JPWO2020071433A1 - 金属イオン水散布装置 - Google Patents

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Abstract

金属イオン水散布装置(100)は、水を貯めるタンク(111)と、タンク(111)に貯められた水を外部の対象物に向けて散布する散布部(給水管(121)、散布ノズル(122)および押圧レバー(123))と、タンク(111)に貯められた水に抗菌作用を有する金属イオンを付加して金属イオン水を生成する一対の金属電極板(112)と、振動を発生させてタンク(111)に振動を伝える振動部(131)とを備えている。金属イオン水散布装置(100)は、散布部による散布は行わずに、振動部(131)によって振動を発生させながら、タンク(111)内で金属電極板(112)によって金属イオン水を生成するイオン水生成モードを有している。

Description

本発明は、微生物の繁殖を効果的に抑制することのできる金属イオン水を散布する金属イオン水散布装置に関する。
家庭住居などには多様な菌が生息しており、それらの中には健康被害を引き起こすものもある。また、黒カビなどのカビ菌が住居内の壁面や衣類などに繁殖した場合、外観的な面でも衛生的な面でも問題となるため、繁殖したカビ菌は殺菌除去する必要がある。しかしながら、一旦繁殖したカビ菌は殺菌後も色が残ってしまうため、カビの発生や繁殖自体を予防することが重要となる。
銀イオン水は、カビ菌の殺菌や繁殖の抑制に効果があることが既に実証されており、また十分な物質量の銀を壁面に付着させた場合、長期にわたって殺菌・菌繁殖抑制効果が得られることもわかっている。このため、カビの発生や繁殖を予防する用途の抗菌剤として、銀イオン水の使用は望ましいものであると言える。
従来、抗菌剤として銀イオン水を噴霧する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、浴室内に銀イオンミストを噴霧する装置が示されている。特許文献1に開示されている装置は、浴室の天井に設置されるミストサウナ機能付きの据置き式の装置であり、浴室以外で使用することができず、また、特定の箇所に集中して銀イオン水を噴霧することもできない。
一方、特許文献2には、持ち運びが可能であり、銀イオン水を洗浄対象に向けてスプレーできる装置が開示されている。この装置は浴室以外でも使用でき、特定の箇所に集中して銀イオン水をスプレーすることもできる。特許文献2に開示されている装置は、イオン溶出ユニットをスプレー経路中に配置した構成となっている。このイオン溶出ユニットは、水を銀電極にて電気分解し、銀イオンを含む水(銀イオン水)を生成するものである。
特許4728263号公報 特開2005−53840号公報
特許文献2に開示されている装置は、イオン溶出ユニットをスプレー経路中に配置した構成であるため、銀イオン水におけるイオン濃度を調整することが困難である。特に、抗菌作用を高めるために銀イオンを高濃度とすることが難しいといった課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、高濃度の金属イオン水を効率よく生成することが可能な金属イオン水散布装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の金属イオン水散布装置は、水を貯めるタンクと、前記タンクに貯められた水を外部の対象物に向けて散布する散布部と、前記タンクに貯められた水に抗菌作用を有する金属イオンを付加して金属イオン水を生成する金属イオン水生成部と、振動を発生させ、前記タンクに振動を伝える振動部とを備えており、前記散布部による散布は行わずに、前記振動部によって振動を発生させながら、前記タンク内で前記金属イオン水生成部によって金属イオン水を生成するイオン水生成モードを有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、イオン水生成モードにおいて、金属イオン水の散布を行わずにタンク内で金属イオン水を生成することで、金属イオン水の濃度調整が簡単であり、高濃度の金属イオン水を生成することもできる。さらに、イオン水生成モード時には、振動部によってタンクに振動を伝えることで、タンク内で金属イオンを効率よく拡散させることができ、金属イオン水生成部の周辺の金属イオン濃度が薄まることで、金属イオン水の生成能力(イオン溶出速度)が向上する。
