JPWO2020045675A1 - 熱音響装置 - Google Patents

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Abstract

熱音響装置は、ループ状の導波管と、熱交換器と、熱伝導部材と、を備える。ループ状の導波管は、媒体が充填される。熱交換器は、導波管内に設けられ、温度勾配を生じる低温部および高温部を有する。熱伝導部材は、低温部および高温部の少なくとも一方の中央部の温度を変化させる。

Description

開示の実施形態は、熱音響装置に関する。
従来、熱と音波との間の相互作用である熱音響効果によって熱エネルギーを音響エネルギーに変換し、音響エネルギーを電気エネルギーのような他のエネルギーに変換する熱音響装置が知られている。
例えば、気体を充填したループ管に、放熱部と加熱部に挟まれた蓄熱部が配設され、蓄熱部内に生じた温度勾配によって気体に圧力振動を生じさせ、圧力振動によって生じた進行波に応動して発電を行う発電機がループ管に設けられた熱音響発電機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−324932号公報
実施形態の一態様に係る熱音響装置は、ループ状の導波管と、熱交換器と、熱伝導部材と、を備える。ループ状の導波管は、媒体が充填される。熱交換器は、導波管内に設けられ、温度勾配を生じる低温部および高温部を有する。熱伝導部材は、低温部および高温部の少なくとも一方の中央部の温度を変化させる。
図1は、実施形態に係る熱音響装置の一例を示す図である。 図2Aは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部および熱伝導部材の一例を示す図である。 図2Bは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱伝導部材の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱伝導部材の別の例を示す図である。 図4は、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の温度勾配保持部の一例を示す図である。 図5Aは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部および熱伝導部材の別の例を示す図である。 図5Bは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部および熱伝導部材の別の例を示す図である。 図5Cは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部を構成するフィンの厚さと熱伝導部材の厚さとの間の関係を示す図である。 図5Dは、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部を構成するフィンの幅と熱伝導部材の幅との間の関係を示す図である。 図6は、実施形態に係る熱音響装置に含まれる熱交換器の高温部および熱伝導部材のさらに別の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する熱音響装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る熱音響装置1の一例を示す図である。図1を含む複数の図において、紙面に対して直交する方向において手前側がZ軸方向の正方向であると共に熱音響装置1の長手方向および短手方向をそれぞれX軸方向およびY軸方向である三次元の直交座標系を示す。
実施形態に係る熱音響装置1は、熱音響効果によって、熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換し、音波の音響エネルギーを電気エネルギーのような他のエネルギーに変換する装置である。ここで、熱音響効果は、熱と音波との間の相互作用である。図1に示すように、実施形態に係る熱音響装置1は、導波管2と、熱交換器3と、励振器7と、変換器8とを備える。
導波管2には、気体Gが充填される。気体Gは、例えば、空気、窒素(N)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、水素(H)、または二酸化炭素(CO)などである。導波管2は、その内部に気体Gを密閉する。
導波管2に充填される気体Gの圧力は、例えば、1気圧(1013.25hPa)以上10気圧(10132.5hPa)未満である。導波管2に充填される気体Gの圧力を増加させることによって、熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換する効率を高めることができる。
導波管2は、反射壁の無いループ状の導波管である。導波管2は、例えば、図1に示すような単一のループの形状を有する。導波管2は、気体Gに生じる音波を共振させる。熱音響装置1においては、気体Gに生じる音波による気体Gの移動(移流)に対し、熱交換器3と気体Gとの間の熱伝導によって生じる気体Gの温度変化の位相は、媒体の昇温または降温速度に対応する分だけ遅延する。それに応じて、気体Gの音波の圧力変化の位相は、温度変化のない場合の気体Gの圧力変化の位相より0°〜90°遅延する。
