JPWO2019207662A1 - エレベーター呼び登録システム - Google Patents

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    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators

Abstract

特定のフロアでセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムに関する。このシステムでは、エレベーターの利用者から要求があると、セキュリティ解除権限者の位置情報を、エレベーターの利用者が見ることのできる表示器に表示させる。エレベーターの利用者またはエレベーターの制御盤は、この位置情報をもとにセキュリティ解除権限者を選択する。選定されたセキュリティ解除権限者が対応可能である場合、セキュリティ解除権限者は要求した利用者が誰であるかを確認する。セキュリティ解除権限者による確認がなされた後、セキュリティ解除権限者の操作により、エレベーター呼び登録システムのセキュリティが解除される。

Description

この発明はエレベーターの呼び登録システムに関し、特に特定のフロアでセキュリティが設定されているエレベーターの呼び登録システムに関する。
従来、老人ホームや特定疾患療養施設などエレベーターにセキュリティ機器が設置された施設では、客などのエレベーターを利用する人が入居者や入院患者の部屋を訪ねる際、セキュリティ解除の権限を持つ人に連絡してセキュリティを解除してもらっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−1852号
しかし、このような装置では、客などのエレベーター利用者が滞在しているフロアから別のフロアへ移動する際に、エレベーターのセキュリティ解除の権限を持つスタッフを探し歩いてセキュリティを解除してもらう必要があった。また、スタッフが見つからない場合、エレベーター利用者はスタッフに会えるまで別のフロアへ移動することができずに待つ必要があった。
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、エレベーターのセキュリティ解除の権限者の位置情報をエレベーターの利用者に表示し、セキュリティ解除の権限者を呼び出してセキュリティを解除してもらうことを目的とする。
この発明に係るエレベーター呼び登録システムは、特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムであって、エレベーターの利用者からの要求に応じて、セキュリティ解除権限者の位置情報を表示する表示器と、表示器に表示されたセキュリティ解除権限者を呼び出す呼び出し装置と、呼び出し装置により呼び出されたセキュリティ解除権限者によってセキュリティ解除の操作が行われる操作盤と、操作盤によりセキュリティ解除の操作が行われた場合に利用者からのエレベーターの呼びを登録する制御盤と、を備えることを特徴とする。
また、この発明に係るエレベーター呼び登録システムは、特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムであって、表示器及びセキュリティ解除権限者の呼び出しボタンを有する乗場操作盤と、呼び出しボタンにより呼び出された前記セキュリティ解除権限者によってセキュリティ解除の操作が行われる操作盤と、操作盤からセキュリティ解除の操作が行われた場合に利用者からのエレベーターの呼びを登録する制御盤と、を備え、制御盤は、乗場操作盤からの要求に応じてセキュリティ解除権限者の位置情報を前記表示器に表示させることを特徴とする。
この発明によれば、エレベーター呼び登録システムは、セキュリティを解除できる権限者の位置情報をエレベーターの利用者に対して表示し、利用者側からセキュリティ解除の権限者を呼び出すことができるため、エレベーターの利用者がセキュリティ解除の権限者を探し歩く必要が無い。
実施の形態1に係るエレベーターの乗場の様子を示す図 実施の形態1に係る乗場操作盤の拡大図 実施の形態1に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態1に係る乗場操作盤の表示器に表示される地図の一例を示す図 実施の形態2に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態3に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態3に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態4に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態5に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態6に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態7に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図 実施の形態8に係るエレベーター呼び登録システムの動作シーケンス図
この発明に係るエレベーター呼び登録システムでは、特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されている。セキュリティ解除権限者(スタッフ)が所定の操作を行うことにより、システムのセキュリティが解除され、利用者によるエレベーターの呼び登録が可能となる。
以下、この発明を実施するための実施の形態を説明する。なお、同一または類似の構成には同一の符号を付して説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るエレベーター呼び登録システムを、図1〜4を用いて説明する。
図1は、エレベーターの乗場の様子を示している。図1に示すように、エレベーターの乗場には、乗場ドア1の近くの壁面、または乗場ドア1の手前に、乗場操作盤2を備える。
図2は、乗場操作盤2の拡大図である。乗場操作盤2は、タッチパネル3と、カードリーダー4と、マイク5と、スピーカー6と、を備える。タッチパネル3には、例えばテンキーなどの入力ボタン7と、行先等を表示する表示器8と、が設けられている。
なお、乗場操作盤2は、タッチパネルの代わりに物理的な入力ボタン及び表示器を備えるものであっても良い。
ここで、エレベーターのセキュリティを解除する手順を、図3〜4を用いて説明する。
