JPWO2020202509A1 - 表示制御プログラム、表示制御装置、および表示制御方法 - Google Patents

表示制御プログラム、表示制御装置、および表示制御方法 Download PDF

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Abstract

表示制御プログラムは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを製品毎に取得する取得ステップと、製品毎に各工程の生産時間を積み上げるとともに生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、各工程の生産時間を用いて製品毎に生成する第1のグラフ生成ステップと、第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、をコンピュータに実行させる。

Description

本発明は、生産工程に要した時間の表示を制御する表示制御プログラム、表示制御装置、および表示制御方法に関する。
複数の工程を経て製品を生産する生産方法では、生産に関係するデータに基づいて生産状況を管理することが望まれている。特許文献1の生産方法では、多種類の製品を生産する生産ラインに対し、着工スケジュールを生成し、着工スケジュールに基づいて工程の着工順序を制御している。着工スケジュールでは、横軸を時間軸とし、ロット毎の各工程の予測処理時間が横軸に沿って積み上げられている。
特開平10−198403号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、設備毎の着工順序を決めているにすぎず、各製品が実際に生産に要した時間の実績値が分からないので、実際に工程で発生している状況を分析することはできないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、実際に工程で発生している状況を容易に分析することが可能となる表示制御プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の表示制御プログラムは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを製品毎に取得する取得ステップと、製品毎に各工程の生産時間を積み上げるとともに生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、生産時間を用いて生成する第1のグラフ生成ステップと、第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明にかかる表示制御プログラムは、実際に工程で発生している状況を容易に分析することが可能になるという効果を奏する。
実施の形態にかかる表示制御装置を備えた表示制御システムの構成を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される対象データ表の第1例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される時間データ表の一例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される対象データ表の第2例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置が備える制御部の構成を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、生産時間の抽出処理を説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、特定工程の生産時間の抽出処理を説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、サブ工程の生産時間の抽出処理を説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、特定条件で生産される製品の生産時間の抽出処理を説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置が生成する積み上げ棒グラフの生成処理を説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される積み上げ棒グラフを説明するための図 実施の形態にかかる表示制御装置が生産時間を工程毎に識別して表示させる積み上げ棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置による積み上げ棒グラフの表示制御の処理手順を示すフローチャート 実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定工程の棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、サブ工程毎の積み上げ棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定機種の棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定レシピの棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置が最新の生産時間と過去の生産時間とを重畳して表示させる場合の積み上げ棒グラフの例を示す図 実施の形態にかかる表示制御装置を実現するハードウエア構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる表示制御プログラム、表示制御装置、および表示制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、実施の形態にかかる表示制御装置を備えた表示制御システムの構成を示す図である。表示制御システム1は、ユーザ操作に従って表示対象(表示内容)を変更することができるシステムであり、表示制御装置10と、入力装置20と、表示装置30と、通信装置40とを備えている。
表示制御装置10は、複数の工程で順番に処理される製品の生産に要した時間(実績値)である生産時間を算出して表示装置30に表示させるコンピュータである。各工程では、1または複数の装置(機器等を含む)によって種々の処理が実行される。
表示制御装置10は、生産時間を工程毎に積み上げた積み上げ棒グラフを製品毎に表示させる表示指示を表示装置30に出力する。表示制御装置10は、グラフ表示させている情報の中からユーザによって指定された特定要素を抽出して表示させることが可能となっている。ユーザによって指定される特定要素の例は、特定工程の生産時間、特定の製造機種(特定機種)に対応する生産時間、特定の生産レシピ(特定レシピ)で実行された生産時間、および特定の担当者(特定担当者)によって実行された生産時間である。このように、ユーザによって指定される特定要素は、生産時間の種別(生産時間を分類するための属性)である。したがって、表示制御装置10は、何れかの種別毎の標準時間を表示する。ユーザは、何れの特定要素を指定してもよい。特定工程、特定機種、特定レシピ、および特定担当者については後述する。
表示制御システム1では、表示制御装置10が、入力装置20、表示装置30および通信装置40に接続されている。入力装置20の例は、キーボードまたはポインティングデバイスであり、ユーザ操作を受け付ける。入力装置20は、ユーザ操作に対応する情報を表示制御装置10に入力する。
