JP7537325B2 - スピーカ - Google Patents
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Description
本発明は、スピーカに関し、特に、電線が通過可能な孔を有する振動板を備えるスピーカに関する。
特許文献1に開示のスピーカは、2つの錦糸線固定位置が配置された振動板を備える。2つの錦糸線固定位置は、それぞれ、振動板の中心から異なる位置に配置されている。具体的には、2つの錦糸線固定位置には、2つの孔がそれぞれ設けられている。2本の錦糸線は、2つの孔をそれぞれ通過させることによって、2つの錦糸線固定位置にそれぞれ固定されている。また、振動板における2つの錦糸線固定位置の部位は、半田や錦糸線の重量を支えている。
このようなスピーカでは、2つの錦糸線固定位置又はその近傍において、接着剤を2本の錦糸線及び振動板に塗布して接着させることが多い。このような場合、接着剤の重みが振動板にかかり振動板の振動を阻害することによって、音質が低下するおそれがあった。
本発明は、上述した課題に鑑み、音質が低下するおそれを抑制することのできるスピーカを提供することを目的とする。
本実施形態に係るスピーカは、
ボイスコイルと、
前記ボイスコイルが巻き回されたボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルボビンと接着されるネック部を有する振動板と、
外部接続用端子と前記ボイスコイルとを電気的に接続する絶縁電線と、を備え、
前記絶縁電線は、少なくとも前記外部接続用端子と前記振動板との間において互いに絶縁された複数の電線から構成され、
前記振動板は、前記絶縁電線が挿通可能な単一の孔と、前記単一の孔から前記ネック部までにおいて前記絶縁電線を接着する電線接着部と、を有する。
ボイスコイルと、
前記ボイスコイルが巻き回されたボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルボビンと接着されるネック部を有する振動板と、
外部接続用端子と前記ボイスコイルとを電気的に接続する絶縁電線と、を備え、
前記絶縁電線は、少なくとも前記外部接続用端子と前記振動板との間において互いに絶縁された複数の電線から構成され、
前記振動板は、前記絶縁電線が挿通可能な単一の孔と、前記単一の孔から前記ネック部までにおいて前記絶縁電線を接着する電線接着部と、を有する。
本実施形態によれば、音質が低下するおそれを抑制することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示したXYZ座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、Z軸プラス向きが鉛直上向きまたはスピーカ100の放音方向であり、XY平面が水平面またはスピーカ100の径方向と平行な面であり、図面間で共通である。また、説明の便宜上、図面において本実施の形態にかかるスピーカは上方を向いているが、特に限定されず、どのような方向に向いてもよい。
(実施の形態1)
図1及び図2を参照して実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1にかかるスピーカの一構成例を示す断面図である。図2は、図1に示すスピーカの一構成例の要部を示す上面図である。
図1及び図2を参照して実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1にかかるスピーカの一構成例を示す断面図である。図2は、図1に示すスピーカの一構成例の要部を示す上面図である。
図1に示すように、スピーカ100は、ダンパ10と、第1のフレーム11と、第2のフレーム12と、ボイスコイルボビン13と、振動板15と、エッジ16と、磁気回路装置18と、ボイスコイル19とを含む。
第1のフレーム11は、円錐筒状体であり、また、第2のフレーム12は、中央近傍に孔を有する皿状体である。第1のフレーム11と第2のフレーム12とは、互いに接合又は一体化しており、椀状体となる。第1のフレーム11の内壁面には、外部接続用端子31が設けられている。外部接続用端子31は、絶縁電線30を介して、ボイスコイル19に電気的に接続されている。絶縁電線30は、複数の電線から構成される。当該複数の電線は、外部接続用端子31と振動板15との間において、互いに絶縁されていればよく、当該複数の電線を互いに絶縁するための手段は特に限定されない。当該複数の電線がそれぞれ絶縁膜に被覆されたり、当該複数の電線同士の間に絶縁体を設けたりしてもよい。図2に示す絶縁電線30の一例は、電線301と、電線302とから構成され、これら複数の電線がそれぞれに絶縁膜に被覆されている。
