JPWO2020116382A1 - 血圧上昇抑制用組成物、及び、血圧上昇抑制方法 - Google Patents

血圧上昇抑制用組成物、及び、血圧上昇抑制方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、血圧上昇を抑制することができる新規な血圧上昇抑制用組成物、血圧上昇抑制方法等を提供することを目的とする。
本発明は、キサントフモールを有効成分として含む血圧上昇抑制用組成物等に関する。

Description

本発明は、血圧上昇抑制用組成物、及び、血圧上昇抑制方法に関する。
高血圧(又は高血圧症ともいう)とは、血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態であり、最も通院率の高い生活習慣病の一つである。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」に基づくと、成人における血圧値は、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧、I度高血圧、II度高血圧、III度高血圧、及び収縮期高血圧に分類され、収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上に保たれた状態(上記分類中、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧以外)が高血圧であるとされている。
高血圧の合併症としては、脳血管障害、心臓疾患、腎臓疾患、血管疾患などが挙げられ、これら疾患の発症予防の目的においても、血圧を正常に保つことは重要である。
レニン−アンジオテンシン系は、生体において血圧調節作用や体液・電解質のホメオスタシス維持に関わり、血圧上昇、さらには高血圧症の発症に深く関与していることが知られている。レニン−アンジオテンシン系においては、末梢毛細血管収縮作用を有し、交感神経及び副腎を刺激してカテコールアミンの放出を促進するアンジオテンシンIIが血圧上昇作用を示す。アンジオテンシンIIの産生には、血管内皮細胞などに存在するアンジオテンシン変換酵素(ACE)が重要な役割を果たしている。そのため、アンジオテンシン変換酵素の活性を阻害する(ACE阻害作用という)医薬品であるカプトプリルやエナラプリルなどが、高血圧治療薬として従来から利用されてきた。
食品タンパク質由来の直鎖状ペプチドもACE阻害作用を有することが知られている。それに伴う血圧上昇抑制作用もこれまでに多く報告されており、例えばゴマペプチド(指標成分はロイシン−バリン−チロシン(LVY)からなるトリペプチド)などを関与成分として添加した特定保健用食品が実用化されている。
食品タンパク質由来のペプチドの中では、アミノ酸が二つ結合した「ジペプチド」も機能性成分として注目されている。ジペプチドには、単体アミノ酸にない物理的、化学的性質や新たな機能を付加することが可能である。ACE阻害作用に関しては、例えば魚介類由来の特定の直鎖状ジペプチドが有用であることがこれまでに報告されている。
血圧上昇抑制作用を目的として種々の医薬品が従来使用されているが、一方ではそれらの副作用が懸念されるところである。この点では、食品タンパク質由来の直鎖状ペプチドは有用であるように考えられる。しかしながら、直鎖状ジペプチドは、消化管に分泌されるカルボキシペプチダーゼやアミノペプチダーゼなどの各種ペプチダーゼの作用によって遊離アミノ酸に分解されることがあり(非特許文献1)、この特性によって体内への吸収性が低くなることも考えられる。以上の点から、副作用が少なく、消化管でペプチダーゼによる分解を受けない、ACE阻害作用を示す成分及び組成物が求められている。
また、非特許文献2には、天然に存在する様々なフラボノイドによるACE阻害作用の強度の違いが列挙されている。本文献によれば、フラボノイドに分類される化合物中でも、その種類によってACE阻害作用が強力な化合物や、全くACE阻害作用が認められない化合物が存在する。このことから、特定のフラボノイドがACE阻害作用を示すかどうか、またその作用強度の違いを類推することは困難である。
血管内皮細胞は、血管の内表面を構成する細胞であり、一酸化窒素(NO)等の生理活性物質を産生する機能を有することが知られている。一酸化窒素は、血管内皮由来弛緩因子の一つであり、生体内ではNO合成酵素(NOS)によるL−アルギニンからL−シトルリンへの変換反応の副産物として生じる。血管内皮細胞からの一酸化窒素産生を促進することは、血管を弛緩、拡張させ、血圧上昇抑制に効果的である。例えば、非特許文献3においては、高血圧自然発症ラット(SHR)に対して、NO産生促進作用を有するヘスペレチンを経口摂取させた際に血圧上昇抑制作用が認められ、その作用はNO合成酵素(NOS)阻害剤であるL−NAMEを併用した場合に減弱することが示されている。すなわち、血管内皮細胞から産生するNOが血管弛緩を介して血圧上昇抑制に寄与することが証明されている。
このように、血圧制御にはレニン−アンジオテンシン系のみならず、血管内皮細胞からのNO産生を介する血管弛緩等、複数の調節機構が関わっており、単一の作用機序ではなく、複数の標的に対して作用する安全性の高い成分が求められている。
