JPWO2020121574A1 - 露出表面の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

露出表面の洗浄方法は、種々の物体の露出表面に固着した汚れを確実に、かつ露出表面を傷つけることなく除去することを目的としたものであり、塩酸を含有した液状洗浄剤を露出表面に塗布し、ついで液状洗浄剤が塗布された露出表面に温風を当てて、露出表面の汚れを液状洗浄剤に溶解させ、その後ガラス面を拭く手順とされる。

Description

本発明は、液状洗浄剤を塗布して実施する露出表面の洗浄方法、その液状洗浄剤および洗浄剤セットに関する。
従来、大気に晒される自動車の窓ガラスやヘッドライトカバーなどの露出表面に、うろこ状に付着した雨や潮風による染みなどの汚れは、研磨剤入りの洗浄剤を用いて除去することが一般的とされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−231767号公報
しかしながら、上述のような露出表面に強固に固着したうろこ状の汚れ(いわゆるウォータースポット)に対しては、研磨剤によっても確実に除去することが困難であり、汚れが残留する可能性が高く、研磨剤で露出表面を傷つけるという問題もあった。また、大がかりな除去装置を用いて機械的に除去する方法を用いれば、露出表面を傷つけるおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、種々の露出表面に固着した汚れを確実に、かつ露出表面を傷つけることなく除去できる、露出表面の洗浄方法、その方法に用いられる液状洗浄剤および洗浄剤セットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の露出表面の洗浄方法は、塩酸を含有した液状洗浄剤を洗浄対象物の露出表面に塗布する液状洗浄剤塗布工程と、前記液状洗浄剤が塗布された前記露出表面へ温風を当て、前記露出表面の汚れを前記液状洗浄剤に溶解させる溶解工程と、前記露出表面を拭く拭き取り工程とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の液状洗浄剤は、洗浄対象物の露出表面に塗布して固着汚れを除去する液状洗浄剤であって、塩酸とフッ化アンモニウムとをすくなくとも含有したことを特徴とする。
さらにまた、本発明の洗浄剤セットは、本発明の露出表面の洗浄方法で用いられる、液状洗浄剤、前洗浄剤、保護剤およびコート剤を備えたことを特徴とする。
本発明の露出表面の洗浄方法、液状洗浄剤および洗浄剤セットは上述した手順、構成とされているため、種々の露出表面に固着した汚れを確実に、かつ露出表面を傷つけることなく除去することができる。
本発明の一実施形態に係る露出表面の洗浄方法の一例を示すフローチャートである。 (a)(b)は、同実施形態の実施例に係る、露出表面の洗浄方法の実施前後の露出表面(自動車の窓ガラス面)の状態を示す写真である。 同実施形態の実施例に係る、露出表面の洗浄方法を実施した後の自動車の窓ガラス面の部分拡大写真である。 (a)〜(c)は、比較例1−3の洗浄方法を実施した後の自動車の窓ガラス面の部分拡大写真である。 (a)〜(c)は、比較例4−6の洗浄方法を実施した後の自動車の窓ガラス面の部分拡大写真である。 液状洗浄剤による洗浄工程(液状洗浄剤塗布工程、溶解工程、拭き取り工程)を中心とし、その他種々の工程を含んだ、露出表面の洗浄方法のフローチャートである。 (a)は前洗浄工程のフローチャート、(b)は磨き工程と仕上げ工程のフローチャートである。 コーティング工程のフローチャートである。 防汚のメカニズムを説明するための概略フローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る、露出表面の洗浄方法(以下、たんに洗浄方法という)は、塩酸を含有した液状洗浄剤を洗浄対象物の露出表面に塗布する液状洗浄剤塗布工程と、液状洗浄剤が塗布された露出表面へ温風を当て、露出表面の汚れを液状洗浄剤に溶解させる溶解工程と、露出表面を拭く拭き取り工程とを備えている。
以下、詳述する。
