JP6596613B1 - ステアバイワイヤ式ステアリング装置及び車両 - Google Patents

ステアバイワイヤ式ステアリング装置及び車両 Download PDF

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Abstract

ステアバイワイヤ式ステアリング装置(10)は、第1部材(80)と、第2部材(90;90A;90B)と、ストッパ(61a、121)と、を有する。第1部材(80)は、入力軸(21)を囲い回転可能な第1の基部(81)、この第1の基部(81)から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部(82)、及び、重心(G1)を入力軸(21)の中心(CL)に一致させるために第1の基部(81)に設けられた第1の錘(83)、を有する。第2部材(90;90A;90B)は、第1の突出部(82)が第2の突出部(92)に当接している状態において第1部材(80)とともに回転可能である。ストッパ(61a、121)は、第2の突出部(92)の軌道上に設けられ、第2の突出部(92)が当接することにより入力軸(21)を介してステアリングホイール(11)の回転を規制することが可能である。

Description

本発明は、ステアリングホイールの操舵角度を規制可能なステアバイワイヤ式ステアリング装置に関する。
車両等のステアリング装置において、ステアリングホイールと共に回転可能な入力軸を点舵輪から縁切りした、ステア・バイ・ワイヤ(steer-by-wire)システムが知られている。このようなステアリング装置であって、ステアリングホイールの操舵角度を規制可能なものが種々提案されている。ステアリング装置として、例えば下記の特許文献1に記載された技術が知られている。
この特許文献1で知られているステアリング装置は、ステアリングホイールを回転させることにより回転する入力軸と、この入力軸に対して空回りするように設けられていると共に入力軸の周方向に沿って長穴が開けられているスリット部材と、このスリット部材の長穴を貫通すると共に先端が入力軸に差し込まれたピンと、スリット部材に当接可能に設けられたストッパと、を有している。
運転者がステアリングホイールを回転させると、入力軸とともにピンが回転する。スリット部材は、ピンが長穴の内部を移動している間において、回転しない。さらにステアリングホイールを回転させると、ピンは、長穴の縁まで移動しスリット部材に当接する。さらにステアリングホイールを回転させると、ピンによって押されたスリット部材も回転する。ステアリングホイールを所定の量回転させると、スリット部材の一部がストッパに当接し、回転が規制される。
ステアリング装置は、長穴の長さやストッパの位置によって、ステアリングホイールの操舵可能な角度を規制している。
特開平10−194152号公報
ところで、特許文献1によるステアリング装置によれば、入力軸からピンが突出している。ピンの重さの分、入力軸には重力によって回転方向に力が加わる。従来のステアリング装置によれば、車輪と地面との摩擦力により、入力軸が回転することを防ぐことができた。しかし、ステアバイワイヤ式のステアリング装置においては、入力軸と車輪軸とは縁切りされている。このため、前述した重力による回転方向への力という従来よりも小さな力で入力軸及びステアリングホイールごと運転者の意図しないときに回転する虞がある。
本発明は、ステアリングホイールの操舵角度を規制可能であると共に、ステアリングホイールを適切に回転させることができる技術の提供を課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、第1部材の重心を入力軸の中心に一致させるために第1の基部に第1の錘を設けることにより、ステアリングホイールを適切に回転させることができることを知見した。本発明は、当該知見に基づいて完成させた。
以下、本発明について説明する。以下の説明では、本発明の理解を容易にするために添付図面中の参照符号を付記するが、それによって本発明は図示の形態に限定されるものではない。
本発明の一面によれば、ステアリングホイール11を回転させることにより回転する入力軸21を囲い共に回転可能な第1の基部81、この第1の基部81から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部82、及び、重心G1を前記入力軸21の中心に一致させるために前記第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する第1部材80と、
前記第1の基部81を囲っている第2の基部91、及び、前記第2の基部91から前記第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92を有し、前記第1の突出部82が前記第2の突出部92に当接している状態において前記第1部材80とともに回転可能な第2部材90;90A;90Bと、
前記第2の突出部92の軌道上に設けられ、前記第2の突出部92が当接することにより前記入力軸21を介して前記ステアリングホイール11の回転を規制することが可能なストッパ61a、121と、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置が提供される。
また、前記第1の錘83は、前記第1部材80を正面から見た際に、前記第1の突出部82から前記入力軸21の中心を通過した線L1上を含むように配置されていてもよい。
