JPWO2020261418A1 - 回転子、電動機、圧縮機、及び空気調和機 - Google Patents

回転子、電動機、圧縮機、及び空気調和機 Download PDF

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Abstract

回転子(2)は、回転子鉄心(21)と、長手方向における長さがW1[mm]の第1の永久磁石(22)と、長手方向における長さがW1[mm]の第2の永久磁石(22)とを有する。回転子鉄心(21)は、第1の磁石挿入孔(211)と、第2の磁石挿入孔(212)と、センターリブ(213)とを有する。第1の磁石挿入孔(211)は、曲率半径R1[mm]を持つ第1の外側空隙部(211c)と、曲率半径R2[mm]を持つ第1の内側空隙部(211d)とを含む。第2の磁石挿入孔(212)は、曲率半径R1[mm]を持つ第2の外側空隙部(212c)と、曲率半径R2[mm]を持つ第2の内側空隙部(212d)とを含む。回転子(2)は、R1>R2且つ0<(R1+R2)/W1<0.082を満たす。

Description

本発明は、電動機に用いられる回転子に関する。
空間であるフラックスバリア部(「フラックスバリア」ともいう)を持つ磁石挿入孔を有する回転子が用いられている。このような回転子では、漏れ磁束を低減することができ、モータ効率を改善することができる。しかしながら、回転子の外周面とフラックスバリア部との間の薄肉部が薄いので、回転子の回転時にこの薄肉部に応力が集中しやすい。回転子の回転速度が上がるにつれて、この応力が増大し、回転子、特に、薄肉部が変形しやすい。そこで、2つの磁石挿入孔の間にセンターリブ(「リブ」ともいう)を有する回転子が提案されている(例えば、特許文献1)。センターリブを有する回転子では、回転子に生じる一部の応力がセンターリブに分散され、薄肉部に生じる応力が緩和される。これにより、回転子の変形を防ぐことができる。
特開2017−192211号公報
しかしながら、従来の技術では、2つの磁石挿入孔の間にセンターリブが存在する場合、遠心力に対する回転子の強度が高まるが、センターリブを通る磁束、すなわち、漏れ磁束が増加し、電動機の出力が低下する。
本発明の目的は、電動機の出力を高めることである。
本発明の一態様に係る回転子は、
第1の磁石挿入孔と、第2の磁石挿入孔と、前記第1の磁石挿入孔と前記第2の磁石挿入孔との間のセンターリブとを有する回転子鉄心と、
前記第1の磁石挿入孔に配置されており、軸方向と直交する平面において長手方向における長さがW1[mm]の第1の永久磁石と、
前記第2の磁石挿入孔に配置されており、前記平面において長手方向における長さがW1[mm]の第2の永久磁石と
を備え、
前記第1の磁石挿入孔は、前記第1の永久磁石が配置されている第1の磁石配置部と、前記第1の磁石配置部に連通している第1のフラックスバリア部と、前記回転子鉄心の径方向において前記第1の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第1の外側空隙部と、前記径方向において前記第1の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第1の内側空隙部とを含み、
前記第2の磁石挿入孔は、前記第2の永久磁石が配置されている第2の磁石配置部と、前記第2の磁石配置部に連通している第2のフラックスバリア部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第2の外側空隙部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第2の内側空隙部とを含み、
R1>R2且つ0<(R1+R2)/W1<0.082
を満たす。
本発明の他の態様に係る電動機は、
固定子と、
前記固定子の内側に配置された前記回転子と
を備える。
本発明の他の態様に係る圧縮機は、
密閉容器と、
前記密閉容器内に配置された圧縮装置と、
前記圧縮装置を駆動する前記電動機と
を備える。
本発明の他の態様に係る空気調和機は、
前記圧縮機と、
熱交換器と
を備える。
本発明によれば、電動機の出力を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る電動機の構造を概略的に示す平面図である。 回転子の構造を概略的に示す平面図である。 回転子の1磁極を構成する領域を示す拡大図である。 センターリブの周辺の構造を示す拡大図である。 センターリブの周辺の構造を示す拡大図である。 回転子の回転中に発生する遠心力[p.u.]と曲率半径の比との関係を示すグラフである。 減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比との関係を示すグラフである。 減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比との関係を示すグラフである。 外側空隙部の周辺の構造を示す拡大図である。 遠心力[p.u.]と曲率半径の比との関係を示すグラフである。 減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る圧縮機の構造を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍空調装置の構成を概略的に示す図である。
実施の形態1.
