JPWO2020008581A1 - 集電舟及びそれを備えるパンタグラフ - Google Patents

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Abstract

車両の車幅方向をy軸方向、車高方向をz軸方向として、架線に摺接する上面21を有して集電するすり板2と、z軸方向上方に開放されたy軸方向全長に亘る中空部、及びy軸方向の一端部と他端部とに位置するすり板支持部32を有する舟体3と、舟体のすり板支持部の中空部に収納され、すり板をその上面が舟体のz軸方向上端から突出するようにz軸方向上方に付勢する弾性部材4と、舟体の中空部からy軸方向の一方と他方との夫々に突出し、且つz軸方向下方に折曲するホーン5とを備え、すり板の上面が、上に凸となる形状を有し、且つ少なくともその頂部は曲面21aから構成され、パンタグラフのz軸方向上端部に設けられる、y軸方向に長手の集電舟1において、すり板支持部を除く舟体の底面3aが、すり板支持部の底面32aよりもz軸方向上方にオフセットしている。

Description

本発明は、鉄道等の車両の車幅方向をy軸方向、車高方向をz軸方向として、パンタグラフのz軸方向上端部に設けられる、y軸方向に長手の集電舟及びそれを備えるパンタグラフに関する。
従来、この種の集電舟として、架線に摺接する上面を有して集電するすり板と、z軸方向上方に開放されたy軸方向全長に亘る中空部、及びy軸方向の一端部と他端部とに位置するすり板支持部を有する舟体と、舟体のすり板支持部の中空部に収納され、すり板をその上面が舟体のz軸方向上端から突出するようにz軸方向上方に付勢する弾性部材と、舟体の中空部からy軸方向の一方と他方との夫々に突出し、且つz軸方向下方に折曲するホーンとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1に記載の集電舟では、すり板の上面において渡線等を除く架線に摺接する部分がほぼ平面状に構成されている。ここで、パンタグラフに関する工業規格は、必ずしも国際的に統一されたものが採用されている訳ではなく、国によっては工業規格が異なっている場合もある。例えば、車両走行中に架線とすり板の上面との摺動が途切れたり、また、トンネル内部を走行する際に集電舟がトンネル内壁と接触したりする等の問題があって、特許文献1に記載の集電舟を採用することができない国が実在する。例えば、ヨーロッパの国々の多くは、上記の如くの問題を解消するために、すり板の上面が、上に凸となる形状を有し、且つ少なくともその頂部は曲面から構成されるようにした集電舟を採用している。
しかしながら、そのような集電舟では、すり板の上面が上に凸となっているが故に、集電舟のz軸方向の厚さが特許文献1に記載の集電舟よりも厚くなっており、従って、重量が重く、また、車両走行中の空気抵抗が比較的大きいという別の問題がある。
特開2017−169411号公報
本発明は、以上の点に鑑み、すり板の上面を上に凸となる形状とし、且つ少なくとも頂部を曲面から構成されるようにした集電舟の軽量化及び車両走行中の空気抵抗の低減を図った集電舟及びこの集電舟を備えるパンタグラフを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、車両の車幅方向をy軸方向、車高方向をz軸方向として、パンタグラフのz軸方向上端部に設けられる、y軸方向に長手の集電舟であって、架線に摺接する上面を有して集電するすり板と、z軸方向上方に開放されたy軸方向全長に亘る中空部、及びy軸方向の一端部と他端部とに位置するすり板支持部を有する舟体と、舟体のすり板支持部の中空部に収納され、すり板をその上面が舟体のz軸方向上端から突出するようにz軸方向上方に付勢する弾性部材と、舟体の中空部からy軸方向の一方と他方との夫々に突出し、且つz軸方向下方に折曲するホーンとを備え、すり板の上面が、上に凸となる形状を有し、且つ少なくともその頂部は曲面から構成されるものにおいて、すり板支持部を除く舟体の底面が、すり板支持部の底面よりもz軸方向上方にオフセットしていることを特徴としている。
本発明によれば、舟体のすり板支持部を除く部分のz軸方向の厚さがすり板支持部よりも薄くなる。このため、集電舟の重量は従来のものよりも軽く、また、車両走行中の空気抵抗が低減される。