よって、例えば、導波管2が反射壁を有する場合には、気体Gに生じる温度変化を介在した音波の共振が安定化されずに、気体Gに生じる音波の振幅を低減してしまう。実施形態に係る熱音響装置1においては、導波管2が反射壁の無いループの形状を有することによって、気体Gに生じる音波の共振を安定化することができる。それに応じて、実施形態に係る熱音響装置1は、音波の音響エネルギーの出力を高めることができる。
導波管2の長さは、気体Gに生じる音波の波長の整数倍である。導波管2の長さは、例えば、気体Gに生じる音波の共振周波数が1m以下であるように、設定される。導波管2は、例えば、円形または方形の断面を有する中空導波管である。
導波管2は、例えば、ステンレス鋼(SUS)のような金属または塩化ビニルのようなプラスチックで形成される。導波管2がプラスチックで形成される場合には、ループ状の導波管2を容易に製造することができるため、導波管2のコストを低減することができる。
熱交換器3は、導波管2に充填された気体Gに対して熱を移動させる。熱交換器3は、気体Gを音波の移流の位相に従って加熱/冷却する。導波管2が延びる方向(X軸方向)における熱交換器3の長さは、例えば、気体Gに生じる音波の波長の1/20程度、例えば、5cm程度である。熱交換器3は、導波管2内に設けられる。熱交換器3は、低温部4と、高温部5と、温度勾配保持部6とを有する。
低温部4は、熱交換器3に含まれる相対的に低い温度を保持する部材である。高温部5は、熱交換器3に含まれる相対的に高い温度を保持する部材である。ここで、相対的に低い温度および相対的に高い温度は、低温部4の温度および高温部5の温度の間の対比に基づいたものである。すなわち、高温部5の温度は、低温部4の温度よりも高い。熱交換器3において、低温部4と高温部5との間には温度勾配が生じる。低温部4および高温部5の構成については後述する。
低温部4および高温部5は、それぞれ、相対的に低い温度の熱源および相対的に高い温度の熱源に接続される。相対的に低い温度の熱源は、例えば、管に供給される水のような冷媒であってもよい。相対的に高い温度の熱源は、管に供給される熱湯のような加熱媒体であってもよい。相対的に低い温度の熱源および相対的に高い温度の熱源の一方は、例えば、室温における空気であってもよい。
温度勾配保持部6は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に生じた温度勾配を保持する部材である。温度勾配保持部6は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に設けられる。低温部4と温度勾配保持部6との間の間隔および温度勾配保持部6と高温部5との間の間隔は、例えば、0.3mm以下である。温度勾配保持部6は、低温部4と高温部5との間に生じた温度勾配によって気体Gに音波を生じ、増幅させる。温度勾配保持部6の構成については後述する。
励振器7は、所定の周波数で気体Gに音波を生じさせる。励振器7は、気体Gを密閉するように、導波管2に設けられる。励振器7は、共振音波の圧力振幅が大きい箇所に設けられる場合には、導波管2の音響インピーダンスを変化させないように設けたシリンダに挿入されたピストンが往復運動することによって気体Gの圧力を振動させる。
変換器8は、気体Gに生じた音波の音響エネルギーを所定のエネルギーに変換すると共に所定のエネルギーを取り出す。変換器8は、例えば、気体Gに生じた音波の音響エネルギーを電気エネルギーに変換することによって電気を発生させる発電機であってもよい。この場合には、熱音響装置1は、例えば、熱源から熱交換器3に供給される熱を用いて発電することができる。
あるいは、変換器8は、例えば、気体Gに生じた音波の音響エネルギーを冷却の熱エネルギーに変換することによって変換器8に接触する媒体の温度を下げる冷却器(冷却用の熱交換器)であってもよい。この場合には、熱音響装置1は、例えば、熱源から熱交換器3に供給される熱を用いて媒体を冷却することができる。
実施形態に係る熱音響装置1において、例えば、励振器7によって導波管2に充填された気体Gを所定の周波数で振動させる。例えば、気体Gが、熱交換器3において温度勾配保持部6の低温側から高温側へ移動する。ここで、気体Gは、温度勾配保持部6によって保持された温度勾配によって加熱されて膨張する。
次に、気体Gは、熱交換器3において温度勾配保持部6の高温側から低温側へ移動する。ここで、気体Gは、温度勾配保持部6によって保持された温度勾配によって冷却されて収縮する。このように、熱交換器3における気体Gの膨張および収縮の繰り返しによって導波管2に充填された気体Gの音波が増幅されて、熱エネルギーが気体Gの音波の音響エネルギーに変換される。