各図に示されるxyz直交座標系において、z軸方向(z軸)は、電動機1の軸線Axと平行な方向を示し、x軸方向(x軸)は、z軸方向(z軸)に直交する方向を示し、y軸方向(y軸)は、z軸方向及びx軸方向の両方に直交する方向を示す。軸線Axは、固定子3の中心であり、回転子2の回転中心でもある。軸線Axと平行な方向は、「電動機1の軸方向」、「回転子2の軸方向」、又は単に「軸方向」ともいう。径方向は、回転子2又は固定子3の半径方向であり、軸線Axと直交する方向である。xy平面は、軸方向と直交する平面である。矢印D1は、軸線Axを中心とする周方向を示す。回転子2又は固定子3の周方向を、単に「周方向」ともいう。
〈電動機1の構造〉
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機1の構造を概略的に示す平面図である。
電動機1は、回転子2と、固定子3とを有する。
本実施の形態では、電動機1は、例えば、3相同期モータである。具体的には、電動機1は、永久磁石埋込型モータなどの永久磁石同期モータ(ブラシレスDCモータともいう)である。
回転子2は、固定子3の内側に回転可能に配置されている。回転子2と固定子3との間には、エアギャップが設けられている。エアギャップは、例えば、0.3mmから1mmである。回転子2は、軸線Axを中心として回転する。回転子2は、回転子鉄心21と、少なくとも1つの永久磁石22と、シャフト24とを有する。
固定子3は、回転子2の外側に配置されている。固定子3は、例えば、円環状の固定子鉄心31と、固定子鉄心31に巻かれるステータ巻線とを有する。図1に示される例では、固定子3は、固定子3の周方向に延在するヨーク35と、ヨーク35から径方向に延在する複数のティース34とを有する。図1に示される例では、固定子鉄心31は、18個のティース34を有する。ティース34間の空間は、少なくとも1つのステータ巻線が配置されるスロット33である。
固定子3に用いられるステータ巻線は、例えば、銅又はアルミニウムなどの導体の周りに絶縁被膜が形成された巻線である。ステータ巻線は、回転磁界を発生させるコイルを形成する。ステータ巻線に電流が流れると、回転磁界が発生する。ステータ巻線の巻回数及び直径は、ステータ巻線に印加される電圧、電動機1の回転数又はスロットの断面積などに応じて定められる。
固定子3の固定子鉄心31は、例えば、軸方向に積層された円環状の電磁鋼板で形成される。各電磁鋼板は、予め定められた形状に打ち抜かれている。固定子3の各電磁鋼板の厚みは、例えば、0.1mmから0.7mmである。本実施の形態では、固定子3の各電磁鋼板の厚みは、0.35mmである。電磁鋼板は、互いにカシメで固定される。
回転子2の構造を具体的に説明する。
図2は、回転子2の構造を概略的に示す平面図である。
図3は、回転子2の1磁極を構成する領域を示す拡大図である。
図2に示される例では、回転子2は、回転子鉄心21と、回転子鉄心21に埋め込まれた複数の永久磁石22と、回転子鉄心21のシャフト孔215に嵌め込まれたシャフト24とを有する。回転子2は2以上の磁極を有する。2以上の永久磁石22が、回転子2の1磁極を構成する。本実施の形態では、回転子2は、永久磁石埋込型回転子である。
回転子鉄心21は、円環状の回転子鉄心である。回転子鉄心21は、例えば、複数の電磁鋼板で構成されている。回転子鉄心21は、少なくとも1組の磁石挿入孔210と、少なくとも1つのセンターリブ213と、少なくとも1つの薄肉部214とを有する。
回転子2の回転子鉄心21は、例えば、軸方向に積層された円環状の電磁鋼板で形成される。各電磁鋼板は、予め定められた形状に打ち抜かれている。回転子2の各電磁鋼板の厚みは、例えば、0.1mmから0.7mmである。本実施の形態では、回転子2の各電磁鋼板の厚みは、0.35mmである。電磁鋼板は、互いにカシメで固定される。
1組の磁石挿入孔210は、第1の磁石挿入孔211及び第2の磁石挿入孔212を含む。xy平面において、1組の磁石挿入孔210の中央は、回転子鉄心21の中心(すなわち、軸線Ax)に向けて突出している。すなわち、1組の磁石挿入孔210(すなわち、第1の磁石挿入孔211及び第2の磁石挿入孔212)は、xy平面において、V字に配列されている。
センターリブ213は、回転子鉄心21の一部であり、径方向に延在している。センターリブ213は、第1の磁石挿入孔211と第2の磁石挿入孔212との間に設けられている。したがって、センターリブ213は、回転子2の磁極中心部に位置する。
回転子鉄心21がセンターリブ213を有してさえいれば、1組の磁石挿入孔210(すなわち、第1の磁石挿入孔211及び第2の磁石挿入孔212)の配列はV字に限られない。
