JPWO2019208102A1 - 打込機 - Google Patents

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Abstract

大型化を抑制可能な打込機を提供する。圧縮性気体を蓄える蓄圧室(26)と、圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、打撃部を第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて蓄圧室(26)の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、蓄圧室(26)に供給する圧縮性気体を収容可能なシリンダ室(98)と、蓄圧室(26)及びシリンダ室(98)を形成するホルダ(44)と、ホルダ(44)に設けられ、かつ、シリンダ室(98)の容積を縮小するように作動可能なピストン(97)と、シリンダ室(98)と蓄圧室(26)とを接続及び遮断可能な切替バルブ(92)と、を有する。

Description

本発明は、止具を打撃する打撃部を備えた打込機に関する。
従来、止具を打撃する打撃部を備えた打込機は、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された打込機は、ハウジング、モータ、動力伝達部、圧縮空気供給部、打撃部、蓄圧室を有する。圧縮空気供給部はハウジング内に設けられている。圧縮空気供給部は、ロータリ圧縮機、供給管及び電磁バルブを有する。ロータリ圧縮機は、モータに対して一方向クラッチを介して接続されている。供給管は、ロータリ圧縮機と蓄圧室とを接続する。電磁バルブは、供給管に設けられている。モータは第1方向及び第2方向に回転可能である。蓄圧室に圧縮空気が充填されている。
モータが第1方向に回転し、モータの回転力が動力伝達部を介して打撃部に伝達されると、打撃部は上死点に向けて作動し、かつ、蓄圧室の圧力が上昇する。打撃部が上死点に到達すると、モータの回転力は打撃部に伝達されず、打撃部は蓄圧室の圧力で上死点から下死点に向けて作動する。蓄圧室の圧力が低下した場合は、モータが第2方向に回転し、ロータリ圧縮機が空気を圧縮する。圧縮空気は電磁バルブを介して蓄圧室に供給される。
特開2017−64864号公報
本願発明者は、ハウジング内にロータリ圧縮機を設けると、打込機が大型化することを認識した。
本発明の目的は、大型化を抑制可能な打込機を提供することである。
一実施形態の打込機は、圧縮性気体を蓄える蓄圧室と、前記圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて前記蓄圧室の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、前記蓄圧室に供給する前記圧縮性気体を収容可能な圧力室と、前記蓄圧室及び前記圧力室を形成するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、かつ、前記圧力室の容積を縮小するように作動可能な可動部材と、前記圧力室と前記蓄圧室とを接続及び遮断可能な切替バルブと、を有する。
一実施形態の打込機は、大型化を抑制可能である。
本発明に含まれる打込機の一実施形態を示す側面断面図である。 打込機の一部を示す側面断面図である。 打込機が有する変換部を示す図である。 打込機が有するサブタンク及び圧縮空気充填機構の断面図である。 サブタンク及び圧縮空気充填機構の外観図である。 打込機が有するメインタンクの断面図である。 メインタンク及びサブタンクに圧縮空気を充填する例を示す断面図である。 サブタンクの圧縮空気が外部に排出される例を示す断面図である。 サブタンクの圧縮空気がメインタンクに流入する例を示す断面図である。 サブタンク及び圧縮空気充填機構の他の例を示す断面図である。 サブタンク及び圧縮空気充填機構の更に他の例を示す断面図である。 サブタンク及び圧縮空気充填機構の更に他の例を示す断面図である。 圧縮空気充填機構の他の例であり、ピストンが初期位置にある状態の断面図である。 図13に示すピストンが、第1作動位置にある状態の断面図である。 図13に示すピストンが、第2作動位置にある状態の断面図である。 図13の圧縮空気充填機構に付勢部材を設けた例であり、ピストンが初期位置にある状態の断面図である。 図16に示すピストンが、第1作動位置にある状態の断面図である。 図16に示すピストンが、第2作動位置にある状態の断面図である。 蓄圧室の圧縮空気を放出させる動作を説明するための断面図である。
本発明に含まれる打込機のいくつかの実施形態のうち、代表的な実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示す打込機10は、ハウジング11、打撃部12、射出部13、電源部14、電動モータ15、減速機構16を有する。また、打込機10は、図1及び図3に示す変換部17、図4及び図5に示すメインタンク18及びサブタンク19を有する。ハウジング11は、シリンダケース20、ハンドル21、ヘッドカバー22、モータケース23及び接続部24を有する。シリンダケース20は中空であり、ハンドル21はシリンダケース20に接続されている。モータケース23はシリンダケース20に接続され、接続部24はハンドル21及びモータケース23に接続されている。
シリンダ25がシリンダケース20内に収容されている。蓄圧室26が、シリンダ25内及びメインタンク18内に亘って形成されている。蓄圧室26に圧縮性気体が充填されている。圧縮性気体は、空気の他、不活性ガスを用いることができる。不活性ガスは、一例として、窒素ガス、希ガスを含む。本開示では、蓄圧室26に空気が充填されている例を説明する。
打撃部12は、ハウジング11の内部から外部に亘って配置されている。打撃部12は、図6のようにピストン27及びドライバブレード28を有する。ピストン27は、シリンダ25内で中心線A1方向に往復移動可能である。ピストン27の外周面にシール部材29が取り付けられている。シール部材29は環状であり、かつ、合成ゴム製である。シール部材29がシリンダ25の内周面に接触してシール面を形成する。シール部材29は、蓄圧室26から圧縮性気体が漏れることを防止する要素である。
ドライバブレード28は、金属製である。ピストン27とドライバブレード28とが別部材で設けられ、ピストン27とドライバブレード28とが接続されている。打撃部12は、中心線A1方向に作動可能である。
図1に示すように、支持部78がハウジング11内に設けられている。支持部78は環状である。バンパ30が支持部78によって支持されている。バンパ30は合成ゴム製、シリコンゴム製の何れでもよい。バンパ30は環状であり、バンパ30はガイド孔31を有する。ガイド孔31は中心線A1を中心として設けられている。
射出部13は、金属製または合成樹脂製である。射出部13はドライバブレード28を中心線A1方向に移動可能に支持する。射出部13にプッシュレバー32が取り付けられている。プッシュレバー32は、射出部13に対して中心線A1方向の所定範囲内で移動可能である。
