JPWO2019087909A1 - 車両用ホイール - Google Patents

車両用ホイール Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019087909A1
JPWO2019087909A1 JP2019551218A JP2019551218A JPWO2019087909A1 JP WO2019087909 A1 JPWO2019087909 A1 JP WO2019087909A1 JP 2019551218 A JP2019551218 A JP 2019551218A JP 2019551218 A JP2019551218 A JP 2019551218A JP WO2019087909 A1 JPWO2019087909 A1 JP WO2019087909A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air chamber
communication hole
wheel
vehicle wheel
chamber member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019551218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6830547B2 (ja
Inventor
洋一 神山
洋一 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JPWO2019087909A1 publication Critical patent/JPWO2019087909A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830547B2 publication Critical patent/JP6830547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C19/00Tyre parts or constructions not otherwise provided for
    • B60C19/002Noise damping elements provided in the tyre structure or attached thereto, e.g. in the tyre interior
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/12Appurtenances, e.g. lining bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B21/00Rims
    • B60B21/02Rims characterised by transverse section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B2900/00Purpose of invention
    • B60B2900/10Reduction of
    • B60B2900/131Vibrations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B2900/00Purpose of invention
    • B60B2900/10Reduction of
    • B60B2900/133Noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

連通孔を介してタイヤ空気室内の水、水分等が副気室内へ進入することを阻止すること。車両用ホイールは、ウェル部(11c)を形成するリム(11)の一方の立ち上がり部に設けられる第1側壁(25c)と、ウェル部(11c)を形成するリム(11)の他方の立ち上がり部に設けられる第2側壁(25d)とを備え、副気室部材(10)は、内側に副気室(SC)と、副気室(SC)とタイヤ空気室とを連通させる連通孔(18a)が形成された管体(18)とを有し、管体(18)は、車両用ホイールの周方向に沿った副気室部材(10)の両方の端部にそれぞれ配置され、連通孔(18a)とウェル部(11c)の外周面(11d)との間には、クリアランス(42)が形成されている。

