JPWO2019187825A1 - 可変動弁機構及びアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

回転力を出力軸端側に出力するモータ30により、内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整する可変動弁機構であって、出力軸端側とは反対にあるモータ30の他端側に設けられ、モータ30の駆動を制御する駆動制御装置50を備え、駆動制御装置50は、モータ30に対向する側に位置する下カバー52を有し、モータ30は、内部にモータ30の熱が伝わる冷媒が流れる循環流路62を有し、モータ30と下カバー52との間に、循環流路62と通じ、冷媒が流れる間隙64を有する。

Description

この発明は、モータにより内燃機関のバルブタイミング調整を行う可変動弁機構、及びアクチュエータに関する。
内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を調整するため、特許文献1に示すようなモータを有する可変動弁機構が知られている。
特開2015−148183号公報
近年では可変動弁機構の電子制御化が望まれている、しかしながら、特許文献1に記載の可変動弁機構に、電子制御化のために駆動制御装置を取り付けると、可変動弁機構に生じる熱の影響を駆動制御装置が受けるおそれがあった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、駆動制御装置が受ける熱の影響を低減した、可変動弁機構及びアクチュエータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る可変動弁機構は、回転力を出力軸端側に出力するモータにより、内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整する可変動弁機構であって、出力軸端側とは反対側に位置する、モータの他端側に設けられ、モータの駆動を制御する駆動制御装置を備え、駆動制御装置は、モータに対向する側に位置する第1カバーを有し、モータは、内部にモータの熱が伝わる冷媒が流れる第1冷媒流路を有し、モータと第1カバーとの間に、第1冷媒流路と通じ、冷媒が流れる第2冷媒流路を有する。
また、この発明に係るアクチュエータは、減速機と、出力軸端側が減速機の径方向内側に配置され、減速機を駆動するモータと、出力軸端側とは反対側に位置する、モータの他端側に設けられ、モータの駆動を制御する駆動制御装置を備え、駆動制御装置は、モータに対向する側に位置する第1カバーを有し、モータは、内部にモータの熱が伝わる冷媒が流れる第1冷媒流路を有し、モータと第1カバーとの間に、第1冷媒流路と通じ、冷媒が流れる第2冷媒流路を有する。
この発明に係る可変動弁機構及びアクチュエータは、内部にモータの熱が伝わる冷媒が流れる第1冷媒流路を有し、モータと第1カバーとの間に、第1冷媒流路と通じ、冷媒が流れる第2冷媒流路を有するので、駆動制御装置が受ける熱の影響を低減できる。
この発明の実施の形態1に係る可変動弁機構を有するシステムの概略図である。 図1に示す可変動弁機構を示す断面図である。 図2のA部を拡大した拡大図である。 この発明の実施の形態2に係る可変動弁機構の断面図である。 図4に示す伝熱促進体を切断線B−Bで切断した断面図である。 実施の形態2の第1の変形例に係る伝熱促進体の断面図である。 実施の形態2の第2の変形例に係る伝熱促進体の断面図である。 実施の形態2の第3の変形例に係る伝熱促進体の断面図である。 この発明の実施の形態3に係る可変動弁機構の断面図である。 この発明の実施の形態4に係る駆動制御装置の断面図である。 この発明の実施の形態5に係る駆動制御装置の断面図である。 この発明の実施の形態6に係る駆動制御装置の断面図である。 この発明の実施の形態7に係る駆動制御装置の断面図である。 この発明の実施の形態8に係る可変動弁機構を有するシステムの概略図である。 この発明の実施の形態9に係る第2内歯歯車の正面図である。 この発明の実施の形態9に係る第2内歯歯車の断面図である。 この発明の実施の形態10に係る第2内歯歯車の正面図である。 この発明の実施の形態11に係る可変動弁機構を有する自動車車両システムの概略図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、可変動弁機構100は、内燃機関101の図示しないクランクシャフトに対してカムシャフト40(図2参照)を相対的に回転させることにより、図示しない内燃機関の吸気バルブ又は排気バルブの開閉タイミングすなわちバルブタイミングを調整するものである。可変動弁機構100は、クランクシャフトからカムシャフト40までの駆動力伝達系に設けられている。
