JPWO2020170424A1 - 室外機およびそれを備えた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

室外機は、圧縮機と、圧縮機を覆う防音材と、を備え、防音材は、外側に設けられた第二部材と、第二部材の内側に設けられ第二部材よりも剛性の低い第一部材と、で構成され、圧縮機の側面を覆う側面部の下端の一部が切り欠かれることによって形成され、圧縮機に接続される配管が通るための切り欠き部を有し、切り欠き部において、第一部材の切り欠き範囲は、第二部材の切り欠き範囲よりも狭くなっているものである。

Description

本発明は、室外機およびそれを備えた空気調和機に関し、特に室外機の低騒音化技術に関するものである。
従来、空気調和機の室外機の防音性能を向上させる技術として、騒音防止装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、騒音源となる圧縮機を囲むように防音材が配置されている。この防音材は、防音および遮音効果がある剛性の高いゴムで構成され、外側に設けられた第二部材と、吸音効果がある剛性の低いフェルトで構成され、内側に設けられた第一部材とで構成されている。また、防音材には、圧縮機に接続される配管を通す穴が設けられている。
特開2004−143975号公報
特許文献1では、圧縮機に接続される配管を防音材に形成された穴に通して配管の外周全体が防音材で覆われる構造であるため、防音材の取り付けが困難であるという課題があった。また、圧縮機のメンテナンス時などは、防音材の取り付けおよび取り外しを行う必要があるが、配管を防音材の穴に通す構造であるため、防音材の取り付けおよび取り外しが困難であり、サービス性が低下するという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、防音性能の低下を抑制しつつ、サービス性を向上させた室外機およびそれを備えた空気調和機を提供することを目的としている。
本発明に係る室外機は、圧縮機と、前記圧縮機を覆う防音材と、を備え、前記防音材は、外側に設けられた第二部材と、前記第二部材の内側に設けられ前記第二部材よりも剛性の低い第一部材と、で構成され、前記圧縮機の側面を覆う側面部の下端の一部が切り欠かれることによって形成され、前記圧縮機に接続される配管が通るための切り欠き部を有し、前記切り欠き部において、前記第一部材の切り欠き範囲は、前記第二部材の切り欠き範囲よりも狭くなっているものである。
また、本発明に係る空気調和機は、上記の室外機と、室内機と、を備えたものである。
本発明に係る室外機およびそれを備えた空気調和機によれば、防音材は、側面部の下端の一部が切り欠かれることによって形成され、圧縮機に接続される配管が通るための切り欠き部を有している。そのため、防音材の取り付け時は、防音材を圧縮機の上から被せるだけでよく、また、防音材の取り外し時は、防音材を上に持ち上げるだけでよい。その結果、室外機およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させることができる。また、切り欠き部において、第一部材の切り欠き範囲は、第二部材の切り欠き範囲よりも狭くなっている。そのため、万が一、圧縮機に接続される配管が防音材に接触したとしても、第一部材のみが接触することになり、圧縮機の振動が防音材全体に伝わるのを抑制することができる。つまり、圧縮機の振動伝播を低減することができるため、防音性能の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の外観構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷媒回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成の一部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す側面模式図である。 振動数比と応答倍率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す模式図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を示す断面模式図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機に用いられる防音材を平面視した模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の外観構成の一例を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態1に係る空気調和機の室外機100は、外郭を構成する筐体100aを備えている。その筐体100aは、正面視して、上面に設けられた天面パネル101と、底面に設けられたベース102と、正面に設けられた正面パネル103と、右側面に設けられた右側面パネル105およびカバーパネル108と、左側面に設けられた左側面パネル106と、を備えている。さらに、筐体100aは、正面から右側面にかけて設けられたサービスパネル104およびカバーパネル107を備えている。また、筐体100aには、室外機100を運搬する際に用いられる取っ手109が設けられている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷媒回路の構成を示す図である。
