JPWO2021008610A5 - - Google Patents

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いくつかの実施形態では、DLL3関連障害は、小細胞肺がんである。
[本発明1001]
DLL3結合ドメインを含むキメラ抗原受容体(CAR)であって、前記DLL3結合ドメインが、単一ドメイン抗体(sdAb)又は一本鎖可変断片(scFv)を含むか又はそれに由来する、キメラ抗原受容体(CAR)。
[本発明1002]
前記sdAbが、配列番号1~81のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号82~162のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号163~243のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含むポリペプチドを含む、本発明1001のCAR。
[本発明1003]
前記sdAbが、配列番号1~81のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号82~162のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR2、及び配列番号163~243のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR3を含むポリペプチド、又は前記CDR1、前記CDR2、及び前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含む前記ポリペプチドの変異体を含む、本発明1001又は1002のCAR。
[本発明1004]
前記sdAbが、
(1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;又は
(9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体
のいずれか1つを含むポリペプチドを含む、本発明1001~1003のいずれかのCAR。
[本発明1005]
前記sdAbが、
(1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3;
(2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3;
(3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3;
(4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3;
(5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3;
(6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3;
(7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3;
(8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3;又は
(9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3
のいずれか1つを含むポリペプチドを含む、本発明1001~1004のいずれかのCAR。
[本発明1006]
前記sdAbが、ヒト又はアカゲザルDLL3に対して産生されたラクダsdAbである、本発明1001~1005のいずれかのCAR。
[本発明1007]
前記sdAbが、配列番号274~354のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1006のいずれかのCAR。
[本発明1008]
前記sdAbが、CDR移植を通じてヒト化されている、本発明1001~1007のいずれかのCAR。
[本発明1009]
ヒト化された前記sdAbが、配列番号355~367のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1008のいずれかのCAR。
[本発明1010]
前記scFvが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記scFvの前記VHが、配列番号498若しくは504で示されるCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号499若しくは505で示されるCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号500若しくは506で示されるCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号495若しくは501で示されるCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号496若しくは502で示されるCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号497若しくは503で示されるCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含む、本発明1001~1009のいずれかのCAR。
[本発明1011]
前記scFvの前記VHが、配列番号498で示されるCDR1、配列番号499で示されるCDR2、及び配列番号500で示されるCDR3を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号495で示されるCDR1、配列番号496で示されるCDR2、及び配列番号497で示されるCDR3を含むか;又は前記scFvの前記VHが、配列番号504で示されるCDR1、配列番号505で示されるCDR2、及び配列番号506で示されるCDR3を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号501で示されるCDR1、配列番号502で示されるCDR2、及び配列番号503で示されるCDR3を含む、本発明1001~1010のいずれかのCAR。
[本発明1012]
前記scFvの前記VHが、配列番号508で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号507で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;又は前記scFvの前記VHが、配列番号510で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号509で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1011のいずれかのCAR。
[本発明1013]
前記scFvが、合成ヒトFabファージライブラリーから得られる、本発明1001~1012のいずれかのCAR。
[本発明1014]
前記DLL3が、ヒト又はアカゲザルDLL3である、本発明1001~1013のいずれかのCAR。
[本発明1015]
N末端からC末端に向かって、シグナルペプチド、前記DLL3結合ドメイン、ヒンジドメイン、膜貫通ドメイン、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、本発明1001~1014のいずれかのCAR。
[本発明1016]
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、FcRγ、FcRβ、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD5、CD22、CD79a、CD79b、又はCD66dに由来する、本発明1001~1015のいずれかのCAR。
[本発明1017]
前記細胞内シグナル伝達ドメインが、細胞内共刺激配列をさらに含む、本発明1001~1016のいずれかのCAR。
[本発明1018]
