JPWO2019163018A1 - 部品実装システム及び、部品保持方法 - Google Patents

部品実装システム及び、部品保持方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019163018A1
JPWO2019163018A1 JP2020501896A JP2020501896A JPWO2019163018A1 JP WO2019163018 A1 JPWO2019163018 A1 JP WO2019163018A1 JP 2020501896 A JP2020501896 A JP 2020501896A JP 2020501896 A JP2020501896 A JP 2020501896A JP WO2019163018 A1 JPWO2019163018 A1 JP WO2019163018A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
parts
stage
holding
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020501896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7110318B2 (ja
Inventor
一真 石川
一真 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2019163018A1 publication Critical patent/JPWO2019163018A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7110318B2 publication Critical patent/JP7110318B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/081Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines
    • H05K13/0812Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines the monitoring devices being integrated in the mounting machine, e.g. for monitoring components, leads, component placement
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/043Feeding one by one by other means than belts
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/0061Tools for holding the circuit boards during processing; handling transport of printed circuit boards
    • H05K13/0069Holders for printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/02Feeding of components
    • H05K13/028Simultaneously loading a plurality of loose objects, e.g. by means of vibrations, pressure differences, magnetic fields
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/081Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines

Abstract

部品を散在するステージと、前記ステージ上を移動し、前記ステージ上の部品を保持する保持具と、前記保持具が保持に失敗した前記ステージ上の部品の位置情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された位置情報にある部品を保持対象から除外して、前記部品を保持するように前記保持具の作動を制御する制御装置とを備える部品実装システム。

Description

本発明は、部品が散在されるステージを備える部品実装システム等に関するものである。
部品実装システムには、下記特許文献に記載されているように、ステージの上に散在された状態で部品を供給するものがある。
国際公開第2016/046897号公報
本発明は、ステージ上の部品を適切に供給することを課題とする。
上記課題を解決するために、本明細書は、部品を散在するステージと、前記ステージ上を移動し、前記ステージ上の部品を保持する保持具と、前記保持具が保持に失敗した前記ステージ上の部品の位置情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された位置情報にある部品を保持対象から除外して、前記部品を保持するように前記保持具の作動を制御する制御装置とを備える部品実装システムを開示する。
また、上記課題を解決するために、本明細書は、部品を散在するステージ上を移動する保持具によって、前記ステージ上の部品を保持する部品保持方法であって、前記保持具が保持に失敗した前記ステージ上の部品の位置情報を記憶する記憶工程と、前記記憶工程において記憶された位置情報にある部品を保持対象から除外して、前記部品を保持するように前記保持具の作動を制御する制御工程とを含む部品保持方法を開示する。
本開示によれば、ステージに散在された部品が保持具により保持される際に、当該部品の保持に失敗した場合に、その部品のステージ上での位置に関する位置情報が記憶される。そして、その位置情報に応じた位置に散在されている部品が、保持対象の部品から除外される。これにより、保持具による保持に失敗した部品、つまり、保持具により保持し難い部品の保持を禁止することができ、ステージ上の部品の適切な供給を担保することが可能となる。
部品実装機を示す斜視図である。 部品実装機の部品装着装置を示す斜視図である。 ばら部品供給装置を示す斜視図である。 部品供給ユニットを示す斜視図である。 部品供給ユニットを示す透過図である。 部品供給ユニットを示す透過図である。 部品散在装置を示す斜視図である。 部品散在装置を示す斜視図である。 部品保持ヘッドを示す斜視図である。 第2の部品保持ヘッドを示す斜視図である。 電子回路部品が収納された状態の部品受け部材を示す図である。 部品実装機の制御装置を示すブロック図である。 ステージの上にリード部品が散在された状態を示す図である。 パターンマッチングにより認識されるリード部品を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
(A)部品実装機の構成
