JPWO2020230268A1 - 熱交換器及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

管軸方向の両端部同士で接続されている複数の伝熱管を備える熱交換器において、変形を抑制することができる熱交換器及び冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。本発明に係る熱交換器及び冷凍サイクル装置は、互いに間隔をあけて第1方向に並列される複数の構成部材と、第1方向に交差する第2方向における複数の構成部材の端で、複数の構成部材に接続されたヘッダと、を備え、複数の構成部材は、第2方向に延びる本体部と、第1方向及び第2方向に平行な面に交差する第3方向の本体部の端縁部から第3方向に延設される延在部と、を備え、端縁部は、本体部の端縁のうち第2方向における本体部の端部を除いた部分であり、ヘッダは、複数の構成部材の本体部の端部が挿し込まれる複数の挿入穴を備え、複数の構成部材は、本体部の内部に冷媒が流通しない第1構成部材と、本体部の内部に冷媒が流通する第2構成部材と、を備えるものである。

Description

本発明は、熱交換器及び当該熱交換器を備えた冷凍サイクル装置に関し、特に伝熱管の座屈を抑制する構造に関するものである。
近年、複数の伝熱管の間に形成される隙間に配置されるコルゲートフィンを廃止すると共に、伝熱管を細径化し、伝熱管同士の間隔を狭くした冷凍空調機器の熱交換器が知られている。このような熱交換器においては、複数の伝熱管が密に並べられ、その伝熱管の間を空気が通過するため、熱交換性能が向上し、冷凍サイクル装置の高性能化と軽量化が図られている。また、近年では地球温暖化係数の高い冷媒の使用量の削減が重要な課題となっており、従来の熱交換器よりも更に伝熱管の管内の容積が小さく、高性能な熱交換器の開発が求められている。
例えば、特許文献1に開示されている熱交換器は、従来の銅製の円管に換わってアルミ製の扁平管を有する。熱交換器は、間隔を空けて複数配列されている扁平管と、扁平管の管軸方向の両端に接続されている一対のヘッダと、を備えている。
また、特許文献2に開示されている熱交換器は、通風方向に細径化した円管を複数並べ、その円管にフィンを接合し円管同士を接続した伝熱管を有する。熱交換器は、間隔を空けて通風方向と直交する方向に複数配列された複数の伝熱管と、伝熱管を構成する円管の両端に接続されている一対のヘッダと、を備えている。
国際公開第2015/005352号 特開2018−155479号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の熱交換器の伝熱管は、管軸方向に直交する断面の面積が小さく、従来よりも剛性及び強度が低い。また、熱交換器は、複数の伝熱管の間にフィン等の伝熱促進部材が存在しないため、伝熱管の管軸方向の座屈、及び伝熱管の配列方向への反りを抑制することが困難であり、全体が変形する虞がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためのものであり、管軸方向の両端部同士で接続されている複数の伝熱管を備える熱交換器において、変形を抑制することができる熱交換器及び冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る熱交換器は、互いに間隔をあけて第1方向に並列される複数の構成部材と、前記第1方向に交差する第2方向における前記複数の構成部材の端で、前記複数の構成部材に接続されたヘッダと、を備え、前記複数の構成部材は、前記第2方向に延びる本体部と、前記第1方向及び前記第2方向に平行な面に交差する第3方向の前記本体部の端縁部から前記第3方向に延設される延在部と、を備え、前記端縁部は、前記本体部の端縁のうち前記第2方向における前記本体部の端部を除いた部分であり、前記ヘッダは、前記複数の構成部材の前記本体部の前記端部が挿し込まれる複数の挿入穴を備え、前記複数の構成部材は、前記本体部の内部に冷媒が流通しない第1構成部材と、前記本体部の内部に冷媒が流通する第2構成部材と、を備えるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、上記の熱交換器を備えたものである。
本発明によれば、ヘッダに伝熱管と共に接続された補強部材により、熱交換器の複数の伝熱管の配列方向への変形を抑制することができる。
実施の形態1に係る熱交換器50を備えた冷凍サイクル装置100の構成を示す冷媒回路図である。 実施の形態1に係る熱交換器50の要部構成を示す正面図である。 図3は、図2の熱交換器50の底面図である。 図4は、図2の熱交換器50の側面図である。 実施の形態1に係る熱交換器50の伝熱管10の構造の説明図である。 実施の形態1に係る熱交換器50の補強部材20の構造の説明図である。 実施の形態1に係る熱交換器50のヘッダ30の構造の説明図である。 実施の形態1に係る熱交換器50の第1ヘッダ30の断面図である。 実施の形態1に係る熱交換器50の第1ヘッダ30の断面図である。 比較例としての熱交換器150の正面図である。 実施の形態2に係る熱交換器250の要部構成を示す正面図である。 図11の熱交換器250の底面図である。 図11の熱交換器250の側面図である。 実施の形態2に係る熱交換器250の伝熱管210の構造の説明図である。 実施の形態2に係る熱交換器250の補強部材220の構造の説明図である。 実施の形態2に係る熱交換器250のヘッダ230の構造の説明図である。 実施の形態2に係る熱交換器250の第1ヘッダ230の断面図である。 実施の形態2に係る熱交換器250の第1ヘッダ230の断面図である。 実施の形態3に係る熱交換器350の要部構成を示す正面図である。 図19の熱交換器350の底面図である。 図19の熱交換器350の側面図である。 実施の形態3に係る熱交換器350のヘッダ330の構造の説明図である。 実施の形態3に係る熱交換器350の第1ヘッダ330の断面図である。 実施の形態3に係る熱交換器350の第1ヘッダ330の断面図である。
以下、実施の形態1に係る熱交換器について図面等を参照しながら説明する。なお、以下の図面では、各部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。明細書中において、各部材同士の位置関係、各部材の延伸方向、及び各部材の配列方向は、原則として、熱交換器が使用可能な状態に設置されたときのものである。
実施の形態1.