可変動弁機構100には後述するモータが設けられており、モータは冷媒により冷却されている。モータを流れた冷媒104は可変動弁機構100の外部に排出され、ドレンパン102に回収される。ドレンパン102に回収された冷媒104は、ポンプ103により汲み上げられて、再度可変動弁機構100へ供給されて循環する。冷媒104としては、例えばハイドロフルオロカーボン(HFC)、オートマチックトランスミッションフルード(ATF)を用いることができる。
図2に示すように、可変動弁機構100には減速機10が設けられている。また、減速機10の内側にはモータ30が設けられている。モータ30の出力軸端側には、カムシャフト40が設けられている。また、モータ30の出力軸端側とは反対側の他端側には、モータ30を駆動し制御する駆動制御装置50が設けられている。可変動弁機構100は、内燃機関101の図示しないカバーに固定されている。また、可変動弁機構100は、内燃機関101の図示しないチェーンカバーに固定されていてもよい。
減速機10は、カムシャフト40の軸方向に並べられて設けられた第1外部ハウジング11及び第2外部ハウジング12を有している。第1外部ハウジング11及び第2外部ハウジング12は、例えば図示しないボルトにより固定されている。第2外部ハウジング12の外側には、スプロケット20が設けられている。スプロケット20には図示しないチェーンが装着され、内燃機関101(図1参照)の図示しないクランクシャフトの動力がスプロケット20に伝達される。したがって、第2外部ハウジング12は、図示しないクランクシャフトに連動して回転可能である。
第1外部ハウジング11の内側には、第1内歯歯車13が固着されている。第2外部ハウジング12の内側には、潤滑液を介して、第2内歯歯車14が摺動可能に設けられている。この潤滑液としてはオイルが挙げられ、このオイルの油膜により第2外部ハウジング12及び第2内部歯車が潤滑されている。第1内歯歯車13及び第2内歯歯車14の内側には、ピニオン15が設けられている。第1内歯歯車13及び第2内歯歯車14は、ピニオン15に対して偏心して設けられている。ピニオン15は、第1外歯歯車15a及び第2外歯歯車15bを有しており、第1内歯歯車13及び第2内歯歯車14に係合している。
第1外部ハウジング11、第2内歯歯車14及びピニオン15は、軸受31を介してモータ30の内部ハウジング32に支持されている。また、内部ハウジング32は回転子33に接合されており、回転子33の回転と共に回転可能である。回転子33の内側に、軸受34を介して回転子33を支持する固定子35が設けられている。回転子33は、固定子35との間に空隙を保ちつつ回転可能に構成されている。
第2内歯歯車14は、連結部材41を介してカムシャフト40に接続されている。モータ30に電流が印加されると、回転子33が回転すると共に内部ハウジング32が回転する。次に、内部ハウジング32の回転が第2外歯歯車15bから第2内歯歯車14に伝達される。そして、第2内歯歯車14の回転により、カムシャフト40が回転する。これにより、モータ30の回転力がカムシャフト40に伝達され、カムシャフト40が図示しない吸気バルブ又は排気バルブのバルブタイミングを調節する。
駆動制御装置50は、上カバー51と、下カバー52と、電子機器53とを有している。上カバー51及び下カバー52は、電子機器53を収納する筐体であり、下カバー52は駆動制御装置50の、モータ30に対向する側に位置している。また、上カバー51は電子機器53を下カバー52との間に挟むように対向して設けられ、下カバー52の無い側の駆動制御装置50を覆っている。下カバー52は第1カバーを、上カバー51は第2カバーを構成している。上カバー51及び下カバー52は、駆動制御装置50の外部の粉塵及び液滴から電子機器53を保護している。
下カバー52には、駆動制御装置50をモータ30に締結するために、締結部54が設けられている。締結部54は第1締結部材54a及び第2締結部材54bを有し、第1締結部材54a及び第2締結部材54bは固定子35に取り付けられた保持機構55に締結されている。これにより、駆動制御装置50はモータ30に締結されている。
電子機器53は、パワーモジュール、パワーモジュールの駆動を制御する制御基板及びその他の電子機器を有している。パワーモジュールは、パワー半導体であってもよく、スイッチング素子であってもよい。また電子機器53は、モータ30と電気的に接続されており、モータ30に駆動電流を印加すると共にモータ30の回転速度及び位相を制御する。すなわち、モータ30は電子制御されている。
駆動制御装置50は、モータ30に対する配線長を短くし電圧低下によるモータ30のトルク不足又は電流増加によるモータ30の過熱を防止するために、モータ30に近接して配置されている。また、駆動制御装置50は、モータ30との配線長の増加による可変動弁機構100全体の大型化を防止するために、モータ30に近接して配置されている。
駆動制御装置50はモータ30の軸方向のうち、内燃機関から遠い側に配置されているので、駆動制御装置50の温度上昇が防止され、駆動制御装置50の温度上昇による不具合の発生を防止することができる。また、モータ30と駆動制御装置50との間にモータ30の外部に通じている間隙64が形成されているので、モータ30から駆動制御装置50への熱の移動を防止することができる。