ユーザは、入力装置20に対し、生産時間等の生産状況を可視化する際の表示粒度を指定する指示、表示させたい情報を指定する指示、生産全体時間の閾値を指定する指示、生産全体時間の指標値を指定する指示、各工程の分析等を実施するために必要な情報等を入力することができる。生産全体時間は、1つの製品の各工程における生産時間を合計した時間である。可視化の表示粒度を変更する例、表示させたい情報の例、生産全体時間の閾値、生産全体時間の指標値の例については後述する。
表示装置30は、表示制御装置10から送られてくる積み上げ棒グラフを表示する。表示装置30の例は、液晶モニタである。入力装置20および表示装置30は、入力装置20および表示装置30が一体形成されたタッチパネルであってもよい。
通信装置40は、製品を生産する生産設備等から各製品の工程毎の情報を受信して表示制御装置10に入力する。表示制御装置10は、制御部13と、記憶部14とを備えている。
記憶部14は、通信装置40から送られてくる情報を記憶するメモリなどである。記憶部14は、複数の工程で順番に処理される製品の生産状況を可視化するために必要な各種の情報を記憶する。記憶部14は、例えば、製品の識別番号である製品番号と、生産時間と、製造機種と、レシピと、生産現場で働いている担当者等の人的リソースと、の対応関係を各製品の工程毎に示すデータ(後述する対象データ表51等)を記憶する。各製品番号は、製品毎に一意に付与される番号である。各工程での生産時間には、各工程の下位工程であるサブ工程での生産時間が含まれていてもよい。この場合、各工程におけるサブ工程の生産時間の合計が、各工程の生産時間となる。製造機種は、製品の機種であり、レシピは、製品を生産する際に用いられる生産レシピである。レシピは、製品の生産方法を示す情報であり、材料、処理時間、処理量、処理に用いる装置、処理手順などが規定されている。
なお、表示制御システム1は、通信装置40から取得できないデータがある場合には、入力装置20から取得してもよい。制御部13は、製品の各工程での生産時間を可視化する処理を実行する、具体的には、制御部13は、記憶部14が記憶している情報を用いて、積み上げ棒グラフを生成し、生成した積み上げ棒グラフを表示装置30に表示させる。
図2は、実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される対象データ表の第1例を示す図である。対象データ表の第1例である対象データ表51は、各工程の下位工程であるサブ工程の情報を含まない場合の工程データである。工程データは、各工程の生産に関連する情報を示すデータである。
記憶部14で記憶される対象データ表51は、製品番号と、各工程のデータとが対応付けされたデータである。各工程のデータには、生産時間と、担当者と、レシピと、製造機種とが含まれている。対象データ表51は、通信装置40から送られてくる情報に基づいて制御部13が生成してもよいし、表示制御システム1の外部に配置されている装置が生成してもよい。
対象データ表51では、例えば、製品番号が「B0111」である製品の第1工程の生産時間は「0:09:49」である。同様に、対象データ表51では、製品番号が「B0111」である製品の第2工程の生産時間は「0:10:08」、第3工程の生産時間は「0:10:09」、第4工程の生産時間は「0:09:49」、第5工程の生産時間は「0:05:44」である。また、製品番号が「B0111」である製品の第1工程では、担当者は「A021」、使用されたレシピは「R1234」、製造機種は「Q23シリーズ」である。各工程の担当者は、複数人であってもよい。なお、対象データ表51では、他の製品に対しても同様のデータが登録されている。
表示制御装置10は、対象データ表51内の生産時間のように生産時間をそのまま記憶してもよいが、制御部13が、生産の開始時刻および生産の終了時刻から生産時間を計算してもよい。この場合、記憶部14は、生産の開始時刻と、生産の終了時刻と、計算された生産時間と、の対応関係である時間データ表を記憶しておく。
図3は、実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される時間データ表の一例を示す図である。時間データ表52は、製品番号と、工程毎のデータである、生産の開始時刻と、生産の終了時刻と、計算された生産時間とが対応付けされたデータである。
各工程は、下位工程であるサブ工程を含む場合がある。この場合、対象データ表に、サブ工程の情報を含めてもよい。図4は、実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される対象データ表の第2例を示す図である。対象データ表の第2例である対象データ表53は、各工程の下位工程であるサブ工程の情報を含む場合の対象データ表である。
記憶部14で記憶される対象データ表53は、製品番号と、サブ工程を含んだ各工程のデータとが対応付けされたデータである。サブ工程を含んだ各工程のデータには、サブ工程の生産時間と、担当者と、レシピと、製造機種とが含まれている。図4では、各工程に5つのサブ工程が含まれている場合を示している。サブ工程の生産時間は、それぞれ「サブ第1工程」、「サブ第2工程」、「サブ第3工程」、「サブ第4工程」、および「サブ第5工程」の欄に格納されている。
対象データ表53では、例えば、製品番号が「B0111」である製品の第1工程の生産時間は「0:09:49」である。同様に、対象データ表53では、製品番号が「B0111」である製品の第2工程の生産時間は「0:10:08」である。
製品番号が「B0111」である製品の第1工程では、サブ第1工程の生産時間は「0:01:22」、サブ第2工程の生産時間は「0:02:04」、サブ第3工程の生産時間は「0:02:41」、サブ第4工程の生産時間は「0:00:44」、サブ第5工程の生産時間は「0:02:58」である。また、製品番号が「B0111」である製品の第1工程では、担当者は「A021」、使用されたレシピは「R1234」、製造機種は「Q23シリーズ」である。各サブ工程の担当者は、複数人であってもよい。なお、対象データ表53では、他の製品に対しても同様のデータが登録されている。
表示制御装置10は、積み上げ棒グラフを表示する前に対象データ表53を取得してもよいし、積み上げ棒グラフを表示する前には対象データ表51を取得しておき、積み上げ棒グラフの表示中にユーザから要望があった場合に対象データ表53を取得してもよい。
図5は、実施の形態にかかる表示制御装置が備える制御部の構成を示す図である。制御部13は、ユーザ操作に基づいて表示対象を変更させる表示制御部130を備えている。表示制御部130は、ユーザが可視化したい内容を含んだ積み上げ棒グラフを表示させる。
表示制御部130は、以下の(1)〜(8)の処理を実行する。
(1)生産全体時間を表示させる処理
(2)生産時間の表示粒度を各工程またはサブ工程に変更する処理
(3)ユーザに指定された特定工程を抽出し、抽出した特定工程の開始時刻を0として生産時間を棒グラフで表示させる処理
(4)生産全体時間の閾値または生産全体時間の指標値を生産全体時間に重畳して表示させる処理
(5)ユーザに指定された特定機種の生産時間を抽出して表示させる処理
(6)ユーザに指定された特定レシピの生産時間を抽出して表示させる処理
(7)ユーザに指定された特定担当者の生産時間を抽出して表示させる処理
(8)ユーザに指定された特定担当者を抽出し、生産時間に重畳させて表示させる処理