キサントフモールは、ビールの原料に使用されるアサ科の植物のホップ(学名:Humulus lupulus)毬花に含まれる化合物であり、癌細胞の増殖抑制作用、抗酸化作用、骨分解抑制作用及び抗菌作用などの種々の生理活性があることが知られている。
キサントフモールが持つ上記のような生理活性作用による健康維持及び改善効果を期待して、各種飲料におけるキサントフモールの含有量を高める試みもなされている(特許文献1及び特許文献2)。
また、特許文献3には、ホップの毬花ではなく、ホップ葉抽出物によるアンジオテンシンI変換酵素阻害作用(ACE阻害作用)が記載されている。
特開2002−345433号公報 特開2003−310240号公報 特開2012−153659号公報
J Biochem.,Aug;94(2):619−22、2008 PloS.ONE 7(11):e49493 J Nutr Sci Vitaminol,54,95−98
上記特許文献3には、ホップ葉抽出物によるACE阻害作用が記載されているが、ホップ葉抽出物には様々な成分が含まれており、ACE阻害作用が、いずれの成分に基づき得られる機能であるかは不明であった。
本発明は、血圧上昇を抑制することができる新規な血圧上昇抑制用組成物、血圧上昇抑制方法等を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、ホップの毬花に存在するキサントフモールが血圧上昇抑制効果を有することを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、これに限定されるものではないが、本発明は、以下の血圧上昇抑制用組成物、血圧上昇抑制方法等に関する。
〔1〕キサントフモールを有効成分として含む血圧上昇抑制用組成物。
〔2〕アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害により血圧上昇を抑制する、上記〔1〕に記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔3〕血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進により血圧上昇を抑制する、上記〔1〕に記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔4〕飲食品である上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔5〕飲料である上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔6〕飲料におけるキサントフモールの含有量が、30質量ppm以上200質量ppm未満である上記〔5〕に記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔7〕飲料が茶系飲料、コーヒー飲料、アルコール飲料、ノンアルコールビールテイスト飲料、炭酸飲料、機能性飲料、果実・野菜系飲料、乳性飲料、豆乳飲料又はフレーバーウォーターである上記〔5〕又は〔6〕に記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔8〕「血圧の上昇を抑える」及び/又は「血圧が高めの方に」の機能の表示を付した、上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の血圧上昇抑制用組成物。
〔9〕キサントフモールを対象に摂取させる、血圧上昇抑制方法。
〔10〕血圧上昇を抑制するための、キサントフモールの使用。
本発明によれば、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害し、血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生を促進することで、血圧上昇を抑制することができる新規な血圧上昇抑制用組成物を提供することができる。
以下、本発明の血圧上昇抑制用組成物、血圧上昇抑制方法等について詳細に説明する。
なお、本発明において「血圧上昇抑制」とは、血圧の上昇抑制及び血圧の降下の両者を含む概念である。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、有効成分としてキサントフモールを含む。
血圧上昇抑制効果を有する成分について、本発明者らが鋭意検討した結果、上記キサントフモールは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用、及び、血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用を有することを初めて見出し、本発明を完成するに至った。
血管内皮細胞などに存在するアンジオテンシン変換酵素(ACE)は、不活性型のアンジオテンシンIを活性型のアンジオテンシンIIに変換する酵素であり、アンジオテンシンIIが血圧上昇に働く。従って、このACE阻害作用により、血圧の上昇を抑制することができる。