モータ30の固定子35の内部に、循環流路62が形成されている。循環流路62は、冷媒を流すことのできる筒状の空間である。また、カムシャフト40の径方向最外部には冷媒供給路60が形成されており、第2内歯歯車14に設けられた冷媒供給孔61を経由して循環流路62に連通している。また、循環流路62は、締結部54に形成された冷媒循環孔63を経由して、間隙64に連通している。間隙64は可変動弁機構100の外側へ向かって開放されており、下方にドレンパン102(図1参照)が設けられている。すなわち冷媒供給路60、循環流路62及び間隙64は、冷媒が流れる冷媒流路を構成している。
循環流路62が固定子35に設けられているので、例えば減速機10の外周側の位置に循環流路62を配置する場合に比べて循環流路62を短くすることができ、可変動弁機構100の全体として、特に径方向の大型化を防止することができる。
次に、この実施の形態1の可変動弁機構100の動作を説明する。
なお、以下の動作説明においては、第2内歯歯車14をモータ30の回転軸に沿ってカムシャフト40の側から見たときに、第2外部ハウジング12に対して第2内歯歯車14が時計回りに回転する方向が進角側、反時計回りに回転する方向が遅角側である。
図1に示す内燃機関101が運転されると、図2に示すように駆動制御装置50の指示に応じた駆動電流がモータ30に供給される。第2外部ハウジング12に対する第2内歯歯車14の回転位相が目標値と一致している場合には、駆動制御装置50は、回転子33と第2外部ハウジング12とを同じ速度で回転させる。このとき、ピニオン15が第2外部ハウジング12及び第2内歯歯車9と同じ速度で回転する。そのため内燃機関の吸気バルブのバルブタイミングが保持される。
第2外部ハウジング12に対する第2内歯歯車14の回転位相が目標値よりも遅角側にある場合には、駆動制御装置50は、第2外部ハウジング12に対して回転子33をより高い速度で回転させる。すなわち、駆動制御装置50は回転子33を、第2外部ハウジング12に対して進角側に相対回転させる。このとき、回転子33の回転は、ピニオン15により減速して第2内歯歯車14に伝達される。これにより、第2内歯歯車14が第2外部ハウジング12に対して進角側に相対回転し、内燃機関の吸気バルブのバルブタイミングが進角される。
第2外部ハウジング12に対する第2内歯歯車14の回転位相が目標値よりも進角側にある場合には、駆動制御装置50は、第2外部ハウジング12に対して回転子33をより低い速度で回転させるか、又は逆回転させる。すなわち、駆動制御装置50は回転子33を、第2外部ハウジング12に対して遅角側に相対回転させる。このとき、回転子33の回転は、ピニオン15により減速して第2内歯歯車14に伝達される。これにより、第2内歯歯車14が第2外部ハウジング12に対して遅角側に相対回転し、内燃機関の吸気バルブのバルブタイミングが遅角される。
回転子33が、上記のように第2外部ハウジング12に対して同じ速度、より高い速度、より低い速度又は逆回転の回転状態であるとき、回転子33の回転により固定子35がその周方向に略均一に発熱する。したがってモータ30の主要な熱源である固定子35を冷却するために、固定子35の循環流路62に冷媒が流される。
冷媒供給路60から供給された冷媒は、冷媒供給孔61を経由して循環流路62に流入する。循環流路62に流入した冷媒は固定子35に接触し、固定子35の熱のほとんどが冷媒に伝わる。
図3に示すように固定子35の熱が伝わった冷媒は、冷媒循環孔63を経由して、図3に破線で示す冷媒流れ65のように間隙64へ流入する。間隙64を流れた冷媒は、可変動弁機構100(図1参照)の下方から可変動弁機構100の外部へ流出し、ドレンパン102で回収される。前述したとおり、ドレンパン102に回収された冷媒は、ポンプ103により汲み上げられて、図2に示すように再度循環流路62に流入する。
循環流路62を冷媒が流れることで、固定子35の内部を効率的に冷却することができる。そのため、熱の問題を考慮して駆動制御装置50を可変動弁機構100の熱源であるモータ30から遠ざけて設ける構成とする必要がなくなる。ゆえに、可変動弁機構100を設計するにあたり、可変動弁機構100の大型化を避けることができる。また、駆動制御装置50側へ伝わる固定子35の熱は、保持機構55及び締結部54を経由して駆動制御装置50側へ伝わるので、熱が伝わる経路上で熱が失われる。これにより、高熱が電子機器53に伝わり電子機器53が破損することを防ぐことができる。
また、モータ30と駆動制御装置50との間に間隙64が設けられており、モータ30と駆動制御装置50との間に熱伝導率の低い空気層が形成される。そのため、モータ30から駆動制御装置50への熱の移動を低減し、高熱が電子機器53に伝わり電子機器53が破損することを防ぐことができる。