電源部14は接続部24に対して取り付け及び取り外しが可能である。電源部14は、収容ケースと、収容ケース内に収容した複数の電池セルとを有する。電池セルは、充電及び放電が可能な二次電池であり、電池セルは、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケルカドミウム電池等、公知の電池セルを任意に用いることができる。
電動モータ15はモータケース23内に配置されている。電動モータ15は、ロータ33及びステータ34を有する。電動モータ15は、ブラシレスモータであり、ロータ33は正回転及び逆回転可能である。
減速機構16はモータケース23内に設けられている。減速機構16の入力要素はロータ33に連結され、減速機構16の出力要素は、ピンホイール軸35に接続されている。変換部17はハウジング11内に配置されている。
図3に示す変換部17は、ピンホイール軸35の回転力を、ドライバブレード28の作動力に変換する。変換部17は、ピンホイール36、ピニオンピン37及び突部38を有する。ピンホイール36はピンホイール軸35に固定されている。ピニオンピン37は、ピンホイール36の回転方向に沿って複数設けられている。突部38は、ドライバブレード28の移動方向に沿って複数設けられている。
ピニオンピン37は突部38に対して係合可能及び解放可能である。ピニオンピン37が突部38に係合し、かつ、ピンホイール36が図3で反時計回りに回転すると、ドライバブレード28は、第2方向D2で移動する。全てのピニオンピン37が、全ての突部38から解放されると、ピンホイール36の回転力はドライバブレード28に伝達されない。
図1に示す打撃部12は、蓄圧室26の圧力で第1方向D1に常に付勢される。第1方向D1及び第2方向D2は中心線A1と平行であり、かつ、第2方向D2は第1方向D1とは逆向きである。打撃部12が蓄圧室26の圧力で、第1方向D1で移動することを下降と定義する。打撃部12が第2方向D2で移動することを上昇と定義する。
回転規制機構39が設けられている。回転規制機構39は、電動モータ15が正回転した際の回転力で、ピンホイール軸35が、図3で反時計回りに回転することを許容する。回転規制機構39は、ドライバブレード28の第1方向D1の力により、ピンホイール軸35が、図3で時計回りに回転することを防止する。
図1及び図2に示すマガジン40が、射出部13及び接続部24により支持されている。マガジン40は釘41を収容する。複数の釘41が1列に接続された状態でマガジン40内に収容される。マガジン40はフィーダを有し、フィーダは、マガジン40内の釘41を射出部13へ送る。
図2に示すように、制御部42がハウジング11内、一例として接続部24内に設けられている。制御部42は、基板に取り付けられたマイクロプロセッサを有する。マイクロプロセッサは、入出力インタフェース、制御回路、演算処理部及び記憶部を有する。
また、電源部14及び電動モータ15に対して電気的に接続されるインバータ回路が、ハウジング11内に設けられている。インバータ回路は、電動モータ15のステータ34と電源部14とを接続及び遮断する。インバータ回路は、複数のスイッチング素子を備え、複数のスイッチング素子は単独でオン・オフが可能である。制御部42は、インバータ回路を制御することにより、電動モータ15の回転及び停止、電動モータ15の回転速度、電動モータ15の回転方向を制御する。
また、プッシュセンサ、トリガセンサ79及び位置検出センサがハウジング11に設けられている。プッシュセンサは、プッシュレバー32が被打込材W1に押し付けられているか否かを検出して信号を出力する。トリガセンサ79は、ハンドル21内に設けられ、トリガセンサ79はトリガ80に操作力が付加されているかどうかに応じた信号を出力する。
図6に示すように、ヘッドカバー22はシリンダケース20に取り付けられている。メインタンク18は、シリンダケース20内及びヘッドカバー22内に亘って配置されている。メインタンク18は、ホルダ44及びキャップ45を有する。ホルダ44及びキャップ45は共に金属製、例えば、アルムミニウム製または鉄製などの熱伝導性の高い材質である。図5に示すねじ部材82を締め付けて、ホルダ44とキャップ45とが固定されている。
ホルダ44は環状であり、ホルダ44は、シリンダ25の外周面に取り付けられている。シリンダ25の外周面とホルダ44との間にシール部材46が設けられている。キャップ45は、ホルダ44の外周面に取り付けられている。キャップ45の内周面とホルダ44との間にシール部材47が設けられている。シール部材46,47は、環状であり、かつ、合成ゴム製である。シール部材46,47は、共に蓄圧室26を気密にシールする。
図7のように、ホルダ44から突出したマウント48が設けられ、マウント48により保持孔49が形成されている。保持孔49の中心線A2は、シリンダの中心線A1と平行である。保持孔49は蓄圧室26につながっている。保持孔49は、第1バルブ収容部50、通路51、第2バルブ収容部52及び取り付け孔53を有する。第1バルブ収容部50は蓄圧室26につながっている。第1バルブ収容部50は、中心線A2方向で通路51と蓄圧室26との間に配置されている。通路51は、中心線A2方向で第1バルブ収容部50と第2バルブ収容部52との間に配置されている。
一方向バルブ54が、第1バルブ収容部50に設けられている。一方向バルブ54は、スナップリング55、支持プレート56、プランジャ57、付勢部材58及びシール部材59を有する。また、第1バルブ収容部50と通路51との間に第2通路60が形成される。スナップリング55はホルダ44に固定されている。支持プレート56は、厚さ方向に貫通する孔を有する。プランジャ57は中心線A2方向に作動可能である。付勢部材58はプランジャ57を中心線A2方向に付勢する。シール部材59はプランジャ57に取り付けられている。付勢部材58によりプランジャ57が付勢され、シール部材59が保持孔49の内周面に接触する。付勢部材58は、一例として金属製のスプリングである。一方向バルブ54は、シール部材59が保持孔49の内周面に接触して、第2通路60を閉じる。第2通路60を閉じると、蓄圧室26と通路51とが遮断される。一方向バルブ54は、シール部材59が保持孔49の内周面から離反すると、第2通路60が開く。第2通路60が開くと、蓄圧室26と通路51とがつながる。
蓄圧室26の圧力に応じた付勢力及び付勢部材58からプランジャ57に加わる付勢力との合計の第1付勢力と、補助蓄圧室73の圧力に応じてプランジャ57に加わる第2付勢力とが同じであると、一方向バルブ54は第2通路60を閉じる。一方向バルブ54は、第2付勢力が第1付勢力を超えると、第2通路60を開く。このため、補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が、第2通路60、通路51を介して蓄圧室26に流入する。蓄圧室26の圧力が上昇すると、一方向バルブ54は第2通路60を閉じる。このように、一方向バルブ54は、圧縮空気が通路51から蓄圧室26に流入することを許容し、圧縮空気が蓄圧室26から通路51に戻る、つまり、流出することを阻止する。