第1の磁石挿入孔211は、第1の永久磁石としての永久磁石22が配置されている磁石配置部211a(第1の磁石配置部ともいう)と、磁石配置部211aに連通している空間であるフラックスバリア部211b(第1のフラックスバリア部ともいう)と、外側空隙部211c(第1の外側空隙部ともいう)と、内側空隙部211d(第1の内側空隙部ともいう)とを有する。
第2の磁石挿入孔212は、第2の永久磁石としての永久磁石22が配置されている磁石配置部212a(第2の磁石配置部ともいう)と、磁石配置部212aに連通している空間であるフラックスバリア部212b(第2のフラックスバリア部ともいう)と、外側空隙部212c(第2の外側空隙部ともいう)と、内側空隙部212d(第2の内側空隙部ともいう)とを有する。
フラックスバリア部211bは、回転子2の極間部又は極間部の近くに位置する。同様に、フラックスバリア部212bは、回転子2の極間部又は極間部の近くに位置する。
回転子鉄心21の外周面と第1の磁石挿入孔211との間の薄肉部214を、「第1の薄肉部」ともいう。回転子鉄心21の外周面と第2の磁石挿入孔212との間の薄肉部214を、「第2の薄肉部」ともいう。この場合、第1の薄肉部は、フラックスバリア部211bと回転子鉄心21の外周面との間の領域であり、第2の薄肉部は、フラックスバリア部212bと回転子鉄心21の外周面との間の領域である。
各薄肉部214の径方向における最小幅は、例えば、回転子鉄心21の1つの電磁鋼板の厚み以上である。ただし、各薄肉部214の径方向における最小幅は、回転子鉄心21の1つの電磁鋼板の厚みと同様の幅を持つことが望ましい。これにより、各薄肉部214における漏れ磁束の増加を効果的に抑えることができる。
図2に示される例では、回転子鉄心21は、6組の磁石挿入孔210と、6つのセンターリブ213と、12個の薄肉部214と、シャフト孔215とを有する。6組の磁石挿入孔210は、回転子2の周方向に配列されている。各第1の磁石挿入孔211及び各第2の磁石挿入孔212は、軸方向に延在している。
各第1の磁石挿入孔211には、第1の永久磁石としての永久磁石22が配置されている。各第2の磁石挿入孔212には、第2の永久磁石としての永久磁石22が配置されている。
シャフト24は、焼き嵌め、圧入などの方法でシャフト孔215に固定されている。固定子3のステータ巻線に電流が流れると、回転子2(具体的には、回転子鉄心21)が回転し、回転子鉄心21の回転エネルギーがシャフト24に伝達される。
各永久磁石22は、例えば、平板状の永久磁石である。各永久磁石22は、例えば、ネオジム(Nd)及びジスプロシウム(Dy)を含有する希土類磁石である。希土類磁石は、残留磁束密度及び保磁力が高い。したがって、永久磁石22として希土類磁石を用いる場合、電動機1の効率を高めることができる。ただし、永久磁石22として、フェライト焼結磁石などの、希土類磁石以外の磁石を用いてもよい。
各永久磁石22は、xy平面において永久磁石22の長手方向と直交する方向に磁化されている。すなわち、xy平面において、各永久磁石22は、各永久磁石22の短手方向に磁化されている。
xy平面において、長手方向における各永久磁石22の長さはW1[mm]である。長さW1は、長手方向における永久磁石22の最大長さである。ただし、第1の磁石挿入孔211内の長手方向における永久磁石22の長さは、第2の磁石挿入孔212内の長手方向における永久磁石22の長さと異なっていてもよい。
1組の磁石挿入孔210は、回転子2の1磁極に対応する。すなわち、1組の磁石挿入孔210に配置された2つの永久磁石22(すなわち、第1の永久磁石及び第2の永久磁石)が回転子2の1磁極(すなわち、N極又はS極)を構成する。回転子2の磁極数は2以上であればよい。本実施の形態では、回転子2は6磁極を持つ。
回転子2の各磁極(「各磁極」又は「磁極」ともいう)とは、回転子2のN極又はS極の役目をする領域を意味する。
一般に、回転子が回転している間、回転子鉄心に遠心力が働くため、回転子鉄心がセンターリブを有していない場合、回転子鉄心の外周面と磁石挿入孔(具体的には、フラックスバリア部)との間の薄肉部に大きな応力が生じる。この応力が大きいとき、回転子鉄心(特に、薄肉部)が変形しやすい。一方、本実施の形態では、回転子鉄心21がセンターリブ213を有しているので、回転子2に生じる一部の応力がセンターリブ213に分散され、薄肉部214に生じる応力が緩和される。これにより、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形を防ぐことができる。その結果、電動機1の高速回転が可能になり、電動機1の出力を高めることができる。
図4及び図5は、センターリブ213の周辺の構造を示す拡大図である。
図4に示されるように、第1の磁石挿入孔211は、磁石配置部211aと、フラックスバリア部211b(図3)と、外側空隙部211cと、内側空隙部211dとを含む。第2の磁石挿入孔212は、磁石配置部212aと、フラックスバリア部212b(図3)と、外側空隙部212cと、内側空隙部2121dとを含む。