また、上記金属イオン水散布装置では、前記振動部は、イオン水生成モードにおいて振動を発生させて前記タンクに振動を伝える専用の振動部を含む構成とすることができる。
上記の構成によれば、専用の振動部を用いることで、振動による金属イオンの拡散作用の最適化を図ることが容易となる。
また、上記金属イオン水散布装置では、前記散布部は、駆動時に振動を生じる駆動部を含んでおり、前記駆動部を前記振動部として兼用する構成とすることができる。
上記の構成によれば、駆動部に2つの機能を兼用させることで部品点数を削減することができる。
また、上記金属イオン水散布装置では、前記散布部は、前記タンク内の水をポンプによって汲み上げて散布するものであり、前記ポンプの駆動モータを前記振動部として兼用する構成とすることができる。
また、上記金属イオン水散布装置では、前記散布部は、前記タンク内の水を超音波振動子によって霧化して噴霧するものであり、前記超音波振動子を前記振動部として兼用する構成とすることができる。
また、上記金属イオン水散布装置では、前記金属イオン水生成部は、前記タンクの底面に立設され、互いに対向する一対の金属電極板であり、対向する金属電極板間の距離は下方に比べて上方が狭くなっている構成とすることができる。
上記の構成によれば、金属イオン水生成時に金属電極板より発生する気泡に伴って発生される水流の速度および角度を調整することができ、均一な金属イオン水を迅速に生成することができる。また、金属電極板が根元から消失することを防ぐことができる。
本発明の金属イオン水散布装置は、金属イオン水の散布は行わずに、振動を加えながらタンク内で金属イオン水を生成するイオン水生成モードを有しているため、高濃度の金属イオン水を効率よく生成することができるといった効果を奏する。
実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 (a),(b)は、金属イオン水散布装置における給水構造を示す図である。 金属イオン水散布装置のイオン水生成モード時において、金属電極板から金属イオンが溶出する状態を示す模式図である。 実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 (a)〜(c)は、金属電極板から金属イオンが溶出する状態を示す模式図である。 金属電極板の配置および振動の有無の条件を変えて、Agイオンの生成能力を検証した結果を示すグラフである。 (a),(b)は、金属電極板の印加電圧の一例を示す波形図である。 (a),(b)は、金属電極板の印加電圧の一例を示す波形図である。 実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 (a),(b)は、金属イオン水散布装置のタンク底面における金属電極板の配置例を示す斜視図である。 実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る金属イオン水散布装置の変形例を示すものであり、金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。 実施の形態3に係る金属イオン水散布装置の内部の概略構成を示す断面図である。
〔実施の形態1〕
(金属イオン水散布装置の構成)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態1に係る金属イオン水散布装置100の内部の概略構成を示す断面図である。金属イオン水散布装置100は、筐体110内部に貯水用のタンク111を備えており、さらに、タンク111の内部の一対の金属電極板(金属イオン水生成部)112を配置している。金属イオン水散布装置100では、金属電極板112に通電して電気分解を行うことで、陽極の金属電極板112から金属イオンを水中に溶出させ、タンク111内で金属イオン水を生成することができる。尚、金属電極板112の材質は、抗菌作用のある金属イオンを生成できるものであれば特に限定されるものではなく、銀、銅または亜鉛などが好適に利用できる。
さらに、金属イオン水散布装置100は、給水管121、散布ノズル122、押圧レバー123および振動部131を備えている。給水管121は、その下端からタンク111内の水(金属イオン水)を汲み上げ、その先端に設けられた散布ノズル122にまで給水するものである。給水管121の下端は、タンク111内に挿入されている。