補助バルブ61が第2バルブ収容部52に設けられている。補助バルブ61は、バルブコア62、バルブコアシャフト63、第2通路61Aを有する。バルブコアシャフト63は筒形状であり、バルブコア62はマウント48に固定されている。バルブコアシャフト63は、バルブコア62に対して中心線A2方向に移動可能である。バルブコアシャフト63が中心線A2方向に移動及び停止すると、第2通路61Aが開閉される。第2通路61Aが開くと、通路51と取り付け孔53とが接続される。つまり、圧縮空気は、第2通路61Aを通過可能である。第2通路61Aが閉じると、通路51と取り付け孔53とが遮断される。
アダプタ64が取り付け孔53に挿入され、かつ、マウント48に固定されている。アダプタ64はピン65を有し、ピン65はアダプタ64に対して中心線A2方向に移動可能である。アダプタ64の外周面にシール部材81が取り付けられている。シール部材81は環状であり、かつ、合成ゴム製である。シール部材81は、取り付け孔53の内面とアダプタ64の間を気密にシールする。アダプタ64に対して、外部機器のホースが取り付け及び取り外しされる。外部機器は、圧縮機、ボンベ、タンクなどを含む。
通路66がマウント48に設けられ、通路66は通路51につながっている。さらに、サブタンク19がマウント48に取り付けられている。サブタンク19はハウジング11内に設けられており、サブタンク19は、一例として金属製である。サブタンク19は、筒部67と、筒部67の中心線A3方向の端部につながる壁部68と、を有する。中心線A3は中心線A2に対して交差する。図7は、中心線A2と中心線A3とが90度の角度で交差した例を示す。
マウント48に取り付け孔69が設けられ、筒部67の端部は取り付け孔69に固定されている。筒部67とマウント48との間にシール部材70が設けられている。シール部材70は合成ゴム製である。
筒部67内にピストン71が配置されている。ピストン71は中心線A3方向に移動可能である。ピストン71の外周面にシール部材72が設けられている。シール部材72は環状であり、かつ、合成ゴム製である。ピストン71はサブタンク19内を補助蓄圧室73と空間74とに隔てる。補助蓄圧室73は、通路66につながっている。
付勢部材75が空間74に配置されている。付勢部材75は、図9に示すピストン71を、中心線A3に沿って一方向バルブ54に接近させる第3方向B1に付勢する。つまり、付勢部材75は、補助蓄圧室73の容積を狭くする向きでピストン71を中心線A3方向に付勢する。付勢部材75は弾性体であり、一例として金属製の機械スプリングを用いることが可能である。さらに、付勢部材75として、定荷重スプリングを用いることが可能である。定荷重スプリングは、中心線A3方向でサブタンク19に対する位置に関わり無く、ピストン71に加える付勢力が一定である。
筒部67を径方向に貫通する排気孔76が設けられている。さらに、壁部68を中心線A3方向に貫通する空気孔77が設けられている。排気孔76は、サブタンク19の内部と、サブタンク19の外部E1とをつなぐ。空気孔77は、空間74とサブタンク19の外部E1とをつなぐ。
作業者が蓄圧室26に圧縮空気を充填する例を説明する。蓄圧室26に圧縮空気を充填する作業は、打撃部12が下死点に停止した状態で行う。その理由の一例は、次のとおりである。第1に、蓄圧室26における圧縮空気の圧力は、打撃部12が下死点に停止した状態が最も低いため、メインタンク18の外部から、蓄圧室26に圧縮空気を充填し易いからである。第2に、圧縮空気の充填中に、作業者の意図に関わり無く打撃部12が第1方向に作動することを抑制できるからである。また、作業者はヘッドカバー22をシリンダケース20から取り外す。
外部機器のホースをアダプタ64に接続する前の状態では、ピン65がバルブコアシャフト63から離反し、バルブコアシャフト63はプランジャ57から離反している。補助バルブ61は、通路51と取り付け孔53とを遮断している。一方向バルブ54は、第2通路60を閉じている。シール部材72は、中心線A3方向で排気孔76と通路66との間に位置する。
作業者は、外部機器のホースをシリンダケース20内に挿入し、かつ、ホースをアダプタ64に接続する。すると、ピン65がバルブコアシャフト63を押し、通路51と取り付け孔53とが接続される。また、バルブコアシャフト63はプランジャ57を押し、図7のように、一方向バルブ54は、第2通路60を開く。外部機器からホースを介して供給される圧縮空気は、取り付け孔53、補助バルブ61を介して通路51に供給される。通路51に供給された圧縮空気の一部は、通路66を通り補助蓄圧室73に流入する。補助蓄圧室73の圧力が上昇すると、ピストン71は付勢部材75の付勢力に抗して壁部68に近づく向きで作動する。つまり、ピストン71は、中心線A3に沿って一方向バルブ54から離間する第4方向B2に作動する。このため、付勢部材75は、弾性エネルギを蓄積する。
また、通路51に供給された圧縮空気の一部は、第1バルブ収容部50を通り蓄圧室26に流入する。したがって、蓄圧室26の圧力が上昇する。さらに、蓄圧室26の圧力と補助蓄圧室73の圧力とは同じである。
蓄圧室26の圧力及び補助蓄圧室73の圧力が目標圧力になると、作業者がホースをアダプタ64から取り外す。すると、ピン65がバルブコアシャフト63から離反し、補助バルブ61は通路51と取り付け孔53とを遮断する。また、バルブコアシャフト63はプランジャ57から離反する。すると、一方向バルブ54は第2通路60を閉じる。
さらに、蓄圧室26の圧力及び補助蓄圧室73の圧力が目標圧力を超えると、図8のように、シール部材72が中心線A3方向で排気孔76と壁部68の間に移動する。そして、補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が、排気孔76から外部E1に排出される。したがって、蓄圧室26の圧力及び補助蓄圧室73の圧力が、目標圧力を超えることを防止できる。
補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が、排気孔76から外部E1に排出される場合に、音が発生する。作業者は、蓄圧室26の圧力及び補助蓄圧室73の圧力が目標圧力を超えることを認識可能である。排気孔76の開口面積を適切に設定すると、排気時に空気の漏れる音が発生する。また、排気孔76に笛のような部材を付加してもよい。さらに、排気孔76の排出方向に対して交差する方向の貫通穴を、筒部67に設けることも可能である。このようにすると、排気時に、笛の原理で大きな音が鳴る。
なお、目標圧力は、打撃部12が釘41を打撃する場合のパワーを超える値から定まる圧力である。目標圧力は、一例として、打撃部12が下死点から待機位置まで移動する場合のストローク量に応じて定まる。
次に、作業者が打込機10を使用する例を説明する。制御部42は、トリガ80に操作力が加えられていること、またはプッシュレバー32が被打込材W1に押し付けられていること、のうち、少なくとも一方を検出できないと、電動モータ15を停止させる。電動モータ15が停止していると、打撃部12は待機位置で停止している。本実施形態では、一例として、ピストン27が、下死点と上死点との間にある待機位置で、打撃部12が停止しているものとする。ピストン27の上死点は、中心線A1方向でバンパ30から最も離れた位置である。ピストン27の下死点は、中心線A1方向でバンパ30に接触した位置である。
