JP2006224726A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は内部にモータシャフトを有したモータが配設された電動パワーステアリング装置に関し、悪路走行中における異音発生を抑制と操舵におけるパワーアシスト力の増大を両立することを課題とする。
【解決手段】 両端に車輪が接続されると共にピニオンの回動により直線移動するラック軸15と、モータシャフト32及びボールねじナット38を介してラック軸15にアシストトルクを付与する電動モータ30とを具備する電動パワーステアリング装置において、モータシャフト32とボールねじナット38とを相互に独立して回転可能な構成とする。また、車両が走行している走行路の状態を検出し、悪路走行中であると判断された際には電磁クラッチにより構成される動力伝達機構40Aを用いて、慣性質量が大きいモータシャフト32と、ボールねじナット38との間の動力の伝達を切断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は電動パワーステアリング装置に係り、特に内部にモータシャフトを有したモータが配設された電動パワーステアリング装置に関する。
自動車の舵取装置としては種々の形式のものが実用化されており、その一つにラック・アンド・ピニオン式の舵取装置がある。これは、軸線方向に所定の長さに亘ってラック歯が形成されているラック軸を車体の左右方向に延設すると共に、このラック軸の両端部にタイロッドを介して操向用の車輪(前輪)に連結された構成とされている。また、ラック軸に噛合するピニオンシャフトは、コラムシャフトを介してステアリングホイールに連結されている。そして、同装置は、ステアリング操作に応じたピニオンシャフトの回動がラック軸に伝えられ、同ラック軸がラック歯の形成長さの範囲内にて軸線方向に移動することにより操舵用車輪の向きを変え、これにより操舵を行わせるよう構成されている。
このようなラック・アンド・ピニオン式の舵取装置を電動パワーステアリング装置として構成する場合、操舵補助用のモータの回転をラック軸に直接的に伝え、同ラック軸を軸線方向に移動させる構成とするのが合理的である。このためには、ラック軸を移動させるための直線運動にモータの回転を変換する機構が必要であり、この運動変換機構においては、モータの出力を運動変換の過程で所定の減速を伴うことが望ましい。このような要求に応え得る運動変換機構として、例えば、ボールねじ機構を利用した電動パワーステアリング装置が従来から提案されている(特許文献1参照)。
この電動パワーステアリング装置は、ラック軸の外周の一部(ラック歯の形成範囲と異なる部分)に螺旋状のボールねじ溝を形成する一方、ラック軸を支持する中空円筒状のハウジングの内部に、同ラック軸と同軸上での回動自在にボールねじナットを支持している。そして、このボールねじナットと前記ボールねじ溝との間に多数のボールを介在させてボールねじ構造を構成している。
そして、この電動パワーステアリング装置は、操舵補助用のモータの駆動力を前記ボールねじナットにモータシャフトを介して回転駆動し、この回転をボールねじ溝に沿って転動する多数のボールによりラック軸に伝え、同ラック軸を軸長方向に移動付勢することによりステアリング操作に応じて操舵を補助(アシスト)する構成となっている。このとき、操舵補助用のモータの回転は、ボールねじ溝のリード角に応じて大きく減速されてラック軸の移動に変換される。
特開2002−193119号公報
ところで、上記構成とされた電動パワーステアリング装置を搭載した車両が悪路走行を行った場合、車輪の振動がラック軸を介してボールねじ機構に伝達される。ボールねじ機構を構成するボールねじナットは、従来ではモータのモータシャフトと一体的に固定された構成とされており、またこのモータシャフトはラック軸に沿って長く延設されており、よって慣性質量が大きかった。
このため、車輪の振動によりラック軸が直線移動した場合、慣性質量の大きなモータシャフトに固定されたボールねじナットはラック軸の移動に追従して移動することができず、よってボールねじ機構のボールねじナットとラック軸との係合部分において異音が発生するという問題点があった。
この問題点を解決するためには、ボールねじナットに固定されたモータシャフトの慣性質量を低減することが考えられるが、モータシャフトの慣性質量を低減することはモータの大きさを小さくすることを意味し、モータが小さくなった場合には当然にその出力は低下してしまい操舵補助力(パワーアシスト力)が小さくなってしまう。
逆に操舵補助力(パワーアシスト力)を大きくしようとすると、必然的に操舵補助用のモータを大型する必用が生じ、この場合には前記したようにボールねじナットと一体化したモータシャフトの慣性質量が大きくなり、異音の発生が増大してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、悪路走行中における異音発生を抑制と操舵におけるパワーアシスト力の増大を両立しうる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
