JPWO2020208832A1 - 介助装置 - Google Patents
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Abstract
介助装置は、支持部材の起立開始位置の調整を指示する調整指示部と、支持部材を用いた起立動作の補助を指示する起立動作指示部と、制御装置とを備える。制御装置は、調整指示部の指示を受けると支持部材が上下方向に移動するように第一アームおよび第二アームを協調動作させる。制御装置は、起立動作指示部の指示を受けると調整指示部の指示により調整された起立開始位置に応じて異なる移動軌跡に沿って支持部材の基準位置が移動するように第一アームおよび第二アームを協調動作させる。【選択図】図2
Description
本発明は、介助装置に関するものである。
特許文献1,2には、被介助者の起立動作を補助する介助装置が開示されている。特許文献1の介助装置は、被介助者を支持する支持部材を傾動する回転装置と、支持部材および回転装置を昇降する直動装置とからなる駆動装置を備える。特許文献2の介助装置は、支持部材を任意の位置および角度に移動可能とする3つの回転装置からなる駆動装置を備える。
介助装置には、被介助者の起立動作を補助する支持部材の移動を可能としつつ、小型化や製造コストの観点から駆動装置を簡略化する要請がある。また、介助装置には、被介助者が搭乗する前の初期状態において、例えば被介助者の体格や座面高さに応じて支持部材の上下方向位置を調整する機能が求められる。さらに、介助装置には、起立動作の補助において、調整された支持部材の高さに応じて支持部材を移動させることが求められる。
本明細書は、構成の簡略化により小型化や製造コストの低減を可能としつつ、初期状態における支持部材の上下方向位置を調整することができ、且つ起立動作の補助において調整された支持部材の高さに応じて支持部材を移動させることができる介助装置を提供することを目的とする。
本明細書は、被介助者の起立動作を補助する介助装置であって、基台と、前記基台に設けられ、水平な第一中心軸周りに旋回する第一アームと、前記第一アームに設けられ、水平な第二中心軸周りに旋回する第二アームと、前記第二アームに設けられ、前記被介助者の上半身を支持する支持部材と、前記支持部材の起立開始位置の調整を指示する調整指示部と、前記支持部材を用いた前記起立動作の補助を指示する起立動作指示部と、前記調整指示部の指示を受けると前記支持部材が上下方向に移動するように前記第一アームおよび前記第二アームを協調動作させ、前記起立動作指示部の指示を受けると前記調整指示部の指示により調整された起立開始位置に応じて異なる移動軌跡に沿って前記支持部材の基準位置が移動するように前記第一アームおよび前記第二アームを協調動作させる制御装置と、を備える介助装置を開示する。
このような構成によると、基台に対して2箇所の関節を有する機構を構成する第一アームおよび第二アームによって支持部材を、所定の移動軌跡に沿って移動させることができる。これにより、介助装置は、調整指示に応じて支持部材を上下方向に移動させ、起立開始位置を調整することができる。さらに、介助装置は、調整された起立開始位置に応じて支持部材の移動軌跡を異なる移動軌跡に沿って移動させる。結果として、被介助者Mをより自然な動作で座位姿勢から立位姿勢へと移行させることができる。
1.介助装置1の構成
実施形態の介助装置1の構成について、図1−図4を参考して説明する。介助装置1は、被介助者M(図2などを参照)に対して座位姿勢から立位姿勢への起立動作の補助、および立位姿勢から座位姿勢への着座動作の補助を行う。介助装置1が立位姿勢における被介助者Mの上半身を支持することで、一人の介助者が介助装置1を牽引等して、例えば介助施設における移動目標に移動させることができる。
実施形態の介助装置1の構成について、図1−図4を参考して説明する。介助装置1は、被介助者M(図2などを参照)に対して座位姿勢から立位姿勢への起立動作の補助、および立位姿勢から座位姿勢への着座動作の補助を行う。介助装置1が立位姿勢における被介助者Mの上半身を支持することで、一人の介助者が介助装置1を牽引等して、例えば介助施設における移動目標に移動させることができる。
なお、「立位姿勢」とは、被介助者Mの下半身が立っている姿勢を意味する。なお、本明細書において、図4に示すように、座位姿勢から臀部Mtを上昇されて下半身が立ち、且つ上半身が前傾した姿勢を被介助者Mの立位姿勢とする。つまり、起立動作の補助とは、被介助者Mの臀部Mtを上昇させるとともに、上半身を前傾させて介助装置1に上半身の質量を預ける体勢とする動作の補助である。また、着座動作の補助とは、被介助者Mの臀部Mtの位置を下降させる動作の補助である。
介助装置1は、図1に示すように、基台10を備える。より詳細には、基台10は、基台10の本体をなすフレーム11を有する。本実施形態において、基台10は、フレーム11に水平となるように設けられた足載置台12を有する。足載置台12には、被介助者Mの両脚Mgが載置される。なお、介助装置1は、被介助者Mが要する介助水準によっては足載置台12を有しない態様を採用し得る。基台10は、足載置台12の上面の前側寄りに上向きに設けられた第一アクチュエータ支持部13を有する。
足載置台12の下側には、左右に3個ずつの車輪16−18が設けられる。各車輪16−18は、移動方向を転換する転舵機能を有する。最前の車輪16は、移動を規制するロック機能を備える。介助装置1は、6個の車輪16−18の転舵機能により、前後方向の移動および方向転換だけでなく、横移動(真横への移動)や超信地旋回(その場旋回)が可能となっている。