また、前記第2部材90;90Aの重心G2の位置は、前記第2の突出部92によって前記入力軸21の中心CLに対してオフセットしており、
前記ストッパ61aは、前記第2部材90;90Aの第2の突出部92が前記第1の突出部82に当接されて回転可能な最大到達位置から、重力によって釣り合う静止位置まで重力によって回転する軌道の外側に形成されていてもよい。
また、前記第2部材90Aは、さらに第2の錘93Aを有していてもよい。
また、前記第2の錘93Aが、前記第2の突出部92が前記第1の突出部82に当接されて回転可能な最大到達位置から、重力によって釣り合う静止位置まで重力によって回転する際に、前記最大到達位置から前記ストッパ61aと離れる方向へ向かって回転するように前記第2部材90Aの重心G2を構成していてもよい。
また、前記第2部材90Bは、さらに第2の錘93Bを有し、
前記第2部材90Bの重心G2は、前記入力軸21の中心CLと一致していてもよい。
本発明の別の面によれば、ステアリングホイール11を回転させることにより回転する入力軸21を囲い共に回転可能な第1の基部81、この第1の基部81から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部82、及び、重心G1を前記入力軸21の中心CLに一致させるために前記第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する第1部材80と、
前記第1の基部81を囲っている第2の基部91、及び、前記第2の基部91から前記第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92を有し、前記第1の突出部82が前記第2の突出部92に当接している状態において前記第1部材80とともに回転可能であると共に、重心G2が前記入力軸21の中心と前記第2の突出部92との間に位置する第2部材90と、
前記第2部材90の重心G2が前記入力軸21の中心CLの下方に位置する際に、前記第2の突出部92から離間していると共に、前記第2の突出部92の軌道上のうち前記入力軸21の中心CLよりも上方に形成され、前記第2の突出部92が当接することにより前記入力軸21を介して前記ステアリングホイール11の回転を規制することが可能なストッパ61aと、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置が提供される。
さらに、本発明の別の面によれば、ステアリングホイール11を回転させることにより回転する入力軸21を囲い共に回転可能な第1の基部81、この第1の基部81から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部82、及び、重心G1を前記入力軸21の中心CLに一致させるために前記第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する第1部材80と、
前記第1の基部81を囲っている第2の基部91、前記第2の基部91から前記第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92、及び、この第2の突出部92から前記入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置された第2の錘93A、を有し、前記第1の突出部82が前記第2の突出部92に当接している状態において前記第1部材80とともに回転可能であると共に、重心G2が前記入力軸21の中心CLと前記第2の錘93Aの先端との間に位置している第2部材90Aと、
前記第2部材90Aの重心G2が前記入力軸21の中心CLの下方に位置する際に、前記第2の突出部92から離間していると共に、前記第2の突出部92の軌道上に設けられ、前記第2の突出部92が当接することにより前記入力軸21を介して前記ステアリングホイール11の回転を規制することが可能なストッパ61aと、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置が提供される。
好ましくは、車両は、上述したいずれかのステアバイワイヤ式ステアリング装置を有する。
本発明によれば、ステアリングホイールの操舵角度を規制可能であると共に、ステアリングホイールを適切に回転させることができる技術を提供することができる。
実施例1によるステアバイワイヤ式ステアリング装置を模式的に示した図である。 図1に示された舵角規制装置の断面図である。 図2に示された舵角規制装置の分解図である。 図2に示された第1部材及び第2部材の分解斜視図である。 図2の5−5線断面図である。 図6Aは、第1の突出部が第2の突出部に当接していない状態において、第1部材が回転する状態を示す図、図6Bは、第1突出部が第2の突出部に当接した状態から第2の突出部がストッパに接触する状態までを示す図、図6Cは、第1部材を時計回りに回転させた状態を示す図、図6Dは、第1部材及び第2部材が時計回りに回転しストッパに接触した状態を示す図である。 実施例2によるステアバイワイヤ式ステアリング装置の要部について説明する図である。 図7に示された第2部材の正面図である。 実施例3によるステアバイワイヤ式ステアリング装置の要部について説明する図である。 実施例4によるステアバイワイヤ式ステアリング装置の要部について説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Leは乗員から見て左、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。添付図に示した形態は本発明の一例であり、本発明は当該形態に限定されない。