ここで、例えば、励振器7によって導波管2に充填された気体Gに生じる音波を所定の周波数で励振させることができる。気体Gに生じる音波は、導波管2内において共振することによって安定化される。気体Gに生じた音波が変換器8に到達すると、変換器8は、気体Gに生じた音波の音響エネルギーを所定のエネルギーに変換すると共にその所定のエネルギーを取り出すことができる。
図2Aは、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の高温部5および熱伝導部材11の一例を示す図である。図2Bは、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱伝導部材11の一例を示す図である。
図2Aに示すように、熱交換器3の高温部5は、例えば、略円筒の形状を有する。熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)における厚さは、例えば、1cm以上2cm以下である。熱交換器3の高温部5は、例えば、中心軸の方向(X軸方向)に対して直交すると共に互いに直交する複数のフィン5a,5bを有する。すなわち、熱交換器3の高温部5は、格子状のフィン5a,5bを有する。
複数のフィン5a,5bは、例えば、金属で形成される。この場合には、複数のフィン5a,5bの熱伝導率を大きくすることができる。複数のフィン5a,5bを形成する金属は、例えば、銅である。この場合には、複数のフィン5a,5bのコストを低減することができる。複数のフィン5a,5bの厚さは、例えば、100μm以下である。複数のフィン5a,5bの間の間隔は、例えば、0.4mm以上1.5mm以下である。
熱交換器3の低温部4は、熱交換器3の高温部5の構造と同一または類似の構造を有する。
図2Aおよび図2Bに示すように、実施形態に係る熱音響装置1は、熱伝導部材11を備える。熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5の中央部の温度を変化させる。熱伝導部材11は、例えば、上述したような相対的に高い温度の熱源に接続される。熱伝導部材11は、例えば、相対的に高い温度の熱源から供給される熱を熱交換器3の高温部5の中央部に供給することによって、熱交換器3の高温部5の温度を上昇させることができる。
従来の技術においては、熱交換器の高温部の外周から熱を供給する。よって、例えば、音波の音響エネルギーの出力を増加させるために導波管の径を増加させる場合には、熱交換器の高温部の中央部にまで熱を伝達することが困難であることがあった。それに応じて、熱交換器の低温部と高温部との間に所望の温度勾配を生じさせることが困難であることがあった。
よって、従来の技術においては、熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換する効率が低いことがあった。例えば、100℃以下の熱源の温度と室温との温度勾配によって熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換する効率が低いことがあった。
実施形態に係る熱音響装置1は、熱交換器3の高温部5の中央部の温度を変化させる熱伝導部材11を備えるため、熱交換器3の高温部5の外周から熱を供給するのではなく熱交換器3の高温部5の中央部から熱を供給する。
例えば、音波の音響エネルギーの出力を増加させるために導波管2の径を増加させる場合であっても、実施形態に係る熱音響装置1は、熱伝導部材11を介して、熱交換器3の高温部5の中央部から外周まで熱を供給することができる。
よって、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に所望の温度勾配を生じさせることができる。それに応じて、実施形態に係る熱音響装置1は、熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換する効率を高めることができる。
例えば、実施形態に係る熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4および高温部5にそれぞれ室温の熱源および100℃以下の温度の熱源を接続する場合にも、低温部4と高温部5との間に温度勾配を適切に生じさせることができる。よって、熱音響装置1は、100℃以下の温度の熱源からの熱、例えば、廃熱を、例えば、発電または冷却に、効率良く利用することができる。
実施形態に係る熱音響装置1においては、熱伝導部材11は、例えば、金属で形成される。この場合には、熱伝導部材11の熱伝導率を大きくすることができる。熱伝導部材11を形成する金属は、例えば、銅である。この場合には、熱伝導部材11のコストを低減することができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、実施形態に係る熱音響装置1においては、熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5の中心軸に対して回転対称に設けられる。この場合には、熱音響装置1は、熱交換器3の高温部5において、より均一に熱を供給することができる。よって、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間により均一な温度勾配を生じさせることができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、実施形態に係る熱音響装置1においては、熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交すると共に互いに直交する二つの方向(例えば、Y軸方向およびZ軸方向)に延びる部材である。すなわち、熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)から見たとき実質的に十字の形状を有する。
