JPWO2019087847A1 - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

スピーカ装置(1)は、磁気回路を形成する磁気回路構成体(10)に接合される環状の第1周部(12)と、第1周部より音放射方向側に設けられて、振動板(7)に接合される環状の第2周部(13)と、第1周部及び第2周部の間をその径方向に連結する少なくとも1つのアーム部(14A)と、を有するフレームと、磁気回路の磁気ギャップ(G)内に位置するボイスコイル(51)と、ボイスコイルに接続されて、アーム部に沿って径方向に延在するヒューズ電線(17)と、を備える。

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
特許文献1に記載のスピーカにあっては、ボイスコイルに過大電流が流れることを防止するためにヒューズが設けられている。ヒューズは、スピーカのフレームの前面(音放射方向)側の外周縁に取り付けられた飾りリングの凹溝内に取り付けられている。またヒューズは、フレームの外周面において前後方向(軸線方向)に延在する配線に接続されている。このようなヒューズは、過大電流がボイスコイルに流れようとした場合に、溶断されてボイスコイルに過大電流が流れることを防止する。
特開2004−320264号公報
特許文献1に記載のスピーカにおいて、ヒューズはスピーカに対し外部に露出しているため、電流による溶断以外にも外部からの衝撃や、振動板の振動の影響により断線をしてしまう可能性があった。
本発明の課題は、ヒューズ電線に電流が流れることによって溶断する以外で断線(目的外の断線)することを抑制するスピーカ装置を提供することが一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のスピーカ装置は、ヨーク、マグネット及びプレートを含む磁気回路を支持する環状の第1周部と、振動板を支持する環状の第2周部と、前記第1周部及び前記第2周部との間に位置するアーム部と、を有するフレームと、前記振動板に接続されるボイスコイルと、前記ボイスコイルに電気的に接続され、前記アーム部の一部と音放射方向において重なるヒューズ電線と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す断面図である。 前記スピーカ装置を構成するフレームを示す斜視図である。 前記スピーカ装置の組立て方法を説明するための図であり、アーム部にヒューズ電線が配索された状態を示す斜視図である。 前記スピーカ装置の組立て方法を説明するための図であり、ヒューズ電線が溝部に収容された状態で、溝部に充填剤が充填された状態を模式的に示す図である。 溝部に充填剤が充填された状態を模式的に示す断面図である。 本発明の変形例にかかるスピーカ装置の溝部を模式的に示す断面図である。 本発明の他の変形例にかかるスピーカ装置の溝部を模式的に示す断面図である。 本発明のさらに他の変形例にかかるスピーカ装置の溝部を模式的に示す断面図である。 本発明のさらに他の変形例にかかるスピーカ装置の溝部を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第3実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の第4実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の第5実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。 本発明の第6実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。 図11中のI−I線に沿う断面図である。 本発明の変形例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 本発明の他の変形例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 本発明のさらに他の変形例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 本発明のさらに他の変形例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第7実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す上面図である。 図17に示されたスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 本発明の第8実施例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。 図19に示されたスピーカ装置の要部の一部を模式的に示す斜視図である。 本発明の変形例にかかるスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の実施形態にかかるスピーカ装置は、ヨーク、マグネット及びプレートを含む磁気回路を支持する環状の第1周部と、振動板を支持する環状の第2周部と、第1周部及び第2周部との間に位置するアーム部と、を有するフレームと、振動板に接続されるボイスコイルと、ボイスコイルに電気的に接続され、アーム部の一部と音放射方向において重なるヒューズ電線と、を備えるものである。このように、ヒューズ電線が、アーム部の一部と音放射方向において重なる位置に設けられていることで、従来技術に比して、当該ヒューズ電線の目的外の断線の抑制を図ることができる。
また、第1周部及び第2周部の間に位置する空間において、第1周部側からヒューズ電線、アーム部、振動板の順に位置していることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線の目的外の断線の抑制をより一層図ることができる。
また、アーム部は、第1周部及び第2周部に連続して設けられていることが好ましい。
これによれば、ヒューズ電線の目的外の断線の抑制をより一層図ることができる。
また、端子を備え、ヒューズ電線の少なくとも一方の端部は、端子に接続されていることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線と端子との接続信頼性の向上を図ることができる。
また、前記端子は、前記第1周部、前記第2周部及び前記アーム部のいずれかに位置することが好ましい。これによれば、フレームから外部にはみ出すことなくヒューズ電線が設けられているから、スピーカ装置の大型化の抑制を図ることができる。
また、ヒューズ電線は、ボイスコイルを構成するリード線と同じ材料を含んで構成され、ヒューズ電線の径は、リード線の径より小さいことが好ましい。これによれば、ヒューズ電線が、ボイスコイルと同じ材料を含んで構成されていることで、音質の劣化を抑制することができる。さらに、ヒューズ電線の径が、ボイスコイルを構成するリード線の径より小さくなるように形成されていることで、過大電流が入力された際、ヒューズ電線がボイスコイルのリード線より先に溶断し、ボイスコイルに過大電流が流れることを防止することができる。
また、ヒューズ電線の径は、ボイスコイルから引き出された引出線の径より小さいことが好ましい。これによれば、ヒューズ電線の径が、ボイスコイルから引き出された引出線の径より小さくなるように形成されていることで、過大電流が入力された際、ヒューズ電線がボイスコイルの引出線より先に溶断し、ボイスコイルに過大電流が流れることを防止することができる。