本洗浄方法が適用される洗浄対象物としては、自動車の窓ガラス(フロントガラスやサイドガラス、リアガラス)やヘッドライトカバーなどのほか、自動車の車体、列車・航空機・ビル・住戸等の窓、ソーラーパネル、信号機、看板など、外気・雨風に晒される露出表面を有した種々の物体が挙げられる。ここで、露出表面には、人目にさらされる面だけではなく、外観の露出がないが大気にさらされる面も含まれる。
また、上述したように液状洗浄剤には塩酸が含まれているため、安全性が配慮された、中古車を整備する自動車工場や列車部品を整備する車両工場などで行う作業に適している。住戸の窓ガラスなども洗浄対象物とされ得るが、これについても工場等で実施することが望ましい。
本洗浄方法に用いられる液状洗浄剤は、研磨剤を含んでいない。液状洗浄剤は、粘性がほとんどない液状のものとされ、10重量%未満の塩酸を含有してなるが、本実施形態では、さらに約5重量%フッ化アンモニウム、ノニオン系界面活性剤および水を含有している。
ついで、図1のフローチャートを参照しながら、洗浄方法の手順を具体的に説明する。なお、本実施形態に係る洗浄方法の洗浄対象物として、自動車のリアガラスを実施例に挙げて説明する。図2は洗浄方法の実施前後のリアガラスの写真であり、図3は洗浄方法の実施後の部分拡大写真である。
図2(a)に示してあるように、本洗浄方法実施前のリアガラスのほぼ全面には、うろこ状の汚れが固着している。このうろこ状の汚れは、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ性物質が主たる成分とされる。
以下、各工程を図1に沿って順次説明する。
(a)粗拭き工程(図1のS100)
まず、リアガラス面の汚れの程度を判断して、汚れが激しい場合には、上記の液状洗浄剤を用いて洗浄する前に、酸化セリウムを含有した不織布で粗拭きすることが望ましい。酸化セリウムはガラス研磨剤として利用できるので、液状洗浄剤による汚れの除去(後述する(b)(c)の手順)の前に、大まかな汚れを除去することができ、液状洗浄剤の使用量を少なくすることができる。
(b)液状洗浄剤塗布工程(図1のS101)
洗浄作業者は、洗浄工場などにおいて、耐油手袋およびマスクを着用したうえで、液状洗浄剤を汚れが付着したリアガラスの露出表面に塗布する。塗布具としては、メラニンスポンジやウエスなどを用いればよい。
塗布後には、リアガラスの露出表面(以下、リアガラス面と略す)上では、うろこ状の汚れと塩酸とによる化学反応が起こり始める。また、液状洗浄剤に含まれるフッ化アンモニウムがリアガラス面をわずかに侵食していく。
(c)溶解工程(図1のS102)
リアガラス面に塗布した液状洗浄剤が乾燥しないうちに、工業用のホットドライヤーなどを用いて、リアガラス面に温風を当て加熱する。塗布した液状洗浄剤にまんべんなく温風を当てればよい。液状洗浄剤は温風を当てることで汚れを溶解していく。リアガラス面が乾燥するまで、約2,3分間、温風を当てるのが望ましい。温風の温度は夏季で100〜150℃、冬季で150〜200℃とすることが望ましいが、施工を行う場所の湿度、気候によってはこれには限らない。なお、この温度範囲は、発明者らの試験により、最適なものとして見出されたものである。
温風を当てることで、上記化学反応による生成物(汚れが溶解した液状洗浄剤)はリアガラス面において徐々に乾いていき、乾燥固体化して白くなり、剥がれ落ちそうになるまで、汚れがリアガラス面から分離したように浮き上がってくる。このときの表面を拡大鏡で観察するとささくれたような表面が確認できる。
また、液状洗浄剤塗布工程と溶解工程は複数回繰り返してもよい。例えば2回繰り返す場合、1回目は軽く乾燥させ、2回目はしっかりと乾燥させればよい。最終的に、汚れを溶解した液状洗浄剤が、最後の乾燥により、汚れを含んだ状態で白く浮き上がるようにすればよい。
(d)拭き取り工程(図1のS103)
溶解工程が完了したのちに、布やクロスなどの拭き取り具でリアガラス面に浮き上がった白い汚れを拭き取ればよい。こうして、化学反応により生成されたリアガラス面上の生成物や、フッ化アンモニウムとガラスとの化学反応により生成された変化生成物が除去される。なお、この拭き取り作業は温風を当てながら行ってもよい。
