JPWO2019202922A1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る電力変換装置は、P母線(P)及びN母線(N)を有し、P母線及びN母線が直流電力を供給する直流電圧源に接続された電力変換装置であって、一端がP母線に接続され他端がN母線に接続された外部コンデンサ(2)と、筐体(8)、筐体の内部に配置されP母線とN母線の間に接続されたスイッチング素子(S)及び筐体の内部に配置されP母線とN母線の間に接続されたスナバ回路(7)を有するパワーモジュール(20)と、外部コンデンサを流れる電流を検出する電流検出器(4)と、電流検出器により検出された電流に基づいて前記スナバ回路の異常を判定するスナバ異常判定部(6)と、を備える。これにより、パワーモジュールの内部に配置されたスナバ回路の異常を判定することができ、小型化が可能な電力変換装置を得ることができる。

Description

この発明は、パワーモジュールを用いた電力変換装置に関する。
パワーモジュールはスイッチング半導体を内蔵する。スイッチング半導体のスイッチング速度を高速化させるとスイッチング損失が低減するため、電力変換装置の変換効率を向上させられる。しかし、スイッチング半導体のスイッチング速度を高速化させると、電流波形、電圧波形にリンギングと呼ばれる振動が重畳する。
このリンギングの電圧振幅が大きいと、電圧ストレスによりスイッチング半導体が故障し、電力変換装置が異常停止する場合がある。そこで、電力変換装置にスナバ回路を設ける技術がある。スナバ回路がリンギングの振動エネルギーを吸収し、電圧振幅、電流振幅を低減することができる。
特許文献1には、スイッチング半導体とスナバ回路であるスナバコンデンサが樹脂筐体内に封入されたパワーモジュールの保護回路が開示されている。パワーモジュールには、外部の直流電圧源につながるP側端子及びN側端子に加え、スナバ回路の両端の電圧をモニタするためのP側モニタ端子及びN側モニタ端子が設けられている。
保護回路は、P側モニタ端子及びN側モニタ端子に接続され、スナバ回路の両端の電圧をモニタする電圧モニタと、電圧モニタでモニタした電圧が、あらかじめ定めた閾値以上となった場合にはP側端子及びN側端子の間に与えられる印加電圧を低下させる制御部とを備える。
特開2013―252009号公報
特許文献1に記載の技術では、パワーモジュールに、スナバ回路の両端電圧をモニタするためのP側モニタ端子及びN側モニタ端子を設ける必要がある。そのため、パワーモジュール及び電力変換装置が大型化するという課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、パワーモジュールの内部に配置されたスナバ回路の異常を判定することができ、小型化が可能な電力変換装置を得ることを目的とする。
本発明に係る電力変換装置は、P母線及びN母線を有し、P母線及びN母線が直流電力を供給する直流電圧源に接続された電力変換装置であって、一端がP母線に接続され、他端がN母線に接続された外部コンデンサと、筐体、筐体の内部に配置されP母線とN母線との間に接続されたスイッチング素子、及び筐体の内部に配置されP母線とN母線との間に接続されたスナバ回路を有するパワーモジュールと、外部コンデンサを流れる電流を検出する電流検出器と、電流検出器により検出された電流に基づいてスナバ回路の異常を判定するスナバ異常判定部と、を備える。
本発明によれば、パワーモジュールの内部に配置されたスナバ回路の異常を判定することができ、小型化が可能な電力変換装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置のパワーモジュールを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置に含まれる共振回路を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置のフィルタ及びスナバ異常判定部を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の変形例の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の回路構成図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置に含まれる共振回路を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置のフィルタ及びスナバ異常判定部を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置のスナバ回路の異常判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の変形例の回路構成図である。