JPWO2019142421A1 - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

入力装置(1)は、回転軸を中心として回転し、+X方向または−X方向に傾倒する操作部(10)と、操作部(10)と機械的に接続され、操作部(10)の+X方向への傾倒によって+X方向へと傾倒し、操作部(10)の−X方向への傾倒によって−X方向へと傾倒する傾倒部(46)を有する傾倒機構と、傾倒部(46)が−X方向へと傾倒することにより回転軸方向に沿うZ方向に移動する第1の検出部材(34a)と、傾倒部(46)が−X方向へと傾倒することにより第1の検出部材(34a)を押圧する第1の押圧部(24a)とを有する第1の検出部と、傾倒部(46)が+X方向へと傾倒することにより回転軸方向に沿うZ方向に移動する第2の検出部材(34b)と、傾倒部(46)がZ方向へと傾倒することにより第2の検出部材(34b)を押圧する第2の押圧部(24b)とを有する第2の検出部と、を備える。

Description

本開示は、各種電子機器への入力に用いられる入力装置に関する。
従来の入力装置として、例えば特許文献1が知られている。このような従来の入力装置は、操作者によって、操作体を回転されたり、前方向や後方向へ揺動されたりする。
従来の入力装置は、操作体と、回転式エンコーダと、2つのプッシュスイッチとを有している。操作体は、軸部と、つまみとを有している。つまみは、軸部の上端に配置されており、回転軸を中心として回転する。軸部は、つまみを前方向に傾倒することにより前方向に傾倒し、つまみを後方向に傾倒することにより後方向に傾倒する。回転式エンコーダは、つまみの回転によって回転する。2つのプッシュスイッチは、それぞれ軸部の下端側に配置されている。2つのプッシュスイッチのうち、一方は前方向に傾倒する軸部によって押圧され、他方は後方向に傾倒する軸部によって押圧される。
特開2006−79407号公報
しかしながら、従来の入力装置は、つまみと繋がっている軸部の下端でプッシュスイッチを押圧する構成であり、軸部の僅かな傾倒でもプッシュスイッチが押されやすかった。そのため、従来の入力装置は、誤入力を生じやすかった。特に、従来の入力装置は、つまみを回転する場合に、誤って軸部を傾倒してプッシュスイッチを押すことによる誤入力を生じやすかった。
そこで、本開示は、誤入力を抑制できる入力装置の提供を目的とする。特に、本開示は、つまみを回転する場合に、誤ってプッシュスイッチなどの検出部材を押圧することを抑制できる入力装置の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本開示の一態様に係る入力装置は、回転軸を中心として回転し、前記回転軸と直交する第1の方向に傾倒し、前記第1の方向と反対方向である第2の方向に傾倒する操作部と、前記操作部と機械的に接続され、前記操作部の前記第1の方向への傾倒によって前記第1の方向へと傾倒し、前記操作部の前記第2の方向への傾倒によって前記第2の方向へと傾倒する傾倒部を有する傾倒機構と、前記傾倒部が前記第2の方向へと傾倒することにより前記回転軸方向に沿う第3の方向に移動する第1の検出部材と、前記第1の検出部材よりも前記第3の方向に位置し前記傾倒部が前記第2の方向へと傾倒することにより前記第1の検出部材を押圧する第1の押圧部とを有する第1の検出部と、前記傾倒部が前記第1の方向へと傾倒することにより前記回転軸方向に沿う第4の方向に移動する第2の検出部材と、前記第2の検出部材よりも前記第4の方向に位置し前記傾倒部が前記第4の方向へと傾倒することにより前記第2の検出部材を押圧する第2の押圧部とを有する第2の検出部と、を備える。
本開示は、傾倒機構によって操作部の傾倒方向とは異なる方向へと移動する第1の検出部材と第2の検出部材とを有している。そのため、操作部のわずかな傾倒は、傾倒機構によって緩和される。これにより、本開示は、つまみを回転する場合に、誤って検出部材を押圧することを抑制できる。
図1は、実施の形態1に係る入力装置の外観概略図である。 図2は、実施の形態1に係る入力装置の構成を示す分解斜視図である。 図3は、実施の形態1に係る入力装置の構成を示す分解斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る入力装置を下方から見た斜視図である。 図5は、実施の形態1に係る入力装置の軸部と軸受部とを組み合わせた部分の拡大図である。 図6Aは、実施の形態1に係る入力装置の定常状態における側面図である。 図6Bは、実施の形態1に係る入力装置の定常状態における断面図である。 図7Aは、実施の形態1に係る入力装置の左傾倒状態における側面図である。 図7Bは、実施の形態1に係る入力装置の左傾倒状態における断面図である。 図8Aは、実施の形態1に係る入力装置の右傾倒状態における側面図である。 図8Bは、実施の形態1に係る入力装置の右傾倒状態における断面図である。 図9Aは、実施の形態1に係る入力装置の押し込み状態における側面図である。 図9Bは、実施の形態1に係る入力装置の押し込み状態における断面図である。 図10Aは、実施の形態1の変形例1に係る入力装置の外観概略図である。 図10Bは、実施の形態1の変形例1に係る入力装置の構成を示す斜視図である。 図11は、実施の形態1の変形例1に係る入力装置の構成を示す分解斜視図である。 図12は、実施の形態1の変形例1に係る入力装置におけるフレームの構成を示す概略図である。 図13は、実施の形態1の変形例1に係る入力装置における回転部の構成を示す概略図である。
本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。すなわち、実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、接続形態、ステップ及びステップの順序等は一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1−1.入力装置1の概要]
図1〜図5を参照して、実施の形態1に係る入力装置1の概要を説明する。図1は、本実施の形態に係る入力装置の外観概略図である。図2および図3は、本実施の形態に係る入力装置の構成を示す分解斜視図である。図4は、本実施の形態に係る入力装置を下方から見た斜視図である。図5は、本実施の形態に係る入力装置の軸部と軸受部とを組み合わせた部分の拡大図である。
入力装置1は、操作部10と、傾倒機構と、第1の検出部と、第2の検出部とを有する。操作部10は、回転軸を中心として回転し、第1の方向に傾倒し、第2の方向に傾倒する。ここで、第1の方向は、回転軸と直交する方向である。また、第2の方向は、第1の方向と反対の方向であり、回転軸と直交する方向である。以下、第1の方向を+X方向、第2の方向を−X方向という。
傾倒機構は、傾倒部46を有する。傾倒部46は、後に詳述する保持部42と回路基板30とで構成される。傾倒部46は、操作部10の+X方向への傾倒によって+X方向へと傾倒し、操作部10の−X方向への傾倒によって−X方向へと傾倒する。
第1の検出部は、第1の検出部材34aと、第1の押圧部24aとを有する。第1の検出部材34aは、傾倒部46が−X方向へと傾倒することにより、回転軸方向に沿う第3の方向に移動する。第1の押圧部24aは、第1の検出部材34aよりも第3の方向に位置している。そして、第1の押圧部24aは、傾倒部46が−X方向へと傾倒することにより、第1の検出部材34aを押圧する。