なお、この生成物は、塩酸とアルカリ性物質との中和反応により生成された塩化カルシウム、塩化ナトリウム等と想定され、白い固体として、除去が容易な状態にリアガラス面に付着している。この白い固体が浮き上がった段階で、本拭き取り工程を開始すればよい。
(e)仕上げ工程(図1のS104、S105)
上記拭き取り工程の実施で、うろこ状の汚れはほとんど除去される。そのままでも美麗な状態ではあるが、その状態のままにはせず、さらに保護剤をリアガラス面に塗布することが望ましい。この保護剤は乾いたのちに拭き取ればよい。
保護剤に含まれる研磨剤としては、10μm以下の微粒子のものを用いることが望ましい。保護剤を塗布することで、微粒子状の研磨剤がリアガラス面上の微細な凹凸に埋められ、リアガラス面はさらに平滑化される。
より具体的には、研磨剤として、研磨力が耐水ペーパーの番手が1500番(10μm)〜10000番以上(0.5μm前後)の微粒子研磨剤が好適とされる。研磨剤としては、上述の液状洗浄剤によって汚れはすでに除去されているので、汚れを落とすために研磨するための粗い粒子の研磨剤は必要としない。つまり、ここで用いる研磨剤は、リアガラス面の微細な凹凸に入り込む程度の上記大きさ程度の粒子で、表面が限りなく平坦になるようなじませるためのものである。
また、保護剤に含まれる石油系溶剤としてはミネラルスピリットが好適に用いられ、ワックスとしては天然、合成を問わないが、植物由来のワックスの中でもカルナバロウが好適に用いられる。また保護剤にはシリコンポリマーやフッ素ポリマーが含有されていることが望ましい。特にフッ素ポリマーを含有させることで保護剤に耐熱性・撥水性を付与できる上、リアガラス面のコーティング効果が長く続きし、輝き・光沢を維持できる。
以上に説明した、液状洗浄剤による洗浄工程((b)液状洗浄剤塗布工程、(c)溶解工程、(d)拭き取り工程の一連の手順)は約30分で完了する。発明者らの試験によれば、以上に示した洗浄方法を実施することにより、実施前のリアガラス面に付着したうろこ状の汚れ(図2(a)参照)は、ほとんど残留することなくきれいに除去され、実施後のリアガラス面には、うろこ状の汚れや他の汚れはほとんど見当たらない(図2(b)および図3参照)。
上述の仕上げ工程では、ポリッシャーを使用してもよい。クロスやウエスを使って保護剤を塗り込んでもよいが、ポリッシャーを使用するとより一層、新品のような輝き・光沢が蘇る仕上げにすることができる。ここで使用されるポリッシャーは、シングルポリッシャー、ランダムポリッシャー、オービルサンダー等、特に限定されるものではない。ポリッシャーを使用しバフ仕上げを行うと、バフとリアガラス面との間に摩擦熱が発生し、その熱によって保護剤に含まれたフッ素等が圧着しより一層、美しい仕上がりが実現できる。なお、丁寧なバフ仕上げにより、仕上がりは美しくなるが、摩擦熱を入れ過ぎないように留意が必要である。
ついで、この実施例と、市販されている複数の自動車窓ガラス用クリーナーによる清浄例とを、拡大写真を参照しながら比較評価する。これらのクリーナーを用いてリアガラス面を洗浄したのちの部分拡大写真(拡大鏡を撮影)を、図4(a)〜(c)および図5(a)〜(c)に示した。
比較例としては、つぎのクリーナーを用いた。
比較例1(株式会社ウィルソン製)・・・主成分:研磨剤
比較例2(株式会社リンレイ製)・・・主成分:研磨剤
比較例3(シーシーアイ株式会社製)・・・主成分:研磨剤
比較例4(株式会社ソフト99コーポレーション製)・・・主成分:研磨剤
比較例5(株式会社リンレイ製)・・・主成分:研磨剤、油膜落とし用
比較例6(リスロン株式会社製)・・・主成分:研磨剤
以上のように、比較例1〜6に係る各クリーナーは研磨剤を含んでいる。比較例5のものは上記のように油膜落としを目的としたものであるが、それ以外のものは、雨染み(ウォータースポット)の除去を目的とした商品である。なお、上記6例は、溶剤や研磨剤の粒径、他の副成分については比較例ごとに異なるが、それらについては説明を割愛する。
図4(a)は比較例1に、図4(b)は比較例2に、図4(c)は比較例3に、図5(a)は比較例4に、図5(b)は比較例5に、図5(c)は比較例6に、それぞれ対応している。これらの各図の拡大写真を参照してもわかるように、全比較例に係る各クリーナーで洗浄した後でも、うろこ状の汚れは除去できなかった。