図2に示すように、本発明の実施の形態1に係る空気調和機は、1台の室外機100と2台の室内機200(200A、200B)とで構成されている。なお、空気調和機が備える室外機100および室内機200の台数は上記に限定されない。
室外機100には、圧縮機1、流路切替弁2、室外熱交換器3、アキュムレータ13、室外側膨張弁14、静止弁4、5、高圧圧力センサ11、低圧圧力センサ12、外気温度センサ8、室外温度センサ9、室外機ファン6、ファンモータ7、および、制御装置20が設けられている。また、室内機200Aには、室内熱交換器30、室内側膨張弁31、冷媒温度センサ32〜33、および、入口温度センサ34が設けられている。同様に、室内機200Bには、室内熱交換器40、室内側膨張弁41、冷媒温度センサ42〜43、および、入口温度センサ44が設けられている。
本実施の形態1に係る空気調和機は、圧縮機1、流路切替弁2、室外熱交換器3、室外側膨張弁14、室内側膨張弁31、41、室内熱交換器30、40、アキュムレータ13が順次配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路を備えている。
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものである。なお、圧縮機1は、吸入した冷媒を高圧状態に圧縮できるものであればよく、特にタイプを限定するものではない。たとえば、レシプロ、ロータリー、スクロールあるいはスクリューなどの各種タイプを利用して構成することができる。
流路切替弁2は、例えば四方弁であり、冷媒の流れの方向を切り替えるための流路切替え装置である。なお、流路切替装置として、四方弁に代えて二方弁および三方弁の組み合わせなどが用いられてもよい。
室外熱交換器3および室内熱交換器30、40は、蒸発器または凝縮器として機能し、空気と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を蒸発ガス化または凝縮液化するものである。
室外側膨張弁14および室内側膨張弁31、41は、冷媒を減圧して膨張させるものである。室外側膨張弁14および室内側膨張弁31、41は、例えば、開度が可変に制御可能であり緻密な流量制御が可能な電子式膨張弁で構成されている。
室外機ファン6は、ファンモータ7によって回転駆動させられ、室外熱交換器3に空気を供給するものである。
静止弁4、5は、開閉により配管を流れる冷媒を通過させる、または遮断するものである。
外気温度センサ8は、外気温度を検知するものである。室外温度センサ9は、室外熱交換器3を流れる冷媒の温度を検知するものである。冷媒温度センサ32〜33、43〜44は、室内熱交換器30、40を流れる冷媒の温度を検知するものである。入口温度センサ34、44は、室内熱交換器30、40の入口側を流れる冷媒の温度を検知するものである。
高圧圧力センサ11は、圧縮機1から吐出された高圧冷媒の圧力を検知するものである。また、低圧圧力センサ12は、圧縮機1に吸入される低圧冷媒の圧力を検知するものである。
アキュムレータ13は、圧縮機1の吸入側に配置され、過剰な冷媒を貯留するものである。
制御装置20は、例えば、専用のハードウェア、またはメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、プロセッサともいう)で構成されている。
制御装置20は、圧縮機1の駆動周波数、室外機ファン6の回転数、流路切替弁2の切り替え、各膨張弁の開度など、各種アクチュエータの動作を制御するものである。また、制御装置20は、各センサの値に基づいて、SC(サブクール)およびSH(スーパーヒート)を計算し、冷媒の温度変化を予測する演算を実施する。そして、制御装置20は、冷媒の温度変化の予測値に基づいて、各膨張弁の開度および制御間隔、さらには冷媒の温度の目標値などを決定し、その目標値を達成できるように各種アクチュエータを制御する。
冷媒回路を循環する冷媒としては、R410、R32、水、および、COなど、熱の運搬を行う液体、気体、あるいは、固体などが用いられる。また、室外機100および室内機200には、様々なタイプの空調システムが接続される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100の内部構成の一部を示す斜視図である。
図3に示すように、室外機100の筐体100aの内部にはセパレータ110が設けられている。そして、セパレータ110によって筐体100aの内部は、室外熱交換器3および室外機ファン6などを収納する送風機室100bと、圧縮機1などを収納する機械室100cと、に隔てられている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す断面模式図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す側面模式図である。
