JPWO2019189331A1 - 新規k95−5901−1物質およびその製造方法 - Google Patents

新規k95−5901−1物質およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019189331A1
JPWO2019189331A1 JP2020509177A JP2020509177A JPWO2019189331A1 JP WO2019189331 A1 JPWO2019189331 A1 JP WO2019189331A1 JP 2020509177 A JP2020509177 A JP 2020509177A JP 2020509177 A JP2020509177 A JP 2020509177A JP WO2019189331 A1 JPWO2019189331 A1 JP WO2019189331A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
present
compound
tuberculosis
resistant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020509177A
Other languages
English (en)
Inventor
大村 智
智 大村
塩見 和朗
和朗 塩見
美穂子 森
美穂子 森
厚子 松本
厚子 松本
定彦 鈴木
定彦 鈴木
千絵 中島
千絵 中島
山口 智之
智之 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkaido University NUC
Kitasato Institute
Original Assignee
Hokkaido University NUC
Kitasato Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokkaido University NUC, Kitasato Institute filed Critical Hokkaido University NUC
Publication of JPWO2019189331A1 publication Critical patent/JPWO2019189331A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/12Cyclic peptides, e.g. bacitracins; Polymyxins; Gramicidins S, C; Tyrocidins A, B or C
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • A61P31/06Antibacterial agents for tuberculosis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/64Cyclic peptides containing only normal peptide links
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明者らは微生物培養液中から多剤耐性結核菌に有効な抗生物質を探索した結果、放線菌アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901の生産物の中から、以下の構造を有する新規物質K95−5901−1を発見した。本物質は多剤耐性結核菌に対してもマイクロモル以下の低濃度で増殖阻害活性を示し、かつ細胞毒性は非常に弱い。よって、本発明はこのような知見に基づいて新規の結核菌の増殖阻害活性物質を提供するものである。【選択図】なし

Description

本発明は、結核菌の増殖阻害活性を有する化合物、及び当該化合物を含有する医薬品及び動物薬の分野に関する。
2類感染症に指定されている結核は3大感染症の1つであり、単一の感染症としてはHIV/AIDSに続いて世界で2番目に死亡者数が多い疾患である。1,040万人の結核患者がいると報告され、年間170万人が結核により死亡している(2016年、WHO)。またHIV感染者において、結核はその死因の5分の1を占めている。結核の治療に関しては、第一選択薬として、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトールが、第二選択薬として、レボフロキサシン、カナマイシン、エチオナミド、エンビオマイシン、パラアミノサリチル酸、サイクロセリンが使用されており、3剤以上の併用で用いられる。
近年、これらの治療薬に耐性な多剤耐性結核が、蔓延傾向を示している。第一選択薬であるリファンピシンに耐性な症例も年間60万件に上り、そのうち49万件は多剤耐性になっていると考えられている。さらに多剤耐性結核や既存の抗結核薬が全く効果を示さない超多剤耐性結核の出現が世界の半数以上の国々で見られ、これらの対策は国際社会において喫緊の課題となっている。
しかし、これらの治療薬により先進国における新規発生患者数が減少したことに伴い、新規の抗結核薬の開発は減少し、40年間で新規の抗結核薬は1剤も上市されていない。多剤耐性結核ならびに超多剤耐性結核の対策の一つとして、これらに対して有効な、従来の治療薬とは構造や作用機構の異なる新しい治療薬の開発が求められている。
このような抗結核薬として、ニトロイミダゾール系化合物、CPZEN−45/カプラザマイシン類、及びClpプロテアーゼ攪乱物質が検討されている(非特許文献1)。Clpプロテアーゼ攪乱物質の一種であるサイクロマリン(cyclomarin)は海洋由来放線菌のStreptomyces sp.から得られたヘプタペプチドである。サイクロマリンは、結核菌ClpのClpC1サブユニットに作用し、機能を暴走させて細胞死を誘導する。イラマイシンは深海由来のStreptomyces atratus