前記細胞内共刺激配列が、CD27、CD28、4-1BB、OX40、CD40、PD-1、LFA-1、ICOS、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7-H3、TNFRSF9、TNFRSF4、TNFRSF8、CD40LG、ITGB2、KLRC2、TNFRSF18、TNFRSF14、HAVCR1、LGALS9、DAP10、DAP12、CD83、CD83のリガンド、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される共刺激分子に由来する、本発明1001~1017のいずれかのCAR。
[本発明1019]
配列番号476~484、配列番号485~494又は配列番号515~516からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1018のいずれかのCAR。
[本発明1020]
前記DLL3結合ドメインが、互いに連結された2つのsdAbを含む、本発明1001~1019のいずれかのCAR。
[本発明1021]
前記sdAbの各々が独立して、配列番号356又は配列番号366に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1020のいずれかのCAR。
[本発明1022]
配列番号518~520からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1001~1021のいずれかのCAR。
[本発明1023]
配列番号520のアミノ酸配列を含む、本発明1001~1022のいずれかのCAR。
[本発明1024]
DLL3に特異的に結合する単一ドメイン抗体(sdAb)部分を含むDLL3結合タンパク質であって、前記sdAb部分が、配列番号1~81のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号82~162のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号163~243のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含むポリペプチドを含む、DLL3結合タンパク質。
[本発明1025]
前記sdAb部分が、配列番号1~81のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号82~162のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR2、及び配列番号163~243のいずれか1つのアミノ酸配列を含むCDR3を含むポリペプチド、又は前記CDR1、前記CDR2、及び前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含む前記ポリペプチドの変異体を含む、本発明1024のDLL3結合タンパク質。
[本発明1026]
前記sdAb部分が、
(1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;
(8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;又は
(9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3若しくは最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体
のいずれか1つを含むポリペプチドを含む、本発明1024又は1025のDLL3結合タンパク質。
[本発明1027]
前記sdAb部分が、
(1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3;
(2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3;
(3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3;
(4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3;
(5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3;
(6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3;
(7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3;
(8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3;又は
(9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3
のいずれか1つを含むポリペプチドを含む、本発明1024~1026のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1028]
前記sdAb部分が、ヒト又はアカゲザルDLL3に対して産生されたラクダsdAbである、本発明1024~1027のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1029]
前記sdAb部分が、配列番号274~354のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1024~1028のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1030]
前記sdAb部分が、CDR移植を通じてヒト化されている、本発明1024~1029のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1031]
ヒト化された前記sdAbが、配列番号355~367のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1024~1030のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1032]
前記DLL3が、ヒト又はアカゲザルDLL3である、本発明1024~1031のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1033]
DLL3に特異的に結合する一本鎖可変断片(scFv)部分を含むDLL3結合タンパク質であって、前記scFv部分が、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、前記scFv部分の前記VHが、配列番号498若しくは504で示されるCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号499若しくは505で示されるCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号500若しくは506で示されるCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号495若しくは501で示されるCDR1又は前記CDR1において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、配列番号496若しくは502で示されるCDR2又は前記CDR2において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体、及び配列番号497若しくは503で示されるCDR3又は前記CDR3において最大で約3つのアミノ酸置換を含むその変異体を含む、DLL3結合タンパク質。
[本発明1034]
前記scFv部分の前記VHが、配列番号498で示されるCDR1、配列番号499で示されるCDR2、及び配列番号500で示されるCDR3を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号495で示されるCDR1、配列番号496で示されるCDR2、及び配列番号497で示されるCDR3を含むか;又は前記scFv部分の前記VHが、配列番号504で示されるCDR1、配列番号505で示されるCDR2、及び配列番号506で示されるCDR3を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号501で示されるCDR1、配列番号502で示されるCDR2、及び配列番号503で示されるCDR3を含む、本発明1033のDLL3結合タンパク質。
[本発明1035]
