JPWO2019239716A1 - レポート出力プログラム、レポート出力方法、およびレポート出力装置 - Google Patents

レポート出力プログラム、レポート出力方法、およびレポート出力装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レポートの提供先のユーザーが必要とする項目について、対象者の行動および状態の傾向が対象者ごとに可視化された結果を含むレポートを、ユーザーごとに出力可能なレポート出力プログラムを提供する。【解決手段】対象者に関するレポートをコンピューターに出力させる制御プログラムであって、レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報を受け付ける手順(a)と、蓄積された、対象者の行動および状態の情報を取得する手順(b)と、取得された当該情報に基づいて、対象者の行動および状態の傾向を、指定を受け付けた提供先ユーザーに応じた項目について、対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する手順(c)と、作成されたレポートを出力する手順(d)と、をコンピューターに実行させるためのプログラム。【選択図】図10

Description

本発明はレポート出力プログラム、レポート出力方法、およびレポート出力装置に関する。特に、本発明は、対象者に関するレポートを出力するレポート出力プログラム、レポート出力方法、およびレポート出力装置に関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護を必要とする要介護者等の増加が想定される。
老人福祉施設や病院等の施設においては、要介護者等である介護等の対象者の当該施設における状況が、通常、施設から対象者の家族へ報告書が送付されることで、対象者の家族に対して定期的に報告される。
施設における対象者の状況を報告するための技術としては、下記特許文献1に記載されたものがある。すなわち、スタッフが所持するスタッフ端末と、要介護者である利用者の家族が所持する家族端末と、運営管理サーバーと、を相互に通信可能に接続する。運営管理サーバーにより、スタッフ端末から入力される利用者の食事量やバイタルサイン等の介護に関する情報を記憶し、スタッフ端末から入力された開示許可情報に基づいて、記憶された情報のうち、利用者の家族に開示する情報を選択する。そして、選択した情報を、利用者の家族からのリクエストに応じて家族端末へ送信することで当該家族に報告する。
特開2016−207220号公報
しかし、蓄積された、要介護者である対象者の行動や状態のうち報告を受ける者が必要とする情報は、報告を受けるユーザーにより異なる。
特許文献1には、報告の提供先に応じて、提供する情報を切り替えることについて開示がない。従って、提供先に応じたレポートを出力するという要望に応えられないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。すなわち、レポートの提供先のユーザーが必要とする項目について、対象者の行動および状態の傾向が対象者ごとに可視化された結果を含むレポートを、ユーザーごとに出力可能なレポート出力プログラム、レポート出力方法、およびレポート出力装置を提供することを目的とする。
本発明の上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)対象者に関するレポートをコンピューターに出力させる制御プログラムであって、前記レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける手順(a)と、蓄積された、前記対象者の行動および状態の情報を取得する手順(b)と、前記手順(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記手順(a)において指定を受け付けた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する手順(c)と、手順(c)で作成された前記レポートを出力する手順(d)と、をコンピューターに実行させるためのレポート出力プログラム。
(2)前記手順(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者ごとのコメントを作成する手順(e)をさらにコンピューターに実行させ、前記手順(c)は、前記手順(e)において作成された前記コメントを含む前記レポートを作成する、上記(1)に記載のレポート出力プログラム。
(3)前記手順(c)で作成された、前記対象者ごとに可視化した結果を表示して、前記対象者に対して対応を行うスタッフによる、前記対象者ごとのコメントを受け付ける手順(f)をさらにコンピューターに実行させ、前記手順(c)は、前記手順(f)において受け付けられた前記コメントを含む前記レポートを作成する、上記(1)または(2)に記載のレポート出力プログラム。
(4)可視化する前記項目を受け付ける手順(g)をさらにコンピューターに実行させ、前記手順(c)は、前記手順(g)で受け付けられた前記項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する、上記(1)〜(3)のいずれかに記載のレポート出力プログラム。
