JPWO2020129189A1 - 電子天びん - Google Patents

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Abstract

自動で扉が開閉する風防を備え、設計の自由度が高い電子天びんを提供する。計量皿(31)に連結された計量機構を保持する天びん本体(30)と、フレーム(14)と、フレーム(14)にスライド可能に配設される扉(11)とを有し、計量皿(31)を覆って計量室(6)を形成する風防(10)とを備え、風防(10)は、扉(11)に連結されて該扉(11)を開閉させるエアシリンダ(40)と、エアシリンダ(40)を駆動させるエアポンプ(62)とを内部に備え、天びん本体(30)から着脱自在となるよう構成される電子天びん(1)を提供する。自動で扉(11)が開閉する風防(10)が天びん本体(30)から着脱可能であるため、風防(10)も天びん本体(30)も別々に設計できるため、電子天びん(1)の設計自由度が高い。

Description

本発明は、自動で扉が開閉する風防を備え、設計の自由度が高い電子天びんに関する。
従来、例えば特許文献1のように、自動開閉する扉を有する風防を備える電子天びんがある。扉を開閉するアクチュエータは、そのアクチュエータの種類に関わらず、計量装置の本体内に設けられる。
特許3065617号
しかし、計量装置本体内にアクチュエータが設けられると、本体と風防を一緒に設計しなければならず、設計の自由度が低いという問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、設計の自由度が高い電子天びんを提供する。
上記問題を解決するため、本発明の電子天びんは、計量皿に連結された計量機構を保持する天びん本体と、フレームと、前記フレームにスライド可能に配設される扉とを有し、前記計量皿を覆って計量室を形成する風防と、を備え、前記風防は、前記扉に連結されて該扉を開閉させるエアシリンダと、前記エアシリンダを駆動させるエアポンプとを内部に備え、前記天びん本体から着脱自在となるよう構成した。風防は天びん本体から着脱可能であるため、両者を別々に設計でき、設計の自由度が高い。
またある実施形態では、前記風防の下部のフレームには、前記計量室に貫通する貫通孔が設けられ、前記風防は、前記貫通孔に着脱可能に係合し、前記貫通孔に挿通して前記天びん本体の上面に固定された床材と嵌合する係合部材により、前記天びん本体に着脱自在に固定されるよう構成した。係合部材の係合/係合解除の簡単な操作で風防が着脱される。
またある実施形態では、前記扉は前記風防の上部のフレームに懸吊支持され、前記エアシリンダは前記扉の略真上に前記扉のスライド方向に沿って配置され、前記扉の懸吊部と連結して前記扉を開閉させるよう構成した。このように構成することで、軽い力でのドアの開閉が可能となる。
またある実施形態では、前記風防には前記計量室から区切られた動力室が形成され、前記エアポンプは前記動力室内に配置されるよう構成した。自動開閉による秤量への悪影響を低減できる。
またある実施形態では、前記計量機構を操作するための操作部を更に備えるように構成され、前記エアポンプを駆動又は停止させて前記扉を開閉させるスイッチが、前記操作部に設けられているよう構成した。風防のドア自動開閉を容易に操作できる。
またある実施形態では、前記操作部は前記天びん本体とは別体として設けられるよう構成した。ドア開閉させるための動作が秤量へ悪影響を与えることを防止している。
上記構成によれば、設計の自由度が高い電子天びんを提供できる。
第1の実施形態に係る風防付き電子天びんの斜視図である。 係合部材の平面図である。 係合部材の底面図である。 係合部材の右側面図である。 係合部材の斜視図である。 平板の斜視図である。 係合部材を抜いた状態の図1のA部拡大図である。 図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。 係合部材と係合孔の係合状態を示す図である。 床材と係合部材の係合状態を示す概念図である。 カバーを外した状態のシリンダボックスの上面図である。 カバーを外した状態の風防の右側面図である。 図11のXIII−XIII線位置で切断した断面図である。 ドア11の構造を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るドア開閉機構のブロック図である。 第1の実施形態に係るドア開閉機構の動作表である。 第1の実施形態に係るドア開閉動作のフローチャートである。 第2の実施形態に係る風防付き電子天びんの斜視図である。 第2の実施形態に係るドア開閉機構のブロック図である。 第2の実施形態に係るドア開閉機構の動作表である。 第3の実施形態に係るドア開閉機構のブロック図である。 第3の実施形態に係るドア開閉機構の動作表である。 変形例の一例である。 変形例の一例である。
(風防付き電子天びんの構成)
以下、本開示の構成に係る好ましい実施形態を図面に従って説明する。図1は、第1の実施形態に係る風防付き電子天びん1の斜視図である。
図1に示すように、風防付き電子天びん1は、天びん本体30、天びん本体30に取付けられる風防10、天びん本体30と風防10を繋ぐコネクタ8、及びコントロールパネル35を備える。
天びん本体30は、その上面に試料を載置するための秤量皿31を備える。秤量皿31に連結された秤量機構及び風防10を制御する制御部34は、天びん本体の30内部に配置されている。天びん本体30上面には床材32が固定されており、床材32の上面にダストプレート29が載置され、更にダストプレート29上にリング状の風防リング28が載置されている。ダストプレート29は計量皿31からこぼれた試料が天びん本体30にかかるのを防ぎ、風防リング28は計量皿31への風の影響を防ぐ役割を果たす。
風防10は、秤量皿31の周囲を囲うように、天びん本体30の上面に配置され、秤量時の空気の流れ、たとえばエアコンの風、秤量時の人の息、人が歩く場合に発生する空気の流れなどが、秤量皿31を中心とした荷重負荷部分に風圧として作用して、計量に影響を与えるのを防ぐ。
風防10は無底箱型で、前面に正面ガラス12、背部に箱型のケース18、左右の側壁の一部にドア11、上面に上面ドア13を有し、これらによって区画された空間として、内部に直方体形状の秤量室6が形成される。