<実施例1>
図1を参照する。図1には、実施例1によるステアバイワイヤ式ステアリング装置10(以下、「ステアリング装置10」と記す。)が示されている。ステアリング装置10は、車両のステアリングホイール11の操舵入力が生じる操舵部12と、左右の転舵車輪13,13を転舵する転舵部14と、操舵部12と転舵部14との間に介在しているクラッチ15と、制御部16とを含む。
通常時において、クラッチ15は開放状態とされ、操舵部12と転舵部14との間が機械的に分離されている。即ち、通常時において操舵部12及び転舵部14は、縁切りされた状態とされている。ステアリング装置10は、ステアリングホイール11の操舵量に応じて転舵用アクチュエータ39を作動させることにより、左右の転舵車輪13,13を転舵する方式、いわゆるステアバイワイヤ式(steer-by-wire、略称「SBW」)を採用している。
非常時には、制御部16から電気信号を受けた切り替え装置17が作動し、クラッチ15を接続状態とする。これにより、操舵部12と転舵部14との間が機械的に接続される。
操舵部12は、運転手が操作するステアリングホイール11と、このステアリングホイール11に連結されているシャフトである入力軸21と、を有する。
この入力軸21上には、ステアリングホイールの操舵可能な角度を規制する舵角規制装置70が設けられている。舵角規制装置70については、詳細を後述する。
転舵部14は、入力軸21にクラッチ15を介して連結されている出力軸34と、この出力軸34に操作力伝達機構35を介して連結されている転舵軸36と、この転舵軸36の両端に設けられた左右のタイロッド37,37と、左右のタイロッド37,37のそれぞれから左右の転舵車輪13、13に接続された左右のナックル38,38と、転舵軸36に転舵用動力を付加する転舵用アクチュエータ39と、を含む。
操作力伝達機構35は、例えばラックアンドピニオン機構によって構成される。このラックアンドピニオン機構35(操作力伝達機構35)は、出力軸34に設けられたピニオン35aと、転舵軸36に設けられたラック35bとからなる。転舵軸36は、軸方向(車幅方向)へ移動可能である。
転舵用アクチュエータ39は、転舵用動力を発生する転舵動力モータ41と、転舵用動力を転舵軸36に伝達する転舵動力伝達機構42とからなる。転舵動力モータ41が発生した転舵用動力は、転舵動力伝達機構42によって転舵軸36に伝達される。この結果、転舵軸36は車幅方向にスライドする。転舵動力モータ41は、例えば電動モータによって構成される。
転舵動力伝達機構42は、例えばベルト伝動機構43と、ボールねじ44と、からなる。ベルト伝動機構43は、転舵動力モータ41のモータ軸41aに設けられた駆動プーリ45と、ボールねじ44のナットに設けられた従動プーリ46と、駆動プーリ45と従動プーリ46とに掛けられたベルト47とからなる。
ボールねじ44は、回転運動を直線運動に変換する変換機構の一種であって、転舵動力モータ41が発生した駆動力を前記転舵軸36に伝達する。なお、転舵動力伝達機構42は、ベルト伝動機構43とボールねじ44の構成に限定されるものではなく、例えばウォームギヤ機構やラックアンドピニオン機構であってもよい。
制御部16は操舵角センサ51、操舵トルクセンサ52、モータ回転角センサ53、出力軸回転角センサ54、車速センサ55、ヨーレートセンサ56、加速度センサ57、その他の各種センサ58からそれぞれ検出信号を受けて、クラッチ15、切り替え装置17、転舵動力モータ41、後述する反力モータ101及びストッパ本体112に電流を付与する。
操舵角センサ51は、ステアリングホイール11の操舵角を検出する。操舵トルクセンサ52は、入力軸21に発生する操舵トルクを検出する。モータ回転角センサ53は、反力モータ101の回転角を検出する。出力軸回転角センサ54は、ピニオン35aを有した出力軸34の回転角を検出する。車速センサ55は、車両の走行速度を検出する。ヨーレートセンサ56は、ヨー角速度(ヨー運動の角速度)を検出する。加速度センサ57は、車両の加速度を検出する。その他の各種センサ58には、転舵動力モータ41の回転角を検出する回転角センサを含む。この回転角センサは、例えば、転舵動力モータ41に備えたレゾルバによって構成される。
図2は、入力軸21周りの断面構成を示している。入力軸21は、ハウジング61を貫通するとともに、このハウジング61に玉軸受62,63を介して回転可能に支持されている。舵角規制装置70は、ハウジング61に収納されている。ハウジング61は、玉軸受62の図2下方向への抜け止めとして、ハウジング凹部61bを備えている。
ハウジング61は、任意の素材によって構成することができる。
入力軸21には、ナット64が固定されている。ナット64は、玉軸受62の内輪に当接可能であり、入力軸21の図面右方向への移動を規制している。
玉軸受62、63は、例えば、C字状に形成されたC字リング65、66によって、ハウジング61から抜けることを防止されている。