[冷凍サイクル装置100]
図1は、実施の形態1に係る熱交換器50を備えた冷凍サイクル装置100の構成を示す冷媒回路図である。なお、図1において、点線で示す矢印は、冷媒回路110において、冷房運転時における冷媒の流れる方向を示すものであり、実線で示す矢印は、暖房運転時における冷媒の流れる方向を示すものである。まず、図1を用いて熱交換器50を備えた冷凍サイクル装置100について説明する。実施の形態1では、冷凍サイクル装置100として空気調和装置を例示しているが、冷凍サイクル装置100は、例えば、冷蔵庫あるいは冷凍庫、自動販売機、空気調和装置、冷凍装置、給湯器などの、冷凍用途または空調用途に使用される。なお、図示した冷媒回路110は一例であって、回路要素の構成等について実施の形態で説明した内容に限定されるものではなく、実施の形態に係る技術の範囲内で適宜変更が可能である。
冷凍サイクル装置100は、圧縮機101、流路切替装置102、室内熱交換器103、減圧装置104及び室外熱交換器105が冷媒配管を介して環状に接続された冷媒回路110を有している。室外熱交換器105及び室内熱交換器103の少なくとも一方には、後述する熱交換器50が用いられている。冷凍サイクル装置100は、室外機106及び室内機107を有している。室外機106には、圧縮機101、流路切替装置102、室外熱交換器105及び減圧装置104と、室外熱交換器105に室外空気を供給する室外送風機108と、が収容されている。室内機107には、室内熱交換器103と、室内熱交換器103に空気を供給する室内送風機109と、が収容されている。室外機106と室内機107との間は、冷媒配管の一部である2本の延長配管111及び延長配管112を介して接続されている。
圧縮機101は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する流体機械である。流路切替装置102は、例えば四方弁であり、制御装置(図示は省略)の制御により、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流路を切り替える装置である。
室内熱交換器103は、内部を流通する冷媒と、室内送風機109により供給される室内空気と、の熱交換を行う熱交換器である。室内熱交換器103は、暖房運転時には凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。
減圧装置104は、例えば膨張弁であり、冷媒を減圧させる装置である。減圧装置104としては、制御装置の制御により開度が調節される電子膨張弁を用いることができる。
室外熱交換器105は、内部を流通する冷媒と、室外送風機108により供給される空気と、の熱交換を行う熱交換器である。室外熱交換器105は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
[冷凍サイクル装置の動作]
次に、図1を用いて冷凍サイクル装置100の動作の一例について説明する。冷凍サイクル装置100の暖房運転時には、圧縮機101から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、流路切替装置102を介して室内熱交換器103に流入し、室内送風機109によって供給される空気と熱交換を行い凝縮する。凝縮した冷媒は、高圧の液状態となり、室内熱交換器103から流出し、減圧装置104によって、低圧の気液二相状態となる。低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器105に流入し、室外送風機108によって供給される空気との熱交換によって蒸発する。蒸発した冷媒は、低圧のガス状態となり、圧縮機101に吸入される。
冷凍サイクル装置100の冷房運転時には、冷媒回路110を流れる冷媒は暖房運転時とは逆方向に流れる。すなわち、冷凍サイクル装置100の冷房運転時には、圧縮機101から吐出される高圧高温のガス状態の冷媒は、流路切替装置102を介して室外熱交換器105に流入し、室外送風機108によって供給される空気と熱交換を行い凝縮する。凝縮した冷媒は、高圧の液状態となり、室外熱交換器105から流出し、減圧装置104によって、低圧の気液二相状態となる。低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器103に流入し、室内送風機109によって供給される空気との熱交換によって蒸発する。蒸発した冷媒は、低圧のガス状態となり、圧縮機101に吸入される。
[熱交換器50]
図2は、実施の形態1に係る熱交換器50の要部構成を示す正面図である。図3は、図2の熱交換器50の底面図である。図4は、図2の熱交換器50の側面図である。なお、図2において、矢印RFは、熱交換器50に流入し、又は熱交換器50から流出する冷媒の流れを示すものである。図2〜図4を用いて、実施の形態1に係る熱交換器50について説明する。
実施の形態1に係る熱交換器50は、複数の伝熱管10と、複数の伝熱管10の端部に接続された第1ヘッダ30、第2ヘッダ40、及び複数の伝熱管10と並列に配置された複数の補強部材20を備える。伝熱管10は、x方向に複数並べられている。また、複数の伝熱管10は、管軸をy方向に沿わせて配置されている。実施の形態1においては、y方向は重力方向と平行である。ただし、熱交換器50の配置は、これだけに限定されるものではなく、y方向を重力方向に対して傾斜させて配置しても良い。また、複数の伝熱管10の間隔は、それぞれ等間隔であって、x方向に幅w1の間隔を持って配置されている。また、複数の伝熱管10の並列する方向を第1方向、管軸方向を第2方向と称する場合がある。なお、複数の伝熱管10及び複数の補強部材20を総称して、構成部材と称する。また、補強部材20は第1構成部材、伝熱管10は第2構成部材と称される場合がある。
複数の伝熱管10の管軸方向の一方の端部16(図5参照)には第1ヘッダ30が接続されている。また、複数の伝熱管10の管軸方向の他方の端部16には、第2ヘッダ40が接続されている。第1ヘッダ30及び第2ヘッダ40は、複数の伝熱管10の並列方向に長手方向を向けて配置されている。第1ヘッダ30及び第2ヘッダ40の長手方向は、互いに平行になっている。以下の説明において、第1ヘッダ30と第2ヘッダ40とを総称してヘッダと称する場合がある。
補強部材20は、x方向に複数並べられた伝熱管10の両端に位置する伝熱管10よりも外側に配置されている。図2〜4に示された熱交換器50においては、補強部材20は、2つ配置されており、一方の補強部材20は、第1ヘッダ30及び第2ヘッダ40のx方向の端部において、第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44の間に配置されている。他方の補強部材20は、第1ヘッダ30及び第2ヘッダ40のx方向逆側の端部において、第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44の間に配置されている。
複数の伝熱管10は、端部16がそれぞれヘッダ30及び40に挿し込まれ、複数の補強部材20も、端部26(図6参照)がそれぞれヘッダ30及び40に挿し込まれ、ろう付け等の接合手段により接合されている。また、複数の伝熱管10及び複数の補強部材20は、x方向に並列されている。複数の伝熱管10は、端部16以外の本体部11(図5参照)及び延在部を第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44との間に位置させている。補強部材20は、端部26以外の本体部21を第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44との間に位置させている。
(伝熱管10)
図5は、実施の形態1に係る熱交換器50の伝熱管10の構造の説明図である。複数の伝熱管10のそれぞれは、冷媒を内部に流通させる。複数の伝熱管10のそれぞれは、第1ヘッダ30と第2ヘッダ40との間に延伸している。複数の伝熱管10のそれぞれは、x方向に互いに間隔w1をあけて配列され、ヘッダ30及び40の延伸方向に並列されている。複数の伝熱管10は、互いに側面が対向するように配置されている。複数の伝熱管10のうち隣り合う2つの伝熱管10の間には、空気の流路となる隙間が形成されている。
熱交換器50は、第1方向である複数の伝熱管10の配列方向を水平方向としている。ただし、第1方向である複数の伝熱管10の配列方向は、水平方向に限定されるものではなく、鉛直方向であってもよく、鉛直方向に対して傾いた方向であってもよい。同様に、熱交換器50は、複数の伝熱管10の延伸方向を鉛直方向としている。ただし、複数の伝熱管10の延伸方向は、鉛直方向に限定されるものではなく、水平方向であってもよく、鉛直方向に対して傾いた方向であってもよい。
複数の伝熱管10の中で隣り合う伝熱管10は、互いの伝熱管10同士が伝熱促進部材130によって接続されていない。伝熱促進部材130(図10参照)とは、例えば、プレートフィン、あるいは、コルゲートフィン等である。実施の形態1においては、複数の伝熱管10は、それぞれが互いにヘッダ30及び40のみにより接続されている。
