JPWO2019207708A1 - 車両用ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと共に回転可能な1又は複数の被係合部と、
前記被係合部に係合することによって前記被係合部の回転範囲を規制することが可能な1又は複数の係合部と、
前記被係合部と前記係合部のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記被係合部が回転した場合に、前記被係合部に対する前記係合部の係合状態を強制的に解除することが可能な1又は複数の強制解除部と、
を備えていることを特徴とする。
図1乃至図4を参照しつつ実施例1の車両用ステアリング装置10を説明する。図1に示されるように、車両用ステアリング装置10は、車両のステアリングホイール11の操舵入力が生じる操舵部12と、左右の転舵車輪13,13を転舵する転舵部14と、操舵部12と転舵部14との間に介在しているクラッチ15と、制御部16とを含む。クラッチ15が開放状態となる通常時には、操舵部12と転舵部14との間が機械的に分離されている。このように、車両用ステアリング装置10は、通常時において、ステアリングホイール11の操舵量に応じて転舵用アクチュエータ39を作動させることにより、左右の転舵車輪13,13を転舵する方式、いわゆるステアバイワイヤ式(steer-by-wire、略称「SBW」)を採用している。
図1乃至図4に示されるように、実施例1の車両用ステアリング装置10は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能な1又は複数の被係合部51と、
前記被係合部51に係合することによって前記被係合部51の回転範囲を規制することが可能な1又は複数の係合部61と、
前記被係合部51と前記係合部61のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記被係合部51が回転した場合に、前記被係合部51に対する前記係合部61の係合状態を強制的に解除することが可能な1又は複数の強制解除部66と、を備えている。
前記係合部61は、前記ステアリングホイール11が一方へ回転する場合に前記被係合部51に係合可能な第1係合部61Aと、前記ステアリングホイール11が他方へ回転する場合に前記被係合部51に係合可能な第2係合部61Bの、2つであり、
前記強制解除部66は、前記被係合部51と前記第1係合部61Aのいずれか一方に有している第1強制解除部66Aと、前記被係合部51と前記第2係合部61Bのいずれか一方に有している第2強制解除部66B2の、2つである。
このように、2つの係合部61A,61Bに対して、被係合部51が1つのみなので、部品数が少なくてすむ。
図1乃至図4に示されるように、実施例1の車両用ステアリング装置10は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯52を有したロック用ホイール51によって構成されている被係合部51と、
前記ステアリングホイール11が一方(時計回り方向R2)へ回転する場合に、前記ロック用ホイール51の前記歯52(第1歯52A)に係合することによって前記ロック用ホイール51の回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパ61Aによって構成されている第1係合部61Aと、
前記ステアリングホイール11が他方(反時計回り方向R3)へ回転する場合に、前記ロック用ホイール51の前記歯52(第2歯52B)に係合することによって前記ロック用ホイール51の回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパ61Bによって構成されている第2係合部61Bと、
前記第1レバー式ストッパ61A(第1係合部61A)の、前記ロック用ホイール51の前記歯52に係合する係合面63bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイール51が回転した場合に、前記歯52に対する前記第1レバー式ストッパ61Aの前記係合面63bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイール51の回転力を、前記第1レバー式ストッパ61Aの係合状態を解除する力に転換する、斜面63bによって構成されている第1強制解除部66Aと、
前記第2レバー式ストッパ61B(第2係合部61B)の、前記ロック用ホイール51の前記歯52に係合する係合面63bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイール51が回転した場合に、前記歯52に対する前記第2レバー式ストッパ61Bの前記係合面63bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイール51の回転力を、前記第2レバー式ストッパ61Bの係合状態を解除する力に転換する、斜面63bによって構成されている第2強制解除部66Bと、を備えている。
図5乃至図8を参照しつつ実施例2の車両用ステアリング装置100を説明する。実施例2の車両用ステアリング装置100は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操作位置規制装置50を、図5乃至図8に示される操作位置規制装置150に変更したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。