図3において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3でスタッフ呼び出しボタンの押下など所定の操作をすると(S101)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S102)。指令を受けた制御盤9は、この乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S103)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S104)。例えば図4では、スタッフAが201号室に、スタッフBが208号室と詰所の間に、それぞれ居ることが分かる。
表示を見た利用者が、表示器8に表示されたフロアの地図上でエレベーターに近い側のスタッフAを選択すると(S105)、乗場操作盤2がスタッフAに対応要求指令を送信する(S106)。このとき、乗場操作盤2がスタッフを呼び出す呼び出し装置として機能する。
対応要求指令を受信したスタッフAは、自身が携帯している通信装置(図示しない)を用いて乗場操作盤2(マイク5及びスピーカー6)の前にいる利用者と通話し、対応を要求している人物をインターホン越しに確認する(S107)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図3ではスタッフAから利用者に対して連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者が乗場操作盤2を介してスタッフAにエレベーターのセキュリティ解除を要求すると(S108)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S109)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S110)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S111)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S112)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S113)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で上下等の行先方向を設定するのでも良い。
このように、実施の形態1に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、ここでは利用者が乗場に最も近いスタッフAを選択する場合について説明したが、利用者は任意のスタッフを選択できるようにしてもよい。このようにすることで、例えばスタッフAが他の作業をしていると想定される場合など、利用者はスタッフBを選択できるため、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るエレベーター呼び登録システムを、図5を用いて説明する。
実施の形態1では、利用者がエレベーターのセキュリティ解除の操作をするスタッフを選択した。実施の形態2では、利用者の代わりに制御盤9が、セキュリティ解除の操作をするスタッフを選択する。
この実施の形態2に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図5において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S201)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S202)。指令を受けた制御盤9は、セキュリティ解除権限を有するスタッフAを自動的に選択し、スタッフAに対して対応要求指令を送信する(S203)。
指令を受けたスタッフAが対応可能である場合、スタッフAは制御盤9に対して応答する(S204)。応答を受けた制御盤9は、乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S205)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフAの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S206)。このときスタッフAは、自身の通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話をし、対応を要求している人物が誰であるかをインターホン越しに確認する(S207)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図5ではスタッフAから利用者に連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S208)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S209)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S210)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S211)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S212)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S213)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
このように、実施の形態2に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、制御盤がスタッフを自動的に選択するため、利用者によるタッチパネルの操作回数は少なくて済む。
また、ここでは制御盤が自動的にスタッフAを選択する場合について説明したが、制御盤9は乗場に最も近いスタッフに限らず、最も早く乗場へ到着できるスタッフを選択するようにしても良い。このようにすることで、利用者の待ち時間をさらに短縮できる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るエレベーター呼び登録システムを、図6〜7を用いて説明する。
実施の形態1、2では、利用者または制御盤がエレベーターのセキュリティ解除の操作をするスタッフを選択した。実施の形態3では、選択されたスタッフが何らかの事情で応答できない場合に、利用者が別のスタッフを再選択する。