前記scFv部分の前記VHが、配列番号508で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号507で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むか;又は前記scFv部分の前記VHが、配列番号510で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号509で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1033又は1034のDLL3結合タンパク質。
[本発明1036]
前記scFv部分が、合成ヒトFabファージライブラリーから得られる、本発明1033~1035のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1037]
前記DLL3が、ヒト又はアカゲザルDLL3である、本発明1033~1036のいずれかのDLL3結合タンパク質。
[本発明1038]
本発明1001~1023のいずれかのCAR又は本発明1024~1032若しくは本発明1033~1037のいずれかのDLL3結合タンパク質をコードする、単離核酸分子。
[本発明1039]
ラクダ単一ドメイン抗体(sdAb)をコードする、配列番号368~448からなる群から選択されるポリヌクレオチド配列を含む、本発明1038の単離核酸分子。
[本発明1040]
ヒト化ラクダsdAbをコードする、配列番号449~461からなる群から選択されるポリヌクレオチド配列を含む、本発明1038又は1039の単離核酸分子。
[本発明1041]
ヒトscFvのVL又はVHドメインをコードする、配列番号511~514からなる群から選択されるポリヌクレオチド配列を含む、本発明1038~1040のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1042]
キメラスイッチ受容体(CSR)又はドミナントネガティブ受容体(DNR)をコードするポリヌクレオチド配列をさらに含む、本発明1038~1041のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1043]
PD-1ドミナントネガティブ受容体(PD-1 DNR)、PD-1キメラスイッチ受容体(PD-1 CSR)又はTGF-βドミナントネガティブ受容体(TGF-β DNR)をコードするポリヌクレオチド配列をさらに含む、本発明1038~1042のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1044]
前記PD-1 DNRが、配列番号523に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;前記PD-1 CSRが、配列番号524に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1038~1043のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1045]
前記TGF-β DNRが、配列番号529に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1038~1044のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1046]
前記PD-1 DNR、前記PD-1 CSR、又は前記TGF-β DNRをコードする前記ポリヌクレオチド配列が、2A自己切断ペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を介して、前記CARをコードするポリヌクレオチド配列に連結されている、本発明1038~1045のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1047]
前記2A自己切断ペプチドが、T2Aペプチド又はP2Aペプチドである、本発明1038~1046のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1048]
5’から3’の方向に、前記CARをコードするポリヌクレオチド配列、前記2A自己切断ペプチドをコードするポリヌクレオチド配列、及び前記PD-1 DNR、前記PD-1 CSR又は前記TGF-β DNRをコードするポリヌクレオチド配列を含む、本発明1038~1047のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1049]
配列番号521若しくは522に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するペプチドをコードするか、又は配列番号525~528からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するペプチドをコードする、本発明1038~1048のいずれかの単離核酸分子。
[本発明1050]
本発明1038~1049のいずれかの単離核酸分子を含む、発現ベクター。
[本発明1051]
本発明1038~1049のいずれかの単離核酸分子又は本発明1050の発現ベクターを含む、改変された免疫細胞。
[本発明1052]
細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラーT細胞、γδT細胞、NKT細胞、及びネイチャーキラー細胞からなる群から選択される、本発明1051の改変された免疫細胞。
[本発明1053]
本発明1001~1023のいずれかのCARを発現する、改変された免疫細胞。
[本発明1054]
CSR又はDNRも発現する、本発明1053の改変された免疫細胞。
[本発明1055]
前記CSRがPD-1 CSRであり、前記DNRがPD-1 DNR又はTGF-β DNRである、本発明1053又は1054の改変された免疫細胞。
[本発明1056]
前記PD-1 DNRが、配列番号523に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;前記PD-1 CSRが、配列番号524に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1053~1055のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1057]
前記TGF-β DNRが、配列番号529に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、本発明1053~1056のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1058]
前記CAR及び前記CSR、又は前記CAR及び前記DNRが、2A自己切断ペプチドを介して同時に発現する、本発明1053~1057のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1059]
前記2A自己切断ペプチドが、T2Aペプチド又はP2Aペプチドである、本発明1053~1058のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1060]
前記CAR及び前記PD-1 CSRを発現する、本発明1053~1059のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1061]
前記CAR及び前記TGF-β DNRを発現し、且つTGF-βの存在下において、DLL3を発現する細胞によって刺激される、本発明1053~1060のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1062]
細胞傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラーT細胞、γδT細胞、NKT細胞、及びネイチャーキラー細胞からなる群から選択される、本発明1053~1061のいずれかの改変された免疫細胞。
[本発明1063]
本発明1001~1023のいずれかのCAR、本発明1024~1032若しくは本発明1033~1037のいずれかのDLL3結合タンパク質、本発明1050の発現ベクター又は本発明1051~1062のいずれかの改変された免疫細胞と、生理学的に許容できる賦形剤とを含む、医薬組成物。
[本発明1064]