(5)前記対象者の行動および状態には、就寝時間、起床時間、睡眠時間、食事量、水分摂取量、血圧、体温、排泄回数、離床数、ナースコール数、転倒回数、転落回数、イベント中の様子、および前記対象者のおかれた環境に関する情報の少なくともいずれかが含まれる、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のレポート出力プログラム。
(6)所定の期間、蓄積された前記対象者の行動および状態の情報のうち、前記レポートにおいて前記図または表により可視化しようとする期間の指定を受け付ける手順(h)をさらにコンピューターに実行させ、前記手順(c)は、前記手順(h)において指定された期間に蓄積された、前記対象者の行動および状態の情報を可視化した結果を含むレポートを作成する、上記(1)〜(5)のいずれかに記載のレポート出力プログラム。
(7)前記提供先ユーザーに関する情報は、前記提供先ユーザーの種類を示す情報である、上記(1)〜(6)のいずれかに記載のレポート出力プログラム。
(8)前記提供先ユーザーに応じた項目は、前記提供先ユーザーの種類ごとに予め定められている、上記(7)に記載のレポート出力プログラム。
(9)前記可視化した結果には、図、表、およびグラフの少なくともいずれかが含まれる、上記(1)〜(8)のいずれかに記載のレポート出力プログラム。
(10)レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける段階(a)と、蓄積された、対象者の行動および状態の情報を取得する段階(b)と、前記段階(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記段階(a)において指定を受け付けた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する段階(c)と、段階(c)で作成された前記レポートを出力する段階(d)と、を有するレポート出力方法。
(11)レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける受付部と、蓄積された、対象者の行動および状態の情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記受付部により指定が受け付けられた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する演算部と、前記演算部により作成された前記レポートを出力する出力部と、を有するレポート出力装置。
蓄積された、対象者の行動および状態の情報に基づいて、レポートの提供先のユーザーに応じて設定された項目について、対象者の行動および状態の傾向が可視化された結果を含むレポートを作成して出力する。これにより、レポートの提供先のユーザーが必要とする項目について、対象者の行動および状態の傾向が対象者ごとに可視化された結果を含むレポートを、ユーザーごとに出力できる。
見守りシステムの全体構成を示す図である。 対象者の部屋に設置された検出部の例を示す図である。 検出部のハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーの制御部の機能を示すブロック図である。 スタッフに向けたレポートの例を示す図である。 対象者の家族に向けたレポートの例を示す図である。 管理者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 サーバーの動作を示すフローチャートである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は見守りシステムの全体構成を示す図であり、図2は対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。
図1に示すように、見守りシステム1は、複数の検出部10、サーバー20、管理者端末30、および1つ以上のスタッフ端末40を備える。これらは、有線や無線によって、LAN(Local Area Network)、電話網またはデータ通信網等のネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継するリピーター、ブリッジ、ルーターまたはクロスコネクト等の中継機を備えてもよい。図1に示す例では、スタッフ端末40は、検出部10、サーバー20、および管理者端末30と、アクセスポイント51を含む無線LAN等(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN)のネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。
見守りシステム1は、対象者70に応じて適宜な場所に配設される。対象者70(見守り対象者)は、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする患者、高齢による身体能力の低下等によって介護を必要とする被介護者、一人暮らしの独居者、または病院施設に入院している患者等である。特に、早期発見および早期対処を可能にする観点から、対象者70は、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者であり得る。このため、見守りシステム1は、対象者70の種類に応じて、老人福祉施設、病院、および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、見守りシステム1は、複数の対象者70が入居する複数の部屋(居室)やナースステーションを含む複数の部屋を備える施設の建物に配置されている。