エッジ16は、一例として、スピーカ100の正面から視て環状部材であり、スピーカ100のZ軸断面において、スピーカ100の前方に向かって張り出す形状を有する。ここで、スピーカ100の前方は、スピーカ100により発生させる音の放音方向であり、図1では、Z軸方向プラス側である。エッジ16は、第1のフレーム11の外側端部に沿って設置される。
振動板15は、一例として、接合又は一体化した第1のフレーム11と第2のフレーム12との内側に配置されて、エッジ16の内側端部に接続される円錐筒状体である。振動板15は、エッジ16を介して、第1のフレーム11に支持される。振動板15は、一例として、スピーカ100の正面から視て環状体である。振動板15は、例えば、樹脂、紙、金属などの材料からなる。振動板15は、導電性を有してもよい。振動板15は、単一の孔15aと、内周側縁部15bと、外周側縁部15cとを有する。単一の孔15aは、振動板15におけるボイスコイルボビン13側端部とエッジ16側端部との間に設けられていればよい。単一の孔15aは、例えば、振動板15の中腹に設けられている。
ダンパ10は、第2のフレーム12の内側に配置され、ダンパ10の外周側縁部が第2のフレーム12に貼り付けられる。
ボイスコイルボビン13は、円筒状体であり、例えば、樹脂、金属、紙単体やこれらの複合材料からなる。ボイスコイルボビン13は、第1のフレーム11と第2のフレーム12との内側に配置されている。ボイスコイルボビン13は、振動板15の内周側縁部15b(図3参照)と接着する。振動板15においてボイスコイルボビン13と接着する部位である接着部及び振動板15の内周側縁部15bを、ネック部14と称する。ネック部14は、言い換えると、ボイスコイルボビン13と接着する部位である接着部を含む、振動板15における内周側の部位である。ボイスコイルボビン13は、スピーカ前後方向に移動可能に、ダンパ10を介して第2のフレーム12に支持される。ダンパ10の内周側縁部10a、リード線20の一部、ボイスコイルボビン13の一部、及び振動板15の一部は、接着剤42によって互いに接着する。
ボイスコイル19は、導線をボイスコイルボビン13の後部の外周面に巻き回すことによって形成されるコイルである。ボイスコイル19は、ヨーク181に接触させないようにボイスコイルボビン13の後部の外周面に配置される。ボイスコイル19は、コイルの先端から延びるリード線20を有しており、リード線20から絶縁電線30及び外部接続用端子31を介してアンプ(図示略)等に電気的に接続されており、アンプ等から電気信号を供給される。
(詳細構造)
次に、図2及び図3を参照して、絶縁電線30及びその近傍の構成の詳細について説明する。図2は、実施形態1のスピーカ100におけるエッジ16、第1及び第2のフレーム11、12、ダンパ10、及び磁器回路を除外した模式図である。図3は、図2に示すスピーカの一構成例の要部を示す断面図である。
次に、図2及び図3を参照して、絶縁電線30及びその近傍の構成の詳細について説明する。図2は、実施形態1のスピーカ100におけるエッジ16、第1及び第2のフレーム11、12、ダンパ10、及び磁器回路を除外した模式図である。図3は、図2に示すスピーカの一構成例の要部を示す断面図である。
図2及び図3に示すように、絶縁電線30は、外部接続用端子31から振動板15の単一の孔15aへ延びて、振動板15の裏面(放音方向と逆となる面)から単一の孔15aを通過して振動板15の表面(放音方向となる面)にて、リード線20の先端にまで延びる。言い換えると、振動板15の単一の孔15aは、絶縁電線30を挿通可能な孔である。
絶縁電線30の電線301は、導線301aと、絶縁膜301bとを備える。導線301aは、電気伝導性を有する材料からなる線である。絶縁膜301bは、少なくとも外部接続用端子31から振動板15の単一の孔15aまで、導線301a外周面を覆うとよい。言い換えると絶縁膜301bは、振動板15の単一の孔15aからボイスコイル19のリード線20までの間において、導線301aの外周面を覆わなくともよい。これは後述するように、振動板15の単一の孔15aからボイスコイル19のリード線20までの間の絶縁電線30は振動板15に接着されることから、被覆による絶縁を必ずしも必要としないためである。また振動板15に接着される導線を被覆しないことで重量を低減し、振動板15の振動を阻害することを抑制する効果を得ることができるためである。
