JPWO2019098046A1 - 車輌用灯具 - Google Patents

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Abstract

高い被視認性を確保した上で必要な各方向へ向けて十分な光量の光を照射する。厚み方向における少なくとも一方の面が出光面(6b)として形成された面状発光体(6)と、出光面から出光される拡散光を所定の方向へ向かうように制御する光学部(7)とを備え、光学部の少なくとも一部が出光面の外周(6c)より外側に位置される。これにより、高い被視認性を確保した上で必要な各方向へ向けて十分な光量の光を照射することができる。

Description

本発明は、光源として面状発光体を備えた車輌用灯具についての技術分野に関する。
車輌用灯具には、光源として面状発光体を備えたものがある。面状発光体としては、例えば、有機EL(Electro Luminescence)層を有する面状発光体が用いられることがある(特許文献1参照)。発光層である有機EL層は、全方位に拡散光を出光する(ランバーシアン配光)。このような有機EL層を有する面状発光体は、厚み方向における少なくとも一方の面が拡散光を出光する出光面として形成されている。
特開2017−107835号公報
ところで、車輌用灯具には、灯具の正面方向への出光に加えて、所定の方向に出光を行うものがある。例えば、車輌の左右側部に配置されるサイドターンシグナルランプは、灯具の正面方向である車輌側方に出光を行うとともに、灯具の側方に相当する車輌後方の一定の範囲に出光を行う。
このような車輌用灯具の光源として面状発光体を用いた場合には、灯具の小型化及び薄型化が可能となるほか、均一面発光により被視認性を高めることができる。他方、光源のランバーシアン配光の特性により、出光面の側方に照射される光の光度が不足する虞があった。このため、灯具の正面方向並びに側方に出光を行う車輌用灯具にあっては、出光面の正面方向へ出光される光の十分な光量を保った上で、出光面の側方に出光される光の光量を増加させることが望ましい。
そこで、本発明は、高い被視認性を確保した上で必要な各方向へ向けて十分な光量の光を照射することを目的とする。
本発明に係る車輌用灯具は、厚み方向における少なくとも一方の面が出光面として形成された面状発光体と、前記出光面から出光される拡散光を所定の方向へ向かうように制御する光学部とを備え、前記光学部の少なくとも一部が前記出光面の外周より外側に位置されたものである。
これにより、光学部の少なくとも一部が出光面上に位置されない。
上記した車輌用灯具においては、前記光学部の全体が前記出光面の外周より外側に位置されることが望ましい。
これにより、光学部の全体が出光面上に位置されない。
上記した車輌用灯具においては、前記光学部に反射面が形成されることが望ましい。
これにより、光学部に入射された光が反射面で反射されて所定の方向へ向かうように制御される。
上記した車輌用灯具においては、前記光学部としてプリズムが設けられることが望ましい。
これにより、光学部に入射された光がプリズムにより屈曲されて所定の方向へ向かうように制御される。
上記した車輌用灯具においては、前記面状発光体を覆うカバーが設けられ、前記カバーの一部が前記光学部として設けられることが望ましい。
これにより、カバーの一部が拡散光を制御する機能を有する。
上記した車輌用灯具においては、前記光学部の少なくとも一部が前記面状発光体に接することが望ましい。
これにより、面状発光体の出光面と直交する方向において、車輌用灯具の大型化を抑制することができる。
本発明によれば、光学部の少なくとも一部が出光面上に位置されないことで、出光面の正面方向へ出光される光の十分な光量を保った上で、所定の方向へ出光される光の光量が増加されるため、高い被視認性を確保した上で必要な各方向へ向けて十分な光量の光を照射することができる。
図2乃至図16と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の構成例を示す断面図である。 車輌用灯具を車輌側面から見た図である。 面状発光体の前端側に光学部として反射部材が設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体の前端側に光学部として反射部材が設けられた他の構成例を示す模式図である。 面状発光体の前端側に光学部としてリフレクターが設けられた構成例を示す模式図である。 カバーの前端部が光学部として形成された構成例を示す模式図である。 面状発光体の後端側に光学部としてプリズムが設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体の後端側に光学部としてプリズムが設けられた他の構成例を示す模式図である。 面状発光体の後端側に光学部としてプリズムが設けられた別の他の構成例を示す模式図である。 カバーの後端部が光学部として形成された構成例を示す模式図である。 面状発光体の後端側に光学部としてプリズムが設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体の後端側に光学部としてプリズムが設けられた他の構成例を示す模式図である。 