また、アーム部は、溝部を有し、溝部に、ヒューズ電線が収容されていることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線の目的外の断線を抑制しつつ、ヒューズ電線が溝部に収容されていない場合に比して、スピーカ装置の小型化を図ることができる。
また、ヒューズ電線が溝部に収容された状態で、溝部の開口を覆う覆い部を有することが好ましい。これによれば、異物がヒューズ電線に付着することを抑制することができる。さらに、ヒューズ電線が覆い部により覆われていることで、ヒューズ電線からの放熱が抑制されるため、過大電流が流れた際に溶断し易くなる。
また、ヒューズ電線が溝部に収容された状態で、溝部には充填剤が充填されていることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線をより一層、強固に固定することができる。さらに、ヒューズ電線の腐食防止を図ることができる。
また、溝部は、アーム部において振動板が位置する側とは反対側に形成されていることが好ましい。これによれば、振動板の振動の影響によるヒューズ電線の断線(目的外の断線)の抑制を図ることができる。
また、アーム部は突起部を有し、ヒューズ電線は前記突起部の周面に接触した状態でヒューズ電線の一部が湾曲されていることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線はヒューズ電線の一部が湾曲されていることにより、ヒューズ電線の適切な長さを確保することができる。従って、過大電流が入力された際に、ヒューズ電線が適切に溶断され、ボイスコイルに過大電流が流れることをより一層、防止することができる。
また、アーム部は突起部を有し、ヒューズ電線は突起部に巻き付いていることが好ましい。これによれば、突起部にヒューズ電線を巻き付けることにより、ヒューズ電線の適切な長さを確保することができる。従って、過大電流が入力された際に、ヒューズ電線が適切に溶断され、ボイスコイルに過大電流が流れることをより一層、防止することができる。
また、第1周部及び第2周部の間に位置する支持板を備え、支持板は、ヒューズ電線の両端部それぞれに電気的に接続される接続部を有していることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線が、支持板の一方の面に覆われることで、ヒューズ電線の目的外の断線の抑制を図ることができる。また、ヒューズ電線が支持板とアーム部との間に位置している場合には、ヒューズ電線が、支持板及びアーム部により覆われることとなり、ヒューズ電線の目的外の断線の抑制をより一層、図ることができる。
また、ヒューズ電線と重なる位置に、当該支持板を貫通するスリット、または凹溝が形成されていることが好ましい。これによれば、例えばヒューズ電線を直線形状で配線した場合においても、ヒューズ電線の周囲にクリアランスを設けることができる。また、熱膨張等によりヒューズ電線が変形及び傾斜した場合でも、ヒューズと支持板の接触を抑制できる。即ち、支持板が有するスリット、または凹溝は、ヒューズ電線が発熱したとしても、ヒューズ電線の周囲にクリアランスが設けられていることにより適宜放熱され、さらにヒューズ電線と周囲の部材とのクリアランスを確保する。従って、本構成により支持板の高さ方向に大型化することなく、ヒューズ電線からの熱を周囲の部材に伝わり難くすることができる。
また、ヒューズ電線は、支持板の一方の面に対して、湾曲して設けられていることが好ましい。これによれば、ヒューズ電線の周囲にクリアランスを設けることができる。これにより、ヒューズ電線からの熱を周囲の部材に伝わり難くすることができる。
また、アーム部は、ヒューズ電線が溝部に収容された状態で、支持板により、溝部の開口が覆われていることが好ましい。これによれば、異物がヒューズ電線に付着することの抑制を図ることができる。
また、ケースを備え、支持板には、接続部に電気的に接続される複数の第2接続部が形成され、ケースの内部において、ヒューズ電線の両端部それぞれが、接続部に電気的に接続され、ケースの外部において、複数の第2接続部のうち一方が第2周部に位置する端子に電気的に接続され、かつ他方がボイスコイルから引出された引出線に電気的に接続されていることが好ましい。これによれば、予めヒューズ電線を接続部に電気的に接続してケースの内部に収容したヒューズ部品を形成しておくことで、スピーカの組立てにおいてヒューズ電線の配線をすることなくヒューズ電線を交換することができる。即ち、メンテナンスの際の作業性の向上を図ることができる。
また、端子が複数設けられ、第1周部及び第2周部の間に位置する端子支持板と、端子支持板の少なくとも一部を覆うケースと、を備え、ヒューズ電線がケースの内部に位置した状態で、ヒューズ電線の両端部それぞれが、複数の端子に電気的に接続されていることが好ましい。これによれば、異物がヒューズ電線に付着することの抑制を図ることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の一実施例にかかるスピーカ装置1を図1〜図3を参照して説明する。スピーカ装置1の軸方向において、音放射方向として磁気回路10に対して振動板7が位置する方向を「上方」と記し、音放射方向の反対方向を「下方」と記す場合がある。また、スピーカ装置1の軸に直交する方向を「径方向」と記す。
図1に示すスピーカ装置1は、ヨーク2、マグネット3及びプレート4を有する磁気回路10と、磁気回路10の磁気ギャップG内に位置するボイスコイル部5と、ダンパー6と、振動板7と、エッジ8と、キャップ9と、これらを支持するフレーム11と、を備えている。
ヨーク2は、上方に向けて円筒状(円柱状でもよい)に立設されるセンターポール20と、センターポール20の下端を中心として径方向に延在するフランジ部21と、を有して構成されている。マグネット3は、円環状に形成され、センターポール20に挿入されてフランジ部21の上面に重ねて設けられている。プレート4は、円環状に形成され、センターポール20が挿入されてマグネット3の上面に重ねて設けられている。センターポール20とプレート4との間にはマグネット3の磁束が集中する磁気ギャップGが形成されている。
ボイスコイル部5は、円筒状のボビン50と、ボビン50に巻かれて形成されて振動板7に接続されるボイスコイル51と、を有して構成されている。ボイスコイル51は、リード線51(ボイスコイルと同一符号を付与する)を有し、ボビン50の下端部に巻き回されている。リード線51の一端は、後述するプラスの引出線52Aを介して、不図示のアンプのプラスの配線に接続される。リード線51の他端は、後述するマイナスの引出線52Bを介して、アンプのマイナスの配線に接続される。これにより、アンプから1チャンネル分の信号及び電力(音声電流)が入力される。
ダンパー6は、円環状に形成され、同心円状の複数の波形形状を有して構成されている。ダンパー6は、内周縁部61がボイスコイル部5のボビン50の上端部(ボイスコイル51が形成されていない部分)に支持され、外周縁部62がフレーム11の後述する磁気回路支持部12の第2周板122の内周縁部に支持されて、ボビン50を弾性的に支持している。
振動板7は、上方に向かうにしたがって径寸法が徐々に大きくなるコーン状に形成されている。振動板7は、内周縁部71が、ボビン50の上端部でかつダンパー6より上方に支持され、外周縁部72が、後述するエッジ8を介してフレーム11の後述する上方平坦部131に支持される。エッジ8は、円環状でかつ径方向の断面が略Ω状となるように形成されている。エッジ8は、振動板7で生じる不要な振動を吸収するためのものである。また、エッジ8は振動板7と同一材料で形成されていても、異なる材料で形成されていてもどちらでもよい。本発明ではいずれの場合でもエッジ8は振動板7の一部であるものとする。