車両に固定されたハウジングに移動可能に支持されると共に両端に車輪が接続されており、ステアリングホイールに接続されたピニオンと噛合し該ピニオンの回動により直線移動するラック軸と、
前記ハウジング内のラック軸回りに配設されており、モータシャフト及びボールねじナットを介して前記ラック軸にアシストトルクを付与する電動モータとを具備する電動パワーステアリング装置において、
前記モータシャフトとボールねじナットとを相互に独立して回転可能な構成とすると共に、
前記車両が走行している走行路の状態を検出する走行路状態検出手段と、
かつ、該走行路状態検出手段により悪路走行中であると判断された際に、前記モータシャフトと前記ボールねじナットとの間の動力の伝達を切断或は低減する動力伝達機構とを設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、相互に独立して回転可能な構成とされたモータシャフトとボールねじナットは、走行路状態検出手段により悪路走行中であると判断された際に動力伝達機構により両者間の動力の伝達は切断或は低減される。これにより、悪路走行中に車輪及びラック軸を介して路面振動がボールねじナットに伝達されても、これが慣性質量の大きいモータシャフトに伝達されることを規制できる。よって、ラック軸が悪路走行により変位しても、これに伴い慣性質量の小さいボールねじナットも変位するため、ボールねじナットとラック軸との噛合部分で悪路走行異音が発生することを防止できる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
前記動力伝達機構は、電磁クラッチであることを特徴とするものである。
上記発明によれば、動力伝達機構を電磁クラッチとしたことにより、モータシャフトとボールねじナット間の動力伝達の切断及び接続を容易かつ確実に行うことができる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
前記動力伝達機構は、伝達される動力の値を連続的に可変しうる減速機構を設けてなることを特徴とするものである。
上記発明によれば、伝達される動力の値を連続的に可変しうる減速機構を動力伝達機構に設けたことにより、モータシャフトとボールねじナットとの間における動力伝達の程度を路面状態に対応して設定することができる。これにより、電動モータによりラック軸に対してアシストトルクを付与しつつ、悪路走行異音が発生することを防止できる。
また、請求項4記載の発明は、
請求項3記載の電動パワーステアリング装置において、
悪路走行時間が長くなるに従い前記伝達される動力の値を低減し、良好な路面の走行時間が長くなるに従い前記伝達される動力の値を増大させる減速機構制御手段を設けたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、減速機構制御手段により悪路走行時間が長くなるに従い伝達される動力の値は低減され、良好な路面の走行時間が長くなるに従い伝達される動力の値が増大するため、モータシャフトとボールねじナットとの間における動力伝達状態を変化させるに際し、急激なアシストトルクの変動が発生することを防止できる。よって、悪路走行異音が発生することを防止しつつ、操舵フィーリングの低下を抑制することができる。
また、請求項5記載の発明は、
請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
前記動力伝達機構は、前記ボールねじナットの回転速度に応じて前記動力の伝達の切断或は低減を行う摩擦クラッチ機構であることを特徴とするものである。
上記発明によれば、摩擦クラッチ機構はボールねじナットの回転速度に応じて動力の伝達の切断或は低減を行うため、路面から大きな振動が印加されてラック軸が大きく変位すると、ラック軸と噛合しているボールねじナットも大きく回転し、モータシャフトとボールねじナットとの間における動力伝達を切断或は低減する。よって、悪路走行により自動的にモータシャフトとボールねじナットとの間における動力伝達を切断或は低減されるため、簡単な構成で悪路走行異音の発生を防止できる。
上述の如く本発明によれば、悪路走行中に車輪及びラック軸を介して路面振動がボールねじナットに伝達されても、これが慣性質量の大きいモータシャフトに伝達されることを規制できるため、ボールねじナットとラック軸との噛合部分で悪路走行異音が発生することを防止できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1乃至図3は、本発明の第1実施例である電動パワーステアリング装置10Aを示している。図1は電動パワーステアリング装置10Aの全体構成を示す断面図であり、図2及び図3は電動パワーステアリング装置10Aの動作を説明するための要部構成である。