また、血管内皮細胞は血管の内表面を構成する細胞であり、一酸化窒素(NO)等の生理活性物質を産生することが知られている。一酸化窒素は血管内皮由来弛緩因子の一つであり、血管内皮細胞からの一酸化窒素産生を促進することで血管が拡張し、血圧の上昇を抑制することができる。
キサントフモールは、上述のACE阻害作用、及び、血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用を有するため、優れた血圧上昇抑制作用を有する。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害により血圧上昇を抑制するために好適に使用される。また本発明の血圧上昇抑制用組成物は、血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進により血圧上昇を抑制するために好適に使用される。
上記キサントフモールは、食用植物であるホップに含まれる成分であり、飲食品に好適に使用することができる。キサントフモールは、ホップから溶媒を用いて抽出することで得られる。例えば、乾燥したホップを粉砕などしてペレット状にしたものを、アルコールなどの有機溶媒に浸漬して抽出する。次いで、得られた抽出液を濃縮・乾燥した後、クロマトグラフィーなどを用いて分離・精製することにより得ることができる。
ホップからの抽出、分画、精製の際の温度は、80℃未満が好ましく、例えば、5〜70℃がより好ましい。なお、キサントフモールは市販されており、市販品を利用することもできる。本発明においては、本発明の効果を奏することになる限り、キサントフモールを豊富に含む植物由来原料を用いてもよい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、治療的用途(医療用途)又は非治療的用途(非医療用途)のいずれにも適用することができる。「非治療的」とは、医療行為、すなわち手術、治療又は診断を含まない概念である。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等の形態とすることができる。本発明の血圧上昇抑制用組成物は、それ自体が、血圧上昇抑制のための飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等であってもよく、これらに配合して使用される素材又は製剤等であってもよい。
本発明の効果を充分に得る観点から、本発明の血圧上昇抑制用組成物は、好ましくは経口用組成物である。経口用組成物として、飲食品、経口用の医薬、医薬部外品、飼料が挙げられ、好ましくは飲食品又は経口用医薬であり、より好ましくは飲食品である。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、本発明の効果を損なわない限り、本発明における有効成分(キサントフモール)に加えて、任意の添加剤、任意の成分を含有することができる。これらの添加剤及び成分は、組成物の形態等に応じて選択することができ、一般的に飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等に使用可能なものが使用できる。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を、飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等とする場合、その製造方法は特に限定されず、一般的な方法により製造することができる。また、例えばキサントフモールを含む血圧上昇抑制用組成物は、その製造において、ホップ抽出物を配合する工程を行うことによって製造することもできる。
例えば本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲食品とする場合、本発明における有効成分に、飲食品に使用可能な成分(例えば、食品素材、必要に応じて使用される食品添加物等)を配合して、種々の飲食品とすることができる。飲食品は特に限定されず、例えば、一般的な飲食品、健康食品、健康飲料、機能性表示食品、特定保健用食品、病者用飲食品等が挙げられる。上記健康食品、機能性表示食品、特定保健用食品等は、例えば、細粒剤、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、チュアブル剤、シロップ剤、液剤、流動食等の各種製剤形態として使用することができる。
本発明の血圧上昇抑制用組成物の好ましい形態の一例として、飲料が挙げられる。
本発明において飲料は、茶系飲料、コーヒー飲料、アルコール飲料、ノンアルコールビールテイスト飲料、炭酸飲料、機能性飲料、果実・野菜系飲料、乳性飲料、豆乳飲料又はフレーバーウォーターであることが好ましい。
本発明における飲料が茶系飲料である場合、紅茶飲料又は無糖茶飲料であることが好ましい。無糖茶飲料として、緑茶飲料、ウーロン茶飲料、麦茶飲料、玄米茶飲料、ハト麦茶飲料、無糖の紅茶飲料等が挙げられる。
本発明における飲料がコーヒー飲料である場合、容器詰コーヒー又はリキッドコーヒーであることが好ましい。