キャップ9は、ドーム状に形成されている。このキャップ9は、ボイスコイル部5のボビン50の上方側の開口を覆って、ボイスコイル部5の内部への粉塵等の侵入を防止する。
フレーム11は、図2に示すように、合成樹脂(または金属)により構成されている。フレーム11は、プレート4の上面40に重ねて固定される円環状の底板120と、底板120の外周縁から立設される第1周板121と、第1周板121に連続されるとともに軸に直交する方向に延在する第2周板122と、を有して磁気回路10を支持する受け皿状の磁気回路支持部12(第1周部)と、振動板7の上端部をエッジ8を介して支持するエッジ支持部13(第2周部)と、磁気回路支持部12とエッジ支持部13の間を径方向に連結する複数(図示例では6本)のアーム部14と、を一体に備えて構成されている。また、磁気回路支持部12(第1周部)及びエッジ支持部13(第2周部)の間に位置する空間において、磁気回路支持部12側からヒューズ電線17、後述するコネクタアーム部14A(アーム部)、振動板7の順に位置している。なお、図2において、マイナスのコネクタ端子151B及びこれに接続されるマイナスの引出線52Bは省略されている。
第2周板122には、振動板7と反対側の面14aに中継用端子16Aが貼付されている。中継用端子16Aは、導電性の板金から構成されている。中継用端子16Aはプラスの引出線52Aに接続されている。また、中継用端子16Aは、後述するコネクタアーム部14Aの磁気回路支持部12への付け根部分12A近傍に設けられている。
エッジ支持部13は、図1に示すように、エッジ8を囲みつつ軸方向が上下方向となるように形成された周壁130と、周壁130の上端から径方向の外側に延在する上方平坦部131と、周壁130の下端から径方向の外側に延在する下方平坦部132と、周壁130の上下の中間位置から径方向外側に延在する中間平坦部133と、を備えて構成されている。さらに、下方平坦部132と中間平坦部133との間には、不図示のアンプの各配線をヒューズ電線17やマイナスの引出線52Bに接続するためのコネクタ15が設けられている。
コネクタ15は、エッジ支持部13において、6つのアーム部14のうち1つのアーム部14A(以下、コネクタアーム部14Aと記す)の径方向の外側に隣接する位置に設けられている。コネクタ15は、下方平坦部132と中間平坦部133との間に位置し、径方向の外側に開口する筒状のハウジング150と、周壁130を貫通する一対のコネクタ端子151A、151B(一対の端子、以下では、プラスのコネクタ端子151A、マイナスのコネクタ端子151Bと記す)と、を備えている。即ち、プラスのコネクタ端子151Aは、後述するコネクタアーム部14Aのエッジ支持部13への付け根部分13A近傍に設けられている。
コネクタアーム部14Aは、磁気回路支持部12に連続されるとともに、径方向の外側に進むにしたがって上方に向かう第1延在部141と、第1延在部141に連続されるとともに軸に直交する方向に延在して設けられて、エッジ支持部13に連続される第2延在部142と、を備えている。即ち、コネクタアーム部14Aは、磁気回路支持部12及びエッジ支持部13に連続して設けられている。
第1延在部141は、振動板7と反対側の面14aには、溝部143が形成されている。溝部143は、中継用端子16Aに接続される(後述する)ヒューズ電線17を収容可能に形成されている。本実施例の溝部143は、断面が矩形状となるように形成されている。
ヒューズ電線17は、図3Aに示すように、一端がプラスのコネクタ端子151Aに接続され、他端が中継用端子16Aを介して、プラスの引出線52Aに接続されている。ヒューズ電線17の一端とコネクタ端子151Aとの接続や、ヒューズ電線17の他端と中継用端子16Aとの接続は、例えば半田付け、溶着、圧着等の公知の接続手段で行われている。
ヒューズ電線17は、所定の電流値が流れた際に溶断し、電流回路を遮断する役割を有する電子部品である。本実施例では、図3B、図3Cに示すように、導線の周囲にエナメルが塗付されて構成されている。ヒューズ電線17を構成する導線は、ボイスコイル51を形成するリード線51及び引出線52A、52Bと略同じ材料(銅やアルミを含む金属)で形成されている。導線には、所定の電流が流れることで溶断するような溶断部(不図示)が形成されている。溶断部の径寸法は、ボイスコイル51を構成するリード線51及びプラスの引出線52Aの径寸法より小さい寸法となるように形成されている。ヒューズ電線17は、コネクタアーム部14Aの溝部143に収容された状態で、溝部143内に接着剤144(充填剤)が充填されることで固定されている。本実施例のヒューズ電線17は、導線の周囲にエナメルが塗付されて構成されているが、ヒューズ電線17は、導線のみから構成されていてもよい。即ち、エナメル等の被覆部を有していなくともよい。また、導線の太さは限定されず、引出線52A、52Bと比較し溶断し易い材料から構成されていればよい。なお、図3Aにおいて、マイナスの引出線52Bは省略されている。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
フレーム11に設けられたコネクタ15に相手方コネクタが嵌合されることにより、アンプのプラスの配線が、プラスのコネクタ端子151A、ヒューズ電線17、中継用端子16A、プラスの引出線52Aを介して、ボイスコイル51を形成するリード線51に接続される。また、アンプのマイナスの配線が、マイナスのコネクタ端子151B、マイナスの引出線52Bを介して、リード線51に接続される。ボイスコイル部5に信号電流が入力されるとフレミング左手の法則に従い、軸方向の一方(上方)に力を発生させる。この振動が振動板7に伝導されることで、音が発生(放射)される。
スピーカ装置1に、ヒューズ電線17が設けられていることで、過大電流がボイスコイル51に流れようとした場合に、ヒューズ電線17が溶断されてボイスコイル51に過大電流が流れることを防止することができる。また、ヒューズ電線17が、コネクタアーム部14A(アーム部)の一部と音放射方向において重なる位置に設けられていることで、当該ヒューズ電線17の目的外の断線の抑制を図ることができる。
また、磁気回路支持部12(第1周部)及びエッジ支持部13(第2周部)の間に位置する空間において、磁気回路支持部12側からヒューズ電線17、コネクタアーム部14A(アーム部)、振動板7の順に位置している。これによれば、ヒューズ電線17の目的外の断線の抑制をより一層図ることができる。
また、コネクタアーム部14A(アーム部)は、磁気回路支持部12(第1周部)及びエッジ支持部13(第2周部)に連続して設けられている。これによれば、ヒューズ電線17の目的外の断線の抑制をより一層図ることができる。
また、プラスのコネクタ端子151A(端子)を備え、ヒューズ電線17の一方の端部は、プラスのコネクタ端子151Aに接続されている。また、中継用端子16A(端子)を備え、ヒューズ電線17の他方の端部は、中継用端子16Aに接続されている。これによれば、ヒューズ電線17と端子151A、16との接続信頼性の向上を図ることができる。
また、プラスのコネクタ端子151A(端子)または中継用端子16A(端子)は、磁気回路支持部12(第1周部)、エッジ支持部13(第2周部)及びコネクタアーム部14A(アーム部)のいずれかに位置する。これによれば、フレーム11から外部にはみ出すことなくヒューズ電線17が設けられているから、スピーカ装置1の大型化の抑制を図ることができる。
