JPWO2020229553A5 - - Google Patents

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Claims (56)

  1. 第1部分及び第2部分、ならびに前記第1部分と前記第2部分との間のペプチドリンカーを含むタンパク質であって、
    前記第1部分は、抗体、抗体の抗原結合部分、または受容体外部ドメインを含み、前記第1部分は、患部組織に発現している分子に特異的に結合する能力があり、
    前記ペプチドリンカーは、ヒト免疫グロブリンヒンジ領域由来のアミノ酸配列、あるいはヒト免疫グロブリンヒンジ領域と比べると1~約7個のアミノ酸置換を有するアミノ酸配列を含み、
    前記ペプチドリンカーは、患部組織に発現しているプロテアーゼによって切断可能であり、
    前記第2部分は、抗体、抗体の抗原結合部分、または受容体外部ドメインを含み、前記第2部分は、前記患部組織に発現している分子に特異的に結合する能力があり、
    前記ペプチドリンカーが切断されない場合、前記第2部分の前記患部組織に発現している前記分子への前記結合は低減または阻害され、かつ、
    前記ペプチドリンカーの切断は、前記患部組織の前記第2部分をアンマスクし、前記患部組織において選択的に、前記第2部分による患部組織に発現している前記分子との結合を可能にする、前記タンパク質。
  2. 前記ペプチドリンカーは、約5~約15アミノ酸の長さである、請求項1に記載のタンパク質。
  3. 前記ペプチドリンカーは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号69、配列番号70、配列番号71、配列番号72、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、または配列番号87のアミノ酸配列を含むか、またはそれらで構成される、請求項1または2に記載のタンパク質。
  4. 前記プロテアーゼは、ヒトマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)、ヒトカテプシン、ヒトエンテロキナーゼ、ヒトトロンビン、ヒトtPA、ヒトグランザイムB、ヒトuPAまたはヒトADAMTS-5である、請求項1~3のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  5. 前記ペプチドリンカーは、ヒトMMP切断部位、ヒトカテプシン切断部位、ヒトエンテロキナーゼ切断部位、ヒトトロンビン切断部位、ヒトtPA切断部位、ヒトグランザイムB切断部位、ヒトuPA切断部位またはヒトADAMTS-5切断部位を含む、請求項1~4のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  6. 前記ヒトMMPは、MMP-2、MMP-3、MMP-7、MMP-8、MMP-9、MMP-10、MMP-12、MMP-13またはMMP14である、請求項4または5に記載のタンパク質。
  7. 前記ヒトカテプシンは、カテプシンA、カテプシンC、カテプシンD、カテプシンG、カテプシンLまたはカテプシンKである、請求項4または5に記載のタンパク質。
  8. 前記第1部分は、Fab、単鎖Fab、VHドメイン、VLドメイン、免疫グロブリン新規抗原受容体(IgNAR)、単鎖可変断片(scFv)、ダイアボディ、またはT細胞受容体ドメインである、請求項1~7のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  9. 前記第1部分は、患部組織に発現している第1分子に特異的に結合し、前記第2部分は、患部組織に発現している第2分子に特異的に結合する能力があり、前記患部組織に発現している第1分子と前記患部組織に発現している第2分子は異なる分子である、請求項1~のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  10. 前記患部組織に発現している第1分子と前記患部組織に発現している第2分子は、同じ細胞で発現している、請求項に記載のタンパク質。
  11. 前記患部組織に発現している第1分子と前記患部組織に発現している第2分子は、異なる細胞で発現している、請求項に記載のタンパク質。
  12. 前記患部組織に発現している第1分子及び/または前記患部組織に発現している第2分子は、細胞の表面に発現している、請求項に記載のタンパク質。
  13. 前記患部組織に発現している第1分子及び/または前記患部組織に発現している第2分子は、可溶性分子である、請求項に記載のタンパク質。
  14. 前記第1部分は、ヒトEGFR、ヒトHER2、ヒトHER3、ヒトCD105、ヒトC-KIT、ヒトPD1、ヒトPD-L1、ヒトPSMA、ヒトEpCAM、ヒトTrop2、ヒトEphA2、ヒトCD20、ヒトBCMA、ヒトGITR、ヒトOX40、ヒトCSF1R、ヒトLag3またはヒトcMETに特異的に結合する、請求項1~13のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  15. 前記第2部分は、ヒト免疫細胞で発現している分子に特異的に結合する能力がある、請求項1~14のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  16. 前記ヒト免疫細胞で発現している分子は、ヒトCD3、ヒトCD16A、ヒトCD16B、ヒトCD28、ヒトCD89、ヒトCTLA4、ヒトNKG2D、ヒトSIRPα、ヒトSIRPγ、ヒトPD1、ヒトLag3、ヒト4-1BB、ヒトOX40またはヒトGITRである、請求項15に記載のタンパク質。
  17. 前記第1部分は、重鎖可変(VH)領域及び軽鎖可変(VL)領域を含む、請求項1~16のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  18. 前記第1部分は、免疫グロブリン定常領域または免疫グロブリン定常領域の一部を含む、請求項1~17のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  19. 前記免疫グロブリン定常領域は、
    (a)IgG、IgE、IgM、IgD、IgAもしくはIgY、または
    (b)IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1もしくはIgA2
    である、請求項18に記載のタンパク質。
  20. 前記免疫グロブリン定常領域は、免疫学的に不活性である、請求項18に記載のタンパク質。
  21. 前記免疫グロブリン定常領域は、野生型ヒトIgG4定常領域、アミノ酸置換S228Pを含むヒトIgG4定常領域、野生型ヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A及びL235Aを含むヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A、L235A及びG237Aを含むヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A、L235A、G237A及びP331Sを含むヒトIgG1定常領域、または野生型ヒトIgG2定常領域である、請求項18に記載のタンパク質。
  22. 前記第2部分は、Fab、単鎖Fab、VHドメイン、VLドメイン、免疫グロブリン新規抗原受容体(IgNAR)、単鎖可変断片(scFv)、またはT細胞受容体ドメインである、請求項1~21のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  23. 前記第2部分は、ヒトCD47、ヒトCD3またはヒトPD-L1に特異的に結合する能力がある、請求項1~22のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  24. 前記第2部分は、重鎖可変(VH)領域及び軽鎖可変(VL)領域を含む、請求項1~23のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  25. 前記第2部分は、免疫グロブリン定常領域または免疫グロブリン定常領域の一部を含む、請求項1~24のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  26. 前記免疫グロブリン定常領域は、