検出部10は、対象者70の観察領域であるそれぞれの居室に配置される。図1に示す例では、4つの検出部10が対象者70であるAさん、Bさん、CさんおよびDさんの居室にそれぞれ配置されている。検出部10の観察領域にはベッド60が含まれている。対象者70に対して介護または看護等の対応(例えば、ケア)を行うスタッフ80は、それぞれ携帯端末であるスタッフ端末40を持ち歩いている。ただし、見守りシステム1が備える各構成の位置や個数等は、図1に示す例に限定されない。例えば、サーバー20は、ナースステーションに配置されなくてもよく、ネットワーク50に接続されている外部のサーバーユニットであってもよい。
(検出部10)
図3は、検出部のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、ナースコール部14、および音声入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリにより構成され、プログラムにしたがって検出部10の各部の制御および演算処理を行う。なお、制御部11は、メモリとして、さらにHDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。
通信部12は、ネットワーク50を介して、例えば、サーバー20、管理者端末30またはスタッフ端末40等の、他の装置と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード等)である。
カメラ13は、例えば居室の天井、または壁の上部に配置され、観察領域として対象者70のベッド60を含む領域を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。以下、カメラ13により撮影された画像を、単に「撮影画像」とも称する。撮影画像には対象者70を含む画像が含まれる。撮影画像には、静止画および動画を含む。カメラ13は近赤外線カメラであるが、これに換えて可視光カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。
制御部11は、カメラ13が撮影した撮影画像から、対象者70の行動を認識する。この認識する行動には、ベッド60から起き上がる「起床」、ベッド60から離れる「離床」、および床面等に転倒する「転倒」が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像の差分を抽出する時間差分法により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検出され得る。人シルエットは、撮影画像と背景画像との差分を抽出する背景差分法により検出されてもよい。起床、離床、転倒、転落の認識は、検出した人シルエットから対象者70の姿勢(例えば立位、座位および横臥等)、およびベッド60等の居室内の設置物との相対的な位置から起床、離床、転倒、および転落の別を認識する。これらの認識は、制御部11のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行うようにしてもよい。また、これに限られずサーバー20側でこれらの認識の全部またはほとんどの処理を行うようにし、制御部11ではサーバー20への撮影画像の送信のみを行うようにしてもよい。制御部11は、いずれかの行動を認識した場合、その行動が発生した旨の通知をサーバー20等に送信する。
スタッフ80は、業務に応じた、対象者70への各種の対応を行う者である。業務には、医療業務、介護業務を含み得る。ここで、スタッフ80の業務が、対象者70に対する介護業務である場合に、各イベントに関する対応内容について説明する。イベントとして「起床」を判定し、その判定が所定時間内(施設で設定された起床時間(例えば午前7〜8時))であれば、モーニングケアを行う。このモーニングケアには、洗顔、歯磨き介助、義歯装着、着替え介助等が含まれる。また、「離床」のイベントであれば、車椅子移乗、歩行介助が必要となる場合がある。また、検出部10が判定したイベント以外の定期的(定時)なイベントとして、飲料、および食事介助、排泄介助、車椅子移乗、歩行介助、体位変換(褥瘡予防)がある。これらの定期的イベントは、ナースコール部14等により、定時になるとアラートを発生させるようにしてもよい。
ナースコール部14は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチが対象者70によって押されることでナースコールを検出する。ナースコールにはケアコール等が含まれる。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりナースコールを検出してもよい。ナースコール部14のスイッチが押された場合、すなわち、ナースコールを検出した場合、制御部11は、通信部12およびネットワーク50を介して、ナースコールがあった旨の通知(ナースコール通知)をサーバー20等に送信する。
音声入出力部15は、例えばスピーカーとマイクであり、通信部12を介してスタッフ端末40等との間で音声信号を送受信することで音声通話を可能とする。なお、音声入出力部15は検出部10の外部装置として、通信部12を介して検出部10に接続されてもよい。
