JPWO2020065408A5 - - Google Patents

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JPWO2020065408A5
JPWO2020065408A5 JP2021517292A JP2021517292A JPWO2020065408A5 JP WO2020065408 A5 JPWO2020065408 A5 JP WO2020065408A5 JP 2021517292 A JP2021517292 A JP 2021517292A JP 2021517292 A JP2021517292 A JP 2021517292A JP WO2020065408 A5 JPWO2020065408 A5 JP WO2020065408A5
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Claims (27)

  1. 下式(I)のリンカー:
    Figure 2020065408000001

    [式中、
    およびXは、互いに独立に、H、ハロゲン原子、(C-C)アルコキシ、場合により置換されていてもよいアリールオキシ、または-O-(CHCHO)Hを表し、ただし、XおよびXは同時にHを表すことはなく;
    は、式L’-(CO-Z’)z’の基を表し、ここで、L’は、-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルカンジイル、-(CH-アリーレン-、-(CH-ヘテロアリーレン-、-(CH-シクロアルカンジイル-、-アリーレン-(CH-、-ヘテロアリーレン-(CH-、-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-(CH-、-(CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-アリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-CH-CH-(OCHCH-、-(CH-ヘテロアリーレン-CH-CH-(OCHCH-、または-(CH-シクロアルカンジイル-CH-CH-(OCHCH-であり;
    各Wは独立に、アミノ酸単位を表し;
    Yは、PAB-CO-(Z)-であり、ここで、PABは、
    Figure 2020065408000002

    であり、前記PAB単位の酸素は、CO-(Z)に連結され;
    Zは、-NR-(CH-NR-、-NR-(CH-NR-CO-、-NR-(CH-NR-CO-(CH-、または-NR-(CH-NR-CO-(CH-CO-であり、前記NR基は、PAB-COのCO基に連結され;
    Z’は、-NR-(CH-NR-または-NR-(CH-NR-CO-(CH-であり、前記NR基は、CO-Z’のCO基に連結され;
    およびRは独立に、Hまたは(C-C)アルキル基であり;
    cは、0または1であり;
    mは、1~15の整数であり;
    nは、1~6の整数であり;
    pは、1~6の整数であり;
    qは、0、1または2であり;
    rは、1~24の整数であり、;
    uは、1~6の整数であり;
    vは、1~6の整数であり;
    wは、0~5の整数であり;
    yは、0または1であり;
    zは、0または1であり;
    z’は、0または1であり;かつ
    は、y=z=1かつZが-NR-(CH-NR-である場合またはc=w=y=0、z’=1かつZ’が-NR-(CH-NR-である場合にHを表し、他の場合には、Xは、OH、NHまたは脱離基を表し、ここで、前記脱離基は、ハロゲン原子、式-OSO-RLGのスルホナート、N-スクシンイミジルオキシ、4-ニトロ-フェニルオキシ、ペンタフルオロフェノキシまたはN-ベンゾトリアゾロキシであり、RLGは、(C-C)アルキル、アリール、アリール-(C-C)アルキルまたは(C-C)アルキル-アリール基を表し、前記基は、1または複数のハロゲン原子で場合により置換されていてもよく、
    ただし、
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000003

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがClであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000004

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000005

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000006

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000007

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000008

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがBrである;
    がClであり、XがHであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000009

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがIである;
    がHであり、XがClであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000010

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がHであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000011

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がHであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000012

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがClであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000013

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがClであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000014

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがClであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000015

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000016

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000017

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;
    がClであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000018

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである;または
    がBrであり、XがBrであり、qが0であり、L
    Figure 2020065408000019

    であり、cが0であり、wが0であり、yが0であり、かつ、XがClである
    式(I)の化合物ではなく;
    ここで、破線は、L
    Figure 2020065408000020

    の窒素原子との結合点を示し、また、波線は、LとXとの結合点を示す]
    またはその塩。
  2. 下式(Ia):
    Figure 2020065408000021

    [式中、
    、X、X、L、W、Y、cおよびwは請求項1に定義される通りであり、かつ、
    wが0である場合、yは0であり、wが1~5の整数である場合、yは0または1である]
    を有する、請求項1に記載のリンカーまたはその塩。
  3. 少なくともXまたはXがハロゲン原子を表す、請求項2に記載のリンカー。
  4. 少なくともXまたはXがBrまたはClを表す、請求項3に記載のリンカー。
  5. およびXの一方がBrまたはClを表し、他方の基がH、ClまたはBrを表す、請求項4に記載のリンカー。
  6. ’が-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-、アリーレン、-シクロアルカンジイル-、-(CH-アリーレン-、-アリーレン-(CH-、-(CH-シクロアルカンジイル-、-シクロアルカンジイル-(CH-、
    Figure 2020065408000022