図1に、部品実装機10を示す。部品実装機10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装機10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、撮像装置26,28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32、制御装置(図12参照)34を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定の位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装機10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62は、吸着ノズル(図2参照)66を有しており、吸着ノズル66によって部品を保持する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
撮像装置26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、撮像装置26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。撮像装置28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、撮像装置28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に保持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置(図示省略)とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置は、テープフィーダ(図示省略)、スティックフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。
ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。以下に、部品供給装置32の構成について詳しく説明する。なお、部品供給装置30および、ばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
ばら部品供給装置32は、図3に示すように、本体80と、部品供給ユニット82と、撮像装置84と、部品引渡し装置86とを有している。
(a)部品供給ユニット
部品供給ユニット82は、部品供給器88と部品散在装置(図4参照)90と部品戻し装置(図4参照)92とを含み、それら部品供給器88と部品散在装置90と部品戻し装置92とが一体的に構成されたものである。部品供給ユニット82は、本体80のベース96に着脱可能に組み付けられており、ばら部品供給装置32では、5台の部品供給ユニット82が、X方向に1列に並んで配設されている。
部品供給器88は、概して直方体の箱形状をなし、図4及び図5に示すように、Y方向に延びるように配設されている。なお、Y方向を部品供給器88の前後方向と記載し、部品供給ユニット82において、部品戻し装置92が配設されている側に向かう方向を、前方と記載し、部品供給器88が配設されている側に向かう方向を、後方と記載する。
部品供給器88は、上面と前面とにおいて開口しており、上面の開口は、部品の投入口97とされ、前面の開口は部品の排出口98とされている。部品供給器88では、投入口97の下方に、傾斜板104が配設されている。傾斜板104は、部品供給器88の後方側の端面から中央方向に向かって、下方に傾斜するように配設されている。
また、傾斜板104の前方側に、図5に示すように、コンベア装置106が配設されている。コンベア装置106は、傾斜板104の前方側端部から部品供給器88の前方に向かって、上方に傾斜するように配設されている。なお、コンベア装置106のコンベアベルト112は、図5での反時計回りに回転する。つまり、コンベア装置106による搬送方向は、傾斜板104の前端部から前方に向かって斜め上方とされている。
また、コンベア装置106の前方側端部の下方には、傾斜板126が配設されている。傾斜板126は、部品供給器88の前方側の端面からコンベア装置106の下方に向かって配設されており、後方側の端部が斜め下方に傾斜している。さらに、その傾斜板126の下方にも、傾斜板128が配設されている。傾斜板128は、コンベア装置106の中央部の下方から部品供給器88の排出口98に向かって、前方側の端部が下方に位置するように傾斜している。
また、ベース96には、図4に示すように、1対のサイドフレーム部130が組み付けられている。1対のサイドフレーム部130は、対向した状態で互いに平行且つ、Y方向に延びるように立設されている。そして、1対のサイドフレーム部130の間の距離は、部品供給器88の幅方向の寸法より僅かに大きくされており、1対のサイドフレーム部130の間に、部品供給器88が着脱可能に装着されている。
部品散在装置90は、部品支持部材150と部品支持部材移動装置152とを含む。部品支持部材150は、ステージ156と1対の側壁部158とによって構成されている。ステージ156は、概して長手形状の板形状をなし、1対のサイドフレーム部130の間に装着された部品供給器88の下方から前方に延び出すように、配設されている。なお、ステージ156の上面は、概して水平とされており、図5に示すように、部品供給器88の傾斜板128の前方側の端部と僅かなクリアランスのある状態で配設されている。また、1対の側壁部158は、図4に示すように、ステージ156の長手方向の両側部に立設された状態で固定されており、各側壁部158の上端は、ステージ156の上面より上方に延び出している。
また、部品支持部材移動装置152は、部品支持部材150をエアシリンダ(図12参照)166の作動によりY方向にスライドさせる。この際、部品支持部材150は、部品供給器88の下方に格納された格納状態(図6参照)と、部品供給器88の下方から露出した露出状態(図5参照)との間で移動する。
部品戻し装置92は、図7に示すように、部品収容容器180と容器搖動装置181とを含む。部品収容容器180は、概して箱状をなし、底面が円弧形状とされている。部品収容容器180は、部品支持部材150のステージ156の前方側の端部において搖動可能に保持されており、容器搖動装置181の作動により、揺動する。この際、部品収容容器180は、開口を上方に向けた収容姿勢(図7参照)と、開口を部品支持部材150のステージ156の上面に向けた戻し姿勢(図8参照)との間で搖動する。
(b)撮像装置
撮像装置84は、図3に示すように、カメラ290とカメラ移動装置292とを含む。カメラ移動装置292は、ガイドレール296とスライダ298とを含む。ガイドレール296は、部品供給器88の上方において、ばら部品供給装置32の幅方向(X方向)に延びるように、本体80に固定されている。スライダ298は、ガイドレール296にスライド可能に取り付けられており、電磁モータ(図12参照)299の作動により、任意の位置にスライドする。また、カメラ290は、下方を向いた状態でスライダ298に装着されている。
(c)部品引渡し装置