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であって、以下の実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電力変換装置の回路構成図である。電力変換装置100は直流電圧源1及び電動機200に接続されており、外部コンデンサ2、スナバ回路7、パワーモジュール20、電流検出器4、フィルタ5及びスナバ異常判定部6を備える。本実施の形態においてスナバ回路7はスナバコンデンサ3を含む。
図2は、実施の形態1に係る電力変換装置のパワーモジュール20を示す図である。パワーモジュール20は、筐体8、スナバコンデンサ3及びスイッチング半導体s1からスイッチング半導体s6を備える。信号線L1から信号線L6はそれぞれ、スイッチング半導体s1からスイッチング半導体s6を制御する制御信号を外部から入力するための信号線である。以下では、スイッチング半導体s1からスイッチング半導体s6をまとめてスイッチング素子Sとよぶ。スイッチング素子Sは、筐体8の内部に配置されP母線とN母線の間に接続されている。
スイッチング半導体s1は一端がP母線に接続され、他端がスイッチング半導体s2の一端及び出力線Uに接続されている。スイッチング半導体s2の他端はN母線Nに接続されている。同様に、スイッチング半導体s3は一端がP母線に接続され、他端がスイッチング半導体s4の一端及び出力線Vに接続されている。スイッチング半導体s2の他端はN母線Nに接続されている。同様に、スイッチング半導体s5は一端がP母線に接続され、他端がスイッチング半導体s6の一端及び出力線Vに接続されている。スイッチング半導体s2の他端はN母線Nに接続されている。
このように、スイッチング素子Sは2レベル3相のインバータ回路を構成している。ただし、出力線の相数は3相に限定されるものではなく、スイッチング素子Sの構成を変更すれば、1相とすることも2相とすることも4相以上とすることもできる。
スナバコンデンサ3も、筐体8の内部に配置されP母線とN母線の間に接続されている。パワーモジュール20は、スイッチング素子S及びスナバコンデンサ3を筐体8の内部に納めてパッケージングされている。筐体8はパワーモジュール20の外枠を構成しており、筐体8の内部及び外部はそれぞれ、パワーモジュール20の内部及び外部となる。
パワーモジュール20を構成する際、あらかじめ外形の決まった筐体8を用意し、部品を内部に納めた後、ふたを装着してもよい。また、板状の基板に部品を取り付けた後、モールド樹脂で素子の上部を覆って筐体8を形成してもよい。
図1を用いて電力変換装置の回路構成について説明する。スナバコンデンサ3の一端はP母線Pに接続点P1において接続され、スナバコンデンサ3の他端はN母線Nに接続点N1において接続されている。スナバコンデンサ3を含む接続点P1と接続点N1の間の部分をスナバ回路7とよぶ。スナバ回路7はパワーモジュールの内部にある。
直流電圧源1の出力端子は、パワーモジュール20のP母線P及びN母線Nに接続される。外部コンデンサ2はパワーモジュール20の外部にあり、外部コンデンサ2の両端は、P母線P及びN母線Nにそれぞれ接続されている。パワーモジュール20の出力線U、出力線V及び出力線Wは電動機200の入力端子に接続されている。直流電圧源1よりP母線P及びN母線Nに入力された直流電力は、スイッチング素子Sのスイッチング動作によって交流電力に変換される。変換された交流電力は出力線U、出力線V及び出力線Wを介して電動機200に供給される。電動機200は供給された交流電力によって駆動される。
なお、負荷は、電動機200のような交流電力を消費する負荷に限定されるものではない。ヒーターのような直流電力を消費する負荷でもよい。この場合、出力線U、出力線V及び出力線Wはヒーターに接続されている。P母線P及びN母線Nに入力された直流電力はスイッチング素子Sのスイッチング動作によって異なる電圧、異なる電流の直流電力に変換され、出力線U、出力線V及び出力線Wを介して負荷であるヒーターに供給される。
一般に、電動機200への電力供給は、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御により行われる。電力供給を制御するスイッチング素子Sのスイッチング動作の周波数をスイッチング周波数又はキャリア周波数とよぶ。スイッチング周波数の典型な値は、数百ヘルツHz(Hz)から数百キロヘルツ(kHz)の間である。