外側空隙部211cは、回転子鉄心21の径方向において磁石配置部211aの外側に位置しており、センターリブ213に隣接している。外側空隙部211cは、xy平面において曲率半径R1を持つ。したがって、外側空隙部211cは、磁石配置部211aから径方向外側に向けて突出している。
内側空隙部211dは、回転子鉄心21の径方向において磁石配置部211aの内側に位置しており、センターリブ213に隣接している。内側空隙部211dは、xy平面において曲率半径R2を持つ。したがって、内側空隙部211dは、磁石配置部211aから径方向内側に向けて突出している。
回転子鉄心21は外側空隙部211c及び内側空隙部211dを有するので、固定子3のステータ巻線からの磁界によって発生する永久磁石22(特に、第1の磁石挿入孔211内の永久磁石22)の減磁を低減することができる。これにより、電動機1の出力を高めることができる。
外側空隙部212cは、回転子鉄心21の径方向において磁石配置部212aの外側に位置しており、センターリブ213に隣接している。外側空隙部212cは、xy平面において曲率半径R1を持つ。したがって、外側空隙部212cは、磁石配置部212aから径方向外側に向けて突出している。
内側空隙部212dは、回転子鉄心21の径方向において磁石配置部212aの内側に位置しており、センターリブ213に隣接している。内側空隙部212dは、xy平面において曲率半径R2を持つ。したがって、内側空隙部212dは、磁石配置部212aから径方向内側に向けて突出している。
回転子鉄心21は外側空隙部212c及び内側空隙部212dを有するので、固定子3のステータ巻線からの磁界によって発生する永久磁石22(特に、第2の磁石挿入孔212内の永久磁石22)の減磁を低減することができる。これにより、電動機1の出力を高めることができる。
本実施の形態では、曲率半径R1は0.5mmであり、曲率半径R2は0.3mmであり、各永久磁石22の長さW1は21.5mmである。ただし、曲率半径R1、曲率半径R2、及び各永久磁石22の長さW1は、これらの例に限定されない。第1の磁石挿入孔211の形状は、第2の磁石挿入孔212の形状と異なっていてもよい。
図4に示されるように、回転子鉄心21は、各磁極において、外側湾曲部216a(第1の外側湾曲部ともいう)と、外側湾曲部216b(第2の外側湾曲部ともいう)と、内側湾曲部217a(第1の内側湾曲部ともいう)と、内側湾曲部217b(第2の内側湾曲部ともいう)と、外側支持部218a(第1の外側支持部ともいう)と、外側支持部218b(第2の外側支持部ともいう)と、内側支持部219a(第1の内側支持部ともいう)と、内側支持部219b(第2の内側支持部ともいう)と、外側接続部220a(第1の外側接続部ともいう)と、外側接続部220b(第2の外側接続部ともいう)と、内側接続部221a(第1の内側接続部ともいう)と、内側接続部221b(第2の内側接続部ともいう)とを有する。
外側湾曲部216aは、外側空隙部211cを定める。外側湾曲部216aは、xy平面において曲率1/R1を持つ。よって、外側空隙部211cは、xy平面において曲率半径R1を持つ。
外側湾曲部216bは、外側空隙部212cを定める。外側湾曲部216bは、xy平面において曲率1/R1を持つ。よって、外側空隙部212cは、xy平面において曲率半径R1を持つ。
内側湾曲部217aは、内側空隙部211dを定める。内側湾曲部217aは、xy平面において曲率1/R2を持つ。よって、内側空隙部211dは、xy平面において曲率半径R2を持つ。
内側湾曲部217bは、内側空隙部212dを定める。内側湾曲部217bは、xy平面において曲率1/R2を持つ。よって、内側空隙部212dは、xy平面において曲率半径R2を持つ。
外側支持部218aは、第1の磁石挿入孔211内の永久磁石22を支持する。外側支持部218aは、磁石配置部211aを定める。
外側支持部218bは、第2の磁石挿入孔212内の永久磁石22を支持する。外側支持部218bは、磁石配置部212aを定める。
内側支持部219aは、第1の磁石挿入孔211内の永久磁石22を支持する。内側支持部219aは、磁石配置部211aを定める。
内側支持部219bは、第2の磁石挿入孔212内の永久磁石22を支持する。内側支持部219bは、磁石配置部212aを定める。
外側接続部220aは、外側湾曲部216aと外側支持部218aとの間に位置しており、外側湾曲部216a及び外側支持部218aをつないでいる。外側接続部220aは、xy平面において曲率半径R3を持つ。言い換えると、外側接続部220aは、xy平面において曲率1/R3を持つ。