面状発光体の下端側に光学部としてプリズムが設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体の下端側に光学部としてプリズム体が設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体の下端側に光学部として拡散板が設けられた構成例を示す模式図である。 面状発光体が配置された撮像部を示す断面図である。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具を車輌側方から車輌後方に亘る方向に照明光を照射するサイドターンシグナルランプに適用したものである。尚、本発明は、ヘッドランプ、テールランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ又はこれらの組み合わせであるコンビネーションランプ等の各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、面状発光体の出光面が向く方向を右方(側方)として前後上下左右の方向を示すものとする。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<車輌用灯具の構成>
車輌用灯具1は、それぞれ車輌の左右両側の側部100、100に取り付けられて配置されている。以下では、車輌の右側の側部100に取り付けられた車輌用灯具1の構成を説明する。
車輌用灯具1は、右方に開口された凹部を有するランプハウジング2と、ランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている。
灯室5には、面状発光体6と面状発光体6から出光された光を制御する光学部7とが配置されている。面状発光体6と光学部7は図示しないフレームに保持されている。尚、図1に示した光学部7は具体的な形状等を示しておらず、概念的に示した一例である。
面状発光体6としては、例えば、自発光する有機EL(Electro Luminescence)層を有する平板状のタイプが用いられている。面状発光体6の厚み方向における一方の面は、外周部6aを除いた領域が拡散光を出光する出光面6bとして形成されている。
光学部7は、面状発光体6の、例えば、前端側に位置され、少なくとも一部が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。従って、光学部7は少なくとも一部が外周6cを通り左右に延びる仮想線Sより前側に位置されている。よって、面状発光体6は、一部が出光面6bの外周6cより外側に位置され、又は、全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
上記のように構成された車輌用灯具1において、出光面6bから光が出光されると、光は一部を除いて出光面6bの正面方向(右方)へ向かい、カバー3を透過して車輌側方Xへ向けて照射される(光L1)。又、出光面6bから出光される光はランバーシアン光であるため、出光面6bから出光された光の一部は出光面6bの正面方向以外の方向へ向かう。
出光面6bから出光され出光面6bの正面方向以外の方向へ向かった光は、一部を除いた光L2aがカバー3を透過して車輌後方Y2、車輌上方W1又は車輌下方W2へ向けて照射される(図1及び図2参照)。出光面6bから出光され出光面6bの正面方向以外の方向へ向かった光の一部L2bは光学部7に入射される。尚、光学部7の一部が出光面6bの外周6cより内側に位置されている場合には、出光面6bから正面方向に向かった光の一部L1aも光学部7に入射される。又、光学部7の面状発光体6に対する位置によっては、出光面6bから車輌前方Y1側へ向かった光L2cが光学部7の周囲を通過され車輌前方Y1へ向けて照射される場合もある。光学部7に入射された光は光学部7によって車輌後方Y2へ向かうように制御される。尚、車輌用灯具1において車輌前方Y1側への光の照射が不要な場合には、出光面6bから車輌前方Y1側へ向かった光を遮蔽又は反射する遮光部や反射部を形成してもよい。
以下、光学部7の構成例を説明する(図3乃至図15参照)。尚、光学部7の構成例の説明において、参照する図には、図6及び図10を除き、面状発光体6と光学部7のみを示し、灯具外筐4は省略する。
図3に示す車輌用灯具1Aは、光学部7Aとして設けられ面状発光体6の前端側に配置された反射部材8を備えている。
反射部材8は、例えば、上下方向に延びる略三角柱状に形成されている。反射部材8は、車輌前方Y1を向く第1の側面8aと、一端が第1の側面8aに連続され車輌側方Xを向く第2の側面8bと、両端が第1の側面8aと第2の側面8bにそれぞれ連続された反射面8cとを有している。
反射面8cは、例えば、反射部材8の一部に金属蒸着等が施されることで形成されている。反射面8cは、例えば、凹面状に形成されている。反射面8cに入射された光L2は、反射面8cによって反射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