電力変換装置100を通流する電流の時間波形は様々な周波数成分を含む。本発明では、スイッチング周波数よりも高い周波数成分(以下では、電流の高周波成分とよぶ。)を利用して、スナバ回路7の異常判定を行う事を発見した。通常、この電流の高周波成分の周波数の値は、スイッチング周波数の10倍以上の値である。さらに、本発明では、スナバ回路7の異常時に電力変換装置の共振現象が変化する事を利用してスナバ回路7の異常判定を行う事を発見したため、共振現象について説明する。
共振現象により電流が増大する周波数成分(共振周波数)は、電力変換装置100の回路の構成要素のインダクタンス成分、コンデンサ成分等によって決まる。図3は、電力変換装置100に含まれる共振回路300を示す図である。図3に示す共振回路300において、スイッチング素子Sのコンデンサ成分、スナバ回路7のコンデンサ成分及び外部コンデンサ2のコンデンサ成分をそれぞれ、コンデンサ成分Csw、コンデンサ成分Csn及びコンデンサ成分Coutとする。
スイッチング素子Sとスナバ回路7の間を接続する接続線のインダクタンス成分をインダクタンス成分Linとする。さらに、スナバ回路7と外部コンデンサ2の間を接続する接続線のインダクタンス成分をインダクタンス成分Loutとする。共振回路300において、コンデンサ成分Csw、コンデンサ成分Csn及びコンデンサ成分Coutの一端は互いに接続されている。
スナバ回路7に故障がなく正常である場合を考える。スイッチング素子S、スイッチング素子Sとスナバ回路7の間を接続する接続線、スナバ回路7を通る経路に共振現象が発生し、電流の高周波成分が流れる。容量の大きなコンデンサと容量の小さなコンデンサを直列接続すると、合成容量は容量の小さなコンデンサの容量にほぼ等しい。通常、スナバ回路7のコンデンサ成分はスイッチング素子Sのコンデンサ成分よりも小さいことから、共振によって増大する電流の周波数は、コンデンサ成分Cswとインダクタンス成分Linに依存して決まる値である。この周波数の値を第一の共振周波数f1とする。第一の共振周波数f1の値は数式(1)で定められる。
Figure 2019202922
電力変換装置100においては、スイッチング素子Sと外部コンデンサ2の間の配線の長さ(以下、配線距離とよぶ)に比べて、スイッチング素子Sとスナバコンデンサ3の間の配線距離が短い。そのため、スナバ回路7が正常に機能している場合、第一の共振周波数f1の電流の高周波成分は、外部コンデンサ2には流れず、スナバコンデンサ3に主に流れる。
次に、スナバ回路7に開放故障が発生した場合を考える。電流はスナバ回路7を流れず、外部コンデンサ2を通流する。スイッチング素子S、スイッチング素子Sとスナバ回路7の間を接続する接続線、スナバ回路7と外部コンデンサ2の間を接続する接続線、外部コンデンサ2を通る経路に共振現象が発生し、電流の高周波成分が流れる。共振によって増大する電流の周波数は、コンデンサ成分Cswと、インダクタンス成分Linとインダクタンス成分Loutとの和に依存して決まる値である。この周波数の値を第二の共振周波数f2とする。第二の共振周波数f2の値は数式(2)で定められる。
Figure 2019202922
ここで、スナバ回路7の開放故障とは、スナバコンデンサ3に発生する開放故障だけではなく、接続点P1と接続点N1の間の接続線の断線を含む開放故障である。
以上に説明した内容により、スナバ回路7が正常である場合は第一の共振周波数f1の成分が増大しており、第一の共振周波数f1の電流の高周波成分は主にスナバコンデンサ3に流れ、外部コンデンサ2には流れない。スナバ回路7に開放故障が発生した場合には、第一の共振周波数f1の成分が減少する一方、第二の共振周波数f2の成分が増大し、第二の共振周波数f2の電流の高周波成分が主に外部コンデンサ2に流れる。
電流検出器4、フィルタ5及びスナバ異常判定部6について説明する。電流検出器4は、外部コンデンサ2を流れる電流を検出し、信号としてフィルタ5に送出する。図4は、本発明の実施の形態1に係る電力変換装置のフィルタ5及びスナバ異常判定部6の構成図である。
フィルタ5はコンデンサ51及び抵抗52を備える。スナバ異常判定部6は、検波回路600及びコンパレータ回路610を備える。検波回路600はダイオード61、コンデンサ62及び抵抗63で構成される。また、コンパレータ回路610は基準電圧源64及びコンパレータ65を備える。
図4に示すように、接続点42にはコンデンサ51の一端が接続されている。コンデンサ51の他端は、抵抗52の一端及び接続点44に接続されている。一方、抵抗52の他端は、接続点41及び接続点43に接続されている。以上がフィルタ5の構造である。