第2の検出部は、第2の検出部材34bと、第2の押圧部24bとを有する。第2の検出部材34bは、傾倒部46が+X方向へと傾倒することにより、回転軸方向に沿う第4の方向に移動する。第2の押圧部24bは、第2の検出部材34bよりも第4の方向に位置している。そして、第1の押圧部24bは、傾倒部46が+X方向へと傾倒することにより、第2の検出部材34bを押圧する。
ここで、第3の方向は、第4の方向と同じ方向であってもよい。つまり、第3の方向と第4の方向とは+Z方向であってもよく、第3の方向と第4の方向とは−Z方向であってもよい。また、第3の方向は、第4の方向と反対の方向であってもよい。つまり、第3の方向が+Z方向であり第4の方向が−Z方向であってもよく、第3の方向が−Z方向であり第4の方向が+Z方向であってもよい。
このように、入力装置1は、操作部10の傾倒によって、操作部10の傾倒方向と同じ方向に傾倒部46を傾ける。傾倒部46は、+X方向に操作部10が傾倒する場合、第2の検出部材34bを第4の方向に移動させて第2の押圧部24bによって押圧する。また、傾倒部46は、−X方向に操作部10が傾倒する場合、第1の検出部材34aを第3の方向に移動させて第1の押圧部24aによって押圧する。
すなわち、傾倒部46は、操作部10の傾倒方向とは異なる方向に、第1の検出部材34aと第2の検出部材34bとを移動する。特に、第1の検出部材34aと第2の検出部材34bとの移動する方向は、操作部10の傾倒方向に対して直交する方向である。そのため、入力装置1は、操作部10がわずかに傾いたとしても、第1の検出部材34aや第2の検出部材34bに及ぶ影響を傾倒機構によって緩和できる。よって、入力装置1は、操作部を回転する場合に、第1の検出部材34aや第2の検出部材34bを誤って押圧することを抑制できる。
[1−2.入力装置1の詳細な構成]
図1〜図5を参照して、実施の形態1に係る入力装置1についてより詳細に説明する。入力装置1は、操作部10と、筐体と、傾倒機構と、第1の検出部と、第2の検出部と、第3の検出部32とを有する。なお、説明を簡潔にするために、第1の方向を+X方向とし、第3の方向を+Z方向とし、第1の方向に直交する方向かつ第3の方向に直交する方向を+Y方向とする。また、第1の方向に反対の方向を−X方向とし、第3の方向に反対の方向を−Z方向とし、第1の方向に直交する方向かつ第3の方向に直交する方向に反対の方向を−Y方向とする。
操作部10は、回転軸を中心として回転でき、+X方向へ傾倒でき、−X方向へ傾倒できるよう、傾倒機構と機械的に接続されている。また、操作部10は、−Z方向に押圧されることにより、−Z方向へと移動する。操作部10は、例えば樹脂材料や、セラミックス材料、金属材料などの材料により形成されている。また、操作部10は、例えば、円筒状、円柱状、円錐状、角柱状、角錐状、角台状、球状などの形状に形成されている。また、操作部10は、−Z方向に開口する空洞12を有する。ここで、空洞12は、操作部10の回転軸上に形成されている。
なお、操作部10は、バネやゴムなどの弾性部材(図示せず)などにより付勢されて、傾倒された状態や押圧された状態から元の位置に戻るように構成されていてもよい。また、操作部10は、±Z方向へ移動できない構成であってもよい。
筐体は、基板20と、基台22とを有する。基板20は、基板20の一方の主面から他方の主面へと貫通する開口を有している。基板20の他方主面には、基台22が配置されている。基台22は、たとえば、接着、螺着、溶接、嵌め合わせなどの方法により基板20と機械的に接続する。基板20と基台22とは、例えば樹脂材料や、セラミックス材料、金属材料などの材料により形成される。
なお、基板20と基台22とは、同じ材料で形成されなくてもよい。また、基板20と基台22とは、一体に形成されていてもよい。
傾倒機構は、2つの軸受部26と、傾倒部46と、軸部44とを有する。2つの軸受部26の各々は、開口部28と、突起50とを有している。2つの軸受部26の各々の開口部28は、基台22に形成されている。言い換えると、2つの軸受部26は、基台22と一体に形成されている。また、一方の開口部28は、他方の開口部28よりも+Y方向または−Y方向のいずれかに位置する。言い換えれば、2つの開口部28は、互いに対向するように配置される。
開口部28の+Z方向側の内壁は、平坦な領域を有する。また、開口部28の−Z方向側の内壁は、平坦な領域を有する。そして、開口部28の+Z方向側の平坦な領域は、開口部28の−Z方向側の平坦な領域と向かい合う。開口部28の+Z方向側の平坦な領域は、開口部28の+Z方向側の平坦な領域よりもX方向に位置しX方向に凹となるように湾曲した領域を介して、開口部28の−Z方向側の平坦な領域と接続する。また、開口部28の+Z方向側の平坦な領域は、開口部28の+Z方向側の平坦な領域よりも−X方向に位置し−X方向に凹となるように湾曲した領域を介して、開口部28の−Z方向側の平坦な領域と接続する。
2つの軸受部26の各々の突起50は、開口部28の内壁に配置されている。突起50は、開口部28の+Z方向側の平坦な領域における中心部に配置されている。突起50は、±Y方向に突出している。一方の突起50は、他方の突起50よりも+Y方向に位置し、互いに対向するように配置されている。
なお、開口部28は、基台22と別体に設けてもよい。言い換えれば、軸受部26は、基台22と別体に設けてもよい。また、開口部28の形状は、円形であってもよく、楕円形であってもよく、トラック形であってもよい。
なお、突起50は、設けなくてもよい。また、突起50を設ける場合は、突起50は、開口部28の−Z方向側の平坦な領域における中心部に配置するとよい。また、突起50は、開口部28の+Z方向側の平坦な領域における中心部と、開口部28の−Z方向側の平坦な領域における中心部との両方に配置されてもよい。また、+Z方向側の突起と−Z方向側の突起は、互いに向かい合うように配置するとよい。
傾倒部46は、保持部42と、回路基板30とを有する。保持部42は、平面視したときに±X方向に長尺な略長方形の形状をしており、+Z方向側の主面には−Z方向へと凹んだ凹部が形成されている。回路基板30は、配線基板30aと引き出し配線36とを有する。配線基板30aは、保持部42に形成された凹部にはめ込まれ、保持されている。配線基板30aは、例えば、プリント基板、フレキシブルプリント基板などである。
引き出し配線36は、回路基板30と電気的に接続されている。引き出し配線36は、例えば、フレキシブルプリント基板、フレキシブルプリントケーブル、導電ワイヤ、導線などである。引き出し配線36は、たとえば、入力装置1から入力信号を出力するための端子や、入力装置1からの入力を受ける電子機器や、配線基板30aとは別体に設けられた他の配線基板や電子部品などと電気的に接続される。
なお、保持部42の形状は、円形であってもよく、楕円形であってもよく、三角形や四角形や五角形などの多角形であってもよい。また、保持部42は、回路基板30と一体に形成されていてもよい。また、保持部42は、回路基板30を保持しなくてもよい。たとえば、保持部42は、電子部品を保持していてもよい。また、保持部42は、たとえば、フレキシブルプリントケーブル、導電ワイヤ、導線などの配線部材によって電気的に接続された複数の電子部品を保持していてもよい。これにより、入力装置1において、配線基板30aを省略できる。また、例えば、引き出し配線30は、入力装置1から無線によって入力信号を電子機器に入力する場合には省略できる。言い換えれば、傾倒部46は、回路基板30を有さなくてもよい。
