JPWO2020079223A5 - - Google Patents

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Claims (16)

  1. 少なくとも1つの一価または多価不飽和脂肪族アルデヒドを調製するための方法であって、
    (1) 少なくとも1つの多価不飽和脂肪酸(PUFA)基質と、
    配列番号54から選択されるコンセンサス配列パターンを含む、または
    a) AKxxxxxADxxxxxxxxHxxxxHxxxxPxA(配列番号240)、
    b) VxGxxxxxxxxxxLxxxxxxxxxxxxxxHxxxNxxQxxYxxxxxN(配列番号241)、
    ならびに
    c) LxxxxxxIxxxNxxxxxxYxxxxPxxxxxSI(配列番号242)、もしくは
    d) a)、b)、およびc)からの任意の組み合わせ
    から選択される配列番号54の少なくとも1つの部分的コンセンサス配列パターンを含むアミノ酸配列を含むリポキシゲナーゼの酵素活性を含み、
    各アミノ酸残基xが、互いに独立して、任意の天然アミノ酸残基から選択され得る、
    ポリペプチドと
    を接触させて、
    それによって、前記少なくとも1つのPUFA化合物を、少なくとも1つの一価または多価不飽和脂肪族アルデヒドを含む反応生成物に変換するステップと、
    (2) 任意選択的に、ステップa)で得られる少なくとも1つの一価または多価不飽和脂肪族アルデヒドを単離するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記ポリペプチドが、
    配列番号53から選択されるコンセンサス配列パターンを含む、または
    a) LxxxxxYxxxxxXxxxxxxXGxxxxxxxKxLPxPxxxFxWxxxXxxxPxxI(配列番号243)、
    b) WxxAKxCxQxADxxHxExxxHxxxxHxxMxPxA(配列番号244)、
    c) GxVxGxxxxxxxxxxLxxxxxxxxxxCxPxHxxxNxxQxxYxxxxxNMPxAxY(配列番号245)、
    d) QxxxxxxLxxxxxDxxGxYxxxXF(配列番号246)、
    e) QxxLxxxxxxIxxxNxxRxxxYxxxxxxxxxNSI(配列番号247)、もしくは
    f) a)~e)の任意の組み合わせ
    から選択される配列番号53の少なくとも1つの部分的コンセンサス配列パターンを含むアミノ酸配列を含むリポキシゲナーゼの酵素活性を含み、
    各アミノ酸残基xが、互いに独立して、任意の天然アミノ酸残基から選択され得て、
    が、0~7個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表し、
    が、0または1個の天然アミノ酸残基を表し、
    が、0~7個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表し、かつ
    が、0~8個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表す、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記ポリペプチドが、
    配列番号52から選択されるコンセンサス配列パターンを含む、または
    a) LxxxxxYxxxxxXxxxxxxXGGxxxxxxKxLPxPxAxFxWxxxXxxxPxxI(配列番号248)、
    b) WxxAKxCxQxADxNHxExxxHxxxTHxVMxPxAxxT(配列番号249)、
    c) GxVxGxxxxxxxxxxLxxxxxxxxxxCxPxHxxxNxxQxxYxxxxxNMPxAxY(配列番号250)、
    d) QxxxxxxLxxxxYDxLGxYxxxXF(配列番号251)、
    e) FQxxLxxxxxxIxxxNxxRxxxYxxxxPxxxxNSI(配列番号252)、もしくは
    f) a)~e)の任意の組み合わせ
    から選択される配列番号52の少なくとも1つの部分的コンセンサス配列パターンを含むアミノ酸配列を含むリポキシゲナーゼの酵素活性を含み、
    各アミノ酸残基xが、互いに独立して、任意の天然アミノ酸残基から選択され得て、
    が、0~7個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表し、
    が、0または1個の天然アミノ酸残基を表し、
    が、0~6個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表し、かつ
    が、0~8個の同一のまたは異なる天然アミノ酸残基を表す、
    請求項1記載の方法。
  4. 前記ポリペプチドが、
    a) 配列番号3、6、9、12、または15、
    b) 配列番号18、
    c) 配列番号20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、または50、
    d) a)、b)、またはc)の配列のうちの少なくとも1つに対して少なくとも40%の配列同一性を有し、かつリポキシゲナーゼの前記酵素活性を保持するアミノ酸配列、ならびに
    e) 特に配列番号254、256、258、260、262、264、266、および284から選択されるアミノ酸配列を含む変異体から選択される、リポキシゲナーゼの前記酵素活性を保持するいずれかのポリペプチドc)の単一変異体および多重変異体