図3を併せて参照する。舵角規制装置70は、入力軸21上に固定され入力軸21と共に回転可能な第1部材80と、この第1部材80の外周に設けられそれぞれ金属リングによって構成された第1及び第2軸受72、73と、これらの第1及び第2軸受72、73を介して第1部材80の外周に配置された第2部材90と、この第2部材90の軌道上に設けられハウジング61の一部によって構成されたストッパ61aと、第1部材80及び第2部材90に当接可能な金属リングによって構成された第3軸受75と、この第3軸受75に隣接して設けられ入力軸21が回転するのとは逆の方向にトルクを加える反力付加機構100と、この反力付加機構100に隣接して設けられ入力軸21の回転を任意の位置で止めるための任意角ストッパ110と、を含む。
図2及び図4を参照する。第1部材80は、入力軸21に固定され共に回転可能な第1の基部81と、この第1の基部81から径方向に突出している第1の突出部82と、第1の基部81に一体的に設けられた第1の錘83と、を有する。
第1部材80の素材には、金属やセラミック等の高剛性素材や、ゴムや軟質樹脂等の弾性素材等、任意の素材を選択することができる。第1の錘83の素材は、第1の基部81、第1の突出部82の素材と異なる素材を採用することもできる。このとき、第1部材80は、二色成形やインサート成形によって成形することができる。
舵角規制装置70を構成し、入力軸21に沿って軸方向に変位可能な他の部材の一端を、軸方向に変位不可能な別の部品に当接させた状態で、第1の基部81の第1部材80の回転軸CLに平行な軸方向の一端が、該他の部品の他端に当接するように構成してもよい。
また、第1部材80の回転軸CLに平行な軸方向の両端に位置する、舵角規制装置70を構成する2つの他の部品が、入力軸21に沿って軸方向に変位可能な場合は、該2つの他の部品の最大離間距離と、第一の基部82の軸方向長さを同一に構成するようにしてもよい。
このような構成とすることにより、該他の部材62、75は、軸方向に変位不可能になり、専用のがたつきの抑制や抜け防止用の部品を備えずともよくなるため、部品数の削減等を図ることができる。このことは、コストの面等から有利である。言い換えれば、第1の基部81が、舵角規制装置70を構成する他の部材の位置決め部材を兼ねているということもできる。
例えば、図2のように、玉軸受62の下端が、ハウジング凹部61bに当接した状態で、第1の基部81の、第1部材80の回転軸に平行な軸方向の図面における下端が、玉軸受62の上端に当接するように構成する。こうすることにより、玉軸受62は、軸方向に変位不可能になるため、がたつきの抑制や抜け防止を図ることができる。
また、例えば、図2のように、第3軸受75の上端が、入力軸に圧入固定されたウォーム102aに当接した状態で、第1の基部81の、第1部材80の回転軸に平行な軸方向の図面における上端が、第3軸受75の下端に当接するように構成する。こうすることにより、第3軸受75は、軸方向に変位不可能となるため、第3軸受75のがたつきの抑制を図ることができる。これにより、第3軸受75は、内径の寸法公差を入力軸21の外径に対し、大きく取ることができるようになる。
第1の突出部82は、第1の基部81の外周に沿って円環状に形成された円環部82aをさらに有してもよい。ここで、径方向とは、入力軸21の軸線CLを中心として放射状に延びる方向をいう。
円環部82aは、第1の基部81の外周に全周に亘って形成されている。これにより、第1軸受72、第2軸受73、及び、第2部材90の抜け、がたつきを抑制することができる。
図4及び図5を参照する。第1の錘83は、入力軸21の中心CLを挟むようにして、第1の突出部82に対向した位置に形成されている。換言すれば、第1の錘83は、第1部材80を正面から見た際に、第1の突出部82から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置されている。第1の錘83は、第1の基部81に一体的に、第1の基部81の外周に沿って形成されている。第1部材80の重心G1は、第1の錘83によって、入力軸21の中心CLに一致するよう調整されている。
これにより、本実施形態の舵角規制装置において、第1部材80がいかなる角度であっても、第1の突出部82が重力に引かれることによって回転する事象は防がれる。
従って、ステアリングホイールを適切に回転させることができる。言い換えれば、ステアリングホイールは運転者の運転操作等の外力によってのみ回転し、第1の突出部82が重力に引かれることによって入力軸およびステアリングホイールごと回転してしまう虞が軽減される。
なお、本明細書中でいうところの重心の一致とは、課題を解決し、ステアリングホイールを適切に回転させるという効果を奏する範囲すべてを含む。
第2部材90は、第1の基部81を囲っている略円環状の第2の基部91と、この第2の基部91から第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92と、を有している。第2の突出部92が第1の突出部82の軌道上に位置している点については、後述する。第2部材90は、第1の基部81の両端の間に位置している。
円環状の第2の基部91から第2の突出部92が突出している分、第2部材90の重心G2は、入力軸21の中心CLよりも第2の突出部92に近い部位に位置する。つまり、第2部材90の重心G2は、入力軸21の中心CLに対してオフセットしている。
第2部材90の素材には、金属、ゴム、樹脂等の任意の素材を選択することができる。
第2の突出部92は、第2の基部91から径方向に突出している径方向突出部92aと、この径方向突出部92aから軸線CLに沿った方向に突出している軸方向突出部92bと、を含む。