また、ヒューズ電線17は、ボイスコイル51を構成するリード線51と同じ材料を含んで構成され、ヒューズ電線17の径は、リード線51の径より小さくなるように形成されている。これによれば、ヒューズ電線17が、ボイスコイル51のリード線51と同じ材料を含んで構成されていることで、音質の劣化を抑制することができる。さらに、ヒューズ電線17の径が、ボイスコイル51のリード線51の径より小さくなるように形成されていることで、過大電流が入力された際、ヒューズ電線17がボイスコイル51のリード線51より先に溶断し、ボイスコイル51に過大電流が流れることを防止することができる。
また、ヒューズ電線17の径は、ボイスコイル51から引き出された引出線52Aの径より小さくなるように形成されている。これによれば、ヒューズ電線17が、ボイスコイル51と同じ材料を含んで構成されていることで、音質の劣化を抑制することができる。さらに、ヒューズ電線17の径が、ボイスコイル51から引き出された引出線52Aの径より小さくなるように形成されていることで、過大電流が入力された際、ヒューズ電線17がボイスコイル51より先に溶断し、ボイスコイル51に過大電流が流れることを防止することができる。
また、コネクタアーム部14A(アーム部)は、溝部143を有し、溝部143に、ヒューズ電線17が収容されている。これによれば、ヒューズ電線17の目的外の断線を抑制しつつ、ヒューズ電線17が溝部143に収容されていない場合に比して、スピーカ装置1の小型化を図ることができる。
また、ヒューズ電線17が溝部143に収容された状態で、溝部143には接着剤144(充填剤)が充填されている。これによれば、ヒューズ電線17をより一層、強固に固定することができるから、目的外の断線を抑制できる。さらに、ヒューズ電線17の腐食防止を図ることができる。
また、溝部143は、コネクタアーム部14A(アーム部)において振動板7が位置する側とは反対側に形成されている。これによれば、振動板7の振動の影響によるヒューズ電線17の断線(目的外の断線)の抑制を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
上述した実施例では、ヒューズ電線17は、溝部143内に接着剤144(充填剤)が充填されることで固定されているが、本発明はこれに限定されるものではない。スピーカ装置1は、図4に示すように、溝部143の開口143aを覆う樹脂板から構成された蓋部18(覆い部)をさらに備え、蓋部18が溝部143の開口143aを覆っていてもよい。覆い部は、粘着テープ等であってもよく、金属板であってもよい。また、蓋部18が溝部143の開口143aを覆っている場合に、図5に示すように、溝部143内に充填される充填剤はなくてもよい。
これによれば、異物がヒューズ電線17に付着することを抑制することができる。さらに、ヒューズ電線17が蓋部18により覆われていることで、ヒューズ電線17からの放熱が抑制されるため、過大電流が流れた際に溶断し易くなる。
また、上述した実施例では、溝部143は、断面がコ字状となるように形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。溝部143Aは、図6Aに示すように、断面がV字状と成るように形成されていてもよく、溝部143Bは、図6Bに示すように、断面円弧状となるように形成されていてもよい。
また、本実施例では、6本のアーム部14(コネクタアーム部14Aを含む)は、磁気回路支持部12からエッジ支持部13まで連続して形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。コネクタアーム部14Aを除く5本のアーム部14は、磁気回路支持部12からエッジ支持部13まで連続して形成されていなくともよい。即ち、5本のアーム部14は、磁気回路10や振動板7を支持できれば、磁気回路支持部12からエッジ支持部13までの間が不連続であってもよい。
また、本実施例では、プラスの引出線52Aとヒューズ電線17とは、中継用端子16Aを介して接続されているが、本発明はこれに限定されるものではない。プラスの引出線52Aとヒューズ電線17とは、半田付け等の公知の接続方法で直接接続してもよい。この場合には、中継用端子16Aは省略してもよい。
また、本実施例では、磁気回路支持部12(第1周部)は、プレート4の上面40に重ねて固定される円環状の底板120を有して磁気回路10を直接支持しているが、本発明はこれに限定されるものではない。第1周部は、他の部材を介して磁気回路10を支持していてもよい。また、エッジ支持部13(第2周部)は、振動板7の上端部をエッジ8を介して支持しているが、本発明はこれに限定されるものではない。第2周部は、振動板7を直接支持していてもよい。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例にかかるスピーカ装置を、図7を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第2実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、コネクタアーム部(アーム部)の形状が異なる点にある。図7は、本発明の第2実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す平面図である。
第2実施例にかかるスピーカ装置は、図7に示すように、コネクタアーム部14B(アーム部)が、磁気回路支持部12に連続して設けられているとともに、エッジ支持部13に対して離間して設けられている。即ち、コネクタアーム部14B(アーム部)は、磁気回路支持部(第1周部)からエッジ支持部13(第2周部)までの間が不連続に設けられ、コネクタアーム部14B(アーム部)とエッジ支持部13とを連結するように接続線52Cが設けられている。接続線52Cの一端は、中継用端子26を介してヒューズ電線17に接続され、接続線52Cの他端は、プラスのコネクタ端子151Aに接続されていてもよい。また図示はしないが、コネクタアーム部(アーム部)が、エッジ支持部13に連続して設けられているとともに、磁気回路支持部12に対して離間して設けられていてもよい。これによれば、第1実施例と略同様の効果が奏される。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例にかかるスピーカ装置を、図8を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第3実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、コネクタアーム部(アーム部)の形状が異なる点にある。図8は、本発明の第3実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。
第3実施例にかかるスピーカ装置は、図8に示すように、コネクタアーム部14C(アーム部)には、振動板7が位置する側とは反対側の面に突起部145が形成されている。突起部145は、円柱部を有して、コネクタアーム部14Cの平面視が長方形状の第1延在部141Aの略中心部に設けられている。ヒューズ電線17Aは、両端部が、中継用端子16A及びプラスのコネクタ端子151Aそれぞれに接続された状態で、突起部145に巻き付けられている。即ち、ヒューズ電線17Aは、第1、第2実施例のヒューズ電線17よりも突起部145に巻かれる分だけ長くなるように形成されている。これによれば、突起部145にヒューズ電線17Aを巻き付けることにより、ヒューズ電線17Aの適切な長さを確保することができる。従って、過大電流が入力された際に、ヒューズ電線17Aが適切に溶断され、ボイスコイル51に過大電流が流れることをより一層、防止することができる。