上記アルコール飲料としては、ビール、ビール系飲料、ビール及びビール系飲料以外のアルコール飲料が挙げられる。
本発明における飲料がビール系飲料である場合、発泡酒又は第三のビールであることが好ましい。
本発明における飲料が、ビール及びビール系飲料以外のアルコール飲料である場合、焼酎、チューハイ、リキュール、カクテル、スピリッツ、ウイスキーであることが好ましい。
本明細書における「ノンアルコールビールテイスト飲料」とは、ビール様の風味をもつ炭酸飲料を意味し、非発酵のノンアルコールタイプのものであり、これはアルコールを実質的に含まない。ここで、ノンアルコールビールテイスト飲料は、検出できない程度の極微量のアルコールを含有する飲料を除くものではない。
本発明における飲料が炭酸飲料である場合、コーラフレーバー飲料、透明炭酸飲料、ジンジャエール、果汁系炭酸飲料、乳類入炭酸飲料又は無糖炭酸飲料であることが好ましい。
本発明における飲料が機能性飲料である場合、スポーツドリンク、エナジードリンク、健康サポート飲料又はパウチゼリー飲料であることが好ましい。
本発明における飲料が果実・野菜系飲料である場合、100%果実飲料、果実入飲料、低果汁入清涼飲料、果粒含有果実飲料又は果肉飲料であることが好ましい。
本発明における飲料が乳性飲料である場合、牛乳、ドリンクヨーグルト、乳酸菌飲料又は乳類入清涼飲料であることが好ましい。
本発明における飲料が豆乳飲料である場合、豆乳又は大豆飲料であることが好ましい。
本発明における飲料の形態は特に限定されず、容器詰飲料とすることができる。容器詰飲料の容器は特に限定されず、いずれの形態及び材質の容器を用いてもよく、例えば、アルミ缶、スチール缶等の金属製容器;ペットボトル等の樹脂製容器;紙パック等の紙容器;ガラス瓶等のガラス製容器;樽等の木製容器等の通常用いられる容器のいずれも用いることができる。このような容器に飲料を充填及び密閉することにより、容器詰飲料が得られる。
本発明における飲料は、例えば、キサントフモールを、飲料の製造に使用される物質(例えば、任意の食品原料、食品添加物)に配合して調製することができる。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を医薬又は医薬部外品とする場合、例えば、本発明における有効成分(キサントフモール)に、薬理学的に許容される担体、必要に応じて添加される添加剤等を配合して、各種剤形の医薬又は医薬部外品とすることができる。そのような担体、添加剤等は、医薬又は医薬部外品に使用可能な、薬理学的に許容されるものであればよく、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、抗酸化剤、着色剤等の1又は2以上が挙げられる。医薬又は医薬部外品の投与(摂取)形態としては、経口、経腸、経粘膜、注射等が挙げられるが、本発明の効果をより充分に得る観点から、経口投与が好ましい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を医薬とする場合、経口用医薬とすることが好ましい。経口投与のための製剤の剤型としては、液剤、錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、糖衣錠、カプセル剤、懸濁液、乳剤、チュアブル剤等が挙げられる。医薬は、非ヒト動物用医薬であってもよい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を飼料とする場合には、本発明における有効成分(キサントフモール)を飼料に配合すればよい。飼料には飼料添加剤も含まれる。飼料としては、例えば、牛、豚、鶏、羊、馬等に用いる家畜用飼料;ウサギ、ラット、マウス等に用いる小動物用飼料;犬、猫、小鳥等に用いるペットフードなどが挙げられる。
本発明の血圧上昇抑制用組成物中のキサントフモールの含量は、組成物の形態により適宜設定すればよく、特に限定されない。例えば、組成物中に0.0001重量%以上が好ましく、0.0003重量%以上がより好ましく、また、90重量%以下が好ましい。一態様において、キサントフモールの含量は、血圧上昇抑制用組成物中に0.0001〜90重量%であってよい。一態様において、本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等とする場合、キサントフモールの含量を上記範囲とすることが好ましい。
また、例えば本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲料の形態とする場合は、キサントフモールの含有量が1質量ppm以上であることが好ましく、3質量ppm以上であることが好ましい。
キサントフモールの含有量が1質量ppm以上であることにより、血管内皮細胞からのNOの産生が促進され、血圧上昇抑制作用を得ることができる。また、キサントフモールの含有量が3質量ppm以上であることにより、キサントフモールのACE阻害作用が得られ、血圧上昇抑制作用をより充分に得ることができる。
