JPWO2019202678A1 - 部品認識装置、部品実装機および部品認識方法 - Google Patents

部品認識装置、部品実装機および部品認識方法 Download PDF

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Abstract

ヘッドユニット20の位置を示す位置情報P20に応じたタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させることで、撮像範囲Fを通過する部品Cが撮像される。しかも、ヘッドユニット20のX方向への位置を示すX座標Pxと、ヘッドユニット20のY方向への位置を示すY座標Pyとのうちから、ヘッドユニット20の移動方向に応じて選択された位置情報P20に応じたタイミングで撮像が実行される。そのため、X方向およびY方向のいずれの方向に部品Cが移動する場合であっても、その移動方向に応じて適切に部品Cを撮像できる。つまり、部品認識には、X座標PxおよびY座標Pyから選択した位置情報P20に応じたタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させれば足り、特別な演算を要しない。その結果、X方向およびY方向のいずれの方向に移動する部品Cの認識も実行可能としつつ、部品Cの認識に要する演算量を低減することが可能となっている。

Description

この発明は、カメラにより部品を撮像することで部品を認識する技術に関する。
従来、搬送方向に基板を搬送する基板搬送部によって搬入した基板に、部品供給部から供給される部品をヘッドにより実装する部品実装機が知られている。このような部品実装機では、特許文献1、2に示されるように、ヘッドによって吸着された部品を認識する部品認識が適宜実行される。この部品認識は、ヘッドの移動に伴ってカメラの撮像範囲を通過する部品を撮像することで実行される。
この際、ヘッドの移動方向としては、基板の搬送方向である第1方向と、これに直交する第2方向とが一般に存在する。そこで、特許文献2では、第1方向および第2方向に対して45度傾斜させたラインセンサーにより部品を撮像することで、第1方向および第2方向のいずれの方向に移動する部品の認識も実行可能としている。
WO2015/011851号公報 特開2012−174816号公報
ただし、特許文献2の技術によると、ラインセンサーによって撮像されたライン画像を、ラインセンサーの傾斜角度に応じて変換する演算が必要となる。そのため、部品の認識に要する演算量が増大するといった問題があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、第1方向および第2方向のいずれの方向に移動する部品の認識も実行可能としつつ、部品の認識に要する演算量を低減することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る部品認識装置は、部品を保持するヘッドユニットを第1方向に駆動する第1モーターに設けられた第1エンコーダーから出力される、ヘッドユニットの第1方向への位置を示す第1位置情報と、第1方向に直交する第2方向にヘッドユニットを駆動する第2モーターに設けられた第2エンコーダーから出力される、ヘッドユニットの第2方向への位置を示す第2位置情報とのうちの一方を、位置情報として選択する位置情報選択部と、その撮像範囲をエリアセンサーにより撮像するカメラと、位置情報選択部により選択された位置情報に応じたタイミングでカメラに撮像を実行させることで、撮像範囲を通過する部品を撮像する制御部とを備え、位置情報選択部は、ヘッドユニットが第1方向に平行に移動して撮像範囲を通過する場合には第1位置情報を位置情報として選択し、ヘッドユニットが第2方向に平行に移動して撮像範囲を通過する場合には第2位置情報を位置情報として選択する。
本発明に係る部品認識方法は、部品を保持するヘッドユニットを第1方向に駆動する第1モーターに設けられた第1エンコーダーから出力される、ヘッドユニットの第1方向への位置を示す第1位置情報と、第1方向に直交する第2方向にヘッドユニットを駆動する第2モーターに設けられた第2エンコーダーから出力される、ヘッドユニットの第2方向への位置を示す第2位置情報とのうちの一方を、位置情報として選択する工程と、その撮像範囲をエリアセンサーにより撮像するカメラに、選択された位置情報に応じたタイミングで撮像を実行させることで、撮像範囲を通過する部品を撮像する工程とを備え、ヘッドユニットが第1方向に平行に移動して撮像範囲を通過する場合には第1位置情報が位置情報として選択され、ヘッドユニットが第2方向に平行に移動して撮像範囲を通過する場合には第2位置情報が位置情報として選択される。
このように構成された本発明(部品認識装置、部品認識方法)では、その撮像範囲を通過する部品をエリアセンサーにより撮像するカメラが用いられる。具体的には、ヘッドユニットの位置を示す位置情報に応じたタイミングでカメラに撮像を実行させることで、撮像範囲を通過する部品が撮像される。しかも、ヘッドユニットの第1方向への位置を示す第1位置情報と、ヘッドユニットの第2方向への位置を示す第2位置情報とのうちから、ヘッドユニットの移動方向に応じて選択された位置情報に応じたタイミングで撮像が実行される。そのため、第1方向および第2方向のいずれの方向に部品が移動する場合であっても、その移動方向に応じて適切に部品を撮像できる。かかる本発明によれば、部品認識には、第1位置情報および第2位置情報から選択した位置情報に応じたタイミングでカメラに撮像を実行させれば足り、特別な演算を要しない。その結果、第1方向および第2方向のいずれの方向に移動する部品の認識も実行可能としつつ、部品の認識に要する演算量を低減することが可能となっている。