金属イオン水散布装置100における金属イオン水の散布は、使用者が押圧レバー123を操作することに行われる。すなわち、使用者が押圧レバー123を操作することによって給水管121内の流路の気圧が減少し、この流路の気圧減少によってタンク111の水が揚水され、散布ノズル122から散布される。本構成では、手動によって金属イオン水の散布を行うことで、金属イオン水散布装置100の省電力化および軽量化を図ることができ、また、任意の量の金属イオン水を散布できる。この例では、給水管121、散布ノズル122および押圧レバー123が、特許請求の範囲に記載の散布部に相当する。尚、金属イオン水の散布は、押圧レバー123を用いる手動式に限定されるものではなく、電動ポンプを用いる電動式であってもよい。
散布ノズル122から散布される金属イオン水は、ミスト状に噴霧されるものであってもよく、あるいはシャワー状に散布されるものであってもよい。金属イオン水散布装置100は、使用者が金属イオン水散布装置100を手に持ち、散布ノズル122を除菌および抗菌の対象物に向けることで、金属イオン水を対象物に直接散布することができる。このような使用において、図1では図示を省略しているが、金属イオン水散布装置100には、使用者が手に持って操作しやすいように(任意の領域に金属イオン水を散布しやすいように)取手部が設けられていることが好ましい。
タンク111への給水は、図2(a)に示すように、筐体110を互いに分離可能な筐体上部110Aと筐体下部110Bとによって構成し、筐体上部110Aと筐体下部110Bとを分離したときに筐体下部110Bの上面開口から給水を行う構成とすることができる。あるいは、図2(b)に示すように、筐体110にタンク111と連通する給水部113を設け、給水部113から給水を行う構成とすることもできる。この場合、筐体110を分離可能な構成とせずともタンク111に給水を行うことができる。尚、図2(b)の構成では、給水部113は、給水を行わない場合はキャップ114によって閉じられるものとする。
振動部131は、金属イオン水の生成時に、タンク111内の水および/または金属電極板112に振動を与えるものである。振動部131による作用については後に詳細に説明する。
さらに、金属イオン水散布装置100は、図示しない制御部、操作部および給電部を有している。制御部は、金属イオン水散布装置100の全体の制御を行うものであり、金属電極板112の通電制御や振動部131の駆動制御を行う。操作部は、金属イオン水散布装置100における筐体110の外側に設けられ、使用者が金属イオン水散布装置100を操作するために使用される。
給電部は、金属電極板112や振動部131を駆動するための電力を供給するものであり、アルカリ乾電池、マンガン乾電池といった一次電池や、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などの二次電池を好適に用いることができる。給電部を二次電池とする場合、この電池は金属イオン水散布装置100に対して取り外し可能でも内蔵式でも良い。取り外し可能な二次電池を用いる場合、別途充電器を用いることで電池を金属イオン水散布装置100から外した状態で充電することができる。また、金属イオン水散布装置100は商用電源にて駆動することも可能であり、この場合、給電部は商用電源から所望の電力を得るためのACアダプタであってもよい。
(イオン水生成モードにおける振動作用)
本実施の形態1に係る金属イオン水散布装置100では、金属電極板112をタンク111の内部に配置し、タンク111内で金属イオン水を生成するため、金属イオン水の濃度調整が簡単であり、高濃度の金属イオン水を生成することも可能となる。すなわち、本実施の形態1に係る金属イオン水散布装置100を使用するに当たっては、最初に、金属イオン水の散布を行わずにタンク111内で金属イオン水を生成するイオン水生成モードが設定される。
このイオン水生成モードでは、タンク111内の水が所望濃度の金属イオン水になるように調整可能である。具体例としては、生成する金属イオン水のイオン濃度は、主に電解時間(金属電極板112への通電時間)によって設定されるものであるため、使用者が操作部によって電解時間を設定することが考えられる。あるいは、使用者が操作部によって所望の濃度(高濃度、中濃度または低濃度など)を設定し、設定された濃度(およびタンク111内の水量)に応じて制御部が電解時間を設定するようにしてもよい。
イオン水生成モードにおいて所望濃度の金属イオン水を生成するとき、当然ながら、その生成は短時間で行えることが望ましい。金属イオン水散布装置100では、イオン水生成モードでの作動時に、振動部131を駆動してタンク111に振動を加え、金属イオン水の生成能力を向上させることができる。すなわち、より短時間でより高濃度の金属イオン水を生成することができる。以下、この作用について説明する。尚、以下の説明では、金属電極板112の材質が銀(Ag)である場合を例示する。