上記比較試験によれば、研磨剤を含有しない液状洗浄剤を用いた本実施形態に係る洗浄方法が、ガラス面に付着したうろこ状の汚れを除去するのに適していることが判明した。また、研磨剤や除去具を用いないため、それらによる傷がつかない点でも、本洗浄方法は効果的である。
この洗浄方法による効果を以下にまとめる。
(a)液状洗浄剤の塩酸と汚れ成分との化学反応により、生成物がガラス面から分離容易なように生成されるため、研磨剤などを用いて物理的、機械的に除去する方法にくらべ、表面が傷つくことなく、ほぼ確実に汚れを除去することができる。
(b)液状洗浄剤塗布後に温風を当てているため、生成物は粉末状あるいは粒状などの固体状に乾燥し、ガラス面から除去しやすい状態になり、布などによる拭き取りがさらにしやすくなる。
(c)液状洗浄剤にはフッ化アンモニウムが含まれているため、この成分がガラス面をわずかに侵食していく。そのため、汚れ(生成物)を根こそぎ拭き取り除去することができる。
(d)フッ化アンモニウムによりガラス面をわずかに溶かすが、ガラス面に保護剤を塗布する仕上げ工程を実施することで、保護剤に含まれる研磨剤がガラス面上の微細な凹凸を平滑化し、ガラス面を美麗な状態にすることができる。
以上の実施形態の例では、洗浄対象物の例としてガラスの例を挙げたが、洗浄対象物はガラスには限られず、樹脂や金属などでもよい。ようするに露出表面を有した物体であればよく、上述したように、車体やビル、住宅の窓ガラス、ソーラーパネルなどであってもよい。ただし洗浄対象物としては、液状洗浄剤が浸透しない物体であることが望ましく、塩酸と化学反応にて変化しない物体であることが望ましい。
ソーラーパネルの場合、雨を直接受ける箇所に設置され、しかも洗浄、保守の頻度も少ないため、露出表面の全体にうろこ状の汚れが付着する可能性が高い。すでに使用されたソーラーパネルに対し本洗浄方法を実施することで、最大25%のエネルギー変換効率が上昇したという試験結果が得られている。
また、ガラス以外の洗浄対象物を対象とする場合、フッ化アンモニウムを含有しない液状洗浄剤を用いてもよい。
露出表面の洗浄方法の例として、液状洗浄剤塗布工程、溶解工程、拭き取り工程を備えた、液状洗浄剤による洗浄工程について説明したが、上述したように、液状洗浄剤塗布工程の前に粗拭き工程を実施してもよいし、拭き取り工程の後に仕上げ工程を実施してもよい。また、拭き取り工程と仕上げ工程との間に磨き工程を実施してもよい。さらにまた、液状洗浄剤塗布工程より前に前洗浄工程を実施してもよいし、拭き取り工程の後にコーティング工程を実施してもよい。図6には、これらを含む全体の洗浄の流れをフローチャートで示した。
ついで、前洗浄工程(図6のS200)について、図7(a)を参照しながら説明する。
前洗浄工程は、液状洗浄剤塗布工程の前に実施する工程である。具体的には、脂肪族アミン、グリコールエーテル、非イオン界面活性剤、金属封鎖材および水を含有し、かつ研磨剤を含有しない前洗浄剤が用いられる。この前洗浄剤は、液状洗浄剤と同様、粘性のない液状材料とされる。
前洗浄剤に含有される脂肪族アミンとしては、モノエタノールアミン(2−アミノエタノール)としてもよい。グリコールエーテルとしてはエチレングリコール系エーテル、非イオン界面活性剤としてはポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテルを用いてもよい。そして金属封鎖剤、水を含有してなり、さらにレベリング剤、リン酸塩を含有してなるものとしてもよい。このような洗浄剤の成分構成比の一例としては、2−アミノエタノールが4.5重量%、エチレングリコールが3重量%、ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテルが1.7重量%としてもよい。
露出表面がヘッドライトカバー等の車両用灯部カバーにおいては、従来では、まず汚れ、黄ばみを落とすために、洗浄剤に研磨剤が含有されたコンパウンドを用いたり、600〜800番手の耐水ペーパーで研磨したりする方法等がよく施工される。このように研磨する従来のクリーニング方法では、車体を誤って傷つけることがないようマスキングが必要であったり、一定方向に均一に塗り拡げないとムラになったり、研磨した箇所が目立ってしまう等するため、技術が必要である。