外側接続部220bは、外側湾曲部216bと外側支持部218bとの間に位置しており、外側湾曲部216b及び外側支持部218bをつないでいる。外側接続部220bは、xy平面において曲率半径R3を持つ。言い換えると、外側接続部220bは、xy平面において曲率1/R3を持つ。
内側接続部221aは、内側湾曲部217aと内側支持部219aとの間に位置しており、内側湾曲部217a及び内側支持部219aをつないでいる。内側接続部221aは、xy平面において曲率半径R4を持つ。言い換えると、内側接続部221aは、xy平面において曲率1/R4を持つ。
内側接続部221bは、内側湾曲部217bと内側支持部219bとの間に位置しており、内側湾曲部217b及び内側支持部219bをつないでいる。内側接続部221bは、xy平面において曲率半径R4を持つ。言い換えると、内側接続部221bは、xy平面において曲率1/R4を持つ。
曲率半径R1及びR2の関係は、R1>R2を満たす。これにより、センターリブ213に集中する応力が分散されるので、回転子2に発生する遠心力に対する回転子鉄心21の機械的な強度を高めることができ、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形を防ぐことができる。その結果、電動機1の高速回転が可能になり、電動機1の出力を高めることができる。さらに、外側空隙部211c及び外側空隙部212cにおける磁気抵抗が大きくなるので、各永久磁石22における減磁を低減することができる。一方、内側空隙部211d及び内側空隙部212dにおける磁気抵抗が、外側空隙部211c及び外側空隙部212cに比べて小さくなり、各永久磁石22の磁力を効果的に使うことができる。すなわち、回転子2がR1>R2を満たすとき、永久磁石22の減磁を低減することができ、電動機1の出力を高めることができる。
曲率半径R3及びR4の関係は、R3>R4を満たす。これにより、永久磁石22の減磁の低減及び電動機1の出力の増加を両立させることができる。具体的には、曲率半径R3が大きくなるほど、外側支持部218a及び外側支持部218bが短くなる。これにより、外側空隙部211c及び外側空隙部212cが大きくなり、磁気抵抗が大きくなる。その結果、各永久磁石22における減磁を低減することができる。一方、曲率半径R4が小さくなるほど、内側支持部219a及び内側支持部219bが長くなる。これにより、内側空隙部211d及び内側空隙部212dが小さくなり、各永久磁石22の磁力を効果的に使うことができる。その結果、永久磁石22の減磁の低減及び電動機1の出力の増加を両立させることができる。
図6は、回転子2の回転中に発生する遠心力[p.u.]と曲率半径の比(具体的には、永久磁石の長さW1に対する曲率半径R1+R2の比)との関係を示すグラフである。
図6に示されるように、回転子2は、0<(R1+R2)/W1<0.082を満たすことが望ましい。これにより、回転子2の回転中に発生する遠心力を低減することができ、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形を防ぐことができる。回転子2は、0.02<(R1+R2)/W1<0.082を満たすことがより望ましい。これにより、回転子2の回転中に発生する遠心力を効果的に低減することができ、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形を効率的に防ぐことができる。
図7は、減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比(具体的には、永久磁石の長さW1に対する曲率半径R1+R2の比)との関係を示すグラフである。本実施の形態において、減磁耐力とは、永久磁石22からの磁束量が1%減るときに固定子3のステータ巻線に流れる電流値の大きさを示す。すなわち、図7において、減磁耐力が増加するほど固定子3のステータ巻線に流れる電流値を増加させることができる。よって、減磁耐力が増加するほど電動機1の出力を上げることができる。
図7に示されるように、回転子2は、0<(R1+R2)/W1<0.082を満たすことが望ましい。これにより、減磁耐力が向上し、電動機1の出力を高めることができる。
永久磁石22の長さW1に対する曲率半径R1及びR2の占める割合が大きいほど、外側空隙部211cに面する永久磁石22の面積及び外側空隙部212cに面する永久磁石22の面積が増加する。これにより、各永久磁石22からの有効な磁束量が低下し、電動機1の出力が低下する。一方、永久磁石22の長さW1に対する曲率半径R1及びR2の占める割合が小さいほど、各永久磁石22が減磁しやすくなる。したがって、回転子2は、0.02<(R1+R2)/W1<0.06を満たすことがより望ましい。これにより、減磁耐力がより向上し、電動機1の出力をより高めることができる。
さらに、回転子2がR1>R2且つ0<(R1+R2)/W1<0.082を満たすとき、永久磁石22の減磁をより低減することができ、電動機1の出力をより高めることができる。