図3は、イオン水生成モード時にタンク111内で金属電極板112に通電を行い、電気分解によって陽極の金属電極板112からAgイオンが溶出する状態を示す模式図である。この時、金属電極板112の陽極側ではAg+およびAgの微粒子雲(以下、Ag微粒子雲)が発生し、陰極側ではH2を含む気泡が発生する。そして、陰極で発生した気泡群が水面へと浮き上がり、それによって発生する水流により陽極側で発生するAg微粒子雲がタンク111内で上方および側方へと拡散する。
但し、気泡による水流の拡散作用は余り大きなものではなく、この作用のみでタンク111内でAg+およびAgを均一に拡散させるには比較的長い時間を要する。このため、陽極の金属電極板112の周囲には高濃度のAg微粒子雲が存在することになり、このAg微粒子雲によって金属イオン水の生成能力(Ag溶出速度)が低下する。また、陰極の金属電極板112で発生する気泡も、発生後すぐに浮き上がるわけではなく、ある程度の大きさに成長するまでは金属電極板112の表面に付着していると考えられる。金属電極板112の表面に付着する気泡も電解反応速度を低下させ、金属イオン水の生成能力を低下させる。
本実施の形態1に係る金属イオン水散布装置100では、イオン水生成モードでの作動時に、振動部131を駆動してタンク111内の水および/または金属電極板112に振動を加えることができる。尚、振動部131は、タンク111に直接接していなくても、筐体110などを介してタンク111に振動を伝えることが可能である。この振動によってタンク111内でAg+およびAgの拡散作用が生じ、陽極の金属電極板112表面近傍のAg+,Ag濃度が薄まることで、金属イオン水の生成能力が向上する。また、上記振動は、陰極の金属電極板112表面の気泡を引き剥がす作用も有すると考えられ、この作用によっても金属イオン水の生成能力の向上が期待できる。
図1の金属イオン水散布装置100では、振動部131は金属イオン水散布装置100の下部(タンク111の下方)に配置されている。しかしながら、振動部131の配置箇所は特に限定されるものではなく、例えば図4に示すように、振動部131は金属イオン水散布装置100の上部(タンク111の上方)に配置されていてもよい。すなわち、振動部131は、金属イオン水散布装置100のどこに配置されていても、筐体110を介して振動をタンク111に伝えることができる。また、金属イオン水散布装置100における振動部131の数も特に限定されるものではなく、金属イオン水散布装置100に複数の振動部131を配置することも可能である。
尚、振動部131を金属イオン水散布装置100の下部(例えば、金属電極板112の直下付近)に配置した場合は、金属電極板112に効率よく振動が伝わることが期待できる。一方、振動部131を金属イオン水散布装置100の上部に配置した場合は、筐体110だけでなく給水管121を介しても金属電極板112に効率よく振動が伝わることが期待できる。
振動部131としては、振動を発してタンク111内に振動を伝播できるものであればよく、任意の振動体を使用することができる。例えば、振動部131は、回転運動を行うモータ、圧電振動により駆動するポンプ、超音波振動を発する超音波振動子などが使用可能である。また、振動部131を超音波振動子とする場合、振動部131は、タンク111内の水に接する形で配置することで、タンク111内に(超音波)振動を直接発生させてもよい。また、振動部131を金属イオン水散布装置100の上部に配置する場合は、低周波で大きな振動を発生することのできるモータやポンプなどの使用が好ましい。
また、タンク111内の金属電極板112の配置に関しては、図3に示すように、金属イオン水の生成能力を向上させるために、タンク111内の底部付近において、電極の対向面がタンク111の底面に対して略垂直となるように配置(垂直対向配置)されることが望ましい。
図5(a)は、金属電極板112をタンク111内の上部付近で垂直対向配置した場合に、Agイオンが溶出する状態を示す模式図である。この場合、金属電極板112がタンク111内の水面付近に配置されるため、陰極から発生した気泡群が水面へと浮き上がることで水流が発生しても、その水流発生領域は短いものとなる。そのため、気泡群により生じる水流の拡散効果を十分に受けることができず、図3の例と比べてAgイオンの生成能力も低下する。
