JPWO2020079846A1 - 浴室乾燥機 - Google Patents

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Abstract

浴室乾燥機は、外郭に第1のドレン穴(11g,11h)が形成されたファンモータと、ファンモータによって駆動されるファンと、ファンによって送風される空気を暖めるヒータと、一つの面に開口が形成された箱状であり、ファンモータ、ファン及びヒータを収容する本体と、ファンに取り込まれる空気中の異物を除去するフィルタを有し、開口を開閉可能に本体に取り付けられるパネルと、外郭にねじで取り付けられて第1のドレン穴(11g,11h)を覆うモータカバー(36)とを備え、モータカバー(36)は、第1のドレン穴(11g,11h)を通じてファンモータから排出されるドレン水を受けるドレン受け部を有し、ドレン受け部に、ドレン水を排水する第2のドレン穴(36j,36n)が形成されており、第2のドレン穴(36j,36n)を正面視する方向において、第1のドレン穴(11g,11h)と第2のドレン穴(36j,36n)とが重ならない。

Description

本発明は、浴室に温風を送風する暖房運転と、浴室の空気を屋外に排出する換気運転と、浴室への温風の送風及び浴室の空気の排出を同時に行う乾燥運転を持ち、ダンパーによって風路を切り替える浴室乾燥機に関する。
浴室乾燥機は、ファン、ファンモータ及びヒータを、一つの面に開口が形成された箱状の本体内に収容する。本体の開口面は、ファンに取り込まれる空気中の異物を除去するフィルタが設置されたパネルで覆われる。浴室乾燥機は、浴室内が高湿状態で運転すると、風路内のファンモータ周辺の雰囲気も高湿となり、ファンモータ内部へ湿気が浸入する。
ファンモータ内部へ湿気が浸入すると、ファンモータの外郭の内面が結露し、下部にドレン水がたまる。このドレン水を排出するため、特許文献1に示すようにファンモータの外郭の側面にドレン穴を設けて排水するのが一般的である。
特開2015−173535号公報
フィルタを清掃するために工具を使用せずにパネルを開けることが可能である浴室乾燥機は、ファンモータに直接水がかかる可能性がある。ファンモータの外郭にドレン穴を設け、ファンモータ内部の水を排出可能とした場合であっても、ドレン穴を通じて外部から水がファンモータの内部に浸入することを極力避ける必要がある。このため、特許文献1のようにモータ外郭の側面にドレン穴を設けたファンモータを用いた浴室乾燥機は、パネルが開いた状態でもファンモータ内部への水の浸入を防ぐ防水性能が必要である。したがって、ファンモータの外郭に水がかかってもドレン穴からファンモータ内部へ水が浸入することがなく、かつファンモータ内部での結露により発生するドレン水をドレン穴から確実に排水できる構造としなければならない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ファンモータの内部への外部からの水の浸入を防止しつつ、ファンモータの内部で発生したドレン水を外部に排水できる浴室乾燥機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、外郭に第1のドレン穴が形成されたファンモータと、ファンモータによって回転駆動されるファンと、ファンによって送風される空気を暖めるヒータと、一つの面に開口が形成された箱状であり、ファンモータ、ファン及びヒータを収容する本体と、ファンに取り込まれる空気中の異物を除去するフィルタを有し、開口を開閉可能に本体に取り付けられるパネルと、外郭にねじで取り付けられて第1のドレン穴を覆うモータカバーとを備える。モータカバーは、第1のドレン穴を通じてファンモータから排出されるドレン水を受けるドレン受け部を有する。ドレン受け部は、ドレン水を排水する第2のドレン穴が形成されている。第2のドレン穴を正面視する方向において、第1のドレン穴と第2のドレン穴とが重ならない。
本発明に係る浴室乾燥機は、ファンモータ内部への水の浸入を防止しつつ、ファンモータの内部で発生したドレン水を外部に排水できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る浴室乾燥機の据付状態を示す斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機の本体部の内部構造を示す縦断面図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のフロントパネルを外した状態の正面図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のフロントパネル及びフィルタを外した状態の正面図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のパネル、フィルタ及びファンケーシングを外した状態の斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のパネル、フィルタ、ファンケーシング、及びファンを外した状態の斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの表面側の斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの裏面側の斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの平面図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの断面図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びファンの斜視図 