図5に示されるように、複数の伝熱管10は、円管11aの管軸を平行にして2つ並べ、その間をフィン12aで接続したものである。伝熱管10は、板材12を折り曲げて形成された凹み部に円管11aを配置し、板材12と円管11aとを接合させて形成されている。伝熱管10の円管11aと板材12の円弧状の部分とが組み合わされた部分を本体部11と称する。伝熱管10の本体部11は、内部に冷媒を流通させる流路を備える部分である。
複数の伝熱管10は、更に円管11aの端部からz逆向き方向及びz方向に延設されているフィン12b及び12cを備える。実施の形態1においては、伝熱管10は、2つの円管11aを接続して構成されているが、更に多くの円管11aを接続して構成されていても良い。また、円管11aの内部には冷媒が流通するが、円管11aの断面形状は、円だけでなく楕円、その他の形状であっても良い。
フィン12bは、本体部11のz逆向き方向の端縁15からz逆向き方向に延設されている。フィン12cは、本体部11のz方向の端縁15からz方向に延設されている。フィン12b及び12cは、本体部11の端縁15のうち、本体部11の管軸方向の端部16を除く端縁部15aから延設されている。フィン12b及び12cは、延在部と称される場合がある。また、フィン12b及び12cが延びる方向を第3方向と称する。実施の形態1においては、フィン12b及びフィン12cは、z逆向き方向及びz方向の両方に延設されているが、何れか一方にのみ延設されていても良い。
実施の形態1においては、伝熱管10は、板材12と円管11aとを接合させて形成されているが、フィン12a、12b、及び12cと本体部11とを一体に成形したものでも良い。
熱交換器50が冷凍サイクル装置100の蒸発器として機能する場合、複数の伝熱管10のそれぞれでは、伝熱管10の内部を延伸方向の一端から他端に向かって冷媒が流れる。また、熱交換器50が冷凍サイクル装置100の凝縮器として機能する場合、複数の伝熱管10のそれぞれでは、伝熱管10の内部を延伸方向の他端から一端に向かって冷媒が流れる。伝熱管10の端縁部15aから設けられるフィン12a、12b、及び12cは、複数の伝熱管10の間に伝熱促進部材130(図10参照)を有していない熱交換器50において、伝熱管10の熱交換性能を向上させる目的で設けられるものである。
(補強部材20)
図2に示される様に、熱交換器50において、補強部材20は、複数の伝熱管10に並列して配置されている。つまり、補強部材20は、長手方向を複数の伝熱管10の管軸に平行にして配置されている。また、実施の形態1においては、補強部材20は、複数の伝熱管10の配列の両端に配置されている。つまり、補強部材20は、熱交換器50に2箇所設けられており、一方の補強部材20は、x方向逆側の端に位置する伝熱管10aに隣合って配置されており、複数の伝熱管10の配列の外側に位置している。また、他方の補強部材20は、x方向の端に位置する伝熱管10bに隣合って配置されており、複数の伝熱管10の配列の外側に位置している。
図6は、実施の形態1に係る熱交換器50の補強部材20の構造の説明図である。実施の形態1においては、補強部材20は、伝熱管10の円管11aを管軸方向に伸ばし、端縁部15aから延設されているフィン12b及び12cのz方向における長さを縮めたものである。補強部材20は、板材22を円管21aに接合させて形成されている。2つの円管21aは、フィン22aにより接続され、円管21aの端縁部25aからz逆向き方向及びz方向にフィン22b及びフィン22cが延設されている。フィン22b及びフィン22cは、延在部と称される場合がある。
実施の形態1において、円管21aは、管軸方向寸法のみが異なるだけで、他は伝熱管10の円管11aと同じ構造のものを用いている。このように構成されることにより、熱交換器の強度を維持しながら冷媒充填量を削減することができる。また、伝熱管10と補強部材20とが管軸方向を平行にしてヘッダ30及び40に接続されるため、接合する際の位置決め治具を伝熱管10と補強部材20とで共用できる。よって、熱交換器50をろう付け等で接合する際の治具を簡素化することができる。
また、伝熱管10の円管11aと補強部材20の円管21aとは、管軸に垂直な断面形状が同一であるため、ヘッダ30及び40に設けられた挿入穴31a(図7参照)を全て同じ形状にできる。従って、ヘッダ30及び40の形状を簡素化でき、伝熱管10の円管11a及び補強部材20の円管21aのヘッダ30及び40への挿し込み作業を安定して行える。なお、ヘッダ30及び40に設けられた挿入穴31aのうち、補強部材20が挿し込まれるものを第1挿入穴と称し、伝熱管10が挿し込まれるものを第2挿入穴と称する。
さらに、補強部材20のフィン22b及びフィン22cは、伝熱管10のフィン12b及びフィン22cよりもz方向の長さが短いため、補強部材20と伝熱管10とを見た目で識別できるという利点がある。ただし、補強部材20のフィン22a及びフィン22cは、伝熱管10のフィン12b及びフィン12cと同じ長さにしても良い。
実施の形態1において、補強部材20は伝熱管10と同じ材料で構成されている。しかし、補強部材20は、伝熱管10を構成する材料よりも強度の高い材料で構成しても良い。実施の形態1においては、伝熱管10がアルミニウムを材料としているため、補強部材20は、例えばステンレス等の剛性及び強度がアルミニウムよりも高い材料を用いることもできる。
複数の補強部材20は、複数の伝熱管10と同様にx方向に並列されており、伝熱管10と隣合っている補強部材20も、複数の伝熱管10同士の間隔と同じ間隔を持って配置されている。これにより、熱交換器50の複数の伝熱管10及び複数の補強部材20により形成される複数の隙間を通過する流体の圧力損失を平準化することができる。また、複数の隙間のそれぞれを通過する流体の流速は、ばらつきが抑えられるため、熱交換器50の熱交換効率の低下を抑えることができる。
(ヘッダ30及び40)
図7は、実施の形態1に係る熱交換器50のヘッダ30の構造の説明図である。第1ヘッダ30は、それぞれx方向に延伸しており、内部に冷媒が流通するように構成されている。図2に示される様に、例えば、第1ヘッダ30の一端に設けられた流出入口33から冷媒が流入し、複数の伝熱管10のそれぞれに冷媒が分配される。複数の伝熱管10を通過した冷媒は、第2ヘッダ40において合流し、第2ヘッダ40の一端に設けられた流出入口43から流出する。
図7に示されるように、第1ヘッダ30の外形は、直方体になっているが、形状は限定されるものではない。第1ヘッダ30の外形は、例えば、円柱形状、又は楕円柱形状等でも良く、断面形状も適宜変更することができる。また、第1ヘッダ30の構造は、例えば、両端が閉じられた筒状体、スリットが形成された板状体を積層させたもの等を採用することができる。
第1ヘッダ30の上面34には複数の挿入穴31aが形成されている。実施の形態1においては、第1ヘッダ30の上面34を構成する外郭部材31は、平板状であり、その板面に複数の挿入穴31aが形成されている。上面34を構成する外郭部材31は、例えば板金に打ち抜き加工により挿入穴31aを形成することにより、容易に製造することができる。
また、第1ヘッダ30の下側部分を構成する外郭部材32は、上側が開放された箱体であり、上側に外郭部材31が接合される。外郭部材31及び32を接合することにより、筒体が形成される。筒体の一端には、流出入口33が取り付けられ、筒体の内部に冷媒が流入、又は筒体の内部から冷媒が流出できる様に構成されている。
実施の形態1において第2ヘッダ40は、第1ヘッダ30と同じ構造になっている。第2ヘッダ40は、下面44が第1ヘッダ30の上面34に相当し、挿入穴31aが形成されている。熱交換器50は、第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44とを対向させて構成されている。
(熱交換器50のヘッダ30及び40の内部の構造)
図8は、実施の形態1に係る熱交換器50の第1ヘッダ30の断面図である。図8は、図3のA−A部の断面構造を示しており、第1ヘッダ30に接続された伝熱管10の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管10の配列方向に垂直な断面を示している。伝熱管10の本体部11の管軸方向の端部16は、第1ヘッダ30の挿入穴31aに挿入されている。また、伝熱管10のフィン12a、12b、及び12cのうち少なくとも何れかの管軸方向の縁14は、第1ヘッダ30の上面34に当接している。このとき、本体部11の管軸方向の端面13は、第1ヘッダ30の内部の空間においてy方向の中央部に位置している。つまり、伝熱管10の本体部11の管軸方向の端面13からフィン12a、12b、及び12cの管軸方向の縁14までの距離L1は、第1ヘッダ30の内部の底面35から上面34までの距離H1よりも短い。なお、第1ヘッダ30の上面34のうち、伝熱管10のフィン12a、12b、及び12cのうち少なくとも何れかの管軸方向の縁14が当接する面を、第2外周面と称する。第2外周面は、伝熱管10が挿入される第1挿入穴の周囲に配置されている面である。また、第1ヘッダ30の底面35のうち、伝熱管10の端面13に対し距離をもって位置している面を、第2の面と称する。