回転子2がR1>R2且つ0.02<(R1+R2)/W1<0.082を満たすとき、永久磁石22の減磁をより低減することができ、電動機1の出力をより高めることができる。
回転子2がR1>R2且つ0.02<(R1+R2)/W1<0.06を満たすとき、永久磁石22の減磁をより低減することができ、電動機1の出力をより高めることができる。
図8は、減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比R3/R4との関係を示すグラフである。
図8に示されるように、回転子2は、0<R3/R4<4.45を満たすことが望ましい。これにより、減磁耐力が向上し、電動機1の出力を高めることができる。回転子2は、0<R3/R4<4を満たすことがより望ましい。これにより、減磁耐力がより向上し、電動機1の出力をより高めることができる。
曲率半径R3及びR4は、同じでもよい。この場合、曲率半径R3及びR4は、例えば、0.9mmであり、回転子2は、R3/R4=1を満たす。これにより、従来の回転子(すなわち、R3=R4=0)に比べて減磁耐力を向上させることができる。
図9は、外側空隙部211cの周辺の構造を示す拡大図である。
図9に示されるように、曲率半径R3は、曲率半径R1よりも大きくてもよい。曲率半径R3が大きくなるほど、外側支持部218a及び外側支持部218bが短くなる。これにより、外側空隙部211c及び外側空隙部212cが大きくなり、磁気抵抗が大きくなる。その結果、各永久磁石22における減磁を低減することができ、電動機1の出力をより高めることができる。
図10は、遠心力[p.u.]と曲率半径の比R1/R3との関係を示すグラフである。
図10に示されるように、回転子2は、0<R1/R3<3を満たすことが望ましい。これにより、回転子2の回転中に発生する遠心力を低減することができ、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形を防ぐことができる。
図11は、減磁耐力[p.u.]と曲率半径の比R1/R3との関係を示すグラフである。
図11に示されるように、回転子2は、0<R1/R3<3を満たすことが望ましい。これにより、これにより、減磁耐力が向上し、電動機1の出力を高めることができる。
回転子2は、0.5<R1/R3<3を満たすことがより望ましい。これにより、回転子2の回転中に発生する遠心力をより低減することができ、回転子鉄心21、特に、薄肉部214の変形をより防ぐことができる。
図10及び図11に示される例では、曲率半径R1は、例えば、0.5mmであり、曲率半径R3は、例えば、0.6mmであり、回転子2は、0<R1/R3<3を満たす。これにより、従来の回転子(すなわち、R1=R3=0)に比べて減磁耐力を向上させることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る圧縮機300について説明する。
図12は、圧縮機300の構造を概略的に示す断面図である。
圧縮機300は、電動要素としての電動機1と、ハウジングとしての密閉容器307と、圧縮要素(圧縮装置とも称する)としての圧縮機構305とを有する。本実施の形態では、圧縮機300は、スクロール圧縮機である。ただし、圧縮機300は、スクロール圧縮機に限定されない。圧縮機300は、スクロール圧縮機以外の圧縮機、例えば、ロータリー圧縮機でもよい。
圧縮機300内の電動機1は、実施の形態1で説明した電動機1である。電動機1は、圧縮機構305を駆動する。
圧縮機300は、さらに、シャフト24の下端部(すなわち、圧縮機構305側と反対側の端部)を支持するサブフレーム308を備えている。
圧縮機構305は、密閉容器307内に配置されている。圧縮機構305は、渦巻部分を有する固定スクロール301と、固定スクロール301の渦巻部分との間に圧縮室を形成する渦巻部分を有する揺動スクロール302と、シャフト24の上端部を保持するコンプライアンスフレーム303と、密閉容器307に固定されてコンプライアンスフレーム303を保持するガイドフレーム304とを備える。
固定スクロール301には、密閉容器307を貫通する吸入管310が圧入されている。また、密閉容器307には、固定スクロール301から吐出される高圧の冷媒ガスを外部に吐出する吐出管306が設けられている。この吐出管306は、密閉容器307の圧縮機構305と電動機1との間に設けられた開口部に連通している。
電動機1は、固定子3を密閉容器307に嵌め込むことにより密閉容器307に固定されている。電動機1の構成は、上述した通りである。密閉容器307には、電動機1に電力を供給するガラス端子309が溶接により固定されている。