図1、図5乃至図8に示されるように、実施例2の車両用ステアリング装置100は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能な1又は複数の被係合部151と、
前記被係合部151に係合することによって前記被係合部151の回転範囲を規制することが可能な1又は複数の係合部161と、
前記被係合部151と前記係合部161のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記被係合部151が回転した場合に、前記被係合部151に対する前記係合部161の係合状態を強制的に解除することが可能な1又は複数の強制解除部166と、を備えている。
前記係合部161は、前記ステアリングホイール11が一方へ回転する場合に前記第1被係合部151Aに係合可能な第1係合部161Aと、前記ステアリングホイール11が他方へ回転する場合に前記第2被係合部151Bに係合可能な第2係合部161Bの、2つであり、
前記強制解除部166は、前記第1被係合部151Aと前記第1係合部161Aのいずれか一方に有している第1強制解除部166Aと、前記第2被係合部151Bと前記第2係合部161Bのいずれか一方に有している第2強制解除部166Bの、2つ(2組)である。
前記強制解除部166A,166Bは、前記ロック用ホイール151A,151B(前記被係合部151A,151B)の前記複数の歯152のなかの、歯面152bに設けられている。
このため、ロック用ホイール151A,151Bの歯152bに係合部161A,161Bを係合するだけで、ロック用ホイール151A,151Bの回転範囲を規制することができる。また、ロック用ホイール151A,151Bの歯面152b自体に、強制解除部166A,166Bを設けるので、この強制解除部166A,166Bの構成を簡素に且つ小型にできる。
図1、図5乃至図8に示されるように、実施例2の車両用ステアリング装置100は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯152を有した第1ロック用ホイール151Aによって構成されている第1被係合部151Aと、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯152を有した第2ロック用ホイール151Bによって構成されている第2被係合部151Bと、
前記ステアリングホイール11が一方(時計回り方向R2)へ回転する場合に、前記第1ロック用ホイール151Aの前記歯152に係合することによって前記第1ロック用ホイール151Aの回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパ161Aによって構成されている第1係合部161Aと、
前記ステアリングホイール11が他方(反時計回り方向R3)へ回転する場合に、前記第2ロック用ホイール151Bの前記歯152に係合することによって第2ロック用ホイール151Bの回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパ161Bによって構成されている第2係合部161Bと、
前記第1ロック用ホイール151Aの前記複数の歯152の歯面152bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記第1ロック用ホイール151Aが回転した場合に、前記第1ロック用ホイール151Aの前記歯152に対する前記第1レバー式ストッパ161Aの前記係合面163bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第1ロック用ホイール151Aの回転力を、前記第1レバー式ストッパ161Aの係合状態を解除する力に転換する、斜面152bによって構成されている第1強制解除部166Aと、
前記第2ロック用ホイール151Bの前記複数の歯152の歯面152bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記第2ロック用ホイール151Bが回転した場合に、前記第2ロック用ホイール151Bの前記歯152に対する前記第2レバー式ストッパ161Bの前記係合面163bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第2ロック用ホイール151Bの回転力を、前記第2レバー式ストッパ161Bの係合状態を解除する力に転換する、斜面152bによって構成されている第2強制解除部166Bと、を備えている。
操舵部12から機械的に分離されている転舵部14の負荷に応じて、ステアリングホイール11の操舵範囲を、強制解除部166A,166B(図6参照)によって迅速に且つ円滑に変更することができる。しかも、ステアバイワイヤ式(steer-by-wire)を採用しているにもかかわらず、運転者がステアリングホイール11を切り増し操作から切り戻し操作へ、急激に切り替えた場合であっても、切り増し操作から切り戻し操作へ、速やかに且つ円滑に移行することができる。