図5(b),(c)は、金属電極板112をタンク111内の底面付近で水平対向配置(電極の対向面がタンク111の底面に対して略平行となるように配置)した場合に、Agイオンが溶出する状態を示す模式図である。この場合、金属電極板112が水平対向配置となっているため、下側の陰極で発生した気泡が上側の陽極に付着したり(図5(b)の場合)、下側の陽極で発生したAg微粒子雲が上側の陰極に付着したり(図5(c)の場合)することでAgの溶出効率が落ち、図3の例と比べてAgイオンの生成能力も低下する。また、気泡群の水面への浮き上がり自体が、上側の金属電極板112によって阻害されて水流が弱くなるため、気泡群により生じる水流の拡散効果も小さくなる。
図6は、金属電極板112の配置および振動の有無の条件を変えて、Agイオンの生成能力を検証した結果を示すグラフである。実施例1,2では、振動部131による振動を加えながら金属電極板112に通電し、Agイオンの生成を行った。実施例1,2では金属電極板112をタンク111内の底面で垂直対向配置とし、実施例1は振動部131を金属イオン水散布装置100の上部に配置した例、実施例2は振動部131を金属イオン水散布装置100の下部に配置した例を示す。比較例1〜4では、振動を加えずに金属電極板112の通電のみでAgイオンの生成を行った。比較例1,2では金属電極板112を垂直対向配置とし、比較例1は金属電極板112をタンク111内の底面に配置した例、比較例2は金属電極板112をタンク111内の上面に配置した例を示す。比較例3,4では金属電極板112をタンク111内の底面で水平対向配置とし、比較例3は陽極を上側に配置した例、比較例4は陽極を下側に配置した例を示す。
図6から明らかなように、実施例1,2では、比較例1〜4に比べて同じ電解時間でより高濃度のAgイオン水が得られている。これより、振動を加えながらのAgイオンの生成が生成能力の向上に有益であることが分かる。尚、イオン水生成モード中における振動部131の振動は、途切れることなく連続的に行われるものであってもよく、あるいは、中断期間を設けながら間欠的に行われるものであってもよい。振動部131の振動を連続的に行う場合は、最も高い生成能力が得られる。振動部131の振動を間欠的に行う場合は、消費電力が削減できる。
尚、上記説明では、イオン水生成のための電解中に振動部131を振動させることを説明したが、電解中だけでなく、電解の開始直前や終了直後に振動部131を振動させても良い。これは、電解の終了直後にも、まだ金属電極板112の付近にAg微粒子雲や気泡が存在するため、その状態で次の電解を開始すると開始直後のAgイオンの生成能力を低下させる虞があるためである。電解の終了直後や開始直前に振動部131を振動させてタンク111内の拡散を行えば、前回電解時のAg微粒子雲や気泡が残存することを防止でき、電解開始直後から高いイオン水生成能力を得ることができる。
(金属電極板への通電制御)
上述したように、金属イオン水散布装置100における金属イオン水の生成は、タンク111内での金属電極板112への通電によって行われる。この時、金属イオンは陽極の金属電極板112が溶出することによって発生するため、金属電極板112の極性を固定すると、一方(陽極側)の金属電極板112のみが消耗することになる。これを防止するためには、金属電極板112の極性を反転させる反転制御を行うことが好ましい。
具体例としては、図7(a)に示すように、金属イオン水散布装置100の使用回毎に印加電圧の向きを反転させ、陽極と陰極とを反転させることが考えられる。あるいは、図7(b)に示すように、金属イオン水散布装置100の使用中(金属電極板112への連続通電中)、所定時間毎に電圧の向きを反転させてもよい。このような反転制御により、一方の金属電極板112のみが消耗することを防止できる。また、図7(b)に示すように金属電極板112への連続通電中に電圧の向きを切り替える場合、切り替え後の陰極にて発生する気泡により、切り替え前の陽極付近に残留している金属イオンを効率よく拡散させることができる。尚、図7に示す電圧波形は一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電圧の向きの切り替え時には短時間のインターバルがあってもよく、電圧波形は矩形波でなく三角波や台形波などの他の波形であってもよい。