    (a)IgG、IgE、IgM、IgD、IgAもしくはIgY、または
    (b)IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1もしくはIgA2
    である、請求項25に記載のタンパク質。
  27. 前記免疫グロブリン定常領域は、免疫学的に不活性である、請求項25に記載のタンパク質。
  28. 前記免疫グロブリン定常領域は、野生型ヒトIgG4定常領域、アミノ酸置換S228Pを含むヒトIgG4定常領域、野生型ヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A及びL235Aを含むヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A、L235A及びG237Aを含むヒトIgG1定常領域、アミノ酸置換L234A、L235A、G237A及びP331Sを含むヒトIgG1定常領域、または野生型ヒトIgG2定常領域である、請求項25に記載のタンパク質。
  29. 前記タンパク質は、1つの免疫エフェクター機能、または2つ、3つもしくはそれ以上の免疫エフェクター機能を有する、請求項1に記載のタンパク質。
  30. 前記免疫エフェクター機能は、ADCC、CDCまたはADCPである、請求項29に記載のタンパク質。
  31. 前記ペプチドリンカーは、前記患部組織の近くまたは前記患部組織の内部で切断される、請求項1~30のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  32. 前記患部組織は、腫瘍または炎症組織である、請求項1~31のうちいずれか1項に記載のタンパク質。
  33. 前記第1部分はヒトcMETに特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD47に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号16のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号17のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  34. 前記第1部分はヒトHER2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD3に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号26のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号27のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  35. 前記第1部分はヒトHER2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD47に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号34のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号35のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  36. 前記第1部分はヒトcMETに特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD47に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号36のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号37のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  37. 前記第1部分はヒトHer2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD3に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号38のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号39のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  38. 前記第1部分はヒトHer2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD3に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号40のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号41のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  39. 前記第1部分はヒトHer2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD47に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、第1ポリペプチド鎖及び第2ポリペプチド鎖を含み、ここで、
    (a)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号42のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号43のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (b)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号45のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (c)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号46のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号47のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (d)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号48のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号49のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (e)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号50のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号51のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (f)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号52のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号53のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (g)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号54のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号55のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (h)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号88のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