反射部材8は、全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
図4に示す車輌用灯具1Bは、光学部7Bとして設けられ面状発光体6の前端側に配置された反射部材9を備えている。
反射部材9は、例えば、上下方向に延びる略三角柱状に形成されている。反射部材9は、車輌前方Y1を向く第1の側面9aと、一端が第1の側面9aに連続され一部が面状発光体6に当接する第2の側面9bと、両端が第1の側面9aと第2の側面9bにそれぞれ連続された平面状の反射面9cとを有している。反射面9cに入射された光L2は、反射面9cによって反射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
反射部材9は、全体が面状発光体6の外周6cより外側に位置されている。
又、反射部材9は面状発光体6に接している。反射部材9は面状発光体6に接しない構成とされてもよいが、反射部材9が面状発光体6に接する場合には、左右方向において車輌用灯具1Bの大型化を抑制することができる。
図5に示す車輌用灯具1Cは、光学部7Cとして設けられ面状発光体6の前端側に配置されたリフレクター10を備えている。
リフレクター10は、上下方向に延びる板状の反射部11と、反射部11を保持する図示しない保持部とを有している。反射部11は、厚み方向における面状発光体6側の面が反射面11aとして形成されている。反射面11aは前方に凹の曲面形状に形成されている。反射面11aに入射された光L2は、反射面11aによって反射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
リフレクター10は、全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
図6に示す車輌用灯具1Dは、カバー3の前端部3aが光学部7Dとして設けられている。
カバー3の前端部3aは、後方へ行くに従って側方に変位するように緩やかに傾斜されている。前端部3aの内面は、例えば、金属蒸着等が施されることで反射面3xとして形成されている。反射面3xは、例えば、曲面状に形成されている。反射面3xに入射された光L2は、反射面3xによって反射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
尚、上記には、光学部7A 、7C、7Dにおいて反射面8c、11a、3xが曲面状に形成された例を示したが、反射面8c、11a、3xは平面状に形成されていてもよい。又、光学部7Bにおいて反射面9cが平面状に形成された例を示したが、反射面9cは曲面状に形成されていてもよい。さらに、反射面8c、11a、3x、9cは、鏡面反射を行う反射面として形成されていてもよく、拡散反射を行う反射面(反射ステップ)として形成されていてもよい。
又、上記には、各構成において一つの反射部材8、反射部材9又はリフレクター10が設けられた例を示したが、光学部7としての反射部材8、反射部材9又はリフレクター10は複数設けられていてもよい。尚、複数の光学部7、7、・・・が設けられる場合においても、光学部7、7、・・・の少なくとも一部ずつは出光面6bの外周6cより外側に位置される。
図7に示す車輌用灯具1Eは、光学部7Eとして面状発光体6の後端側に配置されたプリズム12を備えている。
プリズム12は、例えば、上下方向に延びる三角柱状に形成されている。プリズム12は、車輌前方Y1を向く第1の側面12aと、一端が第1の側面12aに連続され面状発光体6に当接する第2の側面12bと、両端が第1の側面12aと第2の側面12bにそれぞれ連続された第3の側面12cとを有している。
プリズム12は、第1の側面12aが入射面として形成され、第3の側面12cが出射面として形成されている。第1の側面12aからプリズム12に入射された光L2は第1の側面12aと第3の側面12cにおいて屈曲されて第3の側面12cから出射され、車輌後方Y2へ向かうように制御される。
プリズム12は、全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
尚、プリズム12は、一部が出光面6bの外周6cより内側に位置されていてもよい(図8参照)。車輌用灯具1Fにおいて光学部7Fとして設けられたプリズム12は、第2の側面12bの一部が出光面6b上に位置されるように配置されている。この場合には、第2の側面12bの一部も入射面として機能し、第2の側面12bの一部に入射された光L2は第2の側面12bにおいて屈曲されて第2の側面12bから出射され、車輌後方Y2へ向かうように制御される。第1の側面12aと第2の側面12bの一部が入射面とされることで、プリズム12への入光量が増え、車輌後方Y2へ向かう光L2の量を増加させることができる。
又、上記には、プリズム12の第2の側面12bが面状発光体6に当接している例を示したが、プリズム12は面状発光体6と他の状態で接していてもよい。
例えば、図9に示す車輌用灯具1Gにおいて光学部7Gとして設けられたプリズム12は、面状発光体6側に傾斜されている。プリズム12は、入射面として形成された第1の側面12aと第2の側面12bの境界線が面状発光体6に接している。このとき、第3の側面12cから出光される光L2の出光領域が出光面6bから離隔した領域Rになる。従って、プリズム12を傾斜させることで、配光設計の自由度を向上させることができる。