軸部44は、軸部44を平面視したときに略長方形の保持部42の±X方向における中央部を通り、かつ、±Y方向に延びる形状をしている。軸部44は、保持部42の−Z側の面と繋がり、保持部42と一体に形成されている。そして、軸部44の両端の各々は、開口部28に挿入されている。つまり、軸部44は、傾倒部46を傾倒させる場合における軸となる部分である。
軸部44は、第1の面46aと、第2の面46bと、第1の湾曲面48aと、第2の湾曲面48bとを有している。第1の面46aは、軸部44の+Z方向側に位置している。そして、第1の面46aは、平坦に形成されている。第2の面46bは、第1の面46aと向かい合う位置に平坦に形成されている。言い換えると、第2の面46bは、軸部44の−Z方向側に位置している。第1の湾曲面48aは、第1の面46aよりも+X方向に位置している。また、第1の湾曲面48aは、+X方向に凸となるように湾曲し、第1の面46aと第2の面46bとをつなぐ。第2の湾曲面48bは、第1の面46aよりも−X方向に位置している。また、第2の湾曲面48bは、−X方向に凸となるように湾曲し、第1の面46aと第2の面46bとをつなぐ。
なお、軸部44は、たとえば、保持部42における±Y方向の両側から突出するように形成されていてもよい。言い換えれば、開口部28に挿入される軸部44の一端と開口部28に挿入される軸部44の他端とは、保持部42によって隔てられていてもよい。この場合、第1の面46aと、第2の面46bと、第1の湾曲面48aと、第2の湾曲面48bとは、少なくとも開口部28の内壁と向かい合う領域に形成されているとよい。また、軸部44は、第1の面46aと第2の面46bのうちのいずれか一方のみが形成されていてもよい。また、軸部44は、保持部42とは別体に設けられてもよい。たとえば、軸受部26(開口部28)が保持部42に形成されており、基台22に軸部44が形成されてもよい。
また、軸部44は、保持部42よりも±Z方向の位置で保持部42と機械的に結合していてもよい。また、軸部44は、±X方向における保持部42の中央部を通らなくてもよい。また、軸部44は、開口部28の形状と一致して対応していることが好ましい。そのため、軸部44は、たとえば、円柱状であってもよく、楕円柱状であってもよく、トラック状であってもよく、錐状であってもよく、錐台状であってもよい。
また、第1の面46aまたは第2の面46bは、開口部28に突起50を開口部28の内壁に設ける代わりに、突起50を有していてもよい。また、一方の開口部28の内壁に突起50が設けられており他方の開口部28の内壁に突起50が設けられていない場合、軸部44は、第1の面46aと第2の面46bとのうち他方の開口部28の内壁と向かい合う面に突起を有していてもよい。この場合、突起50と軸部44の突起とは、±Y方向において同一軸上に位置しているとよい。また、傾倒された傾倒機構は、バネやゴムなどの弾性部材(図示せず)などにより付勢されて元の位置に戻るように構成されていてもよい。
第1の検出部は、第1の検出部材34aと、第1の押圧部24aとを有する。第1の検出部材34aは、傾倒部46が−X方向へと移動することにより+Z軸方向に移動する。また、第1の検出部材34aは、傾倒部46が+X方向へと移動することにより−Z軸方向に移動する。第1の検出部材34aは、配線基板30aの+Z方向側の面に配置され、配線基板30aと電気的に接続されている。また、第1の検出部材34aは、操作部10の回転軸よりも+X方向に位置している。
第1の押圧部24aは、基台22と一体に形成されている。第1の押圧部24aは、基台22から−Z軸方向に凸状に突出している。第1の押圧部24aは、第1の検出部材34aよりも+Z軸方向に位置している。また、第1の押圧部24aは、操作部10の回転軸よりも+X方向に位置している。そして、第1の押圧部24aは、傾倒部46が−X方向へと移動することにより、第1の検出部材34aを押圧する。なお、第1の押圧部24aは、基台22と別体であってもよい。また、第1の押圧部24aは、基台22から突出していなくてもよい。
なお、第1の検出部は、次のように構成されていてもよい。第1の押圧部24aは、配線基板30aの−Z方向側の面に配置されており、保持部42に孔を開けて保持部42から露出していてもよい。この場合、第1の押圧部24aは、回転軸よりも−X方向に位置する。そして、第1の押圧部24aは、第1の検出部24aよりも−Z軸方向に配置される。これにより、第1の検出部34aは、傾倒部46が−X軸方向に移動する場合に、−Z軸方向に移動し、第1の押圧部24aによって押圧される。
第2の検出部は、第2の検出部材34bと、第2の押圧部24bとを有する。第2の検出部材34bは、傾倒部46が+X方向へと移動することにより+Z軸方向に移動する。また、第2の検出部材34bは、傾倒部46が−X方向へと移動することにより−Z軸方向に移動する。第2の検出部材34bは、配線基板30aの+Z方向側の面に配置され、配線基板30aと電気的に接続されている。また、第2の検出部材34bは、操作部10の回転軸よりも−X方向に位置している。
第2の押圧部24bは、基台22と一体に形成されている。第2の押圧部24bは、基台22から−Z軸方向に凸状に突出している。第2の押圧部24bは、第2の検出部材34bよりも+Z軸方向に位置している。また、第2の押圧部24bは、操作部10の回転軸よりも+X方向に位置している。そして、第2の押圧部24bは、傾倒部46が+X方向へと移動することにより、第2の検出部材34bを押圧する。なお、第2の押圧部24bは、基台22と別体であってもよい。また、第2の押圧部24bは、基台22から突出していなくてもよい。
なお、第2の検出部は、次のように構成されていてもよい。第2の押圧部24bは、配線基板30aの−Z方向側の面に配置されており、保持部42に孔を開けて保持部42から露出していてもよい。この場合、第2の押圧部24bは、回転軸よりも+X方向に位置する。また、第2の押圧部24bは、第2の検出部24bよりも−Z軸方向に配置される。これにより、第2の検出部34bは、傾倒部46が+X軸方向に移動する場合に、−Z軸方向に移動し、第2の押圧部24bによって押圧される。
なお、第1の検出部は、第1の検出部材34aとして、例えば、圧力センサ、プッシュスイッチ、メンブレンスイッチを用いてもよい。また、第1の検出部は、第1の検出部34aと第1の押圧部24aとが接触することにより電気的に導通する、例えば電極パッドであってもよい。また、第2の検出部は、第2の検出部材34bとして、例えば、圧力センサ、プッシュスイッチ、メンブレンスイッチを用いてもよい。また、第2の検出部は、第2の検出部34bと第2の押圧部24bとが接触することにより電気的に導通する、例えば電極パッドであってもよい。また、第1の検出部材34aおよび第2の検出部材34bは、配線基板30aと電気的に接続していなくてもよい。たとえば、第1の検出部材34aおよび第2の検出部材34bは、保持部42に保持されてもよい。
第3の検出部32は、配線基板30aの+Z方向側に配置され、配線基板30aと電気的に接続されている。第3の検出部32は、回転部32aと、本体部32bとを有する。回転部32aは、基板20の開口に挿入されて、操作部10の空洞12と嵌め合わせられて、操作部10と機械的に接続されている。言い換えると、操作部10は、第3の検出部32を介して傾倒機構と機械的に接続されている。そして、回転部32aは、操作部10の回転によって回転する。また、回転部32aは、操作部10の−Z方向への移動によって−Z方向へと移動する。なお、回転部32aは、操作部10と一体に形成されていてもよい。また、回転部32aは、±Z方向へ移動しない構成でなくてもよい。