なお、表示制御部130は、ユーザから閾値または指標値の表示指示があった場合は、各工程の生産時間の閾値または各工程の生産時間の指標値を各工程の生産時間に重畳して表示させてもよい。実施の形態における重畳表示は、同一のウィンドウ内で並べる表示と、異なるウィンドウで別々に表示する場合との何れであってもよい。表示制御部130は、対象データ生成部131と、積み上げ表示部132と、識別表示部133とを備えている。
対象データ生成部131は、ユーザによる入力操作に基づいて、記憶部14内の対象データ表51から積み上げ棒グラフの元になるデータ表を生成する。対象データ生成部131は、例えば、製品番号毎の生産時間を表示するためのデータ表を生成する。
図6は、実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、生産時間の抽出処理を説明するための図である。ここでは、ユーザによって、全工程の生産時間を可視化させる操作が行われた場合について説明する。ユーザによって入力装置20に全工程の生産時間を可視化させる操作が行われると、対象データ生成部131は、記憶部14の対象データ表51から各工程の生産時間を製品番号毎に抽出することによって全工程データ表61を生成する。全工程データ表61は、各工程の生産時間を製品番号毎に示したデータである。
なお、対象データ生成部131は、記憶部14の対象データ表53から各工程の生産時間を製品番号毎に抽出することによって全工程データ表61を生成することも可能である。
また、ユーザによって、対象データ表51,53に含まれる、特定工程、特定機種、特定レシピ、特定担当者といった特定要素を指定する操作が行われると、対象データ生成部131は、ユーザに指定された特定要素の生産時間を記憶部14から抽出する。対象データ生成部131が、ユーザが入力した変更指示に基づいて対象データ表51または対象データ表53から特定要素を抽出すると、積み上げ表示部132が、特定要素を用いて製品毎の生産時間のグラフである抽出グラフを生成する。
ここで、特定工程の生産時間の抽出処理、特定機種の生産時間の抽出処理、特定レシピの生産時間の抽出処理、特定担当者の生産時間の抽出処理について説明する。図7は、実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、特定工程の生産時間の抽出処理を説明するための図である。ユーザによって第1工程を指定する操作が行われると、対象データ生成部131は、記憶部14の全工程データ表61から第1工程の生産時間を製品番号毎に抽出することによって指定工程データ表62を生成する。指定工程データ表62は、指定された特定工程の生産時間を製品番号毎に示したデータである。
また、ユーザによって、特定工程のサブ工程を表示させる操作が行われると、対象データ生成部131は、ユーザに指定された特定工程のサブ工程毎の生産時間を記憶部14から抽出する。
図8は、実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、サブ工程の生産時間の抽出処理を説明するための図である。ユーザによって第1工程のサブ工程を表示させる操作が行われると、対象データ生成部131は、記憶部14の対象データ表53から第1工程に含まれる各サブ工程の生産時間を製品番号毎に抽出することによってサブ工程データ表63を生成する。サブ工程データ表63は、特定工程のサブ工程毎の生産時間を製品番号毎に示したデータである。
つぎに、特定機種、特定レシピ、および特定担当者といった、特定条件で生産される製品の生産時間を抽出する処理について説明する。なお、本実施の形態で説明する「生産される製品」は、生産済みの製品であってもよいし、生産中の製品であってもよい。図9は、実施の形態にかかる表示制御装置で実行される、特定条件で生産される製品の生産時間の抽出処理を説明するための図である。ユーザは、入力装置20に特定条件を指定する情報を入力する。ここでの特定条件は、特定機種、特定レシピ、または特定担当者等である。
ユーザによって特定条件を指定する操作が行われると、対象データ生成部131は、記憶部14の対象データ表51または対象データ表53から特定条件の製品を抽出することによって特定条件データ表を生成する。特定条件データ表は、指定された条件(製造機種、レシピ、または担当者)で生産される製品の生産時間を製品番号毎に示したデータである。
図9では、「R1234」のレシピで生産される製品が抽出されることによって生成された特定条件データ表64Aと、製造機種が「Q23シリーズ」である製品が抽出されることによって生成された特定条件データ表64Bとを示している。
特定条件データ表64A,64Bは、製品番号と、生産時間と、担当者と、レシピと、製造機種とが対応付けされたデータである。図9では、特定条件データ表64Aが、第1工程の情報を含み、特定条件データ表64Bが、第1工程および第2工程の情報を含む場合を図示している。対象データ生成部131は、特定担当者が指定された場合も、特定条件データ表64A,64Bと同様の特定条件データ表を生成する。
また、ユーザによって過去の生産時間と比較する操作が行われると、対象データ生成部131は、対象データ表51から全工程データ表61を生成し、対象データ表51または対象データ表53に対応する過去の対象データ表から、全工程データ表61に対応する過去の全工程データを生成する。過去の全工程データに格納されている過去の生産時間は、全工程データ表61に含まれている生産時間に隣接して表示される。
また、ユーザによって生産時間に重畳して可視化したい情報を指定する操作が行われると、対象データ生成部131は、記憶部14内からユーザに指定された情報を抽出する。生産時間に重畳して可視化させる情報の例は、生産全体時間の閾値または生産全体時間の指標値である。このように、対象データ生成部131は、ユーザが要求する可視化の表示粒度、およびユーザが要求する情報抽出対象に応じたデータを生成または抽出する。
なお、入力装置20は、積み上げ棒グラフを表示している状態で、ユーザからの操作を受け付けてもよいし、対象データ表51または対象データ表53を表示している状態で、ユーザからの操作を受け付けてもよい。また、入力装置20は、積み上げ棒グラフおよび対象データ表51,53を表示していない状態で、ユーザからの操作を受け付けてもよい。
積み上げ表示部132は、対象データ生成部131の生成結果または抽出結果に基づいて、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、各製品の生産の全体に要した時間である生産全体時間を積み上げ棒グラフで表示させる。なお、製品番号をY軸に並べ、時間軸をX軸としてもよい。
積み上げ表示部132は、各製品の生産の開始時刻を時間軸の0として各製品の生産全体時間を表示させる。図10は、実施の形態にかかる表示制御装置が生成する積み上げ棒グラフの生成処理を説明するための図である。積み上げ表示部132は、対象データ生成部131によって生成または抽出されたデータを用いて積み上げ棒グラフを生成し、表示装置30に表示させる。ここでは、積み上げ表示部132が、図6に示した全工程データ表61を用いて製品番号「B0111」の積み上げ棒グラフを表示させる場合について説明する。
積み上げ表示部132は、縦軸を時間軸とし、横軸に製品番号を配置する。積み上げ表示部132は、製品番号に対して、各工程の生産時間を積み上げていく。具体的には、積み上げ表示部132は、第1工程の生産時間の開始を時間軸の0とし、時間軸の0から第1工程の生産時間である「0:09:49」まで第1工程の棒を生成する。本実施の形態における棒は、棒グラフの棒である。
