JPWO2019220523A1 - 回転電機機械 - Google Patents

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Abstract

回転電機機械は、ハウジングと、ハウジングの内部に設けられたステータと、ハウジングとステータの外周面との間においてステータの軸方向に異なる2か所以上に設けられた少なくとも2つの支持部材であって、ステータをハウジングに対して支持する少なくとも2つの支持部材とを備え、少なくとも2つの支持部材と、ハウジングと、ステータの外周面とによって空間が形成されている。

Description

本開示は、回転電機機械に関する。
エンジンの加速性能を高めるための装置として、ターボチャージャーが知られている。しかし、ターボチャージャーでは、加速時に過給が開始されるまでの時間差(ターボラグ)が生じるため、この対策として電動コンプレッサを使用することが行われている。
電動コンプレッサの課題の1つとして騒音が挙げられる。この騒音は、モータに起因してハウジングが振動することが要因であると考えられるため、ステータをハウジングに対してしっかりと固定するのではなく、ステータをハウジングに対して柔らかく支持することができれば、騒音を低減できると考えられる。
特許文献1には、ステータをハウジングに対して柔らかく支持したモータが開示されている。このモータでは、伸縮可能な部材によってステータを軸方向に支持するとともに、熱伝導性樹脂によってステータを半径方向に支持している。
特許第4092195号公報
しかしながら、特許文献1に記載のモータでは、支持箇所が多く、伸縮可能な部材の形状も複雑であるといった問題点があった。
上述の事情に鑑みて、本開示の少なくとも1つの実施形態は、簡単な構成で騒音を低減できる回転電機機械を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも1つの実施形態に係る回転電機機械は、
ハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられたステータと、
前記ハウジングと前記ステータの外周面との間において前記ステータの軸方向に異なる2か所以上に設けられた少なくとも2つの支持部材であって、前記ステータを前記ハウジングに対して支持する少なくとも2つの支持部材と
を備え、
前記少なくとも2つの支持部材と、前記ハウジングと、前記ステータの前記外周面とによって空間が形成されている。
上記(1)の構成によると、ハウジングとステータの外周面との間においてステータの軸方向に異なる2か所以上に少なくとも2つの支持部材を設けることによってステータをハウジングに対して支持しているので、簡単な構成でステータをハウジングに対して柔らかく支持することができる。これにより、ステータからハウジングへ伝わる振動が低減されるので、騒音を低減することができる。
(2)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記空間内を冷却流体が流通する。
上記(2)の構成によると、少なくとも2つの支持部材と、ハウジングと、ステータの外周面とによって形成された空間に冷却流体が流通することにより、ステータが冷却流体によって冷却されるので、回転電機機械の発熱による性能低下を抑制することができる。
(3)いくつかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記2つの支持部材は、前記ハウジング及び前記ステータとは別体の環状のシール部材である。
上記(3)の構成によると、シール部材によって空間からの冷却流体のリークを低減することができる。
(4)いくつかの実施形態では、上記(2)または(3)の構成において、
前記ステータは、
ステータコアと、
前記ステータコアの外周面を覆うように設けられた保護部材と
を備え、
前記保護部材の外周面が前記ステータの前記外周面を構成する。
ステータコアは複数の円環状の鋼板を積層して形成されているため、上記空間内を冷却流体が流通すると、鋼板間の隙間を介して冷却流体がリークする可能性がある。しかし、上記(4)の構成によると、ステータコアの外周面が保護部材によって覆われているので、鋼板間の隙間を介して冷却流体がリークするのを防止することができる。
(5)いくつかの実施形態では、上記(1)〜(4)のいずれかの構成において、
前記ステータの軸方向に前記少なくとも2つの支持部材のうちの少なくとも1つの移動を拘束するための移動拘束機構をさらに備える。
支持部材がステータの軸方向に自由に移動可能であると、ステータをハウジング内に取り付ける際に支持部材がずれてしまい支持部材を適所に設置するのに手間がかかったり、回転電機機械の稼働中の振動によって支持部材がステータの軸方向に移動してしまったりするおそれがある。しかし、上記(5)の構成によると、移動拘束機構によって支持部材をステータの軸方向に拘束することができるので、ステータをハウジング内に取り付けやすくしたり、回転電機機械の稼働中の振動による支持部材の移動を低減したりすることができる。
(6)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記少なくとも2つの支持部材のうちの少なくとも1つは、前記ハウジング又は前記ステータの外周面の一方から他方に向かって突出するように前記一方と一体的に形成された突起部である。