当接可能部82b及び軸方向突出部92bは、いかなる形状でもよいが、互いの接触面積を大きく確保することができるという観点から、略台形状とし、台形の斜辺に相当する部位が同じ方向に向けられるよう構成されるのが好ましい。
図2を参照する。反力付加機構100は、入力軸21のトルクに応じて電流が流される反力モータ101(モータ101)と、操舵反力を入力軸21に伝達する反力伝達機構102と、を含む。
反力モータ101は、例えば電動モータによって構成される。反力モータ101は、制御部16によって通電され、作動する。
反力伝達機構102は、ウォームギヤ機構によって構成される。反力伝達機構102は、反力モータ101のモータ軸101aに設けられたウォーム102aと、このウォーム102aに噛み合うと共に入力軸21上に設けられウォーム102aが回転することによって回転するウォームホイール102bと、からなる。反力モータ101が発生した操舵反力は、反力伝達機構102を介して、入力軸21に付加される。
反力付加機構100は、運転者がステアリングホイール11の操舵力に抵抗する操舵反力を発生することによって、運転者に操舵感を与える。
図1を併せて参照する。任意角ストッパ110は、車両の走行状態や操舵装置の状況に応じて、ステアリングホイール11(図1参照)の操舵範囲を任意に変更することが可能である。例えば、転舵部14の負荷が予め設定された所定以上(過負荷)となった場合に、任意角ストッパ110はステアリングホイール11の操舵範囲を規制する。より具体的には、ステアリングホイール11の回転を規制する。
従来の技術では、転舵車輪13が、スタックしたときや縁石等の障害物に当たったとき、運転手にこれを知覚させるため制御部16が、クラッチ15を係合させたり、反力付加機構100に運転手が操舵できないほどの反力を発生させたりしていた。故に、転舵部14、クラッチ15、反力付加機構100は、大きい負荷に耐えられる強度を有する必要があるので、必然的に大型化になりがちである。
これに対し、本実施例では、制御部16から制御信号を受けた任意角ストッパ110は、ステアリングホイール11の切り増し操作を阻止するように、操舵範囲を規制する。この結果、クラッチ15や反力付加機構100には、大きい負担がかからない。クラッチ15や反力付加機構100の小型化を図ることができる。
任意角ストッパ110は、入力軸21と共に回転するロックホイール111と、このロックホイール111に向かって進退可能に設けられ前進することによりロックホイール111に接触可能なストッパ本体112と、を有している。
ストッパ本体112は、ハウジング61に固定されたソレノイドによって構成されている。ストッパ本体112は、制御部16からの電気信号を受けてロッド112aがロックホイール111に向かって前進する。ロッド112aがロックホイール111に接触することにより、入力軸21の回転を規制する。
次に本発明の作用について説明する。
図6Aを参照する。ステアリングホイール11(図1参照)を反時計回りに回転させると、入力軸21及び第1部材80も反時計回りに回転する。図に示される状態において、第1の突出部82は、第2の突出部92に当接していない。第1の突出部82が第2の突出部92に当接していない状態において、第2部材90は、回転しない。つまり、第1の突出部82が第2の突出部92に当接していない状態において、入力軸21及び第1部材80は、第2部材90に対して空回りしている。
図6Bを併せて参照する。第2の突出部92は、第1の突出部82の軌道上に配置されている。このため、図6Aに示される状態からステアリングホイール11を回転させることにより、第1の突出部82は、第2の突出部92に当接する(図6B)。この状態からさらにステアリングホイール11を回転させることにより、第2の突出部92は、第1の突出部82に押される。結果、第1部材80と共に第2部材90が回転する。
さらにステアリングホイール11を回転させることにより、第2の突出部92は、ストッパ61aに接触する(図6B想像線参照)。第2の突出部92がストッパ61aに接触することにより、ステアリングホイール11は、回転を規制される。
図6B及び図6Cを参照する。図6Bの想像線で示された状態から、ステアリングホイール11を時計回り方向に回す。すると第1の突出部82は、第2の突出部92から離間し、第1部材80のみが回転する。ステアリングホイール11を回転させ続けることにより、図6Cに示すように第1の突出部82は、第2の突出部92に下方から当接する。
図6C及び図6Dを参照する。さらにステアリングホイール11を回転させることにより、第2の突出部92は、第1の突出部82に押される。結果、第1部材80と共に第2部材90が回転する。
さらにステアリングホイール11を回転させることにより、第2の突出部92は、ストッパ61aに接触する(図6D参照)。第2の突出部92がストッパ61aに接触することにより、ステアリングホイール11は、回転を規制される。
実施例1のステアリング装置10について、以下のように纏めることができる。
図1及び図5を参照する。ステアリング装置10は、
ステアリングホイール11を回転させることにより回転する入力軸21を囲い共に回転可能な第1の基部81、この第1の基部81から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部82、及び、重心G1を入力軸21の中心CLに一致させるために第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する第1部材80と、