電動パワーステアリング装置10Aは、大略するとギヤハウジング11,ラック軸15,電動モータ30,及びモータシャフト32,ボールねじ装置37,及び動力伝達機構40A等を有した構成とされている。ギヤハウジング11は、中空円筒状の第1ラックハウジング12および第2ラックハウジング13と、これらラックハウジング12、13の間に設けられたヨークハウジング14からなり、各ハウジング12、13、14は図示しないボルトによって同軸的に結合されている。
ギヤハウジング11には、ラック軸15が軸線方向(図中矢印X1,X2で示す方向)に移動可能に貫通され、第1および第2ラックハウジング12、13より突出されたラック軸15の両端は、図示しないタイロッド18,19を介して左右の前輪に連結される。前記第1および第2ラックハウジング12、13の端部とタイロッド19、19の各間には、伸縮かつ屈曲可能なブーツ20、21が装着され、これらブーツ20、21によってギヤハウジング11内を外部より遮蔽している。
また、第1ラックハウジング12には、ステアリングホイールに接続された入力軸26と連結したピニオン22が配設されており、このピニオン22はラック軸15に形成されたラック歯(図に現れず)に噛合している。よって、運転者がステアリングホイールを操作すると、この操作力により入力軸26を介してピニオン22が回転し、ピニオン22とラック歯の噛合によりピニオン22の回転はラック軸15の直線移動に変換され、これによりタイロッド18,19を介して前輪の操舵が行なわれる。
電動モータ30は、ギヤハウジング11を構成するヨークハウジング14内のラック軸15の回りに配設されており、後述するようにモータシャフト32を介してラック軸15に操舵補助力(アシストトルク)を付与する機能を奏する。この電動モータ30はブラシレスDCモータであり、固定子となる駆動ステータ31と、回転子となるモータシャフト32とを有した構成とされている。駆動ステータ31はコイルが巻回されており、ヨークハウジング14の内壁に配設されている。
モータシャフト32は中空円筒状をなし、ラック軸15の周りに同軸的に遊嵌されている。また、モータシャフト32の図中X1方向端部には、シャフト部分よりも大径とされたシャフトフランジ32Aが一体的に形成されている。
このモータシャフト32の図中矢印X2方向側の所定位置はスラストベアリング33により第1ラックハウジング12に回動可能に支持されている。また、モータシャフト32の図中矢印X1方向側の所定位置、即ちシャフトフランジ32Aの形成位置よりも若干X2方向寄りの位置は、ラジアルベアリング34によりヨークハウジング14に回動可能に支持されている。
スラストベアリング33はモータシャフト32に対しスラスト方向(図中、矢印X1,X2方向)に印加されるスラスト荷重を支持するものであり、本実施例ではボールがスラスト方向に複数個配置された複列ベアリングを用いている。これに対し、ラジアルベアリング34は、モータシャフト32に対しラジアル方向に印加される荷重を支持する。
ボールねじ装置37は、モータシャフト32の図中矢印X1方向の端部近傍に設けられている。このボールねじ装置37は、ねじ溝15B,ボールねじナット38,ねじ溝38A,及びボール39等により構成されている。
ボールねじナット38は筒状の部材であり、モータシャフト32の図中矢印X2方向端部の内周位置に装着されている。このボールねじナット38は、モータシャフト32の内部に、モータシャフト32と同軸的に配設されている。また、ボールねじナット38とモータシャフト32は、互いに独立して回転可能な構成とされている。
更に、ボールねじナット38の図中矢印X1方向の端部には、ナット部分よりも大径とされたナットフランジ38Aが一体的に形成されている。よって、モータシャフト32とボールねじナット38とを組み合わせた状態において、シャフトフランジ32Aとナットフランジ38Aは並設された状態となっている。また、シャフトフランジ32Aの直径とナットフランジ38Aとの直径は同一径とされており、よって各フランジ開周面は面一となった構成とされている。
図2及び図3に示すように、ナットフランジ38Aと対向する位置には隔壁23が配設されている。この隔壁23はヨークハウジング14に固定されており、その中央にはラック軸15を挿通する穴が形成されている。また、隔壁23とナットフランジ38Aとの間には、ボール24が配設されている。このボール24は、スラストベアリングを構成するこものであり、ナットフランジ38AのX1方向への変位を規制している。
モータシャフト32との関係において上記構成とされたボールねじナット38は、その内周にねじ溝が形成されると共に、このねじ溝に対応するラック軸15の外周にもねじ溝が形成されている。また、この両ねじ溝間には、ボール39が介装されている。よって、ボールねじナット38が回転すると、この回転はボール39を介してラック軸15に伝達され、ラック軸15に回転力が付与される。
