JPWO2020170311A1 - スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布 - Google Patents

スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020170311A1
JPWO2020170311A1 JP2019512935A JP2019512935A JPWO2020170311A1 JP WO2020170311 A1 JPWO2020170311 A1 JP WO2020170311A1 JP 2019512935 A JP2019512935 A JP 2019512935A JP 2019512935 A JP2019512935 A JP 2019512935A JP WO2020170311 A1 JPWO2020170311 A1 JP WO2020170311A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
spunbonded
nonwoven fabric
crimped
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019512935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6533025B1 (ja
Inventor
泰一郎 市川
泰一郎 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=66934399&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPWO2020170311(A1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP6533025B1 publication Critical patent/JP6533025B1/ja
Publication of JPWO2020170311A1 publication Critical patent/JPWO2020170311A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H3/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
    • D04H3/005Synthetic yarns or filaments
    • D04H3/007Addition polymers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/006Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass in a fluid bed
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H3/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
    • D04H3/08Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating
    • D04H3/14Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of strengthening or consolidating with bonds between thermoplastic yarns or filaments produced by welding
    • D04H3/147Composite yarns or filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

熱可塑性重合体を溶融紡糸して捲縮繊維を形成する工程と、
前記捲縮繊維を捕集し、捕集された前記捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程と、を含むスパンボンド不織布の製造方法。

Description

本開示は、スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布に関する。
近年、不織布は通気性および柔軟性に優れることから各種用途に幅広く用いられている。そのため、不織布には、その用途に応じた各種の特性が求められるとともに、その特性の向上が要求されている。
特に、スパンボンド法により得られる長繊維不織布は、例えば、吸収性物品(紙おむつ、生理用ナプキン等)、医療用資材(手術着用ガウン、ドレープ、衛生マスク、シーツ、医療用ガーゼ、湿布材の基布等)などに適用されている。吸収性物品、医療用資材などの用途では、肌に直接触れる部分を有するため、とりわけ、高い柔軟性が求められている。
例えば特許文献1には、柔軟性に優れるけん縮多成分繊維を含むスパンボンデッド高ロフト不織ウェブを製造する方法が提案されている。
特開2018−24965号公報
吸収性物品、医療用資材などの用途では、高い柔軟性とともに、毛羽立ちにくいこと、すなわち、優れた耐毛羽性も要求されている。前述の特許文献1に記載の製造方法では、耐毛羽性について改善の余地がある。
本開示の課題は、柔軟性を損なわずに耐毛羽性に優れるスパンボンド不織布及びこの製造方法を提供することにある。
本開示は、以下の態様に関係する。