図4に示すように、筐体100aの機械室100cに収納されている圧縮機1は、低騒音化を図るために、防音材300で覆われている。この防音材300は、例えば円筒形状を有している。また、防音材300は、防音および遮音効果がある剛性の高いゴムなどで構成され、外側に設けられた第二部材320と、吸音効果がある剛性の低いフェルトなどで構成され、内側に設けられた第一部材310とで構成されている。つまり、防音材300は、第二部材320の内側に、第二部材320よりも剛性の低い第一部材310が設けられた二層構造を有している。また、この防音材300は、圧縮機1の側面を覆う側面部300aと、圧縮機1の上面を覆う上面部300bとで構成されている。
この防音材300の中に配置されている圧縮機1には配管1aが接続されており、この配管1aを防音材300の外側にあるその他の部品と接続するために、図4および図5に示すように防音材300の一部に切り欠き部401が設けられている。この切り欠き部401は、側面部300aの下端の一部が矩形状に切り欠かれることによって形成されており、圧縮機1の配管1aは、この切り欠き部401を通って防音材300の外側にあるその他の部品と接続されている。
また、切り欠き部401は、圧縮機1の配管1aとは接触しない位置および大きさに形成されているが、防音材300の組み立てばらつき、あるいは防音材300の経年劣化などによって、切り欠き部401が圧縮機1の配管1aと接触してしまうことも考えられる。そこで、切り欠き部401において、第一部材310の切り欠き範囲は、第二部材320の切り欠き範囲よりも狭くなっている。そして、図5に示すように、第一部材310は切り欠き部401の各辺からはみ出しており、外部に露出している。
このように、切り欠き部401において、第一部材310の切り欠き範囲を第二部材320の切り欠き範囲よりも狭くすることによって、切り欠き部401が圧縮機1の配管1aと接触したとしても、接触するのが剛性の低い第一部材310のみとなる。そのため、圧縮機1の振動が第一部材310で吸収され、防音材300に伝わるのを抑制することができる。つまり、圧縮機1の振動伝播を低減することができるため、防音性能を向上させることができる。
図6は、振動数比と応答倍率との関係を示す図である。なお、図6の横軸は振動数比[ω/ω]を示しており、縦軸は応答倍率、つまり振幅の大きさを示している。
次に、上記の効果を、図6を用いて説明する。図6は、質量m、ばね定数k、および、ダッシュポットの減数係数cを用いた物理モデルの運動方程式の解を示す図である。図6に示すように、共振点である振動数比=1においては、剛性が高く、減衰比ζが大きい方が応答倍率が小さい、つまり、伝達力が小さいことが分かる。この図6より、気泡が多く粘性があり、柔らかく剛性の低い部材は、振動伝達を低減できることが理解できる。騒音が振動エネルギーであると仮定すると、C/√(2mk)が1/4倍に低減する場合、3dB以上の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、防音材300の側面部300aの下端の一部に切り欠き部401が設けられているため、防音材300の防音材300の取り付け時は、防音材300を圧縮機1の上から被せるだけでよい。また、防音材300の取り外し時は、防音材300を上に持ち上げるだけでよい。その結果、室外機100およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、切り欠き部401は、側面部300aの下端の一部が矩形状に切り欠かれることによって形成されているとしたが、それに限定されず、どのような形状に切り欠かれていてもよい。
また、切り欠き部401において、第二部材320の各辺が第一部材310で覆われるように構成されてもよく、そのような構成とすることで、剛性の高い第二部材320が圧縮機1の配管1aに接触するのをより確実に防ぐことができる。
以上、本実施の形態1に係る室外機100は、圧縮機1と、圧縮機1を覆う防音材300と、を備えている。また、防音材300は、外側に設けられた第二部材320と、第二部材320の内側に設けられ第二部材320よりも剛性の低い第一部材310と、で構成されている。また、防音材300は、圧縮機1の側面を覆う側面部300aの下端の一部が切り欠かれることによって形成され、圧縮機1に接続される配管1aが通るための切り欠き部401を有している。そして、切り欠き部401において、第一部材310の切り欠き範囲は、第二部材320の切り欠き範囲よりも狭くなっているものである。
また、本実施の形態1に係る空気調和機は、上記の室外機100と、室内機200と、を備えたものである。