介助装置1は、膝当て部材80を備える。膝当て部材80は、基台10に設けられ、起立動作を補助される被介助者Mの膝が当接する部材である。膝当て部材80は、被介助者Mの膝の位置を定めることにより、被介助者Mの起立動作や着座動作の安定化を図るために設けられる。膝当て部材80は、支持ロッド81、緩衝部材82、および位置調整部83により形成される。支持ロッド81は、L字状に形成され、緩衝部材82を支持する。
緩衝部材82は、支持ロッド81に設けられ、左右方向に延在するクッション材である。緩衝部材82は、例えば布製や皮製の保護カバーで覆われる。位置調整部83は、支持ロッド81を前後方向にスライド可能に支持する。位置調整部83は、被介助者Mの体格および着座姿勢に適合するように、緩衝部材82の前後方向の位置を調整可能に構成される。支持ロッド81および緩衝部材82は、位置調整部83を用いた位置調整の後に、図示しない位置決めピンにより前後方向の位置を設定される。
介助装置1は、第一アーム21および第二アーム22を備える。第一アーム21は、図2に示すように、基台10に設けられ、水平な第一中心軸21A周りに旋回する。第二アーム22は、第一アーム21に設けられ、水平な第二中心軸22A周りに旋回する。本実施形態において、第一アーム21は、図2に示すように、被介助者の搭乗前の初期状態において第一中心軸21Aから上方に延伸するように形成される。また、第二アーム22は、初期状態において第二中心軸22Aから後方に延伸するように形成される。
上記のように、第一アーム21および第二アーム22は、基台10に対して2箇所の関節を有する動作機構を構成する。第一アーム21および第二アーム22は、被介助者Mの上半身を支持する支持部材40を基台10の上下方向および前後方向に移動可能に支持する。また、第一アーム21は、上下方向の中央部の下側よりに後向きに設けられ、互いに第一アーム21の延伸方向に並んで配置された2つの第二アクチュエータ支持部25および第三アクチュエータ支持部26を有する。また、第二アーム22は、左右方向の中央部から下方に突出し、且つ下向きに設けられた第四アクチュエータ支持部27を有する。第一アーム21および第二アーム22の詳細構成については後述する。
介助装置1は、支持部材40に支持された被介助者Mの起立動作を補助する動作処理において、第一アーム21および第二アーム22を旋回させる駆動装置30を備える。本実施形態において、駆動装置30は、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32を備える。第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32は、伸縮可能なアクチュエータである。
より詳細には、第一アクチュエータ31は、本体部31aおよび可動部31bにより構成される。本体部31aは、端部が開口した円筒状に形成される。可動部31bは、本体部31aより小径の柱状に形成され、一端を本体部31aの開口から挿入される。第一アクチュエータ31は、図示しないモータの駆動力によって本体部31aに対して可動部31bを延伸方向に移動させる。
また、第二アクチュエータ32は、第一アクチュエータ31と同種であるため詳細な説明を省略する。第二アクチュエータ32の本体部32aおよび可動部32bは、第一アクチュエータ31の本体部31aおよび可動部31bに相当する。なお、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32は、上記のモータに代えて油圧や空気圧を用いた圧力駆動源などの別種の駆動源を用いることができる。
ここで、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32は、第一アーム21の後方に設けられる。また、第一アクチュエータ31は、基台10側から第一アーム21側に向かって前方に傾斜して設けられる。具体的には、第一アクチュエータ31は、本体部31a側の一端を基台10の第一アクチュエータ支持部13に回転可能に設けられ、可動部31b側の他端を第一アーム21の第二アクチュエータ支持部25に回転可能に設けられる。
また、第二アクチュエータ32は、第一アクチュエータ31の上方に設けられるとともに、第一アーム21側から第二アーム22側に向かって後方に傾斜して設けられる。具体的には、第二アクチュエータ32は、可動部32b側の一端を第一アーム21の第三アクチュエータ支持部26に回転可能に設けられ、本体部32a側の他端を第二アーム22の第四アクチュエータ支持部27に回転可能に設けられる。
上記のような構成により、駆動装置30は、第一アクチュエータ31の伸張動作により第一アーム21を第一中心軸21A周りに前旋回させ、第一アクチュエータ31の短縮動作により第一アーム21を後旋回させる。また、駆動装置30は、第二アクチュエータ32の伸張動作により第二アーム22を第二中心軸22A周りに前旋回させ、第二アクチュエータ32の短縮動作により第二アーム22を後旋回させる。駆動装置30は、制御装置70により第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32の動作を制御される。
また、上記のように、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32がともに第一アーム21の後方に設けられる構成とした。これにより、第一アーム21に対して基台10および第二アーム22が配置された後方側に、第一、第二アクチュエータ31,32が収められるで、介助装置1の全体が前後方向にコンパクトになる。さらに、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32が上記のように前方または後方に傾斜して設けられることにより、第一アーム21の後方および第二アーム22の下方に被介助者Mが搭乗するスペースを確保できる。