または、コネクタアーム部14C(アーム部)は突起部145を有し、ヒューズ電線は突起部145の周面に接触した状態で、ヒューズ電線の一部が湾曲されていてもよい。或いは、突起部145を有さずとも、ヒューズ電線の適切な長さを確保するようにコネクタアーム部に巻かれていてもよい。これによれば、ヒューズ電線の適切な長さを確保することができる。従って、過大電流が入力された際に、ヒューズ電線が適切に溶断され、ボイスコイル51に過大電流が流れることをより一層、防止することができる。
なお、第3実施例にかかるスピーカ装置は、図8に示すように、コネクタアーム部14C(アーム部)には、振動板7が位置する側とは反対側の面に突起部145が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。突起部は、コネクタアーム部14C(アーム部)における何れの位置に形成されていてもよい。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例にかかるスピーカ装置を、図9を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第4実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、ヒューズ電線の配索形状が異なる点にある。図9は、本発明の第4実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。
第4実施例にかかるスピーカ装置は、中継用端子16Bを有し、中継用端子16Bは、コネクタアーム部14Dのエッジ支持部13への付け根部分13A近傍に設けられている。第4実施例では、エッジ支持部13の周壁130に沿って、中継用端子16B、プラスのコネクタ端子151A、マイナスのコネクタ端子151Bが、並んで設けられている。中継用端子16Bには、プラスの引出線52Aが接続されている。ヒューズ電線17Bは、一端が中継用端子16Bに接続され、他端がプラスのコネクタ端子151Aに接続されている。さらに、ヒューズ電線17Bは、巻かれ部170を有している。ヒューズ電線17Bが、巻かれ部170を有していることにより、ヒューズ電線17Bの適切な長さを確保することができる。従って、過大電流が入力された際に、ヒューズ電線17Bが適切に溶断され、ボイスコイル51に過大電流が流れることをより一層、防止することができる。
(第5実施例)
次に、本発明の第5実施例にかかるスピーカ装置を、図10を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第5実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、ヒューズ電線の構造が異なる点にある。図10は、本発明の第5実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。
第5実施例にかかるスピーカ装置は、図10に示すように、ヒューズ電線17Cがさらに、筒状のケース171と、ケース171の両端部に位置する一対の導電部172と、を有している点にある。本実施例では、一対の導電部172のうち一方は、プラスのコネクタ端子151Aに接続固定され、他方は、フレーム11に直接固定されている。一対の導電部172は、ヒューズ電線17Cを収容したケース171に対して着脱自在に設けられている。また、一対の導電部172は、予めフレーム11や端子等の適宜の場所に接続固定されており、一対の導電部172にヒューズ電線17Cが収容されたケース171を取り付けることで、一対の導電部172とヒューズ電線17Cとが電気的に接続されるようになっている。ケース171は、比較的剛性が高いプラスチック等の合成樹脂から構成されている。本実施例においては、例えば、ヒューズ電線17Cを接続するために半田付け等の接続工程が不要となり、製造コストが低減される。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。実施例は適宜組み合わせることが可能である。例えば、図7に示すように、コネクタアーム部14B(アーム部)が、磁気回路支持部(第1周部)からエッジ支持部13(第2周部)までの間が不連続に設けられている構成と、図8に示すように、ヒューズ電線17Aの両端部が、中継用端子16A及びプラスのコネクタ端子151Aそれぞれに接続された状態で、突起部145に巻き付けられている構成を組み合わせてもよい。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
(第6実施例)
次に、本発明の第6実施例にかかるスピーカ装置を、図11、12を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第6実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、コネクタアーム部(アーム部)14Aに重なって設けられる基板19(支持板)を備えた点にある。図11は、本発明の第6実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。図12は、図11中のI−I線に沿う断面図である。なお、図11において、マイナスの引出線52B(図10に示す)及び、マイナスのコネクタ端子151B(図10に示す)は省略されている。
第6実施例にかかるスピーカ装置は、図11、12に示すように、コネクタアーム部(アーム部)14Aに重なって設けられる基板19をさらに備えている。基板19は、コネクタアーム部14Aの一部である第1延在部141Aと略同じ大きさに形成されている。基板19には、図12に示すように、複数の第1接続部191、192(接続部)と、複数の第2接続部193、194と、が形成されている。複数の第1接続部191、192及び、複数の第2接続部193、194は、直線上に並んで設けられ、複数の第2接続部193、194の間に複数の第1接続部191、192が設けられている。複数の第1接続部191、192には、ヒューズ電線17Dの両端部がそれぞれ電気的及び機械的に接続されている。複数の第2接続部193、194のうち一方193には、接続線152Bが接続され、他方194には、接続線152Aが接続されている。また、基板19に形成された不図示の導体パターンにより、第1接続部191と第2接続部193は電気的に接続され、第1接続部192と第2接続部194は電気的に接続されている。
なお、本実施例では、基板19に形成された不図示の導体パターンにより、第1接続部191と一方の第2接続部193は電気的に接続され、第1接続部192と他方の第2接続部194は電気的に接続されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、絶縁板に導体が形成されて、第1接続部191と一方の第2接続部193は電気的に接続され、第1接続部192と他方の第2接続部194は電気的に接続されていてもよい。
ヒューズ電線17Dの両端部は、図12に示すように、複数の第1接続部191、192それぞれに、ワイヤボンディングされることで電気接続され、さらに、半田付けされることで接続部分が補強されている。即ち、ヒューズ電線17Dは、図12に示すように、ヒューズ電線17Dの両端部からヒューズ電線17Dの中心に向かうにしたがって基板19から離れるように湾曲して形成されている。また、ヒューズ電線17Dの両端部は、複数の第1接続部191、192それぞれに、ワイヤボンディングされることで電気接続されているが、本発明はこれに限定されるものではない。ヒューズ電線17Dの両端部は、公知の方法で電気接続されていてもよい。また、ヒューズ電線17Dの両端部は、例えば接着剤等を用いて接続部分が補強されていてもよい。