この実施の形態3に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図6において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S301)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S302)。指令を受けた制御盤9は、この乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯しているタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S303)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S304)。表示を見た利用者が、表示器8に表示されたフロアの地図上でスタッフBを選択すると(S305)、乗場操作盤2がスタッフBに対応要求指令を送信する(S306)。
対応要求指令を受信したスタッフBが、予め定めた所定時間内に応答を返さない場合、あるいは対応ができない旨の応答をした場合(S307)、利用者は乗場操作盤2で別のスタッフAを選択し(S308)、乗場操作盤2がスタッフAに対応要求指令を送信する(S309)。
これ以降の手順は実施の形態1と同様である。
対応要求指令を受信したスタッフAは、自身が携帯している通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話し、対応を要求している人物が誰であるかをインターホン越しに確認する(S310)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図6ではスタッフAから利用者に対して連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S311)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S312)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S313)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S314)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S315)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S316)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
なお、ここでは最初に選択したスタッフが応答できない場合に、利用者が別のスタッフを再選択する場合について説明したが、図7のように、再選択は制御盤9が行うようにしても良い。この場合、ステップS302〜S305は図6と同じになる。
ステップS305の後、乗場操作盤2は制御盤9にスタッフBを選択した旨を通知し(S317)、制御盤9がスタッフBへ対応要求指令を送信する(S318)。
対応要求指令を受信したスタッフBが、予め定めた所定時間内に応答を返さない場合、あるいは対応ができない旨の応答をした場合(S319)、制御盤9は別のスタッフAを選択してスタッフAに対応要求指令を送信する(S320)。指令を受けたスタッフAが対応可能である場合、スタッフAは制御盤9に対して応答する(S321)。
応答を受けた制御盤9は、スタッフAの位置情報を更新し、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S322)。制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフAの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S323)。このときスタッフAは、自身の通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話をし、対応を要求している人物が誰であるかをインターホン越しに確認する(S324)。
なお、図7ではスタッフAから利用者に連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S325)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S326)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S327)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S328)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S329)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S330)。
このように、実施の形態3に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、最初に選択したスタッフが応答できない場合に別のスタッフを再選択するため、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係るエレベーター呼び登録システムを、図8を用いて説明する。
実施の形態3では、利用者が選択したスタッフが何らかの事情で応答できない場合に、利用者または制御盤が別のスタッフを再選択した。実施の形態4では、制御盤が選択したスタッフが何らかの事情で応答できない場合に、制御盤が別のスタッフを再選択する。
この実施の形態4に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図8において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S401)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S402)。指令を受けた制御盤9はセキュリティ解除権限を有するスタッフBを自動的に選択し、スタッフBに対して対応要求指令を送信する(S403)。
対応要求指令を受信したスタッフBが、予め定めた所定時間内に応答を返さない場合、あるいは対応ができない旨の応答をしてきた場合(S404)、制御盤9は別のスタッフAを選択し、スタッフAに対応要求指令を送信する(S405)。指令を受けたスタッフAが対応可能である場合、スタッフAは制御盤9に対して応答する(S406)。
これ以降の手順は実施の形態2と同様である。