これに対して、発明者らは、研磨剤が一切含有されていない前洗浄剤を開発・完成させたことで、研磨する工程を要することなく、樹脂材の汚れを根こそぎ浮かせて拭き取ればよい洗浄方法を可能とした。よって、この工程は、事前洗浄や塗布技術、マスキングの必要がなく、前洗浄工程を開始できるという手軽さも特徴である。
前洗浄工程の手順としては、図7(a)に示した例が挙げられる。
本工程では、まず、乾いたウエスへ前洗浄剤を適量付け(図7(a)のS300)、ついで、そのウエスでリアガラス面などの露出表面を拭き取っていく(同S301)。すると、前洗浄剤によって汚れ、スケール、黄ばみが浮き、研磨工程なしに上記の汚れ等を拭き取ることができる。なお、この前洗浄工程の実施によっても除去できない、うろこ状の汚れは、上述した液状洗浄剤による洗浄工程にて除去することができる。
ウエス等に付着する露出表面の汚れが減ってくれば、前洗浄工程を終了する。通常は前洗浄工程の作業を2、3回繰り返すとウエス等に汚れの付着が減ってくる。前洗浄工程を行う前に、水で泥、砂、埃等を洗い流しておく工程を行ってもよいが、発明者が種々実験したところ、そのような事前の事前洗い工程等をしなくても、スケール等の頑固な汚れ、黄ばみ等は、上述の洗浄剤を使用すれば、軽い力で拭き取ることができた。また乾燥した表面でないと洗浄力を発揮しない洗浄剤もあるが、上述の洗浄剤であれば、多少水分が残っているような場合でも洗浄力が低下するようなことは見られなかった。さらに洗浄剤に研磨剤が一切、含有されていないので、露出表面に洗浄による傷が入ってしまうおそれがない。
つぎに、磨き工程(図6のS203)と、これに連続する仕上げ工程(同S204)について、図7(b)を参照しながら説明する。なお、図1では、仕上げ工程を液状洗浄剤による洗浄工程(拭き取り工程)の後に実施するものを例示したが、仕上げ工程の直前に磨き工程を実施してもよい。
磨き工程について説明する。
まず、マスキング等によりボディーを保護する(図7(b)のS310)。スポンジバフに市販のコンパウンドを適量付け(同S311)、ポリッシャーを駆動させてバフがけを行う(同S312)。このとき、熱を加えてバフがけを行ってもよい。露出表面に付着した汚れがすでに取り除かれていれば、バフがけの時間を短縮することができ、熱を加えることによって露出表面を傷めることを軽減できる。そして乾いたウエスでコンパウンドを拭き取る(同S313)。
つぎに仕上げ工程について説明する。なお、この仕上げ工程は図1で説明したものと同じであるが、ここではさらに詳細に説明する。
まず乾いたウエスに上述の保護剤を適量付け(図7(b)のS320)、ついで、そのウエスで露出表面を磨く(同S321)。例えばヘッドライトカバーが洗浄対象であれば、従来よく使用されるヘッドライトカバー用コンパウンドのように、研磨するために力を加える必要なく、軽く何度か撫でるようにヘッドライトカバーを磨いていけばよい。
露出表面に傷等による凹凸が目立つ場合や、仕上げ工程を丁寧に行いたい場合は、ウエスに限らず、ポリッシャーを使用しバフがけを行ってもよい。バフの素材は羊毛、ウール、ウレタン、ペーパー、クロス等、特に問わないが、研磨力は必要ない。バフに上述の保護剤を適量付け(同S322))、ポリッシャーでバフがけを行う(同S323)。このとき、50〜60℃の熱を加えながら行うと、樹脂材の表面の微細な凹凸に保護剤を入り込ませ、浸透させることができ、より一層、長期間にわたって露出表面の透明感を表出・維持することができる。60℃以上の熱を長時間加えるとクラックの原因となり注意が必要であるが、本実施形態によれば、数分間行えば十分であるため、クラックを心配することを抑制できる。
そして露出表面を乾いたウエスで軽く何度か撫でるように露出表面を磨く(同S324)。このポリッシャーを使用する仕上げ工程とした場合は、ウエスで仕上げる場合と比べて、露出表面に光沢が増す仕上げとすることができる。