また、ヘッドユニットは、部品供給部から供給された部品をピックアップしてから、部品供給部の第2方向に位置する基板に実装し、制御部は、ヘッドユニットが部品供給部から基板へ移動する途中で撮像範囲を通過する部品をカメラに撮像させるように、部品認識装置を構成しても良い。かかる構成では、基板に実装される前の部品を的確に認識することができる。
また、制御部は、ヘッドユニットの位置とカメラの位置とが第2方向において所定関係となるタイミングでカメラに撮像を実行させる通常モードと、ヘッドユニットの位置とカメラの位置とが所定関係から第2方向にずれるタイミングでカメラに撮像を実行させるオフセットモードとを選択的に実行可能であり、カメラに対して所定関係を満たすヘッドユニットに保持される部品の少なくとも一部が撮像範囲の第2方向の外側に位置する場合にオフセットモードを実行することで、ヘッドユニットに保持される部品の全部を撮像範囲に収めた状態でカメラに撮像を実行させるように、部品認識装置を構成しても良い。かかる構成では、通常モードでは、ヘッドユニットに保持される部品の全部を1度に撮像できない場合であっても、オフセットモードを実行することで、ヘッドユニットに保持される部品の全部を1度に撮像できる。したがって、部品の撮像を複数回に分けて行う場合と比較して、ヘッドユニットの第1方向への移動を早く開始でき、ヘッドユニットによる部品の実装を迅速に行うことができる。
具体的には、ヘッドユニットは、所定の配列中心の周りで円周状に配列された複数のノズルのそれぞれで部品を保持可能であり、所定関係は、ヘッドユニットの配列中心とカメラの光軸とが一致する位置関係であるように、部品認識装置を構成しても良い。
また、ヘッドユニットは、第1方向に沿って並ぶ複数のノズルで構成されるノズル列を1列以上有し、複数のノズルのそれぞれで部品を保持可能であり、制御部は、撮像範囲の第1方向の両端にそれぞれ一致して第2方向に平行な2本の仮想直線の間に、ヘッドユニットに保持される部品の全部を納められる場合には、ヘッドユニットに保持される部品の全部を2本の仮想直線の間に収めた状態でヘッドユニットを第2方向に平行に移動させつつ、撮像範囲を通過する部品をカメラに撮像させる一方、2本の仮想直線の間にヘッドユニットに保持される部品の全部を納められない場合には、ヘッドユニットを第1方向に平行に移動させつつ、撮像範囲を通過する部品をカメラに撮像させるように、部品認識装置を構成しても良い。かかる構成では、例えば、ヘッドユニットの一部のノズルに部品が集まって吸着されているような場合には、当該部品を2本の仮想直線の間に収めた状態でヘッドユニットを第2方向へ移動させることで、ヘッドユニットを部品供給部から基板へと近づけつつ部品認識を実行できる。そのため、ヘッドユニットによる部品の実装を迅速に行うことができる。
本発明に係る部品実装機は、部品を供給する部品供給部と、基板を搬入する基板搬送部と、部品供給部により供給された部品を基板搬入部により搬入された基板に実装するヘッドユニットと、上記の部品認識装置とを備える。したがって、第1方向および第2方向のいずれの方向に移動する部品の認識も実行可能としつつ、部品の認識に要する演算量を低減することが可能となっている。
本発明によれば、第1方向および第2方向のいずれの方向に移動する部品の認識も実行可能としつつ、部品の認識に要する演算量を低減することが可能となる。
本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図。 図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図。 図1の部品実装機が備える部品認識カメラの構成の一例を模式的に示す図。 部品認識装置により実行される部品認識の第1例を示すフローチャート。 図4の部品認識で実行される通常モードの一例を示すフローチャート。 図4の部品認識で実行されるオフセットモードの一例を示すフローチャート。 図4の部品認識で実行される分割モードの一例を示すフローチャート。 図4のフローチャートに従って実行される動作を模式的に示す平面図。 部品認識装置により実行される部品認識の第2例を示すフローチャート。 図9の部品認識で実行されるYモードの一例を示すフローチャート。 図9の部品認識で実行されるXモードの一例を示すフローチャート。 図9のフローチャートに従って実行される動作を模式的に示す平面図。
図1は本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図であり、図2は図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図である。図1および以下の図では、Z方向を鉛直方向とするXYZ直交座標を適宜示す。図2に示すように、部品実装機1は、装置全体を統括的に制御するコントローラー100を備える。コントローラー100は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)で構成されたプロセッサーである演算処理部110およびHDD(Hard Disk Drive)で構成された記憶部120を有するコンピューターである。さらに、コントローラー100は、部品実装機1の駆動系を制御する駆動制御部130と、部品実装機1の撮像系を制御する撮像制御部140とを有する。そして、この実施形態では、コントローラー100と、後に詳述する部品認識カメラ5とが、本発明に係る部品認識装置9を構成する。
演算処理部110は記憶部120に記憶される実装プログラムに従って駆動制御部130および撮像制御部140を制御することで、実装プログラムが規定する部品実装を実行する。この際、演算処理部110は撮像制御部140が部品認識カメラ5により撮像した画像IMに基づき、部品実装を制御する。また、部品実装機1には、表示/操作ユニット150が設けられており、演算処理部110は、部品実装機1の状況を表示/操作ユニット150に表示したり、表示/操作ユニット150に入力された作業者からの指示を受け付けたりする。