上記(6)の構成によると、支持部材がハウジング又はステータに一体的に形成されていることにより、ステータをハウジング内に取り付けるだけでステータをハウジングに対して柔らかく支持することができるので、回転電機機械の組み立て作業性を向上することができる。
(7)いくつかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記突起部は、前記ステータの前記外周面の周方向に互いに対して間隔をあけるように少なくとも3つの部材に分割されている。
上記(7)の構成によると、ステータの外周面の周方向に互いに対して間隔をあけるように突起部が少なくとも3つの部材に分割されて構成された支持部材がステータをハウジングに対して支持することにより、円環形状の突起部から構成された支持部材を用いた場合に比べてステータをより柔らかく支持することができる。
本開示の少なくとも1つの実施形態によれば、ハウジングとステータの外周面との間においてステータの軸方向に異なる2か所以上に少なくとも2つの支持部材を設けることによってステータをハウジングに対して支持しているので、簡単な構成でステータをハウジングに対して柔らかく支持することができる。これにより、ステータからハウジングへ伝わる振動が低減されるので、騒音を低減することができる。
本開示の実施形態1に係る回転電機機械の断面図である。 本開示の実施形態2に係る回転電機機械の断面図である。 本開示の実施形態2に係る回転電機機械のステータの変形例の部分断面図である。 本開示の実施形態3に係る回転電機機械の部分断面図である。 本開示の実施形態3に係る回転電機機械の変形例の部分断面図である。 本開示の実施形態4に係る回転電機機械の部分断面図である。 本開示の実施形態4に係る回転電機機械の変形例の部分断面図である。
以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
(実施形態1)
図1に、本開示の実施形態1に係る回転電機機械であるモータ10を備えた電動コンプレッサ1の断面を示している。モータ10は、ハウジング11と、ハウジング11の内部において後述する構成でハウジング11に対して支持されたステータ12と、ハウジング11の内部においてステータ12に対して回転可能に設けられたロータ13とを備えている。ロータ13は、ハウジング11に対して回転可能に支持された回転軸14に固定されている。回転軸14の一方の端部14aは、ハウジング11の内部から外部に突出しており、端部14aにインペラ2が固定されている。
ハウジング11とステータ12の外周面12aとの間には、ステータ12の軸方向に異なる2か所のそれぞれに、支持部材であるOリング15が設けられている。各Oリング15がハウジング11とステータ12の外周面12aとのそれぞれに当接することにより、ステータ12がハウジング11に対して支持されている。2つのOリング15と、ハウジング11と、ステータ12の外周面12aとによって、ステータ12の外周面12aの周方向に沿った円筒形状の空間16が形成されている。
ステータ12の外周面12aの全体又は大部分がハウジング11に接することによりステータ12がハウジング11に対して支持される構成の場合(以下、比較構成という)、ステータ12がハウジング11に対してしっかりと固定されるように支持されているので、モータ10が稼働することにより生じる振動がほとんど減衰せずにステータ12からハウジング11にそのまま伝わる傾向がある。ハウジング11へのこのような振動の伝わりに起因して騒音が発生すると考えられる。
これに対し、実施形態1に係るモータ10では、ステータ12は、ステータ12の軸方向に異なる2か所のそれぞれに設けられたOリング15によってハウジング11に対して支持されている。この場合、ステータ12はハウジング11にしっかりと固定されていないので、上記比較構成に比べてステータ12がハウジング11に対して柔らかく支持されている。このため、モータ10が稼働することにより生じる振動が減衰されながらステータ12からハウジング11へ伝わる。すなわち、モータ10においてステータ12からハウジング11へ伝わる振動が、上記比較構成において伝わる振動に比べて低減されるので、実施形態1に係るモータ10では上記比較構成に比べて騒音が低減する。
このように、ハウジング11とステータ12の外周面12aとの間においてステータ12の軸方向に異なる2か所のそれぞれにOリング15を設けることによってステータ12をハウジング11に対して支持しているので、簡単な構成でステータ12をハウジング11に対して柔らかく支持することができる。これにより、ステータ12からハウジング11へ伝わる振動が低減されるので、騒音を低減することができる。
実施形態1では、Oリング15は2つであったが、3つ以上であってもよい。1つだけのOリング15でステータ12を支持しようとするとステータ12がOリング15を支点として傾いてしまうが、ステータ12の軸方向に異なる2か所以上において2つ以上のOリング15でステータ12を支持することにより、ステータ12を傾かせずにハウジング11に対して柔らかく支持することができる。
