JPWO2020077227A5 - - Google Patents

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Claims (24)

  1. 鋳型に依存しないRNAオリゴヌクレオチドの合成のための方法であって、以下:
    (a)イニシエーターオリゴヌクレオチドを提供すること、ここで、イニシエーターオリゴヌクレオチドは、一本鎖RNAである;
    (b)ポリ(N)ポリメラーゼを提供すること;
    (c)イニシエーターオリゴヌクレオチドの3’末端への少なくとも1つの修飾ヌクレオチドの付加のために十分な条件下において、イニシエーターオリゴヌクレオチド、ポリ(N)ポリメラーゼ、および1つ以上の修飾ヌクレオチドを組み合わせること;
    を含む、前記方法。
  2. ポリ(N)ポリメラーゼが、ポリ(U)ポリメラーゼ、ポリ(A)ポリメラーゼ、ポリ(C)ポリメラーゼ、またはポリ(G)ポリメラーゼ;またはそれらの変異体、またはそれらのホモログである、請求項1に記載の方法。
  3. ポリ(N)ポリメラーゼが、ポリ(U)ポリメラーゼ、またはそれらの変異体、またはそれらのホモログである、請求項1または2に記載の方法。
  4. ポリ(U)ポリメラーゼが、野生型Schizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼ、またはそれらの変異体、またはそれらのホモログである、請求項3に記載の方法。
  5. 修飾ヌクレオチドが、2’-修飾された可逆性ターミネーターヌクレオチドである、または、修飾ヌクレオチドが、3’修飾された可逆性ターミネーターヌクレオチドである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 鋳型に依存しないRNAオリゴヌクレオチドの合成のための方法であって、以下:
    (a)イニシエーターオリゴヌクレオチドを提供すること、ここで、イニシエーターオリゴヌクレオチドは、一本鎖RNAである;
    (b)ポリ(U)ポリメラーゼを提供すること;
    (c)イニシエーターオリゴヌクレオチドの3’末端への2’および/または3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドの付加のために十分な条件下において、イニシエーターオリゴヌクレオチド、ポリ(U)ポリメラーゼ、ならびに2’および/または3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドを、組み合わせること;
    (d)ステップ(c)において2’および/または3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドの保護された2’および/または3’-O-位において形成されたRNAオリゴヌクレオチドを脱保護すること;ならびに
    (e)任意に、所望されるRNA配列が得られるまで、ステップ(a)~(d)を繰り返すこと;
    を含む、前記方法。
  7. 可逆性ターミネーターヌクレオチドが、2’-O位において酸素保護基により保護された2’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドである、または、
    可逆性ターミネーターヌクレオチドが、3’-O位において酸素保護基により保護された3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドである、
    請求項6に記載の方法。
  8. 2’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドが、2’-O-アルキル、2’-O-シリル、2’-O-アリル、2’-O-アジドメチル、2’-O-ベンジル、2’-O-クマリニル、または2’-O-カーボネート修飾ヌクレオチドである、または
    3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドが、3’-O-アルキル、3’-O-シリル、3’-O-アリル、3’-O-アジドメチル、3’-O-ベンジル、3’-O-クマリニル、または3’-O-カーボネート修飾ヌクレオチドである、
    請求項6または7に記載の方法。
  9. 2’および/または3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドが、
    以下の式:
    Figure 2020077227000001
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    の各々の場合は、水素、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であるか、または2個のRは、介在する原子と一緒になって連結されて、任意置換ヘテロシクリルを形成する;ただし、少なくとも1つのRは、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である
    のもの、またはその塩である;あるいは
    3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドが、以下の式:
    Figure 2020077227000002
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;
    Rは、水素、ハロゲン、-CN、-NO、-N、任意置換アルキル、任意置換アルケニル、任意置換アルキニル、任意置換アリール、任意置換ヘテロアリール、任意置換カルボシクリル、任意置換ヘテロシクリル、任意置換アシル、任意置換ヒドロキシル、任意置換アミノ、または任意置換チオールであり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である
    のもの、またはその塩である;あるいは
    3’-O-保護可逆性ターミネーターヌクレオチドが、以下の式:
    Figure 2020077227000003
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である
    のもの、またはその塩である、
    請求項6に記載の方法。
  10. 鋳型に依存しないRNAオリゴヌクレオチドの合成のための方法であって、以下:
    (a)イニシエーターオリゴヌクレオチドを提供すること、ここで、イニシエーターオリゴヌクレオチドは、一本鎖RNAである;
    (b)ポリ(U)ポリメラーゼを提供すること;
    (c)イニシエーターオリゴヌクレオチドの3’末端への少なくとも1つの加水分解性ヌクレオチドの付加のために十分な条件下において、イニシエーターオリゴヌクレオチド、ポリ(U)ポリメラーゼ、1つ以上のヌクレオチド、および1つ以上の非加水分解性ヌクレオチドを組み合わせること、ここで、非加水分解性ヌクレオチドの濃度は、ポリ(U)ポリメラーゼによる1つ以上のヌクレオチドの付加の速度を阻害するために十分である;
    を含み、
    任意に、
    (d)所望されるRNA配列が得られるまで、ステップ(a)~(c)を繰り返すこと;
    をさらに含む、前記方法。
  11. 非加水分解性ヌクレオチドが、修飾された三リン酸基を含む、請求項10に記載の方法。
  12. RNAオリゴヌクレオチドの合成のための方法であって、以下:
    (a)第1のオリゴヌクレオチドを提供すること、ここで、第1のオリゴヌクレオチドは、5’-三リン酸基を含む;