また、ピニオンピン37と突部38とが係合し、打撃部12が蓄圧室26から受ける付勢力は、ピンホイール36に伝達される。回転規制機構39は、ピンホイール軸35を停止させ、打撃部12は待機位置で停止している。
制御部42は、トリガ80に操作力が加えられていること、及びプッシュレバー32が被打込材W1に押し付けられていることを検出すると、電動モータ15を正回転させる。電動モータ15の回転力は、減速機構16を経由してピンホイール36に伝達される。
ピンホイール36の回転力が打撃部12に伝達され、打撃部12が上昇する。打撃部12が上昇すると蓄圧室26の容積が狭められ、蓄圧室26の圧力が上昇する。蓄圧室26の圧力は、補助蓄圧室73の圧力を超える。ピストン27が上死点に到達すると、全てのピニオンピン37が全ての突部38から解放される。すると、打撃部12は、蓄圧室26の圧力で下降する。打撃部12が下降すると、ドライバブレード28は、射出部13にある釘41を打撃し、釘41は被打込材W1に打ち込まれる。ドライバブレード28が釘41を打撃した反力で、プッシュレバー32が被打込材W1から離れる。また、ピストン27がバンパ30に衝突する。
制御部42は、位置検出センサの信号を処理して、打撃部12が待機位置に到達したか否かを検出する。制御部42は、打撃部12が待機位置に到達すると、電動モータ15を停止する。
一方、蓄圧室26の圧力及び補助蓄圧室73の圧力は、蓄圧室26及び補助蓄圧室73に圧縮空気を充填した時点で同じである。蓄圧室26及び補助蓄圧室73に圧縮空気を充填した時点から一定期間が経過すると、蓄圧室26の圧縮空気が、メインタンク18の外部に漏れる可能性がある。一例として、シール部材29,46,47の何れかがシールする箇所から圧縮空気が漏れる。すると、蓄圧室26の圧力は、補助蓄圧室73の圧力よりも低くなる。
このような圧縮空気の漏れは、打撃部12が打撃動作を行う度に、蓄圧室26の圧力が上昇及び低下を繰り返すことで、シール部材29,46,47に繰り返し圧力変化が生じることが原因である。特に、シール部材29は、打撃部12の作動に伴いシリンダ25の内周面に対して摺動するため、蓄圧室26の圧力変化と併せると、より圧縮空気の漏れが発生し易い。
一方向バルブ54は、プランジャ57に加わる第1付勢力と、プランジャ57に加わる第2付勢力とが同じであると第2通路60を閉じる。一方向バルブ54は、第2付勢力が第1付勢力を超えると、通路51の圧力でプランジャ57が作動して第2通路60を自動的に開く。このため、補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が、第2通路60、通路51を介して蓄圧室26に流入する。蓄圧室26の圧力が上昇して所定圧力以上になると、一方向バルブ54は自動的に第2通路60を閉じる。
ここでいう所定圧力とは、打撃部12が下死点にある状態で確保するべき下死点用の目標圧力であり、当該下死点用の目標圧力は、打撃部12が上死点にて具備すべき打撃力、すなわち、打撃部12が作動して釘41を被打込材W1に必要量打ち込むのに必要な上死点での必要圧力を規定する。打撃部12が下死点に位置する状態における蓄圧室26の目標圧力は、打撃部12が上死点から作動して釘41に加える打撃エネルギの目標エネルギに応じて定まる。
このように、蓄圧室26の圧力が所定圧力未満に低下すると、一方向バルブ54は自動的に第2通路60を開いて補助蓄圧室73の圧縮空気の一部を蓄圧室26に供給する。したがって、打撃部12が第1方向に作動する場合のパワーが低下すること、つまり、打撃部12の打撃力が低下することを抑制できる。
また、補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が蓄圧室26に流入すると、ピストン71は、付勢部材75の付勢力で壁部68から離反する向きで移動する。一方向バルブ54が蓄圧室26と通路51とを遮断と、ピストン71は停止する。このように、補助蓄圧室73の圧縮空気の一部が蓄圧室26に流入することに伴い、ピストン71が壁部68から離反する向きで作動し、補助蓄圧室73の容積が縮小する。付勢部材75は、補助蓄圧室73の容積を縮小する向きでピストン71を付勢し、補助蓄圧室73の圧力を支配する。具体的には、補助蓄圧室73に圧縮空気を充填した時点と略同じ圧力に維持する。
さらに、中心線A3は中心線A1に対して90度で交差して配置されている。このため、打撃部12が釘41を打撃すること、または、ピストン27がバンパ30に衝突することにより、ハウジング11が中心線A2方向に振動した場合における、ピストン71の中心線A3方向の移動を低減、抑制可能である。
上記効果に加えて、補助蓄圧室73は、蓄圧室26と比較して圧縮空気漏れの要因となる圧力変化が少なく、かつ、シール部材も少ない。このため、補助蓄圧室73自体の圧力低下は限りなく小さく抑えられており、打込機10を長期間使用しても、蓄圧室26の圧力低下を補填する機能を十分に維持できる。
蓄圧室26に圧縮空気を供給する機構の他の例を、図10を参照して説明する。サブタンク19は、中心線A2を中心として配置されている。ピストン71及びプランジャ57は、共に中心線A2方向に作動可能である。ピストン71は、中心線A2に沿って一方向バルブ54に接近する第3方向B1に作動可能であり、かつ、ピストン71は、中心線A2に沿って一方向バルブ54から離間する第4方向B2に作動可能である。保持孔49、補助バルブ61及びアダプタ64は、中心線A3を中心として配置されている。補助バルブ61は、中心線A3方向に作動可能である。
補助蓄圧室73は、通路51につながっている。図7に示す通路66は、図10に示す例では設けられていない。図10におけるその他の構成は、図7におけるその他の構成と同じである。
ホースをアダプタ64に取り付けた状態において、ピン65はプランジャ57から離反している。次いで、作業者がアダプタ64及び補助バルブ61を経由して通路51に圧縮空気を供給する。すると、通路51に供給された圧縮空気の一部は、補助蓄圧室73に流入する。また、一方向バルブ54は、第2付勢力が第1付勢力を超えると、第2通路60を開き、通路51に供給された圧縮空気の一部が、蓄圧室26に流入する。作業者がホースをアダプタ64から取り外すと、補助バルブ61は通路51と取り付け孔53とを遮断する。また、一方向バルブ54は第2通路60を閉じる。
図10に示す要素においても、蓄圧室26の圧力が低下すると、補助蓄圧室73の圧縮空気が蓄圧室26に流入し、蓄圧室26の圧力を上昇させることが可能である。図10に示す要素の他の作用効果は、図7に示す要素の作用効果と同じである。
蓄圧室26に圧縮空気を供給する機構の他の例を、図11を参照して説明する。サブタンク19は、中心線A2を中心として配置されている。ピストン71は、中心線A2方向に作動可能である。一方向バルブ54、保持孔49、補助バルブ61及びアダプタ64は、中心線A3を中心として配置されている。プランジャ57及び補助バルブ61は、中心線A3方向に作動可能である。補助蓄圧室73は、通路66を介して通路51につながっている。図11におけるその他の構成は、図7及び図10におけるその他の構成と同じである。