また、積み上げ表示部132は、第2工程の生成時間の起点を、第1工程の生産時間である「0:09:49」とし、「0:09:49」から第2工程の生産時間である「0:10:08」の分だけ棒を積み重ねて配置する。
同様に、積み上げ表示部132は、第3工程の生産時間の起点を、第2工程までの生産時間の合計時間(第1工程の生産時間と第2工程の生産時間の合計時間)である「0:19:57」とし、「0:19:57」から第3工程の生産時間である「0:10:09」の分だけ棒を積み重ねて配置する。
また、積み上げ表示部132は、第4工程の生産時間の起点を、第3工程までの生産時間の合計時間(第1工程から第3工程までの生産時間の合計時間)である「0:30:06」とし、「0:30:06」から第4工程の生産時間である「0:09:49」の分だけ棒を積み重ねて配置する。
また、積み上げ表示部132は、第5工程の生産時間の起点を、第4工程までの生産時間の合計時間(第1工程から第4工程までの生産時間の合計時間)である「0:39:55」とし、「0:39:55」から第5工程の生産時間である「0:05:44」の分だけ棒を積み重ねて配置する。
積み上げ表示部132は、他の製品番号に対しても、製品番号「B0111」の棒の積み上げと同様の処理によって棒の積み上げを行う。積み上げ表示部132は、積み上げ棒グラフにおいて、何れの工程の棒がどれだけ積み重ねられたかが分かるように、各棒を識別した状態で積み上げ棒グラフを生成しておく。積み上げ表示部132で生成された積み上げ棒グラフは、画像情報として記憶部14で記憶しておく。
図11は、実施の形態にかかる表示制御装置の記憶部で記憶される積み上げ棒グラフを説明するための図である。積み上げ表示部132で生成された積み上げ棒グラフは、図11に示す画像情報200として、記憶部14内で記憶される。画像情報200には、積み上げ棒グラフにおいて、何れの製品番号の何れの工程がどれだけ積み重ねられたかを示す情報が含まれている。なお、画像情報200は、制御部13のメモリで記憶されてもよい。
なお、表示制御装置10が積み上げ棒グラフの情報として記憶する情報は、画像情報200に限らず、積み上げ棒グラフ内の棒の配置座標等が含まれていてもよい。これにより、表示制御装置10は、棒を座標と対応付けて表示させることができるので、ユーザは、各製品番号に対する生産全体時間および各工程の生産時間を一目で確認することが可能となる。
識別表示部133は、積み上げ表示部132が表示させている積み上げ棒グラフに対し、棒に含まれる生産時間を工程毎に識別可能な表示態様で表示させる。換言すると、識別表示部133は、生産時間が何れの工程であるかを識別できる表示態様で積み上げ棒グラフを表示させる。また、識別表示部133は、閾値、指標値等があれば併せて表示装置30に出力し、表示装置30に積み上げ棒グラフとともに表示させる。
図12は、実施の形態にかかる表示制御装置が生産時間を工程毎に識別して表示させる積み上げ棒グラフの例を示す図である。図12に示す積み上げ棒グラフ201は、対象データ表51に基づいて生成された第1の積み上げ棒グラフである。すなわち、積み上げ棒グラフ201は、図11に示した画像情報200を用いて生成される。識別表示部133は、棒の領域毎に色付けを行うことによって、棒に含まれる各工程を識別して表示させる。
図12に示すように、識別表示部133は、第1工程の領域21と、第2工程の領域22と、第3工程の領域23と、第4工程の領域24と、第5工程の領域25とを区別して異なる態様で表示させる。識別表示部133は、例えば、領域21〜25を色分けして表示させる。この場合、識別表示部133は、第1工程の領域21を橙色、第2工程の領域22を黄緑色、第3工程の領域22を水色、第4工程の領域24を黄色、第5工程の領域25をオレンジ色のように、各領域21〜25を識別可能となるようそれぞれ異なる色で表現させる。なお、識別表示部133は、各領域21〜25を、網掛け、模様等、他の識別形態で表示させてもよい。表示装置30は識別表示部133からの出力に基づいて、図12に示すような積み上げ棒グラフ201を表示する。
このように、表示制御装置10は、各製品を複数の装置で生産した場合の各工程での生産時間を積み上げるとともに、積み上げた生産時間が何れの工程に対応するかを識別可能な形で表示することができる画像情報200を生成する。表示制御装置10が、このような画像情報200を表示装置30に出力して表示装置30に表示させることによって、ユーザは、生産状況、生産の傾向、各工程での生産時間を一目で確認できるようになる。
なお、本実施の形態では、積み上げ棒グラフと棒グラフとを区別して説明をするが、説明の便宜上、棒グラフも、1つの棒が積み上げられた積み上げ棒グラフとして説明する場合がある。
つぎに、表示制御装置10による積み上げ棒グラフの表示処理手順について説明する。図13は、実施の形態にかかる表示制御装置による積み上げ棒グラフの表示制御の処理手順を示すフローチャートである。
表示制御装置10は、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを製品毎に取得する。具体的には、表示制御装置10は、工程データ(対象データ表51)として、各製品番号の工程毎の、生産時間、製造機種、レシピ、担当者等を通信装置40から取得する(ステップS10)。ここでの各工程の生産時間には、各工程を構成するサブ工程での生産時間を含んでいるものとする。
表示制御装置10の記憶部14は、各製品番号の工程毎の、生産時間、製造機種、レシピ、担当者等を記憶しておく。制御部13は、ユーザが指定した可視化方法(表示態様)の情報を取得する(ステップS11)。このとき、ユーザは、入力装置20に対し、可視化方法を指定する操作を行う。ここでの、ユーザは、例えば、生産全体時間を表示させる指示を入力装置20に入力する。また、ユーザは、表示粒度を指定する指示、表示させたい情報を指定する指示、生産全体時間の閾値を指定する指示、生産全体時間の指標値を指定する指示、または各工程の分析等を実施するために必要な情報を入力装置20に入力してもよい。入力装置20は、操作に対応する情報を制御部13に送る。各工程の分析等を実施するために必要な情報の例は、担当者の属性を指定する指示である。これにより、ユーザは担当者の属性毎に各工程の分析を行うことが可能となる。
対象データ生成部131は、ユーザが指定した可視化方法の情報に基づいて、記憶部14内のデータから積み上げ棒グラフの元になるデータ表を生成する(ステップS12)。すなわち、対象データ生成部131は、対象データ表51または対象データ表53から全工程データ表61等を生成する。ここでは、対象データ生成部131が対象データ表53から全工程データ表61を生成した場合について説明する。
積み上げ表示部132は、対象データ生成部131が生成したデータ表に基づいて、製品番号毎に各工程の生産時間を積み上げた積み上げ棒グラフを表示装置30に表示させる(ステップS13)。ここでの積み上げ表示部132は、全工程データ表61に基づいて、図11に示した画像情報200に対応する積み上げ棒グラフを表示させる。このとき、積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とを設定し、各製品の生産の開始時刻を時間軸の0として各製品の生産全体時間を表示させる。