SCSIO ZH16から単離されたサイクロマリンの類似化合物であり、同様にClpプロテアーゼ攪乱物質であると考えられている。イラマイシンの複数の同族体のうちイラマイシンCは以下の構造で表される化合物であるが、本化合物の薬剤耐性結核菌(Mycobacteria tuberculosis H37Rv)に対する活性は9.6μMと低いことが報告されている(非特許文献2)。
Figure 2019189331
五十嵐雅之、化学と生物;54(1):37−42(2016) Junying Maら、nature communications;volume8,Article number:391(2017)
本発明者らは微生物培養液中から多剤耐性結核菌に有効な抗生物質を探索した結果、放線菌アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901の生産する新規物質K95−5901−1を発見した。本物質は従来の結核治療薬と異なる新規の構造をもち、多剤耐性結核菌に対してもマイクロモル以下の低濃度で増殖阻害活性を示した。さらに細胞毒性は非常に弱いものであった。これまで、このような物質が結核菌の増殖を阻害するという報告はなく、よって本発明はこのような知見に基づいて新規の結核菌の増殖阻害活性物質を提供するに至ったものである。
本発明は係る知見に基づいて完成されたものであって、具体的には以下の発明に関する:
(1) 下記式(I)で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物。
Figure 2019189331
(2) 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物を培地で培養し、培養物中に前記化合物を蓄積せしめ、該培養物から前記化合物を採取することを含む、(1)に記載の化合物の製造方法。
(3) 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物が、アクチノプラネス属に属する微生物である、(2)に記載の製造法。
(4) 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物が、アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)である請求項3に記載の製造法。
(5) 放線菌に属し、K95−5901−1物質を生産する能力を有する微生物。
(6) アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)株。
(7) (1)に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物を有効成分として含有する、医薬組成物。
(8) 抗結核薬である、(7)に記載の医薬組成物。
(9) 結核菌増殖阻害剤である、(8)に記載の医薬組成物。
本発明のK95−5901−1物質は、結核菌増殖阻害活性を有する。よって本発明によれば、K95−5901−1物質は結核に対する治療薬または予防薬として有効に使用し得る。
本発明は、アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901が生産するK95−5901−1物質に関する。本明細書において、「K95−5901−1物質」とは、以下の物性を有する化合物を意味する:
(1)性状:黄白色粉末
(2)分子量:1054.5244(M−H、高分解能電子スプレーイオン化質量分析による)
(3)分子式:C547313
(4)比旋光度:[α]D22=−72.2(c0.1、メタノール)
(5)紫外部吸収極大(メタノール中、カッコ内はモル吸光係数ε):221 nm (80700), 276 nm (15900), 356 nm (3850)
(6)赤外部吸収極大(全反射測定法):3331, 2956, 2361, 1683, 1629, 1539, 1317, 1250, 1183 cm−1に極大吸収を有する。
(7)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド中の化学シフト(ppm)およびスピン結合定数(Hz、カッコ内)):9.13(1H,br.s),8.54(1H,d,9.0),7.74(1H,d,8.0),7.71(1H,d,8.6),7.65(1H,d,9.8),7.51(1H,d,1.7),7.40(1H,d,6.3),7.15(1H,dd,8.6,1.7),7.11(1H,s),7.06(1H,ddd,8.0,6.9,1.1),6.96(1H,dd,8.0,7.4),6.95(1H,d,8.0),5.61(1H,d,4.6),5.39(1H,dq,14.9,6.3),5.25(1H,dtd,14.9,6.9,1.7),5.08(1H,dd,8.6,4.6),5.04(1H,dd,9.2,4.6),4.79(1H,m),4.78(1H,m),4.69(1H,dd,8.6,4.6),4.33(1H,m),4.30(1H,t,5.8),4.22(1H,br.dd,11.4,2.3),3.23(3H,s),3.18(1H,dd,3.5,2.8),2.92(1H,br.dd,13.8,5.8),2.85(1H,m),2.84(1H,m),2.65(1H,br.dd,13.8,9.2),2.60(1H,m),2.32(1H,m),2.26(1H,m),2.19(1H,dt,14.3,5.2),2.12(3H,s),1.96(1H,dd,14.3,9.2,6.3),1.93(1H,ddd,14.9,9.7,4.6),1.77(1H,ddd,14.9,9.7,4.6),1.57(3H,s),1.57(1H,br.d,9.2),1.40(3H,s),1.35(1H,m),1.28(1H,ddd,12.5,11.5,4.0),1.16(3H,d,7.4),1.15(3H,d,7.5),0.87(1H,m),0.84(3H,d,6.3),0.82(3H,d,6.9),0.30(3H,d,6.9),0.13(3H,d,6.3),−0.89(1H,ddd,12.5,9.0,3.0).