ここで、モータシャフト32に形成されているシャフトフランジ32Aと、ボールねじナット38に形成されているナットフランジ38Aに注目する。前記したように、シャフトフランジ32Aとナットフランジ38Aは同一径とされているため、外周面は面一となっている。このシャフトフランジ32A及びナットフランジ38Aの各外周面と対向する位置には、動力伝達機構40Aが設けられている。
本実施例では、動力伝達機構40Aはソレノイド41と摩擦部材42とにより構成されている。ソレノイド41は、通電されることにより摩擦部材42を各フランジ32A,38Aの外周面に押圧し(この状態をクラッチON状態という)、また通電解除されることにより摩擦部材42を各フランジ32A,38Aの外周面から離間(この状態をクラッチOFF状態という)させる機能を奏するものである。
図2はクラッチON状態である動力伝達機構40Aを示しており、図3はクラッチOFF状態の動力伝達機構40Aを示している。図2に示すクラッチON状態においては、摩擦部材42がシャフトフランジ32A(モータシャフト32)と、ナットフランジ38A(ボールねじナット38)に共に押圧した状態となっている。また、摩擦部材42は高摩擦係数を有した材料により構成されており、よってシャフトフランジ32Aとナットフランジ38Aの各外周面に摩擦部材42が同時に押圧されることにより、シャフトフランジ32A(モータシャフト32)と、ナットフランジ38A(ボールねじナット38)は実質的に一体的な構成となる。
よって、このクラッチON状態において電動モータ30が駆動しモータシャフト32が回動すると、この回動力はボール39を介してラック軸15に接続されたボールねじナット38に伝達され、ボールねじナット38で上記の電動モータ30の回動力は減速された上でラック軸15の直線運動に変換される。
これに対して図3に示すクラッチOFF状態においては、摩擦部材42はシャフトフランジ32A及びナットフランジ38Aから離間した状態となっている。このクラッチOFF状態では、電動モータ30が駆動しモータシャフト32が回動しても、モータシャフト32とボールねじナット38は独立した状態であるため、回動力はボールねじナット38に伝達されない。
上記した電動モータ30及び動力伝達機構40Aは、パワーステアリング用の制御装置(PSECU)55に接続されている。また、PSECU55は、車速センサ56から車速信号が、また加速度センサ57からは加速度信号が供給される構成とされている。また、PSECU55には、図略のトルクセンサからトルク信号も供給される構成とされている。
PSECU55は、車速センサ56、加速度センサ57、トルクセンサ等の種々のセンサから供給される信号に基づき、電動モータ30への供給電力を制御する。また、車速センサ56及び加速度センサ57からの出力に基づき、動力伝達機構40Aのソレノイド41の駆動を制御する。
よって、PSECU55の制御動作に基づき電動モータ30が駆動され、また動力伝達機構40AがクラッチON状態になると、電動モータ30の駆動力は動力伝達機構40Aを介してモータシャフト32からボールねじ装置37に伝達され、このボールねじ装置37によりラック軸15は矢印X1,X2方向に移動され、これにより操舵力がアシストされる。
次に、図4を用いて、PSECU55で実施される動力伝達機構40Aの駆動制御について説明する。この動力伝達機構40Aの駆動制御処理は、車速センサ56から供給される車速信号及びトルクセンサから供給されるトルク信号等に基づき実施されるパワーアシスト制御と別ルーチンで実施されるものである。
図4に示す動力伝達機構40Aの駆動制御処理が起動すると、先ずステップ10(図では、ステップをSと略称している)において、車速センサ56から供給される車速情報から車速Vを演算する。続くステップ12では、ステップ10で演算された車速Vが、所定の車速値よりも遅いか否かが判断される。このステップ12において肯定判断(YESの判断)がされると、処理はステップ14に進む。
ステップ14では、加速度センサ57から供給される加速度情報から車両の上下加速度Gを演算する。続くステップ16では、ステップ14で演算された上下加速度Gが、所定の加速度値よりも大きいか否かが判断される。このステップ16において肯定判断(YESの判断)がされると、処理はステップ18に進む。
このステップ10〜16で実施される処理は、車両が走行している走行路の状態を検出する処理である。即ち、運転者は悪路走行時においては車速を低減し、また車両は上下方向に対して大きく変動する。このため、車両速度Vは実験的に求められた運転者が悪路走行時における走行速度に基づき設定されており、また上下加速度Gも実験的に求められた車両の悪路走行時に発生する上下加速度に基づき設定されている。
従って、ステップ12で否定判断がされた場合(即ち、現在の車速Vが所定車速以上の場合)、またはステップ16で否定判断がされた場合(即ち、現在の車両の上下加速度Gが所定加速度以下の場合)は、PSECU55は車両が悪路ではない良好な路面を走行中であると判断する。