図1に示すように、部品実装機1は、基台11の上に設けられた一対のコンベア12、12を備える。そして、部品実装機1は、コンベア12によりX方向(基板搬送方向)の上流側から実装処理位置(図1の基板Bの位置)に搬入した基板Bに対して部品を実装し、部品実装を完了した基板Bをコンベア12により実装処理位置からX方向の下流側へ搬出する。
この部品実装機1では、X方向に直交するY方向に平行な一対のY軸レール21、21と、Y方向に平行なY軸ボールネジ22と、Y軸ボールネジ22を回転駆動するY軸モーターMy(サーボモーター)とが設けられ、X方向に平行なX軸レール23が一対のY軸レール21、21にY方向に移動可能に支持された状態でY軸ボールネジ22のナットに固定されている。X軸レール23には、X方向に平行なX軸ボールネジ24と、X軸ボールネジ24を回転駆動するX軸モーターMx(サーボモーター)とが取り付けられており、ヘッドユニット20がX軸レール23にX方向に移動可能に支持された状態でX軸ボールネジ24のナットに固定されている。
これに対して、図2の駆動制御部130は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyを制御するサーボアンプ131を有する。このサーボアンプ131は、Y軸モーターMyによりY軸ボールネジ22を回転させてヘッドユニット20をY方向に平行に移動させ、あるいはX軸モーターMxによりX軸ボールネジ24を回転させてヘッドユニット20をX方向に平行に移動させる。また、X軸モーターMxに対しては、X軸モーターMxの回転位置を、X方向におけるヘッドユニット20の位置(X座標Px)として出力するX軸エンコーダーExが設けられ、Y軸モーターMyに対しては、Y軸モーターMyの回転位置を、Y方向におけるヘッドユニット20の位置(Y座標Py)として出力するY軸エンコーダーEyが設けられている。そして、X軸エンコーダーExから出力されたヘッドユニット20のX座標PxおよびY軸エンコーダーEyから出力されたヘッドユニット20のY座標Pyは、それぞれサーボアンプ131に入力される。したがって、駆動制御部130は、サーボアンプ131を用いて、ヘッドユニット20の位置に対するサーボ制御を実行することができる。
図1に示すように、一対のコンベア12、12のY方向の両側それぞれでは、2つの部品供給部3がX方向に並んでいる。各部品供給部3に対しては、複数のテープフィーダー31がX方向に並んで着脱可能に装着されている。テープフィーダー31はY方向に延設されており、Y方向におけるヘッドユニット20側の先端部に部品供給箇所32を有する。そして、集積回路、トランジスター、コンデンサ等の小片状の部品を所定間隔おきに収納したテープがテープフィーダー31に装填されている。各テープフィーダー31は、テープをヘッドユニット20側へ向けてY方向に間欠的に送り出す。これによって、テープ内の部品がY方向(フィード方向)に送り出されて、各テープフィーダー31の部品供給箇所32に順番に供給される。
ヘッドユニット20は、いわゆるロータリー型の実装ヘッド4を有する。つまり、実装ヘッド4は、回転軸R4を中心に円周状に等角度間隔で配列された複数(8個)のノズル41を有し、複数のノズル41は回転軸R4を中心に回転可能である。そして、実装ヘッド4は、各ノズル41により部品の吸着・実装を行う。具体的には、実装ヘッド4はテープフィーダー31の上方へ移動して、テープフィーダー31により部品供給箇所32に供給された部品をノズル41により吸着(ピックアップ)する。実装ヘッド4はこうして部品を保持した状態で、実装処理位置の基板Bの上方に移動して基板Bに部品を実装する。
さらに、部品実装機1で、上方を向いて基台11に取り付けられた部品認識カメラ5が、Y方向における部品供給部3とコンベア12との間に配置されている。部品認識カメラ5は、上方に位置する実装ヘッド4のノズル41に吸着された部品を、その撮像範囲F(視野)に収めつつ下方から撮像する。そして、撮像制御部140は、部品認識カメラ5が撮像した画像IMに基づき、ノズル41に吸着される部品を認識して、部品の吸着状態の良否等を判定する。
図3は図1の部品実装機が備える部品認識カメラの構成の一例を模式的に示す図である。部品認識カメラ5は、撮像範囲F内の部品に対して光を照射する光照射部51と、光照射部51により光が照射された部品を下方から撮像する撮像部55と、光照射部51および撮像部55を支持するハウジング59とを有する。ハウジング59の上部には凹部591が形成され、凹部591の底部にZ方向へ開口するスリット592が設けられている。また、ハウジング59内のスリット592より下方には、内部空間593が設けられている。
光照射部51は、メイン照明511、サイド照明512および同軸照明513を有する。メイン照明511、サイド照明512および同軸照明513のそれぞれは、複数のLED(Light Emitting Diode)を二次元的に配列した構成を有する。メイン照明511は、凹部591の内壁のうち下側に配置されて、斜め下方から部品に光を照射し、サイド照明512は凹部591の内壁のうちメイン照明511より上側に配置されて、側方から部品に光を照射する。また、同軸照明513は、内部空間593の内壁に配置され、ビームスプリッター57を介して、下方から部品に光を照射する。つまり、ハウジング59の内部空間593にはビームスプリッター57が配置されており、同軸照明513から射出された光は、ビームスプリッター57で反射されてから、スリット592を通過して部品に照射される。