部品引渡し装置86は、図3に示すように、部品保持ヘッド移動装置300と部品保持ヘッド302と2台のシャトル装置304とを含む。
部品保持ヘッド移動装置300は、X方向移動装置310とY方向移動装置312とZ方向移動装置314とを含む。Y方向移動装置312は、X方向に延びるように、部品供給ユニット82の上方に配設されたYスライダ316を有しており、Yスライダ316は、電磁モータ(図12参照)319の駆動により、Y方向の任意の位置に移動する。X方向移動装置310は、Yスライダ316の側面に配設されたXスライダ320を有しており、Xスライダ320は、電磁モータ(図12参照)321の駆動により、X方向の任意の位置に移動する。Z方向移動装置314は、Xスライダ320の側面に配設されたZスライダ322を有しており、Zスライダ322は、電磁モータ(図12参照)323の駆動により、Z方向の任意の位置に移動する。
部品保持ヘッド302は、図9に示すように、ヘッド本体330と吸着ノズル332とノズル旋回装置334とノズル回転装置335とを含む。ヘッド本体330は、Zスライダ322と一体的に形成されている。吸着ノズル332は、エアの吸引により部品を保持するものであり、ホルダ340の下端部に着脱可能に装着されている。ホルダ340は、支持軸344において屈曲可能とされており、ノズル旋回装置334の作動により、ホルダ340が上方向に90度屈曲する。これにより、ホルダ340の下端部に装着されている吸着ノズル332は、90度旋回し、旋回位置に位置する。つまり、吸着ノズル332は、ノズル旋回装置334の作動により、非旋回位置と旋回位置との間で旋回する。もちろん、非旋回位置と旋回位置との間の角度で位置決め停止させることも可能である。また、ノズル回転装置335は、吸着ノズル332をそれの軸心周りに回転させる。
なお、部品保持ヘッド302は、圧力センサ(図12参照)336を有しており、吸着ノズル332によるエアの吸引圧が、圧力センサ336により測定される。これにより、吸着ノズル332による部品の吸着の適否が検出される。詳しくは、吸着ノズル332による部品吸着後に、圧力センサ336による検出値、つまり、吸着ノズル332によるエアの吸引圧が所定の圧力に達すれば、適切に部品が吸着ノズル332により吸着保持されている。一方、吸着ノズル332による部品吸着後に、圧力センサ336による検出値、つまり、吸着ノズル332によるエアの吸引圧が所定の圧力に達しなければ、部品は吸着ノズル332により吸着保持されていない。このように、部品保持ヘッド302では、吸着ノズル332による部品の吸着の適否が検出される。
また、部品引渡し装置86は、図10に示すように、部品保持ヘッド302と異なる構造の部品保持ヘッド360を有しており、部品保持ヘッド302の代わりに、Zスライダ322に着脱可能に装着される。部品保持ヘッド360は、8個のチャック362を有しており、それら8個のチャック362の各々は、1対の把持爪364を接近離間させることで、部品を把持する。なお、8個のチャック362は、部品保持ヘッド360に着脱可能とされており、チャック362の代わりに、吸着ノズル332を装着することも可能とされている。つまり、部品保持ヘッド360には、吸着ノズル332とチャック362とのうちの任意のものを8個装着することが可能とされている。
また、2台のシャトル装置304の各々は、図3に示すように、部品キャリヤ388と部品キャリヤ移動装置390とを含み、部品供給ユニット82の前方側に横方向に並んで、本体80に固定されている。部品キャリヤ388には、5個の部品受け部材392が、横方向に一列に並んだ状態で装着されており、各部品受け部材392に、部品が載置される。
なお、ばら部品供給装置32は、種々の部品を供給することが可能であり、部品受け部材392は、部品の形状に応じて種々のものが用意されている。ここでは、ばら部品供給装置32により供給される電子回路部品として、図11に示すように、リードを有するリード部品410に対応する部品受け部材392について説明する。リード部品410は、ブロック状の部品本体412と、部品本体412の底面から突出する2本のリード414とから構成されている。
また、部品受け部材392には、リード部品410に応じた形状の部品受容凹部416が形成されている。部品受容凹部416は、段付き形状の凹部であり、部品受け部材392の上面に開口する本体部受容凹部418と、その本体部受容凹部418の底面に開口するリード受容凹部420とから構成されている。そして、リード部品410は、リード414が下方を向く姿勢で、部品受容凹部416の内部に挿入される。これにより、リード414がリード受容凹部420に挿入されるとともに、部品本体412が本体部受容凹部418に挿入された状態で、リード部品410が部品受容凹部416の内部に載置される。
また、部品キャリヤ移動装置390は、図3に示すように、板状の長手部材であり、前後方向に延びるように、部品供給ユニット82の前方側に配設されている。部品キャリヤ移動装置390の上面には、部品キャリヤ388が前後方向にスライド可能に配設されており、電磁モータ(図12参照)430の駆動により、前後方向の任意の位置にスライドする。なお、部品キャリヤ388が、部品供給ユニット82に接近する方向にスライドした際には、部品保持ヘッド移動装置300による部品保持ヘッド302の移動範囲内に位置する部品受取位置までスライドする。一方、部品キャリヤ388が、部品供給ユニット82から離れる方向にスライドした際には、作業ヘッド移動装置64による作業ヘッド60,62の移動範囲内に位置する部品供給位置までスライドする。
また、制御装置34は、図12示すように、統括制御装置450と、複数の個別制御装置(図では1つのみ図示されている)452と、画像処理装置454とを含む。統括制御装置450は、コンピュータを主体として構成されたものであり、基材搬送保持装置22,部品装着装置24,撮像装置26,撮像装置28,部品供給装置30,ばら部品供給装置32に接続されている。これにより、統括制御装置450は、基材搬送保持装置22,部品装着装置24,撮像装置26,撮像装置28,部品供給装置30,ばら部品供給装置32を統括して制御する。複数の個別制御装置452は、コンピュータを主体として構成されたものであり、基材搬送保持装置22,部品装着装置24,撮像装置26,撮像装置28,部品供給装置30,ばら部品供給装置32に対応して設けられている(図では、ばら部品供給装置32に対応する個別制御装置452のみが図示されている)。
ばら部品供給装置32の個別制御装置452は、部品散在装置90,部品戻し装置92,カメラ移動装置292,部品保持ヘッド移動装置300,部品保持ヘッド302,シャトル装置304に接続されている。これにより、ばら部品供給装置32の個別制御装置452は、部品散在装置90,部品戻し装置92,カメラ移動装置292,部品保持ヘッド移動装置300,部品保持ヘッド302,シャトル装置304を制御する。また、画像処理装置454は、撮像装置84に接続されており、撮像装置84により撮像された撮像データを処理する。その画像処理装置454は、ばら部品供給装置32の個別制御装置452に接続されている。これにより、ばら部品供給装置32の個別制御装置452は、撮像装置84により撮像された撮像データを取得する。