介助装置1は、被介助者Mの上半身を支持する支持部材40を備える。支持部材40は、第二アーム22に設けられる。本実施形態において、支持部材40は、胴体支持部41、および一対の脇支持部42を備える。胴体支持部41は、被介助者Mの胴体形状に近い面状に形成される。胴体支持部41は、柔軟な変形が可能な材料で形成されている。胴体支持部41の支持面は、被介助者Mの上半身のうち胴体の前面に面接触して胴体を支持する。より詳細には、胴体支持部41の支持面は、被介助者Mにおける胸部Mbから腹部Maに亘る範囲を支持する。胴体支持部41は、第二アーム22の後端部に取り付けられる。
また、胴体支持部41は、第二アーム22に対して前後方向に自由傾動可能に支持されている。具体的には、胴体支持部41は、図2に示す状態から図2の時計回りに所定角度範囲を傾動可能に構成されている。上記の「自由傾動」とは、アクチュエータなどによって駆動される傾動ではなく、手動によって動かすことが可能な傾動を意味する。
一対の脇支持部42は、胴体支持部41に支持され、被介助者Mの脇を支持する。詳細には、一対の脇支持部42は、胴体支持部41の左右に設けられている。脇支持部42は、胴体支持部41に揺動可能に支持される。脇支持部42は、棒状部材により、L字状に形成されている。脇支持部42の表面は、柔軟な変形が可能な材料により覆われている。
介助装置1は、第一ハンドル51および第二ハンドル52を備える。第一ハンドル51は、概ね四角形の枠形状に形成されている。第一ハンドル51は、第二アーム22の後端部から前上方向に延びるように形成されている。第一ハンドル51の側方部分は、被介助者Mの両手によって把持される。さらに、第一ハンドル51の側方部分および前方部分は、介助者によって介助装置1を移動させるために把持される。
第二ハンドル52は、胴体支持部41の前面に一体に設けられている。第二ハンドル52は、横長のU字状に形成されている。第二ハンドル52は、胴体支持部41の下部に固定され左右方向に延びる基軸部分と、基軸部分の両端から第一ハンドル51側に向かって延びる把持部分とを備える。
介助装置1は、被介助者Mまたは介助者の操作を受け付けるコントローラ60を備える。コントローラ60は、図5に示すように、上昇ボタン61、下降ボタン62、起立ボタン63、および着座ボタン64を備える。上昇ボタン61および下降ボタン62は、支持部材40の上下方向位置の調整要求を受け付ける。起立ボタン63は、起立動作の補助要求を受け付ける。着座ボタン64は、着座動作の補助要求を受け付ける。
介助装置1は、駆動装置30を制御し、被介助者Mを支持する支持部材40を移動させる制御装置70を備える。制御装置70は、被介助者Mの起立動作や着座動作の補助において、第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。ここで、上記の「協調動作」とは、第一アーム21および第二アーム22の一方が他方の状態に応じて動作することである。よって、第一アーム21の旋回および第二アーム22の旋回が協調する動作には、第一アーム21および第二アーム22の両方が旋回している状態と、一方のみが旋回している状態とが含まれる。
制御装置70は、図5に示すように、調整指示部71、および起立動作指示部72を備える。調整指示部71は、支持部材40の起立開始位置PRsの調整を指示する。調整指示部71は、例えばコントローラ60の上昇ボタン61または下降ボタン62が押下され、コントローラ60が調整要求を受け付けた場合に起立開始位置PRsの調整を指示する。
起立動作指示部72は、支持部材40を用いた起立動作の補助を指示する。起立動作指示部72は、例えばコントローラ60の起立ボタン63が押下され、コントローラ60が起立動作の補助要求を受け付けた場合に起立動作の補助を指示する。なお、本実施形態において、介助装置1は、各種のボタン61−64を有するコントローラ60により調整要求および補助要求を受け付けるが、その他に介助者の足操作を受け付けるペダルや、介助者等の音声を入力するマイクを介して調整要求や補助要求を受け付けてもよい。
起立開始位置PRsの調整および起立動作の補助を指示されると、制御装置70は、第一アーム21の旋回および第二アーム22の旋回が協調するように駆動装置30を制御する。ここで、上記の「起立開始位置PRs」とは、制御装置70が起立動作の補助を指示された際の支持部材40における基準位置であり、介助装置1の初期状態において支持部材40の上下方向位置が調整された場合には調整が終了した際の支持部材40における基準位置に相当する。
制御装置70は、調整指示部71の指示を受けると支持部材40が上下方向に移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。詳細には、制御装置70は、起立開始位置PRsを調整する際に、第一アーム21および第二アーム22をともに前旋回または後旋回させることにより支持部材40を上昇または下降させる。つまり、制御装置70は、支持部材40を上昇させる際には第一アーム21および第二アーム22をともに前旋回させる。一方で、制御装置70は、支持部材40を下降させる際には第一アーム21および第二アーム22をともに後旋回させる。