(sは一重線、dは二重線、tは三重線、qは四重線、mは多重線、br.は幅広線、Hはプロトンの数を示す。)
(8)13C核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド中の化学シフト(ppm)):173.6,171.8,171.6,169.3,169.2,168.2,167.6,166.9,150.6,135.6,135.3,134.7,127.2,127.0,126.8,125.7,124.6,123.1,120.5,120.5,118.8,118.3,112.8,112.4,68.2,57.9,57.1,56.8,56.6,55.6,54.6,51.0,50.4,45.1,44.2,36.5,36.5,35.6,35.4,35.2,34.1,27.8,27.5,24.1,23.6,23.2,22.7,22.3,21.7,21.2,20.1,17.4,16.7,15.7.
(9)溶剤に対する溶解性:クロロホルム、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシドに易溶。水に難溶。
(10)呈色反応:リンモリブデン硫酸に陽性。Ehlrich試薬に陽性。
更に、本発明者らが見出したところによれば、K95−5901−1物質は以下の式(I)で表される化合物である。
Figure 2019189331
本明細書において、K95−5901−1物質の塩とは、K95−5901−1物質が、無機又は有機の塩基又は酸と結合して形成した塩のことである。塩としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属塩;アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジシクロヘキシルアミン、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ピペラジン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、エタノールアミン、N−メチルグルカミン、L−グルカミン等のアミンの塩;又はリジン、δ−ヒドロキシリジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸との塩を挙げることができる。また、K95−5901−1物質の水和物及び溶媒和物、並びにK95−5901−1物質の塩の水和物及び溶媒和物も本発明の化合物に包含される。また、本明細書においてK95−5901−1物質又は式(I)で表される化合物は、それが明らかに適さない場合を除き、明示されていない場合にも、K95−5901−1物質の塩、水和物及び溶媒和物、並びに化合物K95−5901−1物質の塩の水和物又は溶媒和物をも含むと解釈されるべきである。
本発明の化合物は不斉炭素を有することがあることから、光学異性体が存在することがある。本発明の化合物としては、右旋性(+)又は左旋性(−)の何れの化合物であってもよいし、ラセミ体などのこれらの異性体の混合物であってもよい。また、本発明の化合物は、特に断らない限り、いずれの互変異性体、又は幾何異性体(例えば、E体、Z体など)も含むものである。
本発明のK95−5901−1物質は、放線菌に属するK95−5901−1物質を生産する能力を有する微生物を培養し、その培養物から分離・精製することにより得ることができる。本発明のK95−5901−1物質の製造に用いることのできる放線菌としては、アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)株及びその変異株を含む、放線菌に属する(好ましくは、アクチノプラネス属に属する)K95−5901−1物質生産菌の全てである。
上記K95−5901−1物質の生産に適した放線菌培養における栄養源としては、放線菌の栄養源として使用し得るもので特に制限されるものではない。例えば、市販のペプトン、肉エキス、コーン・スティープ・リカー、綿実粉、落花生粉、大豆粉、酵母エキス、NZ−アミン、カゼインの水和物、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等の窒素源、グリセリン、澱粉、グルコース、ガラクトース、マンノース等の炭水化物、あるいは脂肪等の炭素源、及び食塩、リン酸塩、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の無機塩を単独あるいは組み合わせて使用できる。