また、ばら部品供給装置32は記憶装置458を有している。その記憶装置458は、個別制御装置452に接続されており、個別制御装置452からの指令に従って、各種情報を記憶する。
(B)部品実装機の作動
部品実装機10は、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。次に、撮像装置26が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。これにより、回路基材12の保持位置の誤差に関する情報が得られる。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品を供給する。なお、ばら部品供給装置32による部品の供給に関しては、後で詳しく説明する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル66によって部品を保持する。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62が、撮像装置28の上方に移動し、撮像装置28によって、吸着ノズル66に保持された部品が撮像される。これにより、部品の保持位置の誤差に関する情報が得られる。そして、部品を保持した作業ヘッド60,62が、回路基材12の上方に移動し、保持している部品を、回路基材12の保持位置の誤差,部品の保持位置の誤差等を補正し、回路基材12上に装着する。
(C)ばら部品供給装置の作動
ばら部品供給装置32では、リード部品410が、作業者によって部品供給器88の投入口97から投入され、その投入されたリード部品410が、部品供給ユニット82,部品引渡し装置86の作動により、部品キャリヤ388の部品受け部材392に載置された状態で供給される。
詳しくは、作業者は、5つあるうちの1つの部品供給器88の上面の投入口97から、ばら部品供給装置32が供給する複数種類の部品のうち、その1つの部品供給器88が供給する部品として、リード部品410を投入する。この際、部品支持部材150は、部品支持部材移動装置152の作動により、部品供給器88の下方に移動しており、格納状態とされている(図6参照)。なお、部品支持部材150が格納状態とされている際に、部品支持部材150の前方側の端部に配設された部品収容容器180は、部品供給器88の前方に位置しており、部品収容容器180の開口を上方に向けた姿勢(収容姿勢)とされている。
部品供給器88の投入口97から投入されたリード部品410は、部品供給器88の傾斜板104の上に落下し、傾斜板104の前方側の下端まで転がり落ちる。この際、傾斜板104の前方側の下端まで転がり落ちたリード部品410は、傾斜板104の前方側の下端と、コンベア装置106の後方側の下端との間に山積される。そして、コンベア装置106が作動されることで、コンベア装置106のコンベアベルト112が図6での反時計回りに周回する。これにより、傾斜板104とコンベアベルト112との間に山積されたリード部品410が、コンベアベルト112によって斜め上方に向かって搬送される。
そして、コンベアベルト112によって搬送されたリード部品410は、コンベア装置106の前方側の上端から傾斜板126の上に落下する。その傾斜板126の上に落下したリード部品410は、傾斜板126の上を後方に向かって転がり落ち、傾斜板128の上に落下する。その傾斜板128の上に落下したリード部品410は前方に向かって転がり落ち、部品供給器88の前方側の排出口98から排出される。
これにより、部品供給器88の排出口98から排出されたリード部品410は、部品収容容器180の内部に収容される。そして、部品供給器88から所定量のリード部品410が排出されると、つまり、コンベア装置106が一定量作動すると、コンベア装置106が停止する。次に、部品支持部材150が、部品支持部材移動装置152の作動により、格納状態から前方に向かって移動する。
そして、部品支持部材150が格納状態から所定量、前方に向かって移動したタイミングで、部品戻し装置92の容器搖動装置181が作動し、部品収容容器180が搖動する。これにより、部品収容容器180の姿勢が、開口を上方に向けた姿勢(収容姿勢)から、開口をステージ156に向けた姿勢(戻し姿勢)に勢いよく変化する。この際、部品収容容器180に収容されたリード部品410が、ステージ156に向かって勢いよく放出される。これにより、部品収容容器180からステージ156の上にリード部品410が散在される。
なお、部品支持部材150のステージ156の上にリード部品410が散在されると、図13に示すように、リード部品410は、概ね2つの姿勢でステージ156の上に散在される。具体的には、第1の姿勢として、リード414の延び出す面が側方を向き、その2本のリード414が概して水平方向に並んだ状態の姿勢で、リード部品410は散在される。また、第2の姿勢として、リード414の延び出す面が側方を向き、その2本のリード414が概して鉛直方向に並んだ状態の姿勢で、リード部品410は、散在される。なお、リード部品410を散在される姿勢によって区別する際に、第1の姿勢のリード部品410a、第2の姿勢のリード部品410bと記載する。
リード部品410が、上述したようにステージ156の上に散在されると、撮像装置84のカメラ290が、カメラ移動装置292の作動により、部品支持部材150の上方に移動する。そして、ステージ156の上に散在されているリード部品410が、カメラ290により撮像される。そして、カメラ290により撮像された撮像データに基づいて、ピックアップの対象となるリード部品(以下、「ピックアップ対象部品」と略す場合がある)が、パターンマッチングによって特定される。
具体的には、カメラ290によるリード部品410の撮像データに基づいて、リード部品410の外形線(アウトライン)が特定され、リード部品410の上面の形状、つまり、リード部品410の上方からの視点における形状が演算される。さらに、撮像データに基づいて、リード部品410の位置も演算される。一方、記憶装置458には、図14に示すように、第1の姿勢のリード部品410aの外形線に応じた形状の画像データ(以下、「第1姿勢部品画像データ」と略する場合がある)が記憶されている。
そして、撮像データに基づいて演算されたリード部品410の上面の形状(以下、「撮像部品形状」と記載する場合がある)が、第1姿勢部品画像データに基づくリード部品410の形状(以下、「第1記憶部品形状」と記載する場合がある)と一致するか否かが判断される。そして、撮像部品形状が第1記憶部品形状と一致すると判断された場合に、その撮像部品形状に応じたリード部品410が、ピックアップ対象部品として設定される。
つまり、第1の姿勢のリード部品410aが、ピックアップ対象部品として設定され、第2の姿勢のリード部品410bは、ピックアップ対象部品として設定されない。これは、第2姿勢のリード部品410bでは、上方を向く部品本体412の側面の面積が小さく、部品本体412を吸着ノズル332により適切に保持できないためである。