また、撮像部55は、ハウジング59の内部空間593に配置され、スリット592に下方から対向している。スリット592と撮像部55との間にはビームスプリッター57が配置されており、撮像部55は、光照射部51により照らされた部品により反射されてから、スリット592およびビームスプリッター57を通過した光を撮像する。この撮像部55は、COMS(Complementary MOS)イメージセンサーあるいはCCD(Charge-Coupled
Device)イメージセンサー等の固体撮像素子で構成されたエリアセンサー551と、その光軸O5がZ方向に平行となるように配置されたレンズ552とを有する。そして、レンズ552が撮像範囲F内の部品により反射された光をエリアセンサー551に結像することで、部品の画像IMがエリアセンサー551により撮像される。
かかる部品認識カメラ5を制御する撮像制御部140は、図2に示すように、切換部141と、画像読取ボード142とを有する。切換部141は、サーボアンプ131から受信したヘッドユニット20のX座標PxおよびY座標Pyのうちから、画像読取ボード142に転送する位置座標を選択するために設けられる。つまり、ヘッドユニット20が部品供給箇所32から部品を吸着してから基板Bの上方へ移動する途中において、撮像範囲F内に部品を通過させつつ当該部品を撮像することで、部品認識が実行される。この際、撮像範囲Fで部品を移動させる方向は、X方向およびY方向の一方となる。そこで、切換部141は、X座標PxおよびY座標Pyのうち、部品の移動方向に応じた一方を選択的に位置情報P20として、画像読取ボード142に出力する。
画像読取ボード142は、位置情報P20が示すヘッドユニット20の位置に応じたタイミングで撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力する。そして、部品認識カメラ5は、撮像トリガーTrの受信に伴って撮像を行うことで、撮像範囲F内に到達した部品を撮像する。部品認識カメラ5により撮像された部品の画像IMは、撮像制御部140の画像読取ボード142に転送され、撮像制御部140は、部品の画像IMに基づき、ヘッドユニット20に吸着された部品を認識する。続いては、この部品認識について詳述する。
図4は部品認識装置により実行される部品認識の第1例を示すフローチャートであり、図5は図4の部品認識で実行される通常モードの一例を示すフローチャートであり、図6は図4の部品認識で実行されるオフセットモードの一例を示すフローチャートであり、図7は図4の部品認識で実行される分割モードの一例を示すフローチャートであり、図8は図4のフローチャートに従って実行される動作を模式的に示す平面図である。
図8に例示するように、長尺方向と当該長尺方向より短い短尺方向を有する部品Cについては、部品Cの長尺方向がY方向に平行になるように、ヘッドユニット20の実装ヘッド4は吸着を行う。ただし、部品Cの吸着態様はこの例に限られないことは言うまでもない。また、平面視で矩形である部品Cが例示されているが、部品Cの形状がこれに限られない点も同様である。
図4のステップS101では、演算処理部110は、ヘッドユニット20により吸着された部品Cの全部を、通常モードで1度に撮像可能であるかを判定する。この通常モードでは、図8の「通常位置」の欄に示すように、ヘッドユニット20の実装ヘッド4の回転軸R4と、部品認識カメラ5の光軸O5とが一致した状態で、部品認識カメラ5が実装ヘッド4に吸着された部品Cを撮像する。そして、ステップS101では、演算処理部110は、実装ヘッド4に吸着される部品Cの全部が撮像範囲F内に収まると判断すると、通常モードで全部品Cを撮像可能(YES)と判定し、実装ヘッド4に吸着される部品Cの少なくとも一部が撮像範囲Fの外側に位置する場合には、通常モードで全部品Cを撮像不可能(NO)と判定する。なお、図8の「通常位置」の欄に示す例では、一部の部品Cが撮像範囲Fの外側に出ているため、撮像不能(NO)と判定されることとなる。なお、撮像範囲Fと部品Cとの位置関係に関する判断は、各ノズル41が吸着する部品Cの仕様に関するデータ等を含む基板データや、部品Cの形状およびサイズを示す部品データに基づき実行される。この点は、以下においても同様である。
ステップS101で「YES」と判定されると、通常モードで部品認識が実行される(ステップS102)。図5に示すように、通常モードでは、駆動制御部130によってヘッドユニット20が移動を開始し、部品供給箇所32からヘッドユニット20により吸着された部品Cが撮像範囲Fへの移動を開始する(ステップS201)。そして、駆動制御部130は、ヘッドユニット20のX座標Pxと、部品認識カメラ5の光軸O5のX方向への位置(X座標)とを一致させつつY方向に平行に部品Cを移動させて、部品Cを撮像範囲Fに進入させる(ステップS202)。これによって、部品Cは、コンベア12により搬入された基板Bに近づきつつ、撮像範囲F内をY方向に平行に移動する。
部品Cが撮像範囲F内をY方向へ移動する間、切換部141は、ヘッドユニット20のX座標PxおよびY座標PyのうちY座標Pyをヘッドユニット20の位置情報P20として画像読取ボード142に出力する。そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20のY座標Pyに基づき、ヘッドユニット20が通常位置に到達したかを判定する(ステップS203)。ここで、通常位置は、図8の「通常位置」の欄に示すように、実装ヘッド4の回転軸R4と、部品認識カメラ5の光軸O5とが一致する場合のヘッドユニット20の位置である。
そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20が通常位置に到達した(YES)と判定すると、撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力し(ステップS204)、部品認識カメラ5が部品Cを撮像する(ステップS205)。こうして撮像された部品Cの画像IMは、画像読取ボード142に転送されて、部品認識に利用される。