この場合には、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交すると共に互いに直交する二つの方向(例えば、Y軸方向およびZ軸方向)に均一に熱を供給することができる。よって、熱音響装置1は、熱伝導部材11の形状を単純化すると共に熱交換器3の低温部4と高温部5との間に所望の温度勾配を生じさせることができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、実施形態に係る熱音響装置1においては、熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5の中心まで延びる部材である。この場合には、熱交換器3の高温部5の中央部から外周まで熱をより確実に供給することができる。よって、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に所望の温度勾配をより確実に生じさせることができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、熱伝導部材11は、熱交換器3の温度勾配保持部6の反対側における熱交換器3の高温部5の表面に部分的に接触するように設けられる。この場合には、熱交換器3の高温部5の表面において熱伝導部材11が熱交換器3の高温部5を通じた気体Gの移動を妨げ難くすることができる。
よって、熱音響装置1は、導波管2における音波の共振をより安定化させることができる。それに応じて、熱音響装置1は、熱エネルギーを音波の音響エネルギーに変換する効率を高めることができる。
図2Bに示すように、実施形態に係る熱音響装置1は、熱伝導部材11が導波管2と接触する位置に熱伝導部材11と導波管2との間における熱伝導を低くする断熱部材12を備える。
断熱部材12は、熱伝導部材11と導波管2との間における熱伝導を低くすることによって、熱伝導部材11と熱交換器3の高温部5との間における熱伝導率を大きくすることができる。よって、熱伝導部材11は、熱交換器3の高温部5により効率的に熱を供給することができる。それに応じて、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に温度勾配をより効率的に生じさせることができる。
図3は、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱伝導部材11a,11b,11c,11dの別の例を示す図である。図3に示すように、熱伝導部材11aおよび11bは、
熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交する第1の方向(例えば、Y軸方向)に延びる部材である。熱伝導部材11cおよび11dは、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)および第1の方向(例えば、Y軸方向)に直交する第2の方向(例えば、Z軸方向)に延びる部材である。
図3に示すように、熱伝導部材11a,11b,11c,11dは、熱交換器3の高温部5の中心を囲むように配置される。図2Aおよび図2Bに示す熱伝導部材11と同様にして、熱伝導部材11a,11b,11c,11dもまた熱交換器3の高温部5の中央部の温度を変化させることができる。以下、熱伝導部材11a,11b,11c,11dをまとめて熱伝導部材11と記載することにする。
実施形態に係る熱音響装置1は、熱交換器3の高温部5の中央部の温度を変化させる熱伝導部材11を備えるとしたが、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4の中央部の温度を変化させる熱伝導部材を備えるとしてもよい。熱伝導部材は、例えば、上述したような相対的に低い温度の熱源に接続される。熱伝導部材は、例えば、熱交換器3の低温部4の中央部から相対的に低い温度の熱源に熱を移動させることによって、熱交換器3の低温部4の温度を下降させることができる。
あるいは、熱音響装置1は、熱交換器3の低温部4の中央部の温度を変化させる熱伝導部材および高温部5の中央部の温度を変化させる熱伝導部材を備えるとしてもよい。
図4は、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の温度勾配保持部6の一例を示す図である。図4に示すように、熱交換器3の温度勾配保持部6は、例えば、略円筒の形状を有する。