作業者がホースをアダプタ64に取り付けると、ピン65がプランジャ57を押し、一方向バルブ54は第2通路60を開く。図11に示す補助バルブ61及びアダプタ64は、蓄圧室26及び補助蓄圧室73に圧縮空気を充填可能である。作業者がホースをアダプタ64から取り外すと、ピン65がプランジャ57から離反し、一方向バルブ54は第2通路60を閉じる。また、補助バルブ61は通路51と取り付け孔53とを遮断する。
そして、蓄圧室26の圧力が低下すると、補助蓄圧室73の圧縮空気が蓄圧室26に流入し、蓄圧室26の圧力を上昇させることが可能である。図11に示す要素の他の作用効果は、図7に示す要素の作用効果と同じである。
蓄圧室26に圧縮空気を供給する機構の更に他の例を、図12を参照して説明する。図12に示す構成において、図10に示す構成と同じ構成は、図10と同じ符号を付してある。図10の例と図12の例とを比較すると、図12の例では、図10に示すピストン71、シール部材72、付勢部材75、排気孔76、空間74及び空気孔77が設けられていない。
このため、図12の例では、蓄圧室26及び補助蓄圧室73に圧縮空気を充填した時点から期間が経過して、蓄圧室26の圧力が低下すると、補助蓄圧室73の圧縮空気が蓄圧室26に供給される。しかし、空間74及び付勢部材75が存在しないため、蓄圧室26の圧力は初期圧力までは上昇せず、蓄圧室26と補助蓄圧室73の圧力とが均等となるように、蓄圧室26に対して圧縮空気の供給が行われる。よって図12の例では、蓄圧室26の圧力は初期圧力までは上昇しないが、蓄圧室26に比べ圧力変化が少なく、かつ、圧縮縮空気の漏れの原因となるシール部材も限りなく少ないため、蓄圧室26の圧力低下量を低減できる。
蓄圧室26に圧縮空気を供給する機構の更に他の例を、図13、図14及び図15を参照して説明する。図13のように、ホルダ44はマウント48を有し、マウント48により保持孔90が形成されている。保持孔90の中心線A4は、シリンダの中心線A1と交差する。保持孔90は、通路91を介して蓄圧室26につながっている。切替バルブ92が保持孔90に設けられている。切替バルブ92は、バルブコア93、バルブコアシャフト94、通路95、バルブコアシャフト94を付勢する付勢部材を有する。バルブコア93は筒形状であり、バルブコア93はマウント48に固定されている。バルブコアシャフト94は、バルブコア93に対して中心線A4方向に移動可能である。バルブコアシャフト94を付勢する付勢部材は、一例として、金属製のスプリングである。
取り付け孔96がマウント48に設けられている。取り付け孔96は保持孔90につながり、取り付け孔96の開口端は、マウント48の表面に露出している。保持孔90及び取り付け孔96は中心線A4を中心として同心状に配置されている。取り付け孔96内にピストン97が配置されている。取り付け孔96において、ピストン97とバルブコア93との間に、シリンダ室98が形成されている。バルブコアシャフト94が中心線A4方向に作動すると、通路95が開閉する。通路95が開くと、シリンダ室98と通路91とがつながる。通路95が閉じると、シリンダ室98と通路91とが遮断される。マウント48は通路102を有し、通路102は取り付け孔96と外部E1とをつなぐ。
シール部材103がピストン97の外周面に取り付けられている。シール部材103は取り付け孔96の内面に接触して、シリンダ室98を気密にシールする。ピストン97はプッシュピン99及び位置決め突起104を有する。位置決め突起104は中心線A4を中心とする円周方向で2箇所に設けられている。シャフト100がピストン97に接続されている。シャフト100は、取り付け孔96及びホルダ44の外部E1に亘って配置されている。
シャフト100はピストン97と共に中心線A4に沿って第3方向B1及び第4方向B2に作動可能である。第3方向B1と第4方向B2とは、互いに逆向きである。ピストン97が第3方向B1に作動すると、ピストン97が切替バルブ92に接近する。ピストン97が第4方向B2に作動すると、ピストン97が切替バルブ92から離間する。シャフト100において取り付け孔96の外に位置する端部に、ノブ108が固定されている。作業者は、ノブ108を操作可能である。
シャフト100の全部がハウジング11内に設けられている構造、または、シャフト100においてピストン97が取り付けられていない端部が、ハウジング11の外部に露出している構造の何れでもよい。シャフト100の端部がハウジング11の外部に露出する構造では、ハウジング11に開口部を設け、シャフト100の一部が開口部内で作動可能に構成される。
さらに、キャップ101がマウント48に取り付けられている。キャップ101は筒部107及び軸孔110を有し、筒部107の外周面に雄ねじ105が設けられている。取り付け孔96の内周面に雌ねじ106が設けられている。作業者がキャップ101を回転させると、キャップ101をマウント48に取り付け及び取り外しが可能である。筒部107は凹部106を有する。凹部106は、中心線A4を中心とする円周方向で2箇所に設けられている。
シャフト100は軸孔110内に配置されている。軸孔110の内径は、ピストン97の外径よりも小さく、かつ、ノブ108の外径よりも小さい。キャップ101がマウント48に固定されていると、ピストン97及びシャフト100がマウント48から外れることは無い。キャップ101がマウント48に固定されている状態で、シャフト100及びピストン97は、軸孔110内で中心線A4に沿って作動可能である。シャフト100はキャップ101に対して中心線A4を中心として回転可能である。キャップ101をマウント48から取り外すと、ピストン97及びシャフト100をマウント48から外すことが可能である。
作業者が打込機10を使用する場合、シャフト100を操作していない。位置決め突起104は凹部106の外に位置する。位置決め突起104の先端が筒部107に接触して、ピストン97は、中心線A4方向における初期位置で停止している。ピストン97が初期位置で停止していると、シール部材103は、シリンダ室98と通路102とを遮断している。つまり、シール部材103は、シリンダ室98をシールしている。また、プッシュピン99はバルブコアシャフト94から離間している。このため、切替バルブ92は通路95が閉じられている。このため、通路91とシリンダ室98とが遮断され、蓄圧室26の圧縮空気が圧力室へ漏れることは無い。
図13は、ピストン97の初期位置の一例である。ピストン97の初期位置は、シール部材103がシリンダ室98と通路102とを遮断し、かつ、プッシュピン99がバルブコアシャフト94から離間している位置であればよく、図13におけるピストン97の位置に限定されない。
作業者が打撃部12のパワー不足を認識すると、作業者は、打撃部12が下死点で停止している状態で、次の作業を行うことが可能である。
作業者はノブ108を指で掴み、シャフト100を中心線A4を中心として所定角度回転させ、中心線A1を中心とする円周方向で、位置決め突起104と凹部106とを同じ位置とし、シャフト100を停止させる。