また、金属電極板112の反転制御によって金属イオンを拡散させる作用においては、図8(a)に示すように、電圧の向きの切り替え直後の印加電圧をその他の期間よりも高く設定してもよい。これにより、切り替え時に多量の気泡を発生させ、より効率的に残留している金属イオンを拡散させることができる。また、図8(b)に示すように、イオン水生成モードの終了時に、一定の期間、金属電極板112の電圧の向きの切り替えを短周期で行う終了運転を行ってもよい。この終了運転によってタンク111内で金属イオンを効率よく拡散させることができ、イオン水生成モードの終了直後から均一な濃度の金属イオン水を得ることができる。
尚、金属電極板112の反転制御と振動部131の間欠駆動との両方を行う場合、電圧の向きの切り替えタイミングは、振動の発生期間中とすることが好ましい。この場合、電圧の切り替えによる金属イオンの拡散効果と振動による金属イオンの拡散効果とが同時に発生し、相乗効果によって金属イオンのより高い拡散効果が得られる。
(実施の形態1における変形例)
本実施の形態1に係る金属イオン水散布装置100の変形例を図9〜図13を参照して説明する。尚、図9〜図13においては、振動部131の図示は省略している。
図9に示す金属イオン水散布装置100は、タンク111の底部に凹部111Aを有しており、金属電極板112は凹部111Aの内部に配置されている。凹部111Aの上部、すなわち金属電極板112の上方は、カバー111Bによって覆われている。カバー111Bは、少なくとも一部に開口(好ましくは多数の小孔)を有している。
図9に示す構成では、金属電極板112の最上端より下部のタンク空間(すなわち凹部111A)が狭くなるため、発生した金属イオンがタンク上方へ輸送されやすくなり(タンク下部にたまらなくなり)、均一な金属イオン水を生成しやすくなる。また、凹部111Aの上部にはカバー111Bが設けられているため、使用者が金属電極板112に触れることなく使用することができ、万が一の故障が防止できる。
タンク111の底部に配置される金属電極板112は、例えば図10(a)に示すように、タンク底面に立設された支柱に取り付けられ、金属電極板112自体はタンク底面から浮いた状態で配置されるものであってもよい。あるいは、図10(b)に示すように、金属電極板112自体がタンク底面から直接立設して配置されるものであってもよい。金属電極板112自体をタンク底面から直接立設して配置する場合、振動部131によって発生する振動がタンク111から金属電極板112に伝わりやすくなることも期待できる。
また、金属電極板112自体をタンク底面から直接立設して配置する場合は、図11に示すように、金属電極板112をタンク底面から完全に垂直に立設させるのではなく、僅かに傾けて配置してもよい。この場合、金属電極板112を傾けることにより、対向する金属電極板112間の距離が上方で狭くなり下方で広くなるようにする。これにより、金属電極板112より発生する気泡に伴って発生される水流の速度および角度を調整することができ、均一な金属イオン水を迅速に生成することができる。また、金属電極板112が根元から消失することを防ぐことができる。
金属電極板112は、金属イオンの生成に伴って消耗するため、消耗した金属電極板112は交換が必要となる。金属電極板112の交換を容易にするため、図12に示すように、筐体110の一部を筐体底部110Cとして分離可能とし、筐体底部110Cの上面に金属電極板112が取り付けられる構成としてもよい。この構成では、筐体底部110Cを分離した状態で金属電極板112の交換が容易に行える。また、筐体底部110Cには、制御部および給電部が設けられていることが好ましい。
さらに、図13に示すように、筐体底部110Cからは、金属電極板112をタンク111の底面をなす底面部材と一体化した電極ユニット110Dを分離可能としてもよい。この場合、電極ユニット110Dを分離することで金属電極板112と制御部および給電部とが分離されるものとする。この構成では、電極ユニット110Dを交換することで、金属電極板112の交換がさらに容易となる。
〔実施の形態2〕
上記実施の形態1における金属イオン水散布装置100は、イオン水生成モードにおいて振動を発生させる専用の振動部131を備える構成を説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、イオン水生成モードにおいて振動を発生させる振動部は、他の機能を兼ね備えるものとすることができる。