スタッフAから応答を受けた制御盤9は、乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S407)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフAの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S408)。このときスタッフAは、自身の通信装置を用いて、乗場操作盤2の前にいる利用者と通話をし、誰からの要求であるかをインターホン越しに確認する(S409)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図○ではスタッフAから利用者に対して連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAの通信装置に呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S410)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S411)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S412)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S413)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S414)。
乗場操作盤○からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S415)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
このように、実施の形態4に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、制御盤がスタッフを自動的に選択するため、利用者によるタッチパネルの操作回数を少なくできる。
また、最初に選択したスタッフが応答できない場合に制御盤が別のスタッフを再選択するため、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係るエレベーター呼び登録システムを、図9を用いて説明する。
実施の形態4では、制御盤が選択したスタッフが何らかの事情で応答できない場合に、制御盤が別のスタッフを再選択した。実施の形態5では、制御盤が選択したスタッフが何らかの事情で応答しない場合に、利用者が別のスタッフを再選択する。
この実施の形態5に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図9において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S501)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S502)。指令を受けた制御盤9はセキュリティ解除権限を有するスタッフBを自動的に選択し、スタッフBに対して対応要求指令を送信する(S503)。
対応要求指令を受信したスタッフBが、予め定めた所定時間内に応答を返さない場合、あるいは対応ができない旨の応答をしてきた場合(S504)、制御盤9は、この乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯しているタグなどから無線通信で制御盤9へ送られた全スタッフ(スタッフBを除く)の位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S505)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S506)。
表示を見た利用者が、表示器8に表示されたフロアの地図上でスタッフAを選択すると、乗場操作盤2がスタッフAに対応要求指令を送信する(S507)。
これ以降の手順は実施の形態2と同様である。
対応要求指令を受信したスタッフAは、自身が携帯している通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話し、対応を要求している人物が誰であるかをインターホン越しに確認する(S508)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図9ではスタッフAから利用者に対して連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S509)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S510)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S511)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S512)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S513)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S514)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
このように、実施の形態5に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、最初のスタッフの選択は制御盤が自動的に行うため、利用者によるタッチパネルの操作回数を少なくできる。
また、制御盤が最初に選択したスタッフが応答できない場合に利用者が別のスタッフを選択するため、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係るエレベーター呼び登録システムを、図10を用いて説明する。
実施の形態1〜5では、特定のスタッフにセキュリティ解除の対応要求を送信した。実施の形態6では、表示器に表示されたスタッフ全員に、乗場操作盤から対応要求を送信する。
この実施の形態6に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図10において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S601)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S602)。指令を受けた制御盤9は、この乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S603)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S604)。表示を見た利用者がタッチパネル3からスタッフ呼び出しの操作をすると(S605)、乗場操作盤2が表示されているすべてのスタッフに対応要求指令を送信する(S606)。