また、制御装置70は、起立動作指示部72により起立開始位置PRsの調整を指示された場合に、介助装置1の動作状態に基づいて起立開始位置PRsの調整の実行可否を判定する。具体的には、制御装置70は、支持部材40の上下方向位置の調整可能範囲を予め設定される。上記の調整可能範囲は、例えば第一アーム21の可動範囲Rm1、第二アーム22の可動範囲Rm2、搭乗姿勢に適する支持部材40の高さや角度の範囲に応じて設定される。
また、制御装置70は、起立動作指示部72の指示を受けると調整指示部71の指示により調整された起立開始位置PRsに応じて異なる移動軌跡に沿って支持部材40の基準位置が移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。具体的には、制御装置70は、図7に示すように、種々の起立開始位置PRs1−PRs3に応じた第一移動軌跡Tb1−Tb3、第二移動軌跡Tu1−Tu3に沿うように支持部材40を移動させる。本実施形態において、制御装置70は、何れの第一移動軌跡Tb1−Tb3および第二移動軌跡Tu1−Tu3であっても後述する第一工程の終了時には概ね同じ位置および角度となるように支持部材40を移動させる。
上記のように、制御装置70は、起立開始位置PRsを調整する際に、第一アーム21および第二アーム22をともに前旋回または後旋回させる。一方で、制御装置70は、被介助者Mの起立動作を補助する際に、第一アーム21を前旋回させるとともに第二アーム22を後旋回させて、被介助者Mを座位姿勢と立位姿勢との間の中間姿勢に移行させる第一工程を実行する。介助装置1による起立動作の動作処理の詳細については後述する。
なお、本実施形態において、コントローラ60は、何れかのボタン61−64が押下されている期間のみ動作要求(調整要求または補助要求)があるものとみなす。また、制御装置70は、動作要求があった場合に、介助装置1の動作状態によってはその要求に応じた動作を実行しないことがある。これは、例えば被介助者Mの体勢が要求に応じた支持部材40の移動に対して不適切である場合や、支持部材40の移動が可動範囲の境界に到達している場合などが想定される。一例として、上記のように、制御装置70が起立開始位置PRsの調整の実行を拒否した場合が挙げられる。
2.第一アーム21および第二アーム22の詳細構成
上記のような構成からなる介助装置1の第一アーム21および第二アーム22の詳細構成について、図2および図4、図6−図8を参照して説明する。ここで、被介助者Mの起立動作の補助を行う動作処理の実行前の状態を介助装置1の初期状態とする(図2を参照)。介助装置1の初期状態では、例えば被介助者Mの体格や、椅子90の座面91の高さに応じて支持部材40の上下方向位置が調整される。また、支持部材40の胴体支持部41が立位姿勢にある被介助者Mの胴体を下方から支持した状態を立位支持状態とする(図4を参照)。
上記のような構成からなる介助装置1の第一アーム21および第二アーム22の詳細構成について、図2および図4、図6−図8を参照して説明する。ここで、被介助者Mの起立動作の補助を行う動作処理の実行前の状態を介助装置1の初期状態とする(図2を参照)。介助装置1の初期状態では、例えば被介助者Mの体格や、椅子90の座面91の高さに応じて支持部材40の上下方向位置が調整される。また、支持部材40の胴体支持部41が立位姿勢にある被介助者Mの胴体を下方から支持した状態を立位支持状態とする(図4を参照)。
第一アーム21は、上記のように、第一中心軸21A周りに旋回可能に基台10に設けられる。本実施形態において、第一アーム21は、介助装置1の初期状態において、第一中心軸21Aから上方に延伸するように、第一中心軸21Aおよび第二中心軸22Aを通る第一仮想線ML1に沿った直線形状に形成される。また、第二アーム22は、介助装置1の初期状態において、第二中心軸22Aから後方に延伸するように形成される。
ここで、第一中心軸21Aは、図2に示すように、前後方向において前車輪16の取り付け位置の近傍に位置し、また基台10と膝当て部材80の上下方向の間に位置するように設定される。具体的には、第一中心軸21Aは、被介助者の膝屈曲位置PKbよりも低い位置とされる。また、第二中心軸22Aは、介助装置1の初期状態において、第一中心軸21Aより後方に位置する。つまり、第一アーム21は、初期状態において、延伸方向が鉛直軸に対して後傾する。
さらに、第二中心軸22Aは、介助装置1の初期状態において、被介助者Mの大腿部Mhと下腿部Meとが屈曲する膝屈曲位置PKbよりも前方に位置する。より詳細には、本実施形態において、上記の「膝屈曲位置PKb」は、図2に示すように、起立動作の補助の開始時において、被介助者Mの大腿部Mhの中心部を通り大腿部Mhの延伸方向に延びる大腿仮想線NL1と、被介助者Mの下腿部Meの中心部を通り下腿部Meの延伸方向に延びる下腿仮想線NL2の交点である。このように、第一アーム21は、介助装置1の初期状態において、後傾しつつ、第二中心軸22Aが被介助者Mの膝屈曲位置PKbよりも前方に位置するように構成される。
なお、第二中心軸22Aは、介助装置1の初期状態において、膝当て部材80の真上または膝当て部材80よりも前方に位置するようにしてもよい。また、第二中心軸22Aは、図4および図7に示すように、胴体支持部41が立位姿勢にある被介助者Mの胴体を支持した立位支持状態において、胴体支持部41のうち胴体に接触する部位の前端よりも前方に位置するようにしてもよい。第一アーム21および第二アーム22は、上記のような第一中心軸21Aおよび第二中心軸22Aの位置関係となるようにそれぞれ構成される。補足すると、第一アーム21は、第一中心軸21Aから被介助者Mの胸部Mbが位置する程度の高さまで延伸するとともに、介助装置1の初期状態において後傾している。