Description

本発明は、自動車等の車両用ホイールに関する。
従来技術では、タイヤ空気室内でヘルムホルツレゾネータとして機能する副気室部材を、ウェル部の外周面に固定したものが知られている。
副気室部材に関し、例えば、特許文献1には、レゾネータ本体の周方向端部に管体を備え、この管体の周方向一端側がタイヤ空気室に開口し、その周方向他端側が副気室内に連通する連通孔を有するものが開示されている。
特許第5978166号公報
ところで、特許文献1に開示された副気室部材は、タイヤ空気室に臨む連通孔の周方向一端側の下端部(管体の下端)がホイールリム面に接触している。このため、タイヤ空気室内で結露した水、水分やパンク修理剤の液が、ホイールリム面と接触する連通孔から進入して副気室内で水、水分等が残留するおそれがある。
この結果、副気室部材の副気室内の容積が低下することにより、消音性能が低下(気柱共鳴に起因するロードノイズの低減性能が低下)するおそれがある。また、ホイールバランスの低下をもたらすおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、連通孔を介してタイヤ空気室内の水、水分等が副気室内へ進入することを阻止することが可能な車両用ホイールを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材を、タイヤ空気室内でウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、前記ウェル部を形成するリムの一方の立ち上がり部に設けられる第1の縦壁と、前記ウェル部を形成する前記リムの他方の立ち上がり部に設けられる第2の縦壁と、を備え、前記副気室部材は、内側に副気室と、前記副気室と前記タイヤ空気室とを連通させる連通孔と、を有し、前記連通孔は、前記車両用ホイールの周方向に沿った前記副気室部材の一方の端部に配置され、前記連通孔と前記車両用ホイールとの間には、クリアランスが形成されていることを特徴とする。
本発明は、連通孔を介してタイヤ空気室内の水、水分等が副気室内へ進入することを阻止することが可能な車両用ホイールを得ることができる。
本発明の実施形態に係る車両用ホイールの斜視図である。 副気室部材の斜視図である。 図1のIII−III線に沿った拡大縦断面図である。 図1に示す副気室部材の周方向端部をホイール周方向から見た一部破断側面図である。 図4のV−V線に沿った一部省略拡大縦断面図である。 本実施形態の変形例を示したものであり、(a)は、図3に対応する変形例の拡大縦断面図、(b)は、図4に対応する変形例の一部破断側面図である。 (a)は、他の変形例に係る副気室部材の一部破断拡大斜視図、(b)は、さらに他の変形例に係る副気室部材の一部破断拡大斜視図である。 本出願人が案出した従来技術の変形例であり、タイヤのビード部と、ホイール径方向の外側に変位した管体との位置関係を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ホイールの斜視図である。なお、各図中において、「X」は、ホイール周方向、「Y」は、ホイール幅方向、「Z」は、ホイール径方向、をそれぞれ示している。また、ホイール幅方向Yにおいて、その内側を「一側」とし、その外側を「他側」と示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材10をホイール周方向Xに沿って有するものである。ちなみに、本実施形態では、車両用ホイール1のホイール周方向Xに沿って複数の副気室部材10が配置されたものを想定しているが、図1では、他の副気室部材10の図示を省略して、ホイール周方向Xに沿って単一の副気室部材10が配置された状態を示している。
車両用ホイール1は、リム11と、このリム11を図示しないハブに連結するためのディスク12とを備えている。副気室部材10は、ウェル部11cの外周面(ホイールリム面)11d上に嵌め込まれて装着されている。
リム11は、ホイール幅方向Yの両端部にそれぞれ形成される図示しないビードシート同士の間で、ホイール径方向Z(後記する図3参照)の内側(回転中心側)に向かって窪んだウェル部11cを有している。
ウェル部11cは、図示しないタイヤをリム11に組み付ける際、タイヤの図示しないビード部を落とし込むために設けられている。ちなみに、本実施形態のウェル部11cは、ホイール幅方向Yにわたって略同径となる円筒形状に形成されている。
図2は、副気室部材の斜視図、図3は、図1のIII−III線に沿った拡大縦断面図、図4は、図1に示す副気室部材の周方向端部をホイール周方向から見た一部破断側面図、図5は、図4のV−V線に沿った一部省略拡大縦断面図である。
図2に示されるように、この副気室部材10は、一方向に長い部材であって、内側に後記する副気室SC(図3参照)を有する中空の本体部13と、一対の縁部14a、14bとを備えている。一対の縁部14a、14bは、副気室部材10をウェル部11cに係止するものである(図3参照)。なお、本体部13内に形成される副気室SCは、ホイール周方向Xの中央に配置された仕切り壁16(図1、図2参照)を介して、一対の副気室SC、SCに分離独立して形成されている。
副気室部材10は、その長手方向に湾曲しており、ウェル部11c(図1参照)の外周面11dに取り付けられた際、ホイール周方向Xに沿うように構成されている。本体部13は、その長手方向(ホイール周方向X)の端部に管体18を有し、その内側には副気室
SCと連通する連通孔18aが形成されている(図1、図2、図4参照)。連通孔18aは、図示しないタイヤ空気室と副気室SCとを連通させるものである。連通孔18aを有する管体18は、副気室部材10のホイール周方向Xの一方の端部及び他方の端部からなる両方の端部にそれぞれ配置されている(図2参照)。また、両方の端部に配置された一対の管体18、18は、それぞれ、ホイール幅方向Yの内側(一側)に偏位した部位に配置されている(図4参照)。