放線菌培養の培地にはその他必要に応じて微量の金属塩、消泡剤として動・植・鉱物油等を添加することもできる。これらの添加物は生産菌を利用しK95−5901−1物質の生産の役だつものであればよく、公知の放線菌の培養材料はすべて用いることができる。また放線菌培養の培養温度は、生産菌が発育しK95−5901−1物質を生産できる任意の範囲で適用できる。培養は以上に述べた条件を使用するK95−5901−1物質生産菌の性質に応じて適宜選択して行なうことができる。
K95−5901−1物質は、培養液よりクロロホルム、酢酸エチル等の水不混和性の有機溶媒で抽出することができる。上述の抽出法に加え、脂溶性物質の採取に用いられる公知の方法、例えば吸着クロマトグラフィー、分配クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィーよりのかき取り、遠心向流分配クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー等を適宜組合わせあるいは繰返すことによって純粋に採取することができる。
また、本発明は、K95−5901−1物質を含有する医薬組成物、特には抗結核薬に関する。別の態様では、本発明は、抗結核薬を製造するための、K95−5901−1物質の使用に関する。あるいは本発明は、結核を治療又は予防するためのK95−5901−1物質に関する。更に、本発明は、K95−5901−1物質の有効量をそれを必要とする患者に投与することを含む、結核の治療方法及び予防方法に関する。本発明の医薬組成物は,結核の治療薬又は予防薬とすることができる。特に、本発明の医薬組成物は、既存の薬剤が効果を示さない薬剤耐性結核菌、複数の薬剤への耐性を持つ多剤耐性結核菌、及び既存の全ての薬剤に耐性を示す超多剤耐性結核菌の感染症の治療薬又は予防薬とすることができる。本発明の治療及び予防の対象となる結核菌が耐性菌の場合、当該結核菌は、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトール、レボフロキサシン、カナマイシン、エチオナミド、エンビオマイシン、パラアミノサリチル酸、及びサイクロセリンから選択される少なくとも1種類の薬剤に耐性であり、2種類以上〜全ての種類の間の任意の種類の薬剤に耐性であってもよい。例えば、本発明の治療及び予防の対象となる結核菌は、リファンピシンとイソニアジドに耐性であってもよい。
幅広い結核菌に確実に作用させるため、本発明の医薬組成物はK95−5901−1物質と1種類以上の他の抗結核薬を組み合わせて使用するものであってもよい。当該他の抗結核薬としては、リファンピシン、イソニアジド、ピラジナミド、ストレプトマイシン、エタンブトール、レボフロキサシン、カナマイシン、エチオナミド、エンビオマイシン、パラアミノサリチル酸、及びサイクロセリンを挙げることができる。これらの併用剤は、単一製剤として提供されていてもよいし、組み合わせて使用されるように個別の製剤として提供されていてもよい(例えば、キットなど)。
本発明の医薬組成物は経口投与用又は非経口投与用とすることができる。医薬組成物の剤型としては,局所適用製剤,懸濁剤,軟膏,クリーム剤,ゲル剤,吸入剤,注射剤(例えば,静脈注射用注射剤,皮下投与用注射剤,筋肉注射用注射剤,点滴)、タブレット、カプセル、錠剤、顆粒剤、及び粉剤等が挙げられる。
本発明の医薬組成物は、通常の薬学的に許容される担体を用いて、常法により製剤化することができる。K95−5901−1物質を有効成分として含有する医薬組成物を製剤化するための剤型に制限はなく錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等の固形剤、溶液、懸濁液、乳剤などの液状製剤として経口的に、あるいは、静脈内、筋肉内、皮下などの注射剤、坐剤、貼付剤などとして非経口的に使用することができる。経口用固形製剤を調製する場合は、主薬に賦形剤、更に必要に応じて、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を加えた後、常法により溶剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等とする。注射剤を調製する場合には、主薬に必要によりpH調整剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤等を添加し、常法により皮下又は静脈内用注射剤とすることができる。