第二アーム22は、介助装置1の初期状態において、第二中心軸22Aから被介助者Mの胸部Mbに接触する支持部材40の前面までの水平方向長さが確保される。また、第二アーム22は、介助装置1の立位支持状態において、第二中心軸22Aから支持部材40との連結部まで斜め後方に向かって延伸するように構成される。
上記のように、第二アーム22に所定の長さが確保されることにより、支持部材40に被介助者Mが胸部を接触させた体勢において、両脚Mgと第一アーム21との間に十分なスペースを形成できる。結果として、膝当て部材80の位置調整可能な範囲を確保しつつ、膝当て部材80を除く部材と被介助者Mの両脚Mgとの干渉を防止できる。また、第二アームの長さが確保されることにより、第二アーム22の旋回を伴う起立開始位置PRsの調整において支持部材40の前後方向の移動量を低減しつつ、支持部材40の上下方向の移動量を確保することが容易となる。さらに、第二アーム22の長さが確保されることにより、図4に示すように、立位支持状態において、第一アーム21とともに十分な高さまで支持部材40を上昇させることが可能となる。
なお、第一アーム21の可動範囲Rm1には、図7に示すように、第一中心軸21Aおよび第二中心軸22Aを通る第一仮想線ML1が鉛直方向となる角度が含まれるようにしてもよい。本実施形態において、第一アーム21の可動範囲Rm1は、第一仮想線ML1が鉛直軸と一致する角度に対して前後に25度ずつ旋回可能な範囲に設定される。
また、第二アーム22の可動範囲Rm2には、図8に示すように、第二中心軸22Aおよび支持部材40に設定される基準位置を通る第二仮想線ML2が水平方向となる角度が含まれるようにしてもよい。本実施形態において、第二アーム22の可動範囲Rm2は、第二仮想線ML2が水平軸と一致する角度に対して上下に25度ずつ旋回可能な範囲に設定される。
なお、上記の基準位置には、図2に示すように、下側基準位置Pbおよび上側基準位置Puを設定し得る。下側基準位置Pbは、胴体支持部41のうち胴体に接触する部位の下端に設定される。また、上側基準位置Puは、図2に示すように、胴体支持部41のうち胴体に接触する部位の上端に設定される。なお、上側基準位置Puは、被介助者Mの脇の位置に設定されてもよい。
ここで、起立開始位置PRsの調整処理および起立動作の動作処理において、第一アーム21の旋回および第二アーム22の旋回が協調すると、揺動する支持部材40には、基台10に対して前進する部位と後退する部位が存在することがあり、同様に基台10に対して上昇する部位と下降する部位が存在することがある。そこで、以下では、支持部材40と一体的に移動する位置に設定された基準位置の移動を支持部材40の移動として説明する。なお、上記の基準位置には、上記のように、下側基準位置Pbおよび上側基準位置Puを設定し得る。
3.介助装置1による起立開始位置PRsの調整処理
介助装置1による起立開始位置PRsの調整処理について、図5および図6を参照して説明する。上記の起立開始位置PRsの調整処理は、例えばコントローラ60の上昇ボタン61または下降ボタン62が押下され、調整指示部71により支持部材40の起立開始位置PRsの調整を指示されて実行される。なお、ここでは、制御装置70が介助装置1の動作状態に基づいて起立開始位置PRsの調整の実行を許可したものとする。
介助装置1による起立開始位置PRsの調整処理について、図5および図6を参照して説明する。上記の起立開始位置PRsの調整処理は、例えばコントローラ60の上昇ボタン61または下降ボタン62が押下され、調整指示部71により支持部材40の起立開始位置PRsの調整を指示されて実行される。なお、ここでは、制御装置70が介助装置1の動作状態に基づいて起立開始位置PRsの調整の実行を許可したものとする。
起立開始位置PRsの調整処理において、制御装置70は、支持部材40を上昇させる場合には、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32が伸張するように駆動させる。これにより、第一アーム21が第一中心軸21A周りに前旋回するとともに、これに協調して第二アーム22が第二中心軸22A周りに前旋回する。上記のような調整処理の実行中において、起立開始位置PRsは、図6に示すように、調整移動軌跡Tjに沿って上方に移動する。
図6は、起立開始位置PRsを下側基準位置Pbとした場合に、上記の調整移動軌跡Tjと対比される第一参考軌跡Tr1および第二参考軌跡Tr2を示す。第一参考軌跡Tr1は、第二アーム22の旋回を停止させ、第一アーム21の旋回のみで起立開始位置PRsの調整を試行したときの移動軌跡である。第二参考軌跡Tr2は、第一アーム21の旋回を停止させ、第二アーム22の旋回のみで起立開始位置PRsの調整を試行したときの移動軌跡である。
調整移動軌跡Tjは、第一参考軌跡Tr1よりも前後方向の移動量を低減しつつ、十分な上下方向の調整可能範囲を確保することができる。また、調整移動軌跡Tjは、第二参考軌跡Tr2よりも前後方向の移動量は大きいが、調整可能範囲での移動前後における支持部材40の傾動量を低減することができる。また、第二参考軌跡Tr2が調整可能範囲において後方移動する部位と前方移動する部位とを有するのに対して、調整移動軌跡Tjは、例えば支持部材40の上昇時において支持部材40を単調に前方移動させることができる。