識別表示部133は、積み上げ表示部132が表示した各製品番号に対する積み上げ棒グラフを、何れの工程の生産時間であるかを識別可能な形式で表示装置30に表示させる(ステップS14)。ここでの識別表示部133は、図12に示した積み上げ棒グラフ201を表示させる。これにより、ユーザは、各装置、各工程等の不安定要素の発見が容易になるとともに、工程に問題があった場合の原因の特定等の分析が容易になる。なお、表示制御装置10は、画像情報200を記憶せずに、積み上げ表示部132が決定した積み上げ棒グラフに基づいて、図12に示す積み上げ棒グラフ201に対応する画像情報を生成し、生成した画像情報を表示装置30に出力してもよい。
制御部13は、積み上げ棒グラフとして表示させている表示対象を変更するための指示である変更指示をユーザから受け付けたか否かを判定する。すなわち、制御部13は、ユーザが可視化方法を変更したか否かを判定する(ステップS15)。ユーザは、可視化方法を変更したい場合、入力装置20に対して、可視化方法を変更するための操作を実行する。ユーザは、第1工程を抽出して表示したい場合、入力装置20または表示装置30に対して、第1工程を抽出して表示させるための操作を実行する。例えば、ユーザは、表示装置30で表示されている第1工程の生産時間を示している棒をタッチしてもよいし、スクロールバー、十字キー、またはその他のユーザインタフェース(UI:User Interface)を用いて第1工程の生産時間を指定してもよい。
ユーザが可視化方法を変更する操作を実行した場合(ステップS15、Yes)、表示制御装置10は、ステップS11からS15の処理を繰り返す。すなわち、制御部13は、ユーザが指定した可視化方法の情報を取得する(ステップS11)。
対象データ生成部131は、ユーザが指定した可視化方法の情報に基づいて、記憶部14内のデータから積み上げ棒グラフの元になるデータ表を生成する(ステップS12)。ここでの対象データ生成部131は、全工程データ表61から図7に示した指定工程データ表62を生成する。
積み上げ表示部132は、指定工程データ表62に基づいて、製品番号毎に生産時間を積み上げた積み上げ棒グラフを表示させる(ステップS13)。ここでの積み上げ表示部132は、抽出された第1工程の生産時間を示す棒を配置した棒グラフを表示させる。
図14は、実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定工程の棒グラフの例を示す図である。ここでは、抽出された特定工程が第1工程である場合について説明する。積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、各製品の第1工程に要した生産時間を配置した棒グラフ202を表示させる。
図14に示す棒グラフ202は、図12に示した積み上げ棒グラフ201のうちの第1工程の生産時間に対応している。積み上げ表示部132は、指定された工程の生産の開始時刻を時間軸の0として各工程の生産時間を表示させる。積み上げ棒グラフ201に対し、第1工程の生産時間を示す領域がタッチされると、積み上げ表示部132は、棒グラフ202を表示させる。なお、ユーザによって複数の特定工程が指定された場合には、積み上げ表示部132は、複数の特定工程を積み上げた積み上げ棒グラフを表示させてもよい。
識別表示部133は、積み上げ表示部132が表示した各製品番号に対する棒グラフを、何れの工程の生産時間であるかを識別可能な形式で表示装置30に表示させる(ステップS14)。ここでは、生産時間が第1工程のみであるので、識別表示部133は、図12に示す積み上げ棒グラフ201のうちの第1工程の生産時間を示す棒と同様の表示態様によって、棒グラフ202の棒を表示させる。
制御部13は、ユーザが可視化方法を変更したか否かを判定する(ステップS15)。例えば、ユーザは、第1工程のサブ工程を表示したい場合、入力装置20に対して、第1工程のサブ工程を表示させるための操作を実行する。
ユーザが可視化方法を変更する操作を実行した場合(ステップS15、Yes)、表示制御装置10は、ステップS11からS15の処理を繰り返す。すなわち、制御部13は、ユーザが指定した可視化方法の情報を取得する(ステップS11)。
なお、表示制御装置10は、対象データ表53を取得しておらず対象データ表51を取得している場合には、サブ工程の情報を新たに取得し、取得したサブ工程の情報と対象データ表51とを結合することによって対象データ表53を生成する。
対象データ生成部131は、ユーザが指定した可視化方法の情報に基づいて、記憶部14内のデータから積み上げ棒グラフの元になるデータ表を生成する(ステップS12)。ここでの対象データ生成部131は、対象データ表53から図8に示したサブ工程データ表63を生成する。
積み上げ表示部132は、サブ工程データ表63に基づいて、製品番号毎に各サブ工程の生産時間を積み上げた積み上げ棒グラフを表示させる(ステップS13)。ここでの積み上げ表示部132は、抽出された第1工程に対し、サブ工程毎の生産時間を積み上げた積み上げ棒グラフを表示させる。
図15は、実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、サブ工程毎の積み上げ棒グラフの例を示す図である。ここでは、図14に示した棒グラフ202から、第1工程のサブ工程毎に生産時間が積み上げられた積み上げ棒グラフ203を生成して表示させる場合について説明する。図15に示す積み上げ棒グラフ203は、対象データ表53に基づいて生成された第2の積み上げ棒グラフである。
積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、各製品の第1工程に要した生産時間をサブ工程毎に積み上げた積み上げ棒グラフ203を表示させる。
図15に示す積み上げ棒グラフ203は、図14に示した棒グラフ202のうちの第1工程の部分に対応している。識別表示部133は、棒の領域毎に色付けを行うことによって、棒に含まれる生産時間が何れのサブ工程の生産時間であるかを識別できるよう表示させる。
識別表示部133は、サブ第1工程の領域31と、サブ第2工程の領域32と、サブ第3工程の領域33と、サブ第4工程の領域34と、サブ第5工程の領域35とを区別して異なる態様で表示させる。識別表示部133は、例えば、領域31〜35を色分けして表示させる。このように、表示制御装置10は、各サブ工程での生産時間を積み上げるとともに、積み上げた生産時間が何れの工程に対応するかを識別可能な形で表示させる(ステップS14)。なお、識別表示部133は、各領域31〜35を、網掛け、模様等、他の識別形態で表示させてもよい。
制御部13は、ユーザが可視化方法を変更したか否かを判定する(ステップS15)。ユーザが可視化方法を変更しない場合(ステップS15、No)、表示制御装置10は、積み上げ棒グラフの表示制御処理を終了する。
ここで、ユーザによる可視化方法の他の変更例について説明する。例えば、ユーザは特定機種の生産時間のみを抽出して表示したい場合がある。この場合、ユーザは、入力装置20に対して、抽出したい製造機種の種類(特定機種)を指定する操作を実行する。
これにより、対象データ生成部131は、対象データ表53から棒グラフの元になるデータを生成する。具体的には、対象データ生成部131は、対象データ表53から特定機種のデータを抽出して、図9に示した特定条件データ表64Bを生成する。
積み上げ表示部132は、特定条件データ表64Bに基づいて、製品番号毎の生産時間を示す棒グラフを表示させる。ここでの積み上げ表示部132は、指定された特定機種の製品の棒グラフを表示させる。