本発明はさらに、それを必要とする患者に有効量のK95−5901−1物質を投与することを備える、結核菌感染症の治療方法又は予防方法に使用することができる。例えば、K95−5901−1物質を治療又は予防目的で使用する場合、K95−5901−1物質を有効成分として含有する医薬組成物を、経口投与形態、又は注射剤、点滴剤等の非経口投与形態で投与することができる。K95−5901−1物質を哺乳動物等に投与する場合、錠剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤等として経口投与してもよいし、又は、注射剤、点滴剤として非経口的に投与してもよい。投与量は、症状、年齢、性別、体重、投与形態等により異なるが、例えば成人に経口的に投与する場合には、通常1日量は0.1−1000mgである。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本願全体を通して引用される全文献は参照によりそのまま本願に組み込まれる。また、本願は2018年3月28日に出願された日本国特許出願第2018−061397号の優先権を主張する。本願が優先権を主張する日本国特許出願第2018−061397号記載の内容は全て参照によりそのまま本願に組み込まれる。
(実施例1)アクチノプラネス・エスピーK95−5901株の菌学的性状
アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)株は、日本国埼玉県朝霞市において採取された土壌より単離された菌株であり、その菌学的性状は以下のとおりである。
(I)形態的性質
栄養菌糸は各種寒天培地上でよく発達し、分断は観察されない。気菌糸は着生しないが、栄養菌糸上に約5〜10μmの球形の胞子嚢を形成する。
(II)各種培地上での性状
イー・ビー・シャーリング(E.B.Shirling)とデー・ゴットリーブ(D.Gottlieb)の方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システィマティック・バクテリオロジー、16巻、313頁、1966年)によって調べた本生産菌の培養性状を表1に示す。色調は標準色として、カラー・ハーモニー・マニュアル第4版(コンテナー・コーポレーション・オブ・アメリカ・シカゴ、1958年)を用いて決定し、色票名とともに括弧内にそのコードを併せて記した。以下は特記しない限り、27℃、2週間目の各培地における観察の結果である。
Figure 2019189331
(III)生理学的諸性質
Figure 2019189331
(IV)細胞の化学組成
細胞壁のジアミノピメリン酸はメソ型である。主要メナキノンはMK−9 (H)でMK−8 (H)およびMK−10 (H)を少量有する。
(V)16S rRNA 遺伝子解析
16S rRNA遺伝子の部分塩基配列724塩基を決定し、DNAデータベースに登録され公開されている細菌と比較した結果、その配列はアクチノプラネス・ミズーリエンシス(Actinoplanes missouriensis)NBRC 102363と100%一致したことから、本菌株はアクチノプラネス・ミズーリエンシス(Actinoplanes missouriensis)に最も近縁であり、アクチノプラネス属に分類することが妥当である。
(VI)結論
以上、本菌の菌学的性状を要約すると次のとおりである。細胞壁中のジアミノピメリン酸はメソ型、主要メナキノンはMK−9(H)である。気菌糸は着生しないが、栄養菌糸上に球形の胞子嚢を形成する。コロニーは黄色からオレンジ色を呈し、メラニン色素およびその他の可溶性色素は産生しない。
これらの結果および16S rRNA遺伝子の解析結果から、本菌株はバージーズ・マニュアル・オブ・システマティック・オブ・アーキア・アンド・バクテリア(Bergey’s Manual of Systematics of Archaea and
Bacteria)、ウィリ・オンライン・ライブラリ(Wiley Online Library)、2015年に基づくアクチノプラネス属に属する菌種であると考えられる。なお、本菌株はアクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901として、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センターに寄託されている(受託番号NITE BP−02658)。
(実施例2)K95−5901−1物質の単離抽出、理化学的性状、及び構造
寒天斜面培地で培養したアクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)株より、デンプン2.4%、グルコース0.1%、ペプトン0.3%、肉エキス0.3%、酵母エキス〔オリエンタル酵母工業(株)製〕0.5%、炭酸カルシウム0.4%からなる液体培地(pH 7.0)が10ml入った試験管に1白金耳接種し、27℃で3日間振盪培養した。得られた種培養液を可溶性デンプン2.0%、グリセロール0.5%、小麦胚芽1.0%、肉エキス0.3%、乾燥酵母〔フェルミパン、DSMベーカリーイングリィエンツ社製〕0.3%、炭酸カルシウム0.3%からなる液体培地(pH 7.5)が100 ml入った500ml容三角フラスコ30本に各1 mlずつ植菌し、25℃で6日間振盪培養した。