なお、本実施形態では、ホイール周方向Xの一方の端部及び他方の端部にそれぞれ設けられた連通孔18a、18aが同一に構成されているため、一方の端部に配置された連通孔18aを詳細に説明し、他方の端部に配置された連通孔18aの説明を省略する。
図2に示されるように、副気室部材10は、平面視して長い矩形体を呈している。また、図3に示されるように、この副気室部材10の本体部13は、下面部25bと、上面部25aと、副気室SCとを備える。下面部25bは、ウェル部11cの外周面11d(図1参照)側上に配置された底板で構成されている。上面部25aは、下面部25bよりも径方向外側に配置され下面部25bと対向する上板で構成されている。副気室SCは、上面部25aと下面部25bとの間に形成されている。
図4に示されるように、上面部25aと下面部25bとの間でホイール幅方向Yに沿った内側(他側)には、第1の縦壁である第1側壁25cが形成されている。また、ホイール幅方向Yに沿った外側(一側)には、第2の縦壁である第2側壁25dが形成されている。第1側壁25cと第2側壁25dとは、ホイール幅方向Yで互いに対向して配置されている。
図3に示されるように、さらに、副気室部材10の本体部13は、幅方向両側のそれぞれで下面部25bと上面部25aとを連結すると共に、ウェル部11cに係合する第1の縁部14a及び第2の縁部14bを備えている。さらにまた、副気室部材10の本体部13は、上面部25a及び下面部25bからそれぞれ副気室SCの内部に窪むことで、上面部25a及び下面部25bを部分的に結合する複数の結合部33を備えている。
上面部25aは、ウェル部11cの外周面11d側に沿うように配置された下面部25bの上方に位置し、膨らみをもつように湾曲することで副気室SCを形成している。
上面部25aには、本体部13を構成する部分に、ホイール幅方向Yに沿って一対の上側結合部33a、33bが形成されている。一対の上側結合部33a、33bは、ホイール幅方向Yに沿った一側(内側)の上側結合部33aと、ホイール幅方向Yに沿った他側(外側)の上側結合部33bとから構成されている。この一対の上側結合部33a、33bは、上面部25aが下面部25b側に向かって窪むように形成されたものであり、平面視して円形状に形成されている。一対の上側結合部33a、33bは、副気室部材10の長手方向(ホイール周方向X)に沿って本体部13の幅方向に2列で並設されている。
下面部25bには、一対の上側結合部33a、33bと対応する位置に、一対の下側結合部34a、34bが形成されている。上側結合部33a、33bと下側結合部34a、34bとの両者を併せて結合部33を構成している。これらの下側結合部34a、34bは、下面部25bが上面部25a側に向かって窪むように形成されたものであり、底面視して円形状に形成されている。これらの下側結合部34a、34bは、その先端部が、上面部25aの上側結合部33a、33bの先端部と一体となって、上面部25a及び下面部25bとを部分的に結合している。
ちなみに、副気室SC内で相互に結合された上側結合部33a、33bと下側結合部34a、34bとは、副気室部材10の機械的強度を向上させると共に、副気室SCの容積の変動を抑制して消音機能を発揮させるものである。
図2に示されるように、なお、副気室部材10には、本体部13のホイール周方向Xに沿った一方の端部及び他方の端部で、管体18に近接する部位に一対の矩形状凹部60、60がそれぞれ形成されている。各矩形状凹部60は、それぞれ同一構成からなり、平面視して縦長の矩形状を呈し上面部25aから下面部25bに向かって窪んでいる。この矩形状凹部60は、ホイール幅方向Yの外側(一側)に位置し、ホイール周方向Xに沿って延在する縦壁62を有する。この縦壁62によって、管体18の連通孔18aの一部が本体部13内でホイール周方向Xに伸長するように形成されている。また、管体18に近接する矩形状凹部60の隣接部位には、前記とは反対に下面部25bから上面部25aに向かって窪んで形成された凹部64が形成されている。この凹部64は、本体部13のホイール周方向Xに沿った一方の端部及び他方の端部にそれぞれ配置されている。
本体部13のホイール周方向Xの端部に配置された管体18の連通孔18aは、ホイール周方向Xの管体18の一端側で副気室SCと連通し、ホイール周方向Xの管体18の他端側で外部(タイヤ空気室)に開口している。管体18のホイール周方向Xの先端部には、略矩形状の開口部40が形成されている。開口部40は、図4に示されるように、略矩形状に形成されている。また、連通孔18aと、車両用ホイール1のウェル部11cの外周面11dとの間には、クリアランス42が形成されている。
換言すると、管体18のホイール周方向Xの端部の下端18bは、車両用ホイール1のウェル部11cの外周面11dと非接触状態にあり、管体18の下端18bとウェル部11cの外周面11dとの間でクリアランス42が形成されている。このクリアランス42を設けることにより、管体18の連通孔18aとウェル部11cの外周面11dとの間でホイール径方向Zで段差が形成されている。なお、クリアランス42は、特に限定されるものではないが、0.5mm以上が好ましい。
クリアランス42は、図5に示されるように、ホイール周方向Xに沿った一方の端部から他方の端部まで、一対の管体18、18及び本体部13で連続して形成されている。ホイール周方向Xに沿った一方の管体18から他方の管体18までクリアランス42を連続的に延在させることで、水や水分等が流通する水路44が形成されている。なお、図4及び図5に示される本実施形態では、管体18及び本体部13の一側の下面部25bを除いた本体部13の他側では、本体部13の下面部25bとウェル部11cの外周面11dとが接触してクリアランス42が形成されていない。また、クリアランス42は、ホイール周方向Xに沿って連通孔18aを有する管体18の部位のみ部分的に形成するようにしてもよい。これにより、副気室SC内の容積の減少が最小限に抑えられ、クリアランス42が設けられていない従来の副気室部材と同等の消音効果が得られる。
