JPWO2020153079A1 - セラミックヒータ - Google Patents

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Abstract

セラミックヒータ10は、セラミックプレート20と、主抵抗発熱体22と、副抵抗発熱体23,25とを備えている。主抵抗発熱体22は、セラミックプレート20の内部でウエハ載置面20aと平行な第1面P1に設けられたコイル状の発熱体である。副抵抗発熱体23,25は、セラミックプレート20の内部で第1面P1と平行で第1面P1とウエハ載置面20aとの間にある第2面P2に設けられ、主抵抗発熱体22による加熱を補完する二次元形状の発熱体である。

Description

本発明は、セラミックヒータに関する。
半導体製造装置においては、ウエハを加熱するためのセラミックヒータが採用されている。こうしたセラミックヒータとしては、いわゆる2ゾーンヒータが知られている。この種の2ゾーンヒータとしては、特許文献1に開示されているように、セラミック基体中に、内周側抵抗発熱体と外周側抵抗発熱体とを同一平面に埋設し、各抵抗発熱体にそれぞれ独立して電圧を印加することにより、各抵抗発熱体からの発熱を独立して制御するものが知られている。各抵抗発熱体は、タングステンなどの高融点金属からなるコイルである。
特許第3897563号公報
しかしながら、特許文献1では、各抵抗発熱体がコイルのため、隣合うコイル同士が短絡しないように間隔をあけておく必要があった。また、セラミックヒータはセラミックプレートを上下方向に貫通するガス穴やリフトピン穴が設けられているが、各抵抗発熱体はこうした穴を迂回する必要があった。そのため、十分な均熱性が得られないという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、主抵抗発熱体としてコイルを用いた場合でも十分な均熱性が得られるようにすることを主目的とする。
本発明のセラミックヒータは、
ウエハ載置面を有するセラミックプレートと、
前記セラミックプレートの内部で前記ウエハ載置面と平行な第1面内に設けられたコイル状の主抵抗発熱体と、
前記セラミックプレートの内部で前記第1面と平行な第2面に設けられ、前記主抵抗発熱体による加熱を補完する二次元形状の副抵抗発熱体と、
を備えたものである。
このセラミックヒータでは、セラミックプレートの内部に設けられたコイル状の主抵抗発熱体によりウエハ載置面に載置されるウエハを加熱する。主抵抗発熱体は、コイルのため、配線するにあたっては制約がある。そのため、主抵抗発熱体による加熱だけでは温度の微調整が難しい。本発明では、セラミックプレートの内部で主抵抗発熱体が設けられた第1面と平行な第2面上に、二次元形状の副抵抗発熱体が設けられている。この副抵抗発熱体は、二次元形状のため、印刷により作製することができ、自由度の高い配線(例えば線幅を細くしたり線間を狭くしたりして高密度に配線する等)が可能になる。そのため、副抵抗発熱体は、コイル状の主抵抗発熱体による加熱を補完して温度を微調整できる。したがって、主抵抗発熱体としてコイルを用いた場合でも十分な均熱性が得られる。
なお、主抵抗発熱体と副抵抗発熱体は、同じ材料で形成されていてもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。「平行」とは、完全に平行な場合のほか、実質的に平行な場合(例えば公差の範囲に入る場合など)も含む。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記第2面は、前記第1面と前記ウエハ載置面との間にあるものとしてもよい。こうすれば、副抵抗発熱体による加熱がウエハ載置面の温度に反映されやすいため、ウエハ載置面の温度を微調整しやすい。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記副抵抗発熱体は、セラミックを含有していてもよい。