一方、図4のステップS101で「NO」と判定されると、演算処理部110は、ヘッドユニット20により吸着された部品Cの全部を、オフセットモードで1度に撮像可能であるかを判定する。このオフセットモードでは、図8の「オフセット位置」の欄に示すように、ヘッドユニット20の実装ヘッド4の回転軸R4と、部品認識カメラ5の光軸O5とが、オフセット量dだけY方向にずれた状態で、部品認識カメラ5が実装ヘッド4に吸着された部品Cを撮像する。そして、ステップS103では、演算処理部110は、実装ヘッド4に吸着される部品Cの全部が撮像範囲F内に収まると判断すると、オフセットモードで全部品Cを撮像可能(YES)と判定し、実装ヘッド4に吸着される部品Cの一部が撮像範囲Fの外側に位置する場合には、オフセットモードで全部品Cを撮像不可能(NO)と判定する。具体的には、ヘッドユニット20を部品認識カメラ5に対してY方向にオフセット量dだけずらすことで、ヘッドユニット20に保持される全部品Cが撮像範囲Fに位置させることができるオフセット量dが存在するか否かを判断した結果に基づき、ステップS103での判定が実行される。
ステップS103で「YES」と判定されると、オフセットモードで部品認識が実行される(ステップS104)。図6に示すオフセットモードでは、撮像範囲Fへの部品Cの移動が開始され(ステップS301)、部品CがY方向に平行に撮像範囲Fへ進入する(ステップS302)。これらステップS301、S302の動作は、通常モードでのステップS201、S202の動作と同一である。
部品Cが撮像範囲F内をY方向へ移動する間、切換部141は、ヘッドユニット20のY座標Pyをヘッドユニット20の位置情報P20として画像読取ボード142に出力する。そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20のY座標Pyに基づき、ヘッドユニット20がオフセット位置に到達したかを判定する(ステップS303)。ここで、オフセット位置は、図8の「オフセット位置」の欄に示すように、ヘッドユニット20に吸着された全部品Cを撮像範囲Fに収めるために、実装ヘッド4の回転軸R4と部品認識カメラ5の光軸O5とがY方向にオフセット量dだけずれた場合のヘッドユニット20の位置である。
そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20がオフセット位置に到達した(YES)と判定すると、撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力し(ステップS304)、部品認識カメラ5が部品Cを撮像する(ステップS305)。こうして撮像された部品Cの画像IMは、画像読取ボード142に転送されて、部品認識に利用される。
一方、図4のステップS103で「NO」と判定されると、分割モードで部品認識が実行される(ステップS105)。この分割モードは、部品Cを撮像範囲F内でY方向に移動させつつ複数回の撮像を実行することで、ヘッドユニット20に吸着された全部品Cの撮像を行うものである。図7に示すように、分割モードでは、演算処理部110は、全部品Cの撮像を分割して撮像するために必要となる必要撮像回数Nxを決定する(ステップS401)。そして、演算処理部110は、撮像回数のカウント値Nをゼロにリセットしてから(ステップS402)、カウント値Nをインクリメントする(ステップS403)。そして、撮像範囲Fへの部品Cの移動が開始され(ステップS404)、部品CがY方向に平行に撮像範囲Fへ進入する(ステップS405)。これらステップS404、S405の動作は、通常モードでのステップS201、S202の動作と同一である。
部品Cが撮像範囲F内をY方向へ移動する間、切換部141は、ヘッドユニット20のY座標Pyをヘッドユニット20の位置情報P20として画像読取ボード142に出力する。そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20のY座標Pyに基づき、ヘッドユニット20がN回目の撮像を行う位置に到達したかを判定する(ステップS406)。 そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20が当該位置に到達した(YES)と判定すると、撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力し(ステップS407)、部品認識カメラ5が部品Cを撮像する(ステップS408)。
そして、撮像回数のカウント値Nが必要撮像回数Nxとなるまで(ステップS409で「YES」となるまで)、ステップS401〜S408が実行され、全部品Cが撮像される。こうして撮像された部品Cの画像IMは、画像読取ボード142に転送されて、部品認識に利用される。
なお、上記では、Y方向に部品Cを移動させつつ部品認識を行う例を説明したが、X方向に部品Cを移動させることによっても、同様に部品認識を実行できる。この場合には、切換部141から画像読取ボード142にX座標Pxを位置情報P20として出力して、部品認識を実行すれば良い。例えば、部品認識カメラ5がX方向に並ぶ2個の部品供給部3の間に配置されているような場合は、部品CをX方向に移動させる部品認識が好適となる。また、部品CをX方向へ移動させる部品認識と、部品CをY方向へ移動させる部品認識との両方を実行可能として、これらを状況によって使い分けるように部品実装機1を構成しても良いし、いずれか一方のみを実行するように部品実装機1を構成しても良い。