次にスナバ異常判定部6について説明する。ダイオード61のアノードは接続点44に接続される。コンデンサ62の一端、ダイオード61のカソード及び抵抗63の一端はコンパレータ65のプラス側入力端子に接続される。接続点43は、コンデンサ62の他端、抵抗63の他端及び基準電圧源64の負側端子に接続される。基準電圧源64の正側端子はコンパレータ65のマイナス側入力端子に接続される。以上がスナバ異常判定部6の構成である。
フィルタ5は電流検出器4から、接続点41と接続点42の間に印加される電位差として信号Vinを取得し、接続点43と接続点44の間の電位差として信号をスナバ異常判定部6に出力する。
フィルタ5は、第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の信号を通過させ、スイッチング周波数を含む周波数成分を通過させないように部品定数を設定する。そのため、信号Vinのうち、第二の共振周波数f2を含む周波数成分がスナバ異常判定部6へ入力される。信号Vinのうち、スイッチング周波数を含む周波数成分はスナバ異常判定部6へ入力されない。
ここで、フィルタ5が一定の周波数帯域の信号を通過させる又は通過させないと言った場合、信号の100%を通過させ又は通過させない必要はなく、本発明の目的が達成させる程度にその周波数帯域の信号を通過又は通過させなければよい。フィルタ5を構成するコンデンサ51の容量及び抵抗52の抵抗値を選択することにより、各周波数帯域の信号の通過の割合及び通過させる周波数帯域を設定することができる。
また、フィルタ5がハイパスフィルタである構成を説明したが、バンドパスフィルタである構成でもよい。フィルタ5が第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の信号を通過させ、スイッチング周波数を含む周波数成分を通過させなければよい。
スナバ異常判定部6の検波回路600は、フィルタ5より取得した信号を検波し、直流信号に変換する。コンパレータ回路610は、検波回路600から取得した信号の信号出力があらかじめ定めた一定の基準値(以下、しきい値)より大きい場合に1を出力する。そして、しきい値より小さい場合に0を出力する。このようにして、信号出力がしきい値を超えるかどうかを判定する。
このようにして、スナバ異常判定部6により、第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の信号強度がしきいを超えるか超えないかが判定される。
なお、図1に示す電力変換装置では、フィルタ5とスナバ異常判定部6とを備える構成について説明したが、図5に示すように、フィルタを用いずスナバ異常判定部6が、電流検出器4により検出された電流の周波数別の強度を解析する解析器を備える構成でもよい。すなわち、スナバ異常判定部6が備える解析器は、アナログ回路またはデジタル回路によりフーリエ変換を実行し、電流検出器4から出力される電気信号の周波数別の強度を解析する。スナバ異常判定部6は、解析器により第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の信号強度がしきいを超えるか超えないかにより、スナバ回路の開放故障の発生を判定することができる。
以上より、スナバ異常判定部6が、第二の共振周波数f2を含む周波数成分の強度がしきい値より大きいと判定した場合、スナバ回路7の開放故障が発生したと判定することができる。一方、第二の共振周波数f2を含む周波数成分の強度が、しきい値より小さいと判定した場合、スナバ回路7は正常であると判定することができる。
なお、スナバ回路7に異常が発生したと判定した場合、電力変換装置に対し、スイッチング半導体のスイッチング動作を停止させる処置又はスイッチング速度を低下させる処置を施してもよい。また、スナバ回路7に異常が発生したと判定した場合に直流電圧源1の電圧を下げる処置を施してもよい。
このような処置を施せば、スナバ回路7に異常が発生した場合に電流の高周波成分がパワーモジュール20の外部に過剰に漏れ続ける事を防止できる。また、スイッチング素子Sの故障を防止することができる。
実施の形態1に係る電力変換装置100は、スイッチング素子Sとスナバ回路7を内蔵するパワーモジュール20を備え、スナバ回路7の異常を判定することが可能である。さらに、パワーモジュール20の外部に配置された外部コンデンサ2を通流する電流を検出する。よって、パワーモジュール20の内部に、スナバ回路7の電圧又は電流を検出するための、端子、配線又は検出装置を設ける必要がなくパワーモジュール20の小型化が容易である。