図9及び図10を参照しつつ実施例3の車両用ステアリング装置200を説明する。実施例3の車両用ステアリング装置200は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操作位置規制装置50の2つの係合部61,61を、図9及び図10に示される操作位置規制装置250の2つの係合部273,273に変更したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。以下、操作位置規制装置250について説明する。
図1、図9、図10に示されるように、実施例3の車両用ステアリング装置200は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能な少なくとも1つの被係合部51と、
前記被係合部51に係合することによって前記被係合部51の回転範囲を規制することが可能な少なくとも1つの係合部273と、
前記被係合部51と前記係合部273のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記被係合部51が回転した場合に、前記被係合部51に対する前記係合部273の係合状態を強制的に解除することが可能な少なくとも1つの強制解除部266と、を備えている。
図11を参照しつつ実施例4の車両用ステアリング装置300を説明する。実施例4の車両用ステアリング装置300は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操舵部12と転舵部14との間を機械的に完全に分離したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。
11 ステアリングホイール
50 操作位置規制装置
51 被係合部(ロック用ホイール)
52 歯
53 歯溝
54 ロック用ホイールの回転中心線
55 ステアリング軸の中心軸に交差する直線
56 ロック用ホイールの回転中心線に交差して放射状に延びる直線
61 係合部
61A 第1係合部(第1レバー式ストッパ)
61B 第2係合部(第2レバー式ストッパ)
63a 第1係合面
63b 第2係合面(斜面)
66 強制解除部
66A 第1強制解除部
66B 第2強制解除部
100 車両用ステアリング装置(実施例2)
150 操作位置規制装置
151 被係合部
151A 第1被係合部(第1ロック用ホイール)
151B 第2被係合部(第2ロック用ホイール)
152 歯
152b 第2歯面(斜面)
153 歯溝
161 係合部
161A 第1係合部(第1レバー式ストッパ)
161B 第2係合部(第2レバー式ストッパ)
163b 第2係合面
166 強制解除部
166A 第1強制解除部
166B 第2強制解除部
200 車両用ステアリング装置(実施例3)
250 操作位置規制装置
266 強制解除部
266A 第1強制解除部
266B 第2強制解除部
273 係合部(ソレノイドのプランジャロッドの先端部)
273A 第1係合部
273B 第2係合部
273b 第2係合面(斜面)
300 車両用ステアリング装置(実施例4)
ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと共に回転可能な1つの被係合部と、
前記被係合部に係合することによって前記被係合部の回転範囲を規制することが可能な複数の係合部と、
前記係合部に有しており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記被係合部が回転した場合に、前記被係合部に対する前記係合部の係合状態を強制的に解除することが可能な複数の強制解除部と、
を備え、
前記被係合部は、回転方向に複数の歯を有したロック用ホイールによって構成されており、
前記係合部は、
前記ステアリングホイールが一方へ回転する場合に前記ロック用ホイールに対して係合可能にスイングする第1レバー式ストッパによって構成され、前記ロック用ホイールの前記歯の歯面に第1係合面が当接する第1係合部と、
前記ステアリングホイールが他方へ回転する場合に前記ロック用ホイールに対して係合可能にスイングする第2レバー式ストッパによって構成され、前記ロック用ホイールの前記歯の歯面に第1係合面が当接する第2係合部、の2つであり、
前記強制解除部は、
前記第1レバー式ストッパのなかの、前記ロック用ホイールに係合することが可能な第2係合面に設けられている第1強制解除部と、
前記第2レバー式ストッパのなかの、前記ロック用ホイールに係合することが可能な第2係合面に設けられている第2強制解除部の、2つであり、
前記第1強制解除部は、前記第1レバー式ストッパの前記第1係合面に対し、前記第1レバー式ストッパのスイング中心寄りに位置し、
前記第2強制解除部は、前記第2レバー式ストッパの前記第1係合面に対し、前記第2レバー式ストッパのスイング中心寄りに位置している、
ことを特徴とする。
図1乃至図4に示されるように、実施例1の車両用ステアリング装置10は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯52を有したロック用ホイール51によって構成されている被係合部51と、
前記ステアリングホイール11が一方(時計回り方向R2)へ回転する場合に、第1係合面63aが前記ロック用ホイール51の前記歯52(第1歯52A)の歯面52aに当接することによって前記ロック用ホイール51の回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパ61Aによって構成されている第1係合部61Aと、