また、検出部10は、ベッド60の方向に向けてマイクロ波を送受信して対象者70の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出するドップラシフト方式の体動センサーを、さらに備えてもよい。この体動センサーにより、対象者70の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常であると認識する。なお、対象者70の睡眠時間は、撮影画像に基づく対象者70とベッド60との相対的な位置関係により、対象者70の入床および離床を検出することで測定し得る。しかし、体動センサーによる胸部の体動を併せて考慮することでより正確に睡眠時間を計測し得る。
本実施形態においては、対象者70に関する検出部10が認識した状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常、などのスタッフ80に発報(報知)を行うべき事象をイベントと称する。またこのイベントには、ナースコール部14によるナースコールを含む。すなわち、検出部10は、観察領域における対象者70の動きとして、対象者70によるナースコールを検出してもよい。検出部10は、生じたイベントの情報および撮影画像をサーバー20へ送信(出力)する。
(サーバー20)
図4は、サーバーのハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバー20は、制御部21、通信部22、および記憶部23を備える。サーバー20は、対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられてネットワークを介して接続可能であってもよい。例えば、サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。
記憶部23は、本実施形態に係るプログラムを記憶する。サーバー20の上記構成要素は、プログラムに従い、制御部21により制御される。記憶部23は、対象者70やスタッフ80に関する各種情報を記憶し蓄積する。対象者70に関する情報は、対象者70の行動および状態の情報(以下、「対象者に関する情報」と称する)を構成する。対象者に関する情報には、イベントの情報、撮影画像、介護記録、オープンデータ、その他の対象者70に関する各種情報が含まれる。具体的には、対象者に関する情報には、例えば、就寝時間、起床時間、睡眠時間、食事量、水分摂取量、血圧、体温、排泄回数、離床数、ナースコール数、転倒回数、転落回数、イベント中の様子、および対象者のおかれた環境に関する情報(例えば、対象者の居室の室温および湿度、ならびに対象者の居室がある施設が含まれる地域の天気)が含まれる。スタッフ80に関する情報には、例えば、イベントに対応した回数やイベントへの対応に要した時間が含まれる。その他の制御部21、および通信部22は、検出部10の各構成と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
サーバー20は、検出部10から受信したイベントの情報および撮影画像を単独で、または検出部10と協働することで、検出部10が認識した、起床、離床、転倒、ナースコール等のイベントが、どの対象者70に関するものであるかを判定(識別)する。この判定は、イベントを認識した検出部10が設置されている居室番号から、これに対応付けられている対象者70(すなわち、居室の入居者)を判定することで行う。なお、対象者70の判定は、対象者70がICタグを携帯している場合には、このICタグを各居室に設けたRFIDリーダーで読み取ることにより、判定してもよい。なお、相部屋等で、1つの居室に複数の対象者70が存在する場合には、ベッド60ごとに検出部10を配置することで、対象者70を判定してもよい。
サーバー20は、検出部10からイベントの情報を受信したときは、イベントを発生させた対象者70の氏名、部屋番号、およびイベントの内容を含むイベント通知をスタッフ端末40へ送信することで、スタッフ80にイベントの発生を報知するとともに、イベントへの対応を指示する。
サーバー20は、対象者70に関するレポートを作成して出力する。レポートは定期的(例えば月ごと)に作成され、出力され得る。レポートは、指示があるごとに、不定期に作成され、出力されてもよい。提供用のレポートを出力することには、レポートをデータとして対象者70の家族等のコンピューター端末へ送信することや、管理者端末30等へデータを送信して表示部にレポートを表示させることや、画像形成装置へデータを送信して印刷物としてレポートを出力させることを含む。また、レポートをデータとしてスタッフ端末40へ送信することも含む。さらに、対象者70の家族等のコンピューター端末から施設のウェブサイトへアクセスすることで、ブラウザーを介して当該コンピューター端末からレポートを視認できる場所へ当該レポートのデータをアップロードすること等も含む。図5は、サーバーの制御部の機能を示すブロック図である。
図5に示すように、サーバー20は、入力制御部211、記憶制御部212、取得部213、演算部214、および出力制御部215を有する。入力制御部211は受付部を構成する。出力制御部215は出力部を構成する。