電線301の一端と、ボイスコイル19のリード線20の先端とは半田付けによって接合されている。半田付け部41は、単一の孔15aとネック部14との間に、電線301の一端とリード線20の先端とにおいて形成されている。半田付け部41は、振動板15におけるスピーカ100の放音方向(ここでは、Z軸プラス側)表面上に配置されていることが好ましい。絶縁電線30とボイスコイル19のリード線20とを振動板15の放音方向表面で接続することにより、振動板15の放音方向裏面に接続絶縁用のスペースが不要となる。そのため、薄型スピーカであっても、振動板の深さを確保することができ、音質向上を図ることができる。この深い振動板は、例えば、内周側縁部15bが外周側縁部15cよりスピーカの後方において後退した形状を有する振動板15の一例である。
絶縁電線30の電線302は、電線301と同様の構成を備え、電線301と同様に、外部接続用端子31やリード線20に電気的に接続されている。
電線接着部40は、半田付け部41、絶縁電線30を、振動板15に接着する。具体的には、電線接着部40は、単一の孔15aからネック部14までにおいて絶縁電線30を振動板15に接着する。電線接着部40は、スピーカ100において1箇所のみに設けられ、その面積を少なくすることが好ましい。電線接着部40は、接着材を、半田付け部41及び絶縁電線30を接着するように振動板15に塗布して形成される。絶縁電線30を構成する電線301と電線302は、電線接着部40を介して互いに離隔されており、絶縁されている。電線接着部40は、合わせてリード線20を振動板15に接着してもよい。
(スピーカの動作)
次に、スピーカの動作について説明する。
再び図1を参照する。スピーカ100に音を発生させるための電気信号をボイスコイル19に供給する。すると、ボイスコイル19が、磁気回路装置18による磁束Φ3によって、放音軸方向に電気信号に応じたローレンツ力を発生させ、ボイスコイルボビン13が、ボイスコイル19からの力を受けてスピーカ100の放音方向前後(ここで、Z方向、-Z方向)に動く。ボイスコイルボビン13の動作に伴って、振動板15が振動し、振動板15の周辺の空気を振動させ、音が発生する。
次に、スピーカの動作について説明する。
再び図1を参照する。スピーカ100に音を発生させるための電気信号をボイスコイル19に供給する。すると、ボイスコイル19が、磁気回路装置18による磁束Φ3によって、放音軸方向に電気信号に応じたローレンツ力を発生させ、ボイスコイルボビン13が、ボイスコイル19からの力を受けてスピーカ100の放音方向前後(ここで、Z方向、-Z方向)に動く。ボイスコイルボビン13の動作に伴って、振動板15が振動し、振動板15の周辺の空気を振動させ、音が発生する。
スピーカ100では、電線接着部40が1箇所のみに設けられている。これによって、電線接着部40の重みによる振動板15の振動への阻害が少ない。また、電線接着部40と振動板15とを合わせた部分全体の面積を低減させており、電線接着部40にかかる重量の軽量化を図ることができる。これらによって、振動板15の振動の阻害要因を抑制し、スピーカ100の音質が低下するおそれを抑制することができる。
また、振動板15が導電性を有する場合にはスピーカ100の表面において、電線301、電線302、及び振動板15を電線接着部40を介して互いに離隔することで、振動板15と絶縁電線30との電気的接続を抑制することができる。互いに絶縁された電線301と電線302からなる絶縁電線を、さらに振動板15と互いに絶縁してもよい。
(第1の一変形例)
次に、図4~6を参照して、図1に示すスピーカ100の一変形例について説明する。当該スピーカ100の一変形例であるスピーカ100aは、半田付け部の位置を除いて、図1に示すスピーカ100と同じ構成を備える。
次に、図4~6を参照して、図1に示すスピーカ100の一変形例について説明する。当該スピーカ100の一変形例であるスピーカ100aは、半田付け部の位置を除いて、図1に示すスピーカ100と同じ構成を備える。