図16は、実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定機種の棒グラフの例を示す図である。ここでは、図14に示した棒グラフ202から、製造機種が「Q23シリーズ」である製品の生産時間を示す棒グラフ204を生成して表示させる場合について説明する。
積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、「Q23シリーズ」の各製品の第1工程に要した生産時間を示す棒グラフ204を表示させる。すなわち、積み上げ表示部132は、「Q23シリーズ」の第1工程に要した生産時間を製品毎に表示させる。
図16に示す棒グラフ204は、図14に示した棒グラフ202のうちの「Q23シリーズ」の棒グラフに対応している。なお、識別表示部133は、棒グラフ202に対し、「Q23シリーズ」の製品の棒を強調表示させてもよい。また、積み上げ表示部132は、棒グラフ202に対し、特定の加工ワークが組み込まれている製品の棒を強調表示させてもよい。
また、ユーザは、特定のレシピのみを強調表示したい場合がある。この場合、ユーザは、入力装置20に対して、強調表示したい特定レシピの種類(特定レシピ)を指定する操作を実行する。
これにより、対象データ生成部131は、対象データ表53から棒グラフの元になるデータを生成する。具体的には、対象データ生成部131は、対象データ表53から特定レシピのデータを抽出して、図9に示した特定条件データ表64Aを生成する。
積み上げ表示部132は、特定条件データ表64Aに基づいて、製品番号毎の生産時間を示す棒グラフを表示させる。識別表示部133は、指定された特定レシピの製品を強調表示させた棒グラフを表示させる。
図17は、実施の形態にかかる表示制御装置が表示させる、特定レシピの棒グラフの例を示す図である。ここでは、図14に示した棒グラフ202から、製造レシピが「R1234」である製品の棒を強調表示させた棒グラフ205を生成して表示させる場合について説明する。
積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、各製品の第1工程の生産時間を示す棒グラフを表示させ、識別表示部133は、指定された「R1234」のレシピの製品の棒を強調表示させる。すなわち、識別表示部133は、「R1234」のレシピの製品の第1工程に要した生産時間を製品毎に強調表示させる。
図17に示す棒グラフ205は、図14に示した棒グラフ202に対し「R1234」の棒を強調表示したグラフである。強調表示の例は、色分け表示、網掛け表示、模様の表示である。なお、積み上げ表示部132は、棒グラフ202の中から「R1234」のレシピの製品の棒を抽出して表示させてもよい。また、積み上げ表示部132は、棒グラフ202の中から特定の加工ワークが組み込まれている製品の棒を抽出して表示させてもよい。
また、ユーザは、最新の生産時間と、過去の生産時間とを重畳して表示装置30に表示させたい場合がある。この場合、ユーザは、入力装置20に対して、過去の生産時間との比較指示を入力する。
これにより、対象データ生成部131は、対象データ表53から棒グラフの元になるデータを生成する。具体的には、対象データ生成部131は、対象データ表53から各製品の生産時間を抽出して図6に示した全工程データ表61を生成するとともに、対象データ表53に対応する過去の対象データ表から各製品の生産時間を抽出して全工程データ表61に対応する過去の全工程データ表を生成する。
積み上げ表示部132は、全工程データ表61に基づいて、製品番号毎に生産時間の棒を表示させるとともに、過去の全工程データ表に基づいて、製品番号毎に生産時間の棒を表示させる。積み上げ表示部132は、同一製品の最新の生産時間の棒と過去の生産時間の棒とが隣合うようにして表示装置30に表示させる。このように、表示制御装置10は、最新の生産時間の棒と、過去の生産時間の棒とを重畳して表示装置30に表示させる。
図18は、実施の形態にかかる表示制御装置が最新の生産時間と過去の生産時間とを重畳して表示させる場合の積み上げ棒グラフの例を示す図である。ここでは、図12に示した積み上げ棒グラフ201に対し、過去の生産時間の棒を重畳表示させた積み上げ棒グラフ206を表示させる場合について説明する。図18では、最新の生産時間の棒を棒210で図示し、過去の生産時間を棒220で図示している。
積み上げ表示部132は、製品番号を並べたX軸と、時間軸を示すY軸とで表されるグラフ領域に、各工程の最新の生産時間を積み上げた棒を表示させるとともに、各工程の過去の生産時間を積み上げた棒を表示させる。
また、ユーザが、入力装置20に対して、積み上げ棒グラフ206に閾値を重畳表示させる操作を実行(閾値の表示指示を入力)すると、識別表示部133は、ユーザに指定された閾値を示す閾値ライン250を積み上げ棒グラフ206に表示させる。これにより、ユーザは、積み上げ棒グラフ206の場合、製品番号が「Q0142」の製品は、生産全体時間の閾値ライン250を超えて生産されていることを一目で確認できる。このように、生産全体時間と閾値との差異を明確にできるので、各装置、各工程等の不安定要素の発見に繋がる。
また、積み上げ表示部132は、最新の生産時間の棒210に、最新の生産時間に対応する生産計画の棒を重畳表示させてもよい。また、ユーザが、入力装置20に対して、積み上げ棒グラフ206に指標値を重畳表示させる操作を実行(指標値表示指示を入力)すると、識別表示部133は、ユーザに指定された指標値を積み上げ棒グラフ206上に重畳表示させてもよい。これにより、工程全体の生産時間と指標値との差異を明確にできるので、各装置、各工程等の不安定要素の発見に繋がる。
また、識別表示部133は、ユーザに指定された製造機種の名称、レシピの名称、担当者の名称などを積み上げ棒グラフ206上に重畳表示させてもよい。また、識別表示部133は、ユーザに指定された特定の担当者の棒を抽出して表示させてもよい。また、識別表示部133は、担当者に関連する情報を表示させてもよい。また、識別表示部133は、1つの工程を複数の担当者で処理した場合には、各担当者が何れの処理を実行したかを表示させてもよいし、担当者毎の生産時間を表示させてもよい。
また、積み上げ表示部132は、ユーザに指定された複数の製造機種の棒を並べて表示させてもよい。同様に、積み上げ表示部132は、ユーザに指定された複数のレシピの棒を並べて表示させてもよいし、ユーザに指定された複数の担当者の棒を並べて表示させてもよい。これにより、ユーザは、特定機種間、特定レシピ間、特定担当者間についても生産時間を比較できる。また、担当者が原因となっている工程の遅れ、工程内の処理のロスを可視化できるので、ユーザは、生産計画等にフィードバックできる。
なお、表示制御装置10は、上述した表示方法を組み合わせて積み上げ棒グラフまたは棒グラフを表示させてもよい。表示制御装置10は、例えば、特定機種の特定工程に含まれるサブ工程の生産時間を積み上げて表示させてもよいし、特定レシピを用いて生産される製品の特定工程に含まれるサブ工程の生産時間を積み上げて表示させてもよい。
また、表示制御装置10は、例えば、複数の工程の各サブ工程の生産時間を積み上げて表示させてもよい。また、表示制御装置10は、積み上げ棒グラフ201を表示している状態で、サブ工程の表示指示を受け付けた場合に、全工程に含まれる各サブ工程の生産時間を積み上げて表示させてもよい。表示制御装置10は、この状態で特定工程を指定する指示を受け付けると、積み上げ棒グラフ203のような特定工程のサブ工程の生産時間を示すグラフで表示させる。また、表示制御装置10は、例えば、特定工程の生産時間の閾値または指標値を表示させてもよいし、サブ工程の生産時間の閾値または指標値を表示させてもよい。