    から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記ポリペプチドが、二機能性リポキシゲナーゼの酵素活性、特に、リポキシゲナーゼ活性とヒドロペルオキシドリアーゼ活性との組み合わせの酵素活性を含む、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記ポリペプチドが、少なくとも1つのPUFA、特にω-3およびω-6PUFAから選択される少なくとも1つのPUFAを、少なくとも1つの一価または多価不飽和脂肪族アルデヒド、特に少なくとも1つの多価不飽和脂肪族C10アルデヒド、より具体的にはデカジエナールおよびデカトリエナールから選択されるものに変換する能力を含む、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記デカジエナールが、2E,4E-デカジエナールおよび2E,4Z-デカジエナールならびにそれらの混合物から選択され、前記デカトリエナールが、2E,4E,7Z-デカトリエナールおよび2E,4Z,7Z-デカトリエナールならびにそれらの混合物から選択される、請求項6記載の方法。
  8. 前記PUFAが、C16~C22-PUFAから、特にC16~C22-PUFAから、より具体的にはω-3C16~C22-PUFAおよびω-6C16~C22-PUFAから、例えば、ω-3C18~C20-PUFAおよびω-6C18~C20-PUFAから、ならびに例えば、(4Z,7Z,10Z,13Z)-ヘキサデカ-4,7,10,13-テトラエン酸、SDA、EPA、DHA、GLA、およびARAから選択される、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. ステップa)を、酸素の存在下で細胞培養物においてインビボで、または酸素の存在下で液体反応培地においてインビトロで実施する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 得られた一価もしくは多価不飽和脂肪族アルデヒドを化学的もしくは酵素的に異性化するステップ、または得られた一価もしくは多価不飽和脂肪族アルデヒドを対応するアルコールもしくはヒドロカルビルエステルに化学的もしくは酵素的に変換するステップをさらに含む、請求項1からまでのいずれか1項記載の方法。
  11. リポキシゲナーゼの酵素活性を含むポリペプチドであって、
    a) 配列番号3、6、9、12、または15、
    b) 配列番号18、
    c) 配列番号20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、48、または50、
    d) a)、b)、またはc)の配列のうちの少なくとも1つに対して少なくとも40%の配列同一性を有し、かつリポキシゲナーゼの前記酵素活性を保持するアミノ酸配列、ならびに
    e) 特に配列番号254、256、258、260、262、264、266、および284から選択されるアミノ酸配列を含む変異体から選択される、リポキシゲナーゼの前記酵素活性を保持するいずれかのポリペプチドc)の単一変異体および多重変異体
    から選択されるアミノ酸配列を含む、ポリペプチド。
  12. 請求項11記載のポリペプチドまたはその相補体をコードする、核酸。
  13. a) 配列番号1、2、4、5、7、8、10、11、13、および14、
    b) 配列番号16および17、
    c) 配列番号19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、47、49、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、および74、
    d) a)、b)、またはc)の配列の少なくとも1つに対して少なくとも40%の配列同一性を有し、かつリポキシゲナーゼの前記酵素活性を有するポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、
    e) 特に配列番号253、255、257、259、261、263、265、および283から選択される、リポキシゲナーゼの前記酵素活性を保持するポリペプチドをコードするいずれかの配列c)の単一変異体および多重変異体をコードするヌクレオチド配列、
    f) a)、b)、c)、d)、またはe)のうちのいずれかの配列の相補体
    から選択されるコードヌクレオチドを含む、請求項12記載の核酸。
  14. 2E,4Z-デカジエナール、2E,4E-デカジエナール、2E,4Z,7Z-デカトリエナール、および2E,4E,7Z-デカトリエナールから選択される少なくとも2つの不飽和C10アルデヒド異性体の組み合わせであって、2E,4E-デカジエナールと2E,4Z-デカジエナールとの間の特定の比率が3:1~1:9であり、2E,4Z,7Z-デカトリエナールと2E,4E,7Z-デカトリエナールとの間の特定の比率が3:1~1:9である、組み合わせ。
  15. 食品または飼料組成物を製造するためのフレーバー成分としての、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法によって得られる、一価もしくは多価不飽和脂肪族アルデヒド、または少なくとも2つのそのようなアルデヒドの混合物、ならびに/または対応する変換生成物およびそれらの混合物、または請求項14記載の異性体組み合わせの使用。
  16. 請求項15に定義されている少なくとも1つのフレーバー成分が補われた、食品または飼料組成物。
JP2021521207A 2018-10-19 2019-10-18 多価不飽和脂肪酸(pufa)からの不飽和c10アルデヒドのリポキシゲナーゼ触媒での製造 Active JP7467440B2 (ja)

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