JPWO2020092523A5 - - Google Patents
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Description
本明細書で言及されている刊行物、特許及び特許出願はいずれも、個々の刊行物、特許または特許出願がそれぞれ、参照によりその全体が本明細書に援用されるように具体的及び個々に示された場合と同程度に、参照により本明細書に援用される。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象の治療方法であって、前記対象に、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを治療有効用量投与することを含み、(a)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも15%であり、(b)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×10 9 /L超である対象、
(iv)ベースラインの血清エリスロポエチン(EPO)レベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する前記方法。
(態様2)
非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象の治療方法であって、前記対象に、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを治療有効用量投与することを含み、(a)前記対象が、SF3B1遺伝子に変異を1つ以上有し、(b)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも5%であり、(c)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×10 9 /L超である対象、
(iv)ベースラインの血清EPOレベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する前記方法。
(態様3)
前記非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクのMDSが、International Prognostic Scoring System-Revised(IPSS-R)を用いて分類したものである、態様1または2に記載の方法。
(態様4)
前記対象が、骨髄中の芽球が5パーセント未満である対象である、態様1または2に記載の方法。
(態様5)
前記対象が、RBC輸血を必要とする対象である、態様1または2に記載の方法。
(態様6)
前記方法が、(i)前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球の初期のパーセンテージよりも、前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージを長期間低下させ、及び/または(ii)前記対象に、前記ActRIIシグナル伝達阻害剤の1回目の投与を行う前のある期間における、前記対象のヘモグロビンレベルよりも、前記対象の前記ヘモグロビンレベルを長期間上昇させるための方法である、態様1または2に記載の方法。
(態様7)
前記長期間が、8週間以上の期間である、態様6に記載の方法。
(態様8)
前記方法が、(i)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球輸血非依存(RBC-TI)期間を8週間以上にするか、(b)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトリングの投与後、RBC-TI期間を12週間以上にするか、または(c)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球応答を改変する(mHI-E)ための方法である、態様1または2に記載の方法。
(態様9)
前記mHI-Eが、前記投与後、8週間にわたって、平均ヘモグロビンが1.5g/dL以上増加するか、または8週間にわたって、輸血赤血球が4単位以上減少することである、態様8に記載の方法。
(態様10)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%または少なくとも20%である、態様1に記載の方法。
(態様11)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%または少なくとも15%である、態様2に記載の方法。
(態様12)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの薬学的に有効な用量が、0.5mg/kg~1.75mg/kgである、態様1または2に記載の方法。
(態様13)
前記用量が、約0.45mg/kg、約0.50mg/kg、約0.60mg/kg、約0.70mg/kg、約0.80mg/kg、約0.90mg/kg、約1.00mg/kg、約1.05mg/kg、約1.10mg/kg、約1.15mg/kg、約1.20mg/kg、約1.25mg/kg、約1.30mg/kg、約1.33mg/kg、約1.35mg/kg、約1.40mg/kg、約1.45mg/kg、約1.50mg/kg、約1.55mg/kg、約1.60mg/kg、約1.65mg/kg、約1.70mg/kgまたは約1.75mg/kgである、態様1または2に記載の方法。
(態様14)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが皮下投与される、態様1または2に記載の方法。
(態様15)
前記対象が、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)による前治療に不応である、態様1または2に記載の方法。
(態様16)
前記対象が、ESAによる前治療に不耐である、態様1または2に記載の方法。
(態様17)
前記対象が、ESAによる治療に不適格である、態様1または2に記載の方法。
(態様18)
前記ESAによる治療が、ESAを含むレジメンを用いる治療である、態様15~17のいずれかに記載の方法。
(態様19)
前記ESAを含むレジメンが、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を含む、方法18。
(態様20)
ラスパテルセプトの医薬製剤であって、(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、及び(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプトを含む前記医薬製剤。
(態様21)
(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)37.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、0.68mLの注射用水(WFI)で再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも0.5mL(25mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
(態様22)
(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)87.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、1.6mLのWFIで再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも1.5mL(75mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