図12に示すように、コネクタアーム部14Aには、振動板7が位置する側とは反対側の面に溝部140が形成されている。溝部140は、磁気回路支持部12(第1周部)と、エッジ支持部13(第2周部)の間において、径方向に沿って延在形成されている。コネクタアーム部14Aに形成された溝部140の開口は、複数の第1接続部191、192び、複数の第2接続部193、194が溝部140内に位置する格好で、基板19により覆われている。これによれば、ヒューズ電線17Dが外部に露出していないため、外的な影響を受け難いとともに、異物がヒューズ電線17Dに付着することを抑制することができる。
このような構成により、アンプのプラスの配線が、プラスのコネクタ端子151A、接続線152B、一方の第2接続部193、第1接続部191、ヒューズ電線17D、第1接続部192、他方の第2接続部194、接続線152A、及びプラスの引出線52Aを介して、ボイスコイル51を形成するリード線51に接続される。また、リード線51に、マイナスの引出線52B、接続線152B、及びマイナスのコネクタ端子151Bを介して、アンプのマイナスの配線に接続される。
ここで、アンプのプラスの配線に電流が入力された際に、ヒューズ電線17Dが発熱する場合があるが、ヒューズ電線17Dは、図12に示すように、ヒューズ電線17Dの両端部からヒューズ電線17Dの中心に向かうにしたがって基板19から離れるように湾曲されているとともに、溝部140に収容されている。これにより、ヒューズ電線17Dの周囲にクリアランスが確保されるから、ヒューズ電線17Dの熱が周りの部材に伝達され難い。これにより、例えば、コネクタアーム部14A及び基板19等のヒューズ電線17Dの周囲に位置する部材のヒューズ電線17Dからの熱による変形が抑制される。
また、ヒューズ電線17Dの両端部が、基板19に電気的及び機械的に支持されていることで、コネクタアーム部は、磁気回路支持部12からエッジ支持部13までの間が不連続であったとしても、ヒューズ電線17Dの設置が可能とされる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
前記実施例では、コネクタアーム部14Aには、振動板7が位置する側とは反対側の面に溝部140が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。コネクタアーム部には、振動板7が位置する側の面に溝部140が形成されていてもよい。
また、前記実施例では、基板19において、複数の第1接続部191、192及び複数の第2接続部193、194が直線上に並んで設けられている。即ち、ヒューズ電線17Dの一端部と、接続線152Aとは異なる場所で接続され、ヒューズ電線17Dの他端部と、接続線152Bとは異なる場所で接続されているが、本発明はこれに限定されるものではない。図13に示すように、ヒューズ電線17Dの一端部及び接続線152Aは、基板19Aにおいて同じ位置にある接続部195で接続され、ヒューズ電線17Dの他端部及び接続線152Bは、基板19Aにおいて同じ位置にある接続部196で接続されていてもよい。
さらに、図14に示すように、基板19Bには、ヒューズ電線17Dの両端部が接続される複数の第1接続部191、192間に、基板19Bを貫通するスリット190が形成されていてもよい。または、基板19Bにおいて、ヒューズ電線17Dが配線される側の面に凹溝が形成されていてもよい。即ち、ヒューズ電線17Dと重なる位置に、基板19Bを貫通するスリット190または凹溝が形成されていてもよい。スリット190または凹溝は、基板19Bにおいて、第1接続部191、192間の少なくとも一部(ヒューズ電線17Dと少なくとも一部が重なる位置に)に形成されていればいずれの位置に形成されていてもよい。この場合には、ヒューズ電線17Dは、不図示の保護部に保護されている。保護部として、接着剤やテープ、ヒューズ電線17Dを収容する樹脂ケースを用いて、ヒューズ電線17Dを覆っていてもよい。また、図14に示すように、第1接続部191と第2接続部193とが連続部197によって電気的に接続され、第1接続部192と第2接続部194とが連続部197によって電気的に接続されていてもよい。
ここで、前記実施例では、アンプのプラスの配線に電流が入力された際に、ヒューズ電線17Dが発熱されるため、ヒューズ電線17Dの両端部を除く中間部を基板19A(19)から離れるように湾曲させているとともに、溝部140に収容することで、ヒューズ電線17Dの周囲にクリアランスを確保していたが、本実施例では、スリット190が形成されていることで、ヒューズ電線17Dを直線形状で配線させた際においても、ヒューズ電線17Dと周りの部材との間にクリアランスが確保される。これにより、基板19Bの厚さ方向の大型化を抑制しつつ、ヒューズ電線17Dからの熱を周囲の部材に伝わり難くすることができる。
また、本実施例では基板19Aにスリット190を設け、当該スリット190に重ねてヒューズ電線17Dを配置することで、ヒューズ電線17Dと基板19Aのクリアランスを確保していたが、ヒューズ電線17Dと他の部材のクリアランスが確保できれば、ヒューズ電線17Dの形状及びスリット190又は溝部140の有無は問わない。即ち、ヒューズ電線17Dと他の部材のクリアランスが確保できれば、スリット190又は溝部140の有無に関わらず、ヒューズ電線17Dは直線形状であってもよい。
または、図15に示すように、第2接続部193、194の代わりに切欠き部199を複数有し、複数の切欠き部199それぞれに接続線152A、152Bを絡げて、当該接続線152A、152Bを切欠き部199それぞれに電気的に接続してもよい。この場合には、第2接続部193、194は省略してもよい。複数の切欠き部199は、基板19Bの長手方向の端縁を切り欠いて形成されている。さらに、図16に示すように、切欠き部199には、プラスのコネクタ端子151A及び、ボイスコイル51からのプラスの引出線52A等が直接接続されていてもよい。本構成によれば、接続線152A、152Bを用いずともスピーカ装置の稼働に必要な電気的接続を確保できる。なお、複数の切欠き部199の形成位置は、基板19Bの周縁の何れの位置に設けられていてもよく、例えば、基板19Bの短手方向の端縁を切り欠いて形成されていてもよい。
(第7実施例)
次に、本発明の第7実施例にかかるスピーカ装置を、図17、18を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第7実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、複数の接続部191、192にヒューズ電線17Dを接続して形成されたヒューズ部品201を予め形成し、ヒューズ部品201をコネクタアーム部14Eに設置して、ヒューズ部品201から引き出された接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをアンプのプラスの配線に接続する点にある。図17は、本発明の第7実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。図18は、図17に示されたスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。