そして、ピックアップ対象部品として設定されたリード部品410の位置情報などが、撮像データに基づいて演算される。次に、演算されたピックアップ対象部品の位置情報に基づいて、ピックアップ対象部品の上方に、部品保持ヘッド302が、部品保持ヘッド移動装置300の作動により移動し、吸着ノズル332によってピックアップ対象部品が吸着保持される。なお、吸着ノズル332によってピックアップ対象部品が吸着保持される際に、吸着ノズル332は、非旋回位置に位置している。
次に、リード部品410が吸着ノズル332によって保持された後に、部品保持ヘッド302が部品キャリヤ388の上方に移動する。この際、部品キャリヤ388は、部品キャリヤ移動装置390の作動により、部品受取位置に移動している。また、部品保持ヘッド302が部品キャリヤ388の上方に移動する際に、吸着ノズル332は、旋回位置に旋回される。なお、旋回位置の吸着ノズル332に保持されたリード部品410のリード414が、鉛直方向での下方を向くように、吸着ノズル332は、ノズル回転装置335の作動により、旋回する。
また、部品保持ヘッド360にリード部品410が保持される場合に、部品保持ヘッド360のチャック362は、リード414を下方に向けた姿勢のリード部品410の部品本体412を把持する。このため、チャック362に把持されたリード部品410では、旋回されなくても、リード414が鉛直方向での下方を向いており、部品受け部材392の部品受容凹部416内に挿入される。これにより、部品保持ヘッド360では、部品を旋回することなく、部品受容凹部416にリード部品410が載置される。
また、部品保持ヘッド302が部品キャリヤ388の上方に移動すると、リード414が鉛直方向での下方を向いた状態のリード部品410が、部品受け部材392の部品受容凹部416内に挿入される。これにより、リード部品410は、図11に示すように、リード414を鉛直方向での下方に向けた状態で、部品受け部材392に載置される。
そして、リード部品410が部品受け部材392に載置されると、部品キャリヤ388は、部品キャリヤ移動装置390の作動により、部品供給位置に移動する。部品供給位置に移動した部品キャリヤ388は、作業ヘッド60,62の移動範囲に位置しているため、ばら部品供給装置32では、この位置においてリード部品410が部品実装機10に供給される。このように、ばら部品供給装置32では、リード414が下方を向き、リード414が接続された底面と対向する上面が上方を向いた状態で、リード部品410が供給される。このため、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66は、適切にリード部品410を保持することができる。
また、ばら部品供給装置32では、部品支持部材150のステージ156の上にピックアップ対象部品が散在されている際に、散在されているピックアップ対象部品のピックアップが繰り返され、ピックアップされたピックアップ対象部品が部品受け部材392に載置される。そして、その部品受け部材392が部品供給位置に移動することで、リード部品410の供給が行われる。
つまり、部品保持ヘッド302に保持されたリード部品410が、部品受け部材392に載置されると、部品保持ヘッド302は、再度、ステージ156の上方に移動する。なお、部品保持ヘッド302がステージ156上のリード部品410を保持し、当該保持したリード部品410を部品受け部材392に載置している間に、ステージ156の上に散在されているリード部品410が、カメラ290により撮像される。この際、その撮像により作成された撮像データに基づいて、上述したパターンマッチングにより、ピックアップ対象部品が特定され、特定されたピックアップ対象部品の位置が演算される。そして、特定されたピックアップ対象部品が、演算された位置において、部品保持ヘッド302により保持される。
つまり、ステージ156の上からリード部品410がピックアップされる毎に、ステージ156に散在されているリード部品410がカメラ290により撮像される。そして、部品保持ヘッド302は、カメラ290による撮像が行われる毎に、新たな撮像により作成された撮像データに基づいて、ピックアップ対象部品をピックアップする。これは、適切な保持動作を担保するためである。詳しくは、部品保持ヘッド302による保持動作が一度でも行われると、部品保持ヘッド302のステージ156へのアクセスによって、ステージ上の部品位置がズレる虞がある。そこで、部品保持ヘッド302による保持動作が行われる毎に、新たな撮像データが作成され、その新たな撮像データに基づいて部品保持ヘッド302による保持動作が行われる。これにより、部品保持ヘッド302のステージ156へのアクセス、例えば、吸着ノズル332のリード部品410への接触、あるいは動作振動によって、ステージ上の部品位置がズレた場合であっても、部品位置がズレた後の撮像データに基づいて、部品保持ヘッド302による保持動作が実行されるため、部品保持ヘッド302による保持動作を適切に担保することができる。
ただし、このように、部品保持ヘッド302による保持動作毎に、カメラ290による撮像が行われて、部品保持ヘッド302による保持動作が担保されても、部品保持ヘッド302がリード部品410の保持に失敗する場合がある。部品保持ヘッド302によるリード部品410の保持失敗の理由としては、種々の理由があるが、例えば、部品の寸法誤差が挙げられる。具体的には、例えば、部品の設計上の厚さ寸法が、10mmであるにも拘らず、実際の部品の厚さ寸法が、9.9mmである場合において、上下方向における保持位置の誤差等により、その部品の保持に失敗する場合がある。吸着ノズル332の寸法誤差、あるいは、吸着ノズル332や部品の破損においても同様である。このような場合には、その部品に対して、保持動作を何度繰り返しても、保持に失敗する可能性が高い。そして、保時に失敗する可能性の高い部品に対して、何度も保持動作を行うことは時間の無駄である。
このようなことに鑑みて、ばら部品供給装置32では、部品保持ヘッド302による部品の保持が失敗した場合に、その保持に失敗した部品のステージ156での位置に関する情報(以下、「位置情報」と記載する)を記憶する。そして、その位置情報に応じた位置に散在されている部品が、ピックアップ対象部品から除外される。
具体的には、部品保持ヘッド302による部品の保持動作が行われると、保持対象の部品が吸着ノズル332により適切に保持されたか否かが判断される。この際、上述したように、圧力センサ336の検出値が所定の圧力に達していれば、保持対象の部品が適切に吸着ノズル332により保持されたと判断され、吸着ノズル332により保持された部品が、部品受け部材392に載置される。一方、部品保持ヘッド302による部品の保持動作後に、圧力センサ336の検出値が所定の圧力に達しなければ、保持対象の部品が吸着ノズル332により保持されていない(吸着されていない)と判断される。つまり、保持対象の部品の保持に失敗したと判断される。