図6は、副気室部材10の変形例を示したものであり、図6(a)は、図3に対応する変形例の拡大縦断面図、図6(b)は、図4に対応する変形例の一部破断側面図である。
図6(a)及び図6(b)に示されるように、変形例に係る副気室部材10aは、一側及び他側を含む全ての本体部13の下面部25b及び管体18の下端18bが、ウェル部11cの外周面11dと非接触状態となっている。
すなわち、一側及び他側を含む全ての本体部13及び管体18と、車両用ホイール1のウェル部11cの外周面11dとの間には、クリアランス42がホイール幅方向Yにわたって連続して形成されている。なお、クリアランス42が、ホイール周方向Xに沿った一方の端部から他方の端部まで連続して形成されている点は、図3及び図4に示す実施形態と同じである。
例えば、図8に示されるように、従来技術における副気室部材100の管体102を、ホイール径方向Zの外側に向けて変位させてクリアランスを確保することが考えられる。しかしながら、この場合、管体102の連通孔104の位置をホイール径方向Zの外側に向けて変位させると、管体102の連通孔104がタイヤ106のビード部108と近接配置されてビード部108と干渉するおそれがある。これに対して、変形例に係る副気室部材10aでは、ホイール幅方向Yに沿ってクリアランス量を増大させることで、管体18がホイール径方向Zの外側へ向かって変位する変位量を抑制してタイヤ106のビード部108(図8参照)との干渉を好適に回避することができる。
本実施形態に係る車両用ホイール1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、ウェル部11cの外周面11dと、連通孔18aを有する管体18の下端18bとの間にクリアランス42を設けている。これにより、ウェル部11cの外周面11dと連通孔18aとの間でホイール径方向Zの段差が発生する(図4参照)。従って、本実施形態では、例えば、タイヤ空気室内で結露した水、水分やパンク修理剤の液が、ウェル部11cの外周面11dをつたわって連通孔18a内へ進入することを阻止することができる。
換言すると、本実施形態では、管体18の連通孔18aを、ウェル部11cの外周面11d(ホイールリム面)からホイール径方向Zの外側に向かって離間した位置に配置している。これにより、本実施形態では、タイヤ空気室内の水や水分等が副気室SC内に進入して残留することを回避することができる。
この結果、本実施形態では、副気室SC内への水等の進入により副気室部材10の副気室SC内の容積が低下することを好適に回避し、消音性能が低下(気柱共鳴に起因するロードノイズの低減性能の低下)することを確実に阻止することができる。また、本実施形態では、副気室SC内に水や水分等が残留することを好適に回避することできるため、残留水分に起因してホイールバランスが低下することを防止することができる。
また、本実施形態では、クリアランス42が、連通孔18aが配置されている車両用ホイール1のホイール周方向Xに沿った副気室部材10の一方の端部から他方の端部まで連続的に延在している(図5参照)。具体的には、クリアランス42が、副気室部材10のホイール周方向Xに沿った一方の端部に配置された一方の管体18の先端部から、他方の端部に配置された他方の管体18の先端部まで連続して延在し、ホイール周方向Xに沿った水路44を形成している。これにより、本実施形態では、連通孔18aを有する管体18が配置されたウェル部11cの外周面11d上の位置で水、水分等が溜まることがなく、水路44に沿って流通させることができる。
さらに、本実施形態では、水路44に沿って流通する水や水分等が、ウェル部11cの外周面11d上に留まることがなく、回転するタイヤの遠心力の作用によって図示しないタイヤ側に分散・飛散させることができる。この結果、本実施形態では、副気室SC内への水や水分等の進入を防止して消音性能が低下することを好適に回避することができる。
次に、副気室部材の他の変形例を図7に示す。
図7(a)は、他の変形例に係る副気室部材の一部破断拡大斜視図、図7(b)は、さらに他の変形例に係る副気室部材の一部破断拡大斜視図である。
図7(a)に示される副気室部材10cでは、ホイール幅方向Yに沿った管体18と縁部14bとの間に位置し、ウェル部1cの外周面11d上にスペーサとして機能する中間プレート48が配置されている点で相違している。この中間プレート48は、ホイール周方向Xに沿って延在する帯状のプレートからなり、縁部14bとウェル部11cの外周面11dとの間に介装することで、クリアランス42を簡便に形成することができる利点がある。
図7(b)に示される副気室部材10dでは、管体18の開口部40の下側の一部を立設した遮蔽プレート50で覆うように設けて、連通孔18a内への水や水分等の進入を阻止する壁部を形成している点で相違している。副気室部材10dは、管体18の下端18bとウェル部11cの外周面11dとの間にクリアランス42が設けられていない。これにより、副気室部材10dは、クリアランス42を設けた場合と比較して、ウェル部11cの外周面11dに対する本体部13の座りを安定させることができる利点がある。
なお、管体18の連通孔18aの開口部断面積は、共鳴周波数に影響する。このため、図7(b)に示される副気室部材10dでは、狙いの共鳴周波数を維持するように、連通孔18aの開口部断面積と遮蔽プレート50とを設計する必要がある。所望の共鳴周波数を得るためには、遮蔽プレート50の装着を前提として、管体18の連通孔18aの開口部断面積と連通孔18aの長さとを適宜調整する。
1 車両用ホイール
10、10a〜10d 副気室部材
11 リム
11c ウェル部
18 管体
18a 連通孔
42 クリアランス
44 水路
SC 副気室

