JP4711814B2 - キャビネットラックの扉 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器を収納するキャビネットラックの扉、特に、該扉の換気構造に関する。
一般に、サーバー等の電気機器を収納するキャビネットラックは、電気機器の発熱がラック本体の内部にこもらないようにするための換気構造を備えている。従来の換気構造は、通常、外部の冷気を扉からラック本体の内部に吸入し、内部の熱気をラック本体の側面、背面又は上面から外部に排出するように構成されている。
例えば、図8(a)に示すキャビネットラック51では、扉52の大部分の領域に吸気用の多孔板(パンチングメタルパネル)53が設けられ、ラック本体54の側面および上面に排気用の多孔板55が設けられている。また、図8(b)に示すように、扉52に吸気用のスリット56を多数加工した換気構造も知られている。
特許文献1には、ラック本体の側面に多数のスリットを加工し、ラック本体の内面にスリットを覆う換気ファンを設けた換気構造が記載されている。
特開2000−223874号公報
ところが、従来の換気構造によると、次のような問題点があった。
(1)吸気部が扉52に、排気部がラック本体54にそれぞれ別々に設けられているので、換気構造を装備するためにラック51全体の加工数が増え、製作コストが高くつく。
(2)排気部をラック本体54に設けているので、ラック本体54の周囲にスペースを確保する必要があり、部屋の片隅や天井の低い場所などにラック51を設置できず、また、複数のラック51を並べた場合に換気効率が低下する。
(3)扉52に多孔板53やスリット56を設けた換気構造は、塵埃がラック本体52の内部に侵入しやすいうえ、外部から内部機器が見えたり、細長物品が差し込まれたりするなど、セキュリティ上の不安がある。
本発明の目的は、換気構造を扉パネルに集約することで、上記問題点を解決できるキャビネットラックの扉を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の扉は、電気機器を収納するラック本体の前面開口部を覆う扉パネルを備え、扉パネルの下端部に、外気をラック本体の内部に吸入する吸気口と、吸気口を扉パネルの前面側から覆う下部通気カバーとを設け、扉パネルの上端部に、ラック本体内部の空気を外部に排出する排気口と、排気口を扉パネルの前面側から覆う上部通気カバーとを設けたことを特徴とする。
上記キャビネットラックの扉において、好ましくは、以下の手段を採用できる。
(イ)排気口の周辺において、扉パネルに換気ファンを取り付ける手段を備えること。
(ロ)換気ファンを上部通気カバーと一緒に扉パネルに取り付ける手段を備えること。
(ハ)複数の換気ファンをファン基板上に組み付けてユニット化し、該ファンユニットを上部通気カバーと一緒に扉パネルに取り付ける手段を備えること。
(ニ)換気ファンを取り外した状態で、排気口を塞ぐリッドを扉パネルの上端部に取り付けること。
(ホ)扉パネルに縦長の窓穴を形成し、窓穴を意匠パネルで塞ぎ、意匠パネルの上下に上部通気カバーと下部通気カバーとを取り付けること。
(ヘ)上部通気カバーと下部通気カバーとを上下対称形状に形成すること。
本発明の扉によれば、扉パネルの上下両端部に吸気口と排気口とが設けられているので、キャビネットラックの換気構造を扉に集約して、ラック全体の加工数を削減できるとともに、ラックの設置場所に関する自由度を高めることができる。また、扉パネル下端部の吸気口から床面近くの冷気を吸入し、ラック本体内部の熱気を扉パネル上端部の排気口から排出でき、自然換気又はファンによる強制換気のどちらの場合も、効率のよい換気を行うことができる。しかも、吸気口と排気口がそれぞれ通気カバーによって扉パネルの前面側から覆われているので、塵埃がラック本体内部に侵入しにくくなるうえ、内部機器を視覚的、物理的に保護してセキュリティを確保できる効果もある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態のキャビネットラック1は、電気機器を収納する縦長四角箱形のラック本体2と、ラック本体2に枢着された扉3とから構成されている。扉3はラック本体2の前面開口部(図示されない)を覆う板金製の扉パネル4を備え、扉パネル4の中央部に縦長の窓穴5が形成されている。窓孔5は不透明なアクリル板等からなる意匠パネル6で塞がれ、意匠パネル6の上下において扉パネル4の前面に、上下対称形状の下部通気カバー7と上部通気カバー8とが取り付けられている。
図2、図3に示すように、扉パネル4の下端部には、外部の冷気をラック本体2の内部に吸入する三つの吸気口10が透設され、下部通気カバー7によって扉パネル4の前面側から覆われている。下部通気カバー7は、上下複数枚のスラット11と、隣接するスラット11の間を左右に長く延びるスリット12と、左右両端のアーム13とを備え、合成樹脂材料によりグリル状又はルーバー状に成形され、アーム13の先端が扉パネル4の下端切欠部14に嵌合する。
扉パネル4の上端部には、ラック本体2内部の熱気を外部に排出する三つの排気口15が透設され、上部通気カバー8によって扉パネル4の前面側から覆われている。上部通気カバー8は、下部通気カバー7と同様に、スラット16とスリット17とアーム18とを備え、アーム18の先端が扉パネル4の上端切欠部19に嵌合する。図4に示すように、各排気口15の周辺において、扉パネル4にはファン取付手段である複数のネジ挿通孔20が形成され、上部通気カバー8の内面にネジ挿通孔20と合致するボス21が立設されている。