また、実施形態1では、支持部材としてOリング15を用いていたが、これに限定するものではない。環状のOリング15を用いれば、空間16をステータ12の軸方向にシールすることができるが、空間16のシールが必要ない場合には、ステータ12の外周面12aの周方向に部分的に沿った部分を有する構成の支持部材、例えばCリング等を用いることもできる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る回転電機機械について説明する。実施形態2に係る回転電機機械は、実施形態1に対して、ステータ12を冷却する機構を追加したものである。尚、実施形態2において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示されるように、空間16は2つのOリング15によってステータ12の軸方向にシールされている。ハウジング11には、空間16に連通するように、流入通路5及び流出通路6が設けられている。流入通路5を介して、空間16内を水やオイル等のような冷却流体が流通し、流出通路6を介して空間16から流出するように構成されている。その他の構成は実施形態1と同じである。
実施形態2でも、ステータ12は2つのOリング15によってハウジング11に対して柔らかく支持されているので、実施形態1と同様に騒音を低減する効果が得られる。これに加えて、実施形態2では、空間16内を冷却流体が流通することにより、ステータ12が冷却流体によって冷却されるので、モータ10の発熱による性能低下を抑制することができる。さらに、実施形態2では、2つのOリング15とハウジング11とステータ12の外周面12aとによって形成された空間16を冷却流体用の通路としているので、ハウジング11に冷却流体用の通路を形成する必要がなく、ハウジング11の構成を簡単にできるとともにハウジング11の製造コストの増加を抑制することができる。
図3に示されるように、ステータ12のステータコア17は通常、複数の円環状の鋼板18を積層して形成された円筒形状を有している。このため、空間16(図2参照)内を冷却流体が流通すると、隣り合う鋼板18間の隙間を介して冷却流体がロータ13(図2参照)に向かってリークする可能性がある。そこで、ステータ12を、ステータコア17と、ステータコア17の外周面17aを覆うように設けられた円筒形状の保護部材19とから構成してもよい。保護部材19により、空間16内を流通する冷却流体が隣り合う鋼板18間の隙間を介してロータ13に向かってリークするのを防止することができる。尚、この場合、保護部材19の外周面19aがステータ12の外周面12aを構成する。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る回転電機機械について説明する。実施形態3に係る回転電機機械は、実施形態1及び2のそれぞれに対して、ステータ12の軸方向にOリング15の移動を拘束するための移動拘束機構を追加したものである。以下では、実施形態1の構成に移動拘束機構を付加した構成で実施形態3を説明するが、実施形態2の構成に移動拘束機構を付加することによって実施形態3を構成してもよい。尚、実施形態2において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示されるように、モータ10(図1参照)は、ステータ12の軸方向にOリング15の移動を拘束するための移動拘束機構20を備えている。移動拘束機構20は、ステータ12の外周面12aから突出するように形成された円環状の挿入部材21と、挿入部材21が挿入可能にOリング15に形成された挿入溝22とから構成されている。挿入部材21が挿入溝22に挿入されることにより、Oリング15がステータ12の軸方向に拘束される。その他の構成は実施形態1と同じである。
Oリング15がステータ12の軸方向に自由に移動可能であると、ステータ12をハウジング11内に取り付ける際にOリング15がずれてしまいOリング15を適所に設置するのに手間がかかったり、モータ10の稼働中の振動によってOリング15がステータ12の軸方向に移動してしまったりするおそれがある。しかし、実施形態3では、移動拘束機構20によってOリング15をステータ12の軸方向に拘束することができるので、ステータ12をハウジング11内に取り付けやすくしたり、モータ10の稼働中の振動によるOリング15の移動を低減したりすることができる。
図4では、一方のOリング15のみが移動拘束機構20によってステータ12の軸方向に拘束されるように描かれているが、2つのOリング15のそれぞれがステータ12の軸方向に拘束されるように移動拘束機構20を設けてもよい。また、3つ以上のOリング15が設けられている場合には、全てのOリング15をステータ12の軸方向に拘束するように移動拘束機構20を設けてもよいし、いくつかのOリング15をステータ12の軸方向に拘束するように移動拘束機構20を設けてもよい。
実施形態3では、移動拘束機構20は、ステータ12に形成された挿入部材21と、Oリングに形成された挿入溝22とから構成されていたが、この形態に限定するものではない。例えば、図5に示されるように、移動拘束機構20は、ステータ12の外周面12aの周方向に沿って形成されたOリング15を収容可能な収容溝23から構成されてもよい。Oリング15が収容溝23内に収容されることにより、Oリング15をステータ12の軸方向に拘束することができる。この構成では、ステータ12の外周面12aに収容溝23を形成するだけで移動拘束機構20を構成することができるので、図4に示される構成の移動拘束機構20に比べて、構成が簡単になり、モータ10の製造コストも低減することができる。尚、ステータ12に保護部材19が設けられている場合、移動拘束機構20の挿入部材21及び収容溝23は、保護部材19に形成される。
(実施形態4)