Claims (4)

  1. ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材を、タイヤ空気室内でウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
    前記ウェル部を形成するリムの一方の立ち上がり部に設けられる第1の縦壁と、
    前記ウェル部を形成する前記リムの他方の立ち上がり部に設けられる第2の縦壁と、
    を備え、
    前記副気室部材は、内側に副気室と、前記副気室と前記タイヤ空気室とを連通させる連通孔と、を有し、
    前記連通孔は、前記車両用ホイールの周方向に沿った前記副気室部材の一方の端部に配置され、
    前記連通孔と前記車両用ホイールとの間には、クリアランスが形成されていることを特徴とする車両用ホイール。
  2. 請求項1記載の車両用ホイールにおいて、
    前記クリアランスは、前記連通孔が配置されている前記車両用ホイールの周方向に沿った前記副気室部材の一方の端部から他方の端部まで連続的に延在することを特徴とする車両用ホイール。
  3. 請求項1記載の車両用ホイールにおいて、
    前記クリアランスは、前記車両用ホイールの周方向に沿って前記連通孔を有する部分にのみ設けられていることを特徴とする車両用ホイール。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の車両用ホイールにおいて、
    前記連通孔は、前記副気室部材の前記車両用ホイールの周方向に沿った両方の端部にそれぞれ配置されていることを特徴とする車両用ホイール。
JP2019551218A 2017-11-06 2018-10-25 車両用ホイール Active JP6830547B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017213550 2017-11-06
JP2017213550 2017-11-06
PCT/JP2018/039583 WO2019087909A1 (ja) 2017-11-06 2018-10-25 車両用ホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019087909A1 true JPWO2019087909A1 (ja) 2020-09-03
JP6830547B2 JP6830547B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=66331731