<1> 熱可塑性重合体を溶融紡糸して捲縮繊維を形成する工程と、前記捲縮繊維を捕集し、捕集された前記捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程と、を含むスパンボンド不織布の製造方法。
<2> 前記捲縮繊維を押圧するときの前記コンパクションロールの温度は、80℃〜120℃である<1>に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<3> 前記捲縮繊維を押圧するときの前記コンパクションロールの温度は、前記捲縮繊維の融点よりも低い<1>に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<4> 前記線圧が10N/mm以下である<1>〜<3>のいずれか1つに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<5> 前記熱可塑性重合体はオレフィン系重合体を含む<1>〜<4>のいずれか1つに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<6> 前記オレフィン系重合体がオレフィン系重合体としてプロピレン系重合体を含む<5>に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<7> 前記押圧する工程にて形成された不織ウェブ上に、熱可塑性重合体を溶融紡糸して形成された捲縮繊維を積層させ、前記捲縮繊維を積層させた前記不織ウェブをコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程を含み、スパンボンド不織布層を複数備える不織布積層体を製造する<1>〜<6>のいずれか1つに記載のスパンボンド不織布の製造方法。
<8> 表面の150mm×150mmの領域について、学振型摩擦堅牢度試験機を用い、JIS L 0849(2013)の摩擦堅牢度試験法に準拠して摩擦試験を行ったとき、以下の(1)及び(2)の少なくとも一方を満たすスパンボンド不織布。
(1)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.8mm以上2.0mm未満の個数が1個以下である。
(2)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.1mm以上0.8mm未満の個数が9個以下である。
本開示によれば、柔軟性を損なわずに耐毛羽性に優れるスパンボンド不織布及びこの製造方法が提供される。
本開示の不織布積層体を製造するための装置の一例を表す概略模式図である。 本開示の不織布積層体を製造するための装置の他の一例を表す概略模式図である。
以下、本開示について、好ましい実施形態の一例について詳細に説明する。これらの説明及び実施例は実施形態を例示するものであり、実施形態の範囲を制限するものではない。
本開示において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本開示において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において組成物中の各成分の含有量は、各成分に該当する物質が複数種存在する場合、特に断らない限り、当該複数種の物質の合計量を意味する。
本開示において、MD(Machine Direction)方向とは、不織布製造装置における不織ウェブの進行方向を指す。CD(Cross Direction)方向とは、MD方向に垂直で、主面(不織布の厚さ方向に直交する面)に平行な方向を指す。
<スパンボンド不織布の製造方法>
本開示のスパンボンド不織布の製造方法は、熱可塑性重合体を溶融紡糸して捲縮繊維を形成する工程と、前記捲縮繊維を捕集し、捕集された前記捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程(以下、「捲縮繊維を押圧する工程(1)」とも称する。)と、を含む。
本開示の製造方法は、捕集された捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程を含むことにより、柔軟性を損なわずに耐毛羽性に優れるスパンボンド不織布を製造することができる。
[捲縮繊維を形成する工程]
本開示の製造方法は、熱可塑性重合体を溶融紡糸して捲縮繊維を形成する工程を含む。捲縮繊維を形成する工程としては、捲縮繊維を形成可能であれば特に限定されず、熱可塑性重合体を冷却して延伸する公知の過程が含まれていてもよい。
本開示の製造方法にて用いる熱可塑性重合体は後述の通りである。
[捲縮繊維を押圧する工程(1)]
本開示の製造方法は、捲縮繊維を捕集し、捕集された前記捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程を含む。
捲縮繊維を押圧するときのコンパクションロールの温度は、80℃〜120℃であってもよく、85℃〜115℃であってもよく、90℃〜110℃であってもよく、95℃〜105℃であってもよい。
捲縮繊維を押圧するときのコンパクションロールの温度は、捲縮繊維の融点よりも低いことが好ましい。
捲縮繊維を押圧するときの線圧は、耐毛羽性の観点から、5.1N/mm以上であることが好ましく、5.2N/mm以上であることがより好ましい。
捲縮繊維を押圧するときの線圧は、柔軟性の観点から、10N/mm以下であることが好ましく、7.0N/mm以下であることがより好ましく、6.5N/mm以下であることがさらに好ましく、6.0N/mm以下であることが特に好ましい。