尚、プリズム12は、カバー3の一部として設けられていてもよい。例えば、図10に示す車輌用灯具1Hにおいては、カバー3の後端部3bが光学部7Hとして設けられている。後端部3bは灯室5側の内面が入射面3yとして形成され、外面が出射面3zとして形成されている。
図11に示す車輌用灯具1Iは、光学部7Iとして面状発光体6の後端側に配置されたプリズム13を備えている。
プリズム13は、例えば、上下方向に延びる三角柱状に形成されている。プリズム13は、面状発光体6に当接する第1の側面13aと、第1の側面13aの前端に連続され後方へ行くに従って側方に変位するように傾斜された第2の側面13bと、両端が第1の側面13aと第2の側面13bにそれぞれ連続された第3の側面13cとを有している。プリズム13は、第1の側面13aの一部が出光面6b上に位置されるように配置されている。
プリズム13は、第1の側面13aの一部が入射面として形成され、第3の側面13cが出射面として形成されている。第1の側面13aからプリズム13に入射された光L2xは、第3の側面13cにおいて屈曲されて、車輌後方Y2へ向かうように制御される。又、第2の側面13bも入射面として形成され、第2の側面13bからプリズム13に入射された光L2yは、第2の側面13bと第3の側面13cにおいて屈曲されて第3の側面13cから出射され、車輌側方Y2へ向かうように制御される。
図12に示す車輌用灯具1Jは、光学部7Jとして面状発光体6の後端側に配置されたプリズム14を備えている。
プリズム14は、例えば、上下方向に延びる三角柱状に形成されている。プリズム14は、面状発光体6に当接する第1の側面14aと、第2の側面14bの後端に連続され車輌後方Yを向く第2の側面14bと、両端が第1の側面14aと第2の側面14bにそれぞれ連続された第3の側面14cとを有している。第1の側面14aの一部は出光面6b上に位置されている。第3の側面14cは金属蒸着等が施され反射面として形成されている。
プリズム14は、第1の側面14aの一部が入射面として形成され、第2の側面14bが出射面として形成されている。第1の側面14aの一部からプリズム14に入射された光L2は第3の側面14cで内面反射されて第2の側面14b側へ向かう。光L2は、第2の側面14bから出射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。プリズム14の外側において第3の側面14cに入射された光L3は、第3の側面14cで反射されて車輌側方Xへ向かうように制御される。従って、車輌後方Yへ出光される光L2の量を制御しつつ、車輌側方Xに出光される光の量を増加することができる。
図13に示す車輌用灯具1Kは、光学部7Kとして面状発光体6の下端側に配置されたプリズム15を備えている。尚、プリズム15は面状発光体6の上端側に配置されていてもよい。
プリズム15は、例えば、左右方向に延びる三角柱状に形成されている。プリズム15は、車輌後方Y2を向く第1の側面15aと、一端が第1の側面15aに連続され面状発光体6側を向く第2の側面15bと、両端が第1の側面15aと第2の側面15bにそれぞれ連続された第3の側面15cとを有している。
プリズム15は、第2の側面15bが入射面として形成され、第3の側面15cが内面反射面として形成され、第1の側面15aが出射面として形成されている。第2の側面15bからプリズム15に入射された光L2は第3の側面15cで内面反射されて第1の側面15a側へ向かい、第1の側面15aから出射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
プリズム15は全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
又、プリズム15は、第2の側面15bが出光面6bに近付く方向へ傾斜されている。入射面である第2の側面15bが出光面6bに近付く方向へ傾斜されることで、プリズム15への入光量を増加させることができる。
尚、プリズム15は、面状発光体6側へ傾斜されていなくてもよい。プリズム15が傾斜されず、プリズム15が面状発光体6に面接触されている場合には、プリズム15の左右方向における大型化を抑制することができる。
尚、上記にはプリズム15が光学部7Kとして用いられた例を示したが、複数のプリズム部を組み合あわせたプリズム体が光学部7として用いられてもよい。
例えば、図14に示す車輌用灯具1Lにおいては、プリズム15に代えてプリズム体16が光学部7Lとして設けられている。
プリズム体16は側方視において前後に延びる三角形状に形成され、最も前側に位置された前部16aと、前端が前部16aの後端に連続された中間部16bと、前端が中間部16bの後端に連続された後部16cとから成る。中間部16bの厚みは前部16aの厚みより小さくされ、後部16cの厚みより大きくされている。従って、前部16aの後面の一部と中間部16bの後面の一部とが段差面として形成され、これらの段差面と後部13cの後面とが出射面16d、16d、16dとして形成されている。