    を表す、請求項1に記載のリンカー。
  7. ’が-(CH-または-(CHCHO)-CH-CH -である、請求項6に記載のリンカー。
  8. 各Wがアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、プロリン、リシン、アセチルまたはホルミルで保護されたリシン、アルギニン、トシルまたはニトロ基で保護されたアルギニン、ヒスチジン、オルニチン、アセチルまたはホルミルで保護されたオルニチン、およびシトルリンから選択される、請求項1に記載のリンカー。
  9. w=0かつ(W)が結合であるか、または
    w=2かつ(W)がVal-CitまたはVal-Alaである、
    請求項1に記載のリンカー。
  10. およびXが同一であって、Cl、Br、(C-C)アルコキシ、ならびにアリールオキシ(ハロゲン、CN、NO、および1または複数のハロゲン原子で場合により置換されていてもよいアリールオキシから選択される1または複数の基で場合により置換されていてもよい)から選択されるか、あるいは
    およびXの一方がHであって、他方がCl、Br、(C-C)アルコキシ、ならびにアリールオキシ(ハロゲン、CN、NOおよび場合により1または複数のハロゲン原子で置換されていてもよいアリールオキシから選択される1または複数の基で場合により置換されていてもよい)から選択される、
    請求項1に記載のリンカー。
  11. y=z=1かつZが-NR-(CH-NR-である場合またはc=w=y=0、z’=1かつZ’が-NR-(CH-NR-である場合にXはHであり、他の場合には、XはOH、ClまたはN-スクシンイミジルオキシである、請求項1に記載のリンカー。
  12. 下式(II)のリンカー薬物複合体:
    Figure 2020065408000023

    [式中、
    およびXは、互いに独立に、H、ハロゲン原子、(C-C)アルコキシ、場合により置換されていてもよいアリールオキシ、または-O-(CHCHO)Hを表し、ただし、XおよびXは同時にHを表すことはなく;
    は、式L’-(CO-Z’)z’の基を表し、ここで、L’は、-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルカンジイル、-(CH-アリーレン-、-(CH-ヘテロアリーレン-、-(CH-シクロアルカンジイル-、-アリーレン-(CH-、-ヘテロアリーレン-(CH-、-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-(CH-、-(CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-アリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-CH-CH-(OCHCH-、-(CH-ヘテロアリーレン-CH-CH-(OCHCH-、または-(CH-シクロアルカンジイル-CH-CH-(OCHCH-であり;
    各Wは独立に、アミノ酸単位を表し;
    Yは、PAB-CO-(Z)-であり、ここで、PABは、
    Figure 2020065408000024

    であり、前記PAB単位の酸素は、CO-(Z)に連結され;
    Zは、-NR-(CH-NR-、-NR-(CH-NR-CO-、-NR-(CH-NR-CO-(CH-、または-NR-(CH-NR-CO-(CH-CO-であり、前記NR基は、PAB-COのCO基に連結され;
    Z’は、-NR-(CH-NR-または-NR-(CH-NR-CO-(CH-であり、前記NR基は、CO-Z’のCO基に連結され;
    およびRは独立に、Hまたは(C-C)アルキル基であり;
    Qは、薬物部分を表し;
    cは、0または1であり;
    mは、1~15の整数であり;
    nは、1~6の整数であり;
    pは、1~6の整数であり;
    qは、0、1または2であり;
    rは、1~24の整数であり;
    uは、1~6の整数であり;
    vは、1~6の整数であり;
    wは、0~5の整数であり;
    yは、0または1であり;
    zは、0または1であり;かつ
    z’は0または1である]
    またはその塩。
  13. 下式(IIa):
    Figure 2020065408000025

    [式中、
    、X、L、W、Y、Q、cおよびwは、請求項12に定義される通りであり、かつ
    wが0である場合、yは0であり、wが1~5の整数である場合、yは0または1である]
    を有する、請求項12に記載のリンカー薬物複合体、またはその塩。
  14. ’が-(CH -または-(CH CH O) -CH -CH -であり;
    w=0かつ(W) が結合であるか、または
    w=2かつ(W) がVal-CitまたはVal-Alaであり;および
    およびX が同一であって、Cl、Br、(C -C )アルコキシ、ならびにアリールオキシ(ハロゲン、CN、NO 、および1または複数のハロゲン原子で場合により置換されていてもよいアリールオキシから選択される1または複数の基で場合により置換されていてもよい)から選択されるか、あるいは
    およびX の一方がHであって、他方がCl、Br、(C -C )アルコキシ、ならびにアリールオキシ(ハロゲン、CN、NO および場合により1または複数のハロゲン原子で置換されていてもよいアリールオキシから選択される1または複数の基で場合により置換されていてもよい)から選択される、
    請求項12に記載のリンカー薬物複合体。
  15. Qがアウリスタチン、アントラサイクリン、カンプトテシン、SN-38、チューブリシン、カリケアマイシン、メイタンシノイド、デュオカルマイシン、アマニチン、ピロロベンゾジアゼピンの残基、または免疫チェックポイントの活性剤である、請求項12に記載のリンカー薬物複合体。
  16. 免疫チェックポイントの活性剤がインターフェロン遺伝子(STING)アゴニストの刺激剤の残基またはインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)阻害剤の残基である、請求項15に記載のリンカー薬物複合体。
  17. Qが、
    モノメチルアウリスタチンF(MMAF)、モノメチルアウリスタチンE(MMAE)もしくはモノメチルドラスタチン-10の残基、または下式(C):
    Figure 2020065408000026