入力制御部211は、上述した、対象者に関する情報を受け付ける。検出部10から送信される、イベントの情報および撮影画像は、入力制御部211により、通信部22を介して取得される。スタッフ80によりスタッフ端末40に入力された介護記録は、スタッフ端末40から送信され、入力制御部211により、通信部22を介して取得される。オープンデータのうち、対象者70の各居室の気温および湿度は、例えば、対象者70の各居室に備えられた無線送信機能を有する温湿度計から送信され、入力制御部211により、通信部22を介して取得される。天気は、オープンデータを提供する政府機関等から送信され、入力制御部211により、通信部22を介して取得される。
入力制御部211は、管理者端末30の入力部34等に入力された、レポートを作成する対象者70の指定と、レポートを提供するユーザー(提供先ユーザー)の種類の指定を、通信部22を介して取得する。ユーザーの種類は、ユーザーに関する情報を構成する。レポートには、指定された、ユーザーに応じた項目であるユーザーの種類に応じた項目について、指定された対象者70の行動および状態の傾向が可視化された結果である、図、表、またはグラフ(以下、「可視化図表」とも称する)が含まれる。傾向とは、時間の経過により示されるデータの推移等である。提供先のユーザーの種類には、例えば、対象者70の家族、対象者70が入所する施設のスタッフ、および、医者または看護師等の医療関係者が含まれる。ユーザーに応じた項目は、予め各ユーザーが必要とする情報として、各ユーザーに対応付けされて記憶部23に記憶される。この項目は、ユーザーの種類ごとに対応付けられているが、ユーザー個人(ユーザーID)ごとに対応付けられていてもよい。項目には、例えば、就寝時間、起床時間、睡眠時間、食事量、水分摂取量、血圧、体温、排泄回数、離床数、およびナースコール数の、所定期間における傾向が含まれる。所定期間は、可視化図表の作成に用いられた、対象者に関する情報が蓄積された日時(期間)が指定されることにより設定され得る。レポートには、後述するように、コメントが含まれ得る。なお、ユーザーに応じた項目は、管理者90等によってレポートの出力の際に選択された項目としてもよい。すなわち、例えば、ユーザーに応じた項目の候補を、管理者端末30の表示部33(図8参照)に管理者90の指示の入力に応じて選択可能に表示させ、当該候補のうち、管理者90により選択された項目を、ユーザーに応じた項目としてもよい。
記憶制御部212は、対象者に関する情報を記憶部23に記憶させることで蓄積する。対象者に関する情報には、記憶部23に蓄積された日時が付与される。
取得部213は、蓄積された対象者に関する情報のうち、レポートの作成に必要な情報を取得する。レポートの作成に必要な情報には、指定された提供先のユーザーに応じた項目について、指定された対象者70の行動および状態の傾向を可視化した可視化図表を作成するために必要な情報と、コメントを作成するために必要な情報が含まれる。
演算部214は、取得部213が取得した対象者に関する情報に基づいて、対象者70の行動および状況の傾向を、指定されたユーザーに応じた項目について可視化した可視化図表、およびコメントを含むレポートを作成する。
出力制御部215は、作成されたレポートを、通信部22を介して出力する。
図6は、スタッフに向けたレポートの例を示す図である。図6においては、レポートの提供先のユーザーがスタッフで、レポートの作成対象者が3号室のAさんである場合の1月度のレポートが示されている。
図6の例においては、レポートに含まれる可視化図表として、(1)対象者70の睡眠時間、体温、および血圧の、1月度における日ごとの数値の傾向が可視化されたグラフ、および(2)対象者70の食事量の、1月度における日ごとの数値の傾向が可視化された表が例示されている。さらに、(3)対象者70によるナースコール数の、1月度の上半期(2週間)の日ごとの総数の傾向が可視化されたグラフ、(4)対象者70によるナースコール数の、1月度の上半期(2週間)の各日における時間ごとの傾向が可視化された表、および(5)対象者70の離床数の、1月度の上半期(2週間)の各日における時間ごとの傾向が可視化された表が例示されている。
図6の例においては、レポートには、コメントとして、分析結果がさらに含まれている。また、コメントとして、「3号室のA様は、夜間にナースコールをされることが多いです。一方で、離床数はナースコールと比較して少ないことから、ベッドには入っているがなかなか寝付けない状態となっているようです。」という分析結果が含まれている。分析結果は、例えば、プログラムにより、可視化図表の作成に用いられた、対象者に関する情報を統計処理することで対象者の行動および状態における傾向や特異点を特定し、特定した傾向や特異点に対応する事実を解析することで作成し得る。分析結果は、ディープラーニング等の機械学習技術を利用して、制御部21が自動的に作成してもよい。また、後述するように、可視化図表を、管理者端末30の表示部33に表示させ、可視化図表により対象者70の状況を把握した管理者90によるコメントの入力を管理者端末30の入力部34で受け付けて、受け付けたコメントを受信して、レポートに含ませてもよい。コメントは、介護記録に記載された特記事項を転用してもよい。
スタッフに向けたレポートにおいて、図6の例のように、ナースコール数の傾向や、対象者70の状態の傾向を対象者70ごとに可視化した可視化図表を含ませることで、対象者70に合ったケアプランを検討できる。ケアプランとは、対象者70に対して行う介護内容等の計画であり、例えば、昼間における運動計画、食事メニューの計画、およびリハビリの計画を含む。