図14は、本実施の形態2に係る金属イオン水散布装置101の内部の概略構成を示す断面図である。金属イオン水散布装置101は、タンク111内で生成した金属イオン水の散布をポンプ132によって行うものであり、このポンプ132をイオン水生成モードにおいて振動を発生させる振動部としても使用する。このため、ポンプ132は、金属イオン水散布時の散布駆動モードと、金属イオン水生成時の振動生成モードとの2つの駆動モードを有する。尚、この例では、給水管121、散布ノズル122およびポンプ132が、特許請求の範囲に記載の散布部に相当する。
ポンプ132は、図14に示すように、給水管121の途中に設けられ、金属イオン水散布装置101における金属イオン水の散布は、ポンプ132を散布駆動モードで駆動させることによって行われる。この時、ポンプ132の駆動によって、給水管121の下端からタンク111内の水(金属イオン水)が汲み上げられ、その先端に設けられた散布ノズル122から散布する。
一方、イオン水生成モードにて金属イオン水を生成する場合は、タンク111内の金属電極板112に通電すると共に、ポンプ132を振動生成モードで駆動する。振動生成モードで駆動されるポンプ132は、金属イオン水の散布は行わずに、タンク111へ振動を伝達させるのみである。ポンプ132を振動生成モードで駆動する方法としては、例えば以下の第1または第2の方法が考えられる。
第1の方法としては、ポンプ132を振動生成モードで駆動する場合のモータ出力を、散布駆動モード時よりも小さくすることが考えられる。すなわち、モータ出力を小さくすることで、タンク111から給水管121に汲み上げられる水は散布ノズル122まで届かず、散布を行わずに振動のみを発生させることができる。
第2の方法としては、ポンプ132を振動生成モードで駆動する場合のモータ回転方向を、短い周期で反転させることが考えられる。すなわち、ポンプ132のモータを正回転させている間はタンク111内の水は給水管121によって汲み上げられるが、この水が散布ノズル122に到達する前にモータを反転させることで給水管121内の水が再びタンク111へ戻される。この第2の方法では、給水管121内で水の振動が発生するため、このような水の振動によってもタンク111内の水の撹拌を行うことができる。
図14に示す金属イオン水散布装置101では、ポンプ132をモータ内臓式の電動ポンプとして記載しているが、ポンプ132は別体の駆動モータと接続されて駆動されるものであってもよい。いずれの場合も、ポンプ132の駆動部である駆動モータが振動部として機能する。
また、図14に示す金属イオン水散布装置101では、イオン水生成モードにおいて振動を発生させる振動部としてポンプ132のみを備えた構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、ポンプ132以外に、実施の形態1で説明した振動部131を備え、イオン水生成モード時にはポンプ132と振動部131との両方で振動を発生させる構成としてもよい。例えば、振動部131を金属イオン水散布装置101の下部に超音波振動子として配置すれば、配置箇所および発生振動数の異なる2種類の振動子を併用することができる。
また、金属イオン水散布装置101では、図15に示すように、制御部および給電部などを筐体下部に全て配置し、これらとポンプ132とを繋ぐ配線類は配線内蔵部133に収納する構成とすることができる。また、配線内蔵部133は、使用者が金属イオン水散布装置101を手に持って散布を行うときの取手部を構成していても良い。この構成では金属イオン水散布装置101の小型化が可能である。
〔実施の形態3〕
図16は、本実施の形態3に係る金属イオン水散布装置102の内部の概略構成を示す断面図である。図16に示す金属イオン水散布装置102は、タンク111内の水を給水管によって吸い上げてから噴霧するのではなく、タンク111から金属イオン水を直接噴霧することが可能な構成とされている。
金属イオン水散布装置102に備えられるタンク111は、金属イオン水散布装置102の筐体下部側面に排出口111aを有している。そして、排出口111aには金属メッシュ134Aと超音波振動子134Bとからなる超音波霧化部134が設けられている。この例では、超音波霧化部134が特許請求の範囲に記載の散布部に相当し、超音波振動子134Bが特許請求の範囲に記載の駆動部に相当する。尚、金属イオン水散布装置102の筐体下部(タンク111の下方)には、制御部140、給電部141および操作部142などが設けられていてもよい。
金属イオン水散布装置102の不使用時(超音波振動子134Bの停止時)には、金属メッシュ134Aの表面張力によって外部への水の漏れが防止される。そして、金属イオン水散布装置102の使用時には、超音波振動子134Bを駆動することで超音波霧化部134により排出口111a付近の水が霧化され、ミスト状の金属イオン水が噴霧される。