本実施の形態1に係る室外機100およびそれを備えた空気調和機によれば、防音材300は、側面部300aの下端の一部が切り欠かれることによって形成され、圧縮機1に接続される配管1aが通るための切り欠き部401を有している。そのため、防音材300の防音材300の取り付け時は、防音材300を圧縮機1の上から被せるだけでよく、また、防音材300の取り外し時は、防音材300を上に持ち上げるだけでよい。その結果、室外機100およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させることができる。また、切り欠き部401において、第一部材310の切り欠き範囲は、第二部材320の切り欠き範囲よりも狭くなっている。そのため、万が一、圧縮機1に接続される配管1aが防音材300に接触したとしても、第一部材310のみが接触することになり、圧縮機1の振動が防音材300全体に伝わるのを抑制することができる。つまり、圧縮機1の振動伝播を低減することができるため、防音性能の低下を抑制することができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図7は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す模式図である。
図7に示すように、本実施の形態2に係る防音材300は、切り欠き部401を覆う第三部材311を有し、第三部材311には、配管1aが通るためのクロス形状のスリット312が形成されている。この第三部材311は、第一部材310と同様に、吸音効果がある剛性の低いフェルトなどで構成されている。なお、第三部材311は、第一部材310と別体でそれに繋げた構成でもよいし、第一部材310と一体成型した構成でもよい。
このように、切り欠き部401に第三部材311を設けることで、防音材300の切り欠き部401での開口面積が減り、その開口から騒音が漏れるのを抑制することができる。その結果、本実施の形態2に係る防音材300によって、室外機100およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させるとともに、遮音効果を高めることができる。
なお、本実施の形態2では、第三部材311にクロス形状のスリット312が形成されている構成としたが、それに限定されず、スリット312の形状は、防音材300を圧縮機1の上から被せられるような形状であればよい。
また、図7に示すように、第三部材311の鉛直方向のスリット312の上端と切り欠き部401の上端との間に余裕代Iを設けることで、剛性の高い第二部材320が圧縮機1の配管1aに接触するのをより確実に防ぐことができる。
また、第三部材311を上側に弧形状を有する半円形状のように丸みを有した形状にしたり、第三部材311を曲がりやすくなる厚みにしたりすることで、第二部材320と圧縮機1の配管1aとが直接接触しづらくなり、それらが接触するのを抑制することができる。
なお、第三部材311を切り欠き部401に設けるのではなく、第三部材311を圧縮機1の配管1aに直接設けてもよい。
以上、本実施の形態2に係る室外機100において、切り欠き部401は、第二部材320よりも剛性の低い第三部材311で覆われており、第三部材311には、配管1aが通るためのスリット312が形成されている。
本実施の形態2に係る室外機100によれば、切り欠き部401は、配管1aが通るためのスリット312が形成された第三部材311で覆われている。そのため、防音材300の切り欠き部401での開口面積が減り、その開口から騒音が漏れるのを抑制することができる。その結果、本実施の形態2に係る防音材300によって、室外機100およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させるとともに、遮音効果を高めることができる。
また、本実施の形態2に係る室外機100において、スリット312の上端と切り欠き部401の上端とに間に余裕代Iが設けられている。
本実施の形態2に係る室外機100によれば、スリット312の上端と切り欠き部401の上端との間に余裕代Iを設けられているため、剛性の高い第二部材320が圧縮機1の配管1aに接触するのをより確実に防ぐことができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図8は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す模式図である。
図8に示すように、本実施の形態3に係る防音材300は、切り欠き部401に、クロス形状などのスリット312が複数形成された第三部材311が設けられている。複数のスリット312は、水平方向、垂直方向、あるいは水平方向かつ垂直方向にずれた位置にそれぞれ形成されており、各スリット312には、それぞれ異なる配管1aが通せるようになっている。この第三部材311は、第一部材310と同様に、吸音効果がある剛性の低いフェルトなどで構成されている。なお、第三部材311は、第一部材310と別体でそれに繋げた構成でもよいし、第一部材310と一体成型した構成でもよい。
このように、第三部材311にスリット312を複数形成することで、圧縮機1に接続される配管1aが互いに近い位置に複数配置されている場合でも、1つの切り欠き部401内に複数の配管1aを通すことができる。