また、本発明において、車両の車長方向をx軸方向として、舟体において、x軸方向一方に位置する第1側面部がz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜し、且つx軸方向他方に位置する第2側面部がz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜すると共に、z軸方向上端部に位置する上面部のx軸方向一方の第1端縁部がz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜し、且つ当該上面部のx軸方向他方の第2端縁部がz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜していることが望ましい。これによれば、上記の如く傾斜する第1側面部、第2側面部、第1端縁部及び第2端縁部により、車両走行中の集電舟の揚力が増大して架線とすり板の上面との摺動がより確実になる。
本発明の一実施形態である集電舟をその近傍に位置する舟支え及び上枠の一部と共に示した斜視図。 図1に示した集電舟の分解斜視図。 図1に示した集電舟のA−A断面図。
図1及び図2を参照して、本実施形態の集電舟1は、車両の車長方向をx軸方向、車幅方向をy軸方向、車高方向をz軸方向として、y軸方向に長手のものであり、パンタグラフのz軸方向上端部に設けられる。図1及び図2では図示を省略しているが、パンタグラフは、従来同様に、車両の屋根上に固定される台枠と、この台枠に対してz軸方向に昇降自在に設けられる、上枠F1及び下枠から構成される枠組と、上枠F1のx軸方向一方の頂部に設けられる舟支えSと、舟支えSのz軸方向上端部に設けられる集電舟1とを備える。このパンタグラフは、上枠F1と舟支えSとの連結部をカバーCにより囲繞し、車両走行時の空力騒音の低減を図ったものである。なお、図1に示したパンタグラフは所謂シングルアーム形と呼ばれるものであるが、集電舟1は、所謂菱形や下枠交差形のパンタグラフにも適用可能である。
集電舟1は、すり板2と、舟体3と、弾性部材4と、ホーン5とを備えている。すり板2は、図示省略した架線に摺接する上面21を有して集電する。上面21は、上に凸となる形状を有し、且つ少なくともその頂部は曲面21aから構成されている。曲面21aの曲率は、例えば、工業規格EN50367を満たすR10000等とすることができる。舟体3は、z軸方向上方に開放されたy軸方向全長に亘る中空部31と、y軸方向の一端部と他端部とに位置するすり板支持部32とを有している。弾性部材4は、舟体3のすり板支持部32の中空部31に収納され、すり板2を上面21が舟体3のz軸方向上端から突出するようにz軸方向上方に付勢する。弾性部材4にはコイルばね等が例示される。ホーン5は、舟体3の中空部31からy軸方向一方と他方との夫々に突出し、且つz軸方向下方に折曲する。そして、集電舟1では、すり板支持部32を除く舟体3の底面3aが、すり板支持部32の底面32aよりもz軸方向上方にオフセットしている。
具体的には、すり板2は、上面21を有するすり板本体22と、すり板本体22が固定されるキャリア23とを備えている。すり板本体22は、カーボン等の導電性を有する材料から一体成形され、z軸方向下方の底面は平面から構成されている。また、上面21において、曲面21aを挟んでy軸方向一方の部分は、曲面21aからy軸方向一方端へ向けてなだらかにz軸方向下方に傾斜する平面21bであり、y軸方向他方の部分も同様であり、曲面21aからy軸方向他方端へ向けてなだらかにz軸方向下方に傾斜する平面21bである。キャリア23は、中空部材であり、z軸方向の上下両面は平面から構成され、キャリア23の上面上にすり板本体22が安定に載置される。また、キャリア23のx軸方向一方及び他方の上端には、一対の爪23aが立設されている。キャリア23において、x軸方向一方の上端に位置する爪23aは、z軸方向上方に向けてx軸方向他方に傾斜し、x軸方向他方の上端に位置する爪23aは、z軸方向上方に向けてx軸方向一方に傾斜している。これら一対の爪23aによりすり板本体22がx軸方向一方及び他方の側面において係止され、すり板本体22がキャリア23に固定される。さらに、キャリア23の下面には、y軸方向の一方端部と他方端部との夫々に、y軸方向に並置された2本のスタッド6がz軸方向下方に垂設されている。スタッド6の下端部外周面部にはねじ溝が刻設されている。上記の如くのキャリア23は、例えば、アルミニウム等の軽量金属から一体成形可能である。