制御装置70は、支持部材40を下降させる場合には、第一アクチュエータ31および第二アクチュエータ32が短縮するように駆動させる。これにより、第一アーム21が第一中心軸21A周りに後旋回するとともに、これに協調して第二アーム22が第二中心軸22A周りに後旋回する。これにより、起立開始位置PRsは、調整移動軌跡Tjに沿って下方に移動する。制御装置70は、起立開始位置PRsが調整可能範囲の上端または下端に到達した場合に、上昇側への調整要求または下降側への調整要求を拒否し、駆動装置30の動作を停止させる。
4.介助装置1による起立動作の動作処理
介助装置1による起立動作を補助する動作処理について、図2−図4、図7を参照して説明する。上記の起立動作の動作処理には、支持部材40を前方移動させる第一工程と、支持部材40を前方移動および上昇させる第二工程とが含まれる。動作処理の第一工程および第二工程は、実際には一連で実行され、支持部材40が滑らかな移動軌跡を辿る場合には、工程の切り替わりを体感できるとは限らない。
介助装置1による起立動作を補助する動作処理について、図2−図4、図7を参照して説明する。上記の起立動作の動作処理には、支持部材40を前方移動させる第一工程と、支持部材40を前方移動および上昇させる第二工程とが含まれる。動作処理の第一工程および第二工程は、実際には一連で実行され、支持部材40が滑らかな移動軌跡を辿る場合には、工程の切り替わりを体感できるとは限らない。
本実施形態において、被介助者Mの上半身の質量が概ね支持部材40に預けられるように、支持部材40を前進させる工程を第一工程と称する。第一工程には、起立動作の初期において第一アーム21の前旋回と並行して第二アーム22を後旋回させる動作が含まれる。第一工程の実行により、被介助者Mは、図2に示す初期状態である座位姿勢から、図3に示す上半身が前傾した中間姿勢に移行される。また、被介助者Mの上半身を上昇させるように、支持部材40を前進および上昇させる行程を第二工程と称する。このとき、被介助者Mは、図3に示す中間姿勢から、図4に示す終了状態である両脚Mgが伸びた立位姿勢に移行される。
図2に示すように、起立動作を補助する動作処理の初期には、被介助者Mは、椅子90の座面91に臀部Mtが接触している着座した状態(座位姿勢の状態)にある。介助装置1は、被介助者Mまたは介助者による操作によって、起立動作を補助する動作処理の初期状態とされる。上記の操作には、被介助者Mに対する介助装置1の位置調整、および被介助者Mの体格等に応じた支持部材40の高さ調整(起立開始位置PRsの調整)が含まれる。
介助装置1の初期状態において、被介助者Mは、足載置台12に両脚を載置する。このとき、被介助者Mは、胴体の前面を胴体支持部41に面接触させる。また、被介助者Mは、膝を膝当て部材80の後面に接触させる。さらに、被介助者Mは、第一ハンドル51を把持する。このとき、被介助者Mの体格によっては、被介助者Mの脇と脇支持部42との間にある程度の隙間が生じることがある。このように、介助装置1への乗り込み準備を終えた初期状態において、被介助者Mは、図2に示すように、上半身がある程度前傾した姿勢となる。
続いて、被介助者Mまたは介助者がコントローラ60の起立ボタン63を押下し、起立動作の補助要求が入力されると、制御装置70は、被介助者Mを初期の座位姿勢から上半身が前傾した中間姿勢とする第一工程を実行する。詳細には、制御装置70は、第一工程において、第一アーム21を前旋回させるとともに第二アーム22を後旋回させる。これにより、制御装置70は、基台10に対して支持部材40を前進させるとともに、基台10に対して支持部材40の高さを維持または下降させる。
制御装置70は、第一アーム21が規定角度に到達するまで第一アーム21を前旋回させるとともに、第二アーム22を後旋回させる。このとき、例えば第一アーム21が規定角度に到達する前に、第二アーム22が可動範囲Rm2のうち後側の旋回端に到達した場合には、制御装置70は、第二アーム22の第二中心軸22A周りの旋回を停止した状態で第一アーム21を前旋回させる。また、第一アーム21が規定角度に到達した場合には、制御装置70は、被介助者Mが中間姿勢に移行したとして、第一工程を終了する。このように、起立動作の第一段階として座位姿勢から中間姿勢に移行するように腰部を曲げる動作は、被介助者Mが自ら腰部を屈曲させながら体重を支持部材40に預ける動作に近く、自然な動作である。
続いて、起立動作の動作処理が継続されて、制御装置70は、第一アーム21および第二アーム22をともに前旋回させて、被介助者Mを前記中間姿勢から立位姿勢とする第二工程を実行する。詳細には、制御装置70は、第一アーム21の前旋回を継続するとともに、第二アーム22の動作を後旋回または停止状態から前旋回に切り替える。
そして、制御装置70は、第一アーム21が可動範囲Rm1のうち前側の旋回端に到達するまで第一アーム21の前旋回を維持するとともに、第二アーム22が可動範囲Rm2のうち前側の旋回端に到達するまで第二アーム22の前旋回を維持する。上記のような制御により、第二工程は、支持部材40に支持された被介助者Mを中間姿勢(図3を参照)から、被介助者Mの両脚Mgが伸びた立位姿勢(図4を参照)とする。
上記のような起立動作の動作処理において、制御装置70は、予め調整された起立開始位置PRsに応じて異なる移動軌跡に沿って支持部材40の下側基準位置Tbが移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。具体的には、制御装置70は、図5に示すように、起立開始位置PRsが3種類の起立開始位置PRs1−PRs3に調整された場合に、下側基準位置Pbがこれらに応じた3種類の第一移動軌跡Tb1−Tb3に沿うように支持部材40を移動させる。