第7実施例にかかるスピーカ装置は、図17、18に示すように、ヒューズ部品201を有している。ヒューズ部品201は、ヒューズ電線17Dと、基板19(支持板)と、基板19を収容するケース200(図18に示す)と、を有して構成されている。
基板19には、図18に示すように、複数の第1接続部191、192(接続部)と、複数の第2接続部193、194と、が形成されている。複数の第1接続部191、192には、ヒューズ電線17Dの両端部がそれぞれ電気的及び機械的に接続されている。複数の第2接続部193、194のうち一方193には、接続線152Bが接続され、他方194には、接続線152Aが接続されている。また、基板19に形成された不図示の導体パターンにより、第1接続部191と第2接続部193は電気的に接続され、第1接続部192と第2接続部194は電気的に接続されている。
ヒューズ部品201は、基板19がケース200に収容された状態で、一端が基板19に接続された接続線152A、152Bの各他端がケース200の外部に引き出されている。
このような構成により、アンプのプラスの配線が、プラスのコネクタ端子151A、接続線152B、一方の第2接続部193、第1接続部191、ヒューズ電線17D、第1接続部192、他方の第2接続部194、接続線152A、及びプラスの引出線52Aを介して、ボイスコイル51を形成するリード線51に接続される。また、リード線51に、マイナスの引出線52B、接続線152B、及びマイナスのコネクタ端子151Bを介して、アンプのマイナスの配線に接続される。
このようなスピーカ装置は、まず、第1接続部191、192にヒューズ電線17Dを接続し、第2接続部193、194に接続線152A、152Bの各一端部を接続し、接続線152A、152Bの各他端部を、ケース200から引き出すことでヒューズ部品201を形成する。次に、ヒューズ部品201をコネクタアーム部14Eに設置して、ヒューズ部品201から引き出された接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをマイナスの引出線52Bに接続する。こうして、ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引き出された引出線52Aとの間に電気的に接続される。
上述した実施例によれば、予め形成されたヒューズ部品201をコネクタアーム部14Eに設置して、ヒューズ部品201から引き出された接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをマイナスの引出線52Bに接続することで、ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引出された引出線52Aとの間に電気的に接続される。即ち、予めヒューズ部品201を組み立てておくことで、ヒューズ電線17Dを交換する際の作業性の向上を図ることができる。
(第8実施例)
次に、本発明の第8実施例にかかるスピーカ装置を、図19、20を参照して説明する。なお、前記実施例と略同一構成乃至略同一機能を有する部位には同一符号を付して説明を省略する。第8実施例にかかるスピーカ装置と前記実施例にかかるスピーカ装置との差異は、ヒューズ部品202がさらに搭載部123を有している点にある。図19は、本発明の第8実施例にかかるスピーカ装置を模式的に示す斜視図である。図20は、図19に示されたスピーカ装置の要部を模式的に示す斜視図である。なお、図19において、マイナスの引出線52B(図17に示す)、コネクタアーム部14E(図17に示す)は省略されている。
第8実施例にかかるスピーカ装置は、図19、20に示すように、ヒューズ部品202が、不図示のコネクタアーム部に設置される搭載部123と、ヒューズ電線17Dと、基板19Bと、基板19Bを収容するケース200と、を有して構成されている。プラスのコネクタ端子151A及びマイナスのコネクタ端子151Bは、搭載部123の所定の場所に設置されている。プラスのコネクタ端子151Aには、アンプのプラスの配線が接続され、マイナスのコネクタ端子151Bには、アンプのマイナスの配線が接続されている。
基板19Bには、図20に示すように、複数の第1接続部191、192(接続部)と、複数の第2接続部193A、194Aと、が形成されている。複数の第1接続部191、192には、ヒューズ電線17Dの両端部がそれぞれ電気的及び機械的に接続されている。複数の第2接続部193A、194Aのうち一方193Aには、接続端子198を介してプラスのコネクタ端子151Aが接続され、他方194Aには、接続線152Aが接続されている。即ち、複数の第2接続部193A、194Aのうち一方193Aと、接続端子198との接続部分は、ケース200の外部に位置され、他方194Bと、接続線152Aとの接続部分は、ケース200の外部に位置されている。
ここで、第2接続部193A、194Aは、基板19Bに形成された貫通孔の内壁にメッキが施されて形成されたスルーホールである。また、基板19Bに形成された不図示の導体パターンにより、第1接続部191と第2接続部193Aは電気的に接続され、第1接続部192と第2接続部194Aは電気的に接続されている。
このような構成により、アンプのプラスの配線が、プラスのコネクタ端子151A、一方の第2接続部193A、第1接続部191、ヒューズ電線17D、第1接続部192、及び他方の第2接続部194A、接続線152A、引出線52Aを介してボイスコイル51を形成するリード線51に接続される。また、リード線51に、マイナスの引出線52B、接続線152B、及びマイナスのコネクタ端子151Bを介して、アンプのマイナスの配線に接続される。
このようなスピーカ装置は、まず、第1接続部191、192にヒューズ電線17Dを接続し、第2接続部193Aに、接続端子198を挿入接続する。また、接続線152Aを、第2接続部194Aに接続する。この際、接続線152Aは、ケース200から外部に引き出されている。こうして、ヒューズ部品202を形成する。次に、ヒューズ部品202をコネクタアーム部14Eに設置して、ヒューズ部品202から引き出された接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをマイナスのコネクタ端子151Bを介してマイナスの引出線52Bに接続する。こうして、ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引き出された引出線52Aとの間に電気的に接続される。
上述した実施例によれば、予め形成されたヒューズ部品202をコネクタアーム部14Eに設置して、ヒューズ部品202から引き出された接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをマイナスの引出線52Bに接続することで、ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引出された引出線52Aとの間に電気的に接続される。即ち、予めヒューズ部品202を組み立てておくことで、組立て現場においてヒューズ電線17Dの配線をすることなくヒューズ電線17Dを交換することができる。従って、メンテナンスの際の作業性の向上を図ることができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
前記実施例では、接続線152Aをプラスの引出線52Aに接続し、接続線152Bをマイナスの引出線52Bに接続することで、ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引出された引出線52Aとの間に電気的に接続されているが、本発明はこれに限定されるものではない。ヒューズ電線17Dが、アンプのプラスの配線と、ボイスコイル51から引出された引出線52Aとの間に電気的に接続されていればよい。この場合には、例えば、基板に、アンプのプラスの配線と引出線52Aが直接接続されていてもよく、或いは、基板に、アンプのプラスの配線と引出線52Aが公知の接続方法を用いて適宜電気接続されていればよい。