以上に説明した実施形態では、その撮像範囲Fを通過する部品Cをエリアセンサー551により撮像する部品認識カメラ5が用いられる。具体的には、ヘッドユニット20の位置を示す位置情報P20に応じたタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させることで、撮像範囲Fを通過する部品Cが撮像される。しかも、ヘッドユニット20のX方向への位置を示すX座標Px(第1位置情報)と、ヘッドユニット20のY方向への位置を示すY座標Py(第2位置情報)とのうちから、ヘッドユニット20の移動方向(換言すれば、部品Cが撮像範囲Fを通過する方向)に応じて選択された位置情報P20に応じたタイミングで撮像が実行される。そのため、X方向およびY方向のいずれの方向に部品Cが移動する場合であっても、その移動方向に応じて適切に部品Cを撮像できる。かかる実施形態によれば、部品認識には、X座標PxおよびY座標Pyから選択した位置情報P20に応じたタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させれば足り、特別な演算を要しない。その結果、X方向およびY方向のいずれの方向に移動する部品Cの認識も実行可能としつつ、部品Cの認識に要する演算量を低減することが可能となっている。
また、ヘッドユニット20は、部品供給部3から供給された部品Cをピックアップしてから、部品供給部3のY方向に位置する基板Bに実装する。そして、コントローラー100は、ヘッドユニット20が部品供給部3から基板Bへ移動する途中で撮像範囲Fを通過する部品Cを部品認識カメラ5に撮像させる。かかる構成では、基板Bに実装される前の部品Cを的確に認識することができる。
また、コントローラー100は、ヘッドユニット20の位置と部品認識カメラ5の位置とがY方向において所定関係(図8の「通常位置」に示す関係)となるタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させる通常モードと、ヘッドユニット20の位置と部品認識カメラ5の位置とが当該所定関係からY方向にずれるタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させるオフセットモードとを選択的に実行可能である。そして、部品認識カメラ5に対して当該所定関係を満たすヘッドユニット20に保持される部品Cの少なくとも一部が撮像範囲FのY方向の外側に位置する際には、実装ヘッド4がオフセット量dだけY方向にずれた状態で実装ヘッド4に吸着される部品Cの全部が撮像範囲F内に収まると判断し、オフセットモードで全部品Cを撮像可能(YES)と判定する場合に、オフセットモードが実行される。これによって、ヘッドユニット20に保持される部品Cの全部を撮像範囲Fに収めた状態で部品認識カメラ5が撮像を実行する。かかる構成では、通常モードでは、ヘッドユニット20に保持される部品Cの全部を1度に撮像できない場合であっても、オフセットモードを実行することで、ヘッドユニット20に保持される部品Cの全部を1度に撮像できる。したがって、部品Cの撮像を複数回に分けて行う場合と比較して、ヘッドユニット20のX方向への移動を早く開始でき、ヘッドユニット20による部品Cの実装を迅速に行うことができる。
図9は部品認識装置により実行される部品認識の第2例を示すフローチャートであり、図10は図9の部品認識で実行されるYモードの一例を示すフローチャートであり、図11は図9の部品認識で実行されるXモードの一例を示すフローチャートであり、図12は図9のフローチャートに従って実行される動作を模式的に示す平面図である。なお、以下では、上記実施形態との差を中心に説明することとし、共通部分は相当符号を付して適宜説明を省略する。ただし、共通する構成を備えることで同様の効果が奏されることは言うまでもない。
図12に示すように、上記の第1例と比較してこの第2例では、ヘッドユニット20の構成が異なる。つまり、ヘッドユニット20では、複数のノズル41がX方向に配列して構成されるノズル列L41がY方向に4列配列されており、各ノズル41によって部品を吸着することができる。つまり、ヘッドユニット20は、いわゆるインライン型である。なお、部品実装機1のその他の構成は、第1例と第2例とで共通する。
図9のステップS501では、演算処理部110は、ヘッドユニット20により吸着された部品Cの全部を、X方向において撮像範囲Fの内側に収めることが可能かを判定する。具体的には、図12に示すように、撮像範囲FのX方向の両端にそれぞれ一致してY方向に平行な2本の仮想直線Vの間に、ヘッドユニット20に保持される部品Cの全部が位置するように、ヘッドユニット20の位置を部品認識カメラ5の位置に対して調整できるかが判定される。
そして、図12の「状態A1」の欄に示す例では、全部品CがY方向の2本の仮想直線Vの間に収まるため、ステップS501で「YES」と判断され、Yモードによって部品認識が実行される(ステップS502)。図10に示すように、Yモードでは、駆動制御部130は、部品供給箇所32からヘッドユニット20により吸着された部品Cの撮像範囲Fへの移動を開始する(ステップS601)。そして、駆動制御部130は、全部品Cを2本の仮想直線Vの間に収めつつY方向に平行に部品Cを移動させて、部品Cを撮像範囲Fに進入させる(ステップS602)。これによって、部品Cは、コンベア12により搬入された基板Bに近づきつつ、撮像範囲F内をY方向に平行に移動する。
部品Cが撮像範囲F内をY方向へ移動する間、切換部141は、ヘッドユニット20のY座標Pyをヘッドユニット20の位置情報P20として画像読取ボード142に出力する。そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20のY座標Pyに応じたタイミングで撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力することで、撮像範囲Fに到達した部品Cを部品認識カメラ5に撮像させる(ステップS603)。この際、全部品Cを撮像範囲Fに収められる場合には、全部品Cを1回で撮像すれば良く、そうでない場合には、全部品Cを複数回に分けて撮像すれば良い。これによって、撮像回数を極力少なく抑えて、部品Cの撮像に要する時間を短縮することができる。