実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びモータカバーの分解斜視図
以下に、本発明の実施の形態に係る浴室乾燥機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る浴室乾燥機の据付状態を示す斜視図である。浴室乾燥機1は、浴室内表面に意匠面を構成するパネル2と、箱状の金属ケースで覆われた本体部20とを有する。パネル2は、パネルベース3とフロントパネル4とを備える。パネル2は、パネルベース3とフロントパネル4との間の上及び左右の三方向から空気を吸い込む。パネルつまみ5を回転させてフロントパネル4とパネルベース3との係合部を外すことで、フロントパネル4を開くことができる。なお、フロントパネル4とパネルベース3との係合部は図示を省略している。
吹出口10は、温風を吹き出す吹き出し口をフロントパネル4に形成する。
図2は、実施の形態1に係る浴室乾燥機の本体部の内部構造を示す縦断面図である。本体部20は、外郭を形成する外郭枠21、送風するファン22、ファン22を駆動するファンモータ11、ファン22が発生させる気流の風路を形成する樹脂製の本体7と空気を送風するファンケーシング23とを備えている。本体7は、一つの面に開口が形成された箱状である。本体7の開口が形成された面は、パネル2によって覆われる。なお、図2においては、ファンモータ11は、ファン22の陰に隠れており、モータ軸11dのみが図に表れている。また、本体部20には、ファン22によって送風される空気を温めるヒータ24、暖められた空気を吹き出す吹出口10、換気、暖房及び乾燥の運転モードを切り替えるダンパー25、ダンパー25を駆動させるモータ、空気を外へ排出するための排気開口21aが収容されている。
浴室乾燥機1は、ダンパー25を駆動させて風路を切り替えることで、空気を排気開口21aから外へ排出する排気運転、吹出口10から浴室内に加熱した空気を流す暖房運転、又は浴室内の空気の一部を排気開口21aから外へ排出し、一部を暖めて浴室内へ戻す乾燥運転を行う。
また、パネルベース3とフロントパネル4との間から吸い込まれた空気は、フィルタ6を通過した後に、風路内を流れる。フィルタ6は、ファン22に取り込まれる空気中の異物を除去する。
図3は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のフロントパネルを開いた状態の正面図である。パネルベース3に取付けられたパネルつまみ5を横に向けフロントパネル4の下部に備えた引掛部4aを外すことで、フロントパネル4の上部のパネルベース3との係合部を中心にフロントパネル4を上方向に回転させ、フロントパネル4を開くことができる。フィルタ6は、パネルベース3に取付けられる。フィルタ6は、フロントパネル4を閉じた状態であっても、フィルタ右取っ手6aを持ってパネルベース右辺3a側から外すことも、フィルタ左取っ手6bを持ってパネルベース左辺3b側から外すこともできる。また、フロントパネル4を開いた状態であれば、フィルタ正面取っ手6cを持ってフィルタ6を前方に外すことができる。このように、フィルタ6は、複数の方向から取り外し可能となっている。このため、浴室乾燥機1の本体部20の左右どちらかに壁があってもフィルタ6を取り外し可能とすることで、浴室乾燥機1の設置制約をなくしメンテナンス性を向上させている。
図4は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のフロントパネルを開き、フィルタを外した状態の正面図である。フロントパネル4及びフィルタ6は、工具を使用せずに外すことができる。フィルタ6を外した開口部には、送風する図2に示したファン22、ファン22を駆動させるファンモータ11、ファンモータ11を保持するモータ固定板12、及びファン22の風路を形成するファンケーシング23が設置されている。ファン22は、ファンケーシング23と、不図示の製品駆動回路を収納する本体7の突出部7aとの間の空気吸い込み部8a、及びファンケーシング23とファンモータ11との間の空気吸い込み部8bから空気を吸い込んで送風する。