図7は、対象者の家族に向けたレポートの例を示す図である。図7においては、レポートの提供先のユーザーが対象者70の家族で、レポートの作成対象者が3号室のAさんである場合の1月度のレポートが示されている。
図7の例においては、レポートに含まれる可視化図表として、(1)対象者70の睡眠時間、体温、および血圧の、1月度における日ごとの数値の傾向が可視化されたグラフ、および(2)対象者70の食事量の、1月度における日ごとの数値の傾向が可視化された表が例示されている。図7に示すレポートにおいて、図6に示すレポートに含まれる、上述した、(3)対象者70によるナースコール数の、1月度の上半期(2週間)の日ごとの総数の傾向が可視化されたグラフ、(4)対象者70によるナースコール数の、1月度の上半期(2週間)の各日における時間ごとの傾向が可視化された表、および(5)対象者70の離床数の、1月度の上半期(2週間)の各日における時間ごとの傾向が可視化された表が含まれていないのは、これらの可視化図表は、対象者70の家族にとっては、比較的関心度が低いと考えられるからである。
図7の例においては、レポートには、コメントとして、スタッフコメントがさらに含まれ得る。図7の例においては、「3号室のA様は、1月8日の昼から1月10日夜まで、食事の量が減少しています。これは、先にご連絡いたしましたように、風邪による発熱があり、体調不良のため点滴を行っていたことによります。現在は、発熱もなく、食事も十分摂れていますのでご安心ください。」というコメントがレポートに含まれている。コメントは、図6の例と同様に、プログラムにより作成され得る。また、管理者により入力されてもよく、介護記録に記載された特記事項を転用してもよい。
家族に向けたレポートにおいて、上述したような対象者70の行動や状態の傾向を対象者70ごとに可視化した可視化図表を含ませることで、施設に対する顧客満足度をより向上できる。
(管理者端末30)
図8は、管理者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。管理者端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、表示部33、および入力部34を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部31は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。
通信部32は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェース等の各種ローカル接続向けのインターフェースであり、ネットワーク50に接続した各端末との通信を行う。
表示部33は、例えば液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。
入力部34は、キーボード、テンキー、マウス等を備えており、各種情報の入力を行う。
本実施形態では、管理者端末30は、管理者90用の端末として用いられる。管理者90は、レポートの作成において責任を有する者である。管理者90は、例えば、複数のスタッフ80を統括するマネージャーである。
管理者端末30は、レポートを出力する際、管理者90の指示の入力により、表示部33にレポートに含ませる可視化図表を表示し、当該可視化図表を見た管理者90により入力部34に入力される、レポートに含ませるコメントを受け付け、サーバー20へ送信する。
管理者端末30は、可視化図表により可視化される、ユーザーに応じた項目の管理者90による指定を受け付ける。具体的には、ユーザーに応じた項目の候補を、管理者端末30の表示部33に選択可能に表示させ、当該候補のうち、管理者90により選択された項目を、ユーザーに応じた項目として受け付け、サーバー20へ送信する。
管理者端末30は、レポートを作成する対象者の指定と、レポートを用いるユーザーの指定を受け付け、サーバー20へ送信する。
管理者端末30は、レポートに含まれる各可視化図表に用いられる、対象者に関する情報が蓄積された日時(期間)の指定を受け付け、サーバー20へ送信する。
(スタッフ端末40)
図9は、携帯端末のハードウェア構成を示すブロック図である。スタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、スタッフ80に対して、各種指示が表示される。また、表示部43、入力部44によって、イベント通知を表示した操作画面を表示したり、操作画面を通じてイベントへの対応の意思の入力や、介護記録の入力等の各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他のスタッフ端末40との間でスタッフ80による音声通話を可能にする。スタッフ端末40は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
なお、検出部10、サーバー20、管理者端末30、およびスタッフ端末40は、上記の構成要素以外の構成要素を含んでもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部を含まなくてもよい。
見守りシステムにおけるサーバー20の動作について説明する。