本開示の不織布積層体は、柔軟性に優れる観点で、圧着部と非圧着部とを有していてもよい。圧着部の面積率は、7%〜20%であることが好ましい。圧着部の面積率は、より好ましくは8%以上であり、18%以下である。圧着部の面積率は、不織布積層体から10mm×10mmの大きさの試験片を採取し、試験片のエンボスロールとの接触面を、電子顕微鏡(倍率:100倍)で観察し、観察した不織布に対し、熱圧着された部分の面積の割合とする。
(熱可塑性重合体)
熱可塑性重合体は、スパンボンド不織布を構成可能であれば、特に限定されるものではない。熱可塑性重合体としては、例えば、オレフィン系重合体、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重合体、これら重合体の重合体組成物等が挙げられる。オレフィン系重合体は、オレフィンを構造単位として含む重合体である。ポリエステル系重合体は、エステルを構造単位として含む重合体であり、ポリアミド系重合体は、アミドを構造単位として含む重合体である。なお、本開示において、熱可塑性重合体は、熱可塑性重合体組成物を含む概念である。
これらの中でも、熱可塑性重合体は、オレフィン系重合体を含むことが好ましく、オレフィン系重合体として、プロピレン系重合体を含むことがより好ましい。
プロピレン系重合体は、例えば、プロピレンの単独重合体、及びプロピレン/α−オレフィンランダム共重合体(例えば、プロピレンと、炭素数2〜8の1種又は2種以上のα−オレフィンとのランダム共重合体)が好ましい。柔軟性に優れる観点で、好ましいα−オレフィンの具体例としては、プロピレンと、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。プロピレン/α−オレフィンランダム共重合体におけるα−オレフィンの含有量は、特に限定されず、例えば1モル%〜10モル%であることが好ましく、1モル%〜5モル%であることがより好ましい。
プロピレン系重合体の融点(Tm)は、125℃以上であってもよく、125℃〜165℃であってもよい。メルトフローレート(MFR)(ASTM D−1238、230℃、荷重2160g)は、10g/10分〜100g/10分であってもよく、20g/10分〜70g/10分であってもよい。
本開示の製造方法にて用いる捲縮繊維は、1種類の熱可塑性重合体を含む繊維であってもよく、2種以上の熱可塑性重合体を含む複合繊維であってもよい。また、複合繊維は、例えば、サイドバイサイド型、同芯芯鞘型又は偏芯芯鞘型であってもよい。偏芯芯鞘型の複合繊維は、芯部が表面に露出している露出型でもよく、芯部が表面に露出していない非露出型でもよい。
これらの中でも、捲縮繊維は、プロピレン系重合体を含む捲縮複合繊維であることが好ましく、プロピレン系重合体を含む偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維であることがより好ましい。
同様の点で、捲縮複合繊維は、プロピレン系重合体が、捲縮複合繊維の表面に露出する部分が多い側に含まれ、プロピレン系重合体が、プロピレン/α−オレフィン共重合体、又はプロピレン単独重合体とプロピレン/α−オレフィン共重合体との混合物であることがさらに好ましい。表面に露出する部分が多い側とは、捲縮複合繊維において、熱可塑性重合体がより多く露出している側を表す。本開示において、表面に露出する部分が多い側を総称して、鞘部と称する。また、表面に露出する部分が少ない側を総称して、芯部と称する。
捲縮複合繊維が芯鞘型である場合、鞘部と芯部との質量比(芯部/鞘部)の好ましい態様としては、例えば、90/10〜60/40(より好ましくは85/15〜40/60)が挙げられる。
捲縮繊維は、必要に応じて、通常用いられる添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、例えば、酸化防止剤、耐候安定剤、耐光安定剤、分散剤、帯電防止剤、防曇剤、ブロッキング防止剤、滑剤、核剤、顔料、浸透剤及び湿潤剤などが挙げられる。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布は、スパンボンド不織布のMD方向の引張荷重が10N/25mm〜30N/25mmであることが好ましく、15N/25mm〜25N/25mmであることがより好ましい。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布は、スパンボンド不織布のCD方向の引張荷重が5N/25mm〜20N/25mmであることが好ましく、10N/25mm〜15N/25mmであることがより好ましい。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布は、スパンボンド不織布のMD方向の5%延伸時の引張強度が2.0N/25mm以上であることが好ましく、3.0N/25mm以上であることがより好ましい。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布は、スパンボンド不織布のCD方向の5%延伸時の引張強度が0.5N/25mm以上であることが好ましく、0.8N/25mm以上であることがより好ましい。
スパンボンド不織布について、引張荷重及び5%延伸時の引張強度は、JIS L 1913(2010)に準拠して測定すればよい。具体的には、スパンボンド不織布から、幅25mm×長さ200mmの試験片を採取し、引張試験機を用いてチャック間距離100mm、ヘッドスピード100mm/minでMD:5点を測定し、平均値を算出し、引張荷重(N/25mm)を求めればよい。また、測定プログラムにて、5%延伸時(チャック間:105mm)時に記録された強度を5%延伸時の荷重(5%荷重)とすればよい。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布の目付けは特に限定されず、例えば、スパンボンド不織布の目付は、5g/m〜30g/mであってもよく、20g/m〜30g/mであってもよく、25g/m〜30g/mであってもよい。