図5は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のパネル、フィルタ及びファンケーシングを外した状態の斜視図である。図6は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のパネル、フィルタ、ファンケーシング、及びファンを外した状態の斜視図である。本体7には、モータ固定板12が取付けられている。モータ固定板12には、ファンモータ11が取付けられる。ファンモータ11のモータ軸11dには、ファン22が取付けられる。ファン22は、回転軸が横方向を向く姿勢でファンモータ11のモータ軸11dに取付けられている。ファン22は、空気吸い込み部8a,8bの両方から空気を吸い込む両吸込羽根である。
モータフレーム11a及びモータブラケット11bは、相互の合わせ面にフランジ部11cが設けられている。フランジ部11cは、ねじ15が貫通可能な穴が形成された凸状のねじ締め部11eを複数備えている。ねじ締め部11eは、モータ固定板12に固定される。ファン22は、金属製のナット13によって金属のモータ軸11dに固定される。
フランジ部11cには、全周に接着剤を塗布している。また、リード線貫通部は樹脂製のブッシュ34にて塞がれている。さらに、モータフレーム11a側の軸受は、シールタイプのものが用いられている。実施の形態1に係る浴室乾燥機1は、これらの湿気浸入防止対策によりファンモータ11の内部への湿気浸入が防止されている。
図7は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの表面側の斜視図である。図8は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの裏面側の斜視図である。図9は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの平面図である。図10は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のモータカバーの断面図である。図10は、図9中のX-X線に沿った断面を示している。モータカバー36は、長手方向と短手方向とを有する形状である。実施の形態1においては、モータカバー36は、直方体状である。モータカバー36の表面36qには、第1の凹部と第2の凹部とが形成されている。第1の凹部は、長手方向に延びる側面36uまで達するスライド溝36cである。第2の凹部は、ねじ固定溝36d及びU溝36fによって構成され、長手方向の一端側の側面36rまで達している。第1の凹部と第2の凹部とは、U溝36pで繋がっている。U溝36pは、ねじ15の頭よりも幅狭の狭窄部である。
第1の凹部には、U溝36p側の端部に挿入穴36eが形成されている。第1の凹部のU溝36p側の端部の側壁は、挿入穴36eの上に庇状に張り出す斜面36aとなっている。
また、表面36qには、第1の凹部のU溝36pと隣接する側とは反対側に、第2のドレン穴36nが設けられている。また、表面36qには、第2の凹部に幅方向に隣接して第2のドレン穴36jが設けられている。
モータカバー36の裏面36sは開放されており、表面36qが底になる凹状のドレン受け部36m,36kが形成されている。モータカバー36の短手方向に延びる側面36r,36t、すなわち長手方向の両端部の側面36r,36tの裏面36s側は、ファンモータ11の外径と同じ曲率で湾曲して凹んでいる。
図11は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びファンの斜視図である。図12は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びモータカバーの分解斜視図である。スライド溝36cは、U溝36fの延びる方向と交差する方向に延びてモータカバー36の端部まで達しており、ねじ固定部12aがスライド可能である。モータカバー36は、浴室乾燥機1を据付けた状態でのファンモータ11の下部に取り付けられる。モータカバー36は、裏面36s側がファンモータ11の外郭に対向した状態で、ファンモータ11の外郭に固定される。具体的には、フランジ部11cをフランジ溝36gに挿入するとともに、フランジ部11cから突出させたねじ締め部11eをモータカバー36の挿入穴36eに挿入し、斜面36aとねじ締め部11eの外形とを当接させ、ねじ締め部11eを挿入穴36eに嵌合させる。さらに、ねじ締め部11eの軸11fとモータカバー36の軸36bを一致させるように位置を合わせる。ねじ締め部11eの軸11fとモータカバー36の軸36bを一致させた状態で、モータ固定板12の貫通穴12cにモータフレーム11aを通し、ファンモータ11の円周方向に回して、貫通穴12cの中心方向へ突出しているねじ固定部12aをスライド溝36cに通してスライドさせ、ねじ締め部11eの軸11fとねじ固定部12aの軸12bの位置を一致させる。スライド溝36cは、モータカバー36の端部まで達しているため、モータカバー36をファンモータ11の外郭に位置決めした状態で、スライド溝36cにねじ固定部12aを挿抜することができる。そして、ねじ15をモータカバー36のねじ固定溝36dからねじ固定用の狭窄部であるU溝36pに差し込み、モータ固定板12にモータカバー36をファンモータ11と共締めで固定する。具体的には、36e挿入穴に貫通させたねじ締め部11e及びモータカバー36のU溝36pの部分を、ねじ固定部12aにねじ15で共締めする。モータカバー36には、軸36bに沿ってU溝36fが形成されているため、ねじ15を締める際にドライバーの柄がモータカバー36に干渉することは防止される。