培養の終了した500ml容三角フラスコ30本にそれぞれ100mlのエタノールを加えて1時間激しく撹拌した。次にその抽出液中のエタノールを減圧留去し、得られた水溶液をガラスカラムに水で充填したダイヤイオンHP20〔三菱ケミカル(株)製〕に吸着させ、各濃度のメタノール水溶液を流し、目的とする活性の見られた画分を回収し、減圧濃縮して0.5gの粗物質を得た。このうちの14mgを逆相系ODS−HPLCカラムに吸着させ、溶出溶媒にアセトニトリル水溶液またはメタノール水溶液を用いて溶出し、目的とする活性の見られた画分を回収、濃縮乾固して8.9mgのK95−5901−1物質を黄白色粉末として得た。
K95−5901−1物質の理化学的性状は次の通りである。
(1)性状:黄白色粉末
(2)分子量:1054.5244(M−H、高分解能電子スプレーイオン化質量分析による)
(3)分子式:C547313
(4)比旋光度:[α]D22=−72.2(c0.1、メタノール)
(5)紫外部吸収極大(メタノール中、カッコ内はモル吸光係数ε):221 nm (80700), 276 nm (15900), 356 nm (3850)
(6)赤外部吸収極大(全反射測定法):3331, 2956, 2361, 1683, 1629, 1539, 1317, 1250, 1183 cm−1に極大吸収を有する。
(7)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド中の化学シフト(ppm)およびスピン結合定数(Hz、カッコ内)):9.13(1H,br.s),8.54(1H,d,9.0),7.74(1H,d,8.0),7.71(1H,d,8.6),7.65(1H,d,9.8),7.51(1H,d,1.7),7.40(1H,d,6.3),7.15(1H,dd,8.6,1.7),7.11(1H,s),7.06(1H,ddd,8.0,6.9,1.1),6.96(1H,dd,8.0,7.4),6.95(1H,d,8.0),5.61(1H,d,4.6),5.39(1H,dq,14.9,6.3),5.25(1H,dtd,14.9,6.9,1.7),5.08(1H,dd,8.6,4.6),5.04(1H,dd,9.2,4.6),4.79(1H,m),4.78(1H,m),4.69(1H,dd,8.6,4.6),4.33(1H,m),4.30(1H,t,5.8),4.22(1H,br.dd,11.4,2.3),3.23(3H,s),3.18(1H,dd,3.5,2.8),2.92(1H,br.dd,13.8,5.8),2.85(1H,m),2.84(1H,m),2.65(1H,br.dd,13.8,9.2),2.60(1H,m),2.32(1H,m),2.26(1H,m),2.19(1H,dt,14.3,5.2),2.12(3H,s),1.96(1H,dd,14.3,9.2,6.3),1.93(1H,ddd,14.9,9.7,4.6),1.77(1H,ddd,14.9,9.7,4.6),1.57(3H,s),1.57(1H,br.d,9.2),1.40(3H,s),1.35(1H,m),1.28(1H,ddd,12.5,11.5,4.0),1.16(3H,d,7.4),1.15(3H,d,7.5),0.87(1H,m),0.84(3H,d,6.3),0.82(3H,d,6.9),0.30(3H,d,6.9),0.13(3H,d,6.3),−0.89(1H,ddd,12.5,9.0,3.0).
(sは一重線、dは二重線、tは三重線、qは四重線、mは多重線、br.は幅広線、Hはプロトンの数を示す。)
(8)13C核磁気共鳴スペクトル(重ジメチルスルホキシド中の化学シフト(ppm)):173.6,171.8,171.6,169.3,169.2,168.2,167.6,166.9,150.6,135.6,135.3,134.7,127.2,127.0,126.8,125.7,124.6,123.1,120.5,120.5,118.8,118.3,112.8,112.4,68.2,57.9,57.1,56.8,56.6,55.6,54.6,51.0,50.4,45.1,44.2,36.5,36.5,35.6,35.4,35.2,34.1,27.8,27.5,24.1,23.6,23.2,22.7,22.3,21.7,21.2,20.1,17.4,16.7,15.7.