本体部32bは、回転部32aを回転可能に保持している。本体部32bの内部には、たとえば、電極パターンや抵抗パターンが形成されている。そして、本体部32bは、回転部32aによって、電気的な接離や抵抗値の変化を生じる。また、本体部32bは、−Z方向へ移動する回転部32aによって−Z方向に押圧されて、電気的に導通するプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチ、抵抗値を変化させる感圧センサなどを内部に有する。なお、第3の検出部32は、例えば、プッシュスイッチ付きエンコーダ、プッシュスイッチ付き可変抵抗器などを用いるとよい。
なお、操作部10が−Z方向に押圧されることにより−Z方向へ移動する構成でない場合、回転部32aは、−Z方向へと移動しなくてもよい。また、本体部32bは、スイッチまたは感圧センサを内部に有さなくてもよい。また、本体部32bは、操作部10が−Z方向に押圧されることにより−Z方向へ移動する構成であったとしても、操作部10の−Z方向への押圧を入力に用いない場合は、スイッチまたは感圧センサを内部に有さなくてもよい。このような場合、第3の検出部32としては、例えばエンコーダ、回転部32aが環状に形成されたエンコーダ、可変抵抗器などを用いるとよい。また、第3の検出部材32は、操作部10の−Z方向への移動量を抑制して−Z軸方向への操作部10の移動を検出したい場合、圧力センサやメンブレンスイッチなどを用いるとよい。
[1−3.入力装置1の動作]
以下、入力装置1の回転、傾倒および押し込み時の動作について説明する。入力装置1は、操作部10が回転する場合、第3の検出部32は電気的な接離や抵抗値の変化を生じる。そのため、入力装置1は、第3の検出部32の出力する電気信号の波形や、第3の検出部32の出力する電圧から操作部10の回転方向や回転速度に応じた電気信号を、入力装置1に接続される電子機器に入力できる。
また、入力装置1は、第1の検出部材34aや第2の検出部材34bの電気的状態によって、操作部10の傾倒方向を検出する。以下、操作部10の傾倒方向の検出について、図6A〜図9Bを参照して説明する。図6Aは、本実施の形態に係る入力装置1の定常状態における側面図である。図6Bは、本実施の形態に係る入力装置1の定常状態における断面図である。図7Aは、本実施の形態に係る入力装置の+X方向への傾倒状態における側面図である。図7Bは、本実施の形態に係る入力装置の+X方向への傾倒状態における断面図である。図8Aは、本実施の形態に係る入力装置1の−X方向への傾倒状態における側面図である。図8Bは、本実施の形態に係る入力装置1の−X方向への傾倒状態における断面図である。
第1の検出部材34aと第2の検出部材34bとが圧力センサである場合を例として説明する。圧力センサは、押圧力が大きくなるほど抵抗値が低下する。操作部10が+X方向および−X方向のいずれにも傾倒していない場合(図6A、図6B)、傾倒機構40の保持部42は、+X方向および−X方向のいずれにも傾倒していない(以下、初期状態という)。初期状態において、軸部44は、平坦面46が開口部28に接触した状態となっている。さらに、第1の検出部材34aは第1の押圧部24aと接触し、第2の検出部材34bは第2の押圧部24bと接触する。ここで、第1の押圧部24aが第1の検出部材34aに与える押圧力は、第2の押圧部24bが第2の検出部材34bに与える押圧力とおおよそ同等となっている。初期状態における第1の検出部材34aの抵抗値をα0とし、初期状態における第2の検出部材34bの抵抗値をβ0とする。
なお、第1の検出部材34aは第1の押圧部24aと接触している必要はなく、第2の検出部材34bは第2の押圧部24bと接触している必要はない。つまり、第1の検出部材34aおよび第2の検出部材34bは、この状態において、押圧されていてもよく、あらかじめ押圧されていなくてもよく、押圧されている場合に第1の検出部材34aと第2の検出部材34bに加わる力が異なっていてもよい。
なお、第1の検出部材34aを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、初期状態において、第1の押圧部24aと第1の検出部材34aとは接触していてもよく、第1の押圧部24aが第1の検出部材34aとは接触していなくてもよい。また、第1の押圧部24aと第1の検出部材34aとが初期状態において接触する場合、第1の検出部材34aは、スイッチオフであることが好ましい。また、第2の検出部材34bを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、初期状態において、第2の検出部材34bと第2の押圧部24bとは接触していてもよく、第2の検出部材34bと第2の押圧部24bとは接触していなくてもよい。また、第2の検出部材34bと第2の押圧部24bとがこの状態において接触する場合、第2の検出部材34bは、スイッチオフであることが好ましい。
操作部10が+X方向に傾倒する場合(図7A、図7B)、傾倒機構は、第2の湾曲面48bを支点として、傾倒部46(保持部42)を+X方向に傾倒する(以下、+X傾倒状態という)。+X傾倒状態において、軸部44は、第2の面46bが開口部28とは接触せず、第1の湾曲面48aの一点が開口部28と接触する。また、軸部44は、突起50とも接触する。言い換えると、傾倒機構は、湾曲面48aの一点を支点として+X方向に傾倒し、突起50により回転量が規制されている。
そして、第1の検出部材34aは、+Z方向へと移動して第1の押圧部24aによって押圧され、第1の検出部材34aの抵抗値はα1(α1<α0)へと変化する。一方、第2の検出部材34bは、−Z方向へと移動する。そのため、第2の押圧部24bから加えられる押圧力は減少し、第2の検出部材34bの抵抗値はβ1(β1>β0)へと変化する。
なお、第2の検出部材34bが押圧されていない状態を初期状態として+X方向へと操作部が傾倒する場合、第2の検出部材34bの抵抗値β1と定常状態における第2の検出部材34bの抵抗値β0とは等しいまたはおおよそ等しい(β1≒β0)。
なお、軸部44は、開口部28に突起50が形成されていない場合には、支点となる湾曲面48aと反対側の湾曲面48bの上方において開口部28に規制される。これにより、操作部10、回転部32および傾倒機構は、安定して+X方向に傾倒部46(保持部42)を傾倒できる。
なお、第1の検出部材34aを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、+X傾倒状態において、第1の検出部材34aは、第1の押圧部24aに押圧されてスイッチオンとなる。一方、第2の検出部材34bを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、+X傾倒状態において、第2の検出部材34bと第2の押圧部24bとは定常状態よりも離間しており、第2の検出部材34bは、スイッチオフとなる。
操作部10が−X方向に傾倒する場合(図8A、図8B)、傾倒機構は、第1の湾曲面48aの一点を支点として傾倒部46を−X方向に傾倒する。なお、−X傾倒状態において、支点は、操作部10を+X方向に傾倒させた場合の支点に対して、開口部28のZ軸方向の中心軸に対して略対称となる位置となる。
−X傾倒状態において、軸部44は、軸受部26の開口部28の内部で、第2の面46bが開口部28とは接触せず、第1の湾曲面48aの一点が開口部28と接触する。また、軸部44は、突起50とも接触する。言い換えると、傾倒機構は、第2の湾曲面48bの一点を支点として−X方向に傾倒し、突起50により回転量が規制されている状態となる。