この場合には、処理はステップ22に進み、PSECU55は動力伝達機構40AをラッチON状態とする。具体的には、摩擦部材42がシャフトフランジ32Aとナットフランジ38Aの双方を押圧した状態とする。従って、車両が良好な路面を走行している場合には、電動モータ30の駆動力はモータシャフト32及びボールねじナット38を介してラック軸15に伝達され、操舵力がアシストされる。
一方、ステップ12で肯定判断がされた場合(即ち、現在の車速Vが所定車速以下の場合)で、かつステップ16で肯定判断がされた場合(即ち、現在の車両の上下加速度Gが所定加速度以上の場合)である場合には、PSECU55は車両が悪路走行中であると判断する。この場合には、処理はステップ18に進み、カウンタ値Nが所定回数以下であるか否かが判断される。
このカウンタ値Nは、図4に示す駆動制御処理が起動する際にゼロリセットされるものであり、上記のようにステップ10〜ステップ16の処理により悪路走行中であると判断された場合にステップ20においてインクリメントされるものである。このステップ18及びステップ20は、車両が悪路を所定時間以上走行しているか否かを判断するものである。そして、PSECU55が車両の悪路走行時間が所定時間以上であると判断すると、即ちステップ18で否定判断がされると処理はステップ24に進む。
ステップ24では、PSECU55は動力伝達機構40AをラッチOFF状態とする。具体的には、ソレノイド41の動作により摩擦部材42はシャフトフランジ32A及びナットフランジ38Aから離間する。これにより、モータシャフト32とボールねじナット38はそれぞれ独立した状態となり、互いに自在に回転しうる構成となる。従って、電動モータ30の駆動力はボールねじ装置37に伝達されず、ラック軸15に対する操舵力のアシストも行われない。
上記の駆動制御処理を実施することにより、前記のようにモータシャフト32とボールねじナット38は相互に独立して回転可能な構成とされているため、ステップ10〜ステップ20の処理により車両が悪路走行中であると判断された場合は、動力伝達機構40Aによりモータシャフト32とボールねじナット38との間の動力伝達は切断される。これにより、悪路走行中に車輪及びラック軸15を介して路面振動がボールねじナット38に伝達されても、これが慣性質量の大きいモータシャフト32に伝達されることを規制できる。よって、ラック軸15が悪路走行により変位しても、これに伴い慣性質量の小さいボールねじナット38もこれに追随した変位するため、ボールねじナット38とラック軸15との噛合部分で悪路走行異音が発生することを防止できる。
また、本実施例においては、ステップ18及びステップ20を設けることにより、ステップ10〜ステップ16の処理において共に肯定判断がされた場合には直ちにステップ24に進むのではなく、所定時間悪路走行状態が継続されたと判断された場合にステップ24に進む構成としている。このため、瞬間的な路面の凹凸によりステップ24が実施され、操舵のパワーアシストが切断されることを回避できる。更に、本実施例では、モータシャフト32とボールねじナット38との動力伝達のON/OFFを行う動力伝達機構40Aとしてソレノイド41と摩擦部材42とよりなる電磁クラッチを用いてるため、両者32,38間の動力伝達の切断及び接続を容易かつ確実に行うことができる。
次に、本発明の第2実施例である電動パワーステアリング装置について説明する。図5乃至図7は、第2実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す図であり、図6は本実施例で用いる動力伝達機構40B(減速機)の減速比マップの一例を示す図であり、更に図7は第2実施例においてPSECU55が実施する駆動制御を示すフローチャートである。
尚、図5乃至図7において、図1乃至図4に示した第1実施例に係る電動パワーステアリング装置の構成と対応する構成及び処理については、同一符号或は同一のステップ番号を付してその説明を省略するものとする。また、図8以降の図面を用いた説明についても同様とする。
前記した第1実施例に係る電動パターステアリング装置10Aは、図2及び図3に示すように、動力伝達機構40Aとしてソレノイド41と摩擦部材42とよりなる電磁クラッチを用いた構成とした。これに対して本実施例に係る電動パターステアリング装置10Bは、モータシャフト32とボールねじナット38との間で動力を伝達する動力伝達機構40Bとして、両者32,38間で伝達される動力の値を連続的に可変しうる減速機構を用いたことを特徴とする。
この減速機構としては種々の構成を有する減速機が適用可能であるが、本実施例ではハーモニックドライブ(波動歯車装置)を用いてる。このハーモニックドライブは、コンパクトなサイズで高い減速比を実現できる。このハーモニックドライブよりなる動力伝達機構40Bは、減速機駆動モータ43により減速比を調整可能な個性とされている。また、減速機駆動モータ43はPSECU55に接続されており、よってPSECU55により動力伝達機構40Bの減速比は制御可能な構成となっている.