また、前記実施例では、ヒューズ電線17Dの両端部が基板19Bに接続されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ヒューズ電線17Dの両端部は、図21に示すように、プラスのコネクタ端子151A、及び中継用端子16Aそれぞれに直接接続されていてもよい。この場合には、ワイヤボンディング等の公知の方法で、ヒューズ電線17Dの両端部と、プラスのコネクタ端子151A、及び中継用端子16Aとをそれぞれ接続した後、ヒューズ電線17Dをケース200の内部に収容するように、ケース200を搭載部124(端子支持板)に設置してもよい。これによれば、異物がヒューズ電線17Dに付着することの抑制を図ることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 スピーカ装置
2 ヨーク
3 マグネット
4 プレート
7 振動板
10 磁気回路
11 フレーム
12 磁気回路支持部(第1周部)
124 搭載部(端子支持板)
13 エッジ支持部(第2周部)
14A、14B、14C、14D、14E コネクタアーム部(1つのアーム部)
143 溝部
143a 開口
143A 溝部
143B 溝部
144 接着剤(充填剤)
145 突起部
151A プラスのコネクタ端子(端子)
16A 中継用端子(端子)
17、17A、17B、17C、17D ヒューズ電線
18 蓋部(覆い部)
51 ボイスコイル
52A プラスの引出線
19、19A、19B 基板(支持板)
140 溝部
190 スリット
191、192 第1接続部(接続部)
193、193A、194、194A 複数の第2接続部

Claims (19)

  1. ヨーク、マグネット及びプレートを含む磁気回路を支持する環状の第1周部と、振動板を支持する環状の第2周部と、前記第1周部及び前記第2周部との間に位置するアーム部と、を有するフレームと、
    前記振動板に接続されるボイスコイルと、
    前記ボイスコイルに電気的に接続され、前記アーム部の一部と音放射方向において重なるヒューズ電線と、を備えることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記第1周部及び前記第2周部の間に位置する空間において、前記第1周部側から前記ヒューズ電線、前記アーム部、前記振動板の順に位置していることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記アーム部は、前記第1周部及び前記第2周部に連続して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 端子を備え、
    前記ヒューズ電線の少なくとも一方の端部は、前記端子に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  5. 前記端子は、前記第1周部、前記第2周部及び前記アーム部のいずれかに位置することを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記ヒューズ電線は、前記ボイスコイルを構成するリード線と同じ材料を含んで構成され、
    前記ヒューズ電線の径は、リード線の径より小さいことを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  7. 前記ヒューズ電線の径は、前記ボイスコイルから引き出された引出線の径より小さいことを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  8. 前記アーム部は、溝部を有し、
    前記ヒューズ電線が、前記溝部に収容されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  9. 前記ヒューズ電線が前記溝部に収容された状態で、前記溝部の開口を覆う覆い部を有することを特徴とする請求項8に記載のスピーカ装置。
  10. 前記ヒューズ電線が前記溝部に収容された状態で、前記溝部には充填剤が充填されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のスピーカ装置。
  11. 前記溝部は、前記アーム部において前記振動板が位置する側とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項8〜請求項10のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  12. 前記アーム部は突起部を有し、
    前記ヒューズ電線は前記突起部の周面に接触した状態で前記ヒューズ電線の一部が湾曲されていることを特徴とする請求項1〜請求項11のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  13. 前記アーム部は突起部を有し、
    前記ヒューズ電線は前記突起部に巻き付いていることを特徴とする請求項1〜請求項11のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  14. 前記第1周部及び前記第2周部の間に位置する支持板を備え、
    前記支持板は、前記ヒューズ電線の両端部それぞれに電気的に接続される接続部を有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  15. 前記ヒューズ電線と重なる位置に、当該支持板を貫通するスリット、または凹溝が形成されていることを特徴とする請求項14に記載のスピーカ装置。
  16. 前記ヒューズ電線は、前記支持板の一方の面に対して、湾曲して設けられていることを特徴とする請求項14または15に記載のスピーカ装置。
  17. 前記アーム部は、溝部を有し、
    前記ヒューズ電線が前記溝部に収容され、前記支持板により、前記溝部の開口が覆われていることを特徴とする請求項14〜請求項16のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  18. ケースを備え、
    前記支持板には、前記接続部に電気的に接続される複数の第2接続部が形成され、
    前記ケースの内部において、前記ヒューズ電線の両端部それぞれが、前記接続部に電気的に接続され、
    前記ケースの外部において、前記複数の第2接続部のうち一方が前記第2周部に位置する端子に電気的に接続され、かつ他方が前記ボイスコイルから引出された引出線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項14〜請求項17のうち何れか一項に記載のスピーカ装置。
  19. 前記端子が複数設けられ、
    前記第1周部及び前記第2周部の間に位置する端子支持板と、
    前記端子支持板の少なくとも一部を覆うケースと、を備え、
    前記ヒューズ電線が前記ケースの内部に位置した状態で、前記ヒューズ電線の両端部それぞれが、前記複数の端子に電気的に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
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