浴室乾燥機1は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission, IEC)の防水等級において防沫形に該当するIPX4相当の防水性能が必要である。浴室乾燥機1は、モータカバー36とファンモータ11の側面、及びフランジ部11cとモータカバー36のフランジ溝36gは接触又は微小隙間しか空かない寸法関係となっているため、水がかかってもモータカバー36とファンモータ11の側面との間からモータカバー36の内部へ水が浸水することはない。また、モータカバー36の第2のドレン穴36j,36nは、モータブラケット11bの第1のドレン穴11g及びモータフレーム11aの第1のドレン穴11hとずれた位置に配置されている。このため、第2のドレン穴36jを正面視する方向から見た場合、第2のドレン穴36jと第1のドレン穴11gとは重なり合わない。同様に、第2のドレン穴36nを正面視する方向から見た場合、第2のドレン穴36nと第1のドレン穴11hとは重なり合わない。このように、モータカバー36の第2のドレン穴36j,36nと、モータブラケット11bの第1のドレン穴11g及びモータフレーム11aの第1のドレン穴11hとが重ならないため、第1のドレン穴11h,11gは、モータカバー36によって遮蔽される。したがって、水が飛散することにより、モータカバー36内へ水が浸入することはあっても、ファンモータ11の内部まで水が浸入することはない。特に、モータブラケット11b側は外部からの水がかかりやすいが、ねじ固定溝36dとU溝36fの板厚とにより形成されている突起36hによりモータカバー36の第2のドレン穴36jからモータブラケット11bの第1のドレン穴11gまで直線的に水が飛散する経路を遮断している。
ファンモータ11の内部で結露によりドレン水が発生した場合、モータブラケット11b側では、第1のドレン穴11gからモータカバー36のドレン受け部36kに落ちたドレン水は2箇所にあるモータカバー36の第2のドレン穴36jを通じて排水される。モータフレーム11a側では、第1のドレン穴11hからモータカバー36のドレン受け部36mに落ちたドレン水は、モータカバー36の第2のドレン穴36nを通じて排水される。モータカバー36の第2のドレン穴36j,36nは、表面張力で水が溜まってしまうことが無いような大きさとしている。具体的には、第2のドレン穴36j,36nの大きさは、ドレン水が第2のドレン穴36j,36nに形成する水膜の表面張力が、その水膜に作用する重力よりも弱くなる大きさとなっている。第2のドレン穴36j,36nがこの条件を満たす大きさであれば、ドレン受け部36k,36mに水が溜まっておらず、第2のドレン穴36j,36nにドレン水が形成する水膜が、上方からドレン水に押されることがない状態であっても、第2のドレン穴36j,36nにドレン水が留まることがない。
実施の形態1に係る浴室乾燥機1は、ファンモータ11にモータカバー36をねじ15で固定して第1のドレン穴11h,11gを遮蔽するため、外部から水がかかってもファンモータ11内部への水の浸入を防止できる。また、モータカバー36は、ファンモータ11の内部から排水されたドレン水を受けるドレン受け部36k,36mを第1のドレン穴11h,11gの正面に設けており、ドレン受け部36k,36mに第2のドレン穴36j,36nを設けているため、ファンモータ11の内部で発生したドレン水をファンモータ11の外へ排水することができる。
特に、浴室乾燥機を壁据付型又は窓据付型にする場合は、天井に据え付ける場合よりも低所に設置されることになるため、ファンモータに水が直接かかる可能性が高くなる。したがって、壁又は窓に据え付ける浴室乾燥機は、ファンモータの内部への外部からの水の浸入を防止する対策を確実に行う必要がある。実施の形態1に係る浴室乾燥機1は、ファンモータ11の内部への外部からの水の浸入を防止できるため、天井よりも低所に設置することが可能である。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 浴室乾燥機、2 パネル、3 パネルベース、3a パネルベース右辺、3b パネルベース左辺、4 フロントパネル、4a 引掛部、5 パネルつまみ、6 フィルタ、6a フィルタ右取っ手、6b フィルタ左取っ手、6c フィルタ正面取っ手、7 本体、7a 突出部、8a,8b 空気吸い込み部、10 吹出口、11 ファンモータ、11a モータフレーム、11b モータブラケット、11c フランジ部、11d モータ軸、11e ねじ締め部、11f,12b,36b 軸、11g,11h 第1のドレン穴、12 モータ固定板、12a ねじ固定部、12c 貫通穴、13 ナット、15 ねじ、20 本体部、21 外郭枠、21a 排気開口、22 ファン、23 ファンケーシング、24 ヒータ、25 ダンパー、34 ブッシュ、36 モータカバー、36a 斜面、36c スライド溝、36d ねじ固定溝、36e 挿入穴、36f,36p U溝、36g フランジ溝、36h 突起、36j,36n 第2のドレン穴、36k,36m ドレン受け部、36q 表面、36r,36t,36u 側面、36s 裏面。