図9は、実施の形態1に係る熱交換器50の第1ヘッダ30の断面図である。図9は、図3のB−B部の断面構造を示しており、第1ヘッダ30に接続された補強部材20の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管10の配列方向に垂直な断面を示している。補強部材20の本体部21の管軸方向の端部26は、第1ヘッダ30の挿入穴31aに挿入されている。補強部材20の本体部21の管軸方向の端面23は、第1ヘッダ30の内部において、第1ヘッダ30の下側の外郭部材32の底面35に当接している。このとき、補強部材20のフィン22a、22b、及び22cは、第1ヘッダ30の上面34との間に隙間を持って位置している。つまり、補強部材20の本体部21の管軸方向の端面23からフィン22a、22b、及び22cの管軸方向の縁24までの距離L2は、第1ヘッダ30の内部の底面35から上面34までの距離H1よりも長い。なお、第1ヘッダ30の底面35のうち、補強部材20の本体部21の管軸方向の端面23が当接している部分を第1の面と称する。また、補強部材20の端部26が挿入される挿入穴31aの周囲に配置されており、補強部材20のフィン22a、22b、及び22cに対し隙間を持って位置している面を第1外周面と称する。つまり、距離H1は、第1の面から第1外周面までの距離に相当する。
図9に示される様に、補強部材20は、ヘッダ30の内部において本体部21の端面23が底面35当接することにより、ヘッダ30と補強部材20との位置決めを行うことができる。また、第2ヘッダ40の内部においても、補強部材20の本体部21の端面23と第2ヘッダ40の底面35が当接しており、第2ヘッダ40と補強部材20との位置決めが行われる。従って、補強部材20の本体部21の管軸方向の両側の端面23をヘッダ30及び40に当接させることにより、第1ヘッダ30と第2ヘッダ40との位置関係も決まる。
補強部材20は、ヘッダ内部において端面23が底面35と当接することにより、熱交換器50の強度及び剛性を向上させることができる。なお、補強部材20の本体部21の端面23とヘッダ30及び40の底面35とろう付け等の手段を用いて接合させても良い。
伝熱管10の本体部11の端面13からフィン22a、22b、及び22cの縁14までの距離L1は、第1ヘッダ30の内部の底面35から上面34までの距離H1よりも短くなっている。これにより、伝熱管10は、本体部11の内部の流路に冷媒が確実に侵入する。従って、伝熱管10は、内部の流路を流れる冷媒と複数の伝熱管10の間を通過する流体との間で熱交換を行うことができる。
(熱交換器50の効果)
図10は、比較例としての熱交換器150の正面図である。比較例に係る熱交換器150は、実施の形態1と同様な構造であるが、複数の伝熱管10の間に伝熱促進部材130を備えている点と、補強部材20が備えられていない点が異なる。また、伝熱促進部材130は、隣合う複数の伝熱管10の側面を接続している。伝熱促進部材130は、複数の伝熱管10xの側面にろう付け等の手段により接合されている。
実施の形態1に係る熱交換器50は、複数の伝熱管10の間隔w1を狭くし、配置する伝熱管10の数を増加させている。これにより、複数の伝熱管10の間に配置され伝熱管10同士の側面を接続する伝熱促進部材130を設けることなく、熱交換器50は、容積を減少させつつ、冷媒と熱交換器を通過する流体との熱交換性能を向上させることができる。また、実施の形態1に係る複数の伝熱管10は、伝熱促進部材130が設置された比較例に係る熱交換器150の伝熱管10xよりもx方向の幅寸法を小さくされている。そのため、実施の形態1に係る熱交換器50の伝熱管10は、例えば端部16を固定端としてヘッダ30及び40の間に位置する本体部11にx方向の荷重を加えた場合、比較例の伝熱管10xよりも曲げに対する強度及び剛性が低い。一方、比較例の熱交換器150は、複数の伝熱管10の断面積が大きく、複数の伝熱管10xの間に伝熱促進部材130が設置されている。そのため、複数の伝熱管10xの本体部11に荷重が加わったとしても、伝熱促進部材130及び隣の伝熱管10xと接合されて変形しにくい。
ここで、実施の形態1に係る熱交換器50に補強部材20が設けられておらず、熱交換器50の補強部材20の位置に伝熱管10が配置されている比較例としての熱交換器50xを仮定する。すると、熱交換器50xは、例えば第1ヘッダ30を固定し、第2ヘッダ40にx方向の荷重を加えると、図2に二点鎖線で示されている当初の形状F0から形状F1のように変形し易い。なお、形状F0及びF1は、熱交換器50xを正面から見たときにヘッダ30及び40のx方向に沿った中心線と補強部材20のy方向に沿った中心線とを接続して構成された長方形であり、正面から見たときの熱交換器50の概略の形状を示している。以上のように、比較例の熱交換器150の伝熱促進部材130を廃止しただけの熱交換器50xの場合、複数の伝熱管10の配列方向に変形に対する強度及び剛性が低下するという課題があった。
つまり、上記のような補強部材20が設けられていない比較例の熱交換器50xの場合、複数の伝熱管10のそれぞれのx方向への曲げに対する強度が低く、第1ヘッダ30と第2ヘッダ40とは複数の伝熱管10のみにより接続されていることになる。そのため、比較例の熱交換器50xは、第1ヘッダ30を固定し、第2ヘッダ40にx方向の荷重を加えた場合、複数の伝熱管10が変形し易く、結果として熱交換器50xの全体の形状が変形し易いという課題があった。また、熱交換器50xにy方向に荷重が加わった場合も、複数の伝熱管10のそれぞれが座屈変形し、第1ヘッダ30と第2ヘッダ40との距離が縮む方向に熱交換器50xが変形し易いという課題があった。
しかし、実施の形態1に係る熱交換器50は、複数の伝熱管10の配列の両端に本体部21の端面23がヘッダ30及び40の内部に当接した補強部材20を備えている。複数の伝熱管10の配列に補強部材20が加わっているため、補強部材20が熱交換器50に加わる荷重を分担することにより、熱交換器50の強度が向上する。また、補強部材20は、本体部11の端面がヘッダ30及び40の底面に当接することにより、ヘッダ30及び40に拘束され、熱交換器50の全体が変形するのを抑制することができる。
また、補強部材20は、複数の伝熱管10の管軸に長手方向を沿わせて配置されているため、複数の伝熱管10の結露又は着霜を融解により生じた水分を流下させるのを阻害することなく熱交換器50の強度及び剛性を向上し、変形を抑制できる。
また、補強部材20は、本体部21の端面23がヘッダ30及び40の内部の底面35に当接するため、円管21aの内部に冷媒が侵入しない。従って、熱交換器50に必要な熱交換性能に応じて補強部材20の本数を変動させることにより、熱交換器50の強度を維持しながら冷媒を流通させる伝熱管10の本数を調節できる。また、熱交換器50が有する補強部材20の本数が変わっても、ヘッダ30及び40は、同じ形状ものを使用できるため、熱交換器50の要求性能の変更に容易に対応することができる。
以上に説明したように、熱交換器50は、補強部材20により強度及び剛性が向上し、ヘッダ30及び40の相対位置決めが可能となり、製造が容易になり、精度も向上する。また、熱交換器50は、補強部材20の本数及び設置箇所を適宜変更することができるため、強度及び剛性を確保しつつ、熱交換器50の要求性能の変更に容易に対応できる。なお、補強部材20は、図2〜9に示された管状の部材でなくとも良い。例えば、補強部材20の円管11aを中実の棒材にして更に強度を向上させても良い。なお、伝熱管10及び補強部材20を総称して構成部材と称する場合がある。構成部材のうち、第2構成部材である伝熱管10と第1構成部材である補強部材20との本数の比率は、適宜変更することができる。つまり、補強部材20の円管21aは、管軸方向寸法のみが異なるだけで、他は伝熱管10の扁平管11aと同じ構造のものを用いているが、端面23が第1の面である底面35に当接することにより補強部材20の円管21aには冷媒が流れない。これにより、熱交換器50は、伝熱管10を補強部材20に置き換えるだけで、熱交換器50に必要な熱交換性能と熱交換器の強度を維持しながら冷媒充填量を削減することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る熱交換器250について説明する。熱交換器250は、実施の形態1に係る熱交換器50の複数の伝熱管10及び補強部材20の構造を変更したものである。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、実施の形態2に係る熱交換器250の要部構成を示す正面図である。図12は、図11の熱交換器250の底面図である。図13は、図11の熱交換器250の側面図である。実施の形態2に係る熱交換器250は、複数の伝熱管210、複数の伝熱管210の端部に接続された第1ヘッダ230、第2ヘッダ240、及び複数の伝熱管210と並列に配置された複数の補強部材220を備える。複数の伝熱管210及び複数の補強部材220は、x方向に並べられている。また、複数の伝熱管210及び複数の補強部材220の間隔は、それぞれ等間隔であって、x方向に幅w1の間隔を持って配置されている。