また、すり板2には、y軸方向一方端ではy軸方向一方に突出し、y軸方向他方端ではy軸方向他方に突出する一対の補助ホーン24が設けられている。補助ホーン24は、z軸方向下方に向けてy軸方向に傾斜する二股の補助ホーン本体24aと、補助ホーン24の突出方向と反対方向に延設されたジョイント24bとを備えている。ジョイント24bの上面は平面から構成され、補助ホーン本体24aに近い側に、z軸方向上下に貫通し、並置された2つの第1挿入穴24bが設けられている。第1挿入穴24bの各1つは、キャリア23のスタッド6の各1本と対置可能とされている。また、ジョイント24bには、補助ホーン本体24aから遠くに位置する第1挿入穴24bに隣接して、第1挿入穴24bよりも開口面積が大きい第2挿入穴24bが設けられている。第2挿入穴24bもジョイント24bをz軸方向上下に貫通する第2挿入穴24bが設けられたジョイント24bのx軸方向一方及び他方の側面部には、第2挿入穴24bと連通する第1ピン孔24bが設けられている。さらに、ジョイント24bでは、第2挿入穴24bに隣接し、補助ホーン本体24aよりも遠い部分の下面が他の部分の下面よりもz軸方向上方にオフセットしている。このようにオフセットした下面に突起状の第1弾性部材ガイド24bがz軸方向下方に突設されている。このような補助ホーン24は、キャリア23のスタッド6の各1本をこれに対置する第1挿入穴24bの各1つにz軸方向上方より挿入し、ジョイント24bの上面にキャリア23の下面を重合させて載置し、z軸方向下方から第1挿入穴24bの内部にナット7を挿入してスタッド6の下端部にねじ込むことによって、すり板2と連結できる。
舟体3のすり板支持部32の内底部には、補助ホーン24の第2挿入穴24bと対置可能な部位に、ブッシュ8がz軸方向上方に向けて植設されている。また、補助ホーン24の第1弾性部材ガイド24bと対置可能な部位に突起状の第2弾性部材ガイド32bがz軸方向上方に突設されている。さらに、舟体3のy軸方向一方端部に位置するすり板支持部32には、ブッシュ8よりもy軸方向一方端寄りの部位に、底面32aをz軸方向上下に貫通する2つの第3挿入穴32cが設けられている。第3挿入穴32cはy軸方向に所定間隔を存して並置されている。
ホーン5は弓形に折曲する形状を有し、z軸方向下方に折曲する部分には、x軸方向に貫通する複数の貫通穴5aが所定の間隔を存して設けられている。貫通穴5aは、車両走行中に空気が流入及び流出して集電舟1の車両進行方向後方にカルマン渦が発生するのを抑制し、空力騒音の低減に寄与する。ホーン5のy軸方向に平行な基部5bには、第3挿入穴32cに対置可能な中実部位に、z軸方向上方に向かう非貫通のボルト孔が形成されている。このようなホーン5は、そのボルト孔と第3挿入穴32cとを対置させて基部5bをすり板支持部32aの内底面上に載置し、ボルト9をz軸方向下方から第3挿入穴32cに挿入し、上記ボルト孔にねじ込むことによって舟体3と連結できる。
そして、集電舟1は、すり板2に補助ホーン24が連結され、且つホーン5が舟体3に連結された状態においてすり板2を舟体3に組み付けることによって形成される。すり板2と舟体3との組付けに弾性部材4が用いられると共に、ロッド組10及びピン11が用いられる。ロッド組10は、z軸方向に長手で、z軸方向下端部の外周部にねじ溝が刻設されたロッド本体10aと、ロッド本体10aのz軸方向上端に位置し、補助ホーン24の第2挿入穴24bにおけるx軸方向の幅以内に収まる大きさを有する頂部10bとを備え、頂部10bにはx軸方向に貫通する第2ピン孔10cが設けられている。すり板2と舟体3とを組付ける際には、弾性部材4のz軸方向下端部を第2弾性部材ガイド8に外嵌し、ロッド組10の頂部10aを第2挿入穴24bの内部に第2ピン孔10cと第1ピン孔24bとが連通するように配置する。次いで、ピン11をx軸方向他方から第1ピン孔24b、第2ピン孔10c、第1ピン孔24bの順に挿入してすり板2にロッド組10を取り付け、ロッド本体10aをすり板2のz軸方向下方に突出させる。この後、補助ホーン24のジョイント24b及びすり板2のキャリア23をz軸方向上方から舟体3の中空部31に挿入する。この時、弾性部材4の上端部が第1弾性ガイド24bに外嵌し、弾性部材4はすり板支持部32の中空部31に収納され、且つロッド本体10aの下端部がブッシュ8の内部に挿入される。この状態において、キャップナット12をz軸方向下方からロッド本体10aにねじ込む。キャップナット12をねじ込むにつれて弾性部材4がジョイント24bとすり板支持部32との間で圧縮され、弾性部材4はすり板2をz軸方向上方に付勢する。こうして、すり板2は、z軸方向上方に付勢されて舟体3の中空部31に収納されると共に、上面21が舟体3のz軸方向上端から突出し、すり板支持部32に支持される。このときのすり板2のすり板支持部32による支持状態は、舟体3の中空部31でz軸方向上下に移動可能であるが、x軸方向及びy軸方向への移動はキャップナット12により制止され、すり板2が舟体3から脱落することはない。また、すり板2のz軸方向上下の移動はキャップナット12のねじ込み具合により制限される。なお、すり板2と舟体3が組付けられた時、各ホーン5は、それに対応する位置の各補助ホーン本体24aの二股に分かれた一方部分24aと他方部分24aとの間にz軸方向下方に介在する。