更に、シャフト100及びピストン97を中心線A4に沿い、かつ、切替バルブ92から離間させる向きで作動させる。すると、位置決め突起104が凹部106に進入する。ピストン97が切替バルブ92から離間する向きで作動すると、シリンダ室98の容積が拡大する。そして、図14のように、ピストン97がキャップ101に接触した第1作動位置で、シャフト100及びピストン97を停止させる。ピストン97が第1作動位置で停止する前、または、第1作動位置で停止した時点で、シール部材103はシリンダ室98と通路102とを接続する。このため、シリンダ室98は、通路102を介して外部E1につながる。
さらに、作業者は、シャフト100及びピストン97を第3方向B1に作動させる。すると、図13のように、シール部材103がシリンダ室98と通路102とを遮断する。また、ピストン97が切替バルブ92に接近する向きで作動すると、シリンダ室98の容積が縮小して空気が圧縮され、シリンダ室98の圧力が上昇する。
その後、作業者はシャフト100及びピストン97を、図15に示す第2作動位置で停止させる。ピストン97が第2作動位置に到達する前、または、ピストン97が第2作動位置に到達した時点で、プッシュピン99がバルブコアシャフト94に押し付けられ、通路95が開く。このため、シリンダ室98で圧縮された空気が、通路91を経由して蓄圧室26に供給される。この時、ピストン97で圧縮されたシリンダ室98の圧力は、蓄圧室26の目標圧力と略同じであることが望ましい。蓄圧室26の目標圧力は、ピストン97が下死点で停止している状態に対応する圧力である。
さらに、作業者は、第2作動位置で停止しているシャフト100及びピストン97を中心線A4に沿い、かつ、切替バルブ92から離間させる向きで作動させる。すると、プッシュピン99がバルブコアシャフト94から離間し、バルブコアシャフト94が付勢部材の力で作動して停止し、通路95が閉じる。以後、作業者は、ピストン97を第1作動位置と第2作動位置との間で往復作動させる操作を繰り返し、シリンダ室98で圧縮された空気を、通路91を介して蓄圧室26に供給する作業を行う。そして、作業者は、シャフト100を中心線A4を中心として回転させ、位置決め突起104と凹部106とを、中心線A4を中心として異なる位置にした後、図13のように、シャフト100及びピストン97を初期位置で停止させる。
このように、図13、図14及び図15に示す実施形態では、蓄圧室26の圧力が低下した場合に、作業者の操作力でピストン97を作動させてシリンダ室98の空気を蓄圧室26に供給し、蓄圧室26の圧力を上昇させることが可能である。したがって、打込機10のメンテナンスのために、打込機10を修理店に持ち込む必要がなく、打込機10の使い勝手を向上できる。
また、シリンダ室98の容積、ピストン97の有効作動量等のパラメータに基づいて、シリンダ室98の最大圧力が決まる。したがって、蓄圧室26の上限圧を超えて、空気が蓄圧室26に充填されることを防止できる。ピストン97の有効作動量は、シール部材103がシリンダ室98と通路102とを遮断している状態で、ピストン97が切替バルブ92に接近する向きで作動可能な量である。
さらに、切替バルブ92の通路95が閉じている状態で、蓄圧室26の圧縮空気が、バルブコア93とマウント48との接触箇所からシリンダ室98へ漏れたとしても、ピストン97が初期位置で停止していると、シール部材103がシリンダ室98と通路102とを遮断している。したがって、シリンダ室98の空気が、外部E1へ漏れることを防止できる。
作業者は、打撃部12が停止した状態で、シャフト100及びピストン97を作動させて蓄圧室26に空気を充填する。打撃部12が停止した状態は、打撃部12がバンパ30に接触して停止している第1状態、または、打撃部12がバンパ30から離間して停止している第2状態の何れでもよい。打撃部12が第1状態で停止している場合に、ピストン97の作動によって上昇可能な蓄圧室26の最大圧は、打撃部12が第2状態で停止している場合に、ピストン97の作動によって上昇可能な蓄圧室26の最大圧よりも低く設定する。
図16、図17及び図18に示す例は、図13、図14及び図15に示す例の一部を変更したものである。付勢部材111がシリンダ室98に配置されている。付勢部材111は、ピストン97を切替バルブ92から離間させる向きで中心線A4に沿って付勢する。付勢部材111は、一例として金属製のスプリングである。
作業者が打込機10を使用する場合、図16のように、シャフト100を操作していない。ピストン97は付勢部材111に付勢され、かつ、位置決め突起104の先端が筒部107に接触して、ピストン97が中心線A4方向における初期位置で停止している。
作業者が指でノブ108を掴み、かつ、シャフト100を中心線A4を中心として所定角度回転させ、中心線A1を中心とする円周方向で、位置決め突起104と凹部106とを同じ位置とし、シャフト100を停止させる。すると、ピストン97は、付勢部材111の付勢力で切替バルブ92から離間する向きで作動し、位置決め突起104が図7のように凹部106に進入し、かつ、ピストン97が第1作動位置で停止する。
さらに、作業者はノブ108に操作力を付加して、ピストン97を付勢部材111の力に抗して切替バルブ92に接近させると、図18のようにプッシュピン99がバルブコアシャフト94に押し付けられて通路95が開く。作業者がノブ108に付加した操作力を解除すると、ピストン97は、付勢部材111の付勢力で第2作動位置から切替バルブ92から離間する方向に作動したする。さらに、位置決め突起104が凹部106に進入し、ピストン97は第1作動位置で停止する。以後、ピストン97が第1作動位置と第2作動位置との間で往復作動され、シリンダ室98で圧縮された空気が蓄圧室26に供給される。
そして、作業者は、シャフト100を中心線A4を中心として回転させ、位置決め突起104と凹部106とを、中心線A4を中心として異なる位置にした後、図16のように、シャフト100及びピストン97を初期位置で停止させる。なお、図15のように、位置決め突起104が斜面104Aを有し、凹部106が、斜面106Aを有してもよい。すると、中心線A4を中心とするシャフト100の回転方向において、突起104の位置と凹部106の位置とが異なっていても、斜面104Aと斜面106Aとが接触することでシャフト100が所定角度回転し、突起104と凹部106とが確実に係合する。
更に、図19に示すように、ノブ108に凸部108aを設け、更に、マウント48に設けられているキャプ101に凹部200を設けておき、ノブ108を操作して圧縮空気を蓄圧室に供給する作業の時は、凸部108aと凹部200が係合しないようにしておき、ノブ108の凸部108aをキャプ101の端部に突き当てても、蓄圧室26内の圧縮空気が抜けないようしておく。蓄圧室26内の圧力を調整する時には、ノブ108を回転させ、凸部108aと凹部200を係合できるようにした後、ノブ108を押し込みピストン97の小径部97aが空間201まで移動させすることで、シール部材103が取り付け孔96の大径部96aまで移動し、プッシュピン99がバルブコアシャフト94に押し付けられて通路95が開いた状態になり、更に、シール部材103と取り付け孔96の内面とのシールが解除され、圧蓄圧室26内の圧縮空気は、通路102から大気に放出される。尚、付勢部材111は設けてなくても良い。