なお、軸部44は、開口部28に突起50が形成されていない場合には、支点となる第2の湾曲面48bと反対側の第1の湾曲面48aの上方において開口部28に規制される。これにより、傾倒機構40は、安定して傾倒部46(保持部42)を−X方向に傾倒することができる。
そして、第2の検出部材34bは、+Z方向へと移動して第2の押圧部24bによって押圧され、第2の検出部材34bの抵抗値はβ2(β2<β0)へと変化する。一方、第1の検出部材34aは、−Z方向へと移動する。そのため、第1の押圧部24aから加えられる押圧力は減少し、第1の検出部材34aの抵抗値はα2(α2>α0)へと変化する。なお、第1の検出部材34aが押圧されていない状態を定常状態として−X方向へと操作部が傾倒する場合、第1の検出部材34aの抵抗値α2と定常状態における第1の検出部材34aの抵抗値α0とは等しいまたはおおよそ等しい(α2≒α0)。
なお、第1の検出部材34aを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、この状態において、第1の検出部材34aと第1の押圧部24aは、定常状態よりも離間しており、第2の検出部材34bはスイッチオフとなる。一方、第2の検出部材34bを例えばプッシュスイッチやメンブレンスイッチなどのスイッチで構成する場合、この状態において、第2の検出部材34bは、第2の押圧部24bに押圧されてスイッチオンとなる。
また、入力装置1は、操作部10を押し込まれることによって、第3の検出部32の本体部32内に配置された、スイッチを導通、または、圧力センサの抵抗値を低下する。そのため、入力装置1は、操作部10の押し込みや、操作部10に加えられた押圧力に応じた電気信号を、入力装置1に接続される電子機器に入力できる。図9Aは、本実施の形態に係る入力装置1の押し込み状態における側面図である。図9Bは、本実施の形態に係る入力装置1の押し込み状態における断面図である。
入力装置1において、定常状態から操作部10を−Z方向に押し込んだ場合、回転部32において、ヘッド部32aは本体部32b対して−Z方向に押し込まれる。したがって、傾倒機構の傾きは変化しないので、第1の押圧部24aと第1の検出部材34a、第2の押圧部24bと第2の検出部材34bとは接触状態を維持したままである。言い換えれば、入力装置1は、定常状態を維持したまま、操作部10を−Z方向に押し込める。ヘッド部32aが本体部32bに押し込まれたことにより、回転部32内部に配置された、たとえばスイッチが導通する。なお、回転部32内部に配置されているのが圧力センサである場合は、圧力センサの抵抗値が低下する。
ここで、軸部44は第2の平坦面46bを有し、第2の平坦面46bは、開口部28の平坦な部分と面接触する。そのため、操作部10が押し込まれる場合、傾倒機構は、±X方向に傾倒しにくく、安定した姿勢を維持できる。言い換えれば、操作部10が押し込んだとしても、操作部10や回転部32は±X方向に傾きにくい。そのため、第1の押圧部24aと第1の検出部材34a、第2の押圧部24bと第2の検出部材34bのそれぞれの接触状態を安定して維持することができる。これにより、入力装置1は、操作部10を押し込んで切り替えを行うときに安定した切り替え操作を行うことができる。
なお、本実施の形態では、操作部10は、一軸方向すなわち+X方向と−X方向とに傾倒する構成としたが、例えば、+X方向、−X方向、+Y方向および−Y方向の十文字の方向に傾倒するなど、他の複数の方向に傾倒することができる構成であってもよい。たとえば、傾倒部46の−Z側を曲面で保持してもよい。これにより、傾倒部46は、3方向、4方向、8方向など任意の方向に傾倒できる。また、この場合、傾倒部46には、傾倒を検出する方向数分の検出部材を配置するとよい。
また、操作部10は、透光性を有する材料で形成されていてもよく、内部を空洞にし、当該空洞にLED等の発光素子を配置し、操作の種類に応じて発光を変化させてもよい。
また、入力装置1は、例えば、XY方向が水平となるように机等に配置される構成であってもよいし、X方向またはY方向が鉛直方向となるように壁などに取り付けられる構成であってもよい。このとき、基板20の表面が壁面と面一になるように壁面に取り付けられて使用される態様としてもよい。このような入力装置1は、例えば照明の明るさおよび種類を調整する照明システム、温度、風量、温風冷風の切り替えおよび調整を行う空調システム等に使用することができる。
[1−4.効果等]
以上、本実施の形態に係る入力装置によると、操作部10を押し込むとき、軸部44の第2の平坦面46bは、開口部28の平坦な部分と面接触するため、操作部10、回転部32および傾倒機構40は、安定した姿勢を維持することができる。これにより、第1の押圧部24aと第1の検出部材34a、第2の押圧部24bと第2の検出部材34bのそれぞれの接触状態を安定して維持することができる。したがって、入力装置1では、安定した入力操作を行うことができる。
(実施の形態1の変形例1)
[2−1.入力装置100の概要]
次に、実施の形態1の変形例に係る入力装置100について説明する。本実施の形態に係る入力装置100が実施の形態1に係る入力装置1と異なる点は、実施の形態1に示した第3の検出部32に代えて、環状の回転部180bを有する第3の検出部180を有している点、第3の検出部32の下方に第4の検出部152を有している点、第3の検出部32の環内に磁性粘性流体を用いたデバイス(MRFデバイス)および回転検出部が配置されている点である。
入力装置100は、回転検出部およびMRFデバイスを備え、操作部10を回転するときに、スイッチの切り替え等を行うときの触感を変更することができる。また、MRFデバイスは、後述するように円筒状のエンコーダの内部に磁性粘性流体が配置される構成であるため、入力装置100は、実施の形態1に示した入力装置1のように、操作部10の下に操作部10を押し込む機構を設けることができない。そこで、入力装置100は、第4の検出部を備えている。第4の検出部152を用いることにより、操作部10の押し込み操作を検出することができる。
[2−2.入力装置の詳細な構成]
はじめに、入力装置100の構成について説明する。図10Aは、本実施の形態に係る入力装置100の外観概略図である。図10Bは、本実施の形態に係る入力装置100の構成を示す斜視図である。図11は、本実施の形態に係る入力装置100の構成を示す分解斜視図である。
図10Aに示すように、本実施の形態に係る入力装置100は、操作部10と、ケース110aおよびケース底部110bと、傾倒機構と、第1の検出部と、第2の検出部と、第3の検出部180と、第4の検出部152とを有する。なお、説明を簡潔にするために、実施の形態1と同様、第1の方向を+X方向とし、第3の方向を+Z方向とし、第1の方向に直交する方向かつ第3の方向に直交する方向を+Y方向とする。また、第1の方向に反対の方向を−X方向とし、第3の方向に反対の方向を−Z方向とし、第1の方向に直交する方向かつ第3の方向に直交する方向に反対の方向を−Y方向とする。
操作部10は、第3の検出部180を介して、後述する傾倒機構の傾倒部146と機械的に接続し、回転軸方向に沿った押圧方向に押圧されることによって押圧方向へと移動する。操作部10は、ケース110aおよびケース底部110bから露出した構成をしている。より詳細には、ケース110aおよびケース底部110bは、例えばプラスチックにより内部に空洞を有する直方体状に形成されている。ケース110aは、ケース底部110bと対向する面に、ケース110aの内側から外側へと貫通する開口を有している。操作部10は、ケース110aの開口から露出している。