ここで、半田付け部41の位置の、スピーカ100の動作に対する影響について述べる。図4に示すように、半田付け部41は、振動板15の中腹に位置する場合がある。このような場合、半田付け部41は、振動板15の中腹に支持され、振動板15の中腹は、半田付け部41が振動板15に比べ大きい質量を有することから、半田付け部41の重みによる重力F1(図4においては、放音方向と逆方向の力)の影響をよく受ける。重力F1が振動板15の中腹にかかることによって、ボイスコイルボビン13及び振動板15の放音方向への振動に対する、モーメントM2がネック部14に発生する。モーメントM2がボイスコイル19をスピーカ100の外側(ここでは、X軸方向マイナス側)に傾斜させ、ボイスコイル19は軸Z2から、角度γ傾斜した軸P19に沿う。磁気回路装置18による磁束Φ3に対するボイスコイル19の姿勢が変化することで、当該変化が振動板15の振動の阻害要因となり、音質が低下するおそれがある。
図5に示すように、半田付け部41aが電線301の一端とリード線20の先端とにおいて形成されている。電線301とボイスコイル19とは、半田付け部41aによって、電気的に接続される。また、電線302とボイスコイル19とは、半田付け部41aによって、接合接続される。半田付け部41aは、振動板15におけるスピーカ100aの放音方向(ここでは、Z軸プラス側)表面上において、ネック部14に配置されている。ボイスコイル19と絶縁電線30とは、ネック部14における振動板15側において、電気的に接続される。半田付け部41aは、ネック部14のうち、振動板15とボイスコイルボビン13との接続部により近く、ボイスコイルボビン13近傍にあることが好ましい。
ここで、半田付け部41aの位置の、スピーカ100aの動作に対する影響について述べる。
図5に示すように、半田付け部41aは、振動板15における内周側縁部であるネック部14に位置する。半田付け部41aは、振動板15における内周側縁部に支持され、振動板15における内周側縁部は、半田付け部41aの重みによる重力F2を受ける。重力F2が振動板15における内周側縁部にかかることによって、生じるモーメントを、図4におけるモーメントM2より小さくすることができる。このため、磁気回路装置18による磁束Φ3に対するボイスコイル19の姿勢に与える影響を低減でき、当該影響が振動板15の振動の阻害要因となって音質が低下するおそれを、さらに抑制することができる。
図5に示すように、半田付け部41aは、振動板15における内周側縁部であるネック部14に位置する。半田付け部41aは、振動板15における内周側縁部に支持され、振動板15における内周側縁部は、半田付け部41aの重みによる重力F2を受ける。重力F2が振動板15における内周側縁部にかかることによって、生じるモーメントを、図4におけるモーメントM2より小さくすることができる。このため、磁気回路装置18による磁束Φ3に対するボイスコイル19の姿勢に与える影響を低減でき、当該影響が振動板15の振動の阻害要因となって音質が低下するおそれを、さらに抑制することができる。
また、ボイスコイル19と絶縁電線30とは、ネック部14において、半田付けにより接合される。言い換えると、振動板15上にボイスコイル19のリード線20を這わせるのではなく、振動板15上に這うのは絶縁電線30である。よって、例えば入力される電気信号が直流成分を有することなどによってリード線20が大量の熱を発生しても、リード線20と振動板15とが接触しておらず、振動板と接触または隣接するする絶縁電線30は耐熱性が高いため、リード線20から振動板15への伝熱を抑制し、振動板15が熱による影響を受ける可能性を低減することができる。またこのとき、スピーカ100と同様に、絶縁膜301bは、振動板15の単一の孔15aからボイスコイル19のリード線20までの間において、導線301aの外周面を覆わなくともよい。導線を被覆しないことで重量を低減し、振動板15の振動を阻害することを抑制する効果を得ることができる。
(第2の一変形例)
次に、図7を参照して、図1に示すスピーカ100の一変形例について説明する。当該スピーカ100の一変形例であるスピーカ100bは、振動板を除いて、図1に示すスピーカ100と同じ構成を備える。
次に、図7を参照して、図1に示すスピーカ100の一変形例について説明する。当該スピーカ100の一変形例であるスピーカ100bは、振動板を除いて、図1に示すスピーカ100と同じ構成を備える。
スピーカ100bは、図1~3に示す振動板15ではなく、図7に示す振動板215を備える。振動板215の表面215dは、所定の曲率Rで曲がっており、スピーカ100bの放音方向(ここでは、Z軸方向プラス側)に張り出す。振動板215は、略円筒状に形成される単一の孔215aを備える。単一の孔215aは、パンチを用いて形成してもよい。表面215dと単一の孔215aの軸P1との交差する点における接平面T1がある。軸P1は、接平面T1における法線V1に対して振動板215表面側においてスピーカ径方向中心側(ここでは、Z軸マイナス側)に傾斜する。より詳しくは、振動板215表面側において、法線V1と接平面T1の成す角α(90度)に対し、軸P1は角β分だけスピーカ径方向中心側に傾斜する。また軸P1の軸方向は、単一の孔215aと上述した半田付け部41aとを結ぶ向きであることが好ましい。