前記ステアリングホイール11が他方(反時計回り方向R3)へ回転する場合に、第1係合面63aが前記ロック用ホイール51の前記歯52(第2歯52B)の歯面52aに当接することによって前記ロック用ホイール51の回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパ61Bによって構成されている第2係合部61Bと、
前記第1レバー式ストッパ61A(第1係合部61A)の、前記ロック用ホイール51の前記歯52に係合する第2係合面63bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイール51が回転した場合に、前記歯52に対する前記第1レバー式ストッパ61Aの前記第2係合面63bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイール51の回転力を、前記第1レバー式ストッパ61Aの係合状態を解除する力に転換する、斜面63bによって構成されている第1強制解除部66Aと、
前記第2レバー式ストッパ61B(第2係合部61B)の、前記ロック用ホイール51の前記歯52に係合する第2係合面63bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイール51が回転した場合に、前記歯52に対する前記第2レバー式ストッパ61Bの前記第2係合面63bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイール51の回転力を、前記第2レバー式ストッパ61Bの係合状態を解除する力に転換する、斜面63bによって構成されている第2強制解除部66Bと、を備え、
前記第1強制解除部66Aは、前記第1レバー式ストッパ61Aの前記第1係合面63aに対し、前記第1レバー式ストッパ61Aのスイング中心65寄りに位置し、
前記第2強制解除部66Bは、前記第2レバー式ストッパ61Bの前記第1係合面63aに対し、前記第2レバー式ストッパ61Bのスイング中心65寄りに位置している。
図5乃至図8を参照しつつ参考例1の車両用ステアリング装置100を説明する。参考例1の車両用ステアリング装置100は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操作位置規制装置50を、図5乃至図8に示される操作位置規制装置150に変更したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。
図1、図5乃至図8に示されるように、参考例1の車両用ステアリング装置100は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能な1又は複数の被係合部151と、
前記被係合部151に係合することによって前記被係合部151の回転範囲を規制することが可能な1又は複数の係合部161と、
前記被係合部151と前記係合部161のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記被係合部151が回転した場合に、前記被係合部151に対する前記係合部161の係合状態を強制的に解除することが可能な1又は複数の強制解除部166と、を備えている。
前記係合部161は、前記ステアリングホイール11が一方へ回転する場合に前記第1被係合部151Aに係合可能な第1係合部161Aと、前記ステアリングホイール11が他方へ回転する場合に前記第2被係合部151Bに係合可能な第2係合部161Bの、2つであり、
前記強制解除部166は、前記第1被係合部151Aと前記第1係合部161Aのいずれか一方に有している第1強制解除部166Aと、前記第2被係合部151Bと前記第2係合部161Bのいずれか一方に有している第2強制解除部166Bの、2つ(2組)である。
図1、図5乃至図8に示されるように、参考例1の車両用ステアリング装置100は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯152を有した第1ロック用ホイール151Aによって構成されている第1被係合部151Aと、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能であって、回転方向に複数の歯152を有した第2ロック用ホイール151Bによって構成されている第2被係合部151Bと、
前記ステアリングホイール11が一方(時計回り方向R2)へ回転する場合に、前記第1ロック用ホイール151Aの前記歯152に係合することによって前記第1ロック用ホイール151Aの回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパ161Aによって構成されている第1係合部161Aと、
前記ステアリングホイール11が他方(反時計回り方向R3)へ回転する場合に、前記第2ロック用ホイール151Bの前記歯152に係合することによって第2ロック用ホイール151Bの回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパ161Bによって構成されている第2係合部161Bと、