図11は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びファンの斜視図である。図12は、実施の形態1に係る浴室乾燥機のファンモータ、固定板及びモータカバーの分解斜視図である。スライド溝36cは、U溝36fの延びる方向と交差する方向に延びてモータカバー36の端部まで達しており、ねじ固定部12aがスライド可能である。モータカバー36は、浴室乾燥機1を据付けた状態でのファンモータ11の下部に取り付けられる。モータカバー36は、裏面36s側がファンモータ11の外郭に対向した状態で、ファンモータ11の外郭に固定される。具体的には、フランジ部11cをフランジ溝36gに挿入するとともに、フランジ部11cから突出させたねじ締め部11eをモータカバー36の挿入穴36eに挿入し、斜面36aとねじ締め部11eの外形とを当接させ、ねじ締め部11eを挿入穴36eに嵌合させる。さらに、ねじ締め部11eの軸11fとモータカバー36の軸36bを一致させるように位置を合わせる。ねじ締め部11eの軸11fとモータカバー36の軸36bを一致させた状態で、モータ固定板12の貫通穴12cにモータフレーム11aを通し、ファンモータ11の円周方向に回して、貫通穴12cの中心方向へ突出しているねじ固定部12aをスライド溝36cに通してスライドさせ、ねじ締め部11eの軸11fとねじ固定部12aの軸12bの位置を一致させる。スライド溝36cは、モータカバー36の端部まで達しているため、モータカバー36をファンモータ11の外郭に位置決めした状態で、スライド溝36cにねじ固定部12aを挿抜することができる。そして、ねじ15をモータカバー36のねじ固定溝36dからねじ固定用の狭窄部であるU溝36pに差し込み、モータ固定板12にモータカバー36をファンモータ11と共締めで固定する。具体的には、挿入穴36eに貫通させたねじ締め部11e及びモータカバー36のU溝36pの部分を、ねじ固定部12aにねじ15で共締めする。モータカバー36には、軸36bに沿ってU溝36fが形成されているため、ねじ15を締める際にドライバーの柄がモータカバー36に干渉することは防止される。

Claims (5)

  1. 外郭に第1のドレン穴が形成されたファンモータと、
    前記ファンモータによって回転駆動されるファンと、
    前記ファンによって送風される空気を暖めるヒータと、
    一つの面に開口が形成された箱状であり、前記ファンモータ、前記ファン及び前記ヒータを収容する本体と、
    前記ファンに取り込まれる空気中の異物を除去するフィルタを有し、前記開口を開閉可能に前記本体に取り付けられるパネルと、
    前記外郭にねじで取り付けられて前記第1のドレン穴を覆うモータカバーとを備え、
    前記モータカバーは、前記第1のドレン穴を通じて前記ファンモータから排出されるドレン水を受けるドレン受け部を有し、
    前記ドレン受け部は、前記ドレン水を排水する第2のドレン穴が形成されており、
    前記第2のドレン穴を正面視する方向において、前記第1のドレン穴と前記第2のドレン穴とが重ならないことを特徴とする浴室乾燥機。
  2. 前記ファンモータは、前記外郭を構成するモータフレーム及びモータブラケットを備え、
    前記モータフレーム及び前記モータブラケットの各々は、端部合わせ面にフランジ部を有し、
    前記モータカバーには、前記フランジ部と係合する固定溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室乾燥機。
  3. 前記ねじが締結されるねじ固定部を有する固定板を備え、
    前記フランジ部は、前記ねじが貫通可能な穴が形成された凸状のねじ締め部を有し、
    前記モータカバーは、前記ねじ締め部が貫通可能な挿入穴と、前記ねじの頭よりも幅狭の狭窄部と、前記挿入穴に貫通させた前記ねじ締め部及び前記狭窄部を前記ねじ固定部に前記ねじで共締めする工具との干渉を防ぐU溝とが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の浴室乾燥機。
  4. 前記モータカバーは、前記U溝の延びる方向と交差する方向に延びて前記モータカバーの端部まで達し、前記ねじ固定部がスライド可能なスライド溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の浴室乾燥機。
  5. 前記第2のドレン穴は、前記ドレン水が前記第2のドレン穴に形成する水膜の表面張力が、前記水膜に作用する重力よりも弱くなる大きさであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の浴室乾燥機。
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