傾倒機構は、2つの軸受部120aおよび120bと、傾倒部146と、軸部144とを有する。傾倒部146は、保持部142と回路基板150とを有する。また、傾倒部146には、第1の検出部と、第2の検出部と、第4の検出部152とが配置されている。また、後に詳述するように、第4の検出部は、操作部10の回転軸と交わる位置に配置されており、第1の検出部と第2の検出部とは、第4の検出部152を挟んで向かい合う位置に配置されている。
図10Bおよび図11に示すように、軸受部120aは、開口部122aと、突起(図示せず)とを有している。軸受部120bは、開口部122bと、突起(図示せず)とを有している。開口部122a、122bおよび突起の構成は、実施の形態1に示した開口部28および突起50と同様であるため、詳細な説明は省略する。軸受部120aおよび120bは、図10Bに示すように、ケース底部110bの対向する辺の対向する位置にねじ等により取り付けられている。つまり、軸受部120aまたは120bを+Y方向または−Y方向に平面視すると、開口部122aおよび122bの中心が一致するように配置されている。
傾倒部146は、保持部142と、回路基板150とを有する。保持部142は、回路基板150を保持する保持部である。保持部142は、−Z方向に平面視したときに±X方向に長尺な略長方形の形状をしている。保持部142の一方主面側には、凹部が形成されている。保持部142に形成された凹部には、回路基板150がはめ込まれ、保持されている。保持部142の一方主面側と反対側の他方主面側には、軸部144が配置されている。
軸部144は、−Z方向に平面視したときに略長方形の保持部142の中心を通り、かつ、±Y方向に延びる形状をしている。軸部144は、2つの軸受部120aおよび120bの開口部122aおよび122bの内部にそれぞれ両端が配置され、傾倒部146を+Z方向または−Z方向に傾倒させるときの軸となる部分である。
傾倒部146が軸部144を軸として傾倒することにより、保持部142に保持された回路基板150および回路基板150に配置された第1の検出部材154aおよび第2の検出部材154b、第4の検出部152、回転部180が配置されたフレーム160および操作部10も連動して傾倒する。これにより、入力装置1を−Z方向に平面視した場合、操作部10は、軸部144が配置された位置に対して+X方向または−X方向に移動する。なお、軸部144は、実施の形態1に示した軸部44と同様の構成であるため詳細な説明は省略する。
回路基板150は、電子部品等が搭載された基板である。回路基板150には、第1の検出部を構成する第1の検出部材154aと、第2の検出部を構成する第2の検出部材154bと、第4の検出部152とが配置されている。図11に示すように、第4の検出部152は、操作部10の回転軸と交わる位置に配置されている。第1の検出部を構成する第1の検出部材154aと第2の検出部を構成する第2の検出部材154bとは、第4の検出部152を挟んで向かい合う位置に配置されている。
第1の検出部は、第1の検出部材154aと第3の押圧部とで構成されている。第2の検出部は、第2の検出部材154bと第3の押圧部とで構成されている。第1の検出部材154aおよび第2の検出部材154bは、実施の形態1に示した第1の検出部材34aおよび第2の検出部材34bと同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。第3の押圧部は、フレーム基板161およびスペーサ170で構成される。第3の押圧部は、実施の形態1に示した第1の押圧部24aおよび第2の押圧部24bと同様、後述する第1の検出部材154aおよび第2の検出部材154bとそれぞれ接触する。
また、軸部144とケース底部110bとの間には、回路基板130が配置されている。回路基板130は、電子部品等が搭載された基板である。回路基板130は、配線基板130aと引き出し配線136とを有する。回路基板130は、操作者が操作部10により入力した操作を、対応する装置等に電気信号として出力する引き出し配線136を有している。なお、引き出し配線136の構成は、実施の形態1に示した配線群36と同様であるため、詳細な説明を省略する。
また、第3の検出部180は、操作部10の回転によって回転する回転部180bを有する。第3の検出部180については、後に詳述する。
第4の検出部152は、第3の検出部180と傾倒部146との間の位置に配置されている。
第4の検出部152は、操作部10が押し込まれたか否かを検出する検出部である。第4の検出部152は、第3の検出部180よりも押圧方向に位置しており、操作部10の押圧方向への移動によって押圧方向に押圧される。第4の検出部152は、例えば圧力センサである。操作部10が押し込まれた場合、後述する回転部180およびフレーム160も操作部10に連動して押し込まれる。これにより、第4の検出部152に圧力が加えられる。このときの圧力変化を第4の検出部152により検出することで、操作部10が押し込まれたことが検出される。
第4の検出部152により操作部10が押し込まれたことが検出されると、回路基板130および150を介して、電気信号が、回路基板130に配置された引き出し配線136から外部の装置等に出力される。
また、入力装置100は、第3の押圧部と、ガイド部とをさらに備えている。第3の押圧部は、スペーサ170と、図11に示したフレーム160の一部を構成するフレーム基板161とで構成される。第3の押圧部は、第3の検出部180と第4の検出部152との間の位置に配置されて第3の検出部180を保持し、操作部10が押圧方向へと移動することにより押圧方向へと移動し第4の検出部152を押圧する。また、第3の押圧部は、少なくとも2つの挿入孔を有している。
また、ガイド部は、回転軸に沿って延伸し、第3の押圧部と傾倒機構とを機械的に接続するレール部を有している。レール部は、挿入孔に通された少なくとも2つのレール部材を有する。
例えば、ガイド部は、以下に説明するように、フレーム160の一部を構成する挿入孔166a、166b、166cおよび166dと、内側ガイド164a、164b、164cおよび164dと、レール部材168a、168b、168cおよび168dとで構成される。ガイド部は、第3の押圧部の押圧方向への移動をガイドする。
図12は、本実施の形態に係る入力装置におけるフレーム160の構成を示す概略図である。
図11および図12に示すように、フレーム160は、フレーム基板161と、外側ガイド162a、162b、162cおよび162dと、内側ガイド164a、164b、164cおよび164dと、挿入孔166a、166b、166cおよび166dと、レール部材168a、168b、168cおよび168dとを有している。
フレーム基板161の四隅には、挿入孔166a、166b、166cおよび166dが形成されている。そして、フレーム基板161の傾倒機構140と対向する一方主面において、挿入孔166a、166b、166cおよび166dの縁からフレーム基板161の外側の領域には、外側ガイド162a、162b、162cおよび162dがフレーム基板161から傾倒機構140の方向に延びるように形成されている。また、フレーム基板161の傾倒機構140と対向する一方主面において、挿入孔166a、166b、166cおよび166dの縁からフレーム基板161の内側の領域には、内側ガイド164a、164b、164cおよび164dがフレーム基板161から傾倒機構140の方向に延びるように形成されている。このとき、外側ガイド162a、162b、162cおよび162dのほうが、内側ガイド164a、164b、164cおよび164dよりも、フレーム基板161から傾倒機構140のほうへ長く延びた構成となっている。なお、挿入孔は、4つに限らず、フレーム基板161に少なくとも2つ形成されていればよい。