このように、この実施の形態1に係る可変動弁機構は、回転力を出力軸端側に出力するモータ30により、内燃機関101の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整する可変動弁機構100であって、出力軸端側とは反対側に位置する、モータ30の他端側に設けられ、モータの駆動を制御する駆動制御装置を備える。また、駆動制御装置50は、モータ30に対向する側に位置する下カバー52を有し、モータ30は、内部にモータ30の熱が伝わる冷媒が流れる循環流路62を有する。さらに、モータ30と下カバー52との間に、循環流路62と通じ、冷媒が流れる間隙64を有するので、駆動制御装置50が受ける熱の影響を低減した、可変動弁機構100を提供することができる。
また、第2冷媒流路は間隙64であって、間隙64を通じて冷媒が外部へ流出するので、冷媒が効率よく可変動弁機構100を循環することができる。
また、モータ30は、回転子33と、回転子33の径方向内側に固定子35とを有し、循環流路62は、固定子35の内部に設けられるので、モータ30のうち主要な熱源である固定子35を効率よく冷却することができる。
また、吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整するカムシャフト40に接続された減速機10を有し、減速機10を駆動するモータ30は、減速機10の径方向内側に配置されるので、可変動弁機構100を小型にすることができる。
また、循環流路62はカムシャフト40に設けられた冷媒供給路60と連通するので、固定子35を効率よく冷却することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態2に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、循環流路に伝熱促進体を設けたものである。
図4に示す通り、この実施の形態2に係る可変動弁機構200は、循環流路62に伝熱促進体66を有している。図5Aに示すように、固定子35は、固定子巻線36と固定子鉄心37とを有している。固定子鉄心37から、固定子35の内側の循環流路62に向かって、矩形の断面を有する複数の伝熱促進体66が突出するように設けられている。伝熱促進体66は、熱伝導性の良い樹脂により構成されており、固定子35の熱が伝わる。なお、伝熱促進体66の材料は樹脂以外であってもよく、例えば熱伝導性の良い金属であってもよい。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
伝熱促進体66を有することにより、実施の形態1の循環流路62に対して実施の形態2の循環流路62では冷媒との接触面積が広くなる。これにより、冷媒へ固定子35の熱を効率よく伝えることができる。
このように、固定子35の内側に、固定子35の熱を冷媒に伝える伝熱促進体66を有するので、回転子33を流れる冷媒へ回転子33の熱を効率よく伝えることができる。
実施の形態2では、固定子35は循環流路に伝熱促進体66を有していたが、これ以外の形態の伝熱促進体を有していてもよい。第1の変形例として、図5Bに示すように固定子35の内周に嵌合する円筒状の部分と、その円筒状の部分から循環流路62へ突出する複数の突出部とを有する伝熱促進体66aを、固定子35の内部に圧入、蝋付け、接着の任意の手段により設置してもよい。
また、実施の形態2の第2の変形例として、図5Cに示すように固定子鉄心37から、循環流路62の方向へ突出する、楔形の断面を有する複数の伝熱促進体66bを有してもよい。
また、実施の形態2の第3の変形例として、図5Dに示すように固定子35の内周に嵌合し、その内周が周方向に凹凸を有する伝熱促進体66cを固定子35の内部に圧入、蝋付け、接着の任意の手段により設置してもよい。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。
この実施の形態3に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、循環流路に分流促進体を設けたものである。
図6に示すように、固定子35の内側の循環流路62に分流促進体67が設けられている。分流促進体は、樹脂で形成された中心に孔を有するオリフィス状の部材であり、循環流路62の径を径方向内側へ絞るように形成されている。循環流路62に分流促進体67が設けられることで、循環流路62の流動抵抗が増加する。この流動抵抗の増加により、第1冷媒流れ65aとして示す循環流路62を経由する冷媒の流れの一部が、第2冷媒流れ65bとして示す軸受31の間隙を経由して回転子33と固定子35との間を流れ軸受34の間隙を経由する流れに分流する。分流促進体67は、固定子35を冷却するときに要求される冷却性能を発揮するために、第1冷媒流れ65a及び第2冷媒流れ65bの流量を、予め決められた適当な比率である分流比に分流するように形成されている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