電動機1のステータ巻線32に電流が流れると、電動機1が駆動する。回転子2が回転すると、その回転が揺動スクロール302に伝達され、揺動スクロール302が揺動する。揺動スクロール302が揺動すると、揺動スクロール302の渦巻部分と固定スクロール301の渦巻部分とで形成される圧縮室の容積が変化する。そして、吸入管310から冷媒ガスが吸入され、圧縮されて、吐出管306から吐出される。
圧縮機300は、実施の形態1で説明した電動機1を有するので、実施の形態1で説明した利点を持つ。
さらに、圧縮機300は実施の形態1で説明した電動機1を有するので、効率の高い圧縮機300を提供することができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る圧縮機300を有する、空気調和機としての冷凍空調装置7について説明する。
図13は、実施の形態3に係る冷凍空調装置7の構成を概略的に示す図である。
冷凍空調装置7は、例えば、冷暖房運転が可能である。図31に示される冷媒回路図は、冷房運転が可能な空気調和機の冷媒回路図の一例である。
実施の形態3に係る冷凍空調装置7は、室外機71と、室内機72と、室外機71及び室内機72を接続する冷媒配管73とを有する。
室外機71は、圧縮機300と、熱交換器としての凝縮器74と、絞り装置75と、室外送風機76(第1の送風機)とを有する。凝縮器74は、圧縮機300によって圧縮された冷媒を凝縮する。絞り装置75は、凝縮器74によって凝縮された冷媒を減圧し、冷媒の流量を調節する。絞り装置75は、減圧装置とも言う。
室内機72は、熱交換器としての蒸発器77と、室内送風機78(第2の送風機)とを有する。蒸発器77は、絞り装置75によって減圧された冷媒を蒸発させ、室内空気を冷却する。
冷凍空調装置7における冷房運転の基本的な動作について以下に説明する。冷房運転では、冷媒は、圧縮機300によって圧縮され、凝縮器74に流入する。凝縮器74によって冷媒が凝縮され、凝縮された冷媒が絞り装置75に流入する。絞り装置75によって冷媒が減圧され、減圧された冷媒が蒸発器77に流入する。蒸発器77において冷媒は蒸発し、冷媒(具体的には、冷媒ガス)が再び室外機71の圧縮機300へ流入する。室外送風機76によって空気が凝縮器74に送られると冷媒と空気との間で熱が移動し、同様に、室内送風機78によって空気が蒸発器77に送られると冷媒と空気との間で熱が移動する。
以上に説明した冷凍空調装置7の構成及び動作は、一例であり、上述した例に限定されない。
実施の形態3に係る冷凍空調装置7によれば、実施の形態1から2で説明した利点を持つ。
さらに、実施の形態3に係る冷凍空調装置7は、実施の形態2に係る圧縮機300を有するので、効率の高い冷凍空調装置7を提供することができる。
以上に説明した各実施の形態における特徴及び各変形例における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
1 電動機、 2 回転子、 3 固定子、 7 冷凍空調装置、 21 回転子鉄心、 22 永久磁石、 71 室外機、 72 室内機、 211 第1の磁石挿入孔、 211a 磁石配置部(第1の磁石配置部)、 211b フラックスバリア部(第1のフラックスバリア部)、 211c 外側空隙部(第1の外側空隙部)、 211d 内側空隙部(第1の内側空隙部)、 212 第2の磁石挿入孔、 212a 磁石配置部(第2の磁石配置部)、 212b フラックスバリア部(第2のフラックスバリア部)、 212c 外側空隙部(第2の外側空隙部)、 212d 内側空隙部(第2の内側空隙部)、 213 センターリブ、 300 圧縮機、 305 圧縮機構、 307 密閉容器、 74 凝縮器、 77 蒸発器。
本発明の一態様に係る回転子は、
第1の磁石挿入孔と、第2の磁石挿入孔と、前記第1の磁石挿入孔と前記第2の磁石挿入孔との間のセンターリブとを有する回転子鉄心と、
前記第1の磁石挿入孔に配置されており、軸方向と直交する平面において長手方向における長さがW1[mm]の第1の永久磁石と、
前記第2の磁石挿入孔に配置されており、前記平面において長手方向における長さがW1[mm]の第2の永久磁石と
を備え、
前記第1の磁石挿入孔及び前記第2の磁石挿入孔は、前記平面において、1組の前記第1の磁石挿入孔及び前記第2の磁石挿入孔の中央が前記回転子鉄心の中心に向けて突出するようにV字に配列されており、
前記第1の磁石挿入孔は、前記第1の永久磁石が配置されている第1の磁石配置部と、前記第1の磁石配置部に連通している第1のフラックスバリア部と、前記回転子鉄心の径方向において前記第1の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第1の外側空隙部と、前記径方向において前記第1の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第1の内側空隙部とを含み、