セラミックを含有することにより、副抵抗発熱体の熱膨張係数をセラミックプレートの熱膨張係数に近づけることができると共に副抵抗発熱体とセラミックプレートとの接合強度を上げることができる。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記主抵抗発熱体は、前記第1面内のm個(mは1以上の整数)のゾーンのそれぞれに設けられ、前記副抵抗発熱体は、前記第2面内のn個(nはmより大きな整数)のゾーンのそれぞれに設けられていてもよい。こうすれば、ゾーン毎に個別に温度を調整できるため、ウエハ載置面の温度を微調整しやすい。特に、第1面よりも多くのゾーンに分けられた第2面のゾーンのそれぞれに、温度の微調整に適した副抵抗発熱体が設けられているため、ウエハ載置面の温度を微調整しやすい。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記副抵抗発熱体は、扇形に分割されていてもよい。こうすれば、セラミックプレートの周方向での均熱性を改善することが可能となり、よりきめの細かい温度制御が可能になる。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記副抵抗発熱体が前記主抵抗発熱体より穴に近くなるようにしてもよい。こうすれば、主抵抗発熱体による加熱だけでは温度が低くなりやすい穴の周りを副抵抗発熱体による加熱で補完して、温度を微調整できる。
本発明のセラミックヒータにおいて、前記ウエハ載置面を平面視したときに前記主抵抗発熱体の端子と重なる位置に前記副抵抗発熱体が配置されていてもよい。こうすれば、低温になりやすい主抵抗発熱体の端子の直上付近を副抵抗発熱体による加熱で補完して、温度を微調整できる。
セラミックヒータ10の斜視図。 セラミックヒータ10の縦断面図。 セラミックプレート20を第1面P1で切断して上方からみたときの断面図。 セラミックプレート20を第2面P2で切断して上方からみたときの断面図。
本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら以下に説明する。図1は本実施形態のセラミックヒータ10の斜視図、図2はセラミックヒータ10の縦断面図(セラミックヒータ10を中心軸を含む面で切断したときの断面図)である。図3はセラミックプレート20を第1面P1で切断して上方からみたときの断面図、図4はセラミックプレート20を第2面P2で切断して上方からみたときの断面図である。なお、図3,4では、切断面を表すハッチングを省略した。
セラミックヒータ10は、エッチングやCVDなどの処理が施されるウエハを加熱するために用いられるものであり、図示しない真空チャンバ内に設置される。このセラミックヒータ10は、ウエハ載置面20aを有する円盤状のセラミックプレート20と、セラミックプレート20のウエハ載置面20aとは反対側の面(裏面)20bにセラミックプレート20と同軸となるように接合された筒状シャフト40とを備えている。
セラミックプレート20は、窒化アルミニウムやアルミナなどに代表されるセラミック材料からなる円盤状のプレートである。セラミックプレート20の直径は、例えば300mm程度である。セラミックプレート20のウエハ載置面20aには、図示しないが細かな凹凸がエンボス加工により設けられている。セラミックプレート20は、ウエハ載置面20aに平行な仮想の第1面P1と、第1面P1に平行な仮想の第2面P2とを有している。第2面P2は、第1面P1とウエハ載置面20aとの間にある。セラミックプレート20の第2面P2は、セラミックプレート20と同心円状の仮想境界20c(図4参照)によって小円形の内周側ゾーンZ1と円環状の外周側ゾーンZ2とに分けられている。仮想境界20cの直径は、例えば200mm程度である。セラミックプレート20の第1面P1には、主抵抗発熱体22が設けられている。セラミックプレート20の第2面P2には、内周側ゾーンZ1に内周側副抵抗発熱体23が設けられ、外周側ゾーンZ2に外周側副抵抗発熱体25が設けられている。こうして、主抵抗発熱体22及び副抵抗発熱体23,25がセラミックプレート20内に埋設されている。