(態様23)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが、態様20~22のいずれかに記載の医薬製剤として使用される、態様1~19のいずれかに記載の方法。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象の治療方法であって、前記対象に、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを治療有効用量投与することを含み、(a)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも15%であり、(b)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×10 9 /L超である対象、
(iv)ベースラインの血清エリスロポエチン(EPO)レベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する前記方法。
(態様2)
非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象の治療方法であって、前記対象に、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを治療有効用量投与することを含み、(a)前記対象が、SF3B1遺伝子に変異を1つ以上有し、(b)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも5%であり、(c)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×10 9 /L超である対象、
(iv)ベースラインの血清EPOレベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する前記方法。
(態様3)
前記非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクのMDSが、International Prognostic Scoring System-Revised(IPSS-R)を用いて分類したものである、態様1または2に記載の方法。
(態様4)
前記対象が、骨髄中の芽球が5パーセント未満である対象である、態様1または2に記載の方法。
(態様5)
前記対象が、RBC輸血を必要とする対象である、態様1または2に記載の方法。
(態様6)
前記方法が、(i)前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球の初期のパーセンテージよりも、前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージを長期間低下させ、及び/または(ii)前記対象に、前記ActRIIシグナル伝達阻害剤の1回目の投与を行う前のある期間における、前記対象のヘモグロビンレベルよりも、前記対象の前記ヘモグロビンレベルを長期間上昇させるための方法である、態様1または2に記載の方法。
(態様7)
前記長期間が、8週間以上の期間である、態様6に記載の方法。
(態様8)
前記方法が、(i)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球輸血非依存(RBC-TI)期間を8週間以上にするか、(b)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトリングの投与後、RBC-TI期間を12週間以上にするか、または(c)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球応答を改変する(mHI-E)ための方法である、態様1または2に記載の方法。
(態様9)
前記mHI-Eが、前記投与後、8週間にわたって、平均ヘモグロビンが1.5g/dL以上増加するか、または8週間にわたって、輸血赤血球が4単位以上減少することである、態様8に記載の方法。
(態様10)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%または少なくとも20%である、態様1に記載の方法。
(態様11)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの前記投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%または少なくとも15%である、態様2に記載の方法。
(態様12)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの薬学的に有効な用量が、0.5mg/kg~1.75mg/kgである、態様1または2に記載の方法。
(態様13)
前記用量が、約0.45mg/kg、約0.50mg/kg、約0.60mg/kg、約0.70mg/kg、約0.80mg/kg、約0.90mg/kg、約1.00mg/kg、約1.05mg/kg、約1.10mg/kg、約1.15mg/kg、約1.20mg/kg、約1.25mg/kg、約1.30mg/kg、約1.33mg/kg、約1.35mg/kg、約1.40mg/kg、約1.45mg/kg、約1.50mg/kg、約1.55mg/kg、約1.60mg/kg、約1.65mg/kg、約1.70mg/kgまたは約1.75mg/kgである、態様1または2に記載の方法。
(態様14)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが皮下投与される、態様1または2に記載の方法。
(態様15)
前記対象が、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)による前治療に不応である、態様1または2に記載の方法。
(態様16)
前記対象が、ESAによる前治療に不耐である、態様1または2に記載の方法。
(態様17)
前記対象が、ESAによる治療に不適格である、態様1または2に記載の方法。
(態様18)
前記ESAによる治療が、ESAを含むレジメンを用いる治療である、態様15~17のいずれかに記載の方法。
(態様19)
前記ESAを含むレジメンが、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を含む、方法18。
(態様20)
ラスパテルセプトの医薬製剤であって、(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、及び(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプトを含む前記医薬製剤。
(態様21)
(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)37.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、0.68mLの注射用水(WFI)で再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも0.5mL(25mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
(態様22)
(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)87.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、1.6mLのWFIで再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも1.5mL(75mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
(態様23)
ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが、態様20~22のいずれかに記載の医薬製剤として使用される、態様1~19のいずれかに記載の方法。
Claims (25)
- 非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象を治療するための医薬組成物であって、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを含み、(a)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも15%であり、(b)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×109/L超である対象、