図6は、PSECU55の内部に予め取り込まれている減速比とカウント値Nとの関係を示している。カウント値Nは、第1実施例で説明したと同様に、悪路走行時間が長くなるのに従い値が大きくなるものである。よって、本実施例における動力伝達機構40Bの減速比は、図6に示すように、悪路走行時間が長くなるのに従い低下する(減速比が1以下となる)構成とされている。また、同図から明らかなように,悪路走行時間の経過に伴い、動力伝達機構40Bの減速比は徐々に低減するよう設定されている。
次に、図7を用いて、PSECU55で実施される動力伝達機構40Bの駆動制御について説明する。同図に示す駆動制御処理が起動すると、先ず初期化処理が実施される。具体的には、ステップ2でカウンタ値Nがゼロリセットされると共に、ステップ4で減速比が「1」に設定される。
続くステップ10〜20の処理は、図4に示した第1実施例における駆動制御処理と同一である。即ち、ステップ10〜ステップ16で悪路判定を行い、悪路であると判断された場合には、カウント値20をインクリメントする。
しかしながら、ステップ12或はステップ16で否定判断がされた場合、即ち良好な路面を走行中であると判断された場合、第1実施例においてはステップ22で直ちに動力伝達機構40AをクラッチON状態とした。これに対して本実施例では、ステップ12或はステップ16で否定判断がされた場合に直ちに動力伝達機構40AをクラッチON状態とするのではなく、先ずステップ26においてカウント値Nがゼロ以下であるかを判断し、ゼロではない場合には、ステップ28によりカウント値をデクリメントする。
これにより、悪路走行時間が長くなるとこれに従いカウント値Nはステップ20の処理により増加し、逆に良好な路面の走行時間が長くなるとこれに従いカウント値Nはステップ28の処理により減少する。即ち、カウント値Nの値は、悪路走行及び良好な路面走行の双方を反映した値なる。
ステップ30では、このように悪路走行及び良好な路面走行の双方を反映したカウント値Nに基づき、動力伝達機構40Aの減速比の演算を行う。PSECU55には、予め実験により求められた減速比とカウント値Nとの関係を示す2元マップが格納されている。従って、ステップ20或はステップ28で求められるカウント値Nに基づき、PSECU55は現在の車両走行状態に適合した動力伝達機構40Aの減速比を演算する。
このように、ステップ30において現在の車両走行状態に適合した動力伝達機構40Aの減速比が演算されると、続くステップ32において動力伝達機構40Aはステップ30で求められた減速比で駆動される。減速比が小さくなるということは、モータシャフト32とボールねじナット38との動力伝達率が小さくなることを意味する。即ち、所定時間におけるボールねじナット38の回転数に対してモータシャフト32の回転数を少なくすることができる。
これにより、減速比が小さくなった場合には、実質的にモータシャフト32とボールねじナット38とがそれぞれ独立したのと近い状態となるため、悪路走行中に車輪及びラック軸15を介して路面振動がボールねじナット38に伝達されても、これが慣性質量の大きいモータシャフト32に伝達されることを規制することが可能となる。よって、ラック軸15が悪路走行により変位しても、慣性質量の小さいボールねじナット38のみが追随して変位し、このボールねじナット38の回転はモータシャフト32に伝達されないため、ボールねじナット38とラック軸15との噛合部分で悪路走行異音が発生することを防止できる。
このように本実施例では、伝達される動力の値を連続的に可変しうる動力伝達機構40B(減速機構)を設けたことにより、モータシャフト32とボールねじナット38との間における動力伝達の程度を路面状態に対応して設定することができる。これにより、電動モータ30によりラック軸15に対してアシストトルクを付与しつつ、悪路走行に起因してボールねじナット38で異音が発生することを防止できる。
また、カウント値Nの値に基づき、悪路走行時間が長くなるに従い動力伝達機構40Bの減速比を低減し、良好な路面の走行時間が長くなるに従い減速比を増大させるため、モータシャフト32とボールねじナット38との間における動力伝達状態を変化させるに際し、急激なアシストトルクの変動が発生することを防止できる。よって、悪路走行異音が発生することを防止しつつ、操舵フィーリングの低下を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施例である電動パワーステアリング装置について説明する。図8及び図9は第3実施例である電動パワーステアリング装置10Cの要部を拡大して示しており、図8はクラッチON状態を、図9はクラッチOFF状態を示している。
前記した第1実施例に係る電動パターステアリング装置10Aは、動力伝達機構40Aとしてソレノイド41と摩擦部材42とよりなる電磁クラッチを用い、クラッチON状態でモータシャフト32を押圧することによりシャフトフランジ32Aとナットフランジ38Aと実質的に一体的とすることにより動力を伝達する構成とされていた。