このように、固定子35の内部に、循環流路62を流れる冷媒の一部を、回転子33と固定子35との間を流れるように分流させる分流促進体67を有するので、モータ30を小型化することができ、ひいては可変動弁機構300を小型化することができる。
なお、この実施の形態3の分流促進体67は樹脂で形成されたオリフィス状の部材に限られず、例えば多孔質体のような構造体を用いることもできる。
また、この実施の形態3の分流促進体67に加えて、実施の形態2の伝熱促進体66が循環流路62に設けられていてもよい。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。
この実施の形態4に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、駆動制御装置の下カバーの材質を変更したものである。
図7に、駆動制御装置50aの断面図を示す。この実施の形態4では、駆動制御装置50aの下カバー52aは、その全体が熱伝導率の低い合成樹脂材料で形成されていればよく、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂で形成されていてもよい。すなわち、下カバー52aは、断熱部材を構成している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
下カバー52aが熱伝導率の低い材料で形成されているので、固定子35(図2参照)の熱を受け取った高温の冷媒が間隙64を流れるときに、高温の冷媒が接触した下カバー52aを経由して駆動制御装置50aの電子機器53に熱が伝わることを防止し、電子機器53が故障することを防止することができる。
このように、下カバー52aは、冷媒から駆動制御装置50aへ熱が伝わることを防止する断熱部材52aから構成される。冷媒から駆動制御装置50aへの熱の移動を防止する下カバー52aを有するので、電子機器53が故障し駆動制御装置50aが動作不全となることを防止することができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5について説明する。
この実施の形態5に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、駆動制御装置の下カバーに断熱体を設けたものである。
図8に、駆動制御装置50bの断面図を示す。この実施の形態5では、駆動制御装置50bの下カバー52bは、その一部に例えば熱伝導率の低い合成樹脂材料で形成された断熱体56を有している。断熱体56は、例えばPPS樹脂で構成されてもよい。また、断熱体56は、下カバー53bのうちモータ30の軸方向の延長上に対応する位置に設けられている。また、断熱体56は断熱部材を構成している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
下カバー52bが断熱体56を別体として有することで、固定子35(図2参照)の熱を受け取った高温の冷媒が間隙64を流れるときに、高温の冷媒が接触した下カバー52bを経由して駆動制御装置50bの電子機器53に熱が伝わることを防止し、電子機器53が破損することを防止することができる。
また、下カバー52bのうち、断熱体56が設けられていない場所を例えばアルミ合金材料のように熱伝導率の高い材料で形成してもよい。これにより、電子機器53に冷媒の熱が伝わり電子機器53が破損することを防止しつつ、アルミ合金材料の部分から電子機器53の発する熱を放出して電子機器53の温度を下げることができる。
このように、下カバー52bは、冷媒から駆動制御装置50bへ熱が伝わることを防止する、下カバー52bとは別体の断熱体56を有するので、電子機器53が故障し駆動制御装置50bが動作不全となることを防止することができる。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6について説明する。
この実施の形態6に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、駆動制御装置に封止体を設けたものである。
図9に、駆動制御装置50cの断面図を示す。第1締結部材54a及び第2締結部材54bが下カバー52を締結している位置において、電子機器53とモータ30(図2参照)とを電気的に接続する配線を通すため、下カバー52に開口が形成されている。この開口を、冷媒が透過しない材料で形成された封止体57が封止している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態6では、第1締結部材54a及び第2締結部材54bが下カバー52を締結している位置に形成されている開口を封止体57が封止しているので、固定子35(図2参照)の熱を受け取った高温の冷媒が間隙64を流れるときに、高温の冷媒が駆動制御装置50cに浸入して電子機器53が故障することを防止することができる。