また、図11に示すように、挿入孔166a、166b、166cおよび166dには、それぞれレール部材168a、168b、168cおよび168dの一端側が移動可能に挿入されている。なお、レール部材は、フレーム基板161に少なくとも2つ形成されていればよく、4つに限らず、挿入孔の数に応じて変更してもよい。
また、フレーム160は、保持部142に取り付けられている。より具体的には、フレーム160を構成するレール部材168a、168b、168cおよび168dの他方端が、保持部142に形成された孔144a、144b、144cおよび144dに移動可能に挿入されている。これにより、フレーム160は、操作部10が−Z方向に押し込まれたときに、レール部材168a、168b、168cおよび168dに沿ってフレーム基板161が移動するので、−Z方向以外の方向にずれることなく、−Z方向に移動することができる。
第3の検出部180は、触覚機構180aと回転部180bとで構成されている。図13は、本実施の形態に係る入力装置100における第3の検出部180の構成を示す概略図である。
図13に示すように、第3の検出部180は、筒状の回転部180bの内側に、触覚機構180aが配置された構成をしている。
触覚機構180aは、磁性粘性流体を利用したデバイス(MRFデバイス)であり、磁力を変化させることにより、操作者に与える操作部10の触感を調整することができる。触覚機構180aは、図13に示すように、コイル181と、磁性粘性流体182と、ローター183とを備えている。コイル181は、磁性粘性流体182の周囲に配置されており、ローター183は、磁性粘性流体の内部に配置されている。また、ローター183の中心軸にはギア185aが接続されている。
コイル181は、電源186に接続されている。電源186は、コイル181に所定の電流を印加する電源である。電源186からコイル181に印加される交流電流の大きさおよびタイミングを変化させることにより、磁性粘性流体182の磁力を変化させることができる。これにより、ローター183に与えられる力が変化するため、操作者に与える操作部10の触感を変化させることができる。
例えば、操作者が操作部10を回転させるにつれて連続的に重さが変化するような触感や、操作者が操作部10を回転させたときに、所定の角度ごとにカチッカチッという離散的な力(クリック感)を与えるように、電源186からコイル181に印加する交流電流の大きさおよびタイミングを制御してもよい。
また、回転部180bは、ロータリーエンコーダであり、ギア185bに接続されている。回転部180bは、ローター183の回転を検出する検出部であり、ギア185aとギア185bとがかみ合うことにより、ローター183の回転が検出される。また、検出された回転角度に応じて電源186から印加される交流電流の大きさを調整することにより、操作部10において操作者に与える触感を調整することができる。
また、第3の検出部180は、図11に示すように、スペーサ170およびスペーサ190の間に挟まれ、スペーサ170およびスペーサ190がフレーム160に例えばねじ止めされることにより、フレーム160に取り付けられている。
[2−3.入力装置100の動作]
以下、入力装置100の回転、傾倒および押し込み時の動作について、実施の形態1に示した入力装置1と異なる点について説明する。
実施の形態1に示した入力装置1では、定常状態から操作部10を押し込んだ場合、回転部32のヘッド部32aが本体部32bに押し込まれる。よって、入力装置1では、回転部32においてヘッド部32aが本体部32bに押し込まれたことが検出されることにより、スイッチの切り替え等の入力操作が行われる。つまり、入力装置1では、操作部10の回転動作と押し込み動作の双方が回転部32により検出される。
これに対し、本実施の形態に示した入力装置100では、操作部10を−Z方向に押し込む動作を行っても第3の検出部180の触覚機構180aと回転部180bの配置関係は変更されず、第3の検出部180が配置されたスペーサ170を介してフレーム160が−Z方向に移動する。したがって、操作部10の回転動作は第3の検出部180において回転動作として検出され、操作部10の押し込み動作はフレーム160の押し込み動作として検出される。
このように、入力装置100では、操作部10の回転動作と押し込み動作とを行う機構が分離されているので、MRFデバイスのように操作部10の下に操作部10を押し込む機構を設けることができない回転部を配置した場合であっても、操作部10の押し込み操作を検出することができる。また、操作部10の回転動作と押し込み動作のそれぞれによる入力操作を安定して行うことができる。
また、本実施の形態に係る入力装置100では、フレーム160を設けているため、操作部10が−Z方向に押し込まれると、レール部材168a〜168dがフレーム160の外側ガイド162a〜162dと内側ガイド164a〜164dとにガイドされながら−Z方向に移動する。したがって、フレーム160の上方に配置された回転部180および操作部10は、±X方向および±Y方向にぶれることなく、第4の検出部152に対して押し込まれる。したがって、入力装置100では、操作部10の押し込みによるスイッチの切り替え操作をより安定して行うことができる。
[2−4.効果等]
以上、本実施の形態に係る入力装置100によると、操作部10の回転動作を行い検出する回転部180とは別に、操作部10の押し込み動作を検出する第4の検出部152を用いている。これにより、操作部10の下に操作部10を押し込む機構を設けることができない回転部を配置した場合であっても、操作部10の押し込み操作を検出することができる。また、操作部10の回転動作と押し込み動作とを行う機構が分離されているので、操作部10の入力操作をより安定して行うことができる。
また、本実施の形態に係る入力装置100では、フレーム160を用いることにより、操作部10が−Z方向に押し込まれたときに、フレーム160の上部に配置された回転部180とともにフレーム160が押し込まれ、フレーム160はレール部材168a〜168dに沿って−Z方向に移動する。これにより、操作部10は、−Z方向以外の方向に押し込まれることなく、操作部10の入力動作を安定して行うことができる。
(実施の形態1の変形例2)
なお、実施の形態1の変形例1に係る入力装置100は、上述した構成に限らず、以下のような変更を加えてもよい。
例えば、ケース110aおよびケース底部110bを透明樹脂などの光透過性を有する材料で形成し、ケース110aおよびケース底部110bで囲まれた領域にLED等の発光素子を配置し、操作部10の回転、傾倒および押し込み操作に応じて発光素子を発光させてもよい。このとき、回転、傾倒および押し込み操作に応じて発光パターンを変更させてもよいし、発光色を変更させてもよい。
また、ケース110aおよびケース底部110bで囲まれた領域に代えて、操作部10を透明樹脂などの光透過性を有する材料で形成し、円筒状の回転部180bの内部と操作部10とで囲まれた領域にLEDを配置してもよい。
これにより、入力装置100を使用する操作者は、発光素子の色または発光パターンの変化によって、操作部10の入力状態を確認することができる。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の実施の形態に係る入力装置について説明したが、入力装置は上述した実施の形態に限らず、変更を加えてもよい。