セラミックプレート20は、図3,4に示すように、複数のガス穴26を備えている。ガス穴26は、セラミックプレート20の裏面20bからウエハ載置面20aまで貫通しており、ウエハ載置面20aに設けられた凹凸とウエハ載置面20aに載置されるウエハWとの間に生じる隙間にガスを供給する。この隙間に供給されたガスは、ウエハ載置面20aとウエハWとの熱伝導を良好にする役割を果たす。また、セラミックプレート20は、複数のリフトピン穴28を備えている。リフトピン穴28は、セラミックプレート20の裏面20bからウエハ載置面20aまで貫通しており、図示しないリフトピンが挿通される。リフトピンは、ウエハ載置面20aに載置されたウエハWを持ち上げる役割を果たす。本実施形態では、リフトピン穴28は、同一円周上に等間隔となるように複数(ここでは3つ)設けられている。
主抵抗発熱体22は、図3に示すように、セラミックプレート20の中央部(セラミックプレート20の裏面20bのうち筒状シャフト40で囲まれた領域)に配設された一対の端子22a,22bの一方から端を発し、一筆書きの要領で複数の折り返し部で折り返されつつ第1面P1のほぼ全域に配線されたあと、一対の端子22a,22bの他方に至るように形成されている。主抵抗発熱体22は、ガス穴26やリフトピン穴28を迂回する湾曲部22pを有している。主抵抗発熱体22は、高融点金属又はその炭化物を主成分とするコイルである。高融点金属としては、例えば、タングステン、モリブデン、タンタル、白金、レニウム、ハフニウム及びこれらの合金などが挙げられる。高融点金属の炭化物としては、例えば炭化タングステンや炭化モリブデンなどが挙げられる。主抵抗発熱体22はコイルのため、隣合うコイル同士の間隔は短絡しないように広めに設定されている。
内周側副抵抗発熱体23は、図4に示すように、セラミックプレート20の中央部に配設された一対の端子23a,23bの一方から端を発し、一筆書きの要領で複数の折り返し部で折り返されつつ内周側ゾーンZ1のほぼ全域に配線されたあと一対の端子23a,23bの他方に至るように形成されている。内周側副抵抗発熱体23は、ウエハ載置面20aを平面視したときに主抵抗発熱体22の端子22a,22bと重なる位置に配置されている。外周側副抵抗発熱体25は、図4に示すようにセラミックプレート20の中央部に配設された一対の端子25a,25bの一方から端を発し、一筆書きの要領で複数の折り返し部で折り返されつつ外周側ゾーンZ2のほぼ全域に配線されたあと一対の端子25a,25bの他方に至るように形成されている。内周側副抵抗発熱体23及び外周側副抵抗発熱体25は、高融点金属又はその炭化物のリボン(平らで細長い形状)であり、高融点金属又はその炭化物のペーストを印刷することにより形成されている。そのため、副抵抗発熱体23,25は、自由度の高い配線が可能になる。具体的には、副抵抗発熱体23,25のリボンの線幅は、主抵抗発熱体22のコイル径よりも小さく形成されている。また、副抵抗発熱体23,25の隣合うリボン同士の間隔は、主抵抗発熱体22の隣合うコイル同士の間隔よりも狭くなるように配線されている。また、副抵抗発熱体23,25は、折り返し部23c同士が向かい合っている部分や折り返し部25c同士が向かい合っている部分の間隔が、主抵抗発熱体22の折り返し部22c同士が向かい合っている部分の間隔よりも狭くなるように配線されている。また、副抵抗発熱体23,25は、主抵抗発熱体22に比べてガス穴26やリフトピン穴28の近傍まで配線されている。
筒状シャフト40は、セラミックプレート20と同じく窒化アルミニウム、アルミナなどのセラミックで形成されている。筒状シャフトの内径は、例えば40mm程度、外径は例えば60mm程度である。この筒状シャフト40は、上端がセラミックプレート20に拡散接合されている。筒状シャフト40の内部には、主抵抗発熱体22の一対の端子22a,22bのそれぞれに接続される給電棒42a,42bが配置されている。また、筒状シャフト40の内部には、内周側副抵抗発熱体23の一対の端子23a,23bのそれぞれに接続される給電棒43a,43bや、外周側副抵抗発熱体25の一対の端子25a,25bのそれぞれに接続される給電棒45a,45bが配置されている。給電棒42a,42bは主抵抗用電源32に接続され、給電棒43a,43bは副抵抗用第1電源33に接続され、給電棒45a,45bは副抵抗用第2電源35に接続されている。なお、図示しないが、ガス穴26にガスを供給するガス供給管やリフトピン穴28に挿通されるリフトピンも筒状シャフト40の内部に配置される。