第1の基部81を囲っている第2の基部91、及び、この第2の基部91から第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92を有し、第1の突出部82が第2の突出部92に当接している状態において第1部材80とともに回転可能であると共に、重心G2が入力軸21の中心CLと第2の突出部92との間に位置する第2部材90と、
第2部材90の重心G2が入力軸21の中心CLの下方に位置する際に、第2の突出部92から離間していると共に、第2の突出部92の軌道上のうち入力軸21の中心CLよりも上方に形成され、第2の突出部92が当接することにより入力軸21を介してステアリングホイール11の回転を規制することが可能なストッパ61a、61aと、を備えている。
第1部材80は、重心G1を入力軸21の中心CLに一致させるために第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する。つまり、第1部材80の重心G1は、入力軸21の中心CL上に位置している。このため、停車時等の乗員がステアリングホイール11に触れない状態において、第1部材80には、回転する方向への荷重が加わらない。第1部材80の回転する力によって、入力軸21を介してステアリングホイール11が回転することを抑制することができる。ステアリングホイール11の操舵角度を規制可能であると共に、ステアリングホイール11を適切に回転させることができる技術を提供することができる。
加えて、第1の錘83は、第1部材80を正面から見た際に、第1の突出部82から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置されている。
つまり、第1の錘83は、第1の突出部82に対向して配置されている。第1の基部81から突出している分、第1部材80の重心G1は、第1の突出部82側にオフセットしやすい。第1の突出部82に対向した部位を含むように第1の錘83を配置することにより、より小さな第1の錘83により、第1部材80の重心G1を入力軸21上に一致させることができる。
加えて、第2部材90の重心G2の位置は、入力軸21の中心CLに対してオフセットしており、
ストッパ61a、61aは、第2の突出部92が前記第1の突出部82に当接されて回転可能な最大到達位置から、重力によって釣り合う静止位置まで重力によって回転する軌道の外側に形成されている。
第2部材90は、第1部材80に対して空回りすることができるように設けられていると共に、第2部材90の重心G2の位置は、入力軸21の中心CLに対してオフセットしている。このため、通常時において、第2部材90は、第2部材90の重心G2が入力軸21の下方に位置するよう指向している。これに対して、ストッパ61a、61aは、第2の突出部92から離間した位置に形成されている。これにより、通常時において第2の突出部92がストッパ61a、61aに接触することを抑制することができる。このため、第2の突出部92がストッパ61a、61aに接触した際に発生する接触音の発生を抑制し、静粛性を向上させることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
<実施例2>
図7は実施例2のステアリング装置の要部を示し、上記図5に対応させて表している。実施例2によるステアリング装置10Aにおいては、実施例1によるステアリング装置10(図2参照)とは、舵角規制装置70Aの構造が異なる。その他の基本的な構成については、実施例1によるステアリング装置と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
図8を併せて参照する。第2部材90Aは、第2の基部91に第2の錘93Aが設けられてなる。第2の錘93Aは、第2の突出部92から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置されている。第2の錘93Aは、第2の基部91の外周に沿って設けられている。
第2部材90Aの重心G2は、入力軸21の中心CLと第2の錘93Aの先端との間に位置している。第2部材90Aの重心G2が入力軸21の中心CLと第2の錘93Aの先端との間に位置しているため、通常時において、第2の錘93Aが下方に位置し第2の突出部92が上方に位置することとなる。
ストッパ61a、61aは、第2の突出部92が上方に位置している際に、この第2の突出部92から離間した位置に形成されている。ストッパ61a、61aは、入力軸21の中心CLよりも下方に位置している。第2の突出部92からストッパ61a、61aまでのそれぞれの距離は、等しい。
実施例2によるステアリング装置10Aについて、以下に纏める。
図1及び図7を参照する。ステアリング装置10Aは、
ステアリングホイール11を回転させることにより回転する入力軸21を囲い共に回転可能な第1の基部81、この第1の基部81から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部82、及び、重心G1を入力軸21の中心CLに一致させるために第1の基部81に設けられた第1の錘83、を有する第1部材80と、