ドア11は風防10の下部の枠部材であるフレーム14に設けられたレール14aに沿って、上面ドア13は風防10の上部の枠部材であるシリンダボックス20に設けられたレール20aに沿って、それぞれ前後に移動可能となっている。正面ガラス12は、フレーム14及びシリンダボックス20の前方にボルト等の固定部材によって固定されている。
正面ガラス12、上面ドア13、及び左右のドア11は、内部の状態が観察可能なように透明なガラス又は樹脂で構成されている。上面ドア13およびドア11には、それぞれスライドを補助する取手15が取り付けられている。
シリンダボックス20は、略直方体形状である風防10の左右の上辺を構成するよう設けられている。シリンダボックス20には、ドア11を開閉させるための手段であるエアシリンダ40が納められている。ケース18の内部には、動力室17が形成されている。
コントロールパネル35は、天びん本体30及び風防10を操作するためのものであり、天びん本体30とは別体で設けられている。これは、スイッチを押すなど操作の振動が秤量に影響を与えることを防ぐためである。別体であるため、ユーザーは操作し易い位置に自由に配置することができる。コントロールパネル35は、ケーブル39で天びん本体30と接続されている。両者は無線通信にて接続されてもよい。
コントロールパネル35は、その上面に、秤量結果や状態を表示する表示部38、操作用のスイッチ37、赤外線センサ36を備える。赤外線センサ36は、ドア11の開閉スイッチであり、上部に手をかざすだけでドア11を自動で開閉させることができる。赤外線センサ36の代わりに押圧スイッチが設けても良く、また押圧スイッチと赤外線センサ36の両方を備えるよう構成しても好ましい。赤外線センサ36に、ドア11開閉機能以外の天びん操作機能を割り当てても良い。赤外線センサ36を左右二つ設け、それぞれが対応するドア11を開閉させるように構成してもよい。
風防10と天びん本体30はコネクタ8で接続される。風防10はコネクタ8を介して、電力と命令信号を天びん本体30から受け取る。
(着脱機構)
フレーム14には、左右一対の着脱機構70が設けられている。この着脱機構70について、詳しく説明する。フレーム14には内部まで貫通する係合孔19が形成されており、その係合孔19には係合部材72が挿入されている。係合部材72が、係合孔19に挿通して、天びん本体30底面に固定された床材32に係合/係合解除されることで、風防10は天びん本体30に着脱される。
係合部材72は、平板73とハウジング74とを備える。図2は係合部材72の平面図、図3は係合部材72の底面図、図4は係合部材72の右側面図、図5は係合部材72の斜視図、図6は平板73の斜視図である。
平板73はハウジング74に取付けられ、天びん本体30に固定された床材32に直接係合する。平板73は、金属板などの強度の高い材料により構成されている。ビス76等の固定手段により、平板73は、先端部である当接部73aが突出した状態で、ハウジング74に固定されている。当接部73aは、天びん本体30の床材32に接触する部分であり、接触面積を大きくするため、他の部分よりも幅広に形成されている。
ハウジング74において、当接部73aが突出した側の端部と対向する側の端部は、係合部材72の出し入れの操作の際に把持される把持部74aとなっている。
ハウジング74の側壁部74bの上部には、側壁部74bの外側に展出している庇部74cが形成されている。
ハウジング74の側壁部74bに対して直交するように孔が形成されており、内部に左右一対の係止ピン75が配置されている。両係止ピン75は両者の間に介在配置されるコイルバネ(図示せず)等の弾性体により、側壁部74bの外側(図2の矢印の方向)に突出するように付勢されている。
次にフレーム14に設けられた係合孔19について説明する。図7は、図1のA部拡大図であり、係合部材72が係合孔19から抜き取られた状態を示す。図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。
係合孔19は、フレーム14の左右の壁部に、対向して二箇所形成されている。係合孔19は、フレーム14の側壁に直交し、フレーム14を貫通して形成されておいる。係合孔19は、係合部材72の前進/後退動作を案内する案内孔である。
係合孔19の正面形状は、上部の水平部19a、下部の水平部19c、及び両水平部を繋ぐ垂直部19bから構成される、略I字型である。上部の水平部19aにはハウジング74の庇部74cが嵌挿され、垂直部19bにはハウジング74の側壁部74bが位置し、下部の水平部19cには平板73が挿通するよう、構成されている。これにより係合部材72は、係合孔19から脱落することなく、係合孔19に沿って円滑に出し入れされる。
係合孔19の垂直部19bには、奥行き方向に対して二箇所の係止凹部(19d,19e)が形成されている。係止凹部(19d,19e)は係止ピン75と係合する高さに形成されており、係合孔19に係合部材72の出し入れ操作をする場合、係合部材72の係止ピン75がこれらの係止凹部19d,19eのいずれかと係合する。これにより、係合部材72は、係合孔19の所定の位置で停止固定される。
続いて、風防10が直接係合する対象である天びん本体30の床材32について、図1を用いて説明する。床材32自体は天びん本体30に従来から取り付けられている部品である。
天びん本体30の上面には、貫通孔(図示せず)が設けられている。この貫通孔は天びん本体30内部と連通しており、天びん本体30内部の気圧と周囲の気圧とを等しくし、気圧の変化による秤量誤差を防止している。貫通孔と大気を連通させつつ貫通孔からのゴミの進入を防ぐため、天びん本体30上面には、スペーサー33により天びん本体30から離間された状態で、床材32が取付けられている。
床材32は秤量皿31を中心に配置され、天びん本体30の上面に、ビス等により固定されている。床材32は通常ステンレス鋼、あるいはクロムメッキを施した鋼材等により構成されている。天びん本体30を構成する筐体は、アルミダイキャストあるいは合成樹脂成形品により構成されているが、この筐体に対して直接に秤量皿31を配置する構成とすると、筐体表面に落下した試料の除去が困難となる。さらに、筐体が合成樹脂の場合では、試料の種類によっては筐体自体が試料によって溶解するなどの事態が想定される。床材32が配置されることにより、液体や紛体の試料が落下しても、試料に対する耐性が高く、その表面も鏡面加工により平滑に加工されているため、試料を容易にふき取ることができる。またその構成材料は金属板であるため、本来物理的強度も非常に高い。本実施形態では、この床材32に対して係合部材72を係止することにより、風防10を天びん本体30に固定する。