スパンボンド不織布のMD方向の引張荷重、スパンボンド不織布のCD方向の引張荷重、スパンボンド不織布のMD方向の5%延伸時の引張強度、スパンボンド不織布のCD方向の5%延伸時の引張強度、及びスパンボンド不織布の目付けは、実施例に記載の方法により求めることができる。
捲縮繊維の平均繊維径は、特に限定されず、例えば、5μm〜25μmであってもよい。平均繊維径は、20μm以下であってもよく、18μm以下であってもよく、15μm以下であってもよい。また、平均繊維径は、7μm以上であってもよく、10μm以上であってもよい。なお、本開示において、平均繊維径は、次のようにして求められる。得られたスパンボンド不織布から、10mm×10mmの試験片を10点採取し、Nikon社製ECLIPSE E400顕微鏡を用い、倍率20倍で、繊維の直径をμm単位で小数点第1位まで読み取る。1試験片毎に任意の20箇所の径を測定し、平均値を求める。
本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布は、単層の不織布であってもよく、複数の層が積層された多層の不織布(不織布積層体)であってもよい。不織布積層体としては、例えば、スパンボンド不織布層が2層以上積層された積層体であってもよい。
[捲縮繊維を押圧する工程(2)]
本開示の製造方法は、捲縮繊維を押圧する工程(1)にて形成された不織ウェブ上に、熱可塑性重合体を溶融紡糸して形成された捲縮繊維を積層させ、前記捲縮繊維を積層させた前記不織ウェブをコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程を含んでいてもよい。これにより、スパンボンド不織布層を2層備える不織布積層体を製造することができる。捲縮繊維を押圧する工程(2)における好ましい条件は、捲縮繊維を押圧する工程(1)における好ましい条件と同様であるため、説明を省略する。
なお、捲縮繊維を押圧する工程(2)を繰り返すことにより、スパンボンド不織布層を3層以上備える不織布積層体を製造してもよい。
[不織ウェブを交絡する工程]
本開示の製造方法は、捲縮繊維を押圧する工程(1)の後に、不織ウェブを加熱加圧処理して交絡する工程を含んでいてもよい。本開示の製造方法にて得られるスパンボンド不織布が不織布積層体である場合、捲縮繊維を押圧する工程(2)の後に、不織ウェブを加熱加圧処理して交絡する工程を含んでいてもよい。
ここで、図1を参照して、本開示の不織布積層体の製造方法について説明する。図1は、本開示の不織布積層体を製造するための装置の一例を表す概略模式図である。図1に示す不織布製造装置100は、第1紡糸部11Aと、第2紡糸部11Bとを備える。第1紡糸部11Aと、第2紡糸部11Bとは、同じ構成部分を有している。第1紡糸部11A及び第2紡糸部11Bにおける同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
不織布製造装置100は、熱可塑性重合体を押し出す第1の押出機31Aと、可塑性重合体を押し出す第2の押出機31Bと、溶融した熱可塑性重合体を溶融紡糸する紡糸口金33と、紡糸口金33から溶融紡糸された連続繊維群20(20A、20B)を延伸するエジェクター37と、延伸された連続繊維群20を捕集する移動捕集部材51と、連続繊維群20を移動捕集部材51上に効率よく捕集するためのサクションユニット39と、連続繊維群20を押圧するコンパクションロール41及び42と、熱圧着するためのエンボスロール53及びフラットロール55と、熱圧着後の不織布積層体60を巻き取るワインダー71とを備える。コンパクションロール41及び42は、軽い繊維同士を一体化し、後工程(例えば、エンボスロール53による熱圧着等)に繊維が耐えられるようにするための前処理を行うためのローラである。
第1紡糸部11Aでは、まず、熱可塑性重合体を紡糸口金33から溶融紡糸して、連続繊維群20Aを形成する。第1の押出機31Aから第1の熱可塑性重合体を押し出し、第2の押出機31Bから第2の熱可塑性重合体を押し出して、複合紡糸することにより、捲縮繊維である連続繊維群20Aが得られる。次に、連続繊維群20Aが、冷却風35によって冷却され、エジェクター37により延伸される。延伸された連続繊維群20Aは、移動捕集部材51の補集面の下部に設けられた、サクションユニット39によって、移動捕集部材51の上に効率よく補集される。捕集された連続繊維群20Aは、鉛直上側のコンパクションロール41及び鉛直下側のコンパクションロール42により、線圧5N/mm以上で押圧されることにより、第1の不織ウェブ40Aが形成される。
第2紡糸部11Bでも同様にして、連続繊維群20Bが形成される。連続繊維群20Bは、第1の不織ウェブ40Aの上に積層される。連続繊維群20Bを積層させた第1の不織ウェブ40Aは、コンパクションロール41、42により、線圧5N/mm以上で押圧されることにより、第2の不織ウェブ40Bが形成され、積層構造の不織ウェブが形成される。第1の不織ウェブ40Aは下層の不織ウェブ層であり、第2の不織ウェブ40Bは上層の不織ウェブ層である。積層構造の不織ウェブは、エンボスロール53により熱圧着され、スパンボンド不織布層を2層備える不織布積層体60が得られる。その後、不織布積層体60は、ワインダー71によって巻き取られる。