第1の基部81を囲っている第2の基部91、この第2の基部91から第1の突出部82の軌道上まで突出している第2の突出部92、及び、この第2の突出部92から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置された第2の錘93A、を有し、第1の突出部82が第2の突出部92に当接している状態において第1部材80とともに回転可能であると共に、重心G2が入力軸21の中心CLと第2の錘93Aの先端との間に位置している第2部材90Aと、
第2部材90Aの重心G2が入力軸21の中心CLの下方に位置する際に、第2の突出部92から離間していると共に、第2の突出部92の軌道上に設けられ、第2の突出部92が当接することにより入力軸21を介してステアリングホイール11の回転を規制することが可能なストッパ61a、61aと、を備えている。
実施例2によるステアリング装置10Aも、本発明所定の効果を奏する。
加えて、第2部材90Aは、第2の錘93Aを有している。これにより、第2部材90Aの重心G2の位置を適宜調整することができる。
加えて、第2の錘93Aは、第2部材90Aを正面から見た際に、第2の突出部92から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置され、
第2部材90Aの重心G2は、入力軸21の中心CLと第2の錘93Aの先端との間に位置している。
これにより、通常時に第2の突出部92を上方に向けて配置することができる。ストッパ61a、61aを下方に配置することができ、ストッパ61a、61aを低い位置に形成することができる。ストッパ61a、61aを低い位置に配置することにより、舵角規制装置70Aの重心を低くすることができる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
<実施例3>
図9は実施例3のステアリング装置の要部を示し、上記図5に対応させて表している。実施例3によるステアリング装置10Bにおいては、実施例1によるステアリング装置10(図2参照)とは、舵角規制装置70Bの構造が異なる。その他の基本的な構成については、実施例1によるステアリング装置と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
第2部材90Bは、第2の基部91に第2の錘93Bが設けられてなる。第2の錘93Bは、第2の突出部92から入力軸21の中心CLを通過した線L1上を含むように配置されている。
第2部材90Bの重心G2は、入力軸21の中心CLと一致している。つまり、第1部材80の重心G1及び第2部材90Bの重心G2は、共に入力軸21の中心CL上に位置している。
ストッパ121、121は、例えば、ハウジング61とは別の部材であるゴムによって構成されている。ストッパ121、121をハウジング61とは別の部材によって構成する際には、このほか、軟質樹脂等を採用することができる。これにより、第2の突出部92がストッパ121、121に当接した際の静粛性を確保することができる。
以上に説明した実施例3によるステアリング装置10Bも、本発明所定の効果を奏する。
加えて、第2部材90Bは、さらに第2の錘93Bを有し、第2部材90Bの重心G2は、入力軸21の中心CLと一致している。第2部材90Bが第1部材80に対して空回りした際に、第1部材80及び第2部材90Bの間で生じる摩擦力の分、入力軸21には、第2部材90Bの回転する力が加わる。第2部材90Bの重心G2を入力軸21の中心CLに一致させることにより、第2部材90Bが空回りすることを抑制し、第2部材90Bの回転によって入力軸21に荷重が加わることを抑制することができる。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
<実施例4>
図10は実施例4のステアリング装置の要部を示し、上記図5に対応させて表している。実施例4によるステアリング装置10Cにおいては、実施例1によるステアリング装置10(図2参照)とは、ストッパ61a、61aの設けられた位置が異なっている。その他の基本的な構成については、実施例1によるステアリング装置と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
ストッパ61a、61aは、入力軸21の中心CLよりも低い位置に形成されている。第2部材90の重心は、第2の突出部92が第2の基部91から突出している分、入力軸21の中心CLに対してオフセットされている。第1の突出部82に第2の突出部92が接触していない状態において、第2の突出部92の自重により、第2部材90は、回転することがある。これにより、第2の突出部92がストッパ61a、61aのいずれかに当接した状態に保たれることがある。
以上に説明した実施例4によるステアリング装置10Cも、本発明所定の効果を奏する。
なお、各実施例は、互いに組み合わせることも可能である。例えば、実施例3に示した、別部材のストッパ121、121を実施例1や実施例2のステアリング装置に採用することもできる。また、実施例1、2に示した、ハウジング61に一体的に形成されたストッパ61a、61aを実施例3のステアリング装置に採用することもできる。本発明の作用及び効果を奏する限り、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明のステアリング装置は、乗用車等の車両に搭載するのに好適である。
10、10A、10B、10C…ステアバイワイヤ式ステアリング装置
11…ステアリングホイール