図10は、サーバーの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、サーバー20の記憶部23に記憶されたプログラムに従い、制御部21により実行され得る。
入力制御部211は、対象者に関する情報を受け付け(S101)、記憶制御部212は、受け付けられた対象者に関する情報を記憶部23に記憶させることで蓄積する(S102)。
入力制御部211は、レポートの作成の対象となる対象者70を受け付ける(S103)。なお、施設に入居するすべての対象者70を対象とするレポート作成する場合は、本ステップは実行されない。
入力制御部211は、レポートの提供先のユーザーを受け付ける(S104)。この受付は、ラジオボタンによる、ユーザーの種類(家族、スタッフ等)を選択するようにしてもよい。
入力制御部211は、ステップS104で受け付けたユーザーに対応する項目を、レポートにおいて対象者70の行動および状態の傾向を可視化する、ユーザーに応じた項目として決定する(S105)。対象者70の行動および状態の傾向は、レポートにおいて、例えば、可視化図表により可視化される。上述したように、可視化図表には、図、表、またはグラフが含まれる。ユーザーに応じた項目が予め各ユーザーに対応付けされて記憶部23に記憶されている場合は、受け付けられたユーザーに予め対応付けされた項目を、ユーザーに応じた項目とし決定する。上述したように、この項目は、ユーザーの種類ごとに対応付けられているが、ユーザー個人(ユーザーID)ごとに対応付けられていてもよい。ユーザーに応じた項目は、ユーザーに応じた項目の候補のうち、管理者90により選択された項目としてもよい。
取得部213は、蓄積された、対象者に関する情報のうち、レポートの作成に必要な情報を取得する。演算部214は、取得された対象者に関する情報に基づいて、対象者70の行動および状態の傾向を、ユーザーに応じた項目について、対象者70ごとに可視化した可視化図表を含むレポートを作成する(S106)。
演算部214は、作成したレポートを、管理者端末30等に表示させ、管理者端末30等において管理者90等により入力された、レポートに追加するコメントを受け付け(S107)、レポートにコメントを追加する(S108)。これにより、最終的なレポートの作成が完了する。
出力制御部215は、作成されたレポートを出力する(S109)。
本実施形態は以下の効果を奏する。
蓄積された、対象者の行動および状態の情報に基づいて、ユーザーに応じて設定された項目について、対象者の行動および状態の傾向が可視化された結果を含むレポートを作成して出力する。これにより、ユーザーが必要とする項目について、対象者の行動および状態の傾向が対象者ごとに可視化された結果を含むレポートを、ユーザーごとに出力できる。
さらに、対象者の行動および状態の情報に基づいて、対象者ごとのコメントを作成し、コメントを含むレポートを作成する。これにより、レポートを用いるユーザーの、介護等に関する満足度を向上させることができる。
さらに、作成した、対象者ごとに可視化した図または表を表示して、スタッフによる、コメントを受け付け、受け付けたコメントを含むレポートを作成する。これにより、レポートを用いるユーザーの、介護等に関する満足度をさらに向上させることができる。
さらに、図または表により可視化する項目を受け付け、受け付けた項目について、可視化した図または表を含むレポートを作成する。これにより、ユーザーにとって必要な項目を詳細に検討することを可能にし、検討の結果が反映された項目について可視化した図または表を含むレポートを出力できる。
さらに、対象者の行動および状態には、就寝時間、起床時間、睡眠時間、食事量、水分摂取量、血圧、体温、排泄回数、離床数、ナースコール数、行事中の様子、前記対象者の居室の室温および湿度、ならびに天気の少なくともいずれかを含ませる。これにより、的確に対象者の状況が把握できるレポートを出力できる。
さらに、レポートにおいて図または表により可視化しようとする、対象者の行動および状態の情報がそれぞれ蓄積された期間の指定を受け付け、指定された期間に蓄積された、対象者の行動および状態の情報を可視化した図または表を含むレポートを作成する。これにより、適切な期間における対象者の行動および状態が可視化された図または表を含むレポートを出力できる。
以上に説明した見守りシステムの構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な見守りシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、サーバー20が有する機能を、管理者端末30、または検出部10が備えるようにしてもよい。
また、検出部10、サーバー20、管理者端末30およびスタッフ端末40は、それぞれ複数の装置により構成されてもよく、いずれか複数の装置が単一の装置として構成されてもよい。
また、上述したフローチャートは、一部のステップを省略してもよく、他のステップが追加されてもよい。また各ステップの一部は同時に実行されてもよく、一つのステップが複数のステップに分割されて実行されてもよい。
また、レポートには、複数の対象者70の行動および状態が、対象者70ごとに可視化された可視化図表が含まれてもよい。この場合、レポートには対象者70ごとのコメントが含まれ得る。これにより、施設全体として各対象者70に対するサービスの向上を実現できる。