図9各図は、係合部材72と係合孔19の嵌通状態を示す図であり、フレーム14を風防10の内部から斜視した状態である。図10は、床材32と係合部材72の係合状態を示す概念図である。
図9(A)及び図10(A)では、係合部材72は係合孔19から取り外された状態である。
図9(B)及び図10(B)では、係合部材72は係合孔19に挿入された状態であり、係止ピン75は係合孔19に凹設された係止凹部19eに位置している。係止ピン75は図示しないコイルバネにより外側へ突出するよう付勢されており、係止凹部19d(あるいは19e)に係合して、その位置で係合部材72を固定する。この状態では、平板73の当接部73aが床材32と係合しておらず、風防10は天びん本体30に対して取り外し可能となっている。
図9(C)及び図10(C)ではさらに係合部材72が係合孔19に挿入された状態であり、係止ピン75は係止凹部19dに位置している。係止ピン75は、平板73の先端が風防10内部に突出した状態で、係止凹部19dに係合して係合部材72を固定している。これにより、平板73の当接部73aが床材32の裏面と密着係合し、この係合により風防10は天びん本体30に強固に固定される。
(着脱の作用効果)
本実施形態においては、風防10はドア11自動開閉機能を有するが、自動開閉の駆動源や駆動機構は全て風防10内に秤量に影響しない形態で納められている(詳しくは後述)。また着脱機構70は、従来から備わっている床材32を使用して風防10を固定するため、天びん本体30側には何も手を加えることなく、風防10を固定できる。従来は、ドア開閉機能付き風防においては天びんと風防は一体として構成され設計されるため設計の自由度が低いという問題があった。本実施形態ではそれぞれ独立した別体として構成されており、天びん本体30と風防10を別々として設計が可能で、設計の自由度が高い。天びん本体30は、風防10およびドア自動開閉機能追加による設計の制約を受けず自由に設計することができる。
また自動開閉機能がある風防付き天びんは高価であるのに、風防と天びん本体のどちらか一方が故障すると両方が使用不可能となり不経済であった。本実施形態では、故障した側を新しいものに直ちに交換でき、経済的である。また修理の間にも、故障していない側は使用を継続できる。
さらに、従来からある床材32を使用して固定しているため、寸法等の条件が合致すれば、ドア自動開閉機能を有する風防10を既存に電子天びんに装着でき、しかも強固に固定して使用することができ、利便性が高い。着脱自在であるが、両者を強固に保持して一体化させることも可能であり、持ち運びもし易く、面倒な組付け作業も不要である。
開口部が狭いグローブボックス内に風防付き電子天びん1を配置する際、天びん本体30と風防10に分解して別々に入れることができ、さらに中で簡単に組付けすることができる。
(ドア構造)
シリンダボックス20は、その上面及び側面を覆うカバー20bを有する。図11は、カバー20bを取り外した状態のシリンダボックス20の平面図であり、シリンダボックス20の内部を説明するための説明図である。図12は、カバー20bを外した状態の風防10の右側面図である。図13は図11のXIII-XIII線に沿った断面図であり、ホルダー16の形状や作用を示すための説明図である。図14はシリンダボックス20およびドア11の斜視図であり、これらの構造を説明するための説明図である。
シリンダボックス20内部には、エアシリンダ40が固定されている。エアシリンダ40は複動型であり、内部のピストン41の往復運動は、往きと帰りの両方がエア圧力によってなされる。このため、エアシリンダ40内にエアを送るポートは二箇所に設けられている。ピストン41を内部に有するシリンダチューブ42の前方には、送られたエアによりピストン41を後方へと進ませるための後進側ポート46が設けられている。同様に、シリンダチューブ42の後方には、ピストン41を前方へと送るための前進側ポート44が設けられている。
それぞれのポートに接続されたエアチューブ47は、シリンダボックス20の底面20fに設けられた孔20cを通り、ケース18内部の動力室17へと繋がっている。動力室17には、エアシリンダ40の駆動源であるポンプやエアの流止を制御する電磁弁が納められている。
動力室17は、振動などで秤量に影響を与えないよう、秤量室6から離間されて形成されている。動力室17に形成されたエアの吸排口(不図示)は、エアの吸排が秤量に影響を与えないよう、秤量室6とは逆方向へ向けられている。
従来では、駆動機構として例えばラックアンドピニオンやゴムプーリーが選択された場合、駆動源であるモーターは、伝達効率の観点からドア間近に配置される。しかし、これでは動力源であるモーターの振動が秤量室に伝達されるため、秤量への影響が懸念される。駆動機構としてエアシリンダを選択することで、動力源であるエアポンプはドア間近に配置される必要がなくなり、自由な場所に配置可能となる。エアポンプの収納される動力室17を秤量室6から離間して設けることで、動力源の振動による秤量への影響を低減させることができる。
シリンダボックス20は中空に形成されており、その内部にはエアシリンダ40が、シリンダボックス20の底面20fから離間した状態で、ドア11と平行に配置され、固定されている。エアシリンダ40がシリンダボックス20内に配置され、エアシリンダ40からの秤量室6へのゴミの進入や空気振動の伝達を防止している。
ドア11の前後の端部には、ホルダー16が配置されている。ドア11は、ホルダー16の上下に形成された二つのコの字型をした挟持部16aで上下を挟まれ、上下の挟持部16aを繋ぐ側面部16bと合わせて、ホルダー16に包まれるようにして保持されている。ドア11が上から挟持されて吊るされただけでは、ドア11が脱落する心配があるが、ホルダー16が包むようにしてドア11を強固に保持しているため、脱落の心配が無い。