この指令に対応できるスタッフAは、自身が携帯している通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話し、対応を要求している人物をインターホン越しに確認する(S607)。一方、この指令に対応できないスタッフBは、所定の時間内に応答を返さない、または対応できない旨の応答をする(S608)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。
利用者が乗場操作盤2を介してスタッフAにエレベーターのセキュリティ解除を要求すると(S609)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S610)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S611)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S612)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S613)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S614)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
また、ここではスタッフAのみが対応できる旨の応答を返す場合について説明したが、複数のスタッフが対応できる旨の応答を返した場合、例えば最も早くに応答したスタッフ、あるいは最も早くに乗場へ駆けつけられるスタッフをセキュリティ解除者として選定し、乗場操作盤2から対応要求を送信する。
このように、実施の形態6に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、複数のスタッフへ一斉に対応要求指令を送信するため、セキュリティ解除できるスタッフをより早くに見つけ、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係るエレベーター呼び登録システムを、図11を用いて説明する。
実施の形態6では、表示器に表示されたスタッフ全員に、乗場操作盤から対応要求を送信した。実施の形態7では、セキュリティ解除権限を有するスタッフ全員に、制御盤が対応要求をする。
この実施の形態7に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図11において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S701)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S702)。指令を受けた制御盤9は、セキュリティ解除権限を有する全てのスタッフに対し、対応要求指令を送信する(S703)。
この指令に対応できるスタッフAは、自身が携帯している通信装置を用いて乗場操作盤2に応答を返し(S704)、スタッフBは、所定の時間内に応答を返さない、または対応できない旨の応答をする(S705)。
応答を受けた制御盤9は、乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S706)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフAの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S707)。このときスタッフAは、自身の通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話をし、対応を要求している人物が誰であるかをインターホン越しに確認する(S708)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。なお、図11ではスタッフAから利用者に連絡しているが、利用者が乗場操作盤2からスタッフAに呼びかけても良い。
利用者からスタッフAに、乗場操作盤2と通信装置とを介してエレベーターのセキュリティ解除が要求されると(S709)、スタッフAはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S710)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S711)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S712)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S713)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S714)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
また、ここではスタッフAのみが対応できる旨の応答を返す場合について説明したが、複数のスタッフが対応できる旨の応答を返した場合、例えば最も早くに応答したスタッフ、あるいは最も早くに乗場へ駆けつけられるスタッフにセキュリティ解除の対応を要求する。
このように、実施の形態7に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、複数のスタッフへ一斉に対応要求指令を送信するため、セキュリティ解除できるスタッフをより早くに見つけ、利用者の待ち時間を短縮できる。
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係るエレベーター呼び登録システムを、図12を用いて説明する。
ここまでの実施の形態では、利用者が選択したスタッフがセキュリティを解除する場合について説明した。実施の形態8では、利用者が選択したスタッフが対応できない場合に複数のスタッフ間で調整し、対応できるスタッフがセキュリティを解除する。
この実施の形態8に係るエレベーター呼び登録システムの構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略し、エレベーターのセキュリティを解除する手順を説明する。
図12において、エレベーターの利用者が乗場操作盤2のタッチパネル3を操作すると(S801)、乗場操作盤2からエレベーターの制御盤9へ、セキュリティ解除権限を有するスタッフの位置情報を表示するよう指令が送信される(S802)。指令を受けた制御盤9は、この乗場操作盤2が設置されているフロアの地図をメモリ(図示しない)から読み出し、スタッフが携帯している通信装置またはタグなどから無線通信で制御盤9へ送られたスタッフの位置情報を、フロアの地図に重畳して乗場操作盤2へ送信する(S803)。
制御盤9から乗場操作盤2へこの情報が届くと、表示器8にスタッフの位置情報を重畳したフロアの地図が表示される(S804)。表示を見た利用者が、表示器8に表示されたフロアの地図上でエレベーターに近い側のスタッフAを選択すると(S805)、乗場操作盤2がスタッフAに対応要求指令を送信する(S806)。