以上のように、本発明によれば、パワーモジュールの内部に配置されたスナバ回路の異常を判定することができ、小型化が可能な電力変換装置を得ることができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の回路構成図である。実施の形態2に係る電力変換装置100aはスナバ回路7に代えてスナバ抵抗9とスナバコンデンサ3aを含むスナバ回路7aを備え、スナバ異常判定部6に代えてスナバ異常判定部6aを備える。
実施の形態1において説明した構成要素と同じ構成要素については、同じ符号を付し詳細な説明を省略する。電力変換装置100aは、直流電圧源1及び電動機200に接続されており、外部コンデンサ2、スイッチング素子S、スナバ回路7a、パワーモジュール20、電流検出器4、フィルタ5a及びスナバ異常判定部6aを備える。
実施の形態1と同様に、スイッチング素子S及びスナバ回路7aはパワーモジュール20の内部に配置されている。直流電圧源1、外部コンデンサ2、電流検出器4、フィルタ5a及びスナバ異常判定部6aはパワーモジュール20の外部に配置されている。スナバ抵抗9とスナバコンデンサ3aで構成されるスナバ回路7aはRCスナバともよばれる。
電力変換装置100aは、実施の形態1と同様に、スナバ回路7の異常の検知に共振周波数の違いを利用する。図7は本発明の実施の形態2に係る電力変換装置の共振経路を示す回路図である。図7に示す共振回路300aは電力変換装置100aの一部である。スナバ回路7aのコンデンサ成分及び抵抗成分をそれぞれ、コンデンサ成分Csn及び抵抗成分Rsnとする。
スイッチング素子Sとスナバ回路7aの間を接続する接続線のインダクタンス成分をインダクタンス成分Linとする。スナバ回路7aと外部コンデンサ2の間を接続する接続線のインダクタンス成分をインダクタンス成分Loutとする。
スナバ回路7aが正常に動作している場合を考える。スイッチング素子S、スイッチング素子Sとスナバ回路7aの間を接続する接続線、スナバ回路7aを通る経路に共振現象が発生し、電流の高周波成分が流れる。実施の形態1と同様に、共振によって増大する電流の周波数の値は第一の共振周波数f1であり、数式(1)で定められる。
次に、スナバ回路7aに開放故障が発生した場合を考える。スイッチング素子S、スイッチング素子Sとスナバ回路7aを接続する接続線、スナバ回路7aと外部コンデンサ2の間を接続する接続線、外部コンデンサ2を通る経路に共振現象が発生し、電流の高周波成分が流れる。実施の形態1と同様に、共振によって増大する電流の周波数の値は第二の共振周波数f2であり、数式(2)で定められる。
次に、スナバ回路7のスナバ抵抗9が短絡故障した場合を考える。スナバ回路7a、スナバ回路7aと外部コンデンサ2の間を接続する接続線、外部コンデンサ2を通る経路の共振現象の強度が増大し、電流の高周波成分が増大する。通常、スナバ回路7aのコンデンサ成分は外部コンデンサ2のコンデンサ成分よりも小さいことから、増大する電流の高周波成分は、コンデンサ成分Csnとインダクタンス成分Loutに依存して決まる値である。この周波数の値を第三の共振周波数f3とする。第三の共振周波数f3は数式(3)で定められる。
Figure 2019202922
以上より、高周波成分の中で、第二の共振周波数f2の周波数成分と第三の共振周波数f3の周波数成分がともに増大しなければ、スナバ回路7aは正常であると判定することができる。第二の共振周波数f2の周波数成分が増大した場合、スナバ回路7aに開放故障が発生したと判定することができる。第三の共振周波数f3の周波数成分が増大した場合、スナバ抵抗9に短絡故障が発生したと判定することができる。
次に、実施の形態2に係るフィルタ5a及びスナバ異常判定部6aの動作について図8を用いて説明する。実施の形態1と同様に、外部コンデンサ2を流れる電流の高周波成分は電流検出器4によって検出され、検出信号は、信号Vinとしてフィルタ5aへと出力される。フィルタ5aは電流検出器4からの信号を接続点41と接続点42の間の電位差として取得する。
第三の共振周波数f3は第二の共振周波数f2より小さいと仮定してスナバ異常判定部6aの説明を進める。
以下では、信号伝達経路の上流側及び下流側をそれぞれ、単に上流側及び下流側とよぶ。図8に示すように、フィルタ5aはコンデンサ51及び抵抗52を有する。スイッチング周波数の周波数成分を通過させず、第二の共振周波数f2の周波数成分及び第三の共振周波数f3の周波数成分を抽出して通過させるよう、フィルタ5aの部品定数を設定する。