一方、図12の「状態A2」の欄に示す例では、一部の部品Cが2本の仮想直線Vの外側に出るため、ステップS501で「NO」と判断され、Xモードによって部品認識が実行される(ステップS503)。図12に示すように、Xモードでは、駆動制御部130は、部品供給箇所32からヘッドユニット20により吸着された部品Cの撮像範囲Fへの移動を開始する(ステップS701)。そして、駆動制御部130は、ヘッドユニット20により吸着された部品Cの全部をY方向において撮像範囲Fの内側に位置させつつ、X方向に平行に部品Cを移動させて、部品Cを撮像範囲Fに進入させる(ステップS702)。
部品Cが撮像範囲F内をX方向へ移動する間、切換部141は、ヘッドユニット20のX座標Pxをヘッドユニット20の位置情報P20として画像読取ボード142に出力する。そして、画像読取ボード142は、ヘッドユニット20のX座標Pxに応じたタイミングで撮像トリガーTrを部品認識カメラ5に出力することで、撮像範囲Fに到達した部品Cを部品認識カメラ5に撮像させる(ステップS703)。
以上に説明した実施形態では、ヘッドユニット20のX方向への位置を示すX座標Px(第1位置情報)と、ヘッドユニット20のY方向への位置を示すY座標Py(第2位置情報)とのうちから、ヘッドユニット20の移動方向に応じて選択された位置情報P20に応じたタイミングで撮像が実行される。そのため、X方向およびY方向のいずれの方向に部品Cが移動する場合であっても、その移動方向に応じて適切に部品Cを撮像できる。かかる実施形態によれば、部品認識には、X座標PxおよびY座標Pyから選択した位置情報P20に応じたタイミングで部品認識カメラ5に撮像を実行させれば足り、特別な演算を要しない。その結果、X方向およびY方向のいずれの方向に移動する部品Cの認識も実行可能としつつ、部品Cの認識に要する演算量を低減することが可能となっている。
また、コントローラー100は、撮像範囲FのX方向の両端からY方向に平行にそれぞれ延びる2本の仮想直線Vの間に、ヘッドユニット20に保持される部品Cの全部を納められる場合には、これらの部品Cの全部を2本の仮想直線Vの間に収めた状態でヘッドユニット20をY方向に平行に移動させつつ、撮像範囲Fを通過する部品Cを部品認識カメラ5に撮像させる。一方、コントローラー100は、2本の仮想直線Vの間にこれらの部品Cの全部を納められない場合には、ヘッドユニット20をX方向に平行に移動させつつ、撮像範囲Fを通過する部品Cを部品認識カメラ5に撮像させる。かかる構成では、例えば、図12の「状態A1」の欄に示すように、ヘッドユニット20の一部のノズル41に部品Cが集まって吸着されているような場合には、当該部品Cを2本の仮想直線Vの間に収めた状態でヘッドユニット20をY方向へ移動させることで、ヘッドユニット20を部品供給部3から基板Bへと近づけつつ部品認識を実行できる。そのため、ヘッドユニット20による部品Cの実装を迅速に行うことができる。
このように本実施形態では、部品実装機1が本発明の「部品実装機」の一例に相当し、部品供給部3が本発明の「部品供給部」の一例に相当し、コンベア12が本発明の「基板搬送部」の一例に相当し、部品認識装置9が本発明の「部品認識装置」の一例に相当し、コントローラー100が本発明の「位置情報選択部」および「制御部」として機能し、部品認識カメラ5が本発明の「カメラ」の一例に相当し、エリアセンサー551が本発明の「エリアセンサー」の一例に相当し、撮像範囲Fが本発明の「撮像範囲」の一例に相当し、仮想直線Vが本発明の「仮想直線」の一例に相当し、ヘッドユニット20が本発明の「ヘッドユニット」の一例に相当し、X軸モーターMxが本発明の「第1モーター」の一例に相当し、X方向が本発明の「第1方向」の一例に相当し、X軸エンコーダーExが本発明の「第1エンコーダー」の一例に相当し、X座標Pxが本発明の「第1位置情報」の一例に相当し、Y軸モーターMyが本発明の「第2モーター」の一例に相当し、Y方向が本発明の「第2方向」の一例に相当し、Y軸エンコーダーEyが本発明の「第2エンコーダー」の一例に相当し、Y座標Pyが本発明の「第2位置情報」の一例に相当し、位置情報P20が本発明の「位置情報」の一例に相当し、図8の「通常位置」の欄に示すヘッドユニット20の実装ヘッド4と部品認識カメラ5との位置関係が本発明の「所定関係」の一例に相当し、図5の通常モードが本発明の「通常モード」の一例に相当し、図6のオフセットモードが本発明の「オフセットモード」の一例に相当し、回転軸R4が本発明の「配列中心」の一例に相当し、光軸O5が本発明の「光軸」の一例に相当し、ノズル41が本発明の「ノズル」の一例に相当し、ノズル列L41が本発明の「ノズル列」の一例に相当し、部品Cが本発明の「部品」の一例に相当し、基板Bが本発明の「基板」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記のヘッドユニット20を交換可能とする構成を設けて、ロータリー型のヘッドユニット20と、インライン型のヘッドユニット20とを適宜交換して使用できるように、部品実装機1を構成しても良い。この際、ロータリー型のヘッドユニット20を取り付けた場合には、部品CをY方向に移動させて部品認識を実行する一方、インライン型のヘッドユニット20を取り付けた場合には、部品CをX方向に移動させて部品認識を実行するようにしても良い。この場合、ヘッドユニット20の交換に対して、切換部141から出力する位置情報P20をX座標PxとY座標Pyとの間で切り換えるだけで簡便に対応できる。