21…入力軸
61a、121…ストッパ
80…第1部材
81…第1の基部
82…第1の突出部
83…第1の錘
90、90A、90B…第2部材
91…第2の基部
92…第2の突出部
93、93A、93B…第2の錘
CL…入力軸の中心
G1…第1部材の重心
G2…第2部材の重心

Claims (9)

  1. ステアリングホイールを回転させることにより回転する入力軸を囲い共に回転可能な第1の基部、この第1の基部から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部、及び、重心を前記入力軸の中心に一致させるために前記第1の基部に設けられた第1の錘、を有する第1部材と、
    前記第1の基部を囲っている第2の基部、及び、前記第2の基部から前記第1の突出部の軌道上まで突出している第2の突出部を有し、前記第1の突出部が前記第2の突出部に当接している状態において前記第1部材とともに回転可能な第2部材と、
    前記第2の突出部の軌道上に設けられ、前記第2の突出部が当接することにより前記入力軸を介して前記ステアリングホイールの回転を規制することが可能なストッパと、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  2. 前記第1の錘は、前記第1部材を正面から見た際に、前記第1の突出部から前記入力軸の中心を通過した線上を含むように配置されていることを特徴とする請求項1記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  3. 前記第2部材の重心の位置は、前記第2の突出部によって前記入力軸の中心に対してオフセットしており、
    前記ストッパは、前記第2部材の第2の突出部が前記第1の突出部に当接されて回転可能な最大到達位置から、重力によって釣り合う静止位置まで重力によって回転する軌道の外側に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  4. 前記第2部材は、さらに第2の錘を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  5. 前記第2の錘が、前記第2の突出部が前記第1の突出部に当接されて回転可能な最大到達位置から、重力によって釣り合う静止位置まで重力によって回転する際に、前記最大到達位置から前記ストッパと離れる方向へ向かって回転するように前記第2部材の重心を構成していることを特徴とする請求項4記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  6. 前記第2部材は、さらに第2の錘を有し、
    前記第2部材の重心は、前記入力軸の中心と一致していることを特徴とする請求項1記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  7. ステアリングホイールを回転させることにより回転する入力軸を囲い共に回転可能な第1の基部、この第1の基部から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部、及び、重心を前記入力軸の中心に一致させるために前記第1の基部に設けられた第1の錘、を有する第1部材と、
    前記第1の基部を囲っている第2の基部、及び、前記第2の基部から前記第1の突出部の軌道上まで突出している第2の突出部を有し、前記第1の突出部が前記第2の突出部に当接している状態において前記第1部材とともに回転可能であると共に、重心が前記入力軸の中心と前記第2の突出部との間に位置する第2部材と、
    前記第2部材の重心が前記入力軸の中心の下方に位置する際に、前記第2の突出部から離間していると共に、前記第2の突出部の軌道上のうち前記入力軸の中心よりも上方に形成され、前記第2の突出部が当接することにより前記入力軸を介して前記ステアリングホイールの回転を規制することが可能なストッパと、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  8. ステアリングホイールを回転させることにより回転する入力軸を囲い共に回転可能な第1の基部、この第1の基部から径方向又は軸方向に突出している第1の突出部、及び、重心を前記入力軸の中心に一致させるために前記第1の基部に設けられた第1の錘、を有する第1部材と、
    前記第1の基部を囲っている第2の基部、前記第2の基部から前記第1の突出部の軌道上まで突出している第2の突出部、及び、この第2の突出部から前記入力軸の中心を通過した線上を含むように配置された第2の錘、を有し、前記第1の突出部が前記第2の突出部に当接している状態において前記第1部材とともに回転可能であると共に、重心が前記入力軸の中心と前記第2の錘の先端との間に位置している第2部材と、
    前記第2部材の重心が前記入力軸の中心の下方に位置する際に、前記第2の突出部から離間していると共に、前記第2の突出部の軌道上に設けられ、前記第2の突出部が当接することにより前記入力軸を介して前記ステアリングホイールの回転を規制することが可能なストッパと、を備えていることを特徴とするステアバイワイヤ式ステアリング装置。
  9. 請求項1から請求項8何れか一項記載のステアバイワイヤ式ステアリング装置を有することを特徴とする、車両。
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