これに対して本実施例に係る電動パワーステアリング装置10Cに設けられた動力伝達機構40Cは、ナットフランジ38Aの外周に配設された弾性材44と、この弾性材44の外周に設けられた摩擦部材42とにより構成されることを特徴とする。この弾性材44は、摩擦部材42をラック軸15の中心位置に向け弾性付勢する構成とされている。また、シャフトフランジ32Aの摩擦部材42と対向する位置は鍔状とされており、摩擦部材42との接触面積を広くとれるよう構成されている。従って、動力伝達機構40Cを構成する摩擦部材42及び弾性材44は、摩擦クラッチを構成する。
上記構成において、ラック軸15が悪路により発生する急激な回転速度(以下、悪路時走行回転速度という)以下の場合には、弾性材44の弾性力により摩擦部材42はシャフトフランジ32Aに押圧した状態(クラッチON状態)となっている。よって、このクラッチON状態の状態では、電動モータ30の駆動力はモータシャフト32及び摩擦部材42を介してボールねじナット38及びラック軸15に伝達され、これにより操舵力がアシストされる。
これに対し、車両が悪路を走行し、これによりラック軸15に悪路時走行回転速度の回転が発生した場合には、ラック軸15の瞬間的な回転によりボールねじナット38も急激な回転を行い、これにより摩擦部材42には遠心力が作用する。この遠心力は、弾性材44が摩擦部材42をシャフトフランジ32Aに向け押圧する力と反対方向に作用する。そして、悪路時走行回転速度による遠心力が、摩擦部材42をシャフトフランジ32Aに向け押圧する弾性力よりも大きくなると、図9に示されるように摩擦部材42はシャフトフランジ32Aから離間したクラッチOFF状態となる。
よって、本実施例に係る電動パワーステアリング装置10Cによれば、車両が悪路を走行することにより、悪路の状態に応じて摩擦部材42はシャフトフランジ32Aとの押圧及び押圧解除を自動的に行うこととなる。クラッチOFF状態では、摩擦部材42がモータシャフト32から離間することにより、悪路走行に伴いラック軸15が変位しても、これがモータシャフト32に伝達されることはなく、よって悪路走行異音の発生を防止できる。また、簡単な構成で悪路走行異音の発生を防止できるため、部品点数の削減、PSECU55のプログラムの簡単化、及び低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の第4実施例である電動パワーステアリング装置について説明する。図10及び図11は第4実施例である電動パワーステアリング装置10Dを示している。図10は電動パワーステアリング装置10Dの全体構成を示しており、図11は電動パワーステアリング装置10Dの要部を拡大して示している。
前記した各実施例では、操舵アシスト用の電動モータ30をギヤハウジング11に設けた構成を示した。これに対して本実施例に係る電動パワーステアリング装置10Dは、インタミシャフト45にコラムアシスト用電動モータ47を設けた、いわゆるコラムパワーステアリング(以下、コラムEPSという)に本願発明を適用した例を示している。
同図に示すように、ステアリングホイール51はインタミシャフト45,入力軸26を介してギヤハウジング11に接続される。このギヤハウジング11の内部には、前記したと同様のラック軸15が設けられており(電動モータ30等の操舵アシスト用の構成は設けられていない)、その両側には車輪と接続されるタイロッド18,19が延出している。
このようなコラムEPSでは、図11に示すように、コラムアシスト用電動モータ47はコラム減速機48を介してインタミシャフト45に接続されている。即ち、コラム減速機48は、コラムアシスト用電動モータ47の回転軸にはねじ溝49と、インタミシャフト45に設けられた噛合部50とにより構成されている。この噛合部50はねじ溝49に噛合しており、よってコラムアシスト用電動モータ47が回動することにより、この回動力はコラム減速機48を介してインタミシャフト45に伝達され、これにより操舵アシストが行われる構成とされている。
ところで、コラムアシスト用電動モータ47は慣性質量が大きく、よって悪路走行により車輪の振動がラック軸15,ギヤハウジング11を介してインタミシャフト45に伝達されると、コラムアシスト用電動モータ47の慣性質量が大きいために噛合部50とねじ溝49との間で悪路走行異音が発生する。
そこで本実施例では、コラムアシスト用電動モータ47とコラム減速機48との間に動力伝達機構40Dを設けたことを特徴とするものである。この動力伝達機構40Dは、図5を用いて説明した第2実施例で説明した動力伝達機構40Bと略同一のものである。即ち、動力伝達機構40Dは、ハーモニックドライブ(波動歯車装置)を用いおり、図示しないPSECUにより減速比を制御される構成とされている。