プリズム体16は全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
又、プリズム体16は、入射面16eが出光面6bに近付く方向へ傾斜されている。入射面16eが出光面6bに近付く方向へ傾斜されることで、プリズム体16への入光量を増加させることができる。
プリズム体16において、面状発光体6側を向く側面は入射面16eとして形成されている。プリズム体16において、一端が入射面16eに連続され後方へ行くに従って下方に変位される側面は内面反射面16fとして形成されている。入射面16eからプリズム体16に入射された光L2は内面反射面16fで内面反射されて出射面16d、16d、16dの何れかの側へ向かい、それぞれ出射面16d、16d、16dから出射されて車輌後方Y2へ向かうように制御される。
上記には、面状発光体6の下端側に光学部7K、7Lとしてのプリズム15又はプリズム体16が設けられた例を示したが、プリズム15とプリズム体16の例は上記に限られない。例えば、面状発光体6の上端側と下端側にそれぞれプリズム15又はプリズム体16が設けられていてもよい。
又、プリズム15及びプリズム体16は、カバー3の一部として設けられていてもよい。例えば、図10で示した光学部7Hと同様に、カバー3の上端部と下端部の少なくとも一方にプリズム15又はプリズム16が一体に形成されていてもよい。
図15に示す車輌用灯具1Mにおいては、光学部7Mとして面状発光体6の下端側に配置された拡散板17が設けられている。尚、拡散板17は面状発光体6の上端側に配置されていてもよい。
拡散板17は、例えば、略前後方向に延びる平板状に形成され、厚み方向が略左右方向にされている。拡散板17は、車輌後方Y2へ行くに従って車輌側方Xに変位するように傾斜されており、拡散板17の前端と出光面6bの前端との間隔S1は、拡散板17の後端と出光面6bの後端との間隔S2より小さくされている。
拡散板17の厚み方向における面状発光体6側の面は、拡散面17aとして形成されている。
拡散面17aに入射された光は拡散され、車輌後方Y2へ向かうように制限される。このとき、拡散板17が車輌後方Y2へ行くに従って車輌側方Xに変位するように傾斜されているため、拡散面17aによって拡散された光が車輌後方Y2へ出光される。
拡散板17は全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。
上記には、面状発光体6の下端側に光学部7Mとしての拡散板17が設けられた例を示したが、拡散板17を用いた構成はこれに限られない。例えば、面状発光体6の上端側と下端側にそれぞれ拡散板17が設けられていてもよい。又、複数の拡散板17、17、・・・が厚み方向に積層されて光学部7Mとして設けられていてもよい。
<まとめ>
以上に記載した通り、車輌用灯具1(車輌用灯具1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I、1J、1K、1L、1M)にあっては、光学部7(光学部7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G、7H、7I、7J、7K、7L、7M)の少なくとも一部が出光面6bの外周6cより外側に位置され、出光面6bから出光された光の一部が光学部7によって車輌後方Y2へ向かうように制御される。
従って、光学部7の少なくとも一部が出光面6b上に位置されないため、出光面6bの正面方向(車輌側方X)へ出光される光の十分な光量を保った上で、出光面6bの側方(車輌後方Y2)へ出光される光の光量が増加され、高い被視認性を確保した上で必要な各方向へ向けて十分な光量の光を照射することができる。
又、光学部7A、7B、7C、7D、7E、7K、7L、7Mは全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている。従って、光学部7の全体が出光面6b上に位置されないため、出光面6bから出光され光学部7によって制御されない光の量、すなわち車輌側方Xへ向かう光L1の量を最大限にすることができる。
尚、上記には、光学部7A、7B、7C、7D、7E、7K、7L、7Mの全体が出光面6bの外周6cより外側に位置されている構成を示したが、これらの光学部7は、一部が出光面6bの外周6cより外側に位置されていてもよい。この場合には、光学部7の一部が出光面6b上に位置されることで、例えば、光学部7に入射される光の光量が増加され、車輌後方Y2へ向かう光の量を増加させることができる。
又、光学部7A、7B、7C、7Dには、反射面8c、9c、11a、3cが形成されている。従って、光学部7の機能が簡素な構成で実現されるため、製造コストの高騰を来たすことなく、必要な各方向に光を出光させることができる。
さらに、車輌用灯具1E、1F、1G、1I、1J、1K、1Lにおいては、光学部7E、7F、7G、7I、7J、7K、7Lとしてプリズム12、13、14、15又はプリズム体16が設けられている。従って、プリズム(プリズム体)が簡易な構成で高い光学性能を有するため、製造コストの高騰を来たすことなく配光設計の自由度の向上を図ることができる。