次に、セラミックヒータ10の使用例について説明する。まず、図示しない真空チャンバ内にセラミックヒータ10を設置し、そのセラミックヒータ10のウエハ載置面20aにウエハWを載置する。そして、図示しない内周側熱電対によって検出された内周側ゾーンZ1の温度が予め定められた内周側目標温度となるとともに、図示しない外周側熱電対によって検出された外周側ゾーンZ2の温度が予め定められた外周側目標温度となるように、抵抗発熱体22,23,25に供給する電力を電源32,33,35によって調整する。これにより、ウエハWの温度が所望の温度になるように制御される。このとき、主抵抗発熱体22は、コイルで形成されているため、各ゾーンZ1,Z2の温度が各目標温度となるように大まかに制御するのに用いられる。また、内周側及び外周側副抵抗発熱体23,25は、コイルよりも高密度に配線されたリボンで形成されているため、各ゾーンZ1,Z2の温度が各目標温度となるように微調整するのに用いられる。そして、真空チャンバ内を真空雰囲気もしくは減圧雰囲気になるように設定し、真空チャンバ内にプラズマを発生させ、そのプラズマを利用してウエハWにCVD成膜を施したりエッチングを施したりする。
以上説明した本実施形態のセラミックヒータ10では、副抵抗発熱体23,25は、リボン状のため、印刷により作製することができ、線幅や線間を小さくすることができ、自由度の高い配線が可能になる。そのため、副抵抗発熱体23,25は、コイル状の主抵抗発熱体22による加熱を補完して温度を微調整することができる。したがって、主抵抗発熱体22としてコイルを用いた場合でも十分な均熱性が得られる。
また、主抵抗発熱体22はコイルのため配線するにあたっては制約がある。というのも、セラミックヒータ10を作製するにあたっては、コイルをセラミック粉末に埋設したあと焼成することがある。その場合、セラミック粉末内でコイルが移動することがあるため、それを考慮してコイルを配線するする必要がある。このため、例えば、主抵抗発熱体22は、隣合うコイル同士の間隔や、折り返し部22c同士が向かい合っている部分の間隔を、比較的広く配線する必要がある。また例えば、主抵抗発熱体22はガス穴26やリフトピン穴28を迂回して配線する必要がある。そのため、隣合うコイル同士の間の部分や折り返し部22c同士が向かい合っている部分、穴26,28の周囲などではその他の部分よりも温度が低くなりやすく、温度の微調整が難しい。ここでは、コイルよりも配線自由度の高いリボンである副抵抗発熱体23,25が、主抵抗発熱体22よりも線間が狭くなるように配線され、穴26,28の近傍まで配線されている。このため、主抵抗発熱体22による加熱では温度が低くなりやすい部分を副抵抗発熱体23,25による加熱で補完するなどして、温度を微調整できる。なお、コイル同士の間隔は通常1mm程度必要である。これに対して、リボン同士の間隔はリボンが印刷で作製できることから0.3mm程度にすることができる。
更に、主抵抗発熱体22と副抵抗発熱体23,25とが、セラミックプレートの内部のうち異なる面P1,P2にそれぞれ設けられているため、両者を同一面内に設ける場合よりも、副抵抗発熱体23,25の配線自由度をより高めることができる。このため、ウエハ載置面20aの温度を微調整しやすい。ここで、主抵抗発熱体22は、一般的にリボン状の抵抗発熱体よりも発熱量が多いコイル状の抵抗発熱体であり、副抵抗発熱体23,25は、コイル状の抵抗発熱体よりも厚みが薄いリボン状の抵抗発熱体である。このため、両者がコイル状の場合よりも抵抗発熱体の厚みを薄くでき、ひいてはセラミックプレート20の厚みを薄くできる。また、両者がリボン状の場合よりも発熱量を大きくするのが容易であり、セラミックヒータ10の高温化に適している。