そして、保持対象の部品の保持に失敗したと判断されると、保持に失敗した際の部品の保持位置の座標が特定される。つまり、部品保持ヘッド302による部品の保持動作時には、保持対象の部品の位置がステージ上でのXY座標で演算され、その演算されたXY座標での位置において、保持対象の部品の中心位置(形状が非対称である場合は重心位置)が吸着ノズル332により保持されるため、その保持対象の部品のXY座標での位置が、保持に失敗した際の部品の保持位置の座標として特定される。そして、その保持位置を中心とした半径2mmの領域が、部品の保持に失敗した領域(以下、「部品保持失敗領域」と記載する)として設定される。
具体的に、例えば、図13に示すように、ステージ156に複数のリード部品410が散在されている状態において、ステージ156での右下に位置する第1の姿勢のリード部品410aの保持に失敗した場合について説明する。この第1の姿勢のリード部品410aの保持位置は、部品の中心位置である×印430により示される位置であり、その×印430を中心とする半径2mmの領域432が、部品保持失敗領域として設定され、その部品保持失敗領域432が記憶装置458に記憶される。なお、半径2mmの根拠としては、ばら部品供給装置32により供給可能な部品の最小寸法が4mm角程度であり、その中心から半径2mmの領域を部品保持失敗領域432に設定することで、保持に失敗した部品が位置ズレを起こした場合であっても、経験上、部品保持失敗領域432の内部に、保持に失敗した部品の中心位置が含まれる場合が多いためであり、その部品保持失敗領域432は部品の大きさや形状、あるいは保持条件に応じて随時変更が可能である。
そして、部品保持失敗領域432が記憶装置458に記憶されると、その部品保持失敗領域432の内部に位置する部品が、ピックアップ対象部品から除外される。つまり、撮像データに基づいて、パターンマッチングが実行されることで、ピックアップ対象部品が特定され、特定されたピックアップ対象部品のステージ上での位置が演算される。続いて、ピックアップ対象部品のステージ上での位置が、部品保持失敗領域432の内部に位置しているか否かが判断される。そして、部品保持失敗領域432の内部に位置する部品は、ピックアップ対象部品から除外される。
つまり、例えば、図13に示すステージ156では、第1の姿勢のリード部品410aが5個、存在し、それら5個のリード部品410aが、パターンマッチングにより、ピックアップ対象部品として特定される。ただし、それら5個のリード部品410aのうちの右下に位置するリード部品410aの中心位置は、部品保持失敗領域432の内部に位置するため、ピックアップ対象部品から除外される。このため、図13に示すステージ156では、それ以外の4個のリード部品410aがピックアップ対象部品と認定され、それら4個のピックアップ対象部品から、順次、部品保持ヘッド302により保持される。
このように、保持に失敗した部品の位置が、部品保持失敗領域432として記憶装置458に記憶され、その部品保持失敗領域432に位置する部品が、ピックアップ対象部品から除外されることで、適切に保持することができない可能性の高い部品の保持を防止することができる。これにより、適切に保持することができない可能性の高い部品の保持に要する時間を省くことが可能となり、時間の浪費を抑制することができる。
また、ステージ156からピックアップ対象部品が、順次、ピックアップされると、ピックアップ対象部品から除外されたリード部品410,ピックアップが不可能と判断されたリード部品410、判別が不能と判断されたリード部品410が、ステージ156に残存する。このため、ステージから、そのようなリード部品410をピックアップすることはできない。そこで、ばら部品供給装置32では、そのような場合に、ステージ156の上に残存しているリード部品410が部品収容容器180に回収される。そして、部品収容容器180に回収されたリード部品410が、ステージ156の上に、再度、散在され、リード部品410の姿勢が変更されることで、ステージ156からのリード部品410のピックアップが再開される。
具体的には、ステージ156の上のピックアップ対象部品が全てピックアップされると、部品支持部材150が、部品支持部材移動装置152の作動により、部品供給器88の下方に向かって移動する。つまり、部品支持部材150が、露出状態(図5参照)から格納状態(図6参照)に向かって移動する。この際、部品支持部材150の前端部に配設されている部品収容容器180は、開口を上方に向けた姿勢(回収姿勢)とされている。そして、部品支持部材150が露出状態から格納状態に向かって移動する際に、部品支持部材150のステージ156上のリード部品410は、部品供給器88の傾斜板128の前方側の端部によって堰き止められる。
さらに、部品支持部材150が、図6に示すように、格納状態に至るまで移動すると、ステージ156上のリード部品410が、部品収容容器180の内部に掻き落とされる。これにより、ステージ156の上のリード部品410が、部品収容容器180に回収される。このように、ステージ156の上のリード部品410が部品収容容器180に回収されると、その回収されたリード部品410に加えてピックアップされた分のリード部品410が部品供給器88から補給され、それらを合算したリード部品410が部品収容容器180からステージ156の上に補給される。
詳しくは、部品収容容器180へのリード部品410の回収が完了した際に、部品支持部材150は、図6に示すように、格納状態とされている。このため、部品支持部材150が、部品支持部材移動装置152の作動により、格納状態から前方に向かって移動する。そして、部品支持部材150が格納状態から所定量、前方に向かって移動したタイミングで、部品戻し装置92の容器搖動装置181が作動し、部品収容容器180が搖動する。これにより、部品収容容器180の姿勢が、開口を上方に向けた姿勢(収容姿勢)から、開口をステージ156に向けた姿勢(戻し姿勢)に勢いよく変化する。
この際、部品収容容器180に収容されたリード部品410が、ステージ156に向かって勢いよく放出される。これにより、部品収容容器180からステージ156の上にリード部品410が散在される。つまり、部品収容容器180に回収されたリード部品410が、ステージ156に補給される。これにより、補給されたリード部品410の姿勢が変更され、ステージ156の上から、再度、ピックアップ対象となったリード部品410がピックアップされる。
なお、ステージ156の上のリード部品410が、部品収容容器180に回収され、部品収容容器180に回収されたリード部品410が、再度、ステージ156の上に散在されると、記憶装置458に記憶された部品保持失敗領域432は、削除される。これは、リード部品410の部品収容容器180への回収及び、ステージ156への再散在により、保持に失敗した部品が、部品保持失敗領域432から移動するためである。このため、リード部品410の部品収容容器180への回収及び、ステージ156への再散在の後に、上記手順に従って、ピックアップ対象部品が特定され、ピックアップ対象部品がピックアップされる。そして、その際に、部品保持に失敗すると、その部品の保持位置(部品の中心位置)に基づいて、部品保持失敗領域432が設定され、部品保持失敗領域432に中心位置がある部品が、ピックアップ対象部品から除外される。