図16、図17及び図18に示す例は、付勢部材111の付勢力でピストン97及びシャフト100が第2作動位置から第1作動位置へ作動する。このため、作業者の操作を簡略にすることができる。図16、図17及び図18に示す例の他の作用及び効果は、図13、図14及び図15に示す例の作用及び効果と同じである。
さらに、打撃部12が下死点で停止している状態でシリンダ室98で圧縮された空気を蓄圧室26に供給すると、蓄圧室26の空気圧が上昇中に打撃部12が移動しない。このため、蓄圧室26に対する空気の供給完了後における打撃部12の打撃エネルギが安定する。
なお、図13、図14、図15、図16、図17及び図18に示す例において、打撃部12が下死点とは異なる位置で停止している状態で、シリンダ室98で圧縮された空気を蓄圧室26に供給することも可能である。この場合でも、打撃部12が上死点に位置する状態で、蓄圧室26の圧力が、必要圧力を超えることを回避可能である。したがって、打撃部12が釘41に加える打撃エネルギが、目標エネルギを超えることを抑制できる。
実施形態及び図面に開示した内容は、次に挙げるいくつかの主題を含む。これらの主題は、実施形態及び図面に開示した内容のうち、一部の構成を備えているものを、それぞれ打込機として定義している。
(図1及び図2に加え、図13以降の例に含まれる主題) 圧縮性気体を蓄える蓄圧室と、前記圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて前記蓄圧室の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、前記蓄圧室に供給する前記圧縮性気体を収容可能な圧力室と、前記蓄圧室及び前記圧力室を形成するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、かつ、前記圧力室の容積を縮小するように作動可能な可動部材と、前記圧力室と前記蓄圧室とを接続及び遮断可能な切替バルブと、を有し、前記可動部材は、前記打撃部が停止している状態で作動可能である。
(図1、図2及び図4に加え、図7−図12の例に含まれる主題) 圧縮性気体を蓄える蓄圧室と、前記圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて前記蓄圧室の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、前記蓄圧室に接続され、かつ、前記蓄圧室に供給する前記圧縮性気体を蓄える補助蓄圧室と、前記補助蓄圧室の前記圧縮性気体を前記蓄圧室に供給することが可能であり、かつ、前記蓄圧室の前記圧縮性気体が前記補助蓄圧室に戻ることを阻止する一方向バルブとを有し、前記一方向バルブは、前記蓄圧室が所定圧力以上であると、前記蓄圧室と前記補助蓄圧室とを遮断し、前記蓄圧室が所定圧力未満であると、前記蓄圧室と前記補助蓄圧室とを接続する、打込機。
実施形態で説明した事項の技術的意味の一例は、次の通りである。打込機10は、打込機の一例であり、蓄圧室26は、蓄圧室の一例である。第1方向D1は、第1方向の一例であり、第2方向D2は、第2方向の一例である、打撃部12は、打撃部の一例である。電動モータ15及び変換部17は、駆動部の一例である。補助蓄圧室73は、補助蓄圧室の一例である。第1バルブ収容部50、通路51及び通路66は、第1通路の一例である。一方向バルブ54は、一方向バルブの一例である。補助バルブ61は、補助バルブの一例である。サブタンク19は、補助容器の一例である。ピストン71は、壁部の一例である。付勢部材75は、付勢部材の一例である。第2通路61Aは、第2通路の一例である。排気孔76は第3通路の一例である。バルブコアシャフト63は、可動片の一例である。プランジャ57は、第2弁体及び第3弁体の一例である。中心線A2方向または中心線A3方向が、可動片の作動方向の一例であり、かつ、第2弁体及び第3弁体の作動方向の一例である。
空間74は、収容室の一例である。空気孔77は、開口部の一例である。ピストン71、シール部材72及び排気孔76は、リークバルブの一例である。目標圧力は、所定圧力の一例である。排気孔76は、通路の一例である。ハウジング11は、ハウジングの一例である。ヘッドカバー22は、蓋部の一例である。制御部42及び位置検出センサは、検知部の一例である。中心線A1方向で、ピストン27がバンパ30に接触した打撃部12の位置が、打撃部の下死点の一例である。釘41は、止具の一例である。
シリンダ室98及び補助蓄圧室73は、それぞれ圧力室の一例である。メインタンク18は、ケーシングの一例である。ピストン71,97は、可動部材の一例である。切替バルブ92及び一方向バルブ54は、それぞれ切替バルブの一例である。第3方向B1は、第3方向の一例であり、第4方向B2は、第4方向の一例である。外部E1は、ケーシングの外部の一例である。通路102は、補助通路の一例である。
ピストン97が第3方向B1に作動し、かつ、切替バルブ92が蓄圧室26とシリンダ室98とを接続する状態が第1作動状態の一例である。ピストン97が第4方向B2に作動し、かつ、切替バルブ92が蓄圧室26とシリンダ室98とを遮断する状態が第2作動状態の一例である。バルブコアシャフト94は、第1弁体の一例である。
打込機は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図7、図10及び図11において、排気孔76が設けられていなくてもよい。ピストン71を有する例では、サブタンク19の外部E1からピストン71を中心線方向に手動で移動させることの可能な調整機構を設けることも可能である。
電動モータは、ブラシ付きモータまたはブラシレスモータの何れでもよい。電動モータの電源部は、直流電源または交流電源の何れでもよい。電源部は、ハウジングに対して着脱可能なものと、ハウジングに対して電力ケーブルを介して接続されるものと、を含む。電源部は二次電池に替えて一次電池でもよい。
打撃部を第2方向に作動させる駆動部は、モータ、減速機構、変換部を含む。モータは、電動モータの他、油圧モータ、空気圧モータ及びエンジンを含む。
変換部は、ラック・アンド・ピニオン機構の他、牽引機構、カム機構を含む。牽引機構は、モータの回転力をケーブルを介して打撃部に伝え、打撃部を牽引して第2方向に移動させる。カム機構は、モータの回転力で回転する回転要素に、外径が緩やかに変化する環状のカム面を形成したものである。
モータの回転力を変換部に伝達する回転要素は、ギヤ、プーリ、ローラ、遊星歯車機構のキャリヤ、円板部材を含む。
蓄圧室は、圧縮性気体を収容する空間であり、タンク、ケーシングなどの容器内に形成される。第1通路、第2通路及び第3通路は、圧縮性気体が流れる経路であり、孔、開口部、隙間、空間、ポートなどを含む。なお、補助バルブは、打撃部が作動方向における下死点にある場合に、圧縮性気体が通過可能である。