同時に、制御装置70は、上側基準位置Puが3種類の起立開始位置PRs1−PRs3に応じた3種類の第二移動軌跡Tu1−Tu3に沿うように支持部材40を移動させる。なお、本実施形態において、制御装置70は、何れの移動軌跡によって支持部材40が移動されたとしても、第一工程の終了時には概ね同じ位置および角度となるように支持部材40を移動させる。但し、第一工程の終了時、即ち第二工程の開始時に支持部材40の位置および角度は、調整された起立開始位置PRsや第一工程における第一アーム21の規定角度、各アーム21,22の可動範囲などによって変動し得る。
なお、第二工程の終了時に下側基準位置Pbが到達する位置は、第一移動軌跡Tb上において適宜変動し得る。例えば、制御装置70は、介助装置1へ補助要求が入力されなくなった場合に、起立動作の動作処理の終了とする。そのため、終了時における下側基準位置Pbによっては、起立姿勢にある被介助者Mは、図4に示す姿勢の他に、例えば膝が膝当て部材80に接触しない状態とされることがある。これは、上側基準位置Puにおいても同様である。
5.実施形態の構成による効果
実施形態の介助装置1の制御装置70は、調整指示部71の指示を受けると支持部材40が上下方向に移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。また、制御装置70は、起立動作指示部72の指示を受けると調整指示部71の指示により調整された起立開始位置に応じて異なる移動軌跡Tb,Tuに沿って支持部材40の基準位置が移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。
実施形態の介助装置1の制御装置70は、調整指示部71の指示を受けると支持部材40が上下方向に移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。また、制御装置70は、起立動作指示部72の指示を受けると調整指示部71の指示により調整された起立開始位置に応じて異なる移動軌跡Tb,Tuに沿って支持部材40の基準位置が移動するように第一アーム21および第二アーム22を協調動作させる。
上記のような構成によると、基台10に対して2箇所の関節を有する機構を構成する第一アーム21および第二アーム22によって支持部材40を、所定の移動軌跡Td,Tuに沿って移動させることができる。これにより、介助装置1は、調整指示に応じて支持部材40を上下方向に移動させ、起立開始位置PRsを調整することができる。さらに、介助装置1は、調整された起立開始位置PRsに応じて異なる移動軌跡Tb,Tuに沿って支持部材40を移動させる。結果として、被介助者Mをより自然な動作で座位姿勢から立位姿勢へと移行させることができる。
6.実施形態の変形態様
実施形態において、基準位置は、胴体支持部41のうち被介助者Mの胴体に接触する部位の下端、上端、または被介助者Mの脇の位置に設定されるものとした。これに対して、基準位置は、支持部材40と一体的に移動する位置に設定されたものであれば適宜位置に設定することができる。例えば、基準位置は、支持部材40が実施形態にて例示したように胴体支持部を備える構成において、被介助者Mの胸部Mbの位置に設定してもよい。また、基準位置は、支持部材40と第二アーム22の連結部に設定してもよい。このような構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
実施形態において、基準位置は、胴体支持部41のうち被介助者Mの胴体に接触する部位の下端、上端、または被介助者Mの脇の位置に設定されるものとした。これに対して、基準位置は、支持部材40と一体的に移動する位置に設定されたものであれば適宜位置に設定することができる。例えば、基準位置は、支持部材40が実施形態にて例示したように胴体支持部を備える構成において、被介助者Mの胸部Mbの位置に設定してもよい。また、基準位置は、支持部材40と第二アーム22の連結部に設定してもよい。このような構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
また、起立動作の動作処理は、一連で実行される第一工程と第二工程との2工程により構成されるものとした。これに対して、起立動作の動作処理には、別の工程が適宜含まれるようにしてもよい。例えば、動作処理には、介助装置1を現在状態から初期状態とするための準備工程や、一旦実行された各工程を中止した後に再開した場合の復旧工程などが含まれ得る。制御装置70は、これらの介助装置1の動作状態と入力される補助要求または調整要求に基づいて、各種工程を組み合わせて、第一アーム21の旋回と第二アーム22の旋回を協調させて支持部材40の移動を制御する構成としてもよい。
実施形態では上記のように第一工程および第二工程を定義したが、その他に第一アーム21や第二アーム22の角度、第一移動軌跡Tbにおける下側基準位置Pbの位置、第二移動軌跡Tuにおける上側基準位置Puの位置、支持部材40の角度、被介助者Mの姿勢などによって工程を区分してもよい。何れの区分においても、座位姿勢から中間姿勢まで移行させる工程において、第二アーム22を後旋回(可動範囲Rm2のうち後側の旋回端に到達している場合には停止)させながら第一アーム21を前旋回させることにより、実施形態と同様の効果を奏する。