また、本開示の不織布積層体の製造方法では、図2に示す冷却室が密閉型構造である紡糸部12を備えた製造装置を用いてもよい。図2は、本開示の不織布積層体を製造するための装置の他の一例を表す概略模式図である。図2は、図1に示す不織布製造装置100における紡糸部11(紡糸部11A及び紡糸部11B)を紡糸部12に置き換えた装置を示している。つまり、紡糸部11以外の装置構成は、図1に示す製造装置と同じである。また、図1に示す製造装置と同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。コンパクションロール41、42は図2中にて省略している。
紡糸部12は、第1の熱可塑性重合体を押し出す第1の押出機32Aと、第2の熱可塑性重合体を押し出す第2の押出機32Bと、溶融した、第1の熱可塑性重合体及び第2の熱可塑性重合体を溶融紡糸する紡糸口金34と、紡糸口金34から溶融紡糸された連続繊維群22を冷却する冷却室38Cと、冷却風36を供給する冷却風供給部38A及び38Bと、連続繊維群22を延伸する延伸部38Dと、を有する。
紡糸部12では、第1の熱可塑性重合体及び第2の熱可塑性重合体が押し出され、紡糸口金34に導入される。次に、溶融した、第1の熱可塑性重合体及び第2の熱可塑性重合体が紡糸口金34から溶融紡糸される。溶融紡糸された連続繊維群22は、冷却室38Cに導入される。連続繊維群22は、冷却風供給部38A及び冷却風供給部38Bのいずれか一方、又は両方から供給される冷却風36によって冷却される。冷却された連続繊維群22は、冷却室38Cの下流側に備える延伸部38Dに導入される。延伸部38Dは、隘路状に設けられている。隘路で冷却風の速度が増加することによって、延伸部38Dに導入された連続繊維群22が延伸される。延伸された連続繊維群22は、分散されて、移動捕集部材51の上に捕集される。そして、分散された連続繊維群22は、移動捕集部材51の補集面の下部に備えているサクションユニット39によって、移動捕集部材51の上に効率よく補集され、不織ウェブ43が形成される。
<スパンボンド不織布>
本開示のスパンボンド不織布は、表面の150mm×150mmの領域について、学振型摩擦堅牢度試験機を用い、JIS L 0849(2013)の摩擦堅牢度試験法に準拠して摩擦試験を行ったとき、以下の(1)及び(2)の少なくとも一方を満たす。
(1)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.8mm以上2.0mm未満の個数が1個以下である。
(2)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.1mm以上0.8mm未満の個数が9個以下である。
本開示のスパンボンド不織布は、柔軟性を損なわずに耐毛羽性に優れる。本開示のスパンボンド不織布は、例えば、前述の本開示の製造方法により製造することができる。本開示のスパンボンド不織布の好ましい条件は、前述の本開示の製造方法により得られるスパンボンド不織布と同様であるため、記載を省略する。なお、摩擦試験の方法については、以下の実施例にて詳述する。
<積層体>
本開示のスパンボンド不織布は、本開示のスパンボンド不織布を備える積層体としてもよい。つまり、積層体は、本開示のスパンボンド不織布と、本開示のスパンボンド不織布以外の他の層が積層された構造であってもよい。他の層は、1層であってもよく、2層以上であってもよい。
他の層としては、編布、織布、本開示のスパンボンド不織布以外の不織布(短繊維不織布、長繊維不織布)等の繊維集合体が挙げられる。本開示のスパンボンド不織布以外の不織布としては、種々公知の不織布(スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、湿式不織布、乾式不織布、乾式パルプ不織布、フラッシュ紡糸不織布、開繊不織布等)が挙げられる。繊維集合体は、コットン等の天然繊維のシート状物であってもよい。また、他の層としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の樹脂フィルムなども挙げられる。これらは組み合わせて積層してもよい。例えば、本開示のスパンボンド不織布と、樹脂フィルムと、コットン等の天然繊維の繊維集合体とがこの順で積層されたものであってもよい。
本開示のスパンボンド不織布と積層するフィルムとしては、積層体が通気性を必要とする場合には、通気性フィルム、透湿性フィルムが好ましい。
通気性フィルムとしては、種々の公知の通気性フィルムが挙げられる。例えば、透湿性を有するポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等の熱可塑性エラストマーのフィルム、無機粒子又は有機粒子を含む熱可塑性樹脂フィルムを延伸して多孔化してなる多孔フィルム等が挙げられる。多孔フィルムに用いる熱可塑性樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン(所謂LLDPE)、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリプロピレンランダム共重合体、これらの組み合わせ等のポリオレフィンが挙げられる。
積層体が通気性を必要としない場合には、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル、ポリアミドから選ばれる1種以上の多孔化されていない熱可塑性樹脂フィルムを用いてもよい。