前記第2の磁石挿入孔は、前記第2の永久磁石が配置されている第2の磁石配置部と、前記第2の磁石配置部に連通している第2のフラックスバリア部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第2の外側空隙部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第2の内側空隙部とを含み、
R1>R2且つ0<(R1+R2)/W1<0.082
を満たす。
本発明の他の態様に係る電動機は、
固定子と、
前記固定子の内側に配置された前記回転子と
を備える。
本発明の他の態様に係る圧縮機は、
密閉容器と、
前記密閉容器内に配置された圧縮装置と、
前記圧縮装置を駆動する前記電動機と
を備える。
本発明の他の態様に係る空気調和機は、
前記圧縮機と、
熱交換器と
を備える。

Claims (9)

  1. 第1の磁石挿入孔と、第2の磁石挿入孔と、前記第1の磁石挿入孔と前記第2の磁石挿入孔との間のセンターリブとを有する回転子鉄心と、
    前記第1の磁石挿入孔に配置されており、軸方向と直交する平面において長手方向における長さがW1[mm]の第1の永久磁石と、
    前記第2の磁石挿入孔に配置されており、前記平面において長手方向における長さがW1[mm]の第2の永久磁石と
    を備え、
    前記第1の磁石挿入孔は、前記第1の永久磁石が配置されている第1の磁石配置部と、前記第1の磁石配置部に連通している第1のフラックスバリア部と、前記回転子鉄心の径方向において前記第1の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第1の外側空隙部と、前記径方向において前記第1の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第1の内側空隙部とを含み、
    前記第2の磁石挿入孔は、前記第2の永久磁石が配置されている第2の磁石配置部と、前記第2の磁石配置部に連通している第2のフラックスバリア部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の外側に位置しており、前記平面において曲率半径R1[mm]を持つ第2の外側空隙部と、前記径方向において前記第2の磁石配置部の内側に位置しており、前記平面において曲率半径R2[mm]を持つ第2の内側空隙部とを含み、
    R1>R2且つ0<(R1+R2)/W1<0.082
    を満たす回転子。
  2. 前記回転子鉄心は、
    前記第1の外側空隙部を定める第1の外側湾曲部と、
    前記第1の永久磁石を支持する第1の外側支持部と、
    前記第1の外側湾曲部及び前記第1の外側支持部をつないでおり、前記平面において曲率半径R3を持つ第1の外側接続部と、
    前記第1の内側空隙部を定める第1の内側湾曲部と、
    前記第1の永久磁石を支持する第1の内側支持部と、
    前記第1の内側湾曲部及び前記第1の内側支持部をつないでおり、前記平面において曲率半径R4を持つ第1の内側接続部と、
    前記第2の外側空隙部を定める第2の外側湾曲部と、
    前記第2の永久磁石を支持する第2の外側支持部と、
    前記第2の外側湾曲部及び前記第2の外側支持部をつないでおり、前記平面において曲率半径R3を持つ第2の外側接続部と、
    前記第2の内側空隙部を定める第2の内側湾曲部と、
    前記第2の永久磁石を支持する第2の内側支持部と、
    前記第2の内側湾曲部及び前記第2の内側支持部をつないでおり、前記平面において曲率半径R4を持つ第2の内側接続部と
    を有し、
    0<R3/R4<4.45
    を満たす請求項1に記載の回転子。
  3. 0<R3/R4<4を満たす請求項2に記載の回転子。
  4. 0<R1/R3<3を満たす請求項1から3のいずれか1項に記載の回転子。
  5. R1>R2且つ0.02<(R1+R2)/W1<0.082を満たす請求項1から4のいずれか1項に記載の回転子。
  6. R1>R2且つ0.02<(R1+R2)/W1<0.06を満たす請求項1から4のいずれか1項に記載の回転子。
  7. 固定子と、
    前記固定子の内側に配置された請求項1から6のいずれか1項に記載の回転子と
    を備える電動機。
  8. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に配置された圧縮装置と、
    前記圧縮装置を駆動する請求項7に記載の電動機と
    を備える圧縮機。
  9. 請求項8に記載の圧縮機と、
    熱交換器と
    を備える空気調和機。
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