ちなみに、ばら部品供給装置32は、部品供給システムの一例である。ステージ156は、ステージの一例である。カメラ290は、撮像装置の一例である。吸着ノズル332は、保持具の一例である。個別制御装置452は、制御装置の一例である。記憶装置458は、記憶装置の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、部品保持ヘッド302による保持動作が行われる毎に、カメラ290によりステージ156が撮像され、撮像が行われる毎に、新たな撮像により作成された撮像データに基づいて、部品保持ヘッド302により部品の保持動作が行われている。一方、1の撮像データに基づいて、部品保持ヘッド302による保持動作が、複数回実行されてもよい。具体的には、例えば、部品保持ヘッド302による部品の保持動作が、2以上の設定回数、実行される毎に、カメラ290によりステージ156が撮像され、1の撮像データに基づいて、部品保持ヘッド302による部品の保持動作が、上記設定回数、実行されてもよい。つまり、1の撮像データを、部品保持ヘッド302による保持動作に、設定回数分、使いまわしてもよい。また、撮像するタイミングは、部品収容容器180に収容されたリード部品410をステージ156に散在した直後である時に限定されず、散在した後であって、部品を吸着する前のタイミングであれば何れのタイミングであってもよい。これにより、カメラ290による撮像回数を少なくすることが可能となる。
また、部品保持ヘッド302は、1個の吸着ノズル332しか有していないため、リード部品410が1個毎に、ステージ156から部品受容凹部416に載置されているが、部品保持ヘッド360は、複数のチャック362を有しているため、複数のリード部品410を順次、ステージ156から部品受容凹部416に載置することが可能である。つまり、部品保持ヘッド360は、8個のチャック362により8個のリード部品410を把持した後に、ステージ156の上から部品受け部材392の上に移動し、それら8個のリード部品410の全てが、順次、部品受容凹部416を全て埋めるようにして載置される。これにより、効率よくステージ156上のリード部品410を部品受容凹部416に載置することが可能となる。
また、保持具である吸着ノズル332を把持チャックに変更して適用することは容易である。
また、上記実施例では、リード部品410に本発明が適用されているが、種々の種類の部品に本発明を適用することが可能である。具体的には、例えば、太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品,リードを有さない電子回路部品等に、本発明を適用することが可能である。
32:ばら部品供給装置(部品供給システム) 156:ステージ 290:カメラ(撮像装置) 332:吸着ノズル(保持具) 452:個別制御装置(制御装置)

Claims (9)

  1. 部品を散在するステージと、
    前記ステージ上を移動し、前記ステージ上の部品を保持する保持具と、
    前記保持具が保持に失敗した前記ステージ上の部品の位置情報を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された位置情報にある部品を保持対象から除外して、前記部品を保持するように前記保持具の作動を制御する制御装置と
    を備える部品実装システム。
  2. 前記位置情報は、前記保持具が保持に失敗した部品の保持位置を含む所定の領域に関する情報である請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 前記部品実装システムが、
    前記ステージ上の部品を撮像する撮像装置を備え、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置による撮像データに基づいて、前記保持具の作動を制御する請求項1または請求項2に記載の部品実装システム。
  4. 前記撮像装置は、
    前記保持具による部品の保持動作が実行される毎に、前記ステージ上の部品を撮像し、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置により撮像が行われる毎に、新たな撮像により作成された撮像データに基づいて、前記保持具の作動を制御する請求項3に記載の部品実装システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記撮像装置による1の撮像データに基づいて、前記保持具による部品の保持動作が複数回実行されるように、前記保持具の作動を制御する請求項3に記載の部品実装システム。
  6. 前記撮像装置は、
    前記保持具による部品の保持動作が、設定回数、実行される毎に、前記ステージ上の部品を撮像し、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置による1の撮像データに基づいて、前記保持具による部品の保持動作が、前記設定回数、実行されるように、前記保持具の作動を制御する請求項5に記載の部品実装システム。
  7. 前記部品実装システムは、
    複数の前記保持具を備え、
    前記制御装置は、
    前記複数の保持具の全てで部品を保持した後に、前記ステージ上から移動するように、前記複数の保持具の作動を制御する請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の部品実装システム。
  8. 前記部品実装システムは、
    前記保持具が前記ステージ上の部品を保持することで、前記ステージ上の保持対象の部品が減少した場合に、前記ステージに散在する部品の数を増加させる増加機構を備える請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の部品実装システム。
  9. 部品を散在するステージ上を移動する保持具によって、前記ステージ上の部品を保持する部品保持方法であって、
    前記保持具が保持に失敗した前記ステージ上の部品の位置情報を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程において記憶された位置情報にある部品を保持対象から除外して、前記部品を保持するように前記保持具の作動を制御する制御工程と
    を含む部品保持方法。
JP2020501896A 2018-02-21 2018-02-21 部品実装システム及び、部品保持方法 Active JP7110318B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/006189 WO2019163018A1 (ja) 2018-02-21 2018-02-21 部品実装システム及び、部品保持方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019163018A1 true JPWO2019163018A1 (ja) 2020-12-03
JP7110318B2 JP7110318B2 (ja) 2022-08-01

Family