シリンダボックス20の底面には、ドア11のスライド方向である前後方向にガイド孔20dが形成されている。上部の挟持部16aのさらに上部には、ドア11(ガイド孔20d)に直交してフランジ部16cが形成されている。左右に突き出たフランジ部16cが、このガイド孔20dに係合し、ドア11を懸吊支持している。これにより、ドア11は、フレーム14に形成されたレール14aからは非接触で配置され、ガイド孔20dに沿ってスライド可能に保持される。レール14aにゴミや砂等が侵入すると、ドア11開閉時の摺動抵抗が大きくなって開閉が困難になる問題があるが、ドア11自体を上部から吊るすことでこれを防止している。
ドア11の前端に配置されたホルダー16には、フランジ部16cの上面に結合部16dが形成されている。結合部16dの中央にはドア開閉方向に沿った結合孔16eが形成されており、エアシリンダ40のピストン41から延在するピストンロッド43の先端が、この結合孔16eに嵌合して固定されている。ピストン41(ピストンロッド43)がホルダー16を介してドア11と接続され、ピストン41がエアにより前後に移動することで、ホルダー16はガイド孔20dに沿ってスライドし、ドア11は開閉する。エアシリンダ40は、シリンダボックス20内で、底面から離間した状態で固定されているため、ドア11の動きを邪魔しない。
(ドア構造の作用効果)
ドア11の駆動源であるエアシリンダ40は、ドア11のほぼ真上に、ドア11のスライド方向と平行に配置されている。ドアを懸吊支持するホルダー16は、下部でドア11を支持し、上部でエアシリンダ40に連結されており、エアシリンダ40はドア11を懸吊支持するホルダー16を直接摺動させてドア11を開閉させている。ドアを懸吊するホルダー16、詳しくはドア11開閉時の摺動部分であるフランジ部16cが、駆動機構であるエアシリンダ40の間近に配置されている。さらにドア11は前後端部のみホルダー16で吊るされており、ドア11開閉時の摺動面積が小さく、ドア11開閉時の摺動抵抗も小さい。また本実施形態ではホルダー16及びシリンダボックス20、さらにはドア11も樹脂製であり、軽く、摺動抵抗が小さい。このように構成することにより、エアシリンダからの力の伝達率がよく、僅かな力でドア11を開閉させることができ、ドア11をスムーズに開閉させることができる。
従来の開閉機構、例えばゴムプーリーを用いて風防のドアを開閉する場合、ある程度の重量があるドアにモーターの動力を伝えるために、ドアの部分のプーリーを大きくするかモーターのパワーを大きくする必要がある。天びんは風の影響を受けやすく、ドアを高速で開閉すると風がおきやすいので、開閉速度を下げるためにもプーリーを大きくして減速する必要がある。ドアを薄く軽くすると、動力が伝えにくくモーターは大型化せざるを得ない。さらにドアの近辺(おおむね上部)にモーターが配置される必要があり、大型モーターの配置は不恰好になり見た目も悪い。一方向に長いエアシリンダ40がドア11の上部にドア11に沿って配置されることにより、風防10全体を略直方体とでき、見た目と構成がすっきりとした。
(ブロック図)
図15は風防付き電子天びん1の左右のドア11の開閉機構60を示すブロック図である。開閉機構60は、左右のドア11を開閉させるための機構であり、図15に示す各構成要素がもう一対ずつ存在するが、同一であるため省略した。本実施形態では、エアシリンダ40のピストン41を前方へ移動(前進)させるポンプと後方へ移動(後進)させるためのポンプは、別々に存在する。
第1加圧ポンプ62A,第2加圧ポンプ62Bは、共にエアポンプである。エアシリンダ40の駆動源であり、エアを圧縮してエアシリンダ40に送り、エア圧力によりピストン41を動かしてドア11を開閉させる。
第1一方電磁弁66A,第2一方電磁弁66Bは、弁の出口側は大気に開放されており、弁の開閉によりエアの流止を制御する。
第1圧力センサ64Aは第1加圧ポンプ62Aから吐出されたエアの圧力を、第2圧力センサ64Bは、第2加圧ポンプ62Bから吐出されたエアの圧力を、それぞれ監視する。
エアシリンダ40の後方に設けられた前進側ポート44には、第1加圧ポンプ62Aが接続されている。途中分岐があり、さらに第1圧力センサ64Aと第1一方電磁弁66Aが接続されている。エアシリンダ40の前方に設けられえた後進側ポート46には、第2加圧ポンプ62Bが接続されている。途中分岐があり、こちらには第2圧力センサ64Bと第2一方電磁弁66Bが接続されている。これら構成要素はそれぞれエアチューブ47で接続されている。
開閉機構60の各要素は、天びん本体30の制御部34により動作を制御される。このため、開閉機構60への命令は、天びん本体30を介して行われるが、風防10を制御する風防制御部を風防10の内部に設け、コントロールパネル35から命令入力が直接風防制御部に伝達されるよう構成しても好ましい。この場合、命令の入力部を風防10自体に設け、風防10単体で操作可能となるように構成しても好ましい。
(ドア開閉時の動作)
次にドア11自動開閉時における各構成要素の動作を説明する。図16は、開閉機構60の動作表である。
まず、使用者が手動でドア11を開閉可能な「標準状態」では、第1加圧ポンプ62A、第2加圧ポンプ62B共に作動せず、第1一方電磁弁66Aおよび第2一方電磁弁66Bは、開かれている。両加圧ポンプ(62A,62B)が動作せず、両一方電磁弁(66A,66B)が開いて大気と連通しているため、全くエアシリンダ40からの負荷はなく、ドア11を手動でスムーズに開閉させることが出来る。
コントロールパネル35の赤外線センサ36より、「ドアを開ける/閉じる」の命令が入力されると、制御部34は各要素に動作を命令する。
ドア11を開ける「自動開操作」の場合、即ち、エアシリンダ40のピストン41を後方へ移動させる場合、第2一方電磁弁66Bは閉じられ、第2加圧ポンプ62Bの加圧が開始される。このとき、第1加圧ポンプ62Aは作動せず、第1一方電磁弁66Aは開かれているため、エア圧力によりピストン41は後方へ移動し、ドア11が開かれる。
ドア11が開ききると、エア圧力が急激に上昇するため、この変化を第2圧力センサ64Bが検知すると、第2加圧ポンプ62Bは停止させられ、第2一方電磁弁66Bが開かれ、エアシリンダ内の圧縮されたエアが大気に開放され、標準状態に戻る。
ドア11を閉じる「自動閉操作」の場合、即ち、エアシリンダ40のピストン41を前方へ移動させる場合、第1一方電磁弁66Aは閉じられ、第1加圧ポンプ62Aの加圧が開始される。このとき、第2加圧ポンプ62Bは動作せず、第2一方電磁弁66Bは開かれているため、エア圧力によりピストン41は前方へ移動し、ドア11が閉じられる。