前記第1ロック用ホイール151Aの前記複数の歯152の歯面152bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記第1ロック用ホイール151Aが回転した場合に、前記第1ロック用ホイール151Aの前記歯152に対する前記第1レバー式ストッパ161Aの前記係合面163bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第1ロック用ホイール151Aの回転力を、前記第1レバー式ストッパ161Aの係合状態を解除する力に転換する、斜面152bによって構成されている第1強制解除部166Aと、
前記第2ロック用ホイール151Bの前記複数の歯152の歯面152bに設けられており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記第2ロック用ホイール151Bが回転した場合に、前記第2ロック用ホイール151Bの前記歯152に対する前記第2レバー式ストッパ161Bの前記係合面163bの係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第2ロック用ホイール151Bの回転力を、前記第2レバー式ストッパ161Bの係合状態を解除する力に転換する、斜面152bによって構成されている第2強制解除部166Bと、を備えている。
図9及び図10を参照しつつ参考例2の車両用ステアリング装置200を説明する。参考例2の車両用ステアリング装置200は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操作位置規制装置50の2つの係合部61,61を、図9及び図10に示される操作位置規制装置250の2つの係合部273,273に変更したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。以下、操作位置規制装置250について説明する。
図1、図9、図10に示されるように、参考例2の車両用ステアリング装置200は、
ステアリングホイール11と、
前記ステアリングホイール11と共に回転可能な少なくとも1つの被係合部51と、
前記被係合部51に係合することによって前記被係合部51の回転範囲を規制することが可能な少なくとも1つの係合部273と、
前記被係合部51と前記係合部273のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイール11の操舵角が減少する方向へ前記被係合部51が回転した場合に、前記被係合部51に対する前記係合部273の係合状態を強制的に解除することが可能な少なくとも1つの強制解除部266と、を備えている。
図11を参照しつつ実施例2の車両用ステアリング装置300を説明する。実施例2の車両用ステアリング装置300は、図1乃至図4に示される上記実施例1の車両用ステアリング装置10の操舵部12と転舵部14との間を機械的に完全に分離したことを特徴とし、他の構成は実施例1と同じなので、説明を省略する。
Claims (13)
- ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと共に回転可能な1又は複数の被係合部と、
前記被係合部に係合することによって前記被係合部の回転範囲を規制することが可能な1又は複数の係合部と、
前記被係合部と前記係合部のいずれか一方に有しており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記被係合部が回転した場合に、前記被係合部に対する前記係合部の係合状態を強制的に解除することが可能な1又は複数の強制解除部と、
を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。 - 前記被係合部は、1つであり、
前記係合部は、前記ステアリングホイールが一方へ回転する場合に前記被係合部に係合可能な第1係合部と、前記ステアリングホイールが他方へ回転する場合に前記被係合部に係合可能な第2係合部の、2つであり、
前記強制解除部は、
前記被係合部と前記第1係合部のいずれか一方に有している第1強制解除部と、
前記被係合部と前記第2係合部のいずれか一方に有している第2強制解除部の、2つである、請求項1記載の車両用ステアリング装置。 - 前記第1強制解除部は、前記第1係合部に有しており、
前記第2強制解除部は、前記第2係合部に有している、
請求項2記載の車両用ステアリング装置。 - 前記被係合部は、第1被係合部と第2被係合部の、2つであり、
前記係合部は、前記ステアリングホイールが一方へ回転する場合に前記第1被係合部に係合可能な第1係合部と、前記ステアリングホイールが他方へ回転する場合に前記第2被係合部に係合可能な第2係合部の、2つであり、
前記強制解除部は、前記第1被係合部と前記第1係合部のいずれか一方に有している第1強制解除部と、前記第2被係合部と前記第2係合部のいずれか一方に有している第2強制解除部の、2つである、請求項1記載の車両用ステアリング装置。 - 前記第1強制解除部は、前記第1被係合部に有しており、
前記第2強制解除部は、前記第2被係合部に有している、
請求項4記載の車両用ステアリング装置。 - 前記係合部は、前記被係合部に対して係合可能にスイングするレバー式ストッパによって構成されている、請求項1乃至5のいずれか1項記載の車両用ステアリング装置。