尚、上記には、プリズム12、13、14、15又はプリズム体16が上下方向に延びる三角柱形状に形成されている例を示したが、光学部7として用いられるプリズム(プリズム体)は断面形状が扇形状に形成されていてもよい。又、例えば、多孔質の拡散材など、他の導光性を有する部材が光学部7として用いられてもよい。
又、車輌用灯具1D、1Hにおいては、カバー3の一部が光学部7(光学部7D、7H)として設けられている。カバー3の一部が光制御機能を備えることで部品点数を削減することができると共に、一つの部品で複数の機能を実現することができる。
又、車輌用灯具1B、1E、1F、1G、1H、1I、1J、1K、1Lにおいては、光学部7が面状発光体6に接している。光学部7が面状発光体6に接することで、面状発光体6の出光面6bと直交する方向(車輌の左右方向)における車輌用灯具の大型化を抑制することができる。
尚、上記には、光学部7が出光面6bの前端側、後端側又は下端側(上端側)の何れか一つの位置に配置された例を示したが、車輌用灯具1は複数の位置に配置された光学部7、7、・・・を備えていてもよい。例えば、車輌用灯具1は、出光面6bの前端側に配置された光学部7Aと下端側に配置された光学部7Lをともに備えていてもよい。
さらに、上記には、面状発光体6及び光学部7が車輌の側部に配置された車輌用灯具1に設けられた例を示したが、面状発光体6及び光学部7は車輌の他の構造体に設けられてもよい。面状発光体は、例えば、車輌の側部から車体側方に突出されたサイドミラーにおいて灯具として設けられてもよい。
<その他>
車輌には、内部空間に撮像装置が配置された電子ミラー等の撮像部が車体から側方に突出して設けられることがある。車輌走行時の空気抵抗を低減させるために、車体から突出された部分の大きさができるだけ小さくされると共に突出される部分の数も少ないことが望ましい。そこで、以下に示す撮像部50のように、灯具として面状発光体を内蔵することが望ましい(図16参照)。
車輌の側部100から横斜め後方へ突出された撮像部50は、内部空間の壁面を形成する外筐51と、撮像装置52と、面状発光体53とを有している。外筐51の先端部の一部には、レンズ51aがはめ込まれている。撮像装置52はレンズ51aに対向されて配置されている。面状発光体53は屈曲されて、外筐51の内側において外筐51に沿って配置されている。面状発光体53は、例えば、サイドターンシグナルランプとして機能する。外筐51において、面状発光体6に面する部分は透明カバー部51bとして設けられている。
面状発光体53が屈曲されて配置されることで、撮像部50の大型化を来たすことなく撮像部50の内部空間に面状発光体53を配置することができる。又、面状発光体53が屈曲されることで、1つの光源で複数の方向(車輌側方Xと車輌後方Y2)に出光を行うことができる。
又、面状発光体53には透過部53aが形成されている。透過部53aは、発光層を有さず、外部から撮像装置52に入射される光を透過させるように形成されている。
尚、このように面状発光体53が撮像部50に配置される場合においても、上記した光学部7を配置して光が出光される方向を制御してもよい。
1…車輌用灯具、3…カバー、3x…反射面、6…面状発光体、6b…出光面、6c…外周、7…光学部、7A…光学部、7B…光学部、7C…光学部、7D…光学部、7E…光学部、7F…光学部、7G…光学部、7H…光学部、7I…光学部、7J…光学部、7K…光学部、7L…光学部、8…反射部材、8c…反射面、12…プリズム、13…プリズム、14…プリズム、15…プリズム、16…プリズム体、50…撮像部、52…撮像装置、53…面状発光体、53a…透過部

Claims (6)

  1. 厚み方向における少なくとも一方の面が出光面として形成された面状発光体と、
    前記出光面から出光される拡散光を所定の方向へ向かうように制御する光学部とを備え、
    前記光学部の少なくとも一部が前記出光面の外周より外側に位置された
    車輌用灯具。
  2. 前記光学部の全体が前記出光面の外周より外側に位置された
    請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. 前記光学部に反射面が形成された
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
  4. 前記光学部としてプリズムが設けられた
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
  5. 前記面状発光体を覆うカバーが設けられ、
    前記カバーの一部が前記光学部として設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用灯具。
  6. 前記光学部の少なくとも一部が前記面状発光体に接する
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の車輌用灯具。
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