対応要求指令を受信したスタッフAが応答できない場合、スタッフAの操作により、またはスタッフAの通信装置が自動的に、セキュリティ解除権限を有する別のスタッフBへ対応要求指令を転送する(S807)。
対応要求指令を受信したスタッフBは、応答できる場合はその旨を自身が携帯している通信装置を用いてスタッフAの通信装置へ通知する(S808)。また、スタッフBは、自身の通信装置を用いて乗場操作盤2の前にいる利用者と通話し、対応を要求している人物をインターホン越しに確認する(S809)。
ここで、スタッフが携帯する通信装置は、スマートフォン、携帯電話、PHS等、通話できるものであれば良い。
利用者が乗場操作盤2を介してスタッフBにエレベーターのセキュリティ解除を要求すると(S810)、スタッフBはエレベーターの乗場へ赴き、セキュリティ解除用のカードをカードリーダー4へかざす(S811)。カードをかざされた乗場操作盤2は、セキュリティ解除指令を制御盤9へ送信し(S812)、制御盤9で認証が成立すると、制御盤9はこの乗場操作盤2のセキュリティを解除する(S813)。
セキュリティが解除されると、利用者は乗場操作盤2を操作して行先階を設定し、エレベーターの呼びを登録する(S814)。
乗場操作盤2からエレベーターの呼びを受信した制御盤9は、この呼びに対応するかごを決定し、利用者のいる階へかごを走行させる制御を行う(S815)。
なお、ここでは入力ボタン7で行先階を設定する場合について説明したが、入力ボタン7で行先方向を設定するのでも良い。
また、ここではスタッフAが応答できない場合にスタッフBとの間で個別調整する場合について説明したが、複数のスタッフが居る場合、これらのスタッフへ一斉に対応要求を転送しても良い。
このように、実施の形態8に係るエレベーター呼び登録システムによれば、セキュリティ機器が設置されたエレベーターであっても、利用者がエレベーターを利用したいタイミングでセキュリティ解除権限者(スタッフ)の位置情報を表示させることができるため、利用者がスタッフを探し回る必要がなくなる。
また、スタッフはインターホン越しにセキュリティ解除を要求している人物を確認できるため、セキュリティ性能も維持できる。
また、利用者が選択したスタッフが他の作業などで対応できない場合に、システム側で他のスタッフとの調整をするため、利用者は追加の操作をすることなくセキュリティを解除してくれるスタッフを呼ぶことができる。また、利用者の待ち時間も短縮できる。
なお、上記実施の形態1〜8では乗場操作盤2の表示器8にスタッフの位置情報を表示する場合について説明したが、利用者が携帯する通信装置(図示しない)などに表示させても良い。
また、上記実施の形態1〜8ではスタッフが乗場でセキュリティ解除のための操作をする場合について説明したが、スタッフが携帯する通信装置から所定の操作をすることによって、遠隔でセキュリティ解除指令を制御盤9へ送信できるようにしても良い。この場合、スタッフの通信端末がセキュリティ解除の操作盤として機能する。
このようにすることで、エレベーターの乗場へすぐに駆けつけられるスタッフがいない場合であっても、利用者の待ち時間を短縮できる。また、セキュリティを解除するスタッフは利用者とインターホン越しに通話することによってセキュリティ解除要求を送ってきた人を確認できるため、セキュリティ性能も確保できる。
1 乗場ドア
2 乗場操作盤
3 タッチパネル
4 カードリーダー
5 マイク
6 スピーカー
7 入力ボタン
8 表示器
9 制御盤
この発明に係るエレベーター呼び登録システムは、特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムであって、エレベーターの乗場操作盤に設けられ、エレベーターの利用者からの要求に応じて、セキュリティ解除権限者の位置情報を表示する表示器と、表示器に表示されたセキュリティ解除権限者を呼び出す呼び出し装置と、呼び出し装置により呼び出されたセキュリティ解除権限者によってセキュリティ解除の操作が行われる操作盤と、操作盤によりセキュリティ解除の操作が行われた場合に利用者からのエレベーターの呼びを登録する制御盤と、を備えることを特徴とする。

Claims (7)

  1. 特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムであって、
    エレベーターの利用者からの要求に応じて、セキュリティ解除権限者の位置情報を表示する表示器と、
    前記表示器に表示された前記セキュリティ解除権限者を呼び出す呼び出し装置と、
    前記呼び出し装置により呼び出された前記セキュリティ解除権限者によってセキュリティ解除の操作が行われる操作盤と、
    前記操作盤からセキュリティ解除の操作が行われた場合に前記利用者からのエレベーターの呼びを登録する制御盤と、
    を備えることを特徴とするエレベーター呼び登録システム。
  2. 前記表示器は、エレベーターの乗場操作盤に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のエレベーター呼び登録システム。
  3. 前記表示器は、前記利用者が携帯する通信装置に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のエレベーター呼び登録システム。
  4. 前記呼び出し装置は、マイク及びスピーカーを備えることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のエレベーター呼び登録システム。
  5. 前記操作盤は、エレベーターの乗場操作盤に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のエレベーター呼び登録システム。
  6. 前記操作盤は、前記セキュリティ解除権限者の通信装置に設けられていることを特徴とする、
    請求項1に記載のエレベーター呼び登録システム。
  7. 特定のフロアからの呼び登録にセキュリティが設定されているエレベーター呼び登録システムであって、
    表示器及びセキュリティ解除権限者の呼び出しボタンを有する乗場操作盤と、
    前記呼び出しボタンにより呼び出された前記セキュリティ解除権限者によってセキュリティ解除の操作が行われる操作盤と、
    前記操作盤からセキュリティ解除の操作が行われた場合に前記利用者からのエレベーターの呼びを登録する制御盤と、を備え、
    前記制御盤は、前記乗場操作盤からの要求に応じて、前記セキュリティ解除権限者の位置情報を前記表示器に表示させる
    ことを特徴とするエレベーター呼び登録システム。
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