上記の如くの集電舟1では、すり板支持部32を除く舟体3の底面3aが、すり板支持部32の底面32aよりもz軸方向上方にオフセットしているので、舟体3のすり板支持部32を除く部分のz軸方向の厚さがすり板支持部32よりも薄くなる。このため、集電舟1の重量は従来のものよりも軽く、また、車両走行中の空気抵抗が低減される。
次に、図3も参照して、集電舟1では、さらに、舟体3において、x軸方向一方に位置する第1側面部33がz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜し、且つx軸方向他方に位置する第2側面部34がz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜している。また、z軸方向上端部に位置する上面部35のx軸方向一方の第1端縁部35aがz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜し、且つ上面部35のx軸方向他方の第2端縁部35bがz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜している。上記の如く傾斜する第1側面部33、第2側面部34、第1端縁部35a及び第2端縁部35bにより、車両走行中、x軸方向一方又は他方に向かう空気の流れをz軸方向上方と下方とに分離でき、舟体3のすり板支持部32の厚さがすり板支持部32以外の部分よりも厚くなっても、すり板支持部32に直接当たる空気の流れを抑制できる。このため、集電舟1の揚力が増大して架線とすり板2の上面21との摺動がより確実になる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。上記実施形態では、すり板2に補助ホーン24が突設されているが、補助ホーン24はすり板2の上面21を構成する一部として設けることもでき、また、その形状も二股に分かれたものではなく、ホーン5による渡線から次の架線への誘導をスムーズに行うことができる限り特に限定的ではない。さらに、弾性部材4を用いたすり板2のz軸方向上方への付勢を実現する構造も特に限定的ではない。弾性部材4がすり板収納部4からの脱落を防止できる構造であれば任意のものを採用できる。
1…集電舟、2…すり板、21…すり板2の上面、21a…すり板2の頂部の曲面、3…舟体、31…舟体3の中空部、32…舟体3のすり板支持部、3a…すり板支持部32を除くすり板3の底面、32a…すり板32の底面、33…舟体3の第1側面部、34…舟体3の第2側面部、35…舟体3の上面部、35a…舟体3の上面部35の第1端縁部、35b…舟体3の上面部35の第2端縁部、4…弾性部材、5…ホーン。

Claims (3)

  1. 車両の車幅方向をy軸方向、車高方向をz軸方向として、パンタグラフのz軸方向上端部に設けられる、y軸方向に長手の集電舟であって、
    架線に摺接する上面を有して集電するすり板と、z軸方向上方に開放されたy軸方向全長に亘る中空部、及びy軸方向の一端部と他端部とに位置するすり板支持部を有する舟体と、舟体のすり板支持部の中空部に収納され、すり板をその上面が舟体のz軸方向上端から突出するようにz軸方向上方に付勢する弾性部材と、舟体の中空部からy軸方向の一方と他方との夫々に突出し、且つz軸方向下方に折曲するホーンとを備え、すり板の上面が、上に凸となる形状を有し、且つ少なくともその頂部は曲面から構成されるものにおいて、
    すり板支持部を除く舟体の底面が、すり板支持部の底面よりもz軸方向上方にオフセットしている
    ことを特徴とする集電舟。
  2. 車両の車長方向をx軸方向として、舟体において、x軸方向一方に位置する第1側面部がz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜し、且つx軸方向他方に位置する第2側面部がz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜すると共に、z軸方向上端部に位置する上面部のx軸方向一方の第1端縁部がz軸方向下方に向けてx軸方向一方に傾斜し、且つ当該上面部のx軸方向他方の第2端縁部がz軸方向下方に向けてx軸方向他方に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の集電舟。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の集電舟を備えることを特徴とするパンタグラフ。
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