ドア11が閉じきると、やはりエア圧力が急激に上昇するため、この変化を第1圧力センサ64Aが検知すると、第1加圧ポンプ62Aは停止させられ、第1一方電磁弁66Aが開かれ、エアシリンダ内の圧縮されたエアが大気に開放され、標準状態に戻る。
また、校正を行う場合、第1一方電磁弁66A,第2一方電磁弁66Bは閉じられる。両方の一方電磁弁(66A,66B)が閉じられており、ピストン41は前後のどちらにも移動することができず、ドア11はロックされる。これは校正作業中に扉が不用意に開かれて校正に影響を及ぼすことを防ぐためである。校正が終了すると、第1一方電磁弁66Aと第2一方電磁弁66Bが開かれ、標準状態に戻る。
このように校正作業時には自動でドア11がロックされる。スイッチ37からの命令でドア11がロックされるように構成してもよい。校正時に限らず、運搬時にも、ドア11をロックすることができる。
(フローチャート)
次に、ドア11開閉動作の流れを、図17のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101で、ドア11開閉のスイッチであるコントロールパネル35の赤外線センサ36から、ドア11開閉の命令信号が入力される。信号が入力されない場合は、入力されるまで待機する。
命令が入力されると、ステップS102に移行し、ドア位置が閉位置であるか開位置であるかが確認される。本実施形態では、制御部34は、直前のドア11の開閉動作を記憶しており、その内容によって判断する。位置センサを設けてドア11の位置を判断するように構成してもよい。
まずドア11が閉位置にあった場合(ステップS103〜ステップS108)について説明する。
ステップS103に移行し、閉位置にあるドア11を開けるため、ドア11の「自動開操作」が実施される。具体的には、第2一方電磁弁66Bが閉じられ、第2加圧ポンプ62Bの動作が開始される。この時、第1一方電磁弁66Aは開かれたままで、第1加圧ポンプ62Aは作動しない(図15、図16参照)。
次にステップS104に移動し、ドア11が移動を開始したかが確認される。ドア11が移動を始めるとエア圧力が急激に降下するため、第2圧力センサ64Bの値が所定時間内、例えば1秒以内に急激に降下することで、ドア11が開動作を開始したと判断される。所定時間内にドア11の移動開始がなされない場合には、制御部34は「ドア11は既に開いている」と判断し、ステップS109に移行し、今度は「自動閉操作」を開始する(後述)。あるいは、第2圧力センサ64Bの値が所定の値を超えたことで、ドアが移動を開始していないと判断するよう構成してもよい。ドア11の直前の位置は記憶されているが、本実施形態では手動による開閉も可能であり、使用者によりドア11の位置が移動している場合がある。そのような場合やドア11位置の誤判断がこのステップS104により担保される。
ドア11の移動が開始されると、ステップS105に移行し、ドア11の開動作が終了したかが確認される。ドア11の移動が完了すると、エア圧力が再び上昇するため、第2圧力センサ64Bの値が所定時間内に再び上昇することで、ドア11の開動作が終了したと判断される。所定時間内に第2圧力センサ64Bの値が上昇しない場合は、エア漏れや故障が疑われるため、エラー処理を行うために、ステップS106に移行する。
ステップS106では、エラー処理として、警告音が発され、表示部38にエラーが表示され、第2加圧ポンプ62Bの動作が停止され、第2一方電磁弁66Bが開かれ、緊急停止する。
エア圧力上昇によりドア11の開動作の完了が確認された場合には、ステップS107に移行し、第2加圧ポンプ62Bの動作が停止され、第2一方電磁弁66Bが開かれ、自動操作が正常に終了する。
最後にステップS108に移動し、標準状態となり手動での開閉が可能となる。
次に、ステップS102でドア11が開位置にあった場合(S109〜S113)を説明する。
ステップS109に移行し、開位置にあるドア11を閉めるため、ドア11の「自動閉操作」が実施される。具体的には、第1一方電磁弁66Aが閉じられ、第1加圧ポンプ62Aの動作が開始される。この時、第2一方電磁弁66Bは開かれたままで、第2加圧ポンプ62Bは作動しない(図15、図16参照)。
次にステップS110に移行し、ドア11が移動を開始したかが確認される。ステップS104同様、第1圧力センサ64Aの値が所定時間内に急激に降下することで、ドア11が閉動作を開始したと判断される。所定時間内にドア11の移動が開始されない場合には、制御部34は「ドア11は既に閉じている」と判断し、ステップS103に移行し、今度は「自動開操作」を開始する。このステップS110も、ステップS104同様、手動開閉によるドア11位置の移動などの場合や誤判断の担保である。
ドア11の移動が開始されると、ステップS111に移行し、ドア11の閉動作が終了したかが確認される。ドア11の移動の完了は、第1圧力センサ64Aが所定時間内に第1圧力センサ64Aの値が再び上昇することで判断される。所定時間内に第1圧力センサ64Aの値が上昇しない場合は、やはりエラー処理を行うため、ステップS112に移行する。所定時間内に第1圧力センサ64Aの値の上昇によりドア閉動作の完了が確認された場合には、ステップS113に移行する。
ステップS112では、エラー処理として、警告音が発され、表示部38にエラーが表示され、第1加圧ポンプ62Aの動作が停止され、第1一方電磁弁66Aが開かれ、緊急停止する。
所定時間内に第1圧力センサ64Aの値の上昇が確認された場合には、ステップS113に移行し、第1加圧ポンプ62Aの動作が停止され、第1一方電磁弁66Aが開かれる。
最後にステップS108に移動し、標準状態となり手動での開閉が可能となる。
ステップS111及びステップS105は、指挟み防止などの安全機能の意味も兼ねている。ドア11が自動で閉じられようとしているとき、あるいは開かれようとしているときに、作業者が指をドア11に挟んでしまった場合、あるいは試料等をドア11に挟んでしまった場合や、ドア11移動に不都合があり移動を強引に止めた場合にも、エア圧力が上昇するため、これを第1圧力センサ64A(または第2圧力センサ64B)が検知して、直ちにドア11の動作が停止となり、両一方電磁弁(66A,66B)が大気に連通され、ドア11の負荷が消え安全が確保される。
(大気開放の効果)