例えば、第1の検出部材、第2の検出部材および第4の検出部は、圧力センサであってもよいし、電極パッド等により導通を検出する検出部であってもよい。
また、上述した実施の形態では、触覚機構として磁性粘性流体を用いたデバイスを用いたが、触覚機構はこれに限らず、他のデバイスであってもよい。例えば、操作部の回転角度に応じて振動を発生する振動デバイス、光を発生する発光デバイス等であってもよい。
また、操作部を、透光性を有する材料で形成するとともに内部を空洞にし、当該空洞にLED等の発光素子を配置し、操作の種類に応じて発光を変化させてもよい。
また、操作部の傾倒方向は±X方向の一方向に限らず、±XY方向等、複数の方向であってもよい。この場合、複数の方向のそれぞれに対応して、操作部の傾倒を検出する検出部が配置されている構成としてもよい。
また、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も含まれてもよい。
本開示による入力装置は、テレビ、オーディオ機器、照明機器、空調機器等の複数の電気機器の調整を行う入力装置として有用である。
1、100 入力装置
10 操作部
20 基板
22 基台
24a 第1の押圧部(第1の検出部)
24b 第2の押圧部(第2の検出部)
26、120a、120b 軸受部(傾倒機構)
28、122a、122b 開口部(傾倒機構)
30、130、150 回路基板(傾倒部、傾倒機構)
30a、130a 配線基板
32、180 第3の検出部
32a、180b 回転部
32b 本体部
34a、154a 第1の検出部材(第1の検出部)
34b、154b 第2の検出部材(第2の検出部)
36、136 引き出し配線
42、142 保持部(傾倒部、傾倒機構)
44、144 軸部(傾倒機構)
46、146 傾倒部
46a 第1の面
46b 第2の面
48a 第1の湾曲面
48b 第2の湾曲面
50 突起
110a ケース
110b ケース底部
152 第4の検出部
160 フレーム(ガイド部)
161 フレーム基板
162a、162b、162c、162d 外側ガイド
164a、164b、164c、164d 内側ガイド
166a、166b、166c、166d 挿入孔
168a、168b、168c、168d レール部材
170、190 スペーサ
180a 触覚機構
181 コイル
182 磁性粘性流体
183 ローター
185a、185b ギア
186 電源

Claims (12)

  1. 回転軸を中心として回転し、前記回転軸と直交する第1の方向に傾倒し、前記第1の方向と反対方向である第2の方向に傾倒する操作部と、
    前記操作部と機械的に接続され、前記操作部の前記第1の方向への傾倒によって前記第1の方向へと傾倒し、前記操作部の前記第2の方向への傾倒によって前記第2の方向へと傾倒する傾倒部を有する傾倒機構と、
    前記傾倒部が前記第2の方向へと傾倒することにより前記回転軸方向に沿う第3の方向に移動する第1の検出部材と、前記第1の検出部材よりも前記第3の方向に位置し前記傾倒部が前記第2の方向へと傾倒することにより前記第1の検出部材を押圧する第1の押圧部とを有する第1の検出部と、
    前記傾倒部が前記第1の方向へと傾倒することにより前記回転軸方向に沿う第4の方向に移動する第2の検出部材と、前記第2の検出部材よりも前記第4の方向に位置し前記傾倒部が前記第4の方向へと傾倒することにより前記第2の検出部材を押圧する第2の押圧部とを有する第2の検出部と、
    を備える入力装置。
  2. 前記第3の方向と前記第4の方向とは同じ方向であり、
    前記第1の検出部材は、前記回転軸よりも前記第1の方向に位置しており、
    前記第2の検出部材は、前記回転軸よりも前記第2の方向に位置している、
    請求項1記載の入力装置。
  3. 前記傾倒機構は、
    前記回転軸と直交する方向かつ前記第1の方向と直交する方向である第4の方向に延び、前記傾倒部と機械的に結合する軸部と、
    前記軸部が挿入される開口部を有し、前記開口部に前記軸部を保持する軸受部と、
    をさらに有する
    請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記軸部の、前記回転軸方向に位置する第1の面は、少なくとも前記開口部の内壁と向かい合う領域で平坦に形成されている、
    請求項3記載の入力装置。
  5. 前記軸部は、
    前記第1の面と向かい合う位置に、平坦に形成された第2の面を有し、
    前記第1の面よりも前記第1の方向に位置し、前記第1の方向に凸となるように湾曲して前記第1の面と前記第2の面とをつなぐ第1の湾曲面と、
    前記第1の面よりも前記第2の方向に位置し、前記第2の方向に凸となるように湾曲して前記第1の面と前記第2の面とをつなぐ第2の湾曲面と、
    を少なくとも前記開口部の内壁と向かい合う領域に有する、
    請求項4記載の入力装置。
  6. 前記第1の面と向かい合う位置にある前記開口部の内壁は、前記第2の面に向かって突出する突起を有する、
    請求項5記載の入力装置。
  7. 前記操作部の回転によって回転する回転部を有する第3の検出部をさらに備え、
    前記操作部は、前記第3の検出部を介して前記傾倒部と機械的に接続し、前記回転軸方向に沿った押圧方向に押圧されることによって前記押圧方向へと移動し、
    前記回転部は、前記操作部の押圧方向への移動によって前記押圧方向へと移動する、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の入力装置。
  8. 前記操作部の回転によって回転する回転部を有する第3の検出部と、
    前記第3の検出部と前記傾倒部との間の位置に配置された第4の検出部と、
    をさらに備え、
    前記操作部は、前記第3の検出部を介して前記傾倒部と機械的に接続し、前記回転軸方向に沿った押圧方向に押圧されることによって前記押圧方向へと移動し、
    前記第4の検出部は、前記第3の検出部よりも前記押圧方向に位置しており、前記操作部の前記押圧方向への移動によって前記押圧方向に押圧される、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の入力装置。
  9. 前記第3の検出部と前記第4の検出部との間の位置に配置されて前記第3の検出部を保持し、前記操作部が前記押圧方向へと移動することにより前記押圧方向へと移動し前記第4の検出部を押圧する第3の押圧部と、
    前記第3の押圧部の前記押圧方向への移動をガイドするガイド部と、
    をさらに備える、
    請求項8記載の入力装置。
  10. 前記ガイド部は、前記回転軸に沿って延伸し、前記第3の押圧部と前記傾倒機構とを機械的に接続するレール部を有する、
    請求項9記載の入力装置。
  11. 前記第3の押圧部は、少なくとも2つの挿入孔を有し、
    前記レール部は、前記挿入孔に通された少なくとも2つのレール部材を有する、
    請求項10記載の入力装置。
  12. 前記第1の検出部と、前記第2の検出部と、前記第4の検出部とは、前記傾倒部に配置されており、
    前記第4の検出部は、前記操作部の前記回転軸と交わる位置に配置されており、
    前記第1の検出部と前記第2の検出部とは、前記第4の検出部を挟んで向かい合う位置に配置されている、
    請求項8〜11のいずれか1項に記載の入力装置。
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