スナバ異常判定部6aは接続点43と接続点44の間の電位差を入力として取得する。接続点43及び接続点44の下流側は2つの経路に分岐し、分岐した経路の一方は検波回路600に接続され、分岐した経路の他方は第二フィルタ620に接続されている。検波回路600は、交流の信号を検波して直流の信号に変換し、コンパレータ回路610へと入力する。
コンパレータ回路610は、あらかじめ定めたしきい値である基準信号と入力信号を比較し、入力信号の方が大きい場合に出力を0から1へと変化させ、入力信号の方が小さい場合には0を出力する。
すなわち、フィルタ5aを通過した第二の共振周波数f2を含む周波数帯域又はフィルタ5aを通過した第三の共振周波数f3を含む周波数帯域の信号が増大してしきい値より大きい場合、コンパレータ回路610は1を出力し、スナバ回路7aに異常が発生したと判定される。一方、フィルタ5aを通過した第二の共振周波数f2を含む周波数帯域又はフィルタ5aを通過した第三の共振周波数f3を含む周波数帯域の信号がともにしきい値より小さい場合、コンパレータ回路610の出力は0に維持され、スナバ回路7aは正常であると判定される。
接続点43及び接続点44の分岐した経路の他方には、第二フィルタ620、検波回路600a及びコンパレータ回路610aが順に接続されている。第二フィルタ620はフィルタ5aと同様の構造であるが、フィルタ5aとは抽出する周波数帯域が異なる。第三の共振周波数f3は第二の共振周波数f2より小さいことから、次のように第二フィルタ620の回路定数を設定する。すなわち、第二フィルタ620が第二の共振周波数f2を含む周波数帯域を抽出して通過させ、第三の共振周波数f3を含む周波数帯域を通過させないようにする。
本実施の形態では、第二フィルタ620がハイパスフィルタである構成を説明したが、バンドパスフィルタである構成でもよい。第二フィルタ620が第二の共振周波数f2を含む周波数帯域を抽出して通過させ、第三の共振周波数f3を含む周波数帯域を通過させなければよい。
第二フィルタ620に抽出された信号は、接続点45と接続点46の間の電位差として出力され、接続点45と接続点46には検波回路600aが接続されている。検波回路600a及びコンパレータ回路610aの機能及び構造は、検波回路600及びコンパレータ回路610と同様である。
検波回路600aを通過した信号の強度、すなわち、第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の信号があらかじめ定めたしきい値より大きい場合、出力信号を0から1に変更する。また、しきい値より小さい場合には出力信号を0のまま維持する。
コンパレータ回路610aのしきい値とコンパレータ回路610のしきい値は、同じ値を使用する必要はなく、故障が発生したか否か、又は短絡故障が発生したか否かを判断できる値をそれぞれ設定すればよい。以上、述べたように、コンパレータ回路610aからの信号によって、スナバ回路7aの故障の種類を判定することができる。
そして、コンパレータ回路610からの信号とコンパレータ回路610aからの信号を組み合わせて使用することができる。すなわち、判定結果の組み合わせにより、スナバ回路7aに異常が発生していない状態、スナバ回路7aに開放故障が発生した状態及びスナバ抵抗9に短絡故障が発生した状態の3つの状態を判別することができる。
図9は、本発明の実施の形態2に係る電力変換装置のスナバ回路7aの異常判定の処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1001において、検波回路600の検出信号強度がしきい値より大きいかどうかを判定する。
ここでYESの場合、すなわちコンパレータ回路610からの出力が1の場合、スナバ回路7aに異常が発生したと判定され、ステップS1002へと進む。ここでNOの場合、すなわちコンパレータ回路610からの出力が0の場合、スナバ回路7aは正常であると判定される。この場合、適当な時間間隔をおいて再びステップS1001を行う。
次に、ステップS1002へ進んだ場合は、検波回路600aの検出信号強度がしきい値より大きいかどうかの判定を行う。ステップS1002でNOの場合、すなわちコンパレータ回路610aからの信号が0の場合は、第三の共振周波数f3の信号強度が増大しており、スナバ抵抗9に短絡故障が発生したと判定することができる。
ステップS1002でYESの場合、すなわちコンパレータ回路610aからの信号が1の場合は、第二の共振周波数f2の信号強度が増大していることになり、スナバ回路7aに開放故障が発生したと判定する。以上が図9のフローチャートの処理である。