本開示のスパンボンド不織布に他の層をさらに積層する(貼り合せる)方法は特に制限されず、熱エンボス加工、超音波融着等の熱融着法、ニードルパンチ、ウォータージェット等の機械的交絡法、ホットメルト接着剤、ウレタン系接着剤等の接着剤を用いる方法、押出しラミネート等の種々の方法が挙げられる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例において、「%」は質量%を表す。
実施例及び比較例における物性値等は、以下の方法により測定した。
(1)目付〔g/m
得られた不織布積層体から100mm(流れ方向:MD)×100mm(流れ方向と直交する方向:CD)の試験片を10点採取した。試験片の採取場所は、CD方向にわたって10箇所とした。次いで、採取した各試験片に対して上皿電子天秤(研精工業社製)を用いて、それぞれ質量〔g〕を測定した。各試験片の質量の平均値を求めた。求めた平均値から1m当たりの質量〔g〕に換算し、小数点第2位を四捨五入して各不織布積層体サンプルの目付〔g/m〕とした。
結果は表1に示す。
(2)厚さ〔mm〕
得られた不織布積層体から、100mm(MD)×100mm(CD)の試験片を10点採取した。試験片の採取場所は、目付け測定用の試験片と同様の場所とした。次いで、採取した各試験片に対して荷重型厚さ計(尾崎製作所社製)を用いて、JIS L 1096:2010に記載の方法で厚さ〔mm〕を測定した。各試験片の厚さの平均値を求め、小数点第2位を四捨五入して各不織布積層体サンプルの厚さ〔mm〕とした。
結果を表1に示す。
(4)剛軟度(カンチレバー法)
以下の方法によりカンチレバー試験を実施し、不織布積層体の剛軟度〔mm〕を測定した。
具体的にはJIS−L1096:2010の8.19.1[A法(45°カンチレバー法)]に準拠して、MD方向及びCD方向のそれぞれについて、剛軟度を測定し、その平均値を不織布積層体の剛軟度とした。
結果を表2に示す。
(5)毛羽立ちの評価
不織布から150mm(MD)×150mm(CD)のCD試験片を各2点採取した。なお、採取場所は任意の2箇所とした。次いで、採取した各試験片を学振型摩擦堅牢度試験機(大栄科学精器製作所社製、新型NR−100)を用い、JIS L 0849の摩擦堅牢度試験法に準拠して摩擦試験を行った。なお、摩擦子側には布テープ(寺岡製作所社製、No.1532)を貼付し、荷重300gをかけた状態で、非エンボス面をMD方向に100回往復させて擦り、各試験片における被摩擦面の毛羽立ち状態を以下の基準で等級づけ、等級の悪い方を各不織布サンプルの毛羽立ち〔評価点〕とした。
結果を表2に示す。
毛羽立ちの評価基準は以下の通りである。なお、評価点3以上(3級以上)であれば、耐毛羽性に優れる。
−毛羽立ちの評価−
1級 :試験片が破損するほど繊維が剥ぎ取られ穴が開いている。
2級 :試験片が積層体であれば表層が剥離して裏層が見えるほど薄くなるか、単層体であれば甚だしく繊維が剥ぎ取られている。
2.5級:毛玉(直径:2mm以上)が大きくはっきり見られ、複数箇所で繊維が浮き上がりはじめる。
3級 :はっきりとした毛玉(直径:0.8mm以上)ができはじめ、又は小さな毛玉(直径:0.8mm未満)が複数見られる。
3.5級:一カ所に小さな毛玉(直径:0.1mm以上0.8mm未満)ができはじめる程度に毛羽立っている。
4級 :毛羽立ちがない
<実施例1>
下記の芯成分としての熱可塑性重合体と下記の鞘成分としての熱可塑性重合体とを、スパンボンド法により複合溶融紡糸を行った。そして、芯成分/鞘成分の質量比が15/85である偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維を移動捕集面上に堆積させた。この捲縮複合繊維を100℃のコンパクションロールを用いて線圧5.5N/mmで押圧し、第1スパンボンド不織ウェブ(1層目)を形成した。次いで、第1スパンボンド不織ウェブ上に前述と同様の条件にて得られた偏芯芯鞘型の捲縮複合繊維を堆積させ、捲縮複合繊維を堆積させた第1スパンボンド不織ウェブを100℃のコンパクションロールを用いて線圧5.5N/mmで押圧し、第2スパンボンド不織ウェブ(2層目)を形成した。2層構造の積層構造体を第1スパンボンド不織ウェブ側にフラットロールが接触し、かつ第2スパンボンド不織ウェブ側にエンボスロールが接触するように150℃で熱圧着し、不織布積層体(スパンボンド不織布層/スパンボンド不織布層)を得た。不織布積層体の総目付は27.0g/mであり、圧着部の面積率は、12.9%であった。
−芯成分−
MFR:60g/10分、融点162℃、のプロピレン単独重合体
−鞘成分−
MFR60g/10分、融点142℃、エチレン含量4質量%のプロピレン・エチレンランダム共重合体
<実施例2>
コンパクションロールを用いて捲縮複合繊維、捲縮複合繊維を堆積させた第1スパンボンド不織ウェブ及び捲縮複合繊維を堆積させた積層構造体を押圧するときの線圧を5.5N/mmから5.8N/mmに変更した以外は実施例1と同様にして不織布積層体を得た。不織布積層体の総目付は27.0g/mであり、圧着部の面積率は、12.9%であった。
<比較例1>
コンパクションロールを用いて捲縮複合繊維、捲縮複合繊維を堆積させた第1スパンボンド不織ウェブ及び捲縮複合繊維を堆積させた積層構造体を押圧するときの線圧を5.5N/mmから4.8N/mmに変更した以外は実施例1と同様にして不織布積層体を得た。不織布積層体の総目付は27.0g/mであり、圧着部の面積率は、12.9%であった。