- 前記強制解除部は、前記レバー式ストッパのなかの、前記被係合部に係合することが可能な係合面に設けられている、請求項6記載の車両用ステアリング装置。
- 前記被係合部は、回転方向に複数の歯を有したロック用ホイールによって構成されている、請求項1乃至7のいずれか1項記載の車両用ステアリング装置。
- 前記被係合部は、回転方向に複数の歯を有したロック用ホイールによって構成され、
前記強制解除部は、前記ロック用ホイールの前記複数の歯のなかの、歯面に設けられている、請求項1乃至6のいずれか1項記載の車両用ステアリング装置。 - 前記強制解除部は、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記被係合部が回転した場合に、前記被係合部の回転力を、前記係合部の係合状態を解除する力に転換する、斜面によって構成されている、請求項1乃至9のいずれか1項記載の車両用ステアリング装置。
- ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと共に回転可能であって、回転方向に複数の歯を有したロック用ホイールによって構成されている被係合部と、
前記ステアリングホイールが一方へ回転する場合に、前記ロック用ホイールの前記歯に係合することによって前記ロック用ホイールの回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパによって構成されている第1係合部と、
前記ステアリングホイールが他方へ回転する場合に、前記ロック用ホイールの前記歯に係合することによって前記ロック用ホイールの回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパによって構成されている第2係合部と、
前記第1レバー式ストッパの、前記ロック用ホイールの前記歯に係合する係合面に設けられており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイールが回転した場合に、前記歯に対する前記第1レバー式ストッパの前記係合面の係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイールの回転力を、前記第1レバー式ストッパの係合状態を解除する力に転換する、斜面によって構成されている第1強制解除部と、
前記第2レバー式ストッパの、前記ロック用ホイールの前記歯に係合する係合面に設けられており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記ロック用ホイールが回転した場合に、前記歯に対する前記第2レバー式ストッパの前記係合面の係合状態を強制的に解除することが可能に、前記ロック用ホイールの回転力を、前記第2レバー式ストッパの係合状態を解除する力に転換する、斜面によって構成されている第2強制解除部と、
を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。 - ステアリングホイールと、
前記ステアリングホイールと共に回転可能であって、回転方向に複数の歯を有した第1ロック用ホイールによって構成されている第1被係合部と、
前記ステアリングホイールと共に回転可能であって、回転方向に複数の歯を有した第2ロック用ホイールによって構成されている第2被係合部と、
前記ステアリングホイールが一方へ回転する場合に、前記第1ロック用ホイールの前記歯に係合することによって前記第1ロック用ホイールの回転範囲を規制することが可能にスイングする第1レバー式ストッパによって構成されている第1係合部と、
前記ステアリングホイールが他方へ回転する場合に、前記第2ロック用ホイールの前記歯に係合することによって前記第2ロック用ホイールの回転範囲を規制することが可能にスイングする第2レバー式ストッパによって構成されている第2係合部と、
前記第1ロック用ホイールの前記複数の歯の歯面に設けられており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記第1ロック用ホイールが回転した場合に、前記第1ロック用ホイールの前記歯に対する前記第1レバー式ストッパの前記係合面の係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第1ロック用ホイールの回転力を、前記第1レバー式ストッパの係合状態を解除する力に転換する、斜面によって構成されている第1強制解除部と、
前記第2ロック用ホイールの前記複数の歯の歯面に設けられており、前記ステアリングホイールの操舵角が減少する方向へ前記第2ロック用ホイールが回転した場合に、前記第2ロック用ホイールの前記歯に対する前記第2レバー式ストッパの前記係合面の係合状態を強制的に解除することが可能に、前記第2ロック用ホイールの回転力を、前記第2レバー式ストッパの係合状態を解除する力に転換する、斜面によって構成されている第2強制解除部と、
を備えていることを特徴とする車両用ステアリング装置。 - 前記ステアリングホイールの操舵入力が生じる操舵部と、転舵車輪を転舵する転舵部と、の間が機械的に分離されている、請求項1乃至12のいずれか1項記載の車両用ステアリング装置。
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