熱交換器3の温度勾配保持部6の中心軸の方向(X軸方向)における長さは、例えば、1cm以上2cm以下である。この場合には、音波の有効な大きさの振幅を得ることによって、温度勾配保持部6の熱エネルギーから変換された、音波の音響エネルギーの有効な出力を得ることができる。
熱交換器3の温度勾配保持部6は、例えば、中心軸の方向(X軸方向)に対して直交すると共に互いに平行である複数のフィン6aを有する。熱交換器3の温度勾配保持部6は、例えば、複数のフィン6aの間に設けられた複数の仕切り6bを有する。
複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bは、例えば、熱伝導率の低いセラミックやガラスで形成される。この場合には、複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bの熱伝導率を小さくすることができる。よって、熱交換器3の温度勾配保持部6における温度勾配の低減を小さくすることができる。それに応じて、温度勾配保持部6は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に生じた温度勾配を良好に保持することができる。
複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bを形成するセラミックは、例えば、ジルコニア、チタニア、またはステアタイトである。この場合には、複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bから気体Gへの熱伝導率に対して複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bにおける熱伝導率を良好に小さくすることができる。よって、温度勾配保持部6は、複数のフィン6aおよび複数の仕切り6bから気体Gへの熱伝導を高めることができる。それに応じて、温度勾配保持部6は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に所望の温度勾配を容易に保持することができる。
複数のフィン6aの厚さは、例えば、100μm以下である。複数のフィン6a間の間隔は、例えば、0.4mm以上1.5mm以下である。複数の仕切り6bの厚さ、および仕切り6bの間隔は、適宜決定される。複数の仕切り6bの素材が複数のフィン6aと同じ場合には一体で整形、作製されていても良い。
実施形態に係る熱音響装置1においては、導波管2は気体Gが充填されるとしたが、導波管2は、気体G以外の媒体が充填されるとしてもよい。例えば、導波管2は、音波が有効に生成、増幅される範囲において液体が充填されるとしてもよい。
実施形態に係る熱音響装置1においては、導波管2が単一のループの形状を有するとしたが、導波管2は、例えば、少なくとも一つの管で連結された複数のループの形状を有するとしてもよい。この場合には、熱音響装置1は、導波管2の同一のループまたは異なるループに複数の変換器8を有するものであってもよい。
実施形態に係る熱音響装置1においては、励振器7によって導波管2に充填された気体Gを振動または励振させるようにしたが、熱音響装置1は、励振器7を含まないものであってもよい。
この場合には、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に温度勾配が生じる際に、導波管2に存在する1/fノイズを音源として気体Gに音波が生じる。気体Gに生じる音波は、熱交換器3の低温部4と高温部5との間に生じる温度勾配によって増幅されると共に導波管2内において安定して共振する。
このように、熱音響装置1が励振器7を含まない場合であっても、熱音響装置1は、例えば、熱交換器3に供給される熱エネルギーを気体Gに生じる音波の音響エネルギーに変換することができる。
図5Aおよび図5Bは、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の高温部5および熱伝導部材11の別の例(熱伝導部材11A)を示す図である。図5Aおよび図5Bに示すような熱交換器3の高温部5は、図2Aおよび図2Bに示すような熱交換器3の高温部5の構成と同様の構成を有する。図5Aおよび図5Bに示すような熱伝導部材11Aは、図2Aおよび図2Bに示すような熱伝導部材11の構成と同様の構成を有する。
しかしながら、図5Aおよび図5Bに示すような熱交換器3の高温部5は、中空管13内に挿入される。図5Aおよび図5Bに示すような熱伝導部材11Aは、中空管13に設けられた穴を通じて延びる部材である。
中空管13は、少なくとも熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5の外周を覆う。すなわち、少なくとも熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5が中空管13内に挿入される。