以上の結果より、実施例1、2にて得られた不織布積層体は、比較例1にて得られた不織布積層体よりも毛羽立ちの評価が良好であり、耐毛羽性に優れていた。また、実施例1、2にて得られた不織布積層体は、比較例1にて得られた不織布積層体と同程度の柔軟性を有しており、実施例1、2では、柔軟性を損なうことなく、毛羽立ちを抑制することができた。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (8)

  1. 熱可塑性重合体を溶融紡糸して捲縮繊維を形成する工程と、
    前記捲縮繊維を捕集し、捕集された前記捲縮繊維をコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程と、を含むスパンボンド不織布の製造方法。
  2. 前記捲縮繊維を押圧するときの前記コンパクションロールの温度は、80℃〜120℃である請求項1に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  3. 前記捲縮繊維を押圧するときの前記コンパクションロールの温度は、前記捲縮繊維の融点よりも低い請求項1に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  4. 前記線圧が10N/mm以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  5. 前記熱可塑性重合体はオレフィン系重合体を含む請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  6. 前記オレフィン系重合体がオレフィン系重合体としてプロピレン系重合体を含む請求項5に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  7. 前記押圧する工程にて形成された不織ウェブ上に、熱可塑性重合体を溶融紡糸して形成された捲縮繊維を積層させ、前記捲縮繊維を積層させた前記不織ウェブをコンパクションロールにより、線圧5N/mm以上で押圧する工程を含み、スパンボンド不織布層を複数備える不織布積層体を製造する請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のスパンボンド不織布の製造方法。
  8. 表面の150mm×150mmの領域について、学振型摩擦堅牢度試験機を用い、JIS L 0849(2013)の摩擦堅牢度試験法に準拠して摩擦試験を行ったとき、以下の(1)及び(2)の少なくとも一方を満たすスパンボンド不織布。
    (1)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.8mm以上2.0mm未満の個数が1個以下である。
    (2)前記領域において、円相当径が2.0mm以上の毛玉の個数が0個であり、かつ円相当径が0.1mm以上0.8mm未満の個数が9個以下である。
JP2019512935A 2019-02-18 2019-02-18 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布 Active JP6533025B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/005885 WO2020170311A1 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6533025B1 JP6533025B1 (ja) 2019-06-19
JPWO2020170311A1 true JPWO2020170311A1 (ja) 2021-03-11

Family

ID=66934399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019512935A Active JP6533025B1 (ja) 2019-02-18 2019-02-18 スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP3722477B1 (ja)
JP (1) JP6533025B1 (ja)
KR (1) KR102565495B1 (ja)
CN (1) CN113474504B (ja)
DK (1) DK3722477T3 (ja)
MY (1) MY194599A (ja)
WO (1) WO2020170311A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114657701B (zh) * 2022-03-28 2023-04-18 厦门当盛新材料有限公司 一种微波热合闪蒸纺丝无纺布工艺方法、微波热合装置以及无纺布制备设备

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA948388A (en) 1970-02-27 1974-06-04 Paul B. Hansen Pattern bonded continuous filament web
JPS6313256A (ja) * 1986-07-03 1988-01-20 Canon Inc 照明装置
US5382400A (en) 1992-08-21 1995-01-17 Kimberly-Clark Corporation Nonwoven multicomponent polymeric fabric and method for making same
JPH06108356A (ja) 1992-09-25 1994-04-19 Kuraray Co Ltd 連続マルチフィラメントウェブの走行安定化方法