複数の伝熱管210の管軸方向の一方の端部16には第1ヘッダ230が接続されている。また、複数の伝熱管210の管軸方向の他方の端部16には、第2ヘッダ240が接続されている。第1ヘッダ230及び第2ヘッダ240は、複数の伝熱管10の並列方向に長手方向を向けて配置されている。第1ヘッダ230及び第2ヘッダ240の長手方向は、互いに平行になっている。以下の説明において、第1ヘッダ230と第2ヘッダ240とを総称してヘッダと称する場合がある。
補強部材220は、x方向に複数並べられた伝熱管210の両端に位置する伝熱管210よりも外側に配置されている。その他、複数の伝熱管210の配列の内部にも補強部材220が2箇所配置されている。
複数の伝熱管210は、端部16がそれぞれヘッダ230及び240に挿し込まれ、複数の補強部材220も、端部26がそれぞれヘッダ230及び240に挿し込まれ、ろう付け等の接合手段により接合されている。また、複数の伝熱管210及び複数の補強部材220は、x方向に並列されている。複数の伝熱管210は、端部16以外の本体部11及びフィン212a、212b、及び212cを第1ヘッダ230の上面34と第2ヘッダ240の下面44との間に位置させている。補強部材220は、端部26以外の本体部221及びフィン222a、222b、及び222cを第1ヘッダ30の上面34と第2ヘッダ40の下面44との間に位置させている。
(伝熱管10)
図14は、実施の形態2に係る熱交換器250の伝熱管210の構造の説明図である。複数の伝熱管210のそれぞれは、冷媒を内部に流通させる扁平管である。複数の伝熱管210のそれぞれは、第1ヘッダ230と第2ヘッダ240との間に延伸している。複数の伝熱管210のそれぞれは、x方向に互いに間隔w1をあけて配列され、ヘッダ230及び240の延伸方向に並列されている。複数の伝熱管210は、互いに側面が対向するように配置されている。複数の伝熱管210のうち隣り合う2つの伝熱管210の間には、空気の流路となる隙間が形成されている。
図14に示されるように、複数の伝熱管210は、内部に冷媒が流通する流路218を備える扁平管である。実施の形態2に係る伝熱管210は、平板状の板材212に扁平管211aを接合させて形成されている。伝熱管210の扁平管211aと板材212のz方向中央部にあるフィン212aとをあわせて本体部211と称する。伝熱管210の本体部211は、内部に冷媒を流通させる流路を備える部分である。
複数の伝熱管210は、本体部211の端縁部15aからz逆向き方向及びz方向に延設されているフィン212b及び212cを備える。フィン212b及び212cは、延在部と称される場合がある。実施の形態1においては、伝熱管210は、板材212と扁平管211aとを接合させて形成されているが、フィン212a、212b、及び212cと扁平管211aとを一体に成形したものでも良い。
(補強部材20)
図11に示される様に、熱交換器250において、補強部材220は、複数の伝熱管210に並列して配置されている。つまり、補強部材220は、長手方向を複数の伝熱管210の管軸に平行にして配置されている。また、実施の形態2においては、補強部材220は、複数の伝熱管210の配列の両端に配置されているだけでなく、複数の伝熱管210の配列の内部にも配置されている。つまり、複数の補強部材220は、x方向において両隣に伝熱管210が配置されている補強部材220を有する。
図15は、実施の形態2に係る熱交換器250の補強部材220の構造の説明図である。実施の形態1においては、補強部材220は、伝熱管210の扁平管211aを管軸方向に伸ばし、端縁部15aから延設されているフィン212b及び212cのz方向における長さを縮めたものである。補強部材220は、板材222を扁平管221aに接合させて形成されている。また、補強部材220は、本体部221の端縁部25aからz逆向き方向及びz方向にフィン222b及びフィン222cが延設されている。フィン222b及びフィン222cは、延在部と称される場合がある。
実施の形態2において、扁平管221aは、管軸方向寸法のみが異なるだけで、他は伝熱管210の扁平管211aと同じ構造のものを用いている。このように構成されることにより、熱交換器の強度を維持しながら冷媒充填量を削減することができる。また、伝熱管210と補強部材220とが管軸方向を平行にしてヘッダ230及び240に接続されるため、接合する際の位置決め治具を伝熱管210と補強部材220とで共用できる。よって、熱交換器250をろう付け等で接合する際の治具を簡素化することができる。
また、伝熱管210の扁平管211aと補強部材220の扁平管221aとは、管軸に垂直な断面形状が同一であるため、ヘッダ230及び240に設けられた挿入穴231a(図16参照)を全て同じ形状にできる。従って、ヘッダ230及び240の形状を簡素化でき、伝熱管210の扁平管211a及び補強部材220の扁平管221aのヘッダ230及び240への挿し込み作業を安定して行える。なお、ヘッダ230及び240に設けられた挿入穴231aのうち、補強部材20が挿し込まれるものを第1挿入穴と称し、伝熱管10が挿し込まれるものを第2挿入穴と称する。
さらに、補強部材220のフィン222b及びフィン222cは、伝熱管210のフィン212b及びフィン222cよりもz方向の長さが短いため、補強部材220と伝熱管210とを見た目で識別できるという利点がある。ただし、補強部材220のフィン222a及びフィン222cは、伝熱管210のフィン212b及びフィン212cと同じ長さにしても良い。
また、実施の形態2において、補強部材220は伝熱管210と同じ材料で構成されている。しかし、補強部材220は、伝熱管210を構成する材料よりも強度の高い材料で構成しても良い。
複数の補強部材220は、複数の伝熱管210と同様にx方向に並列されており、伝熱管210と隣合っている補強部材220も、複数の伝熱管210同士の間隔と同じ間隔を持って配置されている。これにより、熱交換器250の複数の伝熱管210及び複数の補強部材220により形成される複数の隙間を通過する流体の圧力損失を平準化することができる。また、複数の隙間のそれぞれを通過する流体の流速は、ばらつきが抑えられるため、熱交換器250の熱交換効率の低下を抑えることができる。
(ヘッダ230及び240)
図16は、実施の形態2に係る熱交換器250のヘッダ230の構造の説明図である。第1ヘッダ230は、x方向に延伸しており、内部に冷媒が流通するように構成されている。図11に示される様に、例えば、第1ヘッダ230の一端に設けられた流出入口233から冷媒が流入し、複数の伝熱管210のそれぞれに冷媒が分配される。複数の伝熱管210を通過した冷媒は、第2ヘッダ240において合流し、第2ヘッダ240の一端に設けられた流出入口43から流出する。
図16に示されるように、第1ヘッダ230の外形は、直方体になっているが、形状は限定されるものではない。ヘッダ230の外形は、例えば、円柱形状、又は楕円柱形状等でも良く、断面形状も適宜変更することができる。また、第1ヘッダ230の構造は、例えば、両端が閉じられた筒状体、又はスリットが形成された板状体を積層させたもの等を採用することができる。
第1ヘッダ230の上面34には複数の挿入穴231aが形成されている。実施の形態2においては、第1ヘッダ230の上面34を構成する外郭部材231は、平板状であり、その板面に複数の挿入穴231aが形成されている。挿入穴231aは、複数の伝熱管210の本体部211の端部16及び複数の補強部材220の本体部221の端部226の断面形状に合わせた形状になっている。上面34を構成する外郭部材231は、例えば板金に打ち抜き加工により挿入穴231aを形成することにより、容易に製造することができる。
また、第1ヘッダ230の下側部分を構成する外郭部材232は、上側が開放された箱体であり、上側に外郭部材231が接合される。外郭部材231及び232を接合することにより、筒体が形成される。また、外郭部材232の内部には仕切部材36が設けられている。仕切部材36は、第1ヘッダ230の内部の空間を2つに仕切っている。
図16(b)に示される第1ヘッダ230の内部の上側の第1の空間37は、挿入穴231aにより外部と連通している。また、第1ヘッダ230の内部の下側の第2の空間38は、流出入口33により外部と連通している。仕切部材36には、連通穴36hが設けられており、連通穴36hは、第1の空間37と第2の空間38とを連通している。