ここで使用されるポリッシャーは上述したとおりである。この保護剤には、さほど研磨力の必要はない。なお、洗浄対象がヘッドライトカバーである場合、この仕上げ工程において、自動車のボンネットを開けて、自動車のボンネットが被さるヘッドライトカバーの縁部分にも保護剤が塗布されたウエス等で拭くことによって、露出表面への汚れの映り込みを防ぎ、よりきれいに仕上げることが可能である。
ついで、コーティング工程(図6のS205)について、図8および図9を参照しながら説明する。この工程は、液状洗浄剤による洗浄工程(拭き取り工程)(図6のS202)の後に実施すればよく、または仕上げ工程(図6のS204)の後に実施してもよい。
コーティング工程は、水性完全無機のコート剤を露出表面に塗布する工程である。コート剤は、水と二酸化ケイ素(シリカ)をベースとしたものである。コート剤には、揮発性有機化合物を含まず環境への配慮がされており、炭素も含まず紫外線による劣化のおそれはない。また、水性であるため親水性にすぐれている。
コート剤の塗布対象がガラスなどの無機基材であれば、二酸化ケイ素のケイ素イオン(Si)と表面の水酸基(OH)とのイオン結合により、コート剤は基材に対し強く密着する。また、塗布対象が有機基材の場合、コート剤はアンカー効果にて基材表面の凹凸に入り込む。
このように、コート剤は、どのような対象にも塗布が可能とされる。塗布対象の基材としては、ステンレス、アルミ等の金属基材、プラスチック、FRP等の樹脂基材、塗装面を有した有機基材、ガラス、大理石等の無機基材が挙げられる。
コーティング工程は、図8のフローチャートで示した手順で実施される。
まず、塗布対象の露出表面を水で濡らしたうえで、コート剤をバフ、スポンジ、ウエスなどに含ませ、露出表面に塗布する(図8のS400)。例えば、バフ等を縦方向に移動させながら塗布していき、その塗布作業を横方向に1列ごとに繰り返し実施すればよい。露出表面を水で濡らす代わりに、あらかじめバフ等に水を含ませておいてもよい。
つぎに、露出表面を水で洗い流す(同S401)。撥水する部位があれば、その部位はコート剤が露出表面に結合していない、つまり親水度がNGであると判断できるため(同S402のN)、その部位に対して、コート剤の塗布および水による洗い流しを繰り返す。
親水度がOKになれば(同S402のY)、最後に水で洗い流すか、濡れタオルで水拭きする(同S403)ことで、コーティング工程は完了する。なお、この水かけまたは水拭きをしたのちでも撥水する部位があれば、その部位について親水度がOKとなるまで、上記の処理を繰り返せばよい。
このように露出表面に親水コーティングがなされれば、防汚機能が発揮される。この防汚のメカニズムについて、図9を参照しながら説明する。
親水性のコート剤がコーティングされた対象物10の露出表面に、空気中の水分がコート剤層11との水分同士の親和性により吸着すると、表面には水の膜12が形成される(図9のS410)。その水の膜12の表面に有機、無機などの種々の汚れ13が付着した場合に(同S411)、その表面に雨やシャワー水がかかれば、その水が汚れ13が付着した水の膜12と親和し、汚れ13が浮いた状態となる(同S412)。そして、さらに水がかかることで汚れ13は水とともに流される(同S413)。
このように、このコート剤は雨でも汚れが除去できる自浄作用を有しており、これ用いることで、例えば自動車のフロントガラス、リアガラス、ヘッドライトカバーなどを含む車体全体の手入れが格段に楽になる。特に、油汚れが表面に浮くので、油汚れ対策は向上する。もちろん、うろこ状の汚れも発生しにくくなる。
以上に説明したように、液状洗浄剤による洗浄工程に、前洗浄工程、仕上げ工程、コーティング工程を付加すれば(図6参照)、うろこ状の汚れが除去できるだけではなく、黄ばみなどその他の汚れも除去でき、透明感を表出でき、新たな汚れの付着を防止することもできる。これらのすべての効果を得ようとするならば、上述したすべての使用剤、つまり液状洗浄剤、前洗浄剤、保護剤およびコート剤を用いればよい。また、粗拭き工程や磨き工程を付加してもよい(図6参照)。