対象におけるDLL3関連障害を治療するための方法であって、治療有効量の本発明1051~1062のいずれかの改変された免疫細胞、又は治療有効量の本発明1063の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[本発明1065]
前記DLL3関連障害が、肺がん、メラノーマ、乳がん、前立腺がん、結腸がん、腎細胞がん、卵巣がん、神経芽細胞腫、横紋筋肉腫、白血病及びリンパ腫からなる群から選択されるがんである、本発明1064の方法。
[本発明1066]
前記DLL3関連障害が、小細胞肺がんである、本発明1065の方法。
[本発明1067]
前記がんが、DLL3及びPD-L1を発現する、本発明1064~1066のいずれかの方法。
[本発明1068]
前記がんが、対応する正常組織と比較してより高いTGF-β発現レベルを有する、本発明1064~1067のいずれかの方法。
[本発明1069]
DLL3関連障害を治療するための薬剤の調製のための、本発明1001~1023のいずれかのCAR、本発明1024~1032若しくは本発明1033~1037のいずれかのDLL3結合タンパク質、本発明1050の発現ベクター又は本発明1051~1062のいずれかの改変された免疫細胞の使用。
[本発明1070]
DLL3関連障害の治療における使用のための薬剤であって、本発明1001~1023のいずれかのCAR、本発明1024~1032若しくは本発明1033~1037のいずれかのDLL3結合タンパク質、本発明1050の発現ベクター又は本発明1051~1062のいずれかの改変された免疫細胞を含む、薬剤。

Claims (29)

  1. DLL3結合ドメインを含むキメラ抗原受容体(CAR)であって、前記DLL3結合ドメインが、単一ドメイン抗体(sdAb)又は一本鎖可変断片(scFv)を含むか又はそれに由来する、キメラ抗原受容体(CAR)であり、ここで、
    i.前記sdAbが、
    (1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3;又は
    (9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3
    のいずれか1つを含むポリペプチドを含む、又は
    ii.前記scFvが、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、ここで、
    (1)前記scFvの前記VHが、配列番号498で示されるCDR1、配列番号499で示されるCDR2、及び配列番号500で示されるCDR3を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号495で示されるCDR1、配列番号496で示されるCDR2、及び配列番号497で示されるCDR3を含むか;又は
    (2)前記scFvの前記VHが、配列番号504で示されるCDR1、配列番号505で示されるCDR2、及び配列番号506で示されるCDR3を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号501で示されるCDR1、配列番号502で示されるCDR2、及び配列番号503で示されるCDR3を含む、
    前記CAR。
  2. (1)前記sdAbが、配列番号274~354のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む
    (2)ヒト化された前記sdAbが、配列番号355~367のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む;
    (3)前記scFvの前記VHが、配列番号508で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号507で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む;又は
    (4)前記scFvの前記VHが、配列番号510で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号509で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む
    請求項に記載のCAR。
  3. N末端からC末端に向かって、シグナルペプチド、前記DLL3結合ドメイン、ヒンジドメイン、膜貫通ドメイン、及び細胞内シグナル伝達ドメインを含む、請求項1又は2に記載のCAR。
  4. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、CD3ζ、FcRγ、FcRβ、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD5、CD22、CD79a、CD79b、又はCD66dに由来する、請求項に記載のCAR。
  5. 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、細胞内共刺激配列をさらに含み、好ましくは、ここで、該細胞内共刺激配列が、CD27、CD28、4-1BB、OX40、CD40、PD-1、LFA-1、ICOS、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7-H3、TNFRSF9、TNFRSF4、TNFRSF8、CD40LG、ITGB2、KLRC2、TNFRSF18、TNFRSF14、HAVCR1、LGALS9、DAP10、DAP12、CD83、CD83のリガンド、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される共刺激分子に由来する、請求項3~4のいずれか一項に記載のCAR。
  6. 配列番号476~484、配列番号485~494又は配列番号515~516からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のCAR。
  7. 前記DLL3結合ドメインが、互いに連結された2つのsdAbを含む、請求項1~のいずれか一項に記載のCAR。
  8. 前記sdAbの各々が独立して、配列番号356又は配列番号366に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項に記載のCAR。
  9. 前記CARが、配列番号252のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号262のアミノ酸配列を含むCDR2、及び配列番号272のアミノ酸配列を含むCDR3を含む第1のsdAb部分と、配列番号245のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号255のアミノ酸配列を含むCDR2、及び配列番号265のアミノ酸配列を含むCDR3を含む第2のsdAb部分とを含む、請求項7に記載のCAR。
  10. 前記CARが、配列番号366のアミノ酸配列又は配列番号366のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、95%もしくは99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む第1のsdAb部分、及び配列番号356のアミノ酸配列又は配列番号356のアミノ酸配列に対して少なくとも90%、95%もしくは99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む第2のsdAb部分を含む、請求項7~9のいずれか一項に記載のCAR。
  11. 配列番号518~520からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項に記載のCAR。
  12. DLL3に特異的に結合する単一ドメイン抗体(sdAb)部分又は一本鎖可変断片(scFv)部分を含むDLL3結合タンパク質であって、
    i.前記sdAb部分が、