    (b)第2のオリゴヌクレオチドを提供すること;
    (c)ポリ(U)ポリメラーゼを提供すること;
    (d)第2のオリゴヌクレオチドの3’末端への第1のオリゴヌクレオチドのライゲーションのために十分な条件下において、第1および第2のオリゴヌクレオチドならびにポリ(U)ポリメラーゼを組み合わせること;
    を含む、前記方法。
  13. ポリ(U)ポリメラーゼが、野生型Schizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼ、またはそれらの変異体である、請求項6~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 以下のステップ:
    (f)結果として生じるRNAオリゴヌクレオチドに対して、逆転写プライミング部位、プライマーおよび逆転写酵素を用いて逆転写を行い、それにより相補的一本鎖DNAオリゴヌクレオチドまたはcDNAを生成すること;
    をさらに含む、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法であって、
    任意に、以下のステップ:
    (g)ステップ(f)において生成された相補的一本鎖DNAオリゴヌクレオチドまたはcDNAをDNAポリメラーゼで増幅し、それにより二本鎖DNAを生成すること;
    をさらに含む、前記方法。
  15. ステップ(c)が、クラウディング剤の存在下において行われる;および/または
    ステップ(c)が、さらなるポリ(N)ポリメラーゼの存在下において行われる;および/または
    ステップ(c)が、酵母の無機ピロホスファターゼ(PPI-アーゼ)の存在下において行われる;および/または
    ステップ(c)が、RNase阻害剤の存在下において行われる;および/または
    ステップ(c)が、非加水分解性ヌクレオチドの存在下において行われる、
    請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  16. ポリ(U)ポリメラーゼが、変異したSchizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼである、請求項3~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 変異したSchizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼが、
    H336A、H336C、H336D、H336E、H336F、H336G、H336I、H336K、H336L、H336M、H336T、H336V、H336W、H336Y、H336N、H336P、H336Q、H336R、H336SおよびH336Wからなる群より選択されるH336変異;および/または
    N171E、N171L、N171Q、N171S、N171M、N171D、N171G、N171C、N171A、N171W、N171T、N171I、N171V、N171P、N171R、N171H、およびN171Kからなる群より選択されるN171変異;および/または
    T172E、T172L、T172Q、T172S、T172M、T172D、T172G、T172C、T172A、T172W、T172T、T172I、T172V、T172P、T172R、T172HおよびT172Kからなる群より選択されるT172変異
    を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1~17のいずれか一項に記載の方法により調製される、RNAオリゴヌクレオチド。
  19. 以下の式:
    Figure 2020077227000004
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    の各々の場合は、水素、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であるか、または2個のRは、介在する原子と一緒になって連結されて、任意置換ヘテロシクリルを形成する;ただし、少なくとも1つのRは、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である;あるいは
    以下の式:
    Figure 2020077227000005
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;
    Rは、水素、ハロゲン、-CN、-NO、-N、任意置換アルキル、任意置換アルケニル、任意置換アルキニル、任意置換アリール、任意置換ヘテロアリール、任意置換カルボシクリル、任意置換ヘテロシクリル、任意置換アシル、任意置換ヒドロキシル、任意置換アミノ、または任意置換チオールであり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である;あるいは
    以下の式:
    Figure 2020077227000006
    式中:
    Yは、OまたはSであり;
    Xは、OまたはSであり;
    は、酸素保護基、任意置換アシル、またはアミノ酸であり;および
    「塩基」は、天然または非天然のヌクレオチド塩基である、
    で表される化合物、またはその塩。
  20. 化合物が、3’-O-アリル-NTP、3’-O-アジドメチル-NTP、3’-O-アリルカーボネート-NTP、3’-O-アリルカーボネート-dNTP、3’-O-アジドメチルカーボネート-NTP、または3’-O-アジドメチルカーボネート-dNTPである、あるいは
    化合物が、2’-O-アリル-NTPまたは2’-O-アジド-メチル-NTPである、
    請求項19に記載の化合物。
  21. 化合物が、図28~34において列挙される式のうちのいずれか1つのものである、請求項19または20に記載の化合物。
  22. H336、N171およびT172から選択される1つ以上の位置において変異を含む、変異したSchizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼである、ポリメラーゼ。
  23. 変異したSchizosaccharomyces pombeのポリ(U)ポリメラーゼが、
    H336A、H336C、H336D、H336E、H336F、H336G、H336I、H336K、H336L、H336M、H336T、H336V、H336W、H336Y、H336N、H336P、H336Q、H336R、H336SおよびH336Wからなる群より選択されるH336変異;および/または
    N171E、N171L、N171Q、N171S、N171M、N171D、N171G、N171C、N171A、N171W、N171T、N171I、N171V、N171P、N171R、N171H、およびN171Kからなる群より選択されるN171変異;および/または
    T172E、T172L、T172Q、T172S、T172M、T172D、T172G、T172C、T172A、T172W、T172T、T172I、T172V、T172P、T172R、T172HおよびT172Kからなる群より選択されるT172変異
    を含む、請求項22に記載のポリメラーゼ。
  24. 請求項19~21のいずれか一項に記載の化合物および/または請求項22または23に記載のポリメラーゼを含む、キット。
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