連通穴36hは、複数の伝熱管210が挿入される挿入穴231aに対応して設けられている。つまり、複数の伝熱管210が挿入される挿入穴231aから複数の伝熱管210の管軸方向に向かった先に位置する仕切部材36の面に連通穴36hが設けられている。また、複数の補強部材220が挿入される挿入穴231aに対応する面には、穴は設けられていない。連通穴36hは、第1ヘッダ230において、流出入口33が設けられている端部から数えて2〜3番目の挿入穴231a、5〜7番目の挿入穴231a、及び9〜12番目の挿入穴231aに対応する位置に設けられている。つまり、連通穴36hは、第2連通穴に対応して設けられている。第1ヘッダ230は、流出入口33が設置されている側から遠くなるに従い伝熱管210を設置する数を増加させている。これにより、熱交換器250の複数の伝熱管210のそれぞれに流入する冷媒量を平準化している。
実施の形態2において第2ヘッダ240は、第1ヘッダ230と同じ構造になっている。ただし、第2ヘッダ240は、流出入口43が第1ヘッダ230とは逆側の端部に設けられている。従って、第2ヘッダ240の仕切部材36に設けられている連通穴36hは、流出入口43が設けられている端部とは反対側の端部を基準として、第1ヘッダ230と同様に形成されている。
(熱交換器50のヘッダ30及び40の内部の構造)
図17は、実施の形態2に係る熱交換器250の第1ヘッダ230の断面図である。図17は、図12のA−A部の断面構造を示しており、第1ヘッダ230に接続された伝熱管210の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管210の配列方向に垂直な断面を示している。伝熱管210の本体部211の管軸方向の端部16は、第1ヘッダ230の挿入穴231aに挿入されている。また、伝熱管210のフィン212a、212b、及び212cの少なくとも何れかの管軸方向の縁14は、第1ヘッダ230の上面34に当接している。このとき、本体部211の管軸方向の端面13は、第1ヘッダ230の内部の仕切部材36よりも伝熱管210側に位置する第1の空間37においてy方向の中央部に位置しており、仕切部材36の面36aに当接していない。つまり、伝熱管210の本体部211の管軸方向の端面13からフィン212a、212b、及び212cの管軸方向の縁14までの距離L1は、第1ヘッダ230の内部の仕切部材36の面36aから上面34までの距離H1よりも短い。なお、第1ヘッダ230の上面34のうち、伝熱管210のフィン212a、212b、及び212cのうち少なくとも何れかの管軸方向の縁14が当接する面を、第2外周面と称する。第2外周面は、伝熱管210が挿入される挿入穴31a、即ち第1挿入穴の周囲に配置されている面である。また、第1ヘッダ230の仕切部材36のうち、伝熱管210の端面13に対し距離をもって位置している面36aを、第2の面と称する。
図18は、実施の形態2に係る熱交換器250の第1ヘッダ230の断面図である。図18は、図12のB−B部の断面構造を示しており、第1ヘッダ230に接続された補強部材220の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管210の配列方向に垂直な断面を示している。補強部材220の本体部221の管軸方向の端部226は、第1ヘッダ230の挿入穴231aに挿入されている。補強部材220の本体部221の管軸方向の端面23は、第1ヘッダ230の内部において、仕切部材36の面36bに当接している。このとき、補強部材220のフィン222a、222b、及び222cは、第1ヘッダ230の上面34との間に隙間を持って位置している。つまり、補強部材220の本体部221の管軸方向の端面223からフィン222a、222b、及び222cの管軸方向の縁24までの距離L2は、第1ヘッダ230の内部の仕切部材36の面36bから上面34までの距離H1よりも長い。なお、第1ヘッダ230の仕切部材36のうち、補強部材220の本体部221の管軸方向の端面23が当接している面36bを第1の面と称する。また、補強部材220の端部26が挿入される挿入穴231aの周囲に配置されており、補強部材220のフィン222a、222b、及び222cに対し隙間を持って位置している面を第1外周面と称する。
図18に示される様に、補強部材220は、ヘッダ230の内部において本体部221の端面23が仕切部材36の面36bに当接することにより、ヘッダ230と補強部材220との位置決めを行うことができる。また、第2ヘッダ240の内部においても、補強部材220の本体部221の端面23と第2ヘッダ240の内部の仕切部材36の面36bが当接しており、第2ヘッダ240と補強部材220との位置決めが行われる。従って、補強部材220の本体部221の管軸方向の両側の端面23を仕切部材36に当接させることにより、第1ヘッダ230と第2ヘッダ240との位置関係も決まる。
補強部材220は、ヘッダ内部において端面23が仕切部材36の面36bと当接することにより、熱交換器250の強度及び剛性が向上する。なお、補強部材220の本体部221の端面23と仕切部材36とは、ろう付け等の手段を用いて接合されていても良い。
伝熱管210の本体部211の端面13からフィン212a、212b、及び212cの縁14までの距離L1は、第1ヘッダ230の内部の仕切部材36の面36aから上面34までの距離H1よりも短くなっている。これにより、伝熱管210は、端面13が仕切部材36の面36aから離れて位置するため、本体部11の内部の流路に冷媒が確実に侵入する。従って、伝熱管210は、内部の流路を流れる冷媒と複数の伝熱管10の間を通過する流体との間で熱交換を行うことができる。
実施の形態2に係る熱交換器250によれば、複数の伝熱管210として扁平管を用いた場合であっても、実施の形態1と同様な効果を得ることが出来る。つまり、熱交換器250は、強度及び剛性が向上し、製造が容易になり、精度も向上し、熱交換器250の要求性能の変更に容易に対応できる。また、実施の形態2に係る熱交換器250は、複数の伝熱管210に扁平管211aを用いているため、冷媒の使用量も削減しつつ、熱交換効率も高くできるという利点がある。
また、熱交換器250によれば、ヘッダ230及びヘッダ240の内部に仕切部材36を設けることにより、熱交換器250に流入する冷媒が流出入口33又は43に連通する第2の空間に流入する。そのため、ヘッダ230又はヘッダ240に流入した冷媒が、複数の補強部材220に流れを阻害されることがないため、ヘッダ230及びヘッダ240内での冷媒の圧力損失を抑えることができる。また、熱交換器250は、仕切部材36により、ヘッダ230及びヘッダ240から複数の伝熱管210への冷媒の分配量のばらつきを抑えることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る熱交換器350について説明する。熱交換器350は、実施の形態2に係る熱交換器350のヘッダ230及び240の構造を変更し、伝熱管310及び補強部材320の構造を共通化したものである。なお、実施の形態1及び2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図19は、実施の形態3に係る熱交換器350の要部構成を示す正面図である。図20は、図19の熱交換器350の底面図である。図21は、図19の熱交換器350の側面図である。実施の形態3に係る熱交換器350は、複数の伝熱管310、複数の伝熱管310の端部に接続された第1ヘッダ330、第2ヘッダ340、及び複数の伝熱管310と並列に配置された複数の補強部材320を備える。複数の伝熱管310及び複数の補強部材320は、x方向に並べられている。また、複数の伝熱管310及び複数の補強部材320の間隔は、それぞれ等間隔であって、x方向に幅w1の間隔を持って配置されている。
実施の形態3に係る熱交換器350の複数の補強部材320は、複数の伝熱管310と同じ構造であり、各部の寸法も全て同じである。実施の形態3においては、複数の伝熱管310及び複数の補強部材320として、図14に示されている伝熱管210を用いている。複数の伝熱管310及び複数の補強部材320は、全て同じ構造の構成部材で構成されている。
図22は、実施の形態3に係る熱交換器350のヘッダ330の構造の説明図である。第1ヘッダ330は、x方向に延伸しており、内部に冷媒が流通するように構成されている。図19に示される様に、例えば、第1ヘッダ330の一端に設けられた流出入口33から冷媒が流入し、複数の伝熱管310のそれぞれに冷媒が分配される。複数の伝熱管310を通過した冷媒は、第2ヘッダ340において合流し、第2ヘッダ340の一端に設けられた流出入口43から流出する。
図22に示されるように、第1ヘッダ330の外形は、直方体になっているが、形状は限定されるものではない。第1ヘッダ330の外形は、例えば、円柱形状、又は楕円柱形状等でも良く、断面形状も適宜変更することができる。また、第1ヘッダ330の構造は、例えば、両端が閉じられた筒状体、スリットが形成された板状体を積層させたもの等を採用することができる。