また、図8に示す「通常位置」での実装ヘッド4と部品認識カメラ5との位置関係は、上記の例に限られず、適宜変更しても良い。
また、ロータリー型のヘッドユニット20におけるノズル41の個数や、インライン型のヘッドユニット20でのノズル列L41の個数も適宜変更が可能である。したがって、ノズル列L41の個数は1個でも構わない。
1…部品実装機
12…コンベア(基板搬送部)
20…ヘッドユニット
3…部品供給部
41…ノズル
L41…ノズル列
R4…回転軸(配列中心)
5…部品認識カメラ(カメラ)
551…エリアセンサー
F…撮像範囲
V…仮想直線
O5…光軸
9…部品認識装置
100…コントローラー(位置情報選択部、制御部)
Mx…X軸モーター(第1モーター)
My…Y軸モーター(第2モーター)
Ex…X軸エンコーダー(第1エンコーダー)
Ey…Y軸エンコーダー(第2エンコーダー)
Px…X座標(第1位置情報)
Py…Y座標(第2位置情報)
P20…位置情報
X…X方向(第1方向)
Y…Y方向(第2方向)
B…基板
C…部品

Claims (7)

  1. 部品を保持するヘッドユニットを第1方向に駆動する第1モーターに設けられた第1エンコーダーから出力される、前記ヘッドユニットの前記第1方向への位置を示す第1位置情報と、前記第1方向に直交する第2方向に前記ヘッドユニットを駆動する第2モーターに設けられた第2エンコーダーから出力される、前記ヘッドユニットの前記第2方向への位置を示す第2位置情報とのうちの一方を、位置情報として選択する位置情報選択部と、
    その撮像範囲をエリアセンサーにより撮像するカメラと、
    前記位置情報選択部により選択された前記位置情報に応じたタイミングで前記カメラに撮像を実行させることで、前記撮像範囲を通過する前記部品を撮像する制御部と
    を備え、
    前記位置情報選択部は、前記ヘッドユニットが前記第1方向に平行に移動して前記撮像範囲を通過する場合には前記第1位置情報を前記位置情報として選択し、前記ヘッドユニットが前記第2方向に平行に移動して前記撮像範囲を通過する場合には前記第2位置情報を前記位置情報として選択する部品認識装置。
  2. 前記ヘッドユニットは、部品供給部から供給された前記部品をピックアップしてから、前記部品供給部の前記第2方向に位置する基板に実装し、
    前記制御部は、前記ヘッドユニットが前記部品供給部から前記基板へ移動する途中で前記撮像範囲を通過する前記部品を前記カメラに撮像させる請求項1に記載の部品認識装置。
  3. 前記制御部は、前記ヘッドユニットの位置と前記カメラの位置とが前記第2方向において所定関係となるタイミングで前記カメラに撮像を実行させる通常モードと、前記ヘッドユニットの位置と前記カメラの位置とが前記所定関係から前記第2方向にずれるタイミングで前記カメラに撮像を実行させるオフセットモードとを選択的に実行可能であり、
    前記カメラに対して前記所定関係を満たす前記ヘッドユニットに保持される前記部品の少なくとも一部が前記撮像範囲の前記第2方向の外側に位置する場合に前記オフセットモードを実行することで、前記ヘッドユニットに保持される前記部品の全部を前記撮像範囲に収めた状態で前記カメラに撮像を実行させる請求項2に記載の部品認識装置。
  4. 前記ヘッドユニットは、所定の配列中心の周りで円周状に配列された複数のノズルのそれぞれで前記部品を保持可能であり、
    前記所定関係は、前記ヘッドユニットの前記配列中心と前記カメラの光軸とが一致する位置関係である請求項3に記載の部品認識装置。
  5. 前記ヘッドユニットは、前記第1方向に沿って並ぶ複数のノズルで構成されるノズル列を1列以上有し、前記複数のノズルのそれぞれで前記部品を保持可能であり、
    前記制御部は、前記撮像範囲の前記第1方向の両端にそれぞれ一致して前記第2方向に平行な2本の仮想直線の間に、前記ヘッドユニットに保持される前記部品の全部を納められる場合には、前記ヘッドユニットに保持される前記部品の全部を前記2本の仮想直線の間に収めた状態で前記ヘッドユニットを前記第2方向に平行に移動させつつ、前記撮像範囲を通過する前記部品を前記カメラに撮像させる一方、前記2本の仮想直線の間に前記ヘッドユニットに保持される前記部品の全部を納められない場合には、前記ヘッドユニットを前記第1方向に平行に移動させつつ、前記撮像範囲を通過する前記部品を前記カメラに撮像させる請求項2に記載の部品認識装置。
  6. 部品を供給する部品供給部と、
    基板を搬入する基板搬送部と、
    前記部品供給部により供給された部品を前記基板搬入部により搬入された前記基板に実装するヘッドユニットと、
    請求項1ないし5のいずれか一項印記載の部品認識装置と
    を備える部品実装機。
  7. 部品を保持するヘッドユニットを第1方向に駆動する第1モーターに設けられた第1エンコーダーから出力される、前記ヘッドユニットの前記第1方向への位置を示す第1位置情報と、前記第1方向に直交する第2方向に前記ヘッドユニットを駆動する第2モーターに設けられた第2エンコーダーから出力される、前記ヘッドユニットの前記第2方向への位置を示す第2位置情報とのうちの一方を、位置情報として選択する工程と、
    その撮像範囲をエリアセンサーにより撮像するカメラに、選択された前記位置情報に応じたタイミングで撮像を実行させることで、前記撮像範囲を通過する前記部品を撮像する工程と
    を備え、
    前記ヘッドユニットが前記第1方向に平行に移動して前記撮像範囲を通過する場合には前記第1位置情報が前記位置情報として選択され、前記ヘッドユニットが前記第2方向に平行に移動して前記撮像範囲を通過する場合には前記第2位置情報が前記位置情報として選択される部品認識方法。
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