構成されている、
    請求項3に記載の化粧品容器。
  5. 前記容器本体の上端部は、前記容器本体の外周に沿って突起した突起周端部として構成されており、前記突起周端部の上端部の外側は外側に凸の曲面として構成されている、請求項4に記載の化粧品容器。

JP2021545014A 2019-09-10 2019-09-10 化粧品容器 Active JP7051170B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/035589 WO2021048931A1 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 化粧品容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021048931A1 true JPWO2021048931A1 (ja) 2021-11-25
JP7051170B2 JP7051170B2 (ja) 2022-04-11

Family

ID=74866287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021545014A Active JP7051170B2 (ja) 2019-09-10 2019-09-10 化粧品容器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7051170B2 (ja)
WO (1) WO2021048931A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613716U (ja) * 1992-07-22 1994-02-22 株式会社吉野工業所 化粧料容器
JP2007330326A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hidan Co Ltd 棒状物品の繰り出し容器
JP2013515532A (ja) * 2009-12-23 2013-05-09 シャネル パルファン ボーテ 格納式塗布具要素を有するスティック状化粧品または衛生製品用容器
US20160374456A1 (en) * 2014-05-09 2016-12-29 Amorepacific Corporation Slide type lipstick case
CN206621001U (zh) * 2017-03-20 2017-11-10 共聚生化科技(昆山)有限公司 旋转魔方式管状口红外壳

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111619U (ja) * 1983-01-19 1984-07-27 株式会社吉野工業所 棒状化粧品収納容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613716U (ja) * 1992-07-22 1994-02-22 株式会社吉野工業所 化粧料容器
JP2007330326A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Hidan Co Ltd 棒状物品の繰り出し容器
JP2013515532A (ja) * 2009-12-23 2013-05-09 シャネル パルファン ボーテ 格納式塗布具要素を有するスティック状化粧品または衛生製品用容器
US20160374456A1 (en) * 2014-05-09 2016-12-29 Amorepacific Corporation Slide type lipstick case
CN206621001U (zh) * 2017-03-20 2017-11-10 共聚生化科技(昆山)有限公司 旋转魔方式管状口红外壳

Also Published As

Publication number Publication date
JP7051170B2 (ja) 2022-04-11
WO2021048931A1 (ja) 2021-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3482728A (en) Cosmetic case
KR101666012B1 (ko) 스틱형 화장품 용기
JP4933793B2 (ja) スパチュラを備えた化粧料容器及び化粧料用スパチュラ
JP7051170B2 (ja) 化粧品容器
JP7308684B2 (ja) 容器
JP2022067722A (ja) 二重容器
JP7126772B2 (ja) キャップ、及び容器
JP6570342B2 (ja) 球状物用容器
JP6295084B2 (ja) キャップ付き容器
JP6038487B2 (ja) リフィル皿保護容器
JP6355707B2 (ja) 包装用容器
JP7076759B2 (ja)
JP2018115007A (ja) プラスチックキャップ
JP3220424U (ja) 容器蓋部
JP5022826B2 (ja) 耐衝撃性容器
JP5882022B2 (ja) 多条ねじ式開閉容器
JP7094672B2 (ja) ヒンジ式キャップ及び容器
JP4945384B2 (ja) キャップ付き容器
JP6898760B2 (ja) 多条ねじ式開閉容器
JP6884476B2 (ja) キャップ付き容器
JP2016123547A (ja) 塗布容器
US9205319B2 (en) Glove case
JP6006532B2 (ja) 容器及び包装食品
JP4915964B2 (ja) 容器蓋
JP7018765B2 (ja) ヒンジキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210823

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7051170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150