中空管13は、熱交換器3において移動する気体Gが熱交換器3から漏れ難くするために、少なくとも熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5を封止する。中空管13は、少なくとも複数のフィン5a,5bを有する高温部5および低温部4が周囲の空気によって酸化され難くする。
中空管13の材料は、熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5の各々の温度における変化を小さくするために、好ましくは、低い熱伝導率の材料である。中空管13の材料は、例えば、塩化ビニルのようなプラスチック材料である。
図5Aおよび図5Bに示すように、熱交換器3の低温部4(図1参照)、温度勾配保持部6、および高温部5と中空管13との間に断熱部材12Aが設けられる。すなわち、断熱部材12Aは、熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5の外周を覆うと共に中空管13の内周を覆うように、設けられる。
断熱部材12Aは、熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5の各々の温度における変化を小さくするために、熱交換器3の低温部4、温度勾配保持部6、および高温部5と中空管13との間における熱伝導を低くする。
断熱部材12Aは、好ましくは、約300℃の高温に対する耐久性を有する材料である。断熱部材12Aの材料は、例えば、セラミックファイバーまたはロックウール繊維などである。
図5Aおよび図5Bに示すように、中空管13に設けられた穴を通じて延びる熱伝導部材11Aは、断熱部材12Bによって中空管13に固定される。断熱部材12Bは、熱伝導部材11Aが中空管13に設けられた穴に挿入される位置の付近における中空管13の表面(例えば、外面および内面)に設けられる。
断熱部材12Bは、熱伝導部材11Aの温度における変化を小さくするために、熱伝導部材11Aと中空管13との間における熱伝導を低くする。断熱部材12Bは、熱伝導部材11Aを挿入するために設けられた中空管13の穴から熱交換器3において移動する気体Gが漏れ難くするために、中空管13に設けられた穴を封止する。
断熱部材12Bは、好ましくは、約300℃の高温に対する耐久性を有する材料である。断熱部材12Bの材料は、例えば、セラミック接着剤などである。
図5Aおよび図5Bに示すように、熱伝導部材11Aの少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5を構成する一つのフィン5aおよび一つのフィン5aに直交する一つのフィン5bに接続する。熱伝導部材11Aの少なくとも一部は、一つのフィン5aおよび一つのフィン5bと整列する。
図5Aに示すように、熱交換器3の高温部5は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交する一つの方向(例えば、Y軸方向)において奇数個の(例えば、5個の)フィン5aを有する。熱交換器3の高温部5は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)およびそれに対して直交する一つの方向(例えば、Y軸方向)の両方に直交する方向(例えば、Z軸方向)において奇数個の(例えば、5個の)フィン5bを有する。この場合には、図5Aおよび図5Bに示すように、熱伝導部材11Aの少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5の中心軸の付近に位置する中央のフィン5a,5bと整列するように、中央のフィン5a,5bに接続される。
熱交換器3の高温部5を構成する一つのフィン5a,5bに熱伝導部材11Aを接続する方法については、例えば、半田等を使用することで一つのフィン5a,5bに熱伝導部材11Aを接続する方法、一つのフィン5a,5bに熱伝導部材11Aをレーザー接合する方法などが挙げられる。
図5Cは、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の高温部5を構成するフィン5aの厚さと熱伝導部材11Aの厚さとの間の関係を示す図である。図5Dは、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の高温部5を構成するフィン5bの幅と熱伝導部材11Aの幅との間の関係を示す図である。
図5Cに示すように、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交する方向(例えば、Y軸方向)において、熱伝導部材11Aの厚さT11Aは、中央のフィン5aの厚さT5Aの約2倍から3倍である。例えば、中央のフィン5aの厚さT5Aが約2mmであるとすれば、熱伝導部材11Aの厚さT11Aは、約4mmから6mmまでである。
図5Dに示すように、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)において、熱伝導部材11Aの幅W11Aは、中央のフィン5bの幅W5Bと略同一である。例えば、中央のフィン5bの幅W5Bが約5mmであるとすれば、熱伝導部材11Aの幅W11Aもまた約5mmである。