このように、下カバー52は、冷媒が駆動制御装置50cの内部に浸入することを防止する封止体57を有するので、電子機器53が故障し駆動制御装置50cが動作不全となることを防止することができる。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7について説明する。
この実施の形態7に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、電子機器に放熱促進材を設けたものである。
図10に、駆動制御装置50dの断面図を示す。駆動制御装置50dは、電子機器53aを構成するスイッチング素子70が実装された基板71を有している。また、スイッチング素子70の基板71に実装されている面とは反対の面には、放熱促進材72が取り付けられて接触している。また、放熱促進材72は、上カバー51の内壁に取り付けられている。また、放熱促進材72は熱伝導性のよいシート状の樹脂で形成されている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態7では、スイッチング素子70が放熱促進材72を介して上カバー51に取り付けられている。したがって、スイッチング素子70の動作により生じた熱が、放熱促進材72を通して上カバー51に伝わる。これにより、スイッチング素子70に生じた熱を、上カバー51から放熱することができる。したがって、固定子35(図2参照)の熱を受け取った高温の冷媒が間隙64を流れ、冷媒が下カバー52に接触し冷媒の熱により下カバー52が高温となって下カバー52からの放熱が不十分になる場合に、上カバー51から放熱することで熱によるスイッチング素子70の故障を防止することができる。
このように、駆動制御装置50dは、モータ30を駆動する電子機器53aと、電子機器53aを下カバー52との間に挟むように位置する上カバー51と、電子機器53aと、上カバー51の内壁とに接触し、電子機器53aから上カバー51に熱を伝える放熱促進材72とを有するので、スイッチング素子70の故障を防止し、駆動制御装置50dが動作不全となることを防止することができる。
なお、実施の形態7では、放熱促進材72として熱伝導性の良いシート状の樹脂を用いていたが、任意の形状及び材料で形成された放熱促進材を用いてもよく、例えばヒートシンクを用いてもよい。また、基板71に実装された電子機器53aはスイッチング素子70を含んでいたが、電子機器53aはこれに限定されるものではない。例えば、基板71に実装された電子機器53aが、スイッチング素子70以外に例えばフィルタリアクトル、コンデンサを含む場合には、これらの部品と上カバー51との間に放熱促進材72を設けてもよい。
実施の形態8.
次に、この発明の実施の形態8について説明する。
この実施の形態8に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、可変動弁機構を冷却する冷媒と、内燃機関を冷却する冷媒とを共用するものである。
図11に示すように、内燃機関101から可変動弁機構100に冷媒104が供給される。冷媒104は内燃機関101の冷却に用いるために内燃機関101内を流れた冷媒である。可変動弁機構100に供給された冷媒は、冷媒供給路60から冷媒供給孔61を経由して循環流路62に流入する(図2参照)。その後、固定子35の熱が伝わった冷媒は、冷媒循環孔63を経由して、間隙64へ流入する。間隙64を流れた冷媒は、駆動制御装置50の下方へ流出し、ドレンパン102に回収される。ドレンパン102に回収された冷媒は、ポンプ103により汲み上げられて、再度内燃機関101へ供給されて再利用される。
内燃機関101に供給された冷媒は、内燃機関内において図示しない冷却水と熱交換して冷却される。冷却された冷媒は内燃機関101内部を流れて内燃機関101の冷却に用いられる。これにより、可変動弁機構100を冷却するための専用の冷媒を別途供給するための装置を設けなくとも、効率よく可変動弁機構100及び内燃機関101を有するシステムを構成することができる。
このように、循環流路62及び間隙64を含む冷媒流路は内燃機関101へ接続され、冷媒が内燃機関101を冷却するので、可変動弁機構100と内燃機関101とで別々に冷媒を供給する装置を設けるよりも装置構成が簡単になり装置の効率がよくなる。
なお、実施の形態8では、内燃機関101における冷媒の冷却方法は冷却水と熱交換する方法であったがこれ以外の方法であってもよく、例えば図示しない熱交換器により冷却される方法であってもよい。
なお、実施の形態1〜8では、可変動弁機構100を冷却するために冷媒を用いていたが、冷媒に代えて、図2に示す第1内歯歯車13,第2内歯歯車,ピニオン15及び軸受31,34の潤滑に用いられる潤滑油を用いてもよい。これにより、別途冷媒を流通させることなく、可変動弁機構100を冷却することができる。
実施の形態9.