(9)溶剤に対する溶解性:クロロホルム、エタノール、メタノール、ジメチルスルホキシドに易溶。水に難溶。
(10)呈色反応:リンモリブデン硫酸に陽性。Ehlrich試薬に陽性。
K95−5901−1物質の各種理化学的性状やスペクトルデータを検討した結果、K95−5901−1物質は下記式(I)で表される構造であることが決定された。
Figure 2019189331
以上のとおり、K95−5901−1物質の各種理化学的性状について詳述したが、このような性質に一致する化合物はこれまで報告されておらず、K95−5901−1物質は新規物質であると決定した。
(実施例3)K95−5901−1物質のマイコバクテリウム属菌に対する抗菌活性
被験菌として、多剤耐性(リファンピシンならびにイソニアジド耐性)臨床分離マイコバクテリウム・ツバクローシスW−26株ならびにW−114株を用いた。小川培地上で発育した8週間以内の菌コロニーをマイコブロス〔極東製薬工業(株)製〕に懸濁して、37℃にて培養を開始した。培養液を1日毎に撹拌しデジタル比色計Vi−specII〔極東製薬工業(株)製〕を用いて波長530nmにおける濁度の測定を行い、濁度0.15に達するまで培養を続けた。さらにこの培養液を、新たなマイコブロスに40μl接
種し、濁度が0.15±0.01となるまで培養した後、マイコブロス4mlに対し培養液100μlを加え接種菌液とした。丸底96穴マイクロタイタープレートにあらかじめマイコブロスを用いて2倍階段希釈したK95−5901−1物質液100μlを用意し、これに100μlの接種菌液を加えて、当該丸底96穴マイクロタイタープレートを37℃にて培養した。培養10日目までに肉眼的に有意な菌発育が認められない最小の薬剤濃度を最小発育阻止濃度として決定した。K95−5901−1物質のW−26株およびW−114株に対する最小発育阻止濃度は、それぞれ0.016μg/mlおよび0.008μg/mlであった。
本発明のK95−5901−1物質のマイコバクテリウム属以外の試験菌に対する抗菌活性は以下のとおりである。濾紙円板〔アドバンテック東洋(株)製、直径6mm〕にK95−5901−1物質の1mg/mlのメタノール溶液をそれぞれ10μl浸漬し、一定時間風乾して溶媒を除去後、表3に列挙された試験菌をそれぞれ含有する寒天平板に張り付け、35℃で24時間培養後、濾紙円板の周りにできた生育阻止円の直径を測定した。
Figure 2019189331
結果を表3に示す。本発明のK95−5901−1物質は、表3に示す微生物のうちマイコバクテリウム・スメグマチスとバチルス・サブチリス、ミクロコッカス・ルテウス以外の細菌、真菌には抗菌活性を示さなかった。したがって、本発明のK95−5901−1物質はマイコバクテリウム属細菌に抗菌活性を示す抗結核薬などの薬剤として使用し得る。
Figure 2019189331

Claims (9)

  1. 下記式(I)で表される化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物。
    Figure 2019189331
  2. 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物を培地で培養し、培養物中に前記化合物を蓄積せしめ、該培養物から前記化合物を採取することを含む、請求項1に記載の化合物の製造方法。
  3. 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物が、アクチノプラネス属に属する微生物である、請求項2に記載の製造法。
  4. 放線菌に属する上記式(I)で表される化合物を生産する能力を有する微生物が、アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)である請求項3に記載の製造法。
  5. 放線菌に属し、K95−5901−1物質を生産する能力を有する微生物。
  6. アクチノプラネス・エスピー(Actinoplanes sp.)K95−5901(受託番号NITE BP−02658)株。
  7. 請求項1に記載の化合物若しくはその塩、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物を有効成分として含有する、医薬組成物。
  8. 抗結核薬である、請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 結核菌増殖阻害剤である、請求項8に記載の医薬組成物。
JP2020509177A 2018-03-28 2019-03-27 新規k95−5901−1物質およびその製造方法 Pending JPWO2019189331A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018061397 2018-03-28
JP2018061397 2018-03-28
PCT/JP2019/013132 WO2019189331A1 (ja) 2018-03-28 2019-03-27 新規k95-5901-1物質およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019189331A1 true JPWO2019189331A1 (ja) 2021-04-15