図13、図14、図15、図16、図17及び図18に示す例において、保持孔90、取り付け孔96、切替バルブ92、シリンダ室98、ピストン97は、マウント48に設けられているが、マウント48に他の筒状部材を取り付け、その筒状部材に、保持孔90、取り付け孔96、切替バルブ92、シリンダ室98、ピストン97を設けることも可能である。
図13、図14、図15、図16、図17及び図18に示す中心線A4は、図1及び図6に示す中心線A1に対して交差、例えば、90度の角度で交差する例である。また、中心線A4と中心線A1とが、90度とは異なる角度で交差してもよい。さらに、中心線A4と中心線A1とが平行に配置されていてもよい。
10…打込機、11…ハウジング、12…打撃部、15…電動モータ、17…変換部、18…メインタンク、19…サブタンク、22…ヘッドカバー、26…蓄圧室、42…制御部、50…第1バルブ収容部、51,66…通路、54…一方向バルブ、57…プランジャ、61…補助バルブ、61A…第2通路、63,94…バルブコアシャフト、71,97…ピストン、72…シール部材、73…補助蓄圧室、74…空間、75…付勢部材、76…排気孔、77…空気孔、92…切替バルブ、98…シリンダ室、102…通路、A1,A2,A3…中心線、B1…第3方向、B2…第4方向、D1…第1方向、D2…第2方向、E1…外部

Claims (15)

  1. 圧縮性気体を蓄える蓄圧室と、前記圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて前記蓄圧室の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、
    前記蓄圧室に供給する前記圧縮性気体を収容可能な圧力室と、
    前記蓄圧室及び前記圧力室を形成するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられ、かつ、前記圧力室の容積を縮小するように作動可能な可動部材と、
    前記圧力室と前記蓄圧室とを接続及び遮断可能な切替バルブと、
    を有する、打込機。
  2. 前記可動部材は、
    前記圧力室の容積を縮小する第3方向と、
    前記第3方向とは逆であり、かつ、前記圧力室の容積を拡大する第4方向と、
    に作動可能であり、
    前記可動部材が、前記第3方向に作動し、かつ、前記切替バルブが、前記圧力室と前記蓄圧室とを接続する第1作動状態と、
    前記可動部材が、前記第4方向に作動し、かつ、前記切替バルブが、前記圧力室と前記蓄圧室とを遮断する第2作動状態と、
    を、更に備えている、請求項1記載の打込機。
  3. 前記切替バルブは、
    前記圧力室と前記蓄圧室とを接続及び遮断するように作動する第1弁体を有し、
    前記第1作動状態は、前記可動部材が前記第3方向に作動して前記第1弁体に接触することにより、前記第1弁体が作動して前記圧力室と前記蓄圧室とを接続する状態であり、
    前記第2作動状態は、前記可動部材が前記第4方向に作動して前記第1弁体から離間することにより、前記第1弁体が作動して前記圧力室と前記蓄圧室とを遮断する状態である、請求項2記載の打込機。
  4. 前記可動部材を操作して、前記第1弁体に接触させた状態を維持し、シール部材による密閉を解除することで、前記蓄圧室の圧縮性気体を放出することを特徴とする請求項1記載の打込機。
  5. 前記圧力室と前記ケーシングの外部とをつなぐ補助通路が設けられ、
    前記可動部材は、前記第3方向に作動すると前記補助通路を閉じる一方、前記第4方向に作動すると前記補助通路を開く、請求項2または3記載の打込機。
  6. 圧縮性気体を蓄える蓄圧室と、前記圧縮性気体の圧力で止具を打撃する第1方向に作動する打撃部と、前記打撃部を前記第1方向とは逆向きの第2方向に作動させて前記蓄圧室の圧力を上昇させる駆動部と、を有する、打込機であって、
    前記蓄圧室に接続され、かつ、前記蓄圧室に供給する前記圧縮性気体を蓄える補助蓄圧室と、
    前記補助蓄圧室と前記蓄圧室とを接続し、かつ、前記圧縮性気体が通る第1通路と、
    前記第1通路に設けられ、かつ、前記補助蓄圧室の前記圧縮性気体を前記蓄圧室に供給することが可能であり、かつ、前記蓄圧室の前記圧縮性気体が前記補助蓄圧室に戻ることを阻止する一方向バルブと、
    前記第1通路における前記補助蓄圧室と前記一方向バルブとの間に接続され、かつ、前記補助蓄圧室及び前記蓄圧室に供給される前記圧縮性気体が通過可能な補助バルブと、
    を有する、打込機。
  7. 前記一方向バルブは、前記蓄圧室の圧力が前記補助蓄圧室の圧力未満で開き、かつ、前記蓄圧室の圧力が前記補助蓄圧室の圧力以上であると閉じる、請求項6記載の打込機。
  8. 前記補助蓄圧室及び空間を内部に形成した補助容器と、
    前記補助容器の内部に移動可能に設けられ、かつ、前記補助蓄圧室と前記空間とを隔てる壁部と、
    前記補助蓄圧室の容積を縮小するように前記壁部に付勢力を加える付勢部材とが設けられていて、前記打撃部の作動方向と前記壁部の移動方向とが交差する、請求項6または7記載の打込機。
  9. 前記補助バルブは、前記第1通路につながる第2通路と、
    前記第2通路を開閉するように作動する可動片と、
    を有し、
    前記可動片が前記第2通路を開くように作動すると、前記可動片の作動力で前記一方向バルブが前記蓄圧室と前記第1通路とを接続する、請求項6乃至8の何れか1項記載の打込機。
  10. 前記一方向バルブは、前記第1方向と平行な方向、または前記第1方向に対して交差する方向の何れかで作動して前記第1通路と前記蓄圧室とを接続または遮断する第2弁体を有し、
    前記可動片の作動方向と、前記第2弁体の作動方向とが同じである、請求項9記載の打込機。
  11. 前記補助容器は、
    前記付勢部材を収容する収容室と、
    前記収容室と前記補助容器の外部とをつなぐ開口部と、
    を有し、
    前記付勢部材は機械スプリングである、請求項8記載の打込機。
  12. 前記補助蓄圧室を前記補助容器の外部に接続し、かつ、前記補助蓄圧室を前記補助容器の外部から遮断するリークバルブが設けられ、
    前記リークバルブは、前記補助蓄圧室の圧力が所定圧力以下では前記補助蓄圧室と前記補助容器の外部とを遮断し、前記補助蓄圧室の圧力が所定圧力を超えると前記補助蓄圧室と前記補助容器の外部とをつなぐ、請求項8または11記載の打込機。
  13. 前記リークバルブは、
    前記補助容器を内外に貫通する第3通路と、
    前記第3通路を開閉する前記壁部と、
    を有する、請求項12記載の打込機。
  14. 前記第3通路は、前記補助蓄圧室の前記圧縮性気体が前記補助容器の外部に流れる場合に音を発生する、請求項13記載の打込機。
  15. 前記一方向バルブは、前記蓄圧室と前記第1通路とを接続または遮断するように作動する第3弁体を有し、
    前記打撃部の作動方向と前記第3弁体の作動方向とが平行である、請求項6乃至14の何れか1項記載の打込機。
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