JPWO2019239518A1 - 楽曲再生操作装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
チャプター設定は、従来手動で行っていたが、手動によるチャプター設定は手間がかかるので、自動的にチャプター設定を行う技術が提案されている。
これを解決する方法として、たとえば、特許文献1には、ユーザーのコンテンツに対する操作情報を取得して、取得した操作情報をコンテンツの操作パターンとして特定し、特定された操作パターン情報に基づいて、チャプター位置を決定する技術が開示されている。
これに対して、DJコントローラ等の楽曲再生操作装置では、DJコントローラの操作も多岐に亘って複雑化され、操作パターンとして特定するのが困難であり、特許文献1に記載の技術では対応できないという課題がある。
本発明のコンピュータ読取可能なプログラムは、コンピュータを、前述した楽曲再生操作装置として機能させる。
具体的には、デッキ部2Aは、ジョグダイヤル21、テンポスライダー22、キューボタン23、プレイ/ポーズボタン24、およびパフォーマンスパッド25を備え、それぞれのデッキ部2Aには、2チャンネルの音源を接続できるようになっている。
テンポスライダー22は、再生中の楽曲データの再生速度を調整するレバーであり、中央から上部にスライドさせると、再生速度が上昇し、下部にスライドさせると再生速度が低下する。
プレイ/ポーズボタン24は、操作者が操作することにより、再生中の楽曲データの再生の開始、停止を行うことができる。
パフォーマンスパッド25は、操作者が操作することにより、再生中の楽曲データへの効果を切り替えることができる。たとえば、操作者がパフォーマンスパッド25を操作することにより、再生中の楽曲データに対して、瞬間的にループ、キュー、キーシフト等の効果を付与することができる。
ミキサー部2Bは、エフェクト選択つまみ26、エフェクト量調整つまみ27、チャンネルフェーダー28、およびクロスフェーダー29を備える。
エフェクト量調整つまみ27は、無段階で回転可能なつまみとして構成され、操作者が回転操作することにより、楽曲データに対するエフェクト処理の深さ、大きさを調整することができる。
クロスフェーダー29は、左右のデッキ部2Aから出力される楽曲データの出力音量レベルを切り替えるレバーである。
その他、ミキサー部2Bは、操作者が操作することにより、各チャンネルにおける高周波域、中周波域、低周波域における出力音量レベルを調整して音質を変化させることができるイコライザ調整つまみを備えている。
また、DJコントローラ2は、再生中の楽曲データの進行状況を示す波形、キューポイント位置を表示する表示部30を備える。
図2には、コンピュータ3の機能ブロック図が示されている。コンピュータ3は、ハードディスク、SDメモリ等の記憶装置33、および演算処理装置34を備える。
ムービー再生ソフトウェア記憶部331には、ムービーデータ記憶部333に記憶されたムービーデータを再生するソフトウェアが記憶される。ムービー再生ソフトウェアは、演算処理装置34にロードされることにより、ムービー再生部341、再生制御部342、およびムービー出力部343が実行される。
ムービーデータ記憶部333には、複数のムービーデータがMPEG形式等の所定の形式で記憶されている。記憶されるムービーデータは、たとえば、再生中に複数の楽曲を連続して再生するDJパフォーマンス等の動画が記憶され、インターネット上にアップロードすることにより、自己のパフォーマンスをアピールするために用いられる。
また、ムービー再生部341は、CCDカメラ等撮像したDJパフォーマンスを、フィードバックして、撮像と同時にムービーデータとして再生することも行う。フィードバックされたムービーデータは、ムービー出力部343を介してディスプレイ31上に表示される。
ムービー出力部343は、再生制御部342によりDJコントローラ2の操作状況を反映させたムービーデータを出力し、ディスプレイ31上に表示する。
時間位置登録部345は、操作状況取得部344により取得されたチャンネルフェーダー28、クロスフェーダー29の操作状況に基づいて、ムービーデータ中で連続する楽曲データの再生時間位置を登録する。
具体的には、時間位置登録部345は、図3に示すように、ムービーデータMD中に含まれる楽曲データSD1から楽曲データSD4の再生開始時間を再生開始時間位置として登録する。
ただし、図3の2曲目から4曲目のように、操作者がチャンネルフェーダー28、クロスフェーダー29を小刻みに操作して、楽曲データSD2から楽曲データSD4の閾値THを超える時間が、所定の時間連続しなかった場合、楽曲データSD1から楽曲データSD4の再生開始時間位置と決定するのは好ましくないことから、時間位置記憶部334に登録する前に、時間位置補正部346によって、補正を行う。
その際、時間位置登録部345は、たとえば、ムービーデータMDのファイルとは別に、CUEファイルを生成し、ムービーデータMDとの関連付けを行って、時間位置記憶部334に登録する。なお、登録するファイルのデータ形式は、CUEファイルには限られず、他のデータ形式のファイルであってもよく、さらには、ムービーデータMDに付帯させてもよい。
また、時間位置表示部347は、ムービーデータMDの再生時間位置のグラフの下に、楽曲データSD1から楽曲データSD4のアーティスト名、曲名、最開始時間を、テーブルTBLとして表示する。