号89のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (i)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号90のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号91のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (j)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号92のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (k)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号93のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (l)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号94のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (m)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号95のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (n)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号96のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (o)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号44のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号97のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される、請求項1に記載のタンパク質。
  40. 前記第1部分はヒトHer2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD3に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号73のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号74のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  41. 前記第1部分はヒトcMETに特異的に結合し、前記第2部分はヒトcMETに特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、配列番号75のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第1ポリペプチド鎖、及び配列番号76のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される第2ポリペプチド鎖を含む、請求項1に記載のタンパク質。
  42. 前記第1部分はヒトHer2に特異的に結合し、前記第2部分はヒトCD3に特異的に結合し、かつ前記タンパク質は、第1ポリペプチド鎖及び第2ポリペプチド鎖を含み、ここで、
    (a)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号98のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号99のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (b)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号100のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号101のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (c)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号102のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号103のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成されるか、
    (d)前記第1ポリペプチド鎖は、配列番号104のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成され、前記第2ポリペプチド鎖は、配列番号105のアミノ酸配列を含むか、またはそれで構成される、請求項1に記載のタンパク質。
  43. 治療剤に連結された請求項1~42のいずれか1項に記載のタンパク質を含む、免疫複合体。
  44. 前記治療剤は、細胞毒、放射性同位体、化学療法剤、免疫調節剤、細胞増殖抑制酵素、細胞溶解酵素、治療用核酸、抗血管新生剤、抗増殖剤、またはアポトーシス促進剤である、請求項43に記載の免疫複合体。
  45. 請求項1~42のいずれか1項に記載のタンパク質、または請求項43もしくは44に記載の免疫複合体、ならびに薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む、医薬組成物。
  46. 請求項1~42のいずれか1項に記載のタンパク質または前記タンパク質の一部をコードする、核酸分子。
  47. 請求項3342のいずれか1項に記載のタンパク質の、前記第1ポリペプチド鎖、前記第2ポリペプチド鎖、または前記第1ポリペプチド鎖と前記第2ポリペプチド鎖の両方をコードする、核酸分子。
  48. 請求項46または47に記載の核酸分子を含む、発現ベクター。
  49. 請求項46もしくは47に記載の核酸分子、または請求項48に記載の発現ベクターを含む、組換え宿主細胞。
  50. タンパク質を生成する方法であって、
    前記核酸分子が発現され、それにより前記タンパク質が生成される条件下で、請求項49に記載の前記組換え宿主細胞を培養することと、
    前記宿主細胞または培養物から前記タンパク質を単離することと、を含む、前記方法。
  51. 対象における抗がん免疫応答を増強するための、請求項1~42のいずれか1項に記載のタンパク質、請求項43もしくは44に記載の免疫複合体、または請求項45に記載の医薬組成物
  52. がん、自己免疫疾患、炎症性疾患、心臓血管疾患または線維性疾患の治療で用いるための、請求項1~42のいずれか1項に記載のタンパク質、請求項43もしくは44に記載の免疫複合体、または請求項45に記載の医薬組成物。
  53. 前記がんは、消化管間質癌(GIST)、膵臓癌、皮膚癌、黒色腫、乳癌、肺癌、気管支癌、結腸直腸癌、前立腺癌、胃癌、卵巣癌、膀胱癌、脳または中枢神経系癌、末梢神経系癌、食道癌、子宮頸癌、子宮または子宮内膜癌、口腔または咽頭癌、肝臓癌、腎臓癌、精巣癌、胆道癌、小腸または虫垂癌、唾液腺癌、甲状腺癌、副腎癌、骨肉腫、軟骨肉腫、または血液組織癌である、請求項52に係る使用のためのタンパク質または医薬組成物。
  54. 前記自己免疫疾患または前記炎症性疾患は、関節炎、喘息、多発性硬化症、乾癬、クローン病、炎症性腸疾患、ループス、グレーブス病、橋本甲状腺炎または強直性脊椎炎である、請求項52に係る使用のためのタンパク質、免疫複合体、または医薬組成物。
  55. 前記心臓血管疾患は、冠状動脈性心疾患、またはアテローム性動脈硬化症もしくは脳卒中である、請求項52に係る使用のためのタンパク質、免疫複合体、または医薬組成物。
  56. 前記線維性疾患は、心筋梗塞、狭心症、変形性関節症、肺線維症、嚢胞性線維症、気管支炎または喘息である、請求項52に係る使用のためのタンパク質、免疫複合体、または医薬組成物。
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