第1ヘッダ330の上面34には複数の挿入穴331a及び331bが形成されている。実施の形態3においては、第1ヘッダ330の上面34を構成する外郭部材331は、平板に突出部39が設けてある。挿入穴331aは、外郭部材331の上面34に設けられた突出部39の天面34aに開口されている。また、挿入穴331bは、外郭部材331の上面34のうち突出部39が設けられている部位以外の面34bに開口されている。挿入穴331aは、複数の伝熱管310の本体部211の端部16が挿入される穴である。挿入穴331bは、複数の補強部材320の本体部211の端部16が挿入される穴である。なお、ヘッダ330及び340に設けられた、補強部材20が挿し込まれる挿入穴331bを第1挿入穴と称し、伝熱管10が挿し込まれる挿入穴331aを第2挿入穴と称する。
挿入穴331a及び挿入穴331bは、第1ヘッダ330の上面34に垂直な方向から見て、全て同じ形状に形成されている。挿入穴331a及び挿入穴331bの形状は、複数の伝熱管310及び複数の補強部材320の本体部211を構成する扁平管211aの断面形状に合わせた形状になっている。また、上面34を構成する外郭部材331は、例えば板金をプレス加工により突出部39を設け、打ち抜き加工により挿入穴331a及び331bを形成することにより、容易に製造することができる。
また、第1ヘッダ330の下側部分を構成する外郭部材232は、図16に示された実施の形態2の第1ヘッダ230の外郭部材232と同じ構造である。図22(b)に示される第1ヘッダ330の内部の上側の第1の空間37は、挿入穴331a及び331bにより外部と連通している。また、第1ヘッダ330の内部の下側の第2の空間38は、流出入口33により外部と連通している。仕切部材336には、連通穴36hが設けられており、連通穴36hは、第1の空間37と第2の空間38とを連通している。
また、外郭部材232の内部に配置されている仕切部材336は、補強部材320が挿入される挿入穴331bに対応して、凸部36cが設けられている。凸部36cの挿入穴331b側を向いた面36bは、補強部材320の本体部211の端面13が当接する面となる。
連通穴36hは、伝熱管310が挿入される挿入穴331aに対応する位置に設けられている。つまり、複数の伝熱管310が挿入される挿入穴331aから複数の伝熱管310の管軸方向に向かった先に位置する仕切部材336の面36aに連通穴36hが設けられている。また、複数の補強部材320が挿入される挿入穴331bに対応する面36bには、穴は設けられていない。
連通穴36hは、複数の伝熱管310が挿入される挿入穴331aに対応して設けられている。つまり、連通穴36hは、第1ヘッダ330において、流出入口33が設けられている端部から数えて2〜3番目の挿入穴331a、5〜7番目の挿入穴331a、及び9〜12番目の挿入穴331aに対応する位置に設けられている。
実施の形態3において第2ヘッダ340は、第1ヘッダ330と同じ構造になっている。ただし、第2ヘッダ340は、流出入口43が第1ヘッダ330とは逆側の端部に設けられている。従って、第2ヘッダ340の仕切部材336に設けられている連通穴36hは、流出入口43が設けられている端部とは反対側の端部を基準として、第1ヘッダ330と同様に形成されている。
(熱交換器350のヘッダ330及び340の内部の構造)
図23は、実施の形態3に係る熱交換器350の第1ヘッダ330の断面図である。図23は、図20のA−A部の断面構造を示しており、第1ヘッダ330に接続された伝熱管310の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管310の配列方向に垂直な断面を示している。伝熱管310の本体部211の管軸方向の端部16は、第1ヘッダ330の挿入穴331aに挿入されている。また、伝熱管310のフィン212a、212b、及び212cの少なくとも何れかの管軸方向の縁14は、第1ヘッダ330の上面34の突出部39の天面34aに当接している。このとき、本体部311の管軸方向の端面13は、第1ヘッダ330の内部の仕切部材336よりも上方に位置している。つまり、端面13は、伝熱管310側に位置する第1の空間37においてy方向の中央部に位置しており、仕切部材336の面36aに当接していない。即ち、伝熱管310の本体部211の管軸方向の端面13からフィン212a、212b、及び212cの管軸方向の縁14までの距離L1は、第1ヘッダ330の内部の仕切部材336の面36aから上面34に設けられた突出部39の天面34aまでの距離H1よりも短い。なお、伝熱管310のフィン212a、212b、及び212cの少なくとも何れかが当接する第1ヘッダ330の突出部39の天面34aを、第2外周面と称する。第2外周面は、伝熱管210が挿入される挿入穴331a、即ち第2挿入穴の周囲に配置されている面である。また、第1ヘッダ330の仕切部材336のうち、伝熱管310の端面13に対し距離をもって位置している面36aを、第2の面と称する。
図24は、実施の形態3に係る熱交換器350の第1ヘッダ330の断面図である。図24は、図20のB−B部の断面構造を示しており、第1ヘッダ330に接続された補強部材320の管軸を通る断面であり、複数の伝熱管310の配列方向に垂直な断面を示している。補強部材320の本体部211の管軸方向の端部16は、第1ヘッダ230の挿入穴331bに挿入されている。補強部材320の本体部211の管軸方向の端面13は、第1ヘッダ330の内部において、仕切部材336の凸部36cの面36bに当接している。このとき、補強部材320のフィン212a、212b、及び212cは、第1ヘッダ330の上面34との間に隙間を持って位置している。ここで、補強部材320が伝熱管310と同じ構造の構成部材であるため、補強部材320の本体部211の管軸方向の端面13からフィン212a、212b、及び212cの管軸方向の縁24までの距離L1は、伝熱管310と同じ長さである。そして、距離L1は、第1ヘッダ330の内部の仕切部材36の面36bから上面34までの距離H1よりも長い。補強部材320の本体部21の管軸方向の端面23が当接している、第1ヘッダ330の仕切部材336の面36bを第1の面と称する。また、補強部材320の端部26が挿入される挿入穴331bの周囲に配置されており、補強部材320のフィン212a、212b、及び212cに対し隙間を持って位置している面を第1外周面と称する。
図24に示される様に、補強部材320は、ヘッダ330の内部において本体部211の端面13が仕切部材336の面36bに当接することにより、ヘッダ330と補強部材320との位置決めを行うことができる。また、第2ヘッダ340の内部においても、補強部材320の本体部211の端面13と第2ヘッダ340の内部の仕切部材336の面36bが当接しており、第2ヘッダ340と補強部材320との位置決めが行われる。従って、補強部材320の本体部211の管軸方向の両側の端面13を仕切部材336に当接させることにより、第1ヘッダ330と第2ヘッダ340との位置関係も決まる。
補強部材320は、ヘッダ内部において端面13が仕切部材336の第1の面36bと当接することにより、熱交換器250の強度及び剛性を向上させることができる。なお、補強部材320の本体部211の端面13と仕切部材36とは、ろう付け等の手段を用いて接合されていても良い。
実施の形態3に係る熱交換器350においては、ヘッダ330及び340の構造により、同じ形状の1種類の伝熱管210を伝熱管310及び補強部材320として利用することが出来る。これにより、熱交換器350は、実施の形態1の熱交換器50及び実施の形態2の熱交換器250と同様の効果を得ることができる。更に、実施の形態1の熱交換器50及び実施の形態2の熱交換器250と比較して、異なる寸法の構成部材をヘッダ330及び340に組み付ける必要がないため、実施の形態3に係る熱交換器350は製造がより容易である。また、熱交換器350は、ヘッダ330及び340の構造を変更するだけで、複数の伝熱管310と複数の補強部材320との数量の比率を容易に変更することができる。よって、熱交換器350は、熱交換器350に求められる熱交換性能に応じて、複数の伝熱管310及び複数の補強部材320の数量の変更に容易に対応できる。従って、熱交換器350は、強度及び剛性を確保しつつ、様々な種類の熱交換器を製造するのに有利な構造となっている。
また、伝熱管310は、熱交換器350に多数使用される部品である。従って、熱交換器350によれば、熱交換器350に用いられる部品の種類が減少するため、組み立てが容易になり、誤組み付け等の不良の発生を抑制することができる。
以上に実施の形態について説明したが、上述した実施の形態のみに限定されるものではない。例えば、各実施の形態を組み合わせて構成されていても良い。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも技術的範囲に含むことを念のため申し添える。