また、レポートには可視化図表のみが含まれてもよい。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
本出願は、2018年6月15日に出願された日本特許出願(特願2018−114351号)に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として、組み入れられている。

Claims (11)

  1. 対象者に関するレポートをコンピューターに出力させる制御プログラムであって、
    前記レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける手順(a)と、
    蓄積された、前記対象者の行動および状態の情報を取得する手順(b)と、
    前記手順(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記手順(a)において指定を受け付けた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する手順(c)と、
    手順(c)で作成された前記レポートを出力する手順(d)と、
    をコンピューターに実行させるためのレポート出力プログラム。
  2. 前記手順(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者ごとのコメントを作成する手順(e)をさらにコンピューターに実行させ、
    前記手順(c)は、前記手順(e)において作成された前記コメントを含む前記レポートを作成する、請求項1に記載のレポート出力プログラム。
  3. 前記手順(c)で作成された、前記対象者ごとに可視化した結果を表示して、前記対象者に対して対応を行うスタッフによる、前記対象者ごとのコメントを受け付ける手順(f)をさらにコンピューターに実行させ、
    前記手順(c)は、前記手順(f)において受け付けられた前記コメントを含む前記レポートを作成する、請求項1または2に記載のレポート出力プログラム。
  4. 可視化する前記項目を受け付ける手順(g)をさらにコンピューターに実行させ、
    前記手順(c)は、前記手順(g)で受け付けられた前記項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレポート出力プログラム。
  5. 前記対象者の行動および状態には、就寝時間、起床時間、睡眠時間、食事量、水分摂取量、血圧、体温、排泄回数、離床数、ナースコール数、転倒回数、転落回数、イベント中の様子、および前記対象者のおかれた環境に関する情報の少なくともいずれかが含まれる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレポート出力プログラム。
  6. 所定の期間、蓄積された前記対象者の行動および状態の情報のうち、前記レポートにおいて前記図または表により可視化しようとする期間の指定を受け付ける手順(h)をさらにコンピューターに実行させ、
    前記手順(c)は、前記手順(h)において指定された期間に蓄積された、前記対象者の行動および状態の情報を可視化した結果を含むレポートを作成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレポート出力プログラム。
  7. 前記提供先ユーザーに関する情報は、前記提供先ユーザーの種類を示す情報である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のレポート出力プログラム。
  8. 前記提供先ユーザーに応じた項目は、前記提供先ユーザーの種類ごとに予め定められている、請求項7に記載のレポート出力プログラム。
  9. 前記可視化した結果には、図、表、およびグラフの少なくともいずれかが含まれる、請求項1〜8のいずれか一項に記載のレポート出力プログラム。
  10. レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける段階(a)と、
    蓄積された、対象者の行動および状態の情報を取得する段階(b)と、
    前記段階(b)において取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記段階(a)において指定を受け付けた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する段階(c)と、
    段階(c)で作成された前記レポートを出力する段階(d)と、
    を有するレポート出力方法。
  11. レポートを提供する提供先ユーザーに関する情報の指定を受け付ける受付部と、
    蓄積された、対象者の行動および状態の情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記情報に基づいて、前記対象者の行動および状態の傾向を、前記受付部により指定が受け付けられた前記提供先ユーザーに応じた項目について、前記対象者ごとに可視化した結果を含むレポートを作成する演算部と、
    前記演算部により作成された前記レポートを出力する出力部と、
    を有するレポート出力装置。
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