次に、この発明の実施の形態9について説明する。
この実施の形態9に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、第2内歯歯車に設けた冷媒供給孔を多段孔もしくは円錐型で構成したものである。
図12に、第2内歯歯車14の正面図を示す。図13に第2内歯歯車14の断面図を示す。第2内歯歯車14は、カムシャフト40(図2参照)の径方向最外部に設けられた冷媒供給路60から、モータ30の固定子35の内部に設けられた循環流路62に、冷媒を供給するための冷媒供給孔61bを有している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態9では、冷媒供給孔61bの形状が、冷媒供給路60側の径が冷媒供給路60の径とほぼ同等径であるのに対して、循環流路62側の径が冷媒供給路60側の径よりも大きくなっている。したがって、冷媒が冷媒供給孔61bを流れるときの圧力損失を軽減することができる。これにより、冷媒を供給するポンプ103の能力を変えずに、冷媒供給路60及び循環流路62を流れる冷媒量を増加させることができる。したがって、固定子35を効率的に冷却することができる。
なお、実施の形態9では、冷媒供給孔61bの形状を多段孔としていたが、例えばラッパのような円錐型にしてもよい。
このように、モータ30に設けられた内部ハウジング32と、内部ハウジング32に支持された第2内歯歯車14とを有し、第2内歯歯車14は、冷媒が供給される冷媒供給孔61bを有し、冷媒供給孔61bは多段孔あるいは円錐型で構成されるため、冷媒を供給するポンプ103の能力を変えずに、冷媒供給路60及び循環流路62を流れる冷媒量を増加させることができる。
実施の形態10.
次に、この発明の実施の形態10について説明する。
この実施の形態10に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、第2内歯歯車に冷媒供給溝を設けたものである。
図14に第2内歯歯車14の正面図を示す。第2内歯歯車14は、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12との間に冷媒を供給するための冷媒供給溝80を有している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
この実施の形態10では、第2内歯歯車14に、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12との間に冷媒を供給するための冷媒供給溝80が設けられており、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12の間に形成された隙間に冷媒を供給し、油膜の形成を促進する。なお、この油膜は第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12との間の潤滑液として機能するものである。したがって、冷媒供給溝80により安定的に冷媒が供給されることにより、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12の摩耗を防止することができる。
このように、第2内歯歯車14を摺動可能に内側に備える第2外部ハウジング12を有し、第2内歯歯車14は、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12との間に冷媒を供給するための冷媒供給溝80を有するため、安定的に冷媒が供給されることにより、第2内歯歯車14と第2外部ハウジング12の摩耗を防止することができる。
なお、実施の形態10では、冷媒供給孔61に対して180度の位置に冷媒供給溝80を形成していたが、この位置に限定されるものではなく、例えば冷媒供給孔61と同じ位置に形成してもよい。
実施の形態11.
次に、この発明の実施の形態11について説明する。
この実施の形態11に係る可変動弁機構は、実施の形態1に対して、自動車車両に設けられたものである。
図15に示すように、自動車車両201内に設けられた内燃機関202に可変動弁機構200が設置されている。その他の構成は、実施の形態8と同じである。
自動車車両201内に設けられた内燃機関202に可変動弁機構200を設置することで、自動車車両201の運転状況に合わせて、可変動弁機構200を効率よく動作させることが可能となる。したがって、内燃機関202の燃費効率が向上し、効率のよい自動車車両201を構成することができる。
このように、内燃機関202を有する自動車車両201に設置され、回転力を出力軸端側に出力するモータ30により、内燃機関202の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整するため、運転状況に合わせて可変動弁機構200が動作することで、内燃機関202が効率よく動作するので、燃費効率が向上し、可変動弁機構200を設けない自動車車両に対して、効率のよい自動車車両を提供することができる。
本発明の他の実施形態では、可変動弁機構ではなく、モータと、減速機と、モータの駆動を制御する駆動制御装置とを備え、モータの回転数を減速機によって減速するアクチュエータとして実施してもよい。