10 伝熱管、10a 伝熱管、10b 伝熱管、10x 伝熱管、11 本体部、11a 円管、12 板材、12a フィン、12b フィン、12c フィン、13 端面、14 縁、15 端縁、15a 端縁部、16 端部、20 補強部材、21 本体部、21a 円管、22 板材、22a フィン、22b フィン、22c フィン、23 端面、24 縁、25a 端縁部、26 端部、30 第1ヘッダ、31 外郭部材、31a 挿入穴、32 外郭部材、33 流出入口、34 上面、34a 天面、34b 面、35 底面、36 仕切部材、36a 面、36b 面、36c 凸部、36h 連通穴、37 第1の空間、38 第2の空間、39 突出部、40 第2ヘッダ、43 流出入口、44 下面、50 熱交換器、50x 熱交換器、100 冷凍サイクル装置、101 圧縮機、102 流路切替装置、103 室内熱交換器、104 減圧装置、105 室外熱交換器、106 室外機、107 室内機、108 室外送風機、109 室内送風機、110 冷媒回路、111 延長配管、112 延長配管、130 伝熱促進部材、150 熱交換器、210 伝熱管、211 本体部、211a 扁平管、212 板材、212a フィン、212b フィン、212c フィン、218 流路、220 補強部材、221 本体部、221a 扁平管、222 板材、222a フィン、222b フィン、222c フィン、223 端面、226 端部、230 第1ヘッダ、231 外郭部材、231a 挿入穴、232 外郭部材、233 流出入口、240 第2ヘッダ、250 熱交換器、310 伝熱管、311 本体部、320 補強部材、330 第1ヘッダ、331 外郭部材、331a 挿入穴、331b 挿入穴、336 仕切部材、340 第2ヘッダ、350 熱交換器、F0 形状、F1 形状、H1 距離、L1 距離、L2 距離、RF 矢印。
本発明に係る熱交換器は、互いに間隔をあけて第1方向に並列される複数の構成部材と、前記第1方向に交差する第2方向における前記複数の構成部材の端で、前記複数の構成部材に接続されたヘッダと、を備え、前記複数の構成部材は、前記第2方向に延びる本体部と、前記第1方向及び前記第2方向に平行な面に交差する第3方向の前記本体部の端縁部から前記第3方向に延設される延在部と、を備え、前記端縁部は、前記本体部の端縁のうち前記第2方向における前記本体部の端部を除いた部分であり、前記ヘッダは、前記複数の構成部材の前記本体部の前記端部が挿し込まれる複数の挿入穴を備え、前記複数の構成部材は、前記本体部の内部に冷媒が流通しない第1構成部材と、前記本体部の内部に冷媒が流通する第2構成部材と、を備え、前記第1構成部材は、前記本体部の前記第2方向の端面が前記ヘッダの内部に当接又は接合されるものである。

Claims (17)

  1. 互いに間隔をあけて第1方向に並列される複数の構成部材と、
    前記第1方向に交差する第2方向における前記複数の構成部材の端で、前記複数の構成部材に接続されたヘッダと、を備え、
    前記複数の構成部材は、
    前記第2方向に延びる本体部と、
    前記第1方向及び前記第2方向に平行な面に交差する第3方向の前記本体部の端縁部から前記第3方向に延設される延在部と、を備え、
    前記端縁部は、
    前記本体部の端縁のうち前記第2方向における前記本体部の端部を除いた部分であり、
    前記ヘッダは、
    前記複数の構成部材の前記本体部の前記端部が挿し込まれる複数の挿入穴を備え、
    前記複数の構成部材は、
    前記本体部の内部に冷媒が流通しない第1構成部材と、
    前記本体部の内部に冷媒が流通する第2構成部材と、を備える、熱交換器。
  2. 前記第1構成部材は、
    前記本体部の前記第2方向の端面が前記ヘッダの内部に当接又は接合される、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2構成部材は、
    前記延在部の前記第2方向の縁が前記ヘッダに当接する、請求項1又は2に記載の熱交換器。
  4. 前記複数の挿入穴は、
    前記第1構成部材が挿入される第1挿入穴と、
    前記第2構成部材が挿入される第2挿入穴と、を備え、
    前記ヘッダは、
    当該ヘッダの外周面に、前記第1挿入穴が設けられている周囲に位置する第1外周面と、前記第2挿入穴が設けられている周囲に位置する第2外周面と、を備え、
    前記ヘッダの内部は、
    前記第1挿入穴から前記第2方向に向かった位置に前記第1構成部材の前記第2方向の端面が当接する第1の面と、
    前記第2挿入穴から前記第2方向に向かった位置に第2の面と、を備え、
    前記第1の面から前記第1外周面までの距離は、
    前記第2の面から前記第2外周面までの距離よりも小さい、請求項1〜3の何れか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記第1構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記縁までの距離は、
    前記ヘッダの前記第1の面から前記第1外周面までの距離より長い、請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記第2構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記縁までの距離は、
    前記ヘッダの前記第2の面から前記第2外周面までの距離より短い、請求項4又は5に記載の熱交換器。
  7. 前記第1構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記縁までの距離は、
    前記第2構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記端縁までの距離と同等に形成されている、請求項4〜6の何れか1項に記載の熱交換器。
  8. 前記ヘッダは、
    内部に仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、
    前記第1の面を備える、請求項4〜7の何れか1項に記載の熱交換器。
  9. 前記仕切部材は、
    更に前記第2の面を備え、
    前記第2構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面は、
    前記第2の面から離れて位置し、
    前記第2の面は、
    前記第2構成部材の前記本体部の内部の管路と前記ヘッダの内部の空間とを連通する連通穴が形成されている、請求項8に記載の熱交換器。
  10. 前記ヘッダは、
    前記第2外周面が前記第1外周面よりも前記第2方向に突出している、請求項4〜9の何れか1項に記載の熱交換器。
  11. 前記複数の挿入穴は、
    前記第1構成部材が挿入される第1挿入穴と、
    前記第2構成部材が挿入される第2挿入穴と、を備え、
    前記ヘッダは、
    当該ヘッダの外周面に、前記第1挿入穴が形成される第1外周面と、前記第2挿入穴が形成される第2外周面と、
    前記ヘッダの前記内部は、
    前記第1挿入穴から前記第2方向に向かった位置に前記第1構成部材の前記第2方向の端面が当接する第1の面と、
    前記第2挿入穴から前記第2方向に向かった位置に第2の面と、を備え、
    前記第1の面から前記第1外周面までの距離は、
    前記第2の面から前記第2外周面までの距離と等しい、請求項1〜3の何れか1項に記載の熱交換器。
  12. 前記第1構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記縁までの距離は、
    前記第2構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面から前記延在部の前記第2方向の前記縁までの距離よりも長い、請求項11に記載の熱交換器。
  13. 前記ヘッダは、
    内部に仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、
    前記第1の面を備える、請求項11又は12に記載の熱交換器。
  14. 前記仕切部材は、
    更に前記第2の面を備え、
    前記第2構成部材の前記本体部の前記第2方向の前記端面は、
    前記第2の面から離れて位置し、
    前記第2の面は、
    前記第2構成部材の前記本体部の内部の管路と前記ヘッダの内部の空間とを連通する連通穴が形成されている、請求項13に記載の熱交換器。
  15. 前記第1構成部材の前記本体部は、
    前記第2構成部材の前記本体部と前記第2方向に垂直な断面における外形が同形状である、請求項1〜14の何れか1項に記載の熱交換器。
  16. 前記第1構成部材の前記延在部の前記第3方向の長さは、
    前記第2構成部材の前記延在部の前記第3方向の長さよりも短い、請求項1〜15の何れか1項に記載の熱交換器。
  17. 請求項1〜16の何れか1項に記載の熱交換器を備えた冷凍サイクル装置。
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