更にまた、副抵抗発熱体23,25が設けられた第2面P2は、主抵抗発熱体22が設けられた第1面P1とウエハ載置面20aとの間にあるため、副抵抗発熱体23,25による加熱がウエハ載置面20aの温度に反映されやすい。このため、ウエハ載置面20aの温度を微調整しやすい。
そして、副抵抗発熱体23,25は、第2面P2内の2個のゾーンZ1,Z2のそれぞれに設けられているため、ゾーン毎に個別に温度を調整できる。特に、第1面P1よりも多くのゾーンに分けられた第2面P2のゾーンZ1,Z2のそれぞれに、温度の微調整に適した副抵抗発熱体23,25が設けられているため、ウエハ載置面20aの温度を微調整しやすい。副抵抗発熱体23,25は、配線自由度が高いため、多ゾーン化に適している。
そしてまた、ウエハ載置面20aを平面視したときに主抵抗発熱体22の端子22a,22bと重なる位置に内周側副抵抗発熱体23が配置されているため、低温になりやすい主抵抗発熱体22の端子22a,22bの直上付近を内周側副抵抗発熱体23による加熱で補完して、温度を微調整できる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、副抵抗発熱体23,25をリボンとしたが、特にこれに限定されるものではなく、二次元形状であればどのような形状を採用してもよい。二次元形状であれば、ペーストを印刷することにより作製できるため、副抵抗発熱体23,25を容易に細くすることができ、高密度に配線することができる。
上述した実施形態の副抵抗発熱体23,25は、セラミックを含有していてもよい。例えば、副抵抗発熱体23,25を印刷によって形成する際のペーストにセラミックを含有させてもよい。こうすることにより、副抵抗発熱体23,25の熱膨張係数をセラミックプレート20の熱膨張係数に近づけることができると共に副抵抗発熱体23,25とセラミックプレート20との接合強度を上げることができる。
上述した実施形態では、第2面P2は第1面P1とウエハ載置面20aとの間にあるものとしたが、第2面P2は第1面P1とセラミックプレート20の裏面20bとの間にあってもよい。
上述した実施形態では、副抵抗発熱体23,25のリボン同士の間隔を主抵抗発熱体22のコイル同士の間隔よりも狭くしたが、副抵抗発熱体23,25による加熱によって主抵抗発熱体22による加熱を補完できればどのように配線してもよい。例えば、副抵抗発熱体23,25のリボン同士の間隔は、主抵抗発熱体22のコイル同士の間隔と同程度とし、主抵抗発熱体22のコイル同士の間に対応する部分に副抵抗発熱体23,25を配線してもよい。また、副抵抗発熱体23,25のリボンの線幅を主抵抗発熱体22のコイル径よりも細くしたが、主抵抗発熱体22のコイル径と同等またはそれ以上としてもよい。
上述した実施形態において、セラミックプレート20に静電電極を内蔵してもよい。その場合、ウエハ載置面20aにウエハWを載置したあと静電電極に電圧を印加することによりウエハWをウエハ載置面20aに静電吸着することができる。あるいは、セラミックプレート20にRF電極を内蔵してもよい。その場合、ウエハ載置面20aの上方にスペースをあけて図示しないシャワーヘッドを配置し、シャワーヘッドとRF電極とからなる平行平板電極間に高周波電力を供給する。こうすることによりプラズマを発生させ、そのプラズマを利用してウエハWにCVD成膜を施したりエッチングを施したりすることができる。なお、静電電極をRF電極と兼用してもよい。
上述した実施形態では、第2面P2の外周側ゾーンZ2は1つのゾーンとして説明したが、複数の小ゾーンに分割されていてもよい。その場合、小ゾーンごとに抵抗発熱体が配線される。小ゾーンは、セラミックプレート20と同心円の境界線で外周側ゾーンZ2を分割することにより環状に形成してもよいし、セラミックプレート20の中心から放射状に延びる線分で外周側ゾーンZ2を分割することにより扇形(円錐台の側面を展開した形状)に形成してもよい。このように扇形に分割することにより、セラミックプレート20の周方向での均熱性を改善することが可能となり、よりきめの細かい温度制御が可能になる。