コンピュータ3の演算処理装置34は、記憶装置33に記憶された時間位置登録ソフトウェアをロードし、時間位置登録ソフトウェアを起動する(手順S1)。
CCDカメラ等により、操作者が行うDJパフォーマンスの撮像を開始する(手順S2)。
操作状況取得部344は、操作者が行うDJコントローラ2の操作状況を取得する(手順S3)。
時間位置登録部345は、DJコントローラ2の操作において、音量操作があったか否かを判定する(手順S4)。音量操作でなかった場合、操作状況の取得を継続する。
閾値THを超えていると判定された場合、時間位置登録部345は、閾値THを超えている時間が、所定時間連続しているか否かを判定する(手順S6)。
所定時間連続していると判定された場合、時間位置登録部345は、当該時間位置を楽曲データの再生開始時間位置としての登録を維持する。具体的には、図3における楽曲データSD1の場合、閾値THを超えるポイントP0から出力音量レベルが所定時間維持されているため、ポイントP0を再生開始時間位置として登録する。一方、楽曲データSD2の場合、閾値THを超えるのは、ポイントP1からポイントP5まであるが、超えた時間が所定時間連続していない、ポイントP1からポイントP4は除外され、ポイントP5が再生開始時間位置として登録される。
ムービーデータMDが終了していないと判定された場合、ムービーデータMDのフィードバック再生を継続し、操作状況取得部344による操作状況の取得を継続する。
ムービーデータMDが終了していると判定された場合、時間位置登録部345は、楽曲データSD1から楽曲データSD4のアーティスト名、曲名、再生開始時間位置を、テーブル形式の情報としてCUEファイルを生成し、撮像されたムービーデータと関連付けて記憶装置33の時間位置記憶部334に保存する(手順S9)。
本実施の形態では、DJパフォーマンスのムービーデータMDの撮像中に、操作状況取得部344によりDJコントローラ2の音量の操作状況を取得して、時間位置登録部345により再生開始時間位置を登録している。したがって、DJパフォーマンスをムービーデータMDで撮像中に、自動的に楽曲データSDから楽曲データSD4の再生開始時間位置を登録することができる。
よって、ムービーデータMD中で連続した楽曲データSDから楽曲データSD4の再生開始時間位置を容易に設定することができ、ムービーデータMDを視聴しながら、手動で再生開始位置を登録する必要がない。
また、ムービーデータとともに、CUEファイルのようなテーブルTBLを視聴者に提供することにより、視聴者側でも再生開始位置を自由に編集することができる。
本実施の形態では、再生中の楽曲データの出力音量レベルが所定の閾値を超えた時間を再生開始時間位置として登録している。したがって、ムービーデータMDの視聴者が、再生される楽曲データSDから楽曲データSD4を、十分視聴できる状態から認識できる。
前述した実施の形態では、ムービーデータMD中で連続する楽曲データSDから楽曲データSD4の再生開始時間位置を登録していたが、本発明は、これに限られない。たとえば、音声のみからなるアクティブコンテンツ、音声および静止画像からなるアクティブコンテンツにおいて本発明を適用してもよい。
前述した実施の形態では、出力音量レベルが所定の閾値THを一定時間連続していなければ、再生開始時間位置としての登録から除外していたが、本発明はこれに限られない。たとえば、楽曲の継目において、操作者がDJコントローラ2のジョグダイヤル21をスクラッチ操作した場合、スクラッチ開始位置を再生開始時間位置として登録するのではなく、スクラッチが終了した時点を再生開始時間位置として登録するように補正してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な手順、装置構成等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の手順、装置構成等であってもよい。
Claims (5)
- 連続した複数の楽曲データを含むアクティブコンテンツを再生し、再生中の楽曲データの再生時間位置を設定する楽曲再生操作装置であって、
前記再生中の楽曲データの音量の操作状況を取得する操作状況取得部と、
前記操作状況取得部により取得された音量の操作状況に基づいて、前記アクティブコンテンツ中における前記再生中の楽曲データの再生時間位置を登録する時間位置登録部と、
を備える楽曲再生操作装置。 - 請求項1に記載の楽曲再生操作装置において、
前記アクティブコンテンツの再生中に、前記時間位置登録部により登録された再生時間位置を、前記アクティブコンテンツの再生時間位置とともに表示する時間位置表示部を備えている楽曲再生操作装置。 - 請求項1または請求項2に記載の楽曲再生操作装置において、
前記時間位置登録部は、前記再生中の楽曲データの出力音量レベルが所定の閾値を超えた時間を再生時間位置として登録する楽曲再生操作装置。 - 請求項3に記載の楽曲再生操作装置において、
前記再生中の楽曲データの閾値を超える時間が、所定の時間連続しなかった場合、前記時間位置登録部に登録された再生時間位置を補正する時間位置補正部を備える楽曲再生操作装置。 - コンピュータを、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の楽曲再生操作装置として機能させるコンピュータ読取可能なプログラム。
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