    [式中、
    はHまたはOHであり、
    は、(C-C)アルキル、COOH、COO-((C-C)アルキル)またはチアゾリルであり、
    は、Hまたは(C-C)アルキルであり、
    は、OまたはNRであり、
    は、Hまたは(C-C)アルキルであり、かつ
    tは、1~8の数である]
    を有するその誘導体の残基、
    ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、2-ピロリノドキソルビシン、プロ-2-ピロリノドキソルビシンもしくはPNU-159682の残基、または下式(A)もしくは(B):
    Figure 2020065408000027

    の残基;
    カンプトテシンまたはSN-38の残基;
    チューブリシンA、チューブリシンB、チューブリシンCまたはチューブリシンDの残基;
    エスペラミシン、カリケアマイシンγ1、またはN-アセチルジメチルヒドラジドカリケアマイシンの残基;
    メイタンシン、DM1またはDM4の残基;
    デュオカルマイシンA、デュオカルマイシンB1、デュオカルマイシンB2、デュオカルマイシンC1、デュオカルマイシンC2、デュオカルマイシンD、デュオカルマイシンSA、またはCC-1065の残基;
    α-アマニチン、β-アマニチン、γ-アマニチンまたはε-アマニチンの残基;
    アントラマイシンまたはSGD-1882の残基;
    下式(D):
    Figure 2020065408000028

    [式中、
    11およびX21は独立に、OまたはSであり、
    12およびX22は独立に、OH、SH、OまたはSであり、
    11およびA21は独立に、式:
    Figure 2020065408000029

    の基であり、式中、
    ・Zは、OR11、NR1112、OまたはNR11であり、ここで、R11およびR12は独立に、H、R13またはCOR13であり、ここで、R13は、(C-C)アルキル、アリールまたはアリール(C-C)アルキルであり、
    ・Zは、H、NR2122またはNR21であり、ここで、R21およびR22は独立に、H、R23またはCOR23であり、ここで、R23は、(C-C)アルキル、アリールまたはアリール(C-C)アルキルであり、
    ・Zは、NまたはCR33であり、ここで、R33は、Hまたはハロゲン原子であり、かつ
    ・Zは、Hまたは(C-C)アルキルであり、
    12およびA22は独立に、H、OHまたはFであり、かつ
    はHであるか、またはAおよびA22は相互に連結され、ここで、AはCHであり、A22はOであり、
    ここで、
    ・X12がOまたはSである場合、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、X12によって分子の残りの部分に連結されており;
    ・X22がOまたはSである場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、X22によって分子の残りの部分に連結されており;
    ・ZがOまたはNR11である場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、Zによって分子の残りの部分に連結されており;
    ・ZがNR21である場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、STINGアゴニストの残基は、Zによって分子の残りの部分に連結されている]
    の残基である、
    請求項12に記載のリンカー薬物複合体。
  18. Qが
    下式(A):
    Figure 2020065408000030

    下式(B):
    Figure 2020065408000031

    下式(C):
    Figure 2020065408000032

    [式中、
    は、HまたはOHであり、
    は、(C-C)アルキル、COOH、COO-((C-C)アルキル)またはチアゾリルであり、
    は、Hまたは(C-C)アルキルであり、
    は、OまたはNRであり、
    は、Hまたは(C-C)アルキルであり、かつ
    tは、1~8の数である];または
    下式(D):
    Figure 2020065408000033

    [式中、
    11およびX21は独立に、OまたはSであり、
    12およびX22は独立に、OH、SH、OまたはSであり、
    11およびA21は独立に、式:
    Figure 2020065408000034