一方の加圧ポンプが可動時にはもう一方の加圧ポンプは可動せず、一方の電磁弁のみ閉じられ、もう一方の電磁弁は開いて大気と連通している。可動していたポンプが停止すると、閉じていた電磁弁は開いて大気に連通する。即ち、加圧ポンプが停止した際には、全一方電磁弁が開かれて大気に連通するように構成されている。ドア11が自動で開閉された後には、エアは大気に開放され、ドア11にかかる負荷が無くなり、ドア11を手動でスムーズに移動させることが可能となる。ドア11は自動開閉可能でありながら、自動開閉された後には、特別な操作なしに即座に手動開閉が可能となる。手動と自動を切り替えるための、駆動源と駆動機構を切り離す機構や操作自体が不要で、非常に使い勝手が良い。
従来の機構、例えばプーリーなどゴムの抵抗を利用してドアを開閉させる場合、手動でドアを開けたくとも、ゴムと駆動源との連動により負荷(摺動抵抗)でドアが重いあるいは開かないという問題があった。本実施形態では、ドア11開閉機構にエアシリンダを採用し、開閉終了後に弁を全て開放して大気と連通させておりエア圧力がなくスムーズに扉を開閉でき、手動で開閉しても破損や故障の心配がない。
手動で開閉できるため、ドア11を任意の位置で停止させることができ、使用の自由度が高い。また、中途半端な位置にドア11があっても、赤外線センサ36からの命令の入力により、ドア11は閉じられる、あるいは開かれる。
ドア開閉機構が故障あるいは経年劣化を起こした際も、従来の機構では開閉できなくなるが、エアシリンダ40を用いることで、エア漏れを防ぐパッキンが経年劣化を起こしても、エア漏れによりドアの開閉速度が下がるだけで済み、故障が発生しても手動での開閉は可能であり、利便性が高い。
天びん本体30周囲の空間を使用して秤量したい場合には風防10を取外しでき、風防10を天びん本体30に装着すれば風防のドア11を自動でも手動でも自動で開閉できるため、使用に対しての自由度が高い。
またエア圧力の監視により、「自動開操作」と「自動閉操作」をスイッチングさせることで、誤作動やドア11が中途半端な位置にあっても開閉が担保され、異常時には停止されるよう構成されており、安全性が高い上に使い勝手がよい。
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態に係る風防付き天びん101の斜視図である。図19は第2の実施形態に係る風防付き天びん101の開閉機構160のブロック図である。
第2の実施形態に係る風防付き天びん101は、天びん本体内部に自動校正を行う自動校正機構80を有し、ドアを自動で開閉させるための機構である開閉機構160の構成が異なる以外は、第1の実施形態に係る風防付き天びん1と共通の構成を有する。本実施形態の開閉機構160は、第1の実施形態の開閉機構60と異なり、ドアを開閉させる機構は左右で独立していない。このため、左右のドアを、左側ドア11A、右側ドア11Bとして説明する。またこれらを開閉させる左右のエアシリンダを、左側エアシリンダ40A、右側エアシリンダ40Bとして区別する。各エアシリンダ(40A/40B)は、エアを取り込むための後進側ポート(46A/46B)と前進側ポート(44A/44B)、及びピストン(41A/41B)をそれぞれ備える。
図19に示すように、左側エアシリンダ40Aと右側エアシリンダ40Bは、1つの共通の加圧ポンプ62Cを駆動源とする。1つだけある圧力センサ64Cは、加圧ポンプ62Cから吐出されたエアの圧力を監視する。5つある一方電磁弁(66C,66D,66E,66F,66G)は、全て出口側が大気に開放されている。本実施形態で設けられた二方電磁弁(68C,68D,68E,68F,68G)は、二つの接続口を持ち、入口側が加圧ポンプ62Cに、出口側が左側エアシリンダ40A、又は右側エアシリンダ40B、あるいは空気袋81に接続されエアの流止を制御する。
左側エアシリンダ40Aの後方に設けられた前進側ポート44Aには、第1二方電磁弁68Cが接続されている。途中分岐があり、第1一方電磁弁66Cも接続されている。また左側エアシリンダ40Aの前方に設けられた後進側ポート46Aには、第2二方電磁弁68Dが接続され、途中分岐して第2一方電磁弁も66D接続されている。
右側エアシリンダ40Bも同様にして、後方に設けられた前進側ポート44Bには、第3二方電磁弁68Eおよび第3一方電磁弁66Eが、前方に設けられた後進側ポート46Bには、第4二方電磁弁68Fおよび第4一方電磁弁66Fが接続されている。
自動校正機構80は、空気袋81の膨縮により天びんに内蔵分銅82を乗降させることで、自動で風防付き天びん101の校正を行う。空気袋を使用した自動校正は、特開2008−032610号に詳しく公開されている。空気袋81には、第5二方電磁弁68Gと第5一方電磁弁66Gとが接続されている。
図20は、左側ドア11A、右側ドア11B及び自動校正機構80の内蔵分銅82を動作させるための各構成要素の動作を示す。
図20に示すように、各機能が全く作動していない「標準状態」では、加圧ポンプ62Cは動作せず、全ての一方電磁弁(66C、66D,66E,66F,66G)の弁が開かれ、全ての二方電磁弁(68C、68D、68E、68F、68G)は閉じられている。この状態では、左側ドア11Aも右側ドア11Bも手動で開閉可能である。
まず左側ドア11Aの自動開閉について説明する。左側ドア11Aの「自動開操作」の場合、即ち、ピストン41A(及びこれに連結された左側ドア11A)を後方へ移動させる場合、第2一方電磁弁66Dが閉じられ、第2二方電磁弁68Dが開かれ、加圧ポンプ62Cの加圧が開始される。このとき、エアは開かれた第2二方電磁弁68Dを通過し、エア圧力によりピストン41Aが後方へ移動し、左側ドア11Aが開かれる。
左側ドア11Aが開ききると、エア圧力が急激に上昇するため、この変化が圧力センサ64Cに検知されると、加圧ポンプ62Cは停止させられ、第2二方電磁弁68Dは閉じられ、第2一方電磁弁66Dが開かれ、左側エアシリンダ40A内の圧縮されたエアが大気に開放され、左側エアシリンダ40A内の圧力が大気圧まで下がり、標準状態に戻る。
左側ドア11Aの「自動閉操作」の場合、即ちピストン41A(及びこれに連結された左側ドア11A)を前方へ移動させる場合、第1一方電磁弁66Cは閉じられ、第1二方電磁弁68Cが開かれ、加圧ポンプ62Cの加圧が開始される。エアは開かれた第1二方電磁弁68Cを通過して、エア圧力によりピストン41Aが前方へ移動し、左側ドア11Aが閉じられる。