金属イオン水散布装置102における超音波振動子134Bは、金属イオン水の噴霧だけでなく、イオン水生成モードにおいて振動を発生させる振動部としても使用される。このため、超音波振動子134Bは、金属イオン水噴霧時の噴霧駆動モードと、金属イオン水生成時の振動生成モードとの2つの駆動モードを有する。
超音波振動子134Bを噴霧駆動モードおよび振動生成モードで駆動可能とするには、供給電力を異ならせたり(例えば、噴霧駆動モードで1.8W、振動生成モードで0.1W)、発振周波数を変化させたりすればよい(例えば、噴霧駆動モードで115kHz、振動生成モードで40kHz)。
一般に、超音波振動子のメカニズムは、固有の周波数(形状などによる)を有する振動子に対し、その固有周波数に相当する周波数の電圧をかけることで大きな振幅で振動させるものである。そして、超音波振動子134Bを噴霧駆動モードで駆動する場合は、固有周波数に相当する周波数の電圧をかけることで効率的に振動を行わせるものとする。一方、超音波振動子134Bを振動生成モードで駆動する場合は、振動子の固有周波数とは異なる周波数の電圧をかけることで、発振周波数や振幅も小さくなり、霧化は起こさずに振動のみ発生させることが可能となる。具体的には、超音波振動子134Bは、噴霧駆動モードでは100kHz以上の発振周波数とし、振動生成モードでは100kHz未満、より好適には40kHz以下の発振周波数とすることが望ましい。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
〔援用の記載〕
本国際出願は、2018年10月4日に日本特許庁に出願された日本国特許出願第2018−188849号に基づく優先権を主張するものであり、本国特許出願第2018−188849号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
100,101,102 金属イオン水散布装置
110 筐体
111 タンク
112 金属電極板(金属イオン水生成部)
121 給水管(散布部の一部)
122 散布ノズル(散布部の一部)
123 押圧レバー(散布部の一部)
131 振動部
132 ポンプ(散布部の一部、駆動部、振動部)
134 超音波霧化部(散布部)
134A 金属メッシュ
134B 超音波振動子(駆動部、振動部)

Claims (6)

  1. 水を貯めるタンクと、
    前記タンクに貯められた水を外部の対象物に向けて散布する散布部と、
    前記タンクに貯められた水に抗菌作用を有する金属イオンを付加して金属イオン水を生成する金属イオン水生成部と、
    振動を発生させ、前記タンクに振動を伝える振動部とを備えており、
    前記散布部による散布は行わずに、前記振動部によって振動を発生させながら、前記タンク内で前記金属イオン水生成部によって金属イオン水を生成するイオン水生成モードを有していることを特徴とする金属イオン水散布装置。
  2. 請求項1に記載の金属イオン水散布装置であって、
    前記振動部は、イオン水生成モードにおいて振動を発生させて前記タンクに振動を伝える専用の振動部を含むことを特徴とする金属イオン水散布装置。
  3. 請求項1または2に記載の金属イオン水散布装置であって、
    前記散布部は、駆動時に振動を生じる駆動部を含んでおり、
    前記駆動部を前記振動部として兼用することを特徴とする金属イオン水散布装置。
  4. 請求項3に記載の金属イオン水散布装置であって、
    前記散布部は、前記タンク内の水をポンプによって汲み上げて散布するものであり、
    前記ポンプの駆動モータを前記振動部として兼用することを特徴とする金属イオン水散布装置。
  5. 請求項3に記載の金属イオン水散布装置であって、
    前記散布部は、前記タンク内の水を超音波振動子によって霧化して噴霧するものであり、
    前記超音波振動子を前記振動部として兼用することを特徴とする金属イオン水散布装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の金属イオン水散布装置であって、
    前記金属イオン水生成部は、前記タンクの底面に立設され、互いに対向する一対の金属電極板であり、対向する金属電極板間の距離は下方に比べて上方が狭くなっていることを特徴とする金属イオン水散布装置。
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