次に、実施形態4に係る回転電機機械について説明する。実施形態4に係る回転電機機械は、実施形態1に対して、支持部材の構成を変更したものである。尚、実施形態4において、実施形態1の構成要件と同じものは同じ参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示されるように、ステータ12をハウジング11に対して支持するための2つの支持部材(図6では一方の支持部材のみが図示されている)はそれぞれ、ハウジング11からステータ12の外周面12aに向かって突出するようにハウジング11と一体的に形成された円環形状の突起部30である。ステータ12の外周面12aが突起部30に当接することにより、ステータ12がハウジング11に対して支持されている。その他の構成は実施形態1と同じである。
ハウジング11と一体的に形成された円環形状の2つの突起部30によってステータ12をハウジング11に対して支持するようにしても、実施形態1で説明した比較構成に比べてステータ12をハウジング11に対してより柔らかく支持することができるので、ステータ12からハウジング11へ伝わる振動が低減され、騒音を低減することができる。
また、実施形態4では、突起部30がハウジング11に一体的に形成されていることにより、ステータ12をハウジング11内に取り付けるだけでステータ12をハウジング11に対して柔らかく支持することができるので、モータ10の組み立て作業性を向上することができる。
実施形態4では、突起部30はハウジング11と一体的に形成されていたが、この形態に限定するものではない。突起部30は、ステータ12の外周面12aからハウジング11に向かって突出するようにステータ12と一体的に形成してもよい。
実施形態4では、2つの支持部材とも突起部30であったが、いずれか一方が突起部30であり、他方がOリング15(図1参照)のような、ハウジング11及びステータとは別体の支持部材であってもよい。また、3つ以上の支持部材が設けられている場合には、少なくとも1つの支持部材を突起部30にしてもよい。さらに、突起部30が複数設けられている場合は、それらのいくつかがハウジング11と一体的に形成され、その他がステータ12と一体的に形成されてもよい。
実施形態4では、突起部30は円環形状を有していたが、この形状に限定するものではない。図7に示されるように、突起部30は、ステータ12の外周面12aの周方向に互いに対して間隔をあけるように3つの部材30a,30b,30cに分割された構成であってもよい。この構成により、円環形状の突起部30から構成された支持部材を用いた場合に比べてステータ12をより柔らかく支持することができる。尚、突起部30は、4つ以上の部材に分割された構成であってもよい。
実施形態1〜4ではそれぞれ、回転電機機械を、電動コンプレッサ1のモータ10として説明したが、この形態に限定するものではない。回転電機機械は、ハウジングの内部でハウジングに対してステータが支持される構成であればどのようなものであってもよく、任意の用途に用いられるモータや、発電機であってもよい。
1 電動コンプレッサ
2 インペラ
5 流入通路
6 流出通路
10 モータ
11 ハウジング
12 ステータ
12a (ステータの)外周面
13 ロータ
14 回転軸
14a (回転軸の)端部
15 Oリング(支持部材)
16 空間
17 ステータコア
17a (ステータコアの)外周面
18 鋼板
19 保護部材
19a (保護部材の)外周面
20 移動拘束機構
21 挿入部材
22 挿入溝
23 収容溝
30 突起部(支持部材)
30a (突起部を構成する)部材
30b (突起部を構成する)部材
30c (突起部を構成する)部材

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部に設けられたステータと、
    前記ハウジングと前記ステータの外周面との間において前記ステータの軸方向に異なる2か所以上に設けられた少なくとも2つの支持部材であって、前記ステータを前記ハウジングに対して支持する少なくとも2つの支持部材と
    を備え、
    前記少なくとも2つの支持部材と、前記ハウジングと、前記ステータの前記外周面とによって空間が形成されている回転電機機械。
  2. 前記空間内を冷却流体が流通する、請求項1に記載の回転電機機械。
  3. 前記2つの支持部材は、前記ハウジング及び前記ステータとは別体の環状のシール部材である、請求項2に記載の回転電機機械。
  4. 前記ステータは、
    ステータコアと、
    前記ステータコアの外周面を覆うように設けられた保護部材と
    を備え、
    前記保護部材の外周面が前記ステータの前記外周面を構成する、請求項2または3に記載の回転電機機械。
  5. 前記ステータの軸方向に前記少なくとも2つの支持部材のうちの少なくとも1つの移動を拘束するための移動拘束機構をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転電機機械。
  6. 前記少なくとも2つの支持部材のうちの少なくとも1つは、前記ハウジング又は前記ステータの外周面の一方から他方に向かって突出するように前記一方と一体的に形成された突起部である、請求項1に記載の回転電機機械。
  7. 前記突起部は、前記ステータの前記外周面の周方向に互いに対して間隔をあけるように少なくとも3つの部材に分割されている、請求項6に記載の回転電機機械。
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