Family

ID=68060173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020509177A Pending JPWO2019189331A1 (ja) 2018-03-28 2019-03-27 新規k95−5901−1物質およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2019189331A1 (ja)
WO (1) WO2019189331A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4089103A1 (en) * 2021-05-12 2022-11-16 Universität Duisburg-Essen Clpcp protease-binding cyclic heptapeptides

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU5454300A (en) * 1999-06-21 2001-01-09 Eli Lilly And Company Rufomycin derivatives useful as antibiotics
KR101599982B1 (ko) * 2011-04-18 2016-03-09 명지대학교 산학협력단 노노무라에아 종으로부터의 고리형 펩티드, 그에 대한 생산 프로세스 및 이를 포함하는 마이코박테리아 관련 질병의 치료 혹은 예방을 위한 약학적 조성물
CN106279370B (zh) * 2016-09-06 2019-09-27 中国科学院南海海洋研究所 一种海洋链霉菌、及其环肽化合物在制备抗结核分枝杆菌药物中的应用

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019189331A1 (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101663234B1 (ko) 노노무라에아 종으로부터의 고리형 펩티드, 그에 대한 생산 프로세스 및 이를 포함하는 마이코박테리아 관련 질병의 치료 혹은 예방을 위한 약학적 조성물
US7375129B2 (en) Bis-indole pyrroles useful as antimicrobials agents
KR101566046B1 (ko) 환형 화합물을 생산하는 미생물
JPWO2019189331A1 (ja) 新規k95−5901−1物質およびその製造方法
KR101558632B1 (ko) 환형 화합물 및 그 염
JP7184260B2 (ja) マイコバクテリウム・アビウム複合感染症に対する治療活性を有する新規化合物及びその製造方法
US7098186B2 (en) Depsipeptide compound
US20030162697A1 (en) Antibiotics, tripropeptins and process for producing the same
JP7057945B2 (ja) 上皮間葉転換誘導細胞阻害剤
EP2752416B1 (en) Novel mangromicin compound and production method therefor
CN117105930B (zh) 一类3,13-双取代小檗碱衍生物及其制备方法和应用
JP7334927B2 (ja) 抗がん剤
JP2006528664A (ja) ポリエンポリケチド、その調製方法及び医薬品としてのその使用
WO2004078764A1 (ja) Gm-95物質を含む抗腫瘍効果増強剤、抗腫瘍用組み合わせ製剤及び抗腫瘍剤
JP3949197B2 (ja) Mrsa感染防御剤
WO2011136174A1 (ja) デプシペプチド化合物
JP2856379B2 (ja) 蛋白質脱リン酸化酵素阻害剤及び抗腫瘍剤
JP3490154B2 (ja) 新規抗生物質ルビマイシン、その製造法及びその用途
JPH08176116A (ja) 新規抗生物質スパロキソマイシン
JP6388162B2 (ja) 抗トリパノソ−マ原虫活性物質アクチノアロライド類及びその製造方法
JP2022105883A (ja) Fki-7550a物質,fki-7550b物質を有効成分とする白血病細胞増殖抑制剤
JP2006213703A (ja) 新規発酵生産物
FR2550536A1 (fr) Desacetyl-ravidomycine, son procede de production et son application en therapeutique
JP2008007454A (ja) 医薬組成物
WO2004057011A1 (ja) 抗生物質カプラザマイシンd、g、d1およびg1とその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200918

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20220218