また、表示制御装置10は、積み上げ棒グラフ以外の積み上げグラフを用いて生産時間を表示させてもよい。表示制御装置10は、例えば、積み上げ折れ線グラフを用いて生産時間を表示させてもよい。
ここで、表示制御装置10のハードウエア構成について説明する。図19は、実施の形態にかかる表示制御装置を実現するハードウエア構成を示す図である。表示制御装置10は、プロセッサ301およびメモリ302で実現される。制御部13は、プロセッサ301を用いて実現され、記憶部14は、メモリ302を用いて実現される。
プロセッサ301の例は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)またはシステムLSI(Large Scale Integration)である。制御部13であるプロセッサ301は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することもできる。
メモリ302の例は、RAM(Random Access Memory)のような揮発性記憶メモリ、またはROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気記憶装置(ハードディスク、フレキシブルディスク、磁気テープ等)、光ディスクといった不揮発性記憶メモリである。
表示制御装置10は、プロセッサ301が、メモリ302で記憶されている表示制御装置10の動作を実行するためのプログラムである表示制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。この表示制御プログラムは、表示制御装置10の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。メモリ302は、プロセッサ301が各種処理を実行する際の一時メモリにも使用される。
プロセッサ301が実行する表示制御プログラムは、コンピュータで実行可能な、データ処理を行うための複数の命令を含むコンピュータ読取り可能かつ非遷移的な(non-transitory)記録媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトであってもよい。プロセッサ301が実行するメンテナンス支援プログラムは、複数の命令がデータ処理を行うことをコンピュータに実行させる。
また、表示制御装置10を専用のハードウエアで実現してもよい。また、表示制御装置10の機能について、一部を専用のハードウエアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
以上説明したように、表示制御装置10は、複数の工程で順番に処理される製品の生産時間を可視化する。表示制御装置10は、ユーザから指定された可視化方法に従って、対象データ表51または対象データ表53等から積み上げ棒グラフの元データを生成する。表示制御装置10は、積み上げ棒グラフの元データに基づいて、各製品番号の生産の開始時刻を時間軸の0とし、各製品番号の生産全体時間を積み上げ棒グラフで表示させる。また、表示制御装置10は、積み上げ棒グラフの各工程を識別可能な色等で表示し、閾値、指標値等があれば積み上げ棒グラフとともに表示させる。
これにより、ユーザは、製品番号別に各工程の生産時間および生産全体時間を一目で確認することができるので、生産状況および生産の傾向を確認できる。したがって、ユーザは、生産の全体を俯瞰して確認できるので、工程の全体を通した不安定要素の発見に繋がる。また、ユーザが確認したい表示対象に焦点を当てて表示できるので、ユーザは、生産時の不安定要素の発見、工程の問題の発見、不安定要素または工程の問題を発生させた原因の特定、工程の詳細な分析等が可能となる。また、表示制御装置10は、特定工程を構成する複数のサブ工程の生産時間をそれぞれ表示することができるので、各工程の生産時間を階層的に詳細表示できる。したがって、ユーザは各工程および各サブ工程を詳細に分析することが可能となる。
また、工程の概要レベル(生産全体時間)、工程レベル(各工程の生産時間)、複数の工程からなる工程群レベル(組立レベル、部品レベル)、サブ工程レベル(各サブ工程の生産時間)といった種々の表示粒度で生産時間を表示できるので、ユーザは、例えば、使用している部品のトレーサビリティ、工程内の問題箇所の特定等を容易に実行できる。
なお、表示制御システム1は、不良品が検出されてから、検出された不良品のみを対象にしてトレーサビリティ情報を確認してもよい。この場合、表示制御システム1は、検出された不良品の積み上げ棒グラフを表示させる。これにより、ユーザは、不良品の製品内に組み込まれた部品のトレーサビリティおよび工程内の問題箇所の特定等を容易に行うことができる。また、表示制御システム1は、不良品の特定工程の生産時間を表示できるので、ユーザは、不良品の特定工程内での生産状況を容易に確認できる。また、ユーザは、不良品の特定工程内で発生している不安定要素の発見、不良を発生させている工程の特定が可能となり、ユーザは、詳細に確認したいポイントに合わせた分析および可視化を実現できる。
また、表示制御システム1は、不良品が発生した場合、工程内で不安定になっている生産時間、または生産時間が閾値または指標値等から大きく離れている工程を、ユーザに通知してもよい。また、表示制御システム1は、ユーザが入力した閾値および指標値を生産時間に重畳して表示するので、ユーザは、視覚的に容易に各装置、各機器、各機種の不安定要素を特定することができる。
また、表示制御システム1は、生産現場で働いている人(担当者等)に対し、積み上げ棒グラフまたは棒グラフを表示することで、生産現場で働いている人に対して、工程の遅れおよび工程内での処理のロスを認識させることができる。また、表示制御システム1は、生産現場で働いている人毎に工程の遅れおよび工程内の処理のロスを表示できるので、生産現場で働いている人は、生産の状況を生産計画等にフィードバックすることができる。また、表示制御システム1は、最新の生産時間と生産計画とを並べて表示することにより、生産計画の生産時間に対する最近の傾向(生産時間)の割合を視覚的に表現できるので、生産現場のリーダは、生産計画に対する実績値または生産の傾向から導き出せる異常に即座に気が付くことができる。