    の基であり、式中、
    ・Zは、OR11、NR1112、OまたはNR11であり、ここで、R11およびR12は独立に、H、R13またはCOR13であり、ここで、R13は、(C-C)アルキル、アリールまたはアリール(C-C)アルキルであり、
    ・Zは、H、NR2122またはNR21であり、ここで、R21およびR22は独立に、H、R23またはCOR23であり、ここで、R23は、(C-C)アルキル、アリールまたはアリール(C-C)アルキルであり、
    ・Zは、NまたはCR33であり、ここで、R33は、Hまたはハロゲン原子であり、かつ
    ・Zは、Hまたは(C-C)アルキルであり、
    12およびA22は独立に、H、OHまたはFであり、かつ
    はHであるか、またはAおよびA22は相互に連結され、ここで、AはCHであり、A22はOであり、
    ここで、
    ・X12がOまたはSである場合、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、X12によって分子の残りの部分に連結されており;
    ・X22がOまたはSである場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、X22によって分子の残りの部分に連結されており;
    ・ZがOまたはNR11である場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはNR21でなく、STINGアゴニストの残基は、Zによって分子の残りの部分に連結されており;
    ・ZがNR21である場合、X12はOでなく、かつ、Sでなく、X22はOでなく、かつ、Sでなく、ZはOでなく、かつ、NR11でなく、STINGアゴニストの残基は、Zによって分子の残りの部分に連結されている]
    を有する、請求項12に記載のリンカー薬物複合体。
  19. 薬物を、ペプチド、タンパク質、抗体およびその抗原結合フラグメントから選択される、特に、抗体およびその抗原結合フラグメントから選択される結合単位に共有結合的に連結するための、請求項1~11のいずれか一項に記載のリンカーまたは請求項12~18のいずれか一項に記載の薬物リンカー複合体の使用。
  20. qが2である、請求項19に記載の使用。
  21. 下式(III)または(IV):
    Figure 2020065408000035

    [式中、
    結合単位は、ペプチド、タンパク質、抗体、またはその抗原結合フラグメントであり;
    は、式L’-(CO-Z’)z’の基を表し、ここで、L’は、-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-、アリーレン、ヘテロアリーレン、シクロアルカンジイル、-(CH-アリーレン-、-(CH-ヘテロアリーレン-、-(CH-シクロアルカンジイル-、-アリーレン-(CH-、-ヘテロアリーレン-(CH-、-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-(CH-、-(CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-アリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-ヘテロアリーレン-(CH-、-(CHCHO)-CH-CH-シクロアルカンジイル-(CH-、-(CH-アリーレン-CH-CH-(CHCHO)-、-(CH-ヘテロアリーレン-CH-CH-(CHCHO)-、または-(CH-シクロアルカンジイル-CH-CH-(CHCHO)-であり;
    各Wは独立に、アミノ酸単位を表し;
    Yは、PAB-CO-(Z)-であり、ここで、PABは、
    Figure 2020065408000036

    (前記PAB単位の酸素は、CO-(Z)に連結されている)であり;
    Zは、-NR-(CH-NR-、-NR-(CH-NR-CO-、-NR-(CH-NR-CO-(CH-、または-NR-(CH-NR-CO-(CH-CO-であり、前記NR基は、PAB-COのCO基に連結され;
    Z’は、-NR-(CH-NR-または-NR-(CH-NR-CO-(CH-であり、前記NR基は、CO-Z’のCO基に連結され;
    およびRは独立に、Hまたは(C-C)アルキル基であり;
    Qは、薬物部分を表し;
    cは、0または1であり;
    mは、1~15の整数であり;
    nは、1~6の整数であり;
    pは、1~6の整数であり;
    sは、1~8の整数であり;
    uは、1~6の整数であり;
    vは、1~6の整数であり;
    wは、0~5の整数であり;
    yは、0または1であり;
    zは、0または1であり;かつ
    z’は、0または1である]
    の結合単位薬物複合体、またはその塩。
  22. ’が-(CH -または-(CH CH O) -CH -CH -であり;および
    w=0かつ(W) が結合であるか、または
    w=2かつ(W) がVal-CitまたはVal-Alaである、
    請求項21に記載の結合単位薬物複合体。
  23. Qがアウリスタチン、アントラサイクリン、カンプトテシン、SN-38、チューブリシン、カリケアマイシン、メイタンシノイド、デュオカルマイシン、アマニチン、ピロロベンゾジアゼピンの残基、または免疫チェックポイントの活性剤である、請求項21に記載の結合単位薬物複合体。
  24. 前記結合単位が抗体、またはその抗原結合フラグメントであり、かつ
    前記抗体がIGF-1R抗体またはHER2抗体である、請求項21に記載の結合単位薬物複合体。
  25. 請求項21~24のいずれか一項に記載の結合単位薬物複合体と少なくとも1種類の薬学上許容可能な賦形剤を含んでなる、医薬組成物。
  26. の治療において使用するための、請求項25に記載の医薬組成物。
  27. 前記癌が前立腺癌、骨肉腫、肺癌、乳癌、子宮内膜癌、膠芽腫、結腸癌、胃癌、腎臓癌、膵臓癌、または頭頸部癌である、請求項26に記載の医薬組成物。
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