上述した実施形態では、第2面P2の内周側ゾーンZ1は1つのゾーンとして説明したが、複数の小ゾーンに分割されていてもよい。その場合、小ゾーンごとに抵抗発熱体が配線される。小ゾーンは、セラミックプレート20と同心円の境界線で内周側ゾーンZ1を分割することにより環状と円形状に形成してもよいし、セラミックプレート20の中心から放射状に延びる線分で内周側ゾーンZ1を分割することにより扇形(円錐の側面を展開した形状)に形成してもよい。
上述した実施形態では、第2面P2は円形の内周側ゾーンZ1と環状の外周側ゾーンZ2に分割されているものとしたが、セラミックプレート20の中心から放射状に延びる線分で第2面P2を分割することにより扇形(円錐の側面を展開した形状)に形成してもよい。
上述した実施形態では、第1面P1は1つのゾーンとして説明したが、2以上の小ゾーンに分割されていてもよい。その場合、小ゾーンごとに主抵抗発熱体が配線される。複数の小ゾーンに分割する方法は、第2面P2で説明した分割方法から適宜選択すればよい。その場合、第2面P2は、第1面P1のゾーン数よりも多いゾーン数に分割するのが好ましい。こうすれば、ウエハ載置面の温度を副抵抗発熱体によって微調整しやすい。
本出願は、2019年1月25日に出願された日本国特許出願第2019−011302号を優先権主張の基礎としており、引用によりその内容の全てが本明細書に含まれる。
本発明は、半導体製造装置に利用可能である。
10 セラミックヒータ、20 セラミックプレート、20a ウエハ載置面、20b 裏面、20c 仮想境界、22 主抵抗発熱体、22a,22b 端子、22c 折り返し部、22p 湾曲部、23 内周側副抵抗発熱体、23a,23b 端子、23c 折り返し部、25 外周側副抵抗発熱体、25a,25b 端子、25c 折り返し部、26 ガス穴、28 リフトピン穴、32 主抵抗用電源、33 副抵抗用第1電源、35 副抵抗用第2電源、40 筒状シャフト、42a,42b 給電棒、43a,43b 給電棒、45a,45b 給電棒、W ウエハ、Z1 内周側ゾーン、Z2 外周側ゾーン。

Claims (7)

  1. ウエハ載置面を有するセラミックプレートと、
    前記セラミックプレートの内部で前記ウエハ載置面と平行な第1面内に設けられたコイル状の主抵抗発熱体と、
    前記セラミックプレートの内部で前記第1面と平行な第2面に設けられ、前記主抵抗発熱体による加熱を補完する二次元形状の副抵抗発熱体と、
    を備えたセラミックヒータ。
  2. 前記第2面は、前記第1面と前記ウエハ載置面との間にある、
    請求項1に記載のセラミックヒータ。
  3. 前記副抵抗発熱体は、セラミックを含有している、
    請求項1又は2に記載のセラミックヒータ。
  4. 前記主抵抗発熱体は、前記第1面内のm個(mは1以上の整数)のゾーンのそれぞれに設けられ、
    前記副抵抗発熱体は、前記第2面内のn個(nはmより大きな整数)のゾーンのそれぞれに設けられている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  5. 前記副抵抗発熱体は、扇形に分割されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  6. 前記副抵抗発熱体が前記主抵抗発熱体より穴に近い
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
  7. 前記ウエハ載置面を平面視したときに前記主抵抗発熱体の端子と重なる位置に前記副抵抗発熱体が配置されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のセラミックヒータ。
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