このように、実施の形態では、表示制御装置10が、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す対象データ表51または対象データ表53を製品毎に取得している。そして、表示制御装置10が、対象データ表53の生産時間を用いて、製品毎に各工程の生産時間を積み上げるとともに生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した積み上げ棒グラフ201を生成し、積み上げ棒グラフ201の表示指示を表示装置30に出力し、表示装置30が積み上げ棒グラフ201を表示している。これにより、実際に工程で発生している状況を容易に分析することが可能になる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 表示制御システム、10 表示制御装置、13 制御部、14 記憶部、20 入力装置、30 表示装置、40 通信装置、51,53 対象データ表、52 時間データ表、61 全工程データ表、62 指定工程データ表、63 サブ工程データ表、64A,64B 特定条件データ表、130 表示制御部、131 対象データ生成部、132 積み上げ表示部、133 識別表示部、200 画像情報、201,203,206 積み上げ棒グラフ、202,204,205 棒グラフ、210,220 棒、250 閾値ライン、301 プロセッサ、302 メモリ。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の表示制御プログラムは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを製品毎に取得する取得ステップと、製品毎に各工程の生産時間を積み上げることによって製品毎に製品の生産の全体時間を示すとともに生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、生産時間を用いて生成する第1のグラフ生成ステップと、第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の表示制御プログラムは、複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間の実績値を示す工程データを製品毎に取得する取得ステップと、製品毎に各工程の生産時間の実績値を示す棒当該棒が伸びる方向に互いに離間させることなく積み上げることによって製品毎に製品の生産の全体時間の実績値を示すとともに生産時間の実績値が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、生産時間の実績値を用いて生成する第1のグラフ生成ステップと、第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、をコンピュータに実行させる。

Claims (12)

  1. 複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを前記製品毎に取得する取得ステップと、
    前記製品毎に前記各工程の生産時間を積み上げるとともに前記生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、前記生産時間を用いて生成する第1のグラフ生成ステップと、
    前記第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
  2. 前記第1の積み上げグラフとして表示させている表示対象を変更するための指示である変更指示をユーザから受け付ける第1の受付ステップと、
    前記変更指示に基づいて前記工程データから特定要素を抽出し、前記特定要素を用いて前記製品毎の前記生産時間のグラフである抽出グラフを生成する第2のグラフ生成ステップと、
    前記抽出グラフの表示指示を出力する第2の出力ステップと、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御プログラム。
  3. 前記特定要素は、特定の工程であり、
    前記抽出グラフは、前記特定の工程の生産時間を前記製品毎に示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御プログラム。
  4. 前記特定要素は、前記製品の特定の製造機種であり、
    前記抽出グラフは、前記特定の製造機種の製品の生産時間を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御プログラム。
  5. 前記特定要素は、前記製品を生産する際の特定の生産レシピであり、
    前記抽出グラフは、前記特定の生産レシピで生産される製品の生産時間を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御プログラム。
  6. 前記特定要素は、前記製品を生産する際の特定の担当者であり、
    前記抽出グラフは、前記特定の担当者によって処理された製品の生産時間を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御プログラム。
  7. 前記特定要素は、前記製品に組み込まれている特定の加工ワークであり、
    前記抽出グラフは、前記特定の加工ワークが組み込まれた製品の生産時間を示すグラフである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示制御プログラム。
  8. 前記特定の工程に含まれる各下位工程の生産時間を表示させるための指示である表示指示をユーザから受け付ける第2の受付ステップと、
    前記表示指示に基づいて前記製品毎に前記各下位工程の生産時間を積み上げるとともに、前記各下位工程の生産時間が何れの下位工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第2の積み上げグラフを、前記各下位工程の生産時間を用いて生成する第3のグラフ生成ステップと、
    前記第2の積み上げグラフの表示指示を出力する第3の出力ステップと、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項3に記載の表示制御プログラム。
  9. 前記各工程の生産時間の合計である生産全体時間の閾値または前記生産全体時間の指標値を表示させるための指示である表示指示をユーザから受け付ける第2の受付ステップと、
    前記第1の積み上げグラフとともに、前記表示指示で指定された前記閾値または前記指標値を表示させる表示指示を出力する第2の出力ステップと、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御プログラム。
  10. 前記工程の製造機種の名称、前記工程のレシピの名称、または前記工程の担当者の名称を表示させるための指示である表示指示をユーザから受け付ける第2の受付ステップと、
    前記第1の積み上げグラフとともに、前記表示指示で指定された前記製造機種の名称、前記レシピの名称、または前記担当者の名称を表示させる表示指示を出力する第2の出力ステップと、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載の表示制御プログラム。
  11. 複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを前記製品毎に取得し、前記製品毎に前記各工程の生産時間を積み上げるとともに前記生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、前記生産時間を用いて生成し、前記第1の積み上げグラフの表示指示を出力する表示制御部を備えることを特徴とする表示制御装置。
  12. 複数の工程を経て生産される製品の各工程の生産時間を示す工程データを前記製品毎に取得する取得ステップと、
    前記製品毎に前記各工程の生産時間を積み上げるとともに前記生産時間が何れの工程に対応するかを識別できる表示態様で示した第1の積み上げグラフを、前記生産時間を用いて生成する第1のグラフ生成ステップと、
    前記第1の積み上げグラフの表示指示を出力する第1の出力ステップと、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
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