なお、複数の配管1aが互いに離れた位置に配置されている場合は、切り欠き部401を複数設け、各切り欠き部401にスリット312が形成された第三部材311を設ける構成とするとよい。そうすることで、複数の配管1aが互いに離れた位置に配置されている場合でも、各配管1aを切り欠き部401内に通すことができる。
また、複数の配管1aが鉛直方向に配置されているような場合には、鉛直方向に繋がったスリット312を形成する。また、複数の配管1aが水平方向に配置されているような場合には、水平方向に繋がったスリット312を形成する。なお、複数の配管1aが近い位置に配置されているが、水平方向または鉛直方向にずれている場合は、各配管1aの位置に合わせてスリット312を設けたり、複数の配管1aの管径が異なる場合は、その管径に合わせてスリット312の大きさを変えたりする。
そうすることで、防音材300の防音材300の取り付け時は、防音材300を圧縮機1の上から被せるだけでよく、また、防音材300の取り外し時は、防音材300を上に持ち上げるだけでよい。その結果、室外機100およびそれを備えた空気調和機のサービス性を向上させることができる。
なお、本実施の形態3では、第三部材311にクロス形状などのスリット312が形成されている構成としたが、それに限定されず、スリット312の形状は、防音材300を圧縮機1の上から被せられるような形状であればよい。
以上、本実施の形態3に係る室外機100において、第三部材311には異なる配管1aが通るためのスリット312が複数形成されている。
本実施の形態3に係る室外機100によれば、第三部材311にスリット312が複数形成されているため、圧縮機1に接続される配管1aが互いに近い位置に複数配置されている場合でも、1つの切り欠き部401内に複数の配管1aを通すことができる。
また、本実施の形態3に係る室外機100において、防音材300は、複数の切り欠き部401を有している。
本実施の形態3に係る室外機100によれば、複数の配管1aが互いに離れた位置に配置されている場合でも、各配管1aを切り欠き部401内に通すことができる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明するが、実施の形態1〜3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図9は、本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す断面模式図である。
図9に示すように、本実施の形態4に係る防音材300は、第二部材320の外面の一部に第四部材402が設けられている。この第四部材402は、第一部材310と同様に、吸音効果がある剛性の低いフェルトなどで構成されている。この第四部材402は、圧縮機1に接続される配管1aまたはセパレータ110などのその他の構造物が第二部材320と接触しそうな位置に設けられている。
このように、第二部材320の外面の一部に第四部材402を設けることで、配管1aまたはその他の構造物が、第二部材320と直接接触するのを回避することができる。また、配管1aまたはその他の構造物が防音材300と接触したとしても、第二部材320よりも剛性の低い第四部材402と接触することになるため、圧縮機1の振動がそれらに伝播しにくくなり、防音効果を高めることができる。
以上、本実施の形態4に係る室外機100において、防音材300の第二部材320の外面の少なくとも一部に、第二部材320よりも剛性の低い第四部材402が設けられている。
本実施の形態4に係る室外機100によれば、防音材300の第二部材320の外面の少なくとも一部に、第二部材320よりも剛性の低い第四部材402が設けられている。そのため、配管1aまたはその他の構造物が、第二部材320と直接接触するのを回避することができる。また、配管1aまたはその他の構造物が防音材300と接触したとしても、第二部材320よりも剛性の低い第四部材402と接触することになるため、圧縮機1の振動がそれらに伝播しにくくなり、防音効果を高めることができる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明するが、実施の形態1〜4と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図10は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を示す断面模式図である。図11は、本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機100に用いられる防音材300を平面視した模式図である。
図10および図11に示すように、本実施の形態5に係る防音材300は、第二部材320の外面の一部にスリット403が形成されている。このスリット403は、圧縮機1に接続される配管1aまたはその他の構造物が第二部材320と接触しそうな位置に形成されている。