このように、出力軸端側が減速機の径方向内側に配置され、減速機と、減速機を駆動するモータと、出力軸端側とは反対側に位置する、モータの他端側に設けられ、モータの駆動を制御する駆動制御装置を備え、駆動制御装置は、モータに対向する側に位置する下カバーを有し、モータは、内部にモータの熱が伝わる冷媒が流れる循環流路を有し、モータと下カバーとの間に、循環流路と通じ、冷媒が流れる間隙を有するので、駆動制御装置が受ける熱の影響を低減した、アクチュエータを提供することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10 減速機、14 第2内歯歯車、30 モータ、32 内部ハウジング、33 回転子、35 固定子、40 カムシャフト、50 駆動制御装置、51 上カバー(カバー)、52 下カバー(カバー)、52a 下カバー(カバー、断熱部材)、53,53a 電子機器、56 断熱体(断熱部材)、57 封止体、60 冷媒供給路(第3冷媒流路)、61b 冷媒供給孔、62 循環流路(第1冷媒流路)、64 間隙(第2冷媒流路)、66,66a,66b,66c 伝熱促進体、67 分流促進体、72 放熱促進材、80 冷媒供給溝、201 自動車車両。

Claims (16)

  1. 回転力を出力軸端側に出力するモータにより、内燃機関の吸気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを調整する可変動弁機構であって、
    前記出力軸端側とは反対側に位置する、前記モータの他端側に設けられ、前記モータの駆動を制御する駆動制御装置
    を備え、
    前記駆動制御装置は、前記モータに対向する側に位置する第1カバーを有し、
    前記モータは、内部に前記モータの熱が伝わる冷媒が流れる第1冷媒流路を有し、
    前記モータと前記第1カバーとの間に、前記第1冷媒流路と通じ、前記冷媒が流れる第2冷媒流路を有する可変動弁機構。
  2. 前記第2冷媒流路は、間隙であって、前記間隙を通じて前記冷媒が外部へ流出する請求項1に記載の可変動弁機構。
  3. 前記モータは、回転子と、前記回転子の径方向内側に固定子とを有し、
    前記第1冷媒流路は、前記固定子の内部に設けられる請求項1又は2に記載の可変動弁機構。
  4. 前記固定子の内部に、前記固定子の熱を前記冷媒に伝える伝熱促進体を有する請求項3に記載の可変動弁機構。
  5. 前記固定子の内部に、前記第1冷媒流路を流れる前記冷媒の一部を、前記回転子と前記固定子との間を流れるように分流させる分流促進体を有する請求項3又は4に記載の可変動弁機構。
  6. 前記第1カバーは、前記冷媒から前記駆動制御装置へ熱が伝わることを防止する断熱部材から構成される請求項1〜5のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  7. 前記第1カバーは、前記冷媒から前記駆動制御装置へ熱が伝わることを防止する、前記第1カバーとは別体の断熱部材を有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  8. 前記第1カバーは、前記冷媒が前記駆動制御装置の内部に浸入することを防止する封止体を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  9. 前記駆動制御装置は、
    前記モータを駆動する電子機器と、
    前記電子機器を前記第1カバーとの間に挟むように位置する第2カバーと、
    前記電子機器と、前記第2カバーの内壁とに接触し、前記電子機器から前記第2カバーに熱を伝える放熱促進材とを有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  10. 前記第1冷媒流路及び前記第2冷媒流路は、前記内燃機関へ接続され、前記冷媒が前記内燃機関を冷却する請求項1〜9のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  11. 前記モータに設けられた内部ハウジングと、
    前記内部ハウジングに支持された第2内歯歯車と
    を有し、
    第2内歯歯車は、前記冷媒が供給される冷媒供給孔を有し、前記冷媒供給孔は多段孔又は円錐型で構成される請求項1〜10のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  12. 前記第2内歯歯車を摺動可能に内側に備える第2外部ハウジングを有し、
    前記第2内歯歯車は、前記第2内歯歯車と前記第2外部ハウジングとの間に前記冷媒を供給するための冷媒供給溝を有する請求項11に記載の可変動弁機構。
  13. 前記内燃機関を有する自動車車両に設置され、回転力を前記出力軸端側に出力する前記モータにより、前記内燃機関の前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉タイミングを調整する請求項1〜12のいずれか一項に記載の可変動弁機構。
  14. 前記吸気バルブ及び前記排気バルブの開閉タイミングを調整するカムシャフトに接続された減速機を有し、
    前記減速機を駆動する前記モータは、前記減速機の径方向内側に配置される請求項1に記載の可変動弁機構。
  15. 前記第1冷媒流路は前記カムシャフトに設けられた第3冷媒流路と連通する請求項14に記載の可変動弁機構。
  16. 減速機と、
    出力軸端側が前記減速機の径方向内側に配置され、前記減速機を駆動するモータと、
    前記出力軸端側とは反対側に位置する、前記モータの他端側に設けられ、前記モータの
    駆動を制御する駆動制御装置を備え、
    前記駆動制御装置は、前記モータに対向する側に位置する第1カバーを有し、
    前記モータは、内部に前記モータの熱が伝わる冷媒が流れる第1冷媒流路を有し、
    前記モータと前記第1カバーとの間に、前記第1冷媒流路と通じ、前記冷媒が流れる第2冷媒流路を有するアクチュエータ。
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