よって、本実施例においても、悪路走行時においては動力伝達機構40Dの減速比を小さく設定することにより、悪路走行異音を有効に低減することができる。
図1は、本発明の第1実施例である電動パワーステアリング装置の断面図である。 図2は、本発明の第1実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図であり、平滑路を走行している状態を示す図である。 図3は、本発明の第1実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図であり、悪路を走行している状態を示す図である。 図4は、本発明の第1実施例である電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第2実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図である。 図6は、本発明の第2実施例である電動パワーステアリング装置の制御動作において使用する減速機の減速比マップの一例を示す図である。 図7は、本発明の第2実施例である電動パワーステアリング装置の制御動作を示すフローチャートである。 図8は、本発明の第3実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図であり、平滑路を走行している状態を示す図である。 図9は、本発明の第3実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図であり、悪路を走行している状態を示す図である。 図10は、本発明の第4実施例である電動パワーステアリング装置の斜視図である。 図11は、本発明の第4実施例である電動パワーステアリング装置の要部を拡大して示す構成図である。
符号の説明
10A〜10D 電動パワーステアリング装置
11 ギヤハウジング
12 第1のラックハウジング
13 第2のラックハウジング
14 ヨークハウジング
15 ラック軸
26 入力軸
30 電動モータ
31 駆動ステータ
32 モータシャフト
32A シャフトフランジ
37 ボールねじ装置
38 ボールねじナット
38A ナットフランジ
40A〜40D 動力伝達機構
41 ソレノイド
42 摩擦部材
43,46 減速機駆動モータ
44 弾性材44
45 インタミシャフト
47 コラムアシスト用電動モータ
48 コラム減速機
50 噛合部

Claims (5)

  1. 車両に固定されたハウジングに移動可能に支持されると共に両端に車輪が接続されており、ステアリングホイールに接続されたピニオンと噛合し該ピニオンの回動により直線移動するラック軸と、
    前記ハウジング内のラック軸回りに配設されており、モータシャフト及びボールねじナットを介して前記ラック軸にアシストトルクを付与する電動モータとを具備する電動パワーステアリング装置において、
    前記モータシャフトとボールねじナットとを相互に独立して回転可能な構成とすると共に、
    前記車両が走行している走行路の状態を検出する走行路状態検出手段と、
    該走行路状態検出手段により悪路走行中であると判断された際に、前記モータシャフトと前記ボールねじナットとの間の動力の伝達を切断或は低減する動力伝達機構とを設けたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記動力伝達機構は、電磁クラッチであることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記動力伝達機構は、伝達される動力の値を連続的に可変しうる減速機構を設けてなることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項3記載の電動パワーステアリング装置において、
    悪路走行時間が長くなるに従い前記伝達される動力の値を低減し、良好な路面の走行時間が長くなるに従い前記伝達される動力の値を増大させる減速機構制御手段を設けたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項1記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記動力伝達機構は、前記ボールねじナットの回転速度に応じて前記動力の伝達の切断或は低減を行う摩擦クラッチ機構であることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109795548A (zh) * 2019-03-21 2019-05-24 石河子大学 一种电动推杆式转向助力装置
CN116176688A (zh) * 2023-02-10 2023-05-30 杭州擎动智行科技有限公司 基于轴向助力式电驱单元的车辆线控转向装置及控制方法

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