左側ドア11Aが閉じきると、エア圧力は急激に上昇するため、この変化が圧力センサ64Cに検知されると、加圧ポンプ62Cは停止させられ、第1二方電磁弁68Cは閉じられ、第1一方電磁弁66Cが開かれ、左側エアシリンダ40A内の圧縮されたエアが大気に開放され、左側エアシリンダ40A内の圧力が大気圧まで下がり、標準状態に戻る。
右側ドア11Bの場合も同様であり、左側エアシリンダ40Aが右側エアシリンダ40B、ピストン41Aがピストン41B、第1一方電磁弁66Cが第3一方電磁弁66E、第1二方電磁弁68Cが第3二方電磁弁68E、第2二方電磁弁68Dは第4二方電磁弁68F、第2一方電磁弁66Dが第4一方電磁弁66F、にそれぞれ対応して同様に動作して「自動開操作」及び「自動閉操作」が行われる。
さらに、制御部34が天びんの自動校正の命令を受けた場合に行われる、自動校正機構80の動作は、以下の通りである。
まず、空気袋81を膨らませて内蔵分銅82を天びんの乗せるため、全ての一方電磁弁(66C,66D、66E,66F,66G)が閉じられ、第5二方電磁弁68Gが開かれ、加圧ポンプ62Cの加圧が開始される。加圧ポンプ62Cに繋がる他の二方電磁弁(68C,68D,68E,68F)は全て閉じられているため、エアは第5二方電磁弁68Gを通り空気袋81を膨らませる。空気袋81の膨らみにより内蔵分銅82が天びんに乗せられる。空気袋81が膨らみきると、エア圧力が急上昇するため、これが圧力センサ64Cに検知されると、加圧ポンプ62Cは停止させられる。
既知の質量の内蔵分銅82が計量されて、校正工程が終了すると、今度は内蔵分銅82を天びんから降ろすため、第5一方電磁弁66Gが開かれ、第5二方電磁弁68Gが閉じられる。これにより空気袋81を膨らませたエアが第5一方電磁弁66Gを通り大気に開放されると、空気袋81は徐々にしぼみ、内蔵分銅82は天びんから降ろされる。残りの一方電磁弁(66C,66D、66E,66F)が開かれ、標準状態に戻る。
校正作業中には、全ての一方電磁弁(66C,66D、66E,66F,66G)が閉じられているため、エアが移動できず、左側ドア11Aおよび右側ドア11Bはロックされる。校正作業が終了すると、ロックは解除され、左側ドア11Aと右側ドア11Bは手動で開閉可能な状態となる。
自動校正中にドアロックを行うことで、自動校正に気が付かず、作業者が誤って左側ドア11Aや右側ドア11Bを開けてしまい、校正に影響を与えることを防いでいる。
第2の実施形態に係る風防付き天びん101は、加圧ポンプ62Cを左右のエアシリンダ(30A,30B)共通の駆動源とすることにより、第1の実施形態よりも部品点数を減少させることができ、コスト削減ができる、また自動校正の際に天びんに内蔵する分銅を昇降させる駆動源の加圧ポンプと、加圧ポンプ62Cを共通化することで、されに部品点数を減少させることができる。
(第3の実施形態)
図21は、第3の実施形態にかかる風防付き天びん201の開閉機構260のブロック図である。風防付き天びん201は、開閉機構260が異なる以外は、第2の実施形態にかかる風防付き天びん101と共通の構成を有する。
図21に示すように、風防付き天びん201の開閉機構260は、右側ドア11Bを開閉させるための右側エアシリンダ40I,左側ドア11Aを開閉させるための左側エアシリンダ40H、及び自動校正機構80を備える。これらの共通の駆動源は加減圧ポンプ69である。
加減圧ポンプ69は、エアの加圧と減圧の両方が可能である。右側エアシリンダ40Iおよび左側エアシリンダ40Hは加減圧ポンプ用の複動型エアシリンダであり、それぞれ後方に一つだけポート(45I/45H)を備える。加減圧ポンプ69が加圧することで、左側エアシリンダ40H内のピストン41Hが前方に移動して左側ドア11Aが閉じ、加減圧ポンプ69が減圧することで、ピストン41Hが後方に移動して左側ドア11Aが開く構成となっている。右側エアシリンダ40Iについても同様である。
圧力センサ64Jは、接続されたエアチューブ内のエア圧力が設定された上限値以上、又は設定された下限値以下とならないよう監視する。3つある一方電磁弁(66H,66I,66J)は、全て出口側が大気に開放されている。二方電磁弁(68H,68I,68J)は、2つの接続口を持ち、入口側を加減圧ポンプ69に、出口側をそれぞれ左側エアシリンダ40H,右側エアシリンダ40I,空気袋81に接続され、エアの流止を制御する。
左側エアシリンダ40Hのポート45Hに、第1二方電磁弁68Hが接続されている。途中に分岐があり、第1一方電磁弁66Hとも接続されている。同様に、右側エアシリンダ40Iのポート45Iには、同様に、第2二方電磁弁68I及び第2一方電磁弁66Iが接続されている。自動校正機構80の空気袋81には、第3一方電磁弁66J及び第3二方電磁弁68Jが接続されている。
図22は、左側ドア11A、右側ドア11B及び自動校正機構80の内蔵分銅82を動作させるための各構成要素の動作を示す。
各機能が全く作動していない標準状態では、加減圧ポンプ69は動作せず、全ての二方電磁弁(68H,68I,68J)は閉じられ、全ての一方電磁弁(66H,66I,66J)は開かれ大気に開放されている。この状態では、左側ドア11Aも右側ドア11Bも手動で開閉可能である。
まず左側ドア11Aの自動開閉について説明する。左側ドア11Aの「自動開操作」の場合、即ち、エアシリンダ40H内のピストン41H(及びこれに連結された左側ドア11A)を後方へ移動させる場合、第1一方電磁弁66Hが閉じられ、第1二方電磁弁68Hが開かれ、加減圧ポンプ69の減圧が開始される。これにより、左側エアシリンダ40H内の圧力は低くなり、ピストン41Hが後方へ移動して左側ドア11Aが開かれる。
左側ドア11Aが開かれると、エア圧力は急降下するため、これを圧力センサ64Jが検知すると、加減圧ポンプ69は停止させられ、第1二方電磁弁68Hは閉じ、第1一方電磁弁66Hは開かれ、標準状態へと戻る。
左側ドア11Aの「自動閉操作」の場合、即ち、ピストン41Hを前方へ移動させる場合、第1一方電磁弁66Hが閉じられ、第1二方電磁弁68Hが開かれ、加減圧ポンプ69の加圧が開始される。これにより、左側エアシリンダ40H内の圧力が高くなり、エア圧力によりピストン41Hが前方へ押され、左側ドア11Aが閉じられる。
左側ドア11Aが閉じられると、エア圧力は急上昇するため、これを圧力センサ64Jが検知すると、加減圧ポンプ69は停止させられ、第1二方電磁弁68Hは閉じ、第1一方電磁弁66Hは開かれ、標準状態へと戻る。