なお、本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲料の形態とする場合は、キサントフモールの含有量が10質量ppm以上であることがより好ましく、30質量ppm以上であることがさらに好ましい。
キサントフモールの添加量は多ければ多いほど、血圧上昇抑制効果を期待できるが、一方で、キサントフモールに由来する苦味が強くなる。例えば、血圧上昇抑制用組成物を飲料の形態とする場合は、ヒトが摂取しやすい香味とする観点から、本発明の血圧上昇抑制用組成物におけるキサントフモールの含有量は、200質量ppm未満であることが好ましい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲料の形態とする場合は、キサントフモールの含有量は、200質量ppm未満であることが好ましく、175質量ppm以下であることがより好ましい。
また、本発明の血圧上昇抑制用組成物を飲料の形態とする場合は、キサントフモールの含有量は、3質量ppm以上200質量ppm未満であることが好ましく、10質量ppm以上200質量ppm未満であることがより好ましく、30質量ppm以上200質量ppm未満であることがさらに好ましい。また、3質量ppm以上175質量ppm以下であることが好ましく、10質量ppm以上175質量ppm以下であることがより好ましく、30質量ppm以上175質量ppm以下であることがさらに好ましい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物におけるキサントフモールの含有量は、例えば、高速液体クロマトグラフィ(HPLC)やLC−MS/MSシステムを用いて定量することができる。キサントフモールは、簡便に定量分析が可能であり、有効成分の定量分析及び規格化が必要となる機能性表示食品等の有効成分として使用しやすいという利点もある。
本発明の血圧上昇抑制用組成物の摂取量(投与量、又は用量ということもできる)は特に限定されず、血圧上昇抑制作用が得られるような量(有効量)であればよく、投与形態、投与方法に応じて適宜設定すればよい。
一態様において、ヒト(成人)を対象に経口で摂取させる又は投与する場合、本発明の血圧上昇抑制用組成物の摂取量は、キサントフモールの摂取量として、1日当たり体重60kgで、好ましくは1〜200mgであり、より好ましくは5〜60mgである。上記量を、1日1回以上、例えば、1日1回〜数回(例えば2〜3回)に分けて、摂取させる又は投与することが好ましい。
本発明の血圧上昇抑制用組成物は、その形態に応じた適当な方法で摂取又は投与されることが好ましい。本発明の効果を充分に得る観点から、本発明の血圧上昇抑制用組成物は、好ましくは、経口摂取(経口投与)される。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を摂取させる対象(投与対象ということもできる)は、特に限定されない。好ましくはヒト又は非ヒト哺乳動物であり、より好ましくはヒトである。
本発明の血圧上昇抑制用組成物を摂取させる又は投与する対象として、血圧上昇抑制を必要とする又は希望する対象が好ましい。このような対象として、例えば、高血圧症(日本高血圧学会の定める「高血圧治療ガイドライン」に基づくI度高血圧、II度高血圧、III度高血圧)及び正常高値血圧(同ガイドラインに基づく)を有するヒト等が挙げられる。本発明の血圧上昇抑制用組成物は、例えば、血圧上昇抑制により予防又は改善が期待できる状態又は疾患の予防等を目的として、健常者に対して使用することもできる。
本発明の血圧上昇抑制用組成物には血圧上昇抑制作用に基づく機能の表示が付されていてもよい。本発明の血圧上昇抑制用組成物には、例えば、「血圧の上昇を抑える」及び/又は「血圧が高めの方に」の機能の表示を付されていてもよい。
本発明の一実施態様において、本発明の血圧上昇抑制用組成物は、上記の表示が付された飲食品であることが好ましい。また上記の表示は、上記の機能を得るために用いる旨の表示であってもよい。
本発明は、以下の方法も包含する。
キサントフモールを対象に摂取させる、血圧上昇抑制方法。
血圧上昇抑制方法は、好ましくはアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害し、血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生を促進することによって血圧上昇を抑制する方法である。
上記方法は、治療的な方法であってもよく、非治療的な方法であってもよい。
キサントフモールを対象に摂取させると、ACE阻害作用、及び血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用が期待できる。このような作用により、血圧上昇の抑制が可能となる。
本発明は、以下の使用も包含する。
血圧上昇を抑制するための、キサントフモールの使用。
キサントフモールの使用は、好ましくアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用、及び血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用により血圧上昇を抑制するためのキサントフモールの使用である。