図6は、実施形態に係る熱音響装置1に含まれる熱交換器3の高温部5および熱伝導部材11のさらに別の例(熱伝導部材11B1、11B2、11B3、11B4)を示す図である。図6に示すような熱交換器3の高温部5は、図5Aに示すような熱交換器3の高温部5の構成と同様の構成を有する。
しかしながら、図6に示すような熱交換器3の高温部5に含まれるフィンの数は、図5Aに示すような熱交換器3の高温部5に含まれるフィンの数と異なる。図6に示すような熱伝導部材11B1、11B2、11B3、11B4の構成は、図5Aに示すような熱伝導部材11Aの構成と異なる。
図6に示すように、熱伝導部材11B1、11B2の各々の少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5を構成する一つのフィン5aに接続する。熱伝導部材11B1、11B2の各々の少なくとも一部は、一つのフィン5aと整列する。熱伝導部材11B3、11B4の各々の少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5を構成する一つのフィン5aに直交する一つのフィン5bに接続する。熱伝導部材11B3、11B4の各々の少なくとも一部は、一つのフィン5bと整列する。
図6に示すように、熱交換器3の高温部5は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)に対して直交する一つの方向(例えば、Y軸方向)において偶数個の(例えば、4個の)フィン5aを有する。熱交換器3の高温部5は、熱交換器3の高温部5の中心軸の方向(X軸方向)およびそれに対して直交する一つの方向(例えば、Y軸方向)の両方に直交する方向(例えば、Z軸方向)において偶数個の(例えば、4個の)フィン5bを有する。この場合には、図5Aおよび図5Bに示すように、熱伝導部材11Aの少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5の中心軸の付近に位置する中央のフィン5a,5bと整列するように、中央のフィン5a,5bに接続される。
この場合には、図6に示すように、熱伝導部材11B1、11B2の各々の少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5の中心軸の最も近くに位置する中央付近のフィン5aの一部と整列するように、中央付近のフィン5aの一部に接続される。熱伝導部材11B3、11B4の各々の少なくとも一部は、熱交換器3の高温部5の中心軸の最も近くに位置する中央付近のフィン5bの一部と整列するように、中央付近のフィン5bの一部に接続される。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 熱音響装置
2 導波管
3 熱交換器
4 低温部
5 高温部
5a,5b フィン
6 温度勾配保持部
6a フィン
6b 仕切り
7 励振器
8 変換器
11,11a,11b,11c,11d,11A,11B1,11B2,11B3,11B4 熱伝導部材
12,12A,12B 断熱部材
13 中空管
G 気体

Claims (7)

  1. 媒体が充填されるループ状の導波管と、
    前記導波管内に設けられ、温度勾配を生じる低温部および高温部を有する熱交換器と、
    前記低温部および前記高温部の少なくとも一方の中央部の温度を変化させる熱伝導部材と、
    を備える、熱音響装置。
  2. 前記熱伝導部材は、前記低温部および前記高温部の少なくとも一方の中心軸に対して回転対称に設けられる、
    請求項1に記載の熱音響装置。
  3. 前記熱伝導部材は、前記低温部および前記高温部の少なくとも一方の中心軸の方向に対して直交すると共に互いに直交する二つの方向に延びる部材である、
    請求項2に記載の熱音響装置。
  4. 前記熱伝導部材は、前記低温部および前記高温部の少なくとも一方の少なくとも中心まで延びる部材である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の熱音響装置。
  5. 前記熱伝導部材が前記導波管と接触する位置に前記熱伝導部材と前記導波管との間における熱伝導を低減する断熱部材
    をさらに備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の熱音響装置。
  6. 前記熱交換器は、前記低温部と前記高温部との間に設けられ、前記温度勾配を保持する温度勾配保持部をさらに有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の熱音響装置。
  7. 前記熱伝導部材は、前記低温部および前記高温部の少なくとも一方を構成する少なくとも一つのフィンと整列するように、前記少なくとも一つのフィンに接続される部材である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の熱音響装置。
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