第三の共振周波数f3は第二の共振周波数f2より小さいと仮定してスナバ異常判定部6aの説明を行った。もし、第二の共振周波数f2が第三の共振周波数f3より小さい場合には、第二フィルタ620の構成を変更すればよい。すなわち、第二フィルタ620は第三の共振周波数f3を含む周波数帯域を抽出して通過させ、第二の共振周波数f2を含む周波数帯域を通過させない。さらに、ステップS1001の処理は同じであるが、ステップS1002の処理を変更すればよい。
すなわち、ステップS1002では、検波回路600aの検出信号強度がしきい値より大きいかどうかの判定を行う。そして、ステップS1002でYESの場合、第三の共振周波数f3の信号強度が増大しており、スナバ抵抗9の短絡故障と判定する。また、ステップS1002でNOの場合、第二の共振周波数f2の信号強度が増大しており、スナバ回路7aの開放故障と判定する。
スナバ回路7aに開放故障が発生した場合、スイッチング半導体のスイッチング動作を停止させる指令、スイッチング速度を低下させる指令又は直流電圧源1の電圧を下げる指令を発する。これらの指令を発することにより、スイッチング素子Sの故障を防止することができる。
スナバ抵抗9に短絡故障が発生した場合、スナバ異常判定部6aは、スイッチング半導体のスイッチング速度を落とす指令又は直流電圧源1の電圧を下げる指令を発する。この場合、スナバ回路7aはスナバコンデンサ3aのみを有するスナバ回路として部分的に機能しているため、スナバ回路7aの開放故障した場合のように、スイッチング半導体のスイッチング動作を停止させる指令を出す必要はない。
また、スナバ回路7aに開放故障が発生した場合に比べ、スナバ抵抗9に短絡故障が発生した場合、スナバ回路7aは部分的に機能しているため、開放故障時に比べてスイッチング速度の低下量を小さくしてもよく、直流電圧源1の電圧低下量を小さくしてもよい。
スナバ抵抗9に短絡故障が発生した場合、指令を前述のようにすることにより、スイッチング電流に重畳する高周波成分がパワーモジュール20の外部に過剰に漏れだす事を防ぎながら、故障時も性能を大きく低下させることなく、電動機200を駆動し続けることができる。
なお、図6に示した電力変換装置では、フィルタ5aとスナバ異常判定部6aとを備える構成について説明したが、図10に示すように、フィルタを用いずスナバ異常判定部6aが、電流検出器4により検出された電流の周波数別の強度を解析する解析器を備える構成としてもよい。すなわち、スナバ異常判定部6aが備える解析器は、アナログ回路またはデジタル回路によりフーリエ変換を実行し、電流検出器4から出力される電気信号の周波数別の強度を解析する。スナバ異常判定部6aは、解析器により解析された第二の共振周波数f2または第三の共振周波数f3を含む周波数帯域の信号強度がしきいを超えるか超えないかにより、スナバ回路の開放故障または短絡故障の発生を判定することができる。
本実施の形態によれば、電流又は電圧を検出する、端子、配線又は計測機器をパワーモジュール20の内部に設けることなく、パワーモジュール20の内部に配置されたスナバ回路7aの異常を判定することができ、小型化が可能な電力変換装置を提供することができる。
さらに、本実施の形態によれば、故障の種類が短絡故障であるか又は開放故障であるかを判定することができるため、判定した故障の種類に対応して、電力変換装置の運転を適切に変更することができる。
その結果、スイッチング電流に重畳する高周波成分がパワーモジュール20の外に過剰に漏れだす事を防ぎ、同時に電力変換装置の性能の低下を抑えることができる。
1 直流電圧源、2 外部コンデンサ、3、3a スナバコンデンサ、4 電流検出器、5、5a フィルタ、6、6a スナバ異常判定部、7、7a スナバ回路、8 筐体、9 スナバ抵抗、20 パワーモジュール、100、100a 電力変換装置、620 第二フィルタ、Csn、Cout、Csw コンデンサ成分、Lout、Lin インダクタンス成分、P P母線、N N母線、S スイッチング素子、Vin 信号。

Claims (9)

  1. P母線及びN母線を有し、前記P母線及び前記N母線が直流電力を供給する直流電圧源に接続された電力変換装置であって、
    一端が前記P母線に接続され、他端が前記N母線に接続された外部コンデンサと、
    筐体、前記筐体の内部に配置され前記P母線と前記N母線との間に接続されたスイッチング素子、及び前記筐体の内部に配置され前記P母線と前記N母線との間に接続されたスナバ回路を有するパワーモジュールと、
    前記外部コンデンサを流れる電流を検出する電流検出器と、