上記の使用は、好ましくはヒト又は非ヒト哺乳動物、より好ましくはヒトにおける使用である。使用は、治療的な使用であってもよく、非治療的な使用であってもよい。
上記の方法及び使用における好ましい態様は、上述した本発明の血圧上昇抑制用組成物の場合と同じである。
上記方法及び使用においては、1日に1回以上、例えば、1日1回〜数回(例えば2〜3回)、キサントフモールを対象に摂取させることが好ましい。
上記方法及び使用においては、血圧上昇抑制作用が得られる量(有効量ということもできる)のキサントフモールを対象に摂取させればよい。キサントフモールの好ましい摂取量、投与対象、投与方法等は上述した本発明の血圧上昇抑制用組成物の場合と同じである。キサントフモールは、そのまま摂取させてもよく、キサントフモールを含む組成物として摂取させてもよい。例えば、本発明の血圧上昇抑制用組成物を、例えば医薬品や飲食品の形態とし摂取させてもよい。
また、キサントフモールは、血圧上昇抑制のために使用される飲食品、医薬、医薬部外品、飼料等の製造のために使用することができる。本発明は一態様において、血圧上昇抑制用組成物を製造するための、キサントフモールの使用;血圧改善用組成物を製造するための、キサントフモールの使用、も包含する。
以下、本発明をより具体的に説明する実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
<実施例1〜3>
キサントフモールのアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用
キサントフモールのアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用を以下の手順により評価した。
詳細には、ACE Kit−WST((株)同仁化学研究所)を使用し、当該キットに付属の説明書に従って、被験物質として、キサントフモール((株)岐阜セラツク製造所において作製)を添加した場合のACE阻害活性を測定した(1水準につきn=4)。被験物質添加群のキサントフモールの濃度を、下記表1に示す。
また、コントロール群として、キサントフモールの代わりに蒸留水を添加した水準を設定した。
また、酵素非添加群として、キサントフモールを添加せず、さらに反応系におけるACE(酵素)を除いた水準を設定した。
上記被験物質のACE阻害活性(%)は、下記式1を用いて算出した。また、Student’s t−testにより群間(コントロール群 vs 被験物質添加群)の有意差検定を行った(有意水準:p<0.05)。
(式1)
ACE阻害活性(%)
=100×((コントロール群における450nm吸光度)―(被験物質添加群における450nm吸光度))/((コントロール群における450nm吸光度)―(酵素非添加群における450nm吸光度))
Figure 2020116382
上記結果から、実施例1〜3の全ての水準において、コントロール群との間に有意差が認められ、キサントフモールがACE阻害作用を示すことが確認された。キサントフモールはACE阻害作用に基づいて血圧上昇抑制効果を示すことが期待される。
なお、表中の単位(μg/mL)はppmと同等である。
<実施例4〜6>
キサントフモールの血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用
キサントフモール((株)岐阜セラツク製造所にて作製)の血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進作用を以下の手順により評価した。
詳細には、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC、Lonza社)を用いてキサントフモールにより24時間処理を行い、一酸化窒素(NO)産生量を測定した(n=5)。
(手順)
HUVECを培地(EGM−2、Lonza社)を用いて10,000cells/0.1mL/ウェルで96ウェルプレートに播種し、COインキュベーターで培養した。翌日、キサントフモール添加群はキサントフモール添加培地に、コントロール群はコントロール培地に、陽性対照群は陽性対照(Lovastatin 10μM)含有培地にそれぞれ培地を交換し、さらに24時間COインキュベーターで培養した。
キサントフモール添加培地は、キサントフモールをジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解させ、キサントフモールの終濃度が1μg/mL、3μg/mL又は10μg/mLとなるように培地に添加して調製した。コントロール培地は、培地にキサントフモール添加群と濃度が等しくなるようにDMSOを添加した。陽性対照含有培地は、培地にLovastatinのDMSO溶液を、Lovastatin(富士フイルム和光純薬(株)製)の終濃度が10μMとなるように添加した。