(iv)ベースラインの血清エリスロポエチン(EPO)レベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する、前記医薬組成物。 - 非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクの骨髄異形成症候群(MDS)による貧血と診断されているかまたは診断されるヒト対象を治療するための医薬組成物であって、ラスパテルセプトまたはソタテルセプトを含み、(a)前記対象が、SF3B1遺伝子に変異を1つ以上有し、(b)前記対象において、環状鉄芽球である赤芽球が少なくとも5%であり、(c)前記対象が、
(i)男性対象、
(ii)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与の2~5年前の間に、MDSの初期診断を受けたことのある対象、
(iii)ベースラインの血小板数が、400×109/L超である対象、
(iv)ベースラインの血清EPOレベルが、100~200IU/Lである対象、及び
(v)ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与前に、8週間の期間にRBC輸血を4~6単位受けたことのある対象、
という群のうちの1つに該当する、前記医薬組成物。 - 前記非常に低リスク、低リスクまたは中程度のリスクのMDSが、International Prognostic Scoring System-Revised(IPSS-R)を用いて分類したものである、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、骨髄中の芽球が5パーセント未満である対象である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、RBC輸血を必要とする対象である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記治療が、(i)前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球の初期のパーセンテージよりも、前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージを長期間低下させ、及び/または(ii)前記対象に、前記ActRIIシグナル伝達阻害剤の1回目の投与を行う前のある期間における、前記対象のヘモグロビンレベルよりも、前記対象のヘモグロビンレベルを長期間上昇させるための治療である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記長期間が、8週間以上の期間である、請求項6に記載の医薬組成物。
- 前記治療が、(i)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球輸血非依存(RBC-TI)期間を8週間以上にするか、(b)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、RBC-TI期間を12週間以上にするか、または(c)前記対象において、ラスパテルセプトもしくはソタテルセプトの投与後、赤血球応答を改変する(mHI-E)ための治療である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記mHI-Eが、前記投与後、8週間にわたって、平均ヘモグロビンが1.5g/dL以上増加するか、または8週間にわたって、輸血赤血球が4単位以上減少することである、請求項8に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも15%、少なくとも16%、少なくとも17%、少なくとも18%、少なくとも19%または少なくとも20%である、請求項1に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの投与前の前記対象における、環状鉄芽球である赤芽球のパーセンテージが、少なくとも5%、少なくとも6%、少なくとも7%、少なくとも8%、少なくとも9%、少なくとも10%、少なくとも11%、少なくとも12%、少なくとも13%、少なくとも14%または少なくとも15%である、請求項2に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトの薬学的に有効な用量が、0.5mg/kg~1.75mg/kgである、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが、約0.45mg/kg、約0.50mg/kg、約0.60mg/kg、約0.70mg/kg、約0.80mg/kg、約0.90mg/kg、約1.00mg/kg、約1.05mg/kg、約1.10mg/kg、約1.15mg/kg、約1.20mg/kg、約1.25mg/kg、約1.30mg/kg、約1.33mg/kg、約1.35mg/kg、約1.40mg/kg、約1.45mg/kg、約1.50mg/kg、約1.55mg/kg、約1.60mg/kg、約1.65mg/kg、約1.70mg/kgまたは約1.75mg/kgの用量で投与されるように用いられることを特徴とする、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが皮下投与されるように用いられることを特徴とする、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)による前治療に不応である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、ESAによる前治療に不耐である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、ESAによる治療に不適格である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記ESAによる治療が、ESAを含むレジメンを用いる治療である、請求項15~17のいずれかに記載の医薬組成物。
- 前記ESAを含むレジメンが、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を含む、請求項18に記載の医薬組成物。
- ラスパテルセプトの医薬製剤であって、(i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、及び(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプトを含む前記医薬製剤。
- (i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)37.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、0.68mLの注射用水(WFI)で再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも0.5mL(25mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
- (i)再構成前の、防腐剤を含まない滅菌凍結乾燥ケーキまたは滅菌凍結乾燥粉末の形態のラスパテルセプト、(ii)10mMのクエン酸緩衝液ベースの溶液(10mMのクエン酸塩、pH=6.5、9%スクロース、0.02%ポリソルベート80)中の濃度が50mg/mLである、再構成後の形態のラスパテルセプト、及び(iii)87.5mgのラスパテルセプトを含む3mLのガラスバイアルパッケージであって、1.6mLのWFIで再構成後、50mg/mLのラスパテルセプトを少なくとも1.5mL(75mg/バイアル)送達する前記ガラスバイアルパッケージを含む、1回用量の医薬製剤。
- ラスパテルセプトまたはソタテルセプトが、請求項20~22のいずれかに記載の医薬製剤として使用される、請求項1~19のいずれかに記載の医薬組成物。
- 前記対象は、ベースラインの血小板数が400×109/L超である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 前記対象が男性である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
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