そして、三つの換気ファン23が扉パネル4の背面側から排気口15に被せられ、ネジ挿通孔20を通りボス21に螺合するネジ24によって、上部通気カバー8およびファンホルダー25と一緒に扉パネル4の上端部背面に取り付けられている。また、換気ファン23による強制換気を行わない場合は、図5に示すように、排気口15が三つのリッド26で閉塞される。リッド26は、排気口15に嵌着してもよく、上部通気カバー8と共通のネジで扉パネル4に取り付けてもよい。なお、下部通気カバー7は、上部通気カバー8と同様のボス27を備え(図3参照)、ボス27に螺合するネジ28で扉パネル4の下端部に取り付けられている。図2に示す22は銘板であり、上部通気カバー8に着脱可能に装着される。
上記のように構成されたキャビネットラック1は、扉3を取り替えることなく、簡単な部品交換で、図6に示すように、三通りの換気方式を採用することができる。自然換気を行う場合は、図6(a)に示すように、扉パネル4から換気ファン23を取り外し、床面近くの冷気31を下部通気カバー7から吸気口10を通してラック本体2の内部に取り入れ、ラック本体2の上部にこもった熱気32を排気口15から上部通気カバー8を通してキャビネットラック1の外部に排出する。
強制換気を行う場合は、図6(b)に示すように、換気ファン23を扉パネル4に取り付け、冷気31を下部通気カバー7と吸気口10を通してラック本体2内に吸入し、熱気32を換気ファン23により排気口15と上部通気カバー8を通して外部に強制排出する。また、図6(c)に示すように、換気ファン23を取り外した状態で、排気口15をリッド26で塞ぎ、ラック本体2の上面に設けた排気口33に換気ファン23を取り付け、冷気31を下部通気カバー7と吸気口10を通してラック本体2内に吸入し、熱気32を換気ファン23により排気口33から天井面に向けて強制排出する。
従って、この実施形態の扉3によれば、次のような効果が得られる。
(a)扉パネル4の上下両端部に吸気口10と排気口15とが設けられているので、キャビネットラック1の換気構造を扉3に集約し、ラック1全体の加工数を削減して製作コストを抑えることができる。
(b)吸気および排気を扉パネル4の前面側で行うので、ラック本体2の周囲にスペースを確保する必要がなくなり、ラック1を部屋の片隅や天井の低い場所でも支障なく設置でき、複数台を接近させて並置することも可能で、ラック1を自由にレイアウトできる。
(c)床面近くの冷気31を扉パネル4の下端部から取り込み、熱気32を扉パネル4の上端部から排出するので、自然換気又はファン23による強制換気のどちらの場合も、効率のよい換気を行うことができる。
(d)吸気口10と排気口15がそれぞれ通気カバー7,8によって扉パネル4の前面側から覆われているので、塵埃がラック本体2の内部に侵入しにくくなるうえ、内部の電気機器を視覚的、物理的に保護し、キャビネットラック1のセキュリティを確保できる。
(e)上下の通気カバー7,8が吸気口10および排気口15を扉パネル4の前面側から隠蔽するので、キャビネットラック1の見栄えが向上する。
(f)扉パネル4の窓穴5を意匠パネル6で塞ぎ、意匠パネル6の上下に通気カバー7,8を取り付けたので、特に縦長のキャビネットラック1において、扉3を軽量化できるとともに、意匠パネル6と通気カバー7,8との相乗効果によってラック1の前面に斬新なデザインを与えることができる。
(g)上下の通気カバー7,8を上下対称に形成したので、ラック1前面の意匠性をさらに高めることができる。
(h)排気口15の周辺において、扉パネル4に換気ファン23を取り付けたので、ラック本体2の内部機器を強制換気によって高温から確実に保護することができる。
(i)換気ファン23を上部通気カバー8と一緒にネジ24で扉パネル4に取り付けたので、扉3の組立工数を削減することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成や形状を適宜に変更して実施することも可能である。例えば、換気ファン23の取付構造を図7に示すように変更することができる。ここでは、三つの換気ファン23がファン基板35上に組み付けられている。排気口15はファン基板35より若干大きな面積で扉パネル4に形成されている。そして、換気ファン23とファンホルダー25とファン基板35とでファンユニット36が構成され、該ユニット36が上部通気カバー8のボス21(図4参照)に螺合するネジ24によって該カバー8と一緒に扉パネル4に取り付けられている。こうすれば、複数の換気ファン23をユニット化して扉パネル4にさらに簡単に組み付けることができる。
本発明の一実施形態を示すキャビネットラックの全体斜視図である。 キャビネットラックの扉パネルを前面側から見た分解斜視図である。 扉パネルを背面側から見た斜視図である。 扉パネルに換気ファンを取り付ける構造を示す斜視図である。 扉パネルの排気口をリッドで塞いだ状態を示す斜視図である。 扉による換気作用を示すラックの概略側面図である。 換気ファン取付構造の変更例を示す斜視図である。 従来のキャビネットラックを示す斜視図である。
符号の説明
1 キャビネットラック
2 ラック本体
3 扉
4 扉パネル
5 窓孔
6 意匠パネル
7 下部通気カバー
8 上部通気カバー
10 吸気口
15 排気口
20 ネジ挿通孔
21 ボス
23 換気ファン
26 リッド
36 ファンユニット

Claims (1)

  1. 電気機器を収納するラック本体の前面を覆う扉パネルを備え、扉パネルに縦長の窓穴を形成し、窓穴を意匠パネルで塞ぎ、意匠パネルよりも下側の扉パネルに、外気をラック本体の内部に吸入する吸気口と、吸気口を扉パネルの前面側から覆う下部通気カバーとを設け、意匠パネルよりも上側の扉パネルに、ラック本体内部の空気を外部に排出する排気口と、排気口を扉パネルの前面側から覆う上部通気カバーと、換気ファンとを設け、前記排気口の周辺において、扉パネルに換気ファンを上部通気カバーと一緒に取り付けるための手段を備えたことを特徴とするキャビネットラックの扉。
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