このように、第二部材320の外面の一部にスリット403を形成することで、第二部材320のスリット403が形成された箇所での剛性が低くなる。そのため、配管1aまたはその他の構造物が、第二部材320と接触した際の第二部材320の変形を大きくすることができる。そして、そうすることで、圧縮機1の振動がそれらに伝播しにくくなり、防音効果を高めることができる。また、追加の部材などを必要としないため、低コストで防音効果を高めることができる。
なお、本実施の形態5に係る防音材300では、スリット403が2箇所に設けられているが、それに限定されず、1箇所でもよいし3箇所以上でもよい。また、スリット403の形状は、例えば直線形状など、配管1aまたはその他の構造物が、第二部材320と接触した際の第二部材320の変形を大きくすることができる形状であれば何でもよい。また、スリット403の長さに関しても、第二部材320と接触した際の第二部材320の変形を大きくすることができる長さであればよい
以上、本実施の形態5に係る室外機100において、防音材300の第二部材320の外面の少なくとも一部にスリット403が形成されている。
本実施の形態5に係る室外機100によれば、第二部材320の外面の一部にスリット403が形成されている。そのため、配管1aまたはその他の構造物が、第二部材320と接触した際の第二部材320の変形を大きくすることができる。そして、そうすることで、圧縮機1の振動がそれらに伝播しにくくなり、防音効果を高めることができる。また、追加の部材などを必要としないため、低コストで防音効果を高めることができる。
1 圧縮機、1a 配管、2 流路切替弁、3 室外熱交換器、4 静止弁、5 静止弁、6 室外機ファン、7 ファンモータ、8 外気温度センサ、9 室外温度センサ、11 高圧圧力センサ、12 低圧圧力センサ、13 アキュムレータ、14 室外側膨張弁、20 制御装置、30 室内熱交換器、31 室内側膨張弁、32 冷媒温度センサ、33 冷媒温度センサ、34 入口温度センサ、40 室内熱交換器、41 室内側膨張弁、42 冷媒温度センサ、43 冷媒温度センサ、44 入口温度センサ、100 室外機、100a 筐体、100b 送風機室、100c 機械室、101 天面パネル、102 ベース、103 正面パネル、104 サービスパネル、105 右側面パネル、106 左側面パネル、107 カバーパネル、108 カバーパネル、109 取っ手、110 セパレータ、200 室内機、200A 室内機、200B 室内機、300 防音材、300a 側面部、300b 上面部、310 第一部材、311 第三部材、312 スリット、320 第二部材、401 切り欠き部、402 第四部材、403 スリット。
本発明に係る室外機は、圧縮機と、前記圧縮機を覆う防音材と、を備え、前記防音材は、外側に設けられた第二部材と、前記第二部材の内側に設けられ前記第二部材よりも剛性の低い第一部材と、で構成され、前記圧縮機の側面を覆う側面部の下端の一部が矩形状に切り欠かれることによって形成され、前記圧縮機に接続される配管が通るための切り欠き部を有し、前記切り欠き部において、前記第一部材の切り欠き範囲は、前記第二部材の切り欠き範囲よりも狭くなっており、前記防音材は上下方向に移動して取り付け及び取り外し自在である

Claims (8)

  1. 圧縮機と、
    前記圧縮機を覆う防音材と、を備え、
    前記防音材は、
    外側に設けられた第二部材と、前記第二部材の内側に設けられ前記第二部材よりも剛性の低い第一部材と、で構成され、
    前記圧縮機の側面を覆う側面部の下端の一部が切り欠かれることによって形成され、前記圧縮機に接続される配管が通るための切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部において、前記第一部材の切り欠き範囲は、前記第二部材の切り欠き範囲よりも狭くなっている
    室外機。
  2. 前記防音材は、
    複数の前記切り欠き部を有している
    請求項1に記載の室外機。
  3. 前記切り欠き部は、前記第二部材よりも剛性の低い第三部材で覆われており、
    前記第三部材には、前記配管が通るためのスリットが形成されている
    請求項1または2に記載の室外機。
  4. 前記第三部材には、異なる前記配管が通るための前記スリットが複数形成されている
    請求項3に記載の室外機。
  5. 前記スリットの上端と前記切り欠き部の上端とに間に余裕代が設けられている
    請求項3または4に記載の室外機。
  6. 前記防音材の前記第二部材の外面の少なくとも一部に、前記第二部材よりも剛性の低い第四部材が設けられている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の室外機。
  7. 前記防音材の前記第二部材の外面の少なくとも一部にスリットが形成されている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の室外機。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の室外機と、
    室内機と、を備えた
    空気調和機。
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