右側ドア11Bの「自動開操作」および「自動閉操作」も同様であり、左側エアシリンダ40Hが右側エアシリンダ40I、第1一方電磁弁66Hが第2一方電磁弁66I、第1二方電磁弁68Hが第2二方電磁弁68Iに、それぞれ対応して、同様に動作する。
さらに、制御部34が天びんの自動校正の命令を受けた場合に行われる、自動校正機構80の動作は、以下の通りである。
まず、空気袋81を膨らませて内蔵分銅82を天びんに乗せるため、全ての一方電磁弁(66H,66I,66J)が閉じられ、第3二方電磁弁68Jが開かれ、加減圧ポンプ69の加圧が開始される。加減圧ポンプ69に繋がる他の二方電磁弁(68H,68I)は閉じられているため、エアは第3二方電磁弁68Jを通り空気袋81を膨らませると、空気袋81の膨らみにより内蔵分銅82が天びんに乗せられる。空気袋81が膨らみきると、エア圧力が急上昇するため、これを圧力センサ64Jに検知されると、加減圧ポンプ69は停止させられる。
既知の質量の内蔵分銅82が計量されて、校正工程が終了すると、今度は内蔵分銅82を天びんから降ろすため、第3一方電磁弁66Jが開かれ、第3二方電磁弁68Jが閉じられる。これにより空気袋81を膨らませたエアが第3一方電磁弁66Jを通り大気に開放されると、空気袋81は徐々にしぼみ、内蔵分銅82は天びんから降ろされる。残りの一方電磁弁(66H,66I)が開かれ、標準状態に戻る。
校正作業中には、全ての一方電磁弁(66H,66I、66J)が閉じられているため、エアが移動できず、左右のドア(11A,11B)はロックされる。校正作業が終了すると、ロックは解除され、左右のドア(11A,11B)は手動で開閉可能な状態となる。
風防付き天びん201の各構成要素の共通の駆動源として69を使用することで、第2の実施形態の風防付き天びん101よりもさらに部品点数、および組付け工数を減少させることができる。
(変形例)
上記実施形態に対する好適な変形例について述べる。上記実施の形態と同一要素については、同一の符号を用いて説明を割愛する。
図23は、シリンダボックス20及びホルダー16の形状の変形例を示す。ドア11との係合面であるシリンダボックス20の底面20fは、ガイド孔20dに向けて傾斜している。シリンダボックス20との係合面であるフランジ部16cの底面は、底面20eと同角度傾斜して形成されている。ガイド孔20dを挟んだ左右の底面20f(及びフランジ部16cの底面)の傾斜角度は等しく、ドア11は略鉛直の姿勢を保つ。係合面をガイド孔20dに向けて傾斜させることで、ドア11が鉛直方向に姿勢を保ちやすくしている。
図24は、ドア位置検出のために、圧力センサの代わりに位置センサを使用した変形である。ドア11の全開位置と全閉位置に、位置センサとしてフォトインタラプタ92が設けられている。フォトインタラプタ92はスリット92aを備え、スリット92aの位置に合わせて、ホルダー16の結合部16dには凸部16fが形成されている。スリット92aには対向する発光部と受光部が設けられており、発光部からの光を凸部16fが遮るのを受光部で検出することによって、ドア11の位置が判定される。
加圧ポンプ(62A,62B)は、フォトインタラプタ92に連動しており、凸部16fがフォトインタラプタ92の位置に来た信号を受けて停止する。このように構成することで、ドア11を正確な位置で停止させることができる。
以上、本発明の実施形態及び変形例を述べたが、形態及び変形例を当業者の知識に基づいて組み合わせることも可能であり、そのような形態は本発明の範囲に含まれる。
1、101、201 風防付き天びん
6 秤量室
10 風防
11 ドア
11A 左側ドア
11B 右側ドア
14 フレーム
16 ホルダー
16c フランジ部
17 動力室
19 係合孔
20 シリンダボックス
20d ガイド孔
20e 底面
30 天びん本体
31 秤量皿
32 床材
34 制御部
35 コントロールパネル
40 エアシリンダ
44、46 ポート
60、160、260 開閉機構
62A、62B、62C 加圧ポンプ
64A〜64C、64J 圧力センサ
66A〜66J 第1一方電磁弁
68C〜68J 第1二方電磁弁
70 着脱機構
72 係合部材
S101〜S113 ステップ

Claims (6)

  1. 計量皿に連結された計量機構を保持する天びん本体と、
    フレームと、前記フレームにスライド可能に配設される扉とを有し、前記計量皿を覆って計量室を形成する風防と、
    を備え、
    前記風防は、前記扉に連結されて該扉を開閉させるエアシリンダと、前記エアシリンダを駆動させるエアポンプとを内部に備え、前記天びん本体から着脱自在となるよう構成される、
    ことを特徴とする電子天びん。
  2. 前記風防の下部のフレームには、前記計量室に貫通する貫通孔が設けられ、
    前記風防は、前記貫通孔に着脱可能に係合し、前記貫通孔に挿通して前記天びん本体の上面に固定された床材と嵌合する係合部材により、前記天びん本体に着脱自在に固定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子天びん。
  3. 前記扉は前記風防の上部のフレームに懸吊支持され、
    前記エアシリンダは前記扉の略真上に前記扉のスライド方向に沿って配置され、前記扉の懸吊部と連結して前記扉を開閉させる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子天びん。
  4. 前記風防には前記計量室から区切られた動力室が形成され、前記エアポンプは前記動力室内に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電子天びん。
  5. 前記計量機構を操作するための操作部を更に備えるように構成され、
    前記エアポンプを駆動又は停止させて前記扉を開閉させるスイッチが、前記操作部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電子天びん。
  6. 前記操作部は前記天びん本体とは別体として設けられる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子天びん。
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