なお、これらの工程は、汚れの程度におうじて種々組み合わせて実施すればよい。本実施形態に係る洗浄方法は、うろこ状の汚れの除去対策として、液状洗浄剤による洗浄工程を中心とした露出表面の洗浄方法であるが、うろこ状の汚れがない場合には、液状洗浄剤による洗浄工程を実施することなく、前洗浄工程と磨き工程と仕上げ工程との組み合わせや、前洗浄工程とコーティング工程との組み合わせなどで対応することができる(図6の破線の流れ参照)。


本発明は、液状洗浄剤を塗布して実施する露出表面の洗浄方法および洗浄剤セットに関する。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、種々の露出表面に固着した汚れを確実に、かつ露出表面を傷つけることなく除去できる、露出表面の洗浄方法およびその方法に用いられる液状洗浄剤を含む洗浄剤セットを提供することにある。
本発明は、液状洗浄剤を塗布して実施する露出表面の洗浄方法に関する。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、種々の露出表面に固着した汚れを確実に、かつ露出表面を傷つけることなく除去できる、露出表面の洗浄方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の露出表面の洗浄方法は、塩酸と、フッ化アンモニウムと、を少なくとも含有した液状洗浄剤を洗浄対象物の露出表面であるガラス面に塗布し、前記露出表面上の汚れに化学反応を生じさせる液状洗浄剤塗布工程と、前記液状洗浄剤が塗布された前記露出表面へ温風を当て、前記露出表面の汚れを前記液状洗浄剤に溶解させる溶解工程と、前記溶解工程を経た前記露出表面を拭く拭き取り工程とを備え、前記溶解工程では、前記露出表面に塗布された前記液状洗浄剤が乾燥しないうちに、ホットドライヤーを用いて100〜200℃の温風を当てて前記露出表面を加熱することで、前記露出表面の前記汚れを溶解する溶解作用を促進させ、前記温風は、前記露出表面が乾燥し前記溶解作用による生成物が乾燥固体化して白くなり、前記生成物が前記露出表面から分離して浮き上がるまで当てることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 塩酸を含有した液状洗浄剤を洗浄対象物の露出表面に塗布する液状洗浄剤塗布工程と、
    前記液状洗浄剤が塗布された前記露出表面へ温風を当て、前記露出表面の汚れを前記液状洗浄剤に溶解させる溶解工程と、
    前記露出表面を拭く拭き取り工程とを備えたことを特徴とする、露出表面の洗浄方法。
  2. 請求項1において、
    前記液状洗浄剤はフッ化アンモニウムを成分として含んでおり、前記露出表面がガラス面であること特徴とする、露出表面の洗浄方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記温風の温度は100〜200℃とされることを特徴とする、露出表面の洗浄方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記液状洗浄剤塗布工程の前に、
    脂肪族アミン、グリコールエーテル、非イオン界面活性剤、金属封鎖材および水を含有し、かつ研磨剤を含有しない前洗浄剤を前記露出表面に塗布し拭き取る前洗浄工程を行うことを特徴とする、露出表面の洗浄方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記拭き取り工程の後に、
    研磨剤を含有した保護剤を前記露出表面に塗布する仕上げ工程を実施することを特徴とする、露出表面のクリーニング方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記拭き取り工程の後に、
    水性完全無機のコート剤を前記露出表面に塗布するコーティング工程を実施することを特徴とする、露出表面のクリーニング方法。
  7. 洗浄対象物の露出表面に塗布して固着汚れを除去する液状洗浄剤であって、
    塩酸とフッ化アンモニウムとをすくなくとも含有したことを特徴とする液状洗浄剤。
  8. 請求項1に記載の液状洗浄剤と、請求項4に記載の前洗浄剤と、請求項5に記載の保護剤と、請求項6に記載のコート剤とを備えたことを特徴とする洗浄剤セット。

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