培養24時間後、培地にDiaminofluorescein−2 diacetate(DAF−2、五陵化薬(株))を終濃度10μMとなるよう添加し、COインキュベーターで2時間インキュベートした後、培養上清を96ウェルプレート(ブラックプレート)に移して蛍光強度(ex.495nm,em.515nm)を測定した。コントロール群の蛍光強度に対する相対蛍光強度を相対NO放出量とし、Student’s t−testにより群間(コントロール群vsキサントフモール添加群)の有意差検定を行った(有意水準:p<0.05)。各群における相対NO放出量(%)を下記表2に示す(平均値±標準誤差)。
Figure 2020116382
キサントフモール添加群では、全ての群において、コントロール群との間に有意差が認められた。陽性対照群の相対NO放出量は、122.8±2.7%(有意差有り)であった。以上の結果から、キサントフモールが血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生を高める生理作用(血管内皮機能改善作用)を有することが示された。
<試験例1〜8>
キサントフモール配合飲料の調製
下記表3に記載の組成となるようにキサントフモール乳化物を調整し、更に水へ添加することによりキサントフモール配合飲料(試験例1〜8)を調製した。キサントフモール配合飲料中におけるキサントフモール濃度(ppm)を下記表4に示す。なお、キサントフモール含有素材として、Xantho−Flav(Hopsteiner社製)を使用した。なお、下記表3に記載の組成で、キサントフモールを添加しなかった飲料(試験例1)をコントロールとした。
Figure 2020116382
Figure 2020116382
<キサントフモールを配合飲料の香味評価>
得られたキサントフモール配合飲料(試験例1〜8)について、評価者3名による官能評価を実施した。以下4段階の評価基準と配点方法に従って、各飲料について個別に評価を行い、終了後に3名のスコア平均値を算出した。結果を下記表5に示す。
<評価基準と配点方法>
苦みを感じない:0点
わずかに苦味を感じるが許容範囲内である:1点
苦味を感じるが許容範囲内である:2点
苦味が強く許容範囲外である:3点
Figure 2020116382
以上の結果から、飲料中のキサントフモールの濃度が200質量ppm以上であると、苦味が強く許容範囲外と感じられることが確認された。そのため、飲料中のキサントフモールの濃度が200質量ppm未満において、許容範囲外とされる苦味を抑制でき、特に飲料中のキサントフモールの濃度が175質量ppm以下であることで、苦味を感じても許容範囲内とされることが確認された。そのため、飲料中のキサントフモールの濃度が200質量ppm未満であることにより、飲料本来の味を損うことなくキサントフモールを配合することが可能となり、飲料としても無理なく飲むことができる。特に、飲料中のキサントフモールの濃度が175質量ppm以下であることで、飲料本来の味をより損なうことなく、キサントフモールを配合することが可能となり、飲料としても無理なく飲むことができる。
すなわち、本発明の血圧上昇抑制用組成物が飲料の場合、定期的に継続して飲むことができ、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用及び血管内皮細胞からのNO産生促進作用に基づく血圧上昇抑制作用を効果的に得ることができる。

Claims (10)

  1. キサントフモールを有効成分として含む血圧上昇抑制用組成物。
  2. アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害により血圧上昇を抑制する、請求項1に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  3. 血管内皮細胞からの一酸化窒素(NO)産生促進により血圧上昇を抑制する、請求項1に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  4. 飲食品である請求項1〜3のいずれか1項に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  5. 飲料である請求項1〜4のいずれか1項に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  6. 飲料におけるキサントフモールの含有量が、30質量ppm以上200質量ppm未満である請求項5に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  7. 飲料が茶系飲料、コーヒー飲料、アルコール飲料、ノンアルコールビールテイスト飲料、炭酸飲料、機能性飲料、果実・野菜系飲料、乳性飲料、豆乳飲料又はフレーバーウォーターである請求項5又は6に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  8. 「血圧の上昇を抑える」及び/又は「血圧が高めの方に」の機能の表示を付した、請求項1〜7のいずれか1項に記載の血圧上昇抑制用組成物。
  9. キサントフモールを対象に摂取させる、血圧上昇抑制方法。
  10. 血圧上昇を抑制するための、キサントフモールの使用。

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