US5810954A (en) * 1996-02-20 1998-09-22 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of forming a fine fiber barrier fabric with improved drape and strength of making same
US6454989B1 (en) 1998-11-12 2002-09-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process of making a crimped multicomponent fiber web
JP3535064B2 (ja) * 2000-03-07 2004-06-07 カネボウ株式会社 熱可塑性エラストマー不織布ロールの製造方法並びに製造装置
EP1369518B1 (en) * 2001-01-29 2012-08-29 Mitsui Chemicals, Inc. Non-woven fabrics of wind-shrink fiber and laminates thereof
JP2003147671A (ja) * 2001-11-09 2003-05-21 Kobe Steel Ltd 連続マルチフィラメントウェブ製造装置及び製造方法
US20040097154A1 (en) 2002-11-19 2004-05-20 Vishal Bansal Multi-layer mechanically needed spunbond fabric and process for making
JP2008223209A (ja) * 2007-02-13 2008-09-25 Toyobo Co Ltd 長繊維不織布およびそれを用いた繊維資材
JP6034022B2 (ja) * 2011-12-27 2016-11-30 旭化成株式会社 不織布積層体
JP5888495B2 (ja) * 2012-01-11 2016-03-22 東洋紡株式会社 柔軟性および耐摩耗性に優れた長繊維不織布およびその用途
DK3054042T4 (da) * 2015-02-04 2023-01-30 Reifenhaeuser Masch Fremgangsmåde til fremstilling af et laminat og laminat
PL3246444T3 (pl) 2016-05-18 2020-09-07 Fibertex Personal Care A/S Sposób wytwarzania wstęgi włókniny typu high loft

Also Published As

Publication number Publication date
JP6533025B1 (ja) 2019-06-19
CN113474504A (zh) 2021-10-01
EP3722477A4 (en) 2021-03-31
KR20210096220A (ko) 2021-08-04
MY194599A (en) 2022-12-06
CN113474504B (zh) 2023-04-18
WO2020170311A1 (ja) 2020-08-27
EP3722477A1 (en) 2020-10-14
KR102565495B1 (ko) 2023-08-09
DK3722477T3 (da) 2022-05-16
EP3722477B1 (en) 2022-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5450055B2 (ja) 混合長繊維不織布およびその製造方法
JP5717769B2 (ja) スパンボンド不織布
JP6715056B2 (ja) スパンボンド不織布および衛生材料
JP5181028B2 (ja) 長繊維不織布
JP5567836B2 (ja) 偏芯中空複合長繊維、それからなる長繊維不織布及びその用途
JP5139669B2 (ja) 捲縮複合繊維およびその製造方法
KR102500062B1 (ko) 스펀본드 부직포, 위생 재료, 및 스펀본드 부직포의 제조 방법
JP6533025B1 (ja) スパンボンド不織布の製造方法及びスパンボンド不織布
JP6557440B1 (ja) スパンボンド不織布、スパンボンド不織布の製造方法、エンボスロール
KR20120034918A (ko) 우수한 탄성 복원력을 가진 스펀본드 부직포 및 이의 제조방법
JP5276305B2 (ja) 混繊長繊維不織布
JP5503768B2 (ja) 混繊長繊維不織布
WO2023234224A1 (ja) 不織布積層体
KR102402951B1 (ko) 위생재용 다층 스펀본드 부직포
TW202408647A (zh) 不織布積層體
TW202216099A (zh) 衛生材料的表面材及其製造方法
JP2022135776A (ja) 不織布、不織布積層体及び吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190306

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190306

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6533025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250