    (1)配列番号6のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号87のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号168のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (2)配列番号21のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号102のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号183のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (3)配列番号24のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号105のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号186のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (4)配列番号27のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号108のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号189のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (5)配列番号34のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号115のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号196のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (6)配列番号39のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号120のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号201のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (7)配列番号7のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号88のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号169のアミノ酸配列を含むCDR3;
    (8)配列番号8のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号89のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号170のアミノ酸配列を含むCDR3;又は
    (9)配列番号9のアミノ酸配列を含むCDR1;配列番号90のアミノ酸配列を含むCDR2;及び配列番号171のアミノ酸配列を含むCDR3
    のいずれか1つを含むポリペプチドを含む;又は
    ii.前記scFv部分が、重鎖可変領域(VH)及び軽鎖可変領域(VL)を含み、ここで、
    (1)前記scFv部分の前記VHが、配列番号498で示されるCDR1、配列番号499で示されるCDR2、及び配列番号500で示されるCDR3を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号495で示されるCDR1、配列番号496で示されるCDR2、及び配列番号497で示されるCDR3を含むか;又は
    (2)前記scFv部分の前記VHが、配列番号504で示されるCDR1、配列番号505で示されるCDR2、及び配列番号506で示されるCDR3を含み、かつ前記scFv部分の前記VLが、配列番号501で示されるCDR1、配列番号502で示されるCDR2、及び配列番号503で示されるCDR3を含む、
    前記DLL3結合タンパク質
  13. (1)前記sdAb部分が、配列番号274~354のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む
    (2)ヒト化された前記sdAbが、配列番号355~367のいずれか1つのアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む;
    (3)前記scFvの前記VHが、配列番号508で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号507で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む;又は
    (4)前記scFvの前記VHが、配列番号510で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、かつ前記scFvの前記VLが、配列番号509で示されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む
    請求項12に記載のDLL3結合タンパク質。
  14. 請求項1~11のいずれか一項に記載のCAR又は請求項12~13のいずれか一項に記載のDLL3結合タンパク質をコードする、単離核酸分子。
  15. 列番号368~461、及び511~514からなる群から選択されるポリヌクレオチド配列を含む、請求項14に記載の単離核酸分子。
  16. キメラスイッチ受容体(CSR)又はドミナントネガティブ受容体(DNR)をコードするポリヌクレオチド配列をさらに含む、請求項14~15のいずれか一項に記載の単離核酸分子。
  17. PD-1ドミナントネガティブ受容体(PD-1 DNR)、PD-1キメラスイッチ受容体(PD-1 CSR)又はTGF-βドミナントネガティブ受容体(TGF-β DNR)をコードするポリヌクレオチド配列をさらに含む、請求項14~15のいずれか一項に記載の単離核酸分子。
  18. 前記PD-1 DNRが、配列番号523に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;前記PD-1 CSRが、配列番号524に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含み;前記TGF-β DNRが、配列番号529に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項17に記載の単離核酸分子。
  19. 配列番号521若しくは522に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するペプチドをコードするか、又は配列番号525~528からなる群から選択されるアミノ酸配列に対して少なくとも約95%の配列同一性を有するペプチドをコードする、請求項16~18のいずれか一項に記載の単離核酸分子。
  20. 請求項14~19のいずれか一項に記載の単離核酸分子を含む、発現ベクター。
  21. 請求項14~19のいずれか一項に記載の単離核酸分子又は請求項20に記載の発現ベクターを含む、改変された免疫細胞。
  22. 請求項1~11のいずれか一項に記載のCARを発現する、改変された免疫細胞。
  23. CSR又はDNRも発現する、請求項22に記載の改変された免疫細胞。
  24. 前記CSRがPD-1 CSRであり、前記DNRがPD-1 DNR又はTGF-β DNRである、請求項23に記載の改変された免疫細胞。
  25. 傷害性T細胞、ヘルパーT細胞、ナチュラルキラーT細胞、γδT細胞、NKT細胞、及びネイチャーキラー細胞からなる群から選択される、請求項21~24のいずれか一項に記載の改変された免疫細胞。
  26. 請求項1~11のいずれか一項に記載のCAR、請求項12~13のいずれか一項に記載のDLL3結合タンパク質、請求項20に記載の発現ベクター又は請求項21~25のいずれか一項に記載の改変された免疫細胞と、生理学的に許容できる賦形剤とを含む、医薬組成物。
  27. 対象におけるDLL3関連障害を治療するための薬剤であって、治療有効量の請求項21~25のいずれか一項に記載の改変された免疫細胞、又は治療有効量の請求項26に記載の医薬組成物含む、薬剤
  28. 前記DLL3関連障害が、肺がん、メラノーマ、乳がん、前立腺がん、結腸がん、腎細胞がん、卵巣がん、神経芽細胞腫、横紋筋肉腫、白血病及びリンパ腫からなる群から選択されるがんである、請求項27に記載の薬剤
  29. 前記DLL3関連障害が、小細胞肺がんである、請求項27に記載の薬剤
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