    前記電流検出器により検出された電流に基づいて前記スナバ回路の異常を判定するスナバ異常判定部と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記スナバ回路は、一端が前記P母線に接続され他端が前記N母線に接続されたスナバコンデンサであり、
    前記スナバ異常判定部は、前記電流検出器により検出された電流のうち、前記スナバ回路に開放故障が発生した状態における前記電力変換装置の共振周波数である第二の共振周波数f2を含む周波数帯域の電流の強度が、あらかじめ定めたしきい値より大きい場合に、前記スナバ回路の開放故障が発生している状態であると判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング素子のコンデンサ成分であるCsw、前記スナバ回路のコンデンサ成分であるCsn、前記外部コンデンサのコンデンサ成分であるCout、前記スイッチング素子と前記スナバ回路の間を接続する接続線のインダクタンス成分Lin、前記スナバ回路と前記外部コンデンサの間を接続する接続線のインダクタンス成分Loutに対して、前記第二の共振周波数f2は、
    Figure 2019202922
    で定められる値であることを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記スナバ回路は、一端が前記P母線又は前記N母線のうちの一方に接続されたスナバ抵抗と、一端が前記スナバ抵抗の他端に接続され他端が前記P母線又は前記N母線のうちの他方に接続されたスナバコンデンサと、を備え、
    前記スナバ異常判定部は、
    前記電流検出器からの出力に含まれる信号のうち、前記スナバ回路に開放故障が発生した状態における前記電力変換装置の共振周波数である第二の共振周波数f2及び前記スナバ抵抗に短絡故障が発生した状態における前記電力変換装置の共振周波数である第三の共振周波数f3の少なくとも一方を含む周波数帯域の信号の強度が、あらかじめ定めたしきい値より大きい場合に、前記スナバ回路の故障が発生している状態であると判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記スナバ異常判定部は、前記電流検出器からの出力に含まれる信号のうち前記スナバ回路に開放故障が発生した状態における前記電力変換装置の共振周波数である第二の共振周波数f2の強度が、あらかじめ定めたしきい値より大きい場合に前記スナバ回路の開放故障が発生している状態であると判定することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記スナバ異常判定部は、前記電流検出器からの出力に含まれる信号のうち前記スナバ抵抗に短絡故障が発生した状態における前記電力変換装置の共振周波数である第三の共振周波数f3を含む周波数帯域の信号の強度が、あらかじめ定めたしきい値より大きい場合に前記スナバ抵抗の短絡故障が発生している状態であると判定することを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。

  7. 前記スイッチング素子のコンデンサ成分であるCsw、前記スナバ回路のコンデンサ成分であるCsn、前記外部コンデンサのコンデンサ成分であるCout、前記スイッチング素子と前記スナバ回路の間を接続する接続線のインダクタンス成分Lin、前記スナバ回路と前記外部コンデンサの間を接続する接続線のインダクタンス成分Loutに対して、
    前記第二の共振周波数f2は、
    Figure 2019202922
    で定められる値であり、
    前記第三の共振周波数f3は、
    Figure 2019202922
    で定められる値であることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  8. 電流検出器により検出された電流から一部の周波数帯の電流を抽出するフィルタをさらに備え、
    前記スナバ異常判定部は、前記フィルタにより抽出された電流に基づいて前記スナバ回路の異常を判定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  9. 前記スナバ異常判定部は、
    電流検出器により検出された電気信号の周波数別の強度を解析する解析器を備え、
    前記解析器により解析された前記電気信号の周波数別の強度に基づいて、前記スナバ回路の異常を判定すること、
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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