以上より、単一の孔215aの軸P1は、図7に示すように法線V1に対して、スピーカ径方向中心側(ここでは、Z軸マイナス側)に傾斜する。このため、絶縁電線30を単一の孔215aに挿通させる際に、絶縁電線30が振動板215に接触する部位は絶縁電線30の配線方向に沿って傾斜することから、図1-図3に示す絶縁電線30を振動板215の表面に滑らかに這わすことができ、振動の阻害要因となる電線接着部面積をより低減させ、音質向上を図ることができる。また、絶縁電線30の取り付けが容易である。さらに、絶縁電線30の短縮化を図ることができる。軸P1の軸方向が単一の孔215aと上述した半田付け部41aとを結ぶ向きである場合、絶縁電線30を振動板215の表面にさらに滑らかに這わすことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100、100a、100b スピーカ
4 接着材
10 ダンパ 10a 内周側縁部
11 第1のフレーム 12 第1のフレーム
13 ボイスコイルボビン 14 ネック部
15、215 振動板 15a、215a 単一の孔
15b 内周側縁部 15c 外周側縁部
16 エッジ
18 磁気回路装置 181 ヨーク
19 ボイスコイル 20 リード線
30 絶縁電線
301、302 電線
301a 導線 301b 絶縁膜
31 外部接続用端子
40 電線接着部 41、41a 半田付け部
42 接着剤
F1、F2 重力 M2 モーメント
Φ3 磁束
P1 軸 T1 接平面
V1 法線 α、β 角度
4 接着材
10 ダンパ 10a 内周側縁部
11 第1のフレーム 12 第1のフレーム
13 ボイスコイルボビン 14 ネック部
15、215 振動板 15a、215a 単一の孔
15b 内周側縁部 15c 外周側縁部
16 エッジ
18 磁気回路装置 181 ヨーク
19 ボイスコイル 20 リード線
30 絶縁電線
301、302 電線
301a 導線 301b 絶縁膜
31 外部接続用端子
40 電線接着部 41、41a 半田付け部
42 接着剤
F1、F2 重力 M2 モーメント
Φ3 磁束
P1 軸 T1 接平面
V1 法線 α、β 角度
Claims (4)
- ボイスコイルと、
前記ボイスコイルが巻き回されたボイスコイルボビンと、
前記ボイスコイルボビンと接着されるネック部を有する振動板と、
外部接続用端子と前記ボイスコイルとを電気的に接続する絶縁電線と、を備え、
前記絶縁電線は、少なくとも前記外部接続用端子と前記振動板との間において互いに絶縁された複数の電線から構成され、
前記振動板は、前記絶縁電線が挿通可能な単一の孔と、前記単一の孔から前記ネック部までにおいて前記絶縁電線を接着する電線接着部と、を有する、スピーカ。 - 前記ボイスコイルと前記絶縁電線とは、前記ネック部において、半田付け部によって接合接続され、前記半田付け部は、ネック部に位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。 - 前記振動板は導電性を有し、
前記絶縁電線は、前記複数の電線及び前記振動板との間において、互いに絶縁される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ。 - 前記単一の孔の軸は、前記振動板の法線に対し、前記振動板表面側において前記スピーカ径方向中心側へ傾斜する、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のスピーカ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021042993A JP7537325B2 (ja) | 2021-03-17 | 2021-03-17 | スピーカ |
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JP2021042993A JP7537325B2 (ja) | 2021-03-17 | 2021-03-17 | スピーカ |
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