ID=67688123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020501896A Active JP7110318B2 (ja) 2018-02-21 2018-02-21 部品実装システム及び、部品保持方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11490553B2 (ja)
EP (1) EP3758464A4 (ja)
JP (1) JP7110318B2 (ja)
CN (1) CN111713185B (ja)
WO (1) WO2019163018A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163975A (ja) * 1986-12-26 1988-07-07 Toyota Motor Corp ロボットを用いた物体の取出し方法
JP2008087074A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fanuc Ltd ワーク取り出し装置
JP2013184279A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法
JP2016219472A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品取出し装置および部品取出し方法ならびに部品実装装置
JP2017168712A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 富士機械製造株式会社 部品供給システム
WO2017208325A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 富士機械製造株式会社 部品供給システム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07193397A (ja) * 1993-12-27 1995-07-28 Yamaha Motor Co Ltd 実装機の吸着ポイント補正装置
JP5405867B2 (ja) 2009-03-25 2014-02-05 本田技研工業株式会社 パーツ供給装置
JP6021550B2 (ja) * 2012-09-26 2016-11-09 Juki株式会社 電子部品実装装置
EP3088128B1 (en) * 2013-12-27 2019-08-07 FUJI Corporation Component supply system
JPWO2016046897A1 (ja) 2014-09-23 2017-06-29 富士機械製造株式会社 部品供給システム
JP6522644B2 (ja) * 2014-11-11 2019-05-29 株式会社Fuji 電子部品装着機の制御装置及びその制御装置へのデータ入力装置
JP6577965B2 (ja) * 2015-02-12 2019-09-18 株式会社Fuji 部品供給装置、および保持具決定方法
WO2016147331A1 (ja) * 2015-03-18 2016-09-22 富士機械製造株式会社 部品供給装置
JP2017188521A (ja) * 2016-04-04 2017-10-12 富士機械製造株式会社 部品供給装置
EP3684156B1 (en) * 2017-09-15 2022-10-12 Fuji Corporation Component feeding system

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63163975A (ja) * 1986-12-26 1988-07-07 Toyota Motor Corp ロボットを用いた物体の取出し方法
JP2008087074A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fanuc Ltd ワーク取り出し装置
JP2013184279A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法
JP2016219472A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品取出し装置および部品取出し方法ならびに部品実装装置
JP2017168712A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 富士機械製造株式会社 部品供給システム
WO2017208325A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 富士機械製造株式会社 部品供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3758464A4 (en) 2021-02-24
EP3758464A1 (en) 2020-12-30
US11490553B2 (en) 2022-11-01
US20200404820A1 (en) 2020-12-24
CN111713185B (zh) 2022-02-11
WO2019163018A1 (ja) 2019-08-29
CN111713185A (zh) 2020-09-25
JP7110318B2 (ja) 2022-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11032958B2 (en) Mounting work machine
JP6577965B2 (ja) 部品供給装置、および保持具決定方法
JP7265978B2 (ja) 装着作業機
JP6442039B2 (ja) 部品供給装置、および装着機
CN107006142B (zh) 作业机及收纳方法
WO2019053888A1 (ja) 部品供給システム
JPWO2018055713A1 (ja) 部品供給システム
WO2017051446A1 (ja) 部品供給システム
JP6921234B2 (ja) 部品供給装置及び、部品供給方法
JP7168709B2 (ja) ピックアップ装置
JP6764985B2 (ja) 部品保持装置、および吸着ノズル決定方法
JPWO2019163018A1 (ja) 部品実装システム及び、部品保持方法
JP6857767B2 (ja) 散在部品のピッキング装置、および部品保持具の交換方法
JP7014854B2 (ja) 散在部品のピッキング装置、および散在部品のピッキング方法
JP6706709B2 (ja) 部品保持装置、および保持具決定方法
JP7260286B2 (ja) 作業機、および載置方法
WO2018211657A1 (ja) 部品供給装置
JP6846543B2 (ja) 部品供給装置
JP7008835B2 (ja) 部品供給装置
JP6799970B2 (ja) 部品供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7110318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150