1:介助装置、 10:基台、 21:第一アーム、 22:第二アーム、 21A:第一中心軸、 22A:第二中心軸、 30:駆動装置、 31:第一アクチュエータ、 32:第二アクチュエータ、 40:支持部材、 41:胴体支持部、 42:脇支持部、 60:コントローラ、 61:上昇ボタン、 62:下降ボタン、 63:起立ボタン、 64:着座ボタン、 70:制御装置、 71:調整指示部、 72:起立動作指示部、 80:膝当て部材、 M:被介助者、 Mt:臀部、 Mg:両脚、 Mh:大腿部Mh、 Me:下腿部、 NL1:大腿仮想線、 NL2:下腿仮想線、 ML1:第一仮想線、 ML2:第二仮想線、 Rm1,Rm2:可動範囲、 PKb:膝屈曲位置、 Pb,Pu:基準位置、 PRs:起立開始位置
Claims (14)
- 被介助者の起立動作を補助する介助装置であって、
基台と、
前記基台に設けられ、水平な第一中心軸周りに旋回する第一アームと、
前記第一アームに設けられ、水平な第二中心軸周りに旋回する第二アームと、
前記第二アームに設けられ、前記被介助者の上半身を支持する支持部材と、
前記支持部材の起立開始位置の調整を指示する調整指示部と、
前記支持部材を用いた前記起立動作の補助を指示する起立動作指示部と、
前記調整指示部の指示を受けると前記支持部材が上下方向に移動するように前記第一アームおよび前記第二アームを協調動作させ、前記起立動作指示部の指示を受けると前記調整指示部の指示により調整された起立開始位置に応じて異なる移動軌跡に沿って前記支持部材の基準位置が移動するように前記第一アームおよび前記第二アームを協調動作させる制御装置と、
を備える介助装置。 - 前記制御装置は、前記起立開始位置を調整する際に、前記第一アームおよび前記第二アームをともに前旋回または後旋回させることにより前記支持部材を上昇または下降させる、請求項1に記載の介助装置。
- 前記第一アームは、前記被介助者の搭乗前の初期状態において前記第一中心軸から上方に延伸し、
前記第二アームは、前記初期状態において前記第二中心軸から後方に延伸する、請求項1または2に記載の介助装置。 - 前記第一アームの可動範囲には、前記第一中心軸および前記第二中心軸を通る第一仮想線が鉛直方向となる角度が含まれ、
前記第二アームの可動範囲には、前記第二中心軸および前記基準位置を通る第二仮想線が水平方向となる角度が含まれる、請求項3に記載の介助装置。 - 前記第一アームは、前記第一中心軸から上方に延伸するように前記第一仮想線に沿った直線形状に形成される、請求項4に記載の介助装置。
- 前記介助装置は、
伸縮可能なアクチュエータであって、一端を前記基台に設けられ、他端を前記第一アームに設けられ、伸張動作により前記第一アームを前記第一中心軸周りに前旋回させる第一アクチュエータと、
伸縮可能なアクチュエータであって、一端を前記第一アームに設けられ、他端を前記第二アームに設けられ、伸張動作により前記第二アームを前記第二中心軸周りに前旋回させる第二アクチュエータと、
をさらに備える、請求項1−5の何れか一項に記載の介助装置。 - 前記第一アクチュエータおよび前記第二アクチュエータは前記第一アームの後方に設けられる、請求項6に記載の介助装置。
- 前記第一アクチュエータは、前記基台側から前記第一アーム側に向かって前方に傾斜して設けられ、
前記第二アクチュエータは、前記第一アクチュエータの上方に設けられるとともに、前記第一アーム側から前記第二アーム側に向かって後方に傾斜して設けられる、請求項7に記載の介助装置。 - 座位姿勢から臀部を上昇されて下半身が立ち且つ上半身が前傾した姿勢を前記被介助者の立位姿勢とし、
前記支持部材は、面状に形成され、前記被介助者の前記上半身のうち胴体の前面に面接触して前記胴体を支持する胴体支持部を有し、
前記胴体支持部は、前記立位姿勢にある前記被介助者の前記胴体を支持し、
前記第一アームは、前記胴体支持部が前記立位姿勢にある前記被介助者の前記胴体を支持した状態において、前記第二中心軸が前記胴体支持部のうち前記胴体に接触する部位の前端よりも前方に位置するように形成される、請求項1−8の何れか一項に記載の介助装置。 - 前記介助装置は、前記基台に設けられ、前記起立動作を補助される前記被介助者の膝が当接する膝当て部材をさらに備え、
前記第一アームは、前記第一中心軸が前記基台と前記膝当て部材の上下方向の間に位置するように配置され、且つ前記被介助者の搭乗前の初期状態において前記第二中心軸が前記膝当て部材の真上または前記膝当て部材より前方に位置するように配置される、請求項1−9の何れか一項に記載の介助装置。 - 前記介助装置は、前記起立動作の補助要求および前記支持部材の上下方向位置の調整要求を受け付けるコントローラをさらに備え、
前記調整指示部は、前記コントローラが前記調整要求を受け付けた場合に前記起立開始位置の調整を指示し、
前記起立動作指示部は、前記コントローラが前記起立動作の前記補助要求を受け付けた場合に前記起立動作の補助を指示する、請求項1−8の何れか一項に記載の介助装置。 - 前記制御装置は、前記調整指示部により前記起立開始位置の調整を指示された場合に、前記介助装置の動作状態に基づいて前記起立開始位置の調整の実行可否を判定する、請求項1−9の何れか一項に記載の介助装置。
- 前記起立動作を補助する動作処理には、前記起立動作の初期において前記第一アームの前旋回と並行して前記第二アームを後旋回させる第一工程が含まれる、請求項1−12の何れか一項に記載の介助装置。
- 前記支持部材は、
面状に形成され、前記被介助者の前記上半身のうち胴体の前面に面接触して前記胴体を支持する胴体支持部と、
前記胴体支持部に支持され、前記被介助者の脇を支持する脇支持部と、を有し、
前記基準位置は、前記胴体支持部のうち前記胴体に接触する部位の下端または上端、若しくは前記被介助者の脇の位置に設定される、請求項1−13の何れか一項に記載の介助装置。
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