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019551218A Active JP6830547B2 (ja) 2017-11-06 2018-10-25 車両用ホイール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20200276862A1 (ja)
JP (1) JP6830547B2 (ja)
CN (1) CN111278661A (ja)
WO (1) WO2019087909A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7065004B2 (ja) * 2018-09-27 2022-05-11 本田技研工業株式会社 車両用ホイール
CN114550683B (zh) * 2020-11-11 2024-05-14 中信戴卡股份有限公司 吸声器单元和具有吸声装置的车轮
CN112428744B (zh) * 2020-12-01 2022-07-15 江苏电子信息职业学院 拼接一体式消音轮毂
CN112428745B (zh) * 2020-12-01 2022-06-17 江苏电子信息职业学院 便于调节动平衡的消音轮毂
CN113147273B (zh) * 2021-05-11 2022-07-12 合肥工业大学 一种充气轮胎噪音消声装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015067051A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本プラスト株式会社 レゾネータ
JP2015171876A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 日本プラスト株式会社 レゾネータ
JP2017024503A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 中央精機株式会社 自動車用ホイール

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012105275A1 (ja) * 2011-02-04 2012-08-09 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ用リム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015067051A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 日本プラスト株式会社 レゾネータ
JP2015171876A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 日本プラスト株式会社 レゾネータ
JP2017024503A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 中央精機株式会社 自動車用ホイール

Also Published As

Publication number Publication date
US20200276862A1 (en) 2020-09-03
CN111278661A (zh) 2020-06-12
WO2019087909A1 (ja) 2019-05-09
JP6830547B2 (ja) 2021-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6830547B2 (ja) 車両用ホイール
JP4551422B2 (ja) 車両用ホイール
JP4834711B2 (ja) 車両用ホイール
JP6154064B2 (ja) 車両用ホイール
JP6498841B2 (ja) 車両用ホイール
JP5091749B2 (ja) 車両用ホイール
JP2014196011A (ja) 車両用ホイール
JP6541769B2 (ja) 車両用ホイール
WO2017159828A1 (ja) 車両用ホイール
JP6554227B2 (ja) 車両用ホイール
JP3776722B2 (ja) リムホイール
WO2017159826A1 (ja) 車両用ホイール
JP6230436B2 (ja) 車両用ホイール
JP2019503932A5 (ja) 組立式車両ホイール
JP4589812B2 (ja) 車両用ホイール
JP2015058853A (ja) 車両用ホイール
CN213920537U (zh) 车轮共振器
JP6247497B2 (ja) 車両用ホイール
JP5361056B2 (ja) レゾネータ
JP2020111209A (ja) 車両用タイヤホイール組立体
JP6181241B2 (ja) 車両用ホイール
JP6312443B2 (ja) 2ピース型の車両用ホイール
KR100507302B1 (ko) 스트러트 마운팅 보강 구조
JP2022105571A (ja) 中空構造体および共鳴音低減体
JP2020079045A (ja) 車両用